- 更新日 2026.03.14
アフィリエイト広告とは?仕組みや出稿費用、ASPの選び方などを解説
アフィリエイト広告とは、成果報酬型のインターネット広告のこと。
「申込」「購入」「問い合わせ」「資料請求」「会員登録」など、広告を出稿する人(広告主)が事前に設定した成果を達成した件数や金額に応じて、広告費を支払う広告手法。
アフィリエイト広告に関して制作会社とのよくあるやり取り
サイトもリリースしたので、そろそろ集客のためにアフィリエイト広告を行っていきましょう!
アフィリエイト広告?広告を出すんですか?そもそもアフィリエイトって、どんな広告でしたっけ?
アフィリエイト広告は成果に対して報酬を支払う成果報酬型の広告ですよ!報酬額もこちらで決められるから低予算から始められて、費用対効果が高いんですよ。絶対取り入れた方がいいですよ!
いいですね。でも、メリットばかりでなく、デメリットもあるんじゃないでしょうか・・・?
「アフィリエイト」というものが一般にも広く知られるようになりました。
あなたもこのワード自体、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
本記事ではアフィリエイト広告のメリットやデメリット・相場・主要なサービスなどを解説していきます。
アフィリエイト広告とは?仕組みをわかりやすく解説
アフィリエイト広告とは、成果報酬型のインターネット広告のことです。「申込」「購入」「問い合わせ」「資料請求」「会員登録」など、広告を出稿する企業(広告主)が事前に設定した成果を達成した場合にのみ、広告費を報酬として支払われます。
報酬金額は広告主が自由に決められます。例えば「購入金額に対して定率〇〇%」「新規申込み1件につき〇〇円」といった設定が可能です。
アフィリエイト広告の仕組みは、「広告主」「ASP」「アフィリエイター」「ユーザー」という4者の関係性を押さえておくと理解しやすいです。
【広告主】
自社の商品やサービスを宣伝してもらうために広告を出稿し、成果が発生した分だけ報酬を支払う企業です。
【ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)】
広告主とアフィリエイターの間に入り、広告案件の提供、成果の計測、報酬の支払いなどを仲介・管理する事業者です。
【アフィリエイター】
自身のブログやWebサイト、SNSなどにASP経由で取得した広告を掲載し、自らの言葉で商品やサービスを紹介する個人や法人です。
【ユーザー(消費者)】
アフィリエイターのメディアを通じて魅力的な商品を知り、掲載された広告リンクを経由して購入や申し込みを行う一般の消費者です。
アフィリエイターの紹介を通じてユーザーがアクションを起こし、ASPを通じて広告主から成果に応じた報酬が支払われるという流れです。アフィリエイト広告の全体像をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
他のWeb広告(リスティング広告等)との違い
アフィリエイト広告の特徴として、成果報酬型である点が挙げられます。
「リスティング広告(検索連動型広告)」や「ディスプレイ広告」といったWeb広告は、広告がクリックされたり表示されたりした段階で費用が発生します。
一方でアフィリエイト広告は「購入」や「申込み」といった具体的な成果が発生して初めて費用が発生するため、無駄なコストを抑えやすいです。
主なWeb広告との違いを表にまとめました。
|
広告手法 |
課金方式 |
メリット |
デメリット・リスク |
|
アフィリエイト広告 |
成果発生時のみ課金 |
無駄な広告費を抑えられる |
意図しないサイトに掲載されるリスク |
|
リスティング広告 |
クリックされると課金 |
顕在層(今すぐ客)にアプローチ可能 |
競合が多いと費用がかさむ |
|
ディスプレイ広告 |
表示回数などで課金 |
潜在層へ広くアプローチ可能 |
直接的な成果には繋がりにくい場合がある |
このように、アフィリエイト広告は「認知」よりも「顧客」の獲得に強く、広告費の掛け捨てリスクが低いのが特徴です。リスクを抑えてWeb集客を始めたい場合や、CPA(獲得単価)を重視する場合におすすめです。
アフィリエイト広告の課金方式・主な成果設定
アフィリエイト広告を利用する場合、必ず「何を報酬の発生条件とするか」を明確にしなければなりません。
アフィリエイト広告では、報酬の発生条件を満たしたときに、アフィリエイターへの報酬支払いが発生します。主な報酬の発生条件としては、以下の3つが挙げられます。
- 契約成立(商品購入やサービス利用の申し込み)
- 資料請求
- 会員登録
自社のビジネスモデルや目的に合わせて、柔軟に報酬の発生条件を設定しましょう。
アフィリエイト広告を出稿するメリット・デメリット
アフィリエイト広告の出稿は、企業(広告主)にとってメリットがある反面、注意すべきデメリットも存在します。アフィリエイト広告の導入を成功させるためにも、メリットとデメリットを事前に把握しておきましょう。
アフィリエイト広告のメリット
アフィリエイト広告の主なメリットとして、以下の点が挙げられます。
- 初期費用・固定費のリスクが低く、費用対効果が高い
- 様々な媒体に紹介されることで認知拡大に繋がる
- 第三者目線での高いPR効果が期待できる
特筆すべきメリットは、成果が上がったときだけ広告費が発生する点です。初期費用や固定費のかけ捨てといったリスクが低く、低予算でも高い費用対効果が期待できます。
またアフィリエイターが運営するブログなど、多様なWeb媒体に広告が掲載されるため、自社だけでは届かない層へも商品の認知が広がります。
さらに企業からの直接的な宣伝ではなく、アフィリエイターという「第三者の目線」で商品やサービスの魅力がレビューされるため、ユーザーへの説得力が増し、高いPR効果を得られやすい点も魅力です。
アフィリエイト広告のデメリット
アフィリエイト広告には多くのメリットがある一方で、運用にあたって注意すべきデメリットも存在します。
- 意図しないサイトへの掲載や不適切な表現によるブランド毀損のリスク
- リスティングの指名ワードで自社広告とバッティングすることがある
アフィリエイト広告は様々な媒体に掲載されるため、意図しないサイトへの掲載や不適切な表現が行われてしまうリスクがあります。
また、アフィリエイターが自身の運営するブログにユーザーを集めるために、自社名や商品名などの「指名ワード」でリスティング広告を運用してしまい、意図せず広告枠を奪い合ってしまうリスクもあります。
アフィリエイト広告に向いている自社商材の特徴
アフィリエイト広告には、相性の良い商材とそうでない商材があります。
まず、ユーザーの「悩みを解決したい」という明確な検索意図に応えられる商材が向いています。ダイエット食品やエステ、育毛剤などの「コンプレックス商材」は、人に直接相談しにくいためインターネットで検索されやすく、アフィリエイターの体験談やレビュー記事と相性が良いです。
また「LTV(顧客生涯価値)が高い商材」や「利益率が高い商材」もおすすめです。例えば、定期購入が前提の健康食品や基礎化粧品、あるいは利益率の高いITツールやWebサービスなどです。これらの商材は、アフィリエイターに対して高い成果報酬を設定できるため、多くのアフィリエイターに自社商品を紹介してもらいやすくなります。
自社の商材がこれらの特徴に当てはまるか、アフィリエイト広告をはじめる前に確認してみてください。
業態別のアフィリエイト広告の相場
ここでは、アフィリエイト広告の成果報酬単価の相場を業態別に簡単にまとめていきます。
※あくまでも目安です。参考値としてご覧ください。
会員登録サイト・オンラインゲーム
登録が無料の場合:150円程度
登録が有料の場合:月額利用料の150%程度
クレジットカード
入会金・年会費が無料の場合:1,500~5,000円程度
入会のハードルが高いもの(ゴールドやプラチナなど)の場合:10,000円以上
ファッション
ブランドのオフィシャルショップの場合:購入額の5~10%程度
モール型(複数ブランド・ショップを扱う)の場合:3~6%程度
ファストファッションの場合:20~30%程度
健康食品ダイエット食品
初回購入の場合:商品金額の100~500%程度
*定期購入必須の場合は単発購入よりも単価を高めに設定する
*商品の性質上、長期購入が見込めるため、他ジャンルよりも報酬が高額になる傾向あり
基礎化粧品コスメ
トライアルセットの新規購入の場合:商品金額の150%程度
トライアルセット以外の商品のリピート購入の場合:商品金額の10~30%程度
エステ
体験来店の場合:5,000~10,000円程度
*痩身か脱毛かで相場が異なる
*体験が有料で高額になる場合には、報酬をさらに高めに設定する
結婚
お見合いパーティ参加や安価なネット婚活入会の場合:1,000~5,000円程度
結構相談所などの有料会員を募集する場合:5,000~数万円程度
*入会金や利用料、入会条件の厳しさによって報酬を設定する
アフィリエイト広告の始め方・出稿までの流れ
実際にアフィリエイト広告を出稿して運用を始めるまでの流れを、順に解説します。
- ASPへの登録・契約
- プログラムの設定と広告素材の準備
- アフィリエイターの提携承認と運用開始
まずは、広告主とアフィリエイターを仲介するシステムである「ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)」を選定し、申し込み・契約を結びます。
次に「商品購入で〇〇円」といった成果地点や報酬単価を決定し、ASPの管理画面に登録します。
ASP上にプログラムが公開されると、広告を掲載したいアフィリエイターから提携の申請が届きます。自社のブランドイメージに合ったサイトかどうかを審査・確認して提携を承認すれば、アフィリエイターによる記事作成と広告掲載が始まり、運用がスタートします。
アフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)とは?
「ASP」とは「Affiliate Service Provider(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)」の略称で、広告を出稿したい企業(広告主)と、広告を掲載したいメディア運営者(アフィリエイター)の間に入って仲介を行う事業者のことです。
広告主がASPを利用するメリットは、膨大な数のアフィリエイターと個別に契約を結ぶ手間が省ける点です。ASPを介することで、成果の計測システムや報酬の支払い管理が一元化され、効率的に広告運用を行うことが可能になります。
自社に合ったASPの選び方
ASPによって抱えているアフィリエイターの属性や料金体系、提供されるサービス内容は大きく異なります。ASPを選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
【得意ジャンル】
美容・コスメ系に強い、金融系に強い、あるいは幅広いジャンルを網羅しているなど、ASPごとに特色があります。自社の商材と親和性の高いアフィリエイターが多く登録しているASPを選ぶことで、成果につながりやすくなります。
【固定費の有無】
アフィリエイト広告は成果報酬が基本ですが、ASPによっては初期費用や月額の固定費(システム利用料など)が発生する場合があります。一方で、固定費が完全無料のASPもありますので、自社の広告予算に合わせて選定しましょう。
【サポート体制】
専任の担当者がついて運用のアドバイスや有力アフィリエイターの紹介をしてくれるのか、あるいはシステム提供のみで基本は自社で運用(自走)するスタイルなのかを確認します。初めてアフィリエイト広告を運用する場合は、サポートが手厚いASPを選ぶと安心です。
自社に合わないASPを選んでしまうと、無駄な固定費がかかってしまったり、ターゲット層に効果的に広告が届かなかったりするリスクがあります。上記の基準をもとに複数のASPを比較し、自社の目的や運用リソースに適したパートナーを見つけることが重要です。
国内主要ASP一覧
ここでは、日本国内の主要なASPを紹介します。国内だけでも非常に多くのASPが存在します。
A8.net
運営は株式会社ファンコミュニケーションズです。
日本最大級の広告数・サイト数のASPです。
ValueCommerce
運営はバリューコマース株式会社です。
こちらもA8.netと並んで、国内最大級のASPです。
アクセストレード
運営は株式会社インタースペースです。
金融・保険・マーチャント業界に強いと言われていますが、その他ジャンルにも領域を広げてきている老舗ASPです。
afb
「afb」は、「アフィビー」と読みます。
運営は株式会社フォーイットです。
NPO法人アフィリエイトマーケティング協会が実施している調査で、利用者満足度率4年連続第一位の実績があります。
JANet
運営は株式会社アドウェイズです。
出稿費用や期間など、契約条件が相談できるため、広告費をできるだけ抑えたい場合におすすめしたいASPです。
アフィリエイトサイトの種類
アフィリエイト広告を出稿するときは、実際にどのような媒体(メディア)に自社の広告が掲載されるのか把握しておくことが重要です。
メディアごとに、集まるユーザーの属性や得意とする訴求方法が異なります。媒体の特徴を理解することで、自社商材に合った広告運用が可能です。代表的な5つのアフィリエイトサイト(メディア)の種類とその特徴を整理して解説します。
ブログ
個人または法人が運営するブログで商品やサービスを紹介し、成果獲得を狙う媒体です。
特に特定のジャンルに絞った「特化ブログ」では、運営者自身の体験に基づいたレビュー記事や比較記事が掲載されることが多くあります。読者からの共感や深い理解を得やすいため、ユーザーの購買意欲を強く引き出せるという特徴を持っています。
アドネットワーク
アドネットワークとは、ブログなどのWebサイトやSNSなど、広告を掲載できる複数の媒体を束ねたネットワークのことです。
アドネットワークを利用することで、多数のメディアへ一括してアフィリエイト広告を配信できます。個別のサイトに限定せず、インターネット上の広範なユーザーに対して一気にリーチできるため、大規模な認知拡大や効率的な成果獲得が期待できます。
メールマガジン
あらかじめ登録している読者に対して、直接的にアフィリエイト広告を配信して成果獲得を狙う媒体です。
すでに媒体や運営者に興味を持っている「メルマガ会員」というクローズドなユーザーに対して、ダイレクトに訴求できる点が特徴です。読者との間に信頼関係が構築されている場合が多いため、高い成約率が期待できます。
ポイントサイト
ユーザーが広告を経由して応募や会員登録を行うことで、独自のポイントが付与されるメディアです。
ユーザーにとって「ポイントがもらえる」という分かりやすいメリットがあるため集客力が強く、短期間で一気に多くの成果獲得を狙えるのが特徴です。
ポイントサイトの運営側は、広告主から得たアフィリエイト報酬の一部をユーザーに還元する仕組みで成り立っています。
専用法人サイト
ある特定のテーマに沿って法人が運営するWebメディアのことです。
「比較サイト」や「ランキングサイト」などが代表的で、商品やサービスを体系的に紹介し、成果獲得を狙います。個人ブログと比べて組織的な運営体制が整っているため、情報の信頼性やSEO集客力が高いのが特徴です。
アフィリエイト広告の運用代行が可能な制作会社
アフィリエイト広告は費用対効果が高い反面、アフィリエイターの提携審査や広告素材の準備など、継続的な運用には一定の手間とノウハウが必要になります。
そのため「自社に運用を回すリソースがない」「プロに任せて効率よく成果を出したい」という場合は、運用代行を行っている会社へのアウトソーシングもおすすめです。
しかしホームページ制作会社の中で、アフィリエイト広告の運用代行までセットで対応している会社は決して多くありません。Web幹事では、こうした特定の条件に合う制作会社を簡単に探せます。アフィリエイト広告の運用代行やご相談を検討中の方は、ぜひ下記のページをご参照ください。
Q. アフィリエイト広告とは?
アフィリエイト広告とは、成果報酬型のインターネット広告のことです。広告を出稿する人(広告主)が事前に設定した成果、例えば「申込」「購入」「問い合わせ」「資料請求」「会員登録」などを加味し、達成した件数や金額に応じて報酬が受け取れる仕組みです。
Q. アフィリエイト広告のメリットはなんですか?
アフィリエイト広告のメリットとして「様々な媒体に紹介されることで認知拡大に繋がる」「成果に対して広告費が発生するため費用対効果が高い」等が挙げられます。詳しくは記事をご覧ください。
この記事を書いた人
Web幹事運営事務局
ホームページ制作会社経験者を中心に構成されたWeb幹事の編集メンバーです。ホームページ制作に関する情報を、業界で培ってきたプロならではの経験とノウハウをもとに分かりやすくご紹介します。
このライターの記事一覧