- 更新日 2024.10.17
- カテゴリー ECサイト
InstagramでECサイトの集客・売上アップ具体的な活用法や事例を紹介【2024年最新版】
Instagram(インスタグラム)は、ECサイトと相性が良いといわれます。Instagramユーザーの購買意欲が高いことと、InstagramにECサイト向きの機能があるからです。ECサイトの集客や売上向上のための施策としてInstagramを活用してみたいと考えているEC事業者の方も多いのではないでしょうか。
・自社のECサイトにInstagram活用は向いているのか?
・ECサイトにおけるInstagram活用イメージを知りたい
本記事では、ECサイトにおけるInstagramの具体的な活用方法とメリット、参考になる事例、注意点を解説します。自社のECサイトでのInstagram活用について、具体的にイメージできるようになるはずです。
なお、ECサイト制作会社には、Instagram活用を含む集約・売上向上の施策支援を行っている会社もあります。Instagram活用法は分かったものの、社内に対応できる人材がいない場合は、専門家に相談してみましょう。
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InstagramをECに活用するメリット
最初にECサイトでInstagramを活用するメリットを解説します。メリットを理解すると、どう活用すればいいかも明確になるので、しっかり押さえておきましょう。
購買意欲の高い新規顧客の獲得
Instagramのユーザーは購買意欲が高く、ECサイトへの集客につなげやすいSNSだといわれます。世界各国のInstagramのアクティブユーザー4,500人を対象とした調査「Instagram Trends Research Study」では、調査対象の半数近くが毎週Instagramを使って買い物をしていることが分かりました。
また、Instagramを運営するMeta社が2019年6月7日に発表した情報によると、日本はショッピング機能※の利用が世界で最もアクティブな国のひとつとのこと。
このことから、Instagramユーザーは、Instagramの投稿経由でECを利用することに慣れていることが分かります。ユーザーの興味関心を惹く投稿ができれば、ブランドや商品の認知にとどまらず、すぐに商品の購入につながることが期待できます。
※ ショッピング機能:Instagram投稿内の商品画像に、商品購入ページへのリンクをつけられる機能。
ブランド・商品の新しい見せ方が可能
Instagramでの商品の見せ方 |
・1投稿につき複数の写真・動画を投稿 |
・#(ハッシュタグ)による検索 |
・24時間で消えるストーリーズ投稿 |
・BGMやエフェクトを簡単につけられるリール(ショート動画) |
・投稿に商品紹介のタグ・購入ページへのリンクが貼付可能なショッピング機能 |
Instagramでは、写真(画像)を中心としたブランド・商品の訴求が可能です。Instagramならではのブランド・商品の見せ方といえます。
#(ハッシュタグ)
#(ハッシュタグ)検索では、#にキーワードをつけて投稿することで、そのキーワードのついた投稿を一覧化。検索性が上がって商品を見つけられやすくなり、投稿やアカウントが発見される機会も増え「いいね」や「フォロワー」増加が期待できます。
ストーリーズ投稿
ストーリーズ投稿は、15秒以内の動画や写真を投稿できる機能。フォロワーのホーム画面上部にアイコンが表示されるため目立つことや、アンケート機能などによってフォロワーとコミュニケーションを取る機能として活用します。
リール(ショート動画)
リール(ショート動画)は、15秒~30秒の短い動画が投稿できる機能です。フォロワー以外のユーザーも投稿を見ることができます。
動画で説明することでリアリティが増すことはもちろん、いいねやシェアなどユーザーがリアクションでき、先程の# (ハッシュタグ)」検索でも表示されるメリットがあります。
ショッピング機能
Instagramのビジネスアカウントは投稿内の商品をタップすると、商品名や価格が記載されたタグが表示されるように設定できます。ユーザーが投稿を見て「気になる」「ほしい」と思った瞬間にリンク先を訪問して、商品情報や商品ページを確認できることがメリットです。
以上の投稿機能を活用することで、自社のことを知らないユーザーから自社の情報を積極的に見てくれているフォロワーまで、各段階のユーザーに情報を届けることができます。画像+テキストというシンプルな表現だけでなく、複数の画像や動画、編集などで商品や伝えたい内容に合わせた表現も可能です。
また、Instagramは、新機能が早いサイクルで登場しているので活用方法が広がっています。たとえば、Instagramではもともと、プロフィール欄以外にリンクを貼ることができませんでしたが、ショッピング機能の登場により投稿内にもリンクを貼れるようになりました。
集客施策のコスト削減
Instagramはアカウント開設も投稿も無料で利用できます。ECサイトのInstagram活用に必要なビジネスアカウントへの切り替えや、ショッピング機能の利用なども無料です。
前述の通り、ECサイトにとってInstagramは、集客施策として活用できるSNSです。集客施策の主体がWeb広告などコストがかかる手法となっている場合、Instagramを活用することで広告に頼る割合を減らすことができれば、集客施策のコスト削減にもなります。
Instagramアカウントを運用する人的リソースは必要ですが、画像で訴求できるBtoC商材で、社内に対応できるスタッフがいるなど、Instagramに向いている条件がそろっているならば、まず着手してみることをおすすめします。
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InstagramをECサイトで活用する8つの方法
ビジネスアカウントの運用
画像引用:北欧、暮らしの道具店(@hokuoh_kurashi)
Instagramには、一般ユーザー向けのアカウントの他に、以下のアカウントがあります。
・事業者向けのビジネスアカウント
・インフルエンサーなどのクリエイター向けのクリエイターアカウント
EC事業者がInstagramを活用する場合、アカウント作成後、ビジネスアカウントへ切り替えましょう。ビジネスアカウントに切り替えることで、アカウント運用に関するデータ取得やInstagramショッピング機能、広告出稿ができるようになります。これらは、ECサイトのInstagram活用に必須です。ビジネスアカウントは無料で利用できます。
なお、Instagramのビジネス向け機能には、利用にFacebookのビジネスアカウントが必要なものがあります。アカウントを持っていない場合はあわせて取得しましょう。
ビジネスアカウントでできること
Instagramのビジネスアカウントでは、以下のデータを取得できます。これらのデータを見ることで、アカウントや投稿に対するユーザーの反応を詳しく分析できます。そこから、ECサイトの集客に効果が出ているのか、効果が出ていない場合はどこを改善すれば良いのかを知ることができます。
・投稿を閲覧したアカウント数
・過去1週間の投稿が表示された回数
・プロフィールへのアクセス数
・Webサイトのタップ数
・「いいね!」やシェアなどユーザーの反応の推移
・フォロワーの増加追跡・推移グラフ
・フォロワーの利用者層・最もアクティブな時間帯
また、Instagramショッピング機能による販売促進、ターゲティング広告による集客も可能です。
ビジネスアカウントに切り替える方法
ビジネスアカウントへの切り替えは、プロフィール右上にあるMenuの【設定>アカウント>プロアカウントに切り替える】から行います。ここで、自社のビジネスに当てはまるカテゴリを選択すると、ビジネスアカウントを作成できます。
Instagramのビジネスアカウントには、Facebookページを1つリンクできます。InstagramとFacebookはいずれもMeta社によるSNSであり、管理機能に共通する部分があります。Facebookページをリンクすることで、ビジネス向けの各機能が利用しやすくなります。
投稿で反応やフォロワーを増やす
画像引用:BAYCREW'S GROUP|ベイクルーズ (@baycrews)
Instagramは画像が重視されるSNSです。写真・動画いずれも投稿できます。ターゲットとするユーザーにリーチできるような投稿を行い、フォロワー獲得を目指しましょう。
通常の投稿である「フィード投稿」においては、投稿の反応やフォロワーを増やすために、以下のような方法があります。
・商品の使用シーンをイメージさせる
・投稿全体でブランドイメージを表現する
・よく使われているハッシュタグをつける
・写真・動画をひとつの投稿に複数つける
・フォロワーが多い、反応が良い競合他社の投稿を参考にする
ECサイトのInstagramでは、商品の使用シーンやブランドイメージを表現する投稿が一般的です。ECサイトのコンテンツ作成時に一緒にInstagram用の写真・動画を撮ったり、各部署のスタッフから写真・動画を募ったりすることで、投稿用の素材を集めやすくなります。
また、アカウントを訪れて投稿全体を見たときに、ブランドイメージが統一されていることも重要です。そのアカウントがどのようなアカウントなのかが一目で分かると、ブランドに興味関心を持ったユーザーにフォローしてもらいやすくなります。
ハッシュタグの活用も重要
画像とあわせて重要なのが、ハッシュタグ。Instagramでの情報検索は、ハッシュタグが主流です。ターゲットとするユーザーがどのようなハッシュタグを使っているかを調べ、活用しましょう。
Instagramでのユーザーの反応には、「いいね」や「コメント」「保存」があります。
これらユーザーからの反応を増やすことで、類似したユーザーへのおすすめに表示される効果が期待できます。
ユーザーとのコミュニケーションや、投稿の閲覧時間も表示に影響しています。Instagramのフィード投稿では、10個までの写真・動画をひとつの投稿としてシェア可能。複数の写真・動画をひとつの投稿にすることで、閲覧時間を長くすることが期待できます。
どういった投稿がユーザーの反応が良いのかを探るなかで、自社のジャンルに関する人気の投稿や競合の投稿なども参考になります。自社でも実践できる点は積極的に取り入れましょう。
既存顧客にもフォローしてもらおう
フォロワーを増やす第一段階として、既存顧客に対してアカウントのフォローを促しましょう。Instagramを利用している顧客であれば、フォローしてもらうことで接触頻度が増え、顧客育成やリピートにつながります。また、一定のフォロワーがいるアカウントは、そのアカウントやブランド・商品を知らないユーザーから見たときの信頼度が増します。
ストーリーズでユーザーとの接触頻度を上げる
画像引用:ユニクロ公式 (@uniqlo_jp)
ストーリーズは24時間限定で公開される写真・動画投稿です。ストーリーズが公開中は、そのアカウントのアイコンをタップすると閲覧できます。フォロワーのタイムライン上部にも、ストーリーズ公開中のアカウントのアイコンが表示されます。
ストーリーズは、キャンペーン情報や限定品の販売など、期間限定の情報を投稿したいときにも役立ちます。なお、ストーリーズへの投稿を「ストーリーズハイライト」に追加することで、投稿から24時間経っても消えずに残るよう設定可能です。
アンケート機能も活用しよう
画像引用:花王(Kao Corporation) (@kao_official_jp)
ストーリーズでは上の画像のように、ユーザーへの質問やアンケートを獲ることができます。普段、接点を持ちにくいユーザーとのコミュニケーションや、ニーズや満足度の調査などに活用しましょう。商品やサービス、企業に親近感を持ってくれやすくなります。
Instagramショッピング機能でECサイトに連携
Instagramの個人アカウントは、プロフィール以外にリンクを貼ることができません。しかし、ビジネスアカウントは、ショッピング機能により投稿にリンク貼付が可能です。この機能により、Instagramの投稿からECサイトへ効果的に集客ができます。
画像引用:ハンドメイドマーケットminne(ミンネ) (@minne_official)
ショッピング機能では、上画像のように、フィード投稿内の商品をタップすると、商品名や価格が記載されたタグが表示されるように設定できます。このタグにリンク貼付が可能です。これにより、ユーザーが投稿を見て「気になる」「ほしい」と思った瞬間にリンク先を訪問して、商品情報や商品ページを確認できます。
画像引用:ハンドメイドマーケットminne(ミンネ) (@minne_official)
また、ショッピング機能では、アカウント内に「ショップ」ページを作成します。ショップページでは、カタログを作成して商品を掲載、販売サイトへ誘導できます。
上画像は、ショッピング機能が日本に導入された際のテストパートナーの一社、GMOペパボ株式会社のアカウント「minne (@minne_official)」です。
ショップを作成すると、プロフィールに「ショップを見る」という項目が表示され(上画像赤枠箇所)、そこからショップページに移動できます。
設定方法
Instagramショッピング機能は、以下条件を満たすアカウントが利用できます。
・商品がコマースポリシーに準拠している
・Webサイトのドメインを所有している
・所在地がInstagramショッピングを利用できる地域である(日本は対象)
・ビジネスアカウントorクリエイターアカウントで、Facebookページにリンクしている
・Facebookのビジネスマネージャ※アカウントを保有している
※ ビジネスマネージャ:Facebookを使ったビジネス全体のマーケティング活動を統合できる無料の機能。
Instagramショッピング機能の設定は、基本的に「コマースマネージャ」というFacebook・Instagramでのカタログと販売を管理するプラットフォームで行います。また、BASE・EC-Cubeなど一部のECプラットフォームでは、コマースマネージャを経由せずカタログ作成をサポートしています。
コマースマネージャで以下の項目を設定すると、Instagramの審査を経てショップを作成、ショッピング機能を利用できます。
・チェックアウト方法:Webサイト(ECサイト)/ダイレクトメッセージ
・ショップ開設場所:Instagram・Facebookのいずれか、または両方
・既存の商品カタログにリンクするか、新しい商品カタログを作成
ライブ配信機能でライブコマース
Instagramではライブ配信が可能です。ライブ配信中は、視聴者がコメントや質問を投稿できます。無料で簡単に利用でき、双方向のコミュニケーションがとれるため、ECサイトがライブ配信により商品を販売する「ライブコマース」のツールとしても注目されています。
ショッピング機能を利用していれば、ライブ配信中に商品をタグ付けすることも可能です。ライブ配信開始前に商品を選択しておくことで、ライブ配信中に1商品ずつ画面に固定できます。視聴者は、固定されている商品について、ライブ配信中でもショップで詳細を確認したり、購入ページに進んだりできます。
ライブ配信はアーカイブに残すことができ、配信後もコンテンツとして利用できます。
ユーザー投稿の活用
ECサイトでInstagramを活用する場合、自分たちで発信する情報だけでなく、自社のブランド・商品について投稿しているユーザーの存在も確認しましょう。
SNSでのユーザーの投稿は、「UGC(User Generated Content)」と呼ばれ、Webマーケティングにおいて重視されています。企業の投稿は宣伝のためと見られがちですが、一般ユーザーの投稿はリアルな声として他のユーザーに信頼されやすく、企業にとっても参考になります。
ユーザーの許可を取る必要はありますが、UGCを自社のコンテンツとして活用することもできます。よくある活用法が、指定ハッシュタグでユーザーの投稿を集め、それをECサイトのコンテンツに活用する方法です。
画像引用:貴和製作所 オンラインストア
上画像は、ハンドメイドアクセサリーのパーツを扱う「貴和製作所」のオンラインストアで、「#貴和製作所」をつけて投稿されたハンドメイド作品が掲載されています。
ユーザーと積極的に交流していく方針であれば、自社のブランド・商品についての投稿に「いいね」を押すことも、ユーザーとの関係性を築いていくためのひとつの方法です。
インフルエンサーの活用
画像引用:canna(@canna_juju)
ユーザーからの認知度を一気に上げる方法が、インフルエンサー(特にSNS上で多くのフォロワーを持ち、大きな影響力を持つ人のこと)の起用です。宣伝色は出てしまいますが、企業の投稿よりもユーザー目線に近く、多くのユーザーの目に留まることが期待できます。
企業がインフルエンサーを起用した事例には、基本的に「#pr」といったプロモーションを表すハッシュタグがつけられています。投稿のテキストで「@○○」と企業アカウントを入れることで、その企業のアカウントへ誘導できます。
また、インフルエンサー側と企業側の双方で、インフルエンサーのアイコンの横に「○○とのタイアップ投稿」というタグをつける設定をすることで、そこから企業アカウントへ誘導することも可能です。
インフルエンサーの起用では、インフルエンサーの知名度やフォロワー数ももちろん重要ですが、自社のブランド・商品と親和性のある人物であることがとても重要です。選定に不安がある場合は、インフルエンサーが多数登録しているキャスティング会社やプラットフォームの利用をおすすめします。
Instagram広告の運用
画像引用:BASE FOOD(ベースフード)(@vasefood_tokyo)の広告
Instagram広告では、投稿を利用して広告を出すことができます。また、ショップ掲載商品を広告として打ち出すこともできます。
広告を活用することで、フォロワー以外にも投稿や商品を見てもらう機会を作ることができ、短期間での認知度向上や集客効果が期待できます。
広告出稿の予算が確保できる場合は検討してみましょう。
Instagram広告は、広告マネージャで管理します。広告マネージャでは、Facebook広告なども一括管理します。Instagram広告の特徴が、ターゲットを詳しく設定できる点です。以下3種類のオーディエンス選択により、リーチしたいユーザーの条件を細かく設定できます。
・コアオーディエンス:年齢、興味・関心、地域などの条件で指定
・カスタムオーディエンス:ビジネスに対してアクションを実行した利用者に再度リーチ
・類似オーディエンス:優良顧客と共通の興味・関心を持つ利用者に新たにリーチ
参考:Ads Management for Facebook, Instagram | Meta for Business
Instagram活用が向いているECサイトとは?
アパレルなど写真映えするBtoC商材
Instagramは、写真(画像)でユーザーの興味関心を惹くSNSです。一言でいえば「映える」画像を作成できるBtoC商材を扱うECサイトが向いています。
具体的なジャンルには、アパレルや雑貨、家具、食品があげられます。ECサイトへの集客・購入につなげるためには、ただきれいな画像ではなく、ユーザーが商品の使用シーンを想像しやすく、自分の生活に取り入れたいと思わせる画像が必要です。
Instagramの運用を外注する場合も、素材となる画像は自社で用意するか、画像を作成するための商品などを提供する必要があります。
10~30代のユーザーが多い
SNSは若い世代の利用率が高い傾向にあります。参考になるデータとして、総務省による「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」があります。
この調査報告書」によると、Instagramの利用率がもっとも高いのは20代(64.0%)で、次いで10代(63.4%)、30代(48.6%)となっています。このことから、20代を中心とした若い世代のユーザー向けの商材の、Instagramでの集客効果が期待できます。
また、Instagramというと女性ユーザーが多い印象があるかもしれませんが、2019年6月7日にMeta社が発表したデータによると、日本での利用者は男性が43%、女性が57%と多様化しているようです。女性向けの商材だけでなく、男性向けの商材を扱うECサイトでも、Instagramの集客効果が期待できます。
自社の商品・ブランドについて投稿がある
Instagramを活用するにあたって、自社の商品名やブランド名、関連するハッシュタグで、自社の商品やブランドについて投稿しているユーザーがいないか検索してみましょう。
もし、自社の商品やブランドについて投稿してくれているユーザーがすでにいれば、Instagramとの親和性は高いはずです。そういった投稿やユーザーをチェックすることで、Instagramで反応の良い投稿を探ることができます。また、そういった投稿にいいね!をすることで、フォロワーを増やせる可能性があります
ECサイトの活用法は分かったものの、自社だけで対応するのは不安だという場合、専門知識を持つ外部パートナーに相談してみるのもひとつの方法です。専門家に相談してみたいという場合は、お気軽にお問い合わせください。
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Instagram活用に成功しているECサイトの事例
ECサイトのInstagram活用方法は、取り扱う商材によっても違いが出ます。ここでは、Instagramでユーザーニーズの高い、アパレル・日用品・食品について、それぞれInstagramをうまく活用しているECサイトのアカウントを紹介します。
ベイクルーズ(アパレル)
画像出典:BAYCREW'S GROUP|ベイクルーズ (@baycrews)
アパレルECサイト「BAYCREW’S STORE」を運営する株式会社ベイクルーズの公式Instagramアカウント。
アパレルECサイトのInstagram活用方法のポイントがおさえられています。
写真投稿では、商品を着用したときの動きが伝わるような画像が多く、ショッピング機能も活用。動画投稿では写真だけでは見えない部分の着こなしや動きを見ることができます。ライブ配信も多く、アーカイブもあります。実店舗で商品を選んでいるときのような、商品について気になる点をInstagramで情報発信しており、商品の購入を後押ししているアカウントです。
北欧、暮らしの道具店(日用品)
画像引用:北欧、暮らしの道具店(@hokuoh_kurashi)
株式会社クラシコムが運営するECサイト「北欧、暮らしの道具店」のInstagram公式アカウント。
北欧、暮らしの道具店は、コンテンツの発信に非常に力を入れているECサイトで、Instagramにも早い段階から着手していました。
投稿画像や動画を見ると、商品の使用イメージとともに、どういったライフスタイルのなかで商品が選ばれているかという世界観が伝わってきます。また、画像だけでなくテキストでもしっかりと情報発信を行っている点が特徴的です。
Instagramにおけるブランディングや、ユーザーとの関係性構築をうまく行なっているアカウントといえます。その上で、ショッピング機能も活用しており、商品の購入にもつなげています。
BASE FOOD(ベースフード)(食品)
画像引用:BASE FOOD(ベースフード) (@basefood_tokyo)
タンパク質、ビタミンやミネラル、食物繊維などがバランス良く取れる「BASE FOOD」をECサイトで販売しているベースフード株式会社のInstagramアカウント。
商品点数が少なめなECサイトのInstagram活用の参考になります。
指定ハッシュタグのついたユーザーの投稿を積極的に紹介して、さまざまなアレンジレシピを紹介しているのが特徴的です。また、ストーリーズやリール、まとめ機能を活用して、商品ごとのレシピを紹介しています。
これらの活用法は、既存顧客との関係性を育て、リピートにつなげる効果が期待できます。また、ユーザーと積極的にコミュニケーションを取ることは、新規ユーザーの発見タブやリールタブに表示される可能性を上げます。
ECサイトのInstagram活用時の注意点
ここまでの解説で、自社のECサイトでInstagramを活用する際にどのような方法があるか、イメージしていただけたのではないでしょうか。最後に、実際にInstagram活用に着手する前に、失敗しないために注意していただきたい点を説明します。
画像がとても重要
Instagramは画像が重要なSNSです。商品画像や使用シーンはもちろん、商品の開発や生産・製造過程の画像なども活用できます。投稿素材となる画像をしっかり集めましょう。
どういった画像を選べば良いか分からない場合、同業他社でInstagramを運用している事業者がいれば、その投稿も参考になります。
ECサイトに世界観を合わせる
InstagramからECサイトへの集客を考える場合、投稿内容とECサイトの世界観に乖離(かいり)がないよう注意しましょう。InstagramからECサイトへ遷移した際、あまりにイメージが違ってしまうと、離脱につながりやすくなります。
トレンドをつかむ
Instagramのトレンドは変化が早いため、投稿内容や運用方法を毎月見直しながら、今、効果的な投稿を探りましょう。注目されやすい画像やハッシュタグなど、Instagramのトレンドをつかむには、ユーザー目線も必要です。スタッフにプライベートでInstagramをよく利用する人材がいるならば、担当に入ってもらうと良いかもしれません。
効果が出るまでに時間がかかる
Instagramのユーザーは購買意欲が高く、ECサイトへの集客につなげやすいといわれます。しかし、運用開始後すぐに効果が出るものではありません。まずは日々の投稿でフォロワーを増やし、ブランドや商品を認知してもらう必要があります。
InstagramはTwitterのRT(リツイート)のような拡散機能を備えておらず、いわゆる「バズり」が起こりにくいSNSです。広告などでコストをかけて認知度を上げる方法はありますが、基本は日々の投稿で地道にフォロワーを増やすしかありません。
半年~1年程度のスパンでフォロワー数などの大きな目標を定め、投稿内容やそれに対するフォロワーの反応、フォロワー数の推移などを月に1回程度定期的に振り返り、投稿内容の改善を行いながら運用をしていきましょう。
成功事例などで紹介されるInstagramアカウントは、数十万以上のフォロワーがいるアカウントが多いですが、まずは半年で1,000フォロワー程度の目標から設定しましょう。フォロワー数を大きく増やすよりも、自社の商品やブランドを好きになってくれるフォロワーを着実に増やすことのほうが重要です。また、Instagram運用だけでなく、Web広告など短期的に効果が出やすい施策もバランスよく併用しましょう。
社内対応が難しいときは外注も検討
Instagramは手軽に始めることができますが、どういった投稿をしたら良いのかまったく分からない、社内に対応できる人材がいないという場合は、外注するのもひとつの方法です。その際、将来的にInstagram運用を内製化したいならば、単なる運用代行ではなく、社内に担当者を立てつつ伴走してアドバイスをくれるサービスを選ぶことをおすすめします。
ECサイト制作会社には、Instagram活用を含む集約・売上向上の施策支援もカバーしている会社があります。Instagram活用法は分かったものの、社内に対応できる人材がいない場合は、専門家に相談してみましょう。
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ECサイトのInstagram活用術まとめ
ECサイトのInstagram活用では、集客効果が期待できます。自社の商品やブランドをまだ知らないユーザーに認知してもらうとともに、ショッピング機能により購入促進が可能です。
Instagram活用が特に向いているのは、10代~30代の若い世代をターゲットとした、BtoC商材を扱うECサイトです。他にも、画像での訴求が重要なため、画像を豊富に用意できるECサイトであれば、Instagram活用に着手しやすいといえます。
本記事で紹介した事例の他にも、自社の商品やブランドのジャンルに関連するハッシュタグで検索をかけることで、どういった投稿の反応が良いのか、イメージをつかむことができます。
ECサイトのInstagram活用は、無料で気軽に始められるので、悩むよりもまず着手することをおすすめします。自社の商材がInstagramに向いていそうなものの社内に対応できる人材がいないという場合、専門知識を持つ外部パートナーに相談してみるのもひとつの方法です。
ECサイトの制作会社には、サイト制作だけでなく集約の支援なども手掛けている会社が多く、Instagram活用を支援してくれる会社もあります。一度、専門家に相談してみたいという場合は、お気軽にお問い合わせください。
コンサルタントのご紹介
代表取締役
岩田 真
2015年にWeb制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。
ホームページ制作のオンライン相談窓口「Web幹事」は、35,000件を超える豊富な相談実績と幅広い知識で、お客様のあらゆるニーズにお応えします。
Web制作業界のプロが丁寧にヒアリングしますので、
初心者の方でも安心してご相談ください!
Q. インスタグラム活用に成功しているECサイトの事例は?
インスタグラム活用に成功しているECサイトの例としては「ベイクルーズ」「北欧、暮らしの道具店」等が挙げられます。それぞれの詳しい特徴は記事内で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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・コーポレートサイト
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の相場の情報を徹底解説。
さらに相場を理解するためのポイントや
ホームページを業者に依頼する前の準備方法も
合わせて解説。
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この記事を書いた人
河村 郁恵
専門分野: Webライティング,Webコンテンツ制作
フリーランスのライター、編集者。屋号は「卯の筆企画」。ネット通販企業、EC業界メディアでの勤務経験あり。EC運営、Webマーケティング、キャッシュレス決済、自然食・健康食品関連の記事作成・編集経験が豊富です。
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