ファッション・アパレルのホームページ制作のポイント
矢野経済研究所が発表している「アパレル産業白書2017」によると、
2016年の国内アパレル総小売市場は9兆2202億円で過去6年間で、ほぼ横ばいとなっています。
日本の総人口が減少し、製品の低価格化が進む中でも消費されている金額に大きく変わりが無いんですね。
ただし、1990年には15兆円超えだった規模が10兆円以下にまで縮小している市場であり、
今後も緩やかに縮小していくと予想されているため、今後の生き残りには、工夫と努力が必要になります。
ここで重要となるのが、ホームページによる情報発信と集客戦略です。
現在、主流となっている、「購買だけでなく、企業との繋がり構築」を実行する上で
ホームページを上手く活用し、訪れたユーザーが企業の「ファン」となるきっかけを創出しましょう。
ファッション・アパレルのホームページで必要な重要なポイント
ブランドコンセプトを明確に
物やサービスが溢れかえっている現代において、店や商品、サービスへのこだわりは他社との差別化を図る上で必要不可欠です。
あなたの会社の商品やサービスのデザインをしっかりと言語化し、ホームページを訪れたユーザーに対して適切に伝える事を意識しましょう。
ここを明確にする事で制作会社に依頼した際もイメージ通りのホームページを制作する事ができます。
画像を上手く活用し、提供できる情報の量やバリエーションを増やす
「おしゃれ」という感覚は十人十色であり、その流行をコントロールできるのは一部の一流ブランドのみです。
そのため多くの企業の場合、様々な角度からホームページを訪れるユーザーの感性を刺激する情報を提供する必要があります。
この時に有効なのが、文字情報では無く、画像です。
ファーストインプレッション、活用シーンなど様々な種類の写真活用し、ユーザーの感性を多方向から刺激する工夫を行いましょう。
ファッション・アパレルのホームページに載せるべきコンテンツ
商品や店の紹介・こだわり
当たり前ですが、ホームページを訪れるユーザーが最も知りたい情報は商品やサービスについての情報です。
情報過多の現代で価格や品質と並んでブランド力に大きく影響するのが、企業のこだわりです。
「ブランドストーリー」のような形でその商品が生まれたきっかけや歴史、込められた想いをしっかりと記載することで、ホームページを訪れたユーザーはその商品を所有することの特別感を感じます。
通販やサービスの申し込み機能
今更書くまでもありませんが、Web上での購買やサービスの申し込み機能は必須です。
あなたの会社が何かの商品を販売している場合は通販による購入までの導線は最もこだわりましょう。
企業情報などと並んでオンラインショップへの導線を配置する場合は色を変えるなどの工夫が必須です。
様々な画像による情報提供
重要なポイントでも述べましたが、誰もが知る一流ブランドでも無い限り、万人が「おしゃれ」と感じるイメージは中々制作しにくいのが実情です。
そのため、できる限り多くのパターンを用意してあげる必要があります。
- 商品の色合いにこだわりを持って探しているのか?
- こだわり抜かれた素材を重視するのか?
- 商品を使用している自分が写る写真映えを重視するのか?
ファッションにおいて、写真が提供する情報量は文字と比べて圧倒的です。
ロケ撮影や商品写真など、写真のクオリティはサイトひいてはブランドイメージに大きく影響します。
その品質にも十分こだわる必要がありますが、速度が遅くなるほど大量の画像や重たい画像は掲載しないように注意が必要です。
アクセス・外観・連絡先
簡易的な説明のみのホームページが多いですが、Webで商品に興味を持ったので、実際に手にとって見てみたいというニーズは非常に多いため意外と重要なのがアクセスです。
特に規模の小さいセレクトショップなどはお客様が店頭にいらっしゃる際に迷うことのないように、マップだけでなく、最寄り駅からの経路を記載しましょう。
もし最寄り駅の出口が複数ある場合はどの出口から出るとよいのかを記載すると良いでしょう。
参考になるファッション・アパレルのホームページ
並木伸好デザインルーム
帽子の企画・生産が専門の「並木伸好デザインルーム」。シンプルで洗練されたデザインがベース。
3つのテイストの異なる帽子を使い、専門店ならではのバリエーションの豊かさを表現しています。
andMade
モノクロ調の店内写真によって設備を紹介すると同時に、何も描かれていないキャンバスを連想させ
「自分が着たい服を自分で創る」という同社のコンセプトを上手く表現しています。
ステュディオ・ダ・ルチザン
デニムを中心としたアメカジファッションを展開する「ステュディオ・ダ・ルチザン」
写真やブランドストーリーを通して、製品へのこだわりが伺えます。
1 One
服だけでなく、それらを扱う店内の雰囲気を上手く紹介している「1 One」という古着屋さん。
「古き良き時代」が再現された店内は古着好きなら一度は訪れてみたくなる雰囲気ですね。
セイコーホールディングス
日本が世界に誇る時計ブランド。「セイコー」のホームページ。
「高品質・精密」と言った、自社のポジショニングを正確に表現しているサイトです。
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