- 更新日 2024.10.17
WordPressとは?メリット・デメリットを紹介
WordPressとは多数あるCMSのうちのひとつで、世界No.1のシェアを誇る。ライセンスは無償だが公式サポートはない。代わりに開発者・利用者のコミュニティが盛ん。入手できる情報量も豊富。
WordPressを使った制作実績が豊富な会社特集
WordPressを用いたホームページ制作の実績が豊富な会社を厳選しました!
発注前の依頼先候補リストとしてご参照ください。
WordPressの構築実績が豊富なホームページ制作会社まとめ
WordPressとは
WordPressは多数あるCMSのうちのひとつです。
有名企業含めて広く利用されており、CMSとしては世界No.1のシェアを誇ります。
ライセンス費用は無償ですが公式のサポートはありません。代わりに開発者・利用者のコミュニティが盛んであり、入手できる情報量も多いことが特徴です。
導入の敷居の低さと拡張性の高さ、使いやすさ、デザインなどの点からのバランスの良さが評価されています。
WordPressで制作会社とのよくあるやり取り
発注者 ホームページを作るならWordPressが良いというのを聞いたのですが...。
制作会社 はい、採用事例はとても多いですし弊社でもWordPressでの制作実績は多くあります。
発注者 WordPress以外にも選択肢はあるのでしょうか?
制作会社 WordPress以外で有名なところですと、Movable Typeですかね...。
発注者 どう違うのでしょうか?
制作会社 セキュリティや製品に対するサポートへの要望が強いお客様はMovable Typeを選ばれることが多いようです。
発注者 (そう言われるとMovable Type良さそう)...そうなんですね。
制作会社 とはいえWordPressの特徴としては開発者・利用者のコミュニティの活発さで、セキュリティやサポートに関しても心配し過ぎる必要はないと思います。
発注者 (...ということは結局どっちが良いのだろう) ...。
制作会社 拡張性が高いので、CMSの標準的機能に収まらないご要件が多くあるのであれば、WordPressで制作したほうが良いかもしれません。
発注者 (CMSってなんだ...?) なる...ほど…。
WordPress導入のメリット
ライセンスが無償
WordPressはライセンス無償のオープンソース(プログラムが世の中に公開されている)の形で提供されているため、無料で利用することができます。
汎用性の高い管理画面
CMSの持つ機能として重要な、ホームページのコンテンツ(ページ、テキスト、画像等)を管理するための画面がWordPressにも備わっています。
Wordで文章を書くのと同じような感覚で、直感的に操作することが可能です。
テンプレートが豊富
無償/有償の「テーマ」と呼ばれるテンプレートを利用し、デザインを簡単に差し替えることが可能です。
プラグインの種類が豊富
標準の機能を拡張するための「プラグイン」と呼ばれるものが多く提供されています。
ホームページをゼロから制作するとなった場合、工数と予算は膨大になりえます。WordPressであれば標準で用意されている機能とプラグインの組み合わせだけで要件が実現できる場合もあり、ホームページ制作の工数と予算を抑えることが可能です。
- お問い合わせメール機能
- SEO対策
- 人気記事の一覧表示
上記のような機能はプラグインで提供されています。
開発者・利用者のコミュニティが活発
WordPressはオープンソースかつライセンス費用が無償ということもあり、世界中の国々で使われています。
開発者・利用者のコミュニティが盛んで、インターネット上の検索で入手できる情報量が多いことが特徴です。
SEO対策に優れている
Googleの検索結果の上位に表示させるための施策を総じてSEO対策と呼びます。
WordPressはCMSの中でもSEOの内部施策を得意としています。プラグインの形でもSEO対策に優れたものが提供されており、インストールするだけで多くの機能を利用できるようになります。
WordPressのデメリット
WordPressを利用するための学習コスト
WordPressの管理画面の使い方を覚える学習コストは必須になります。
もしWordPressでの制作実績がある制作会社であれば、下記の3点の有無を確認し、学習コストがどの程度掛かるかを把握しておきましょう。
- 操作マニュアル
- 操作を実際に試すためのデモサイト
- 操作方法に対するサポート
脆弱性へのシステムアップデート対応が必須
WordPressを利用したホームページはセキュリティ面の欠陥を突いた攻撃を受けやすいです。
WordPressのプログラムソースが公開されていることや利用者が多いからです。
但し同時に、開発者や利用者のコミュニティが常にセキュリティ面の欠陥に対する対応策を考え、システムアップデートに関する手段や情報を提供してくれます。
WordPressを導入する/しないの判断基準
WordPressは更新してこそ威力を発揮する
WordPressはホームページのコンテンツ(ページ、テキスト、画像等)を管理するためのシステムです。
管理画面上の操作を通じて、ホームページ上のコンテンツ更新作業のコストを抑えることができるのがメリットのひとつです。
こんな場合はWordPressに向いてます
更新作業が月に1回あるかないか、更新対象も数ページ程度であればWordPressを利用してホームページ制作を行うメリットは少ないです。
- 週1回以上の頻度で更新作業を行う
- 1ヶ月で10ページ以上を対象として更新作業を行う
上記レベルを想定しているのであれば、WordPressを採用するメリットは大きいです。
また、デザインや機能の改善を継続的に行なっていく予定が具体的にあるのであれば、拡張性の高いWordPressをCMSとして採用するメリットは大きいです。
WordPressを利用したHP制作を発注するときに気を付けるべきポイント
カスタマイズする部分としない部分を明確に
- WordPressの標準機能で対応する部分
- WordPressのプラグインインストールで対応する部分
- カスタマイズして対応する部分
要件に対してどういった形で対応するか、上記のポイントを制作会社側と相談しましょう。
標準機能やプラグインで対応する部分が多い場合
制作会社側としては見積もり金額は抑えやすいです。代わりに発注者側としては、要件に対して妥協を求められる箇所が発生します。
カスタマイズして対応する部分を多くした場合
見積もり金額は大きくなります。代わりに発注者側としては、要件の細かい部分まで対応してもらえることになります。
発注者側としては、ホームページのデザインや機能への要件のうち妥協できる部分/妥協できない部分を考えながら制作会社と相談することが大切です。
運用の契約/更新の契約を前もって決める
WordPressであれば、Webの専門知識のない自社担当者でもホームページの運用を行える部分が増えます。
そのため「運用」の範囲が曖昧になりがちです。
- コンテンツの更新
- デザインの変更
- プラグインの追加
- 管理ユーザーの追加
どこまでが制作会社側の担当で、どこまでが発注者側の担当なのかを明確にしておきましょう。
また、カスタマイズした部分が多い場合、WordPress自体がアップデートされたときの対応内容や発生する費用を制作会社側と明確に決めておきましょう。
WordPressのアップデートに伴い、カスタマイズした部分の修正作業が発生する可能性が高いからです。
WordPressの得意な制作会社に相談する
WordPressのメリット・デメリットとWordPressを利用してホームページ制作を発注する場合の注意ポイントをご紹介しました。
要件次第ではWordPressを使わない、他のCMSを利用するという決断もありえると思います。あくまでもホームページを作成するためのひとつの選択肢です。
WordPressの導入を相談できる制作会社をお探しの場合は、こちらをご覧ください。
WordPress対応可能のホームページ制作会社一覧 | HP制作会社の比較なら | Web幹事
WordPress対応可能のホームページ制作会社一覧です。Web幹事は、日本最大級のホームページ制作依頼・相談サービス。地域や目的、業界など様々な切り口であなたにぴったりの...
Q. WordPressは無料ですか?
WordPress自体を使用することに費用は発生しません。しかしWordPressでWebサイトを作成する場合、維持費としてサーバー代・ドメイン代が発生します。
Q. WordPressのメリットは?
WordPressのメリットとして「管理画面の汎用性が高い」「SEO対策に優れている」等が挙げられます。詳しくは記事をご覧ください。
この記事を書いた人
Web幹事運営事務局
ホームページ制作会社経験者を中心に構成されたWeb幹事の編集メンバーです。ホームページ制作に関する情報を、業界で培ってきたプロならではの経験とノウハウをもとに分かりやすくご紹介します。
このライターの記事一覧