リスティング広告運用ツールの比較と選び方｜選定ポイントとメリット・デメリット【2024年最新版】

「自社に合う最適な広告運用ツールが見つからない・・・」
「リスティング広告の運用ツールって種類が多くて、どれが良いのかわからない・・・」
「広告運用ツールはどこを比較して選べばいいのだろう・・・」

2020年10月現在でググってみると、リスティング広告枠や上位TOP10のサイトでは5～6社ほどの広告運用ツールの提供会社が検索に引っ掛かり、また「広告運用ツール●選」といったブログ記事も上位表示されます。

判断材料が多いため、何を基準に自社に合うリスティング広告運用ツールを探せばいいのかがわからないという運用担当者の方は多いのではないでしょうか？

今回の記事では、まだ広告運用ツールのことを調べ始めた方に向けた概要やメリット・デメリットをはじめ、ツール選びに役立つ情報をお伝えします。

※すでにリスティング広告の知識があり、すぐにオススメの広告運用ツールを比較したい方は、下のボタンをクリックしてください。

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広告運用ツールとは？そのメリットとデメリット

リスティング広告運用ツールを初めて世に出したのは、名古屋に本社を置くリスティング広告運用代理店であるカルテットコミュニケーションズだといわれています（サイトタイトルにの冒頭に大きく掲げられているので、おそらく間違いないでしょう）。

2011年にリリースされたLisket（リスケット）がリスティング広告運用ツールの第一号であり、その後に各社がこぞってより良いリスティング広告運用ツール開発にいそしんでいます。

リスティング広告運用ツールの概要

リスティング広告運用ツールとは、APIサーバーを介して（これをAPI連携といいます）GoogleやYahoo!などのリスティング広告運用を媒体の管理画面へログインせずに運用できるサービスです。

リスティング広告運用担当者は、広告運用の際には主にGoogle広告やYahoo!広告の管理画面をチェックし、日々の運用を行います。慣れれば使いやすく、また定期的に機能が拡充されて使い勝手は向上しているものの、対応案件数が多ければ多いほど広告運用担当者の負荷は大きくのしかかります。広告運用ツールは運用リソース・コストを軽減し、効率化してくれるいわば広告運用担当者の救世主的なアイテムといえるでしょう。

広告運用ツールを使うメリット

【広告代理店からツールに切り替える場合】

・広告運用コストを削減できる
一般的に、広告代理店にはリスティング広告運用費の約20％を運用代行手数料として上乗せして広告運用を任せます。広告代理店との契約を解除し、広告運用ツールを自社で使うことで広告代理店の手数料が浮けば、そのぶんのコストを削減できます。

浮いたコストをさらに、広告費に投下する選択肢も生まれるので、広告費の増額を検討するタイミングでも検討の余地があるといえるでしょう。

・代理店マターの仕事がなくなる
広告代理店に任せっきりの広告運用をしていた場合はリスクもはらみますが、たとえば毎月5営業日までに代理店へレポート提出を依頼していた場合はその期日まで待たなければいけません。しかし、自社での広告運用ツールに切り替えれば、月初からすぐにリスティング広告のレポート作成に着手できるようになります。

【自社でツールなしで運用していた場合】

・広告運用業務を効率化できる
自社でこれまでリスティング広告運用ツールを使ってこなかった場合には、ツールの導入によって業務効率化が図れます。

具体的には、GoogleやYahoo!などの異なる広告媒体をツールの管理画面で、ワンビューで広告予算の消化状況や複数の会社の広告成果を並べて表示してチェックできます。複数のリスティング広告を一元管理できるので、ブラウザのタブをたくさん開いての確認作業がいらなくなります。

・広告運用の分析がしやすい
広告媒体に備わっている管理画面でも、数値を並び変えるなど広告運用担当者の好みやクライアントのご要望に応じて表示をカスタマイズできますが、運用経験が長い方からすると不便を感じる点も多いです。

リスティング広告運用ツールは広告代理店が開発に携わるケースが多く、既存の管理画面ではできなかったことを実現するために生まれた背景もあり、運用者視点でのユーザービリティーの高さが特徴です。分析がしやすく、考察レポートや提案がしやすくなります。

広告運用ツールを使うデメリット

【広告代理店からツールに切り替える場合】

・知見がある運用担当者が必要
ツールを使うとはいえ、代理店に広告運用を委託していた場合にはリスティング広告の知識を身に着けて運用していかなくてはなりません。ツールを使えば大丈夫と安易な気持ちで広告代理店を解約し、自社でのツール運用に切り替えたときに「自社で運用はお手上げ・・・」というケースもあり得ます（担当者の学習意欲にもよります）。

広告運用は他の業務との兼務になるケースがありますが、慣れるまではツールを任せる担当者のリソースを確保しておくことも重要です。

・ツールに慣れるまでが大変
自社運用に切り替えるだけでも大変ですが、ツールに慣れるまでにもある程度の時間がかかります。広告運用ツールの提供会社はアフターサポートが充実しているところも多いので、困ったら電話やメールで問い合わせるのがいいでしょう。

【自社でツールなしで運用していた場合】

・費用がかかる
広告運用ツールの料金はピンキリですが、当然ながら利用料金が毎月かかってきます。初月は無料のツールも多いので、複数のツールを試してみていいものを継続利用するのもひとつの手です。

・ツールの使い方を覚える必要がある
どんなものにも言えることですが、初めて触るツールであれば使い方を覚える必要があります。広告代理店を使わずに自社で広告運用していれば知識的な面で困ることはないはずなので、大きなデメリットではないでしょう。

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広告運用ツールの選定ポイント

広告メディア/ツールに対応しているか

広告運用ツールによって、API連携に対応している広告媒体の種類や数が異なります。多くの広告媒体を扱っている場合には、該当ツールがある程度絞られてくることもあります。対応していなければ論外なので、まずチェックしたいポイントです。

費用対効果が見込めるか

はじめて広告運用ツールを導入する際には、上司から費用対効果を聞かれることもあるでしょう。こればかりはツールを活用できるかにもかかっており、また競合状況にもよるため難しいところですが、代理店から切り換わる場合には手数料コストを削減でき、ツール導入して自社運用に切り替えた場合におそらくコストが浮くほうが大きいのでその旨を説明するのがいいでしょう。

使い勝手と操作感は問題ないか

お試し期間などのキャンペーンがあれば利用しましょう。事前に触れない広告運用ツールの使用感をチェックしたい場合には、動画検索でYouTubeで使い方をレクチャーしている動画などを視聴してみると使い勝手がイメージしやすいでしょう。あるいは、ツール提供会社にデモ画面を見せてほしい旨を伝えれば、デモンストレーションを受けられる可能性もあります。

サポート体制が充実しているか

リスティング広告運用ツールを初めて導入する場合は、不安が大きいことでしょう。広告運用ツール会社によってサポート体制にはかなり差があるので、なるべく手厚いところを選ぶのが得策といえます。

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おすすめのリスティング広告運用ツール5選

リスティング広告運用ツールの多くは、初月に割引があったり、トライアル期間が設けてあったりと導入のハードルを下げるようなキャンペーンを実施しています。一つひとつのツールをチェックしても、おそらくツールごとの違いを比較しにくいので、以下では簡単な比較表にまとめてみました。ぜひご参考になさってください。

ATOM

https://www.atom.tools/

広告運用ツールのATOM（アトム）は、テンプレートが100種類以上用意され、カスタマイズ性が高さが特徴です。既存のレポートの体裁を保ちつつ、ツールへの切り替えができるので初めて使う企業に向いています。

また、他のツールと違い、バナー画像付きのレポートを出力できるので、バナー広告を多く運用している場合にもおすすめです

ATOMの資料ダウンロード：https://www.atom.tools/contact/

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glu

https://glu.atara.co.jp/

glu（グルー）は、OEM（メーカーが他社ブランドの製品を自社製品として製造すること）対応で自社ツール化ができる広告運用ツールです。無料期間がなく、費用がホームページに記載されていないのでハードルは高めですが、API連携数が豊富であり、サポート体制は抜群です。

代理店を利用し多くの手数料を支払っている場合には、切り替えを検討する価値が大きいでしょう。

gluの資料ダウンロード：https://glu.atara.co.jp/download/

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sirofune

https://shirofune.com/

導入実績ナンバーワンを謳う、利用実績7000件以上の広告運用ツール、sirofune（シロフネ）。API連携の対応数は少ないですが、GoogleとYahoo!とFacebookで十分という企業様にとっては打ってつけのツールです。

また、ツール利用料が月額広告費の5％で済むため、現在の代理店へ支払う手数料より安くなるケースが大半です。代理店の広告運用に不満があり、インハウスでの広告運用を検討されている場合にも向いているでしょう。

sirofuneの資料ダウンロード：https://sub.shirofune.com/shirofune-document-download1

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Lisket

https://lisket.jp/services/listing_report_maker/

リスティング広告運用ツールとして初めて開発されたのが、株式会社カルテットコミュニケーションズが提供している広告レポートツール「Lisket（リスケット）」です。

主な特徴は、一通りの機能を揃えたパッケージ販売でなく、一つひとつの機能を好みで選んで個別契約ができるところです。ツールによくありがちな、使わない機能が減り、費用感の納得度は高いといえるでしょう。

Lisketの資料ダウンロード：https://lisket.jp/brochure/

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Ad Note

https://www.web-adnote.com/

5アカウント月額1万円という低コストで使える広告運用ツール「Ad Note（アドノート）」。API連携できる広告媒体は、3つと今回紹介したなかではいちばん少ないものの、敷居の低さから初めて導入される企業から人気があります。

サポート体制はあまり強くないものの、とにかく費用を抑えて試してみたいという場合にはいちばんおすすめのツールです。

Ad Noteの資料ダウンロード：https://go.brainpad.co.jp/adnote/document/function/?_ga=2.153862328.1861392589.1602811658-36531528.1602811658

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【ツール別】おすすめの比較表

リスティング広告運用ツールのなかでも、特にレポート作成に強いものがあります。広告運用ツールにおいてレポート作成機能を重視したい方は以下の記事をご覧ください。

関連記事：リスティング広告のレポートにおすすめしたい比較5選

【コラム】案件数が多い場合は、ハイブリッド運用という選択肢も

リスティング広告運用の案件数が多い場合には、一部の案件は代理店に委託したまま、自社で数件ほどを実験的にリスティング広告運用ツールに切り替えるというハイブリットな運用をするのもいいでしょう。

広告代理店から、最新の広告トレンド情報を教えてもらいつつ、知見やノウハウも貯められます。広告代理店に任せきりだった場合には、広告主ならではの視点や事業内容をふまえた情報を提供すれば、内製と外注のいいとこどりもできることでしょう。

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広告運用ツール比較まとめ

広告運用ツールは、現在運用されているリスティング広告とのAPI連携をチェックし、費用・契約期間と機能のバランスをふまえて決めていくといいでしょう。

初めて導入される場合には低コストなツールを、機械が苦手で導入が不安な場合にはサポート体制が整っているツールを選んでください。

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