東京都渋谷区を拠点に、20年の実績を持つ「株式会社ザ・ハウス」。建設・不動産業界における制作実績を豊富に有しており、住宅系のホームページ制作が得意な制作会社です。
今回は取締役社長の矢野 暁さまにお話を伺うなかで、クライアント(発注者)とお客様(サイト訪問者)をつなぐ強いこだわりを感じました。
ホームページ制作をご検討中の方は、ぜひご覧ください。
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株式会社ザ・ハウスの会社概要
ーまずは会社の成り立ちを教えてください
当初はもともと、家を建てたい方に建築家をマッチングするサービスから始まった会社です。
2000年の創業時から自社サイトや社内の業務管理システムはすべて内製し、その評判が広がって外部の設計事務所様や地域工務店様からもウェブサイト制作のお声をいただくようになりました。
その後、地域工務店のマッチング、ハウスメーカーのマッチングとサービス領域を広げました。
現在は、注文住宅のマッチングサービスの他、住宅系オウンドメディアの運営、建築関連企業様のウェブサイト制作、建築業向け進捗管理ソフト「パティオ」の開発・販売を行うに至っています。
ー社名「ザ・ハウス」の由来は何でしょうか?
「the house」には、家を建てるお客様に自分らしい「唯一無二の家」を叶えてほしい。そんな意味が込められています。また、お客様や関係者の皆様、スタッフにとっても、ザ・ハウスという会社が「唯一無二の家」のような存在でありたいと願っています。
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株式会社ザ・ハウスの強み
お客様との食い違いをなくす
ーWeb制作において意識されていることはなんでしょうか?
クライアント様に固有の強みを引き出し、それを構造化、デザイン化することに注力しています。
画像出典:株式会社FORM GIVING ホームページより
例えば上のサイトでは、住宅の外見上のイメージを訴求していたウェブサイトを一新し、丁寧な設計プロセスとプランニングの自由度、地域密着の優位性を前面に訴求する構成をご提案しました。
デザインの美しさはもちろん、家を建てるお客様から見て、クライアント様の特徴がはっきり伝わるウェブサイトでなければ、選ばれる存在にはなれないからです。
お話を伺っていると、クライアント様が認識されている特徴や強みは、家を建てるお客様から評価と違っていることが少なくありません。
ーどうしてお客様と認識が食い違ってしまうのでしょうか?
住宅の外見上のイメージは近くても、設計のプロセスやプランニングの自由度、価格帯等、そのクライアント様が本質的に持つ強みとは、まったく違う会社と比較されていることがあるからです。
弊社がクライアント様の固有の強みを引き出す提案ができるのは、注文住宅のマッチングサービスを通じて直接家を建てたいお客様に触れており、建築業界のことをよく理解していることが大きいと自負しております。
自分で自社のサイトを育てられるように
弊社はシステム開発も得意としていますので、ほぼ100%のケースで、クライアント様がご自身で施工事例やイベント情報の更新ができる独自CMSをご提案しています。
施工事例は建築関連企業様にとって大変重要な資産なので、営業活動に十二分に活用していただきたいと思います。ですが、実状としては、更新の手間やコストがネックになり、せっかくウェブサイトを作っても、運用がおざなりになってしまうケースも多いです。
その点、弊社では、建築・設計事務所様向けに特化した独自CMSをご用意していますので、工務店様や設計事務所様にとっては安価にシステムをご導入いただける利点があると思います。
ーこれまでの制作における成果を教えていただけますでしょうか?
「営業のロスが減った、成約率が上がった」というお声をいただきます。
ウェブサイトでクライアント様の強み、他社との違いを訴求できるようになると、お客様がクライアント様の特徴をよく理解した上で問合せをするようになります。
そのため一次的に問合せ数が減ることもありますが、かえって営業のロスが解消され、成約率が上がったというお声をいただきます。
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株式会社ザ・ハウスの制作実績とこだわり
株式会社ザ・ハウスの制作実績
株式会社MDS 一級建築士事務所様
画像出典:株式会社MDS 一級建築士事務所
こちらの事例は、住宅からビルまで、また作風も多岐に渡る設計事務所のウェブサイトです。
ウェブサイトのことだけに留まらず、今後の設計活動についても詳細にヒヤリングとお打合せを重ねました。
今後の展開に幅を持たせたいという要望から、トップページでは用途や作風に固定的なイメージを持たれず、丁寧に洗練された建築を手掛けている設計者の姿勢をコンセプトとして打ち出しています。また、「建築事例」、「メディア掲載」、「お知らせ」は自社で簡単に更新ができるように、独自CMSを組み込んでいます。
株式会社 西林様
画像出典:株式会社 西林
こちらは独自CMSが効果的な事例です。商品情報が多く、最新情報の更新が必要なウェブサイトでは、紙のカタログをウェブサイトに展開するなどを行いました。
見た目のデザイン以上に、情報を階層構造に整理し、ユーザーにとって分かりやすい構成と閲覧性を第一に考えています。
また、膨大なカタログ商品の最新情報を自社でも簡単に更新できるように、ゼロベースで独自CMSを構築しています。
株式会社ザ・ハウスのこだわり
ー制作のスピードアップやクオリティを上げるために工夫されていることは何でしょうか?
ヒヤリングを通じて十分にクライアント様の強みを引き出し、クライアント様と当社が「これでいいね」という地点までコンセプトと構成を共有できるまでは、デザインの制作に入らないようにしています。
コンセプトと構成の2点があやふやなままデザイン制作に入ってしまうと、度々修正や変更が生じ、根本的に見直す必要が出てしまうからです。
逆にスケジュールを厳守するために、コンセプトと構成のあやふやさをデザイン修正でカバーしようと思うと、結果的にクライアント様の強みもぼんやりしたウェブサイトができてしまいます。
コンセプトと構成ががっちり固まった上でのデザイン修正は、部分的な修正なので数日、1週間程度の遅延で済みます。
しかし、コンセプトや構成自体を見直すことになると、最初のプロセスまで戻る必要があり、1〜3ヶ月、場合によっては6ヶ月という大きなタームでの遅延が生じてしまいます。
納期とクオリティを両立させるためにも、まずはコンセプトとウェブサイトの構成をクライアント様としっかり共有することが重要だと考えています。
クライアント様の展望を長期的に見る
ークライアント様とのコミュニケーションにおいて意識されている点はあるでしょうか?
クライアント様がどのような事業展望を描いており、長期的な視点に立ったときに今がどの段階にあるのかを理解して制作にあたるようにしています。
ウェブサイトを制作するときには、どうしてもやりたいこと、伝えたいことが盛り沢山になりがちです。しかし、やりたいことを全部しようとするとコスト高になり、伝えたいことを全部伝えようとすると、何がその企業の特徴なのかがぼんやりしてしまいます。
クライアント様の長期的な展望に立ったとき、今コストをかけてもやった方がいいこと、今はコストを掛けずに将来にやった方がいいことを率直にご提案することに努めています。
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株式会社ザ・ハウスの制作料金
ー続いて制作料金の目安を教えてください
動画、写真撮影なしのごくベーシックなウェブサイトで50万円~、商品情報が多いカタログ的なウェブサイトで独自CMSを開発する場合は200万円~と様々です。
多い価格帯としては、80万~100万円前後が中心になっています。
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ホームページ制作をお考えの方へ
ー発注者が制作会社に上手くホームページを依頼するポイントは何でしょうか?
制作会社をよく比較をして、その会社の特徴とウェブサイトで叶えたいことがマッチしているのかを見極めることが重要だと思います。
ウェブサイトも建築と同じ請負ですので、ウェブサイトを依頼するときに起きる問題は、建築で起きることとほぼ同じです。
例えば、建築では、ローコスト住宅の会社もあれば、ハイスペックな住宅を手掛ける会社もあり、営業型の会社もあれば、設計に重きを置いている会社もあります。
ウェブ制作会社も同様に、様々な特徴を持った会社があり、それぞれに得意分野があります。得意分野を活かしたほうが、コストパフォーマンスの良い結果につながる可能性が高くなります。
ー「こんな相談はお任せください」というものはあるでしょうか?
ウェブサイトをつくらなきゃ、という考えはあるものの、何を訴求し、どういうイメージで作ったらいいのか分からないという企業様、今は漠然とした想いで何をどう整理したらいいのか分からないというクライアント様こそ、ぜひ関わらせていただきたいと思っています。
当社では、多角的なインタビューを通じて、「うちの強みはこれだ」とクライアント様ご自身が腹落ちするまで一緒に考えて参ります。強みを引き出すヒヤリング、それをウェブサイトに展開する構造化とデザイン力で、貴社の強みが引き立つウェブサイトを制作します。
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Q.
株式会社ザ・ハウス はどのような会社ですか?
株式会社ザ・ハウスは東京都渋谷区を拠点にしている、20年の実績がある制作会社です。建設・不動産業界のホームページ制作を得意としています。
Q.
株式会社ザ・ハウスが成功したポイントは?
株式会社ザ・ハウスが成功したポイントとして「クライアントの強みを引き出している」「クライアントが自身で更新ができる独自CMSを提案している」等が挙げられます。詳しくはインタビューをご覧ください。