- 更新日 2024.08.29
- カテゴリー ECサイト
ネットショップ運営代行の費用相場はいくら?おすすめ代行会社7選も紹介
ネットショップ運営を代行業者に依頼したいと考えている方のなかには、どのくらい費用がかかるのかわからないまま、利用に踏み切れていないケースもあるでしょう。
そこで、本記事ではネットショップ運営代行の費用相場を詳しく解説します。自社に合う業者の選び方やおすすめの運営代行業者も紹介するので参考にしてください。
なお、ネットショップ運営代行会社の探し方・選び方がわからない!という方はWeb幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。
ネットショップ(ECサイト)運営代行の費用相場
ネットショップ(ECサイト)運営代行の費用相場は以下の通りです。
費用の種類 |
費用相場 |
成果報酬型 |
売上の5~10%程度 |
月額報酬型 |
1~10万円程度 |
複合型(成果報酬+月額報酬) |
5~10万円程度 |
上記の通り、報酬形態により費用相場は異なります。以下では、報酬形態ごとの費用についてより詳しく解説します。
成果報酬型
成果報酬型とはECサイトの売上のうち一定割合を報酬として支払う仕組みで、費用相場は売上の5~10%程度です。仮に月間売上200万円の場合、10~20万円を代行業者へ支払います。
売上に応じて費用が決まるため、業績が思わしくないときに利益を圧迫しづらいのがメリットです。
月額報酬型
月額報酬型は、毎月決められた費用を支払う形態です。月額報酬型の費用は、1~10万円程度が相場です。金額が固定されているため、予算を立てやすいのが大きなメリット。しかし成果に関係なく支払いが発生するため、業績が悪いときには支払いが痛手になることもあります。
複合型
複合型は、月額報酬と成果報酬を組み合わせた報酬形態です。たとえば月額固定費として10万円、さらに売上の5~10%を費用として支払うようなイメージです。
ECサイト運営代行に任せられる業務は9種類
ECサイト運営代行に任せられる業務は、以下の9種類です。
- 分析をもとにした戦略立案
- ECサイトの構築・改善
- マーケティング・キャンペーン施策の実施
- 在庫管理
- 受発注管理
- 商品登録
- 商品撮影
- 商品の発送・出荷作業
- 顧客対応
上記について、順に詳しく解説します。
分析をもとにした戦略立案
ネットショップ運営を成功させるためには、戦略を立てることが重要です。状況を見ながらその都度施策を打つよりも、はじめに販売拡大に向けた戦略を立てたうえで必要な販促活動を行ったほうが成果を出しやすいからです。
ECサイト運営代行業者は、このような戦略立案も行ってくれます。
ECサイトの構築・改善
ECサイトの構築や改善も、ネットショップ運営代行業者に担当してもらえる業務の1つです。ECサイトの構築には、コーディングや、デザイン作成、セキュリティ対策などに関する知識・技術が必要です。
ノウハウに自信がない場合、効果的なECサイトの構築・改善が難しいケースもあるでしょう。しかしネットショップ運営代行業者に依頼すれば、自社のノウハウに関係なく理想のECサイトをスムーズに完成させられます。
マーケティング・キャンペーン施策の実施
マーケティングやキャンペーン施策の実施も、ECサイト運営の成功には欠かせない重要な業務です。ネットショップ運営代行では、広告やSNS運用、ターゲットに刺さるキャンペーンなど必要な施策の実施まで対応してもらえます。キャンペーンに必要なハガキ・FAX送付、当選連絡など細々した業務まで一貫して任せられるケースも多いです。
在庫管理
ネットショップ運営代行には、在庫管理を任せられるケースも多いです。ネットショップでは、適正に在庫管理ができていないと品切れとなり売上を確保する機会を失ってしまう可能性があります。
しかし、ネットショップ運営代行業者に依頼すれば、自社のリソースがなくても常に適正な在庫を確保できます。
受発注管理
在庫管理に欠かせない受発注管理も、ネットショップ運営代行業者に任せられる作業の1つです。受発注業務をおろそかにしてしまうと、各商品の必要な在庫数を把握できていても必要なタイミングで商品が届かない事態に陥る可能性があります。
受発注管理がうまくできずに困っている企業は、ネットショップ運営代行へ依頼してみるとよいでしょう。
商品登録
商品名や説明文、価格などの記載する「商品登録」も、代行業者に依頼できる業務です。商品情報は、ユーザーが購入を決める重要な判断基準になります。そのため、魅力や特徴をわかりやすく記載できていないと、販売機会の損失につながる可能性も。
1つ1つの商品登録にそこまでこだわる時間がない場合には、代行業者に依頼してみるのもおすすめです。
商品撮影
ネットショップ運営代行業者のなかには、商品撮影に対応してくれるケースも多いです。商品画像は、商品情報とあわせて商品購入を決める重要な要素。商品画像が魅力的でなかったり、商品の状態が分かりづらかったりすると購入に踏み切れないユーザーも多いです。
しかし、ネットショップ運営代行ならプロのカメラマンが商品を撮影するため、商品の魅力が伝わる写真をサイトに掲載できるようになります。
商品の発送・出荷作業
商品の受注処理後、購入者への発送・出荷作業も運営代行に依頼できます。商品棚から適切な商品を取り出すピッキング作業から梱包、商品の出荷という一連の作業はもちろん、負担が大きい業務に絞って依頼することもできます。
顧客対応
ネットショップ運営代行業者は、顧客対応を代わりに行ってくれるケースも多いです。
問い合わせ対応や返品・交換対応などは、ショップの印象を左右する重要な業務です。しかし顧客対応件数が多くなると、スピードや質が低下しショップに対して良くない評判や口コミが広がってしまう可能性があります。顧客対応に不安がある場合は、運営代行会社に依頼してみるとよいでしょう。
自社に合うネットショップ運営代行業者の選び方
自社ECサイトの運営においてネットショップ運営代行業者へ依頼したい業務があるけれど、どの業者に依頼すればよいかわからず困っている方も多いでしょう。
自社に合う業者を選ぶ際には、以下のポイントを押さえることが大切です。
- 自社ネットショップのプラットフォームを得意としているか
- ECサイトの最新情報をキャッチアップしているか
- 自社の求める業務が代行業務に含まれているか
- 費用は予算内に収まっているか
- 自社にノウハウを蓄積するか完全委託にするか
上記の項目について、順番に詳しくみていきましょう。
自社ネットショップのプラットフォームを得意としているか
1つ目は、自社ネットショップで扱っているプラットフォームを得意とする業者かどうか。
ECサイトのプラットフォームは、主に楽天市場やAmazonなどのECモール型と自社で立ち上げた自社ECサイトの2種類に分類されます。ECサイトという大枠では同じですが、プラットフォームごとにキャンペーンの自由度や集客の難易度などが異なります。
そのため効率よく成果を出せるよう、自社がECサイトで扱っているプラットフォームが得意な業者を探すとよいでしょう。
ECサイトの最新情報をキャッチアップしているか
代行業者を選ぶときには、ECサイト運営における最新情報がキャッチアップできているかどうかも重要です。
ECサイトのトレンドは、常に変化しています。そのため、最新情報を常にキャッチアップできていないと問題解決に向けた効果的な手法を取れない可能性があるのです。
ここ数年間でのEC業界の流れや、今後の見通しを明確に立てられている業者を選びましょう。
自社の求める業務が代行業務に含まれているか
自社の求める業務が代行業者の対応範囲に含まれているかも必ず確認しましょう。ネットショップ運営代行といっても、業者により対応範囲には幅があるからです。
たとえば、ECサイトの戦略設計や制作、運営代行は対応しているものの、出荷作業は未対応だったり、コンサルは提供していなかったりするケースがあります。
すべての業者がECサイト運営に必要な全業務に対応しているわけではないため、依頼前には自社が委託したい業務を引き受けてくれるのかどうかよく確認しましょう。
費用は予算内に収まっているか
依頼費用が予算内に収まっているかどうかも大切なポイントです。運営代行業者により、費用感はもちろん料金形態も異なります。
業務によっても費用は異なるため、自社の求める業務を委託した場合に予算内で収まる業者を選びましょう。
自社にノウハウを蓄積するか完全委託にするか
運営代行を選ぶときには、自社にノウハウを蓄積するのか完全委託にするのかを考えることも大切です。
ネットショップ運営代行業者のなかには、ECサイト運営代行以外に運営ノウハウの提供もサービスに含んでいる会社があります。
自社にリソースがなく今後も継続的に業者を利用してECサイトを運営していきたいと考えているのであれば、完全委託でも問題ありません。
しかし自社のリソースが整うまで一時的に利用したい、今後はECサイト運営を自社で完結させたいと考えているなら、ノウハウを提供している業者を選ぶのがおすすめです。
自社にネットショップ運営ノウハウを蓄積させるべきかどうかを視野に入れたうえで、業者を選択しましょう。
おすすめのECサイト運営代行会社7選
最後に、おすすめのECサイト運営代行会社を厳選して7社紹介します。どこの業者に依頼すればよいかわからない場合は、以下を参考にしてみてください。
株式会社Proteinum
画像引用:株式会社Proteinum
株式会社Proteinumは、“より多くの方々にECにおける成功体験を結んで頂きたい”という想いを胸に立ち上げられた会社です。国内最大手のECモールでの業務経験者が、高いECノウハウを駆使し、これまで100社以上のECサイト支援に携わっています。
支援から3か月で売上300倍アップ、立ち上げから3か月で月100万円の売上達成など成功実績も豊富。戦略構築から市場分析、広告運用、SEO対策、SNS代行、商品登録など売上・利益最大化に向けた幅広い支援を受けられます。
アートトレーディング株式会社
画像引用:アートトレーディング株式会社
アートトレーディング株式会社は、ECサイトの制作から運営、物流まで一貫したサポートを提供している会社です。在籍するスタッフは、ECの制作・運営・コンサルのプロ。これまで10年以上にわたり、100社を超えるECサイト構築・運用を担当している実績があります。
サヴァリ株式会社
画像引用:サヴァリ株式会社
サヴァリ株式会社は、楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングの3大ECモール運用に強いネットショップ運営代行会社です。元大手ECモールでの勤務経験者や、ネットショップでの店長経験者が多数在籍しています。
業界経験豊富なスタッフによる的確なサポートにより、顧客満足度は常時90%超えを記録しています。
GMOメイクショップ株式会社
画像引用:GMOメイクショップ株式会社
GMOメイクショップ株式会社は、EC運用支援のためにさまざまなサービスを提供している会社です。ネットショップの構築からリピーター対策、認知拡大、運営代行、コンサルティングまでECサイト運営に関するあらゆる悩みを解決に導くサービスが揃っています。
ネットショップ構築サービスの「makeshop」は、12年連続でショップ売上高No.1*を達成。業界No.1のコスパでありながら、お客様満足度は98%と高い数値を維持しています。そのため、費用を抑えてネットショップ構築から始めたい企業に特におすすめな業者です。
*GMOメイクショップ株式会社の独自調べ(2024年4月時点)
株式会社ザーナス
画像引用:株式会社ザーナス
株式会社ザーナスは、結果にこだわることを大事にしているEC運営代行会社です。全スタッフがEC関連の有資格者であり、かつネットショップの店長経験を持っています。
これまで、大手企業から個人事業主まで750社以上のECサイト運営のサポートを行い、顧客のうち93%の売上をアップさせた確かな実績を持っています。
国内の全ECモール・カートシステムに対応できるのも、株式会社ザーナスの強みです。これにより、多くの企業からコマースパートナーの認定も受けています。
株式会社エレクアライズ
画像引用:株式会社エレクアライズ
株式会社エレクアライズは、12年以上の運営代行経験を持つネットショップ運営代行会社です。これまで500店舗以上のEC運営代行に携わった実績があります。
ECサイト運営代行だけでなく、ECサイトの制作・開発から依頼することも可能。顧客の目的を実現するために、最新トレンドを踏まえつつ各種モール・ASPに合ったECサイトを構築をしてくれます。
株式会社ネットショップ総研
画像引用:株式会社ネットショップ総研
株式会社ネットショップ総研は、「売る」の達人と謳っているネットショップ運営代行会社です。EC運営代行だけでなくコンサルティングや、ECサイト運営を自社で完結させたい企業に向けてEC人材研修サービスも提供しています。
過去10年で収集した1,000以上の販売データをもとに、売上最大化に向けた戦略を提示できるのが大きな強みです。
楽天MVPを7回受賞、Yahoo!のコマースパートナーエージェントの認定も受けています。
ECサイトの運用に強い会社8社をプロが厳選【2024年8月最新版】
ECサイト運営代行業者への依頼費用を安く抑えるコツ
ECサイト運営の依頼費用をできる限り安く抑えたいと考える企業もあるはず。費用を安く抑えるコツとしては、以下の3つが挙げられます。
- 依頼する業務範囲を最低限に絞る
- 長期契約などを条件に料金の交渉をする
- 複数の代行業者に見積もりを依頼する
上記の3点について、順番に詳しく説明します。
依頼する業務範囲を最低限に絞る
費用をできる限り安く抑えたいのであれば、依頼する業務を絞るのがおすすめです。自社でそこまで負担となっていない業務までまとめて依頼してしまうと、費用は大きくかさんでしまいます。
各業務における時間的・人的リソースを割り出し、依頼すべき業務範囲を絞り込みましょう。
長期契約などを条件に料金の交渉をする
費用を安く抑えるには、依頼時に長期契約などを条件に料金の交渉をするのもおすすめです。
長期契約は、代行業者にとって長期的な収益が見込めるというメリットがあります。そのため、値下げ交渉に応じてくれる可能性もあるでしょう。長期契約やパッケージ契約など、業者側にメリットのある契約を提示したうえで、値下げ交渉してみるとよいです。
複数の代行業者に見積もりを依頼する
運営代行業者を選ぶ際は、複数業者に見積もりを取ることも忘れずに行いましょう。費用は代行業者によって差があるので、適正価格を見極めるためにも必須といえます。
まずは、相場を知るために最低3社の見積もりを取りましょう。3社の見積もりを取って相場感を掴めたら、気になる業者に見積もり依頼をしていきます。
見積もり結果が届いたら、自社の予算内でより希望に近いEC運営を行ってくれる業者を選ぶとよいです。
ネットショップ運営代行費用のまとめ
ネットショップ運営代行業者への依頼費用は、報酬形態や依頼先、依頼する業務範囲などで大きく異なります。選ぶ際には求める業務に対応してくれるかどうかだけでなく、予算内に収まるかをよく確認しましょう。
費用を抑えるには、依頼する業務範囲を最低限に絞ったり、複数の代行業者に見積もりを依頼したりするのが効果的です。自社に合う代行業者を活用し、売上を最大化できるネットショップを運営していきましょう。
なお、ネットショップ運営代行会社の探し方・選び方がわからない!という方はWeb幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。
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この記事を書いた人
宗形ミナ
専門分野: 金融、医療、介護福祉、アウトドア、ゲーム関連など
Webライター5年目。金融・医療・介護福祉・ゲームなど幅広い分野にてSEO記事作成に従事。徹底的なリサーチのもと、読者の課題解決や次のアクションにつながるよう毎日記事執筆に向き合っている。
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