- 更新日 2026.02.12
- カテゴリー ECサイト
【2026最新】EC-CUBE vs Shopify比較!どっちを選ぶ?費用・自由度・保守性を徹底対比
コストを抑えつつ、デザインや機能のカスタマイズ性も妥協したくない。そんな時、必ず比較検討の遡上に上がるのが「EC-CUBE」と「Shopify」です。しかし、両者の決定的な違いや、自社への適合性を見極めるのは容易ではありません。
「EC-CUBEとShopifyはどのような違いがあるのだろうか」
「自社がECサイトを構築するならどちらが向いているのだろうか」
本記事では、上記の疑問を持つECサイト担当者向けに、構築費用・自由度・保守性の3項目でEC-CUBEとShopifyを徹底比較。自社のエンジニア体制や予算規模に照らし合わせ、最適なプラットフォームを選定するための判断材料を提供します。
※ECサイトの基本的な機能をおさらいしたい方は、こちらもあわせてご活用ください。
80個のECサイトの機能を徹底調査しました!
D2Cサイトの調査レポート&ECサイト運用の心得
製造から販売まで、仲介業者を挟まずに自社でおこなう「D2C(Direct to consumer)」モデル。日本でもD2Cモデルを採用したブランドが登場し、EC業界に新たな市場をつくりはじめています。
そんな中
・ECサイトをつくりたいけど、どこまでの機能を付ければ良い...
無料でダウンロードする
※簡単な質問に答えるだけ!さくっと見積もりが知りたい方はこちらのシミュレーションがおすすめです。回答内容をもとに、Web幹事に登録されている5,000社の料金データから見積もりを算出します。
ECサイト比較に役立つ記事もご覧ください ECサイト構築のASPカート27選を徹底比較!おすすめはどれ?
EC-CUBEとShopifyの特徴・向いているケースの比較
まず、両者の決定的な違いである「オープンソース(自由度)」と「SaaS(効率性)」という成り立ちから、それぞれの得意領域を解説します。
純国産オープンソースCMS「EC-CUBE」
画像引用:EC-CUBE
EC-CUBEは、国内No.1シェアを誇る日本発のオープンソースCMSです。 最大の特徴は、ソースコードが完全公開されており、カートシステムや管理画面の挙動を根本から自由に改変できる点にあります。
▼ EC-CUBEが最適なケース
- 高度なカスタマイズ・独自機能が必要な場合
- 国産システム(日本語環境)を重視する場合
- 基幹システムとの連携が必要な場合
EC-CUBEは国産システムであるため、公式情報や開発ドキュメント、ユーザーコミュニティがすべて日本語で完結しています。海外システムにありがちな「翻訳の違和感」や「日本語情報の不足」に悩まされることなく、スムーズな情報収集や問い合わせが可能です。
また、ソースコードの編集に制限がないため、カート画面、会員ページ、管理画面の細部に至るまでフルカスタマイズが可能です。一般的な「在庫販売」の枠を超えた、レンタル、名入れ、受注生産、複雑な基幹システムとの連携が必要なサイトにおいて、その真価を発揮します。
なお、EC-CUBEには大きく分けて2つの利用形態があります。
ダウンロード版
ライセンス料は無料。ただし、自社でサーバーを用意し、セキュリティ対策や保守運用をすべて行う必要があります。
クラウド版(ec-cube.co)
月額制のクラウドサービス。サーバー保守をEC-CUBE側に任せつつ、オープンソースのカスタマイズ性を享受できます。
関連記事:EC-CUBEとは?特徴・メリット・デメリットをプロが解説!
カナダ発のECサイト作成プラットフォーム「Shopify」
画像引用:Shopify
カナダ発のECプラットフォーム「Shopify」は、世界シェアNo.1を誇るSaaS(クラウド型)システムです。アカウント作成から最短数分でストアを開設でき、サーバー構築などの面倒な作業が一切不要という手軽さが最大の特徴です。
▼ Shopifyが最適なケース
- 初期コストを抑えてスピーディーに開店したい場合
- 専門知識なしで直感的にカスタマイズしたい場合
- 海外販売(越境EC)を視野に入れている場合
Shopifyの最大のメリットは、サーバー管理やセキュリティメンテナンスをすべてShopify側が行ってくれる点です。事業者は月額3,650円〜という低コストで、世界最高水準の堅牢なインフラにより、システム保守の手間が削減できます。
カスタマイズ面では、豊富なデザインテンプレートと「アプリ」による機能追加が主軸です。ドラッグ&ドロップで直感的にサイトを構築できるため、エンジニアがいなくても高品質なショップを作成可能です。
また、標準機能で多言語・多通貨・海外配送に対応しているため、D2Cブランドの立ち上げや、将来的な海外進出を視野に入れている場合に向いています。
【2026年最新】EC-CUBEとShopifyの比較表(費用・機能・保守)
社内の比較選定や上申において、最も重要となる「コスト」「機能」「保守」の3軸を一覧表にまとめました。2026年現在の最新トレンドを踏まえた比較となっています。
|
比較項目 |
EC-CUBE(ダウンロード版) |
Shopify(ベーシック/スタンダード) |
|
提供形態 |
オープンソース(自社運用) |
SaaS(クラウド型) |
|
初期費用 |
0円(制作費は別途発生) |
0円(制作費は別途発生) |
|
月額費用 |
サーバー代(数千円〜) |
約3,650円〜(年払いの場合) |
|
決済手数料 |
各決済代行会社による |
3.25% 〜 3.9%(Shopifyペイメント) |
|
カスタマイズ性 |
◎(制限なしのフルカスタム) |
◯(アプリとテンプレートで対応) |
|
保守・セキュリティ |
自社責任(OS・ミドルウェア含む) |
Shopifyがすべて対応(メンテナンスフリー) |
|
向いている組織 |
エンジニアが在籍・独自の商習慣あり |
運用効率重視・スピーディーに展開 |
費用の比較(コスト構造の違い)
EC-CUBEとShopifyでは、費用の発生ポイントが大きく異なります。
EC-CUBE(ダウンロード版)はライセンス料こそ無料ですが、自社で用意するサーバーのスペックに応じた月額費用や、セキュリティ対策のための保守費用が発生します。一方、Shopifyは月額固定の利用料が発生しますが、その中にサーバー代やセキュリティメンテナンス費用がすべて含まれているのが特徴です。
|
項目 |
EC-CUBE(ダウンロード版) |
Shopify |
|
初期費用 |
無料 |
無料 |
|
月額費用 |
サーバー代(5,000円〜) |
3,650円〜 |
|
販売手数料 |
なし |
0.5% 〜 2.0%(※Shopifyペイメント利用時は無料) |
機能の比較(拡張性の違い)
機能面では、「プラグイン」で拡張するEC-CUBEと、「アプリ」で拡張するShopifyという違いがあります。
EC-CUBEは日本の商習慣(配送日指定、熨斗、NP後払い等)に特化したプラグインが豊富で、ソースコードを直接改修することで、完全に独自のビジネスロジックを組み込むことが可能です。
Shopifyは世界共通のマーケティング機能やSNS連携、越境EC機能が標準で極めて強力です。2026年現在は、日本向けのアプリも非常に充実しており、一般的なEC運営に必要な機能のほとんどを網羅しています。
保守・運用体制の比較
運用における最大の違いが「保守コスト」です。
EC-CUBEは、サーバーのOSアップデートや、EC-CUBE本体の脆弱性対応を自社(または制作会社)で行わなければなりません。これには年間数十万〜数百万円の保守費用がかかるのが一般的です。
対してShopifyは、世界基準の最高レベルのセキュリティ(PCI DSS Level 1)が自動で適用され、アップデートもShopify側がバックグラウンドで行うため、ユーザー側の保守作業は原則不要です。
【EC-CUBE/Shopify】初期費用・各種手数料の比較
EC-CUBEとShopifyの各プランの初期費用および月額費用などの各種手数料を比較すると、
下表のようになります。
|
プラン |
EC-CUBE クラウド版 |
EC-CUBE ダウンロード版 |
Shopify Basic |
Shopify Grow |
Shopify Advanced |
|
初期費用 |
無料(Lite) |
無料(GPL) |
無料 |
無料 |
無料 |
|
月額費用 |
6,800円(税抜)〜 |
0円(別途サーバー代) |
月払い:4,850円 年払い:3,650円 |
月払い:13,500円 年払い:10,100円 |
月払い:58,500円 年払い:44,000円 |
|
決済手数料 |
別途契約 |
別途契約 |
3.55%~3.9% |
3.4%~3.85% |
3.25%~3.8% |
※Shopifyの月額料金は為替やプラン改定により変動する可能性があります。税込価格は公式サイトにてご確認ください。
EC-CUBE、Shopifyそれぞれについて、詳しく見ていきましょう。
EC-CUBEの初期費用と運用コスト
|
プラン |
クラウド版 Liteプラン |
クラウド版 Standardプラン |
ダウンロード版 GPLライセンス |
ダウンロード版 商用ライセンス |
|
初期費用 |
無料 |
70,000円(税抜) |
無料 |
1サイト 264,000円(税込) |
|
月額費用 |
◆販売額50万円以下 ◆販売額50万円超過 |
◆販売額300万円超過 ◆販売額1,000万円超過 |
0円 |
0円 |
|
決済手数料 |
別途契約 |
別途契約 |
別途契約 |
別途契約 |
ダウンロード版
EC-CUBEはもともと、ECサイトを構成するソースコードが公開されている「オープンソース」であり、自社でサーバーを用意してインストールする形で始まったサービスです。これが現在の「ダウンロード版」にあたり、「GPLライセンス」であれば初期費用・月額費用ともに無料で利用できます。
ただし、自由度と引き換えにサーバーやドメインの維持管理、セキュリティ対策はすべて自社責任となります。また、ソースコードを公開したくない(非公開で独自改修したい)場合には、有償の「商用ライセンス」が必要になる点に注意しましょう。
クラウド版
自社でのサーバー管理やセキュリティ対策に不安がある場合におすすめなのが「クラウド版(ec-cube.co)」です。初期費用や月額費用は発生しますが、サーバーの監視や保守運用が自動で行われるため、運用の手間を大幅に削減できます。
なお、クラウド版には以前「Liteプラン」がありましたが、現在は「Standardプラン」以降の新規登録がメインとなっています。売上規模に応じた従量課金が発生するため、一定以上の利益が見込めるサイトに適しています。
Shopifyの月額固定費と管理メリット
|
プラン名 |
Basic |
Grow |
Advanced |
|
初期費用 |
無料 |
||
|
月額料金(※税込価格は要問合せ) |
月払い:4,850円 |
月払い:13,500円 |
月払い:58,500円 |
|
スタッフアカウント数 |
- |
5 |
15 |
|
決済手数料(国内カード) |
3.55% |
3.4% |
3.25% |
|
外部サービス取引手数料 |
2% |
1% |
0.6% |
Shopifyはクラウド型(SaaS)のサービスであり、アカウントを作成すれば即座に利用可能です。サーバーの管理やシステムのアップデートを自分で行う必要がなく、ビジネスの成長に合わせて柔軟にプランを変更できるのがメリットです。
上位プランになるほど決済手数料が優遇される仕組みになっており、売上が拡大するほどコストメリットが出やすくなります。また、基本料金は米ドル設定のため、為替レートによって日本円での支払い額が変動する点には留意が必要です。
ECサイト制作の費用がいくらかかるか
60秒で診断してみませんか?
全国5,000社の見積もりから算出した、
Web幹事オリジナルの料金シミュレーターを無料でご利用いただけます。
「社内稟議の前に予算を決めたいけれど相場がわからない」
「事前に取った見積額の妥当性に不安がある」
という方は、ぜひお試しください。
まずは最初の質問です
ホームページ制作は初めてですか?
はい
いいえ
EC-CUBEとShopifyの機能・拡張性の比較
EC-CUBEとShopifyは、どちらもECサイトに必要な基本機能を十分に備えていますが、拡張の方法(プラグインvsアプリ)や得意とする領域に違いがあります。
|
EC-CUBE |
Shopify |
||
|
デザイン テンプレート |
無料 |
3 |
24 |
|
有料 |
93 |
874 |
|
|
機能の特徴 |
・受注・出荷・配送業務が効率的 ・販促機能が豊富 |
・分析機能が豊富 ・多言語・多通貨対応が簡単 |
|
|
決済機能 |
【EC-CUBEペイメント】 クレジットカード コンビニ決済 PayPay GMO後払い 銀行振込(バーチャル口座) |
【Shopifyペイメント】 クレジットカード ※その他決済手段も対応あり |
|
(2025年8月時点のデータに基づき作成)
デザインのカスタマイズ性の違い
画像引用:Shopify オンラインストア|販売チャネルについて
ShopifyとEC-CUBEはどちらもデザイン性が高いことで知られていますが、そのアプローチは対照的です。
Shopifyは「ノーコード編集」による直感的なカスタマイズが強みです。800種類を超える豊富なテンプレート(テーマ)から自社のブランドイメージに近いものを選び、ドラッグ&ドロップ操作でページを構成できます。専門的なコーディング知識がなくても、PC・スマホ双方に最適化された高品質なサイトをスピーディーに作成可能です。
一方、EC-CUBEは「フルカスタマイズ」による自由度が最大の特徴です。無料テンプレートの数は限られており、本格的なデザインには有料テンプレートの購入や独自制作が前提となります。HTML・CSS・JavaScriptだけでなく、PHPによるシステム深部の書き換えも可能なため、マイページやカート周り、独自の注文フローを含め、制限のないオリジナリティを追求できます。
EC-CUBEの運用機能と国内配送対応
EC-CUBEもShopifyも、商品登録、在庫管理、顧客管理といった基本機能はどちらも十分すぎるほど備わっています。その上で、EC-CUBEは「国産」ならではの強みが運用面に現れています。
特に日本の運送会社(ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便など)との連携がスムーズで、配送日時の細かな指定や、熨斗(のし)・ギフト対応、日本特有のポイント制度などが標準、あるいは国内向けプラグインで容易に実装できます。国内の商習慣に深く根ざした運用を効率化したい場合に適しています。
対してShopifyは、世界基準のマーケティング機能や分析レポートが標準で非常に充実しており、データに基づいた施策を打ちやすいのが特徴です。また、越境ECに必要な多言語・多通貨対応が容易な点も世界シェアNo.1ならではのメリットです。
対応する決済サービスの違い
決済面では、導入の簡便さと手数料の透明性がポイントになります。
|
EC-CUBE |
Shopify |
||
|
決済機能 |
【EC-CUBEペイメント】 クレジットカード コンビニ決済 PayPay GMO後払い 銀行振込(バーチャル口座) |
【Shopifyペイメント】 クレジットカード ※その他決済手段も対応あり |
|
Shopifyは「Shopifyペイメント」の簡便さが圧倒的です。審査がスピーディーで、導入すればクレジットカード決済が即座に利用可能。さらにApple PayやGoogle Payなどのスマホ決済もスムーズに連携できます。
EC-CUBEは「国内決済代行会社との柔軟な連携」が強みです。「EC-CUBEペイメント」をはじめ、国内の主要な決済代行会社が提供するプラグインが豊富に用意されています。コンビニ払い、キャリア決済、後払い決済など、ターゲット層に合わせた日本独自の決済手段を自由に組み合わせて導入することが可能です。
※これからECサイト構築を検討されている方や、現在ECサイト運用にお悩みの方はこちらもご活用ください。
80個のECサイトの機能を徹底調査しました!
D2CのECサイトを徹底調査。ECサイトに必要な機能をまとめました。
無料でダウンロードする
EC-CUBEとShopifyのサポート体制の比較
EC-CUBEとShopifyのサポート体制は、「システム提供側によるサポート」と「パートナー企業(開発会社)によるサポート」の両面から比較することが重要です。
EC-CUBEは日本発のサービスであり、公式ドキュメントや関連情報はすべて日本語で提供されています。一方、Shopifyはカナダ発のサービスであるため英語がベースですが、2026年現在は主要なヘルプセンターやサポート窓口の日本語対応が非常に高度化しており、言語の壁を感じる場面は少なくなっています。
EC-CUBEのサポート内容
EC-CUBEを利用したECサイトの構築・運用を自社で行う場合、以下の公式リソースを活用できます。
また、プロに依頼・相談したい場合には以下の制度が用意されています。
EC-CUBEを利用したECサイト構築を外注する場合、EC-CUBE公式パートナー「インテグレートパートナー」への依頼が推奨されています。EC-CUBEから重要なアナウンスを先行して受けており、セキュリティに関する講習会も受講する機会があるなど、EC-CUBEに関して安心して依頼できる存在です。
新規構築・リニューアル・制作会社選定などで迷った場合は、公式構築相談サポート「EC-CUBEアドバイザー」に相談することもできます。EC-CUBE利用者同士の情報交換ができる場として、全国8地域で「EC-CUBEユーザーグループ」によるセミナーなどのイベントも開催されています。
Shopifyのサポート内容
Shopifyでは、24時間体制の強力なサポート環境が整っています。
アプリストアに関しては、Shopify以外の開発会社が開発しているものもあり、英語情報のアプリが多く存在します。また、Shopifyを利用したECサイト構築・運用を支援する外部のパートナーとして「Shopifyパートナー」という存在があります。
さらに、Shopifyパートナーの中でも、Shopifyによる審査を受けて認定されるのが「Shopify Experts」です。2026年現在、専門領域ごとにパートナーを検索できる「Partner Directory」が充実しており、日本語で対応可能な熟練の会社を容易に見つけられます。
※EC-CUBEあるいはShopifyに強いECサイト制作会社を知りたい、どんな制作会社が自社に向いているか知りたい方は、Web幹事にご相談ください。
EC-CUBE・ShopifyのECサイト事例
EC-CUBEとShopifyは、それぞれ公式サイトで多くの導入事例を公開しています。実際のサイトを見ることで、デザインの自由度や実装されている機能のイメージがより具体的になるはずです。ここでは、各サービスの代表的な事例を紹介します。
EC-CUBEで構築したECサイト事例
EC-CUBEは、複雑な注文フローや外部システムとの深い連携が必要なサイトで多く採用されています。
R&Y(アールワイ)レンタル
画像引用:R&Y(アールワイ)レンタル
日本最大級のスーツケースレンタルサービス『R&Y レンタル』では、EC-CUBEの自由度を活かし、旅行予約サイトのように「日程・サイズ・ブランド」からリアルタイムに在庫を検索・予約できる高度なシステムを構築しています。
Amazonや楽天、ヤフーなどの各種外部ID決済とも柔軟に連携。レンタル特有の複雑な予約フローとスムーズな決済体験を両立させ、ユーザーの利便性を飛躍的に高めています。
たおる本舗
画像引用:たおる本舗
オリジナルタオルを1枚から作成・注文できる『たおる本舗』では、オープンソースならではの拡張性を活用しています。
入力内容に応じてリアルタイムに金額を算出する見積機能や、ユーザーが直接デザインデータを添付できる入稿システムなど、特注品販売に欠かせない機能を実装。WordPressやKintone、別サイト『Tシャツ本舗』との顧客データ共有など、外部システムと深く連携した効率的なバックエンド運用も実現しています。
ドトール オンラインショップ
画像引用:ドトール オンライン
大手コーヒーチェーン『ドトール』の公式ECサイトでは、ファンを定着させるための「独自機能」をEC-CUBEで網羅しています。定期購入や継続特典、自社独自のハウスカード決済、きめ細かなクーポン発行など、ブランド独自の施策を形にしているのが特徴です。
アクセス解析に基づき、出荷数やお届け日の制限といった実務に即したカスタマイズを随時追加できるのは、ソースコードを柔軟に編集できるEC-CUBEならではのメリットです。
Shopifyで構築したECサイト事例
Shopifyは、世界基準のインフラと洗練されたUIにより、ブランドの世界観を伝える「D2C」や「越境EC」において圧倒的な強みを持っています。
FUMIKODA
画像引用:FUMIKODA
ヴィーガンレザーを用いたバッグブランド『FUMIKODA』は、Shopifyを基盤に、実店舗・ポップアップストア・ECの在庫と顧客データを一元管理する「オムニチャネル」を体現しています。
商品のカラーバリエーションを直感的に選べる洗練されたデザインに加え、ブランドストーリーを伝えるWebマガジンをEC内に統合。ブランドの気高さを損なうことなく、顧客体験の質を高めることに成功しています。
Cute Things from Japan
日本の文房具を世界中に届ける『Cute Things from Japan』は、Shopifyの強力なグローバル対応力を活かした越境ECの成功例です。
多言語対応はもちろん、国を選択するだけで通貨が切り替わる標準機能を活用し、海外ユーザーが自国のサイトのように買い物ができる環境を構築。個人経営の実店舗からスタートしながら、サーバー管理をShopifyに任せることで、最小限のリソースでグローバル展開を実現しています。
KURAND(クランド)
画像引用:KURAND
450種類以上のクラフト酒を販売する『KURAND』では、Shopifyの安定したインフラを背景に、エンターテインメント性の高い販売手法を展開しています。
ランダムでお酒が届く「酒ガチャ」や、テーマ別の検索など、ユニークな購入体験を華やかなビジュアルで提供。SNS等でのバズによる急激なアクセス集中にも耐えうるShopifyの信頼性が、攻めのマーケティングを支えています。
まとめ|自社に最適なシステムの選定基準
EC-CUBEもShopifyも、多くのECサイトで導入されており、非常に優れたプラットフォームです。しかし、本記事で比較した通り、両者には明確な性質の違いがあります。
最終的な判断を下す際は、以下の基準を参考にしてください。
EC-CUBEが向いているケース
- エンジニアが社内にいる、あるいは密に連携できる制作会社がある
- 日本独自の商習慣(複雑な配送、ポイント制度、熨斗対応など)を完全再現したい
- 将来的に基幹システムと深く連携させるなど、大幅な拡張を予定している
Shopifyが向いているケース
- サーバー管理やセキュリティ対策などのインフラ運用をプロに任せたい
- スピーディーにショップを立ち上げ、マーケティングや販売活動に専念したい
- 将来的に海外販売(越境EC)を検討しており、グローバル基準の機能がほしい
それぞれの強みを最大限活かすためにも、自社の「組織体制(エンジニアの有無)」と「予算」のバランスを見て選ぶようにしましょう。
※EC-CUBEあるいはShopifyに強いECサイト制作会社を知りたい、どんな制作会社が自社に向いているか知りたい方は、Web幹事にご相談ください。
Q. EC-CUBEからShopifyへ移行するには?
EC-CUBEからShopifyへ移行する手順として「?ストア情報をShopifyへ移行する」「?問題なく商品データが移行されたか確認する」「?移行後のサイトのデザインを調整する」「?ドメインの設定をする」「?配送の設定をする」「?税金の設定をする」「?決済サービスを設定する」が挙げられます。
Q. EC-CUBEとShopifyを選ぶ際のポイントは?
EC-CUBEとShopifyを選ぶ際のポイントとして「プランごとの初期費用・各種手数料を比較する」「機能・サポート体制を比較する」等が挙げられます。詳しい選び方については記事をご覧ください。
Q. EC-CUBEとShopifyの料金体系はどのようになっていますか?
EC-CUBEはダウンロード版とクラウド版の2つのプランがあり、クラウド版は月額費用が発生します。一方、Shopifyは月額固定費がかかります。
この記事を書いた人
河村 郁恵
専門分野: Webライティング,Webコンテンツ制作
フリーランスのライター、編集者。屋号は「卯の筆企画」。ネット通販企業、EC業界メディアでの勤務経験あり。EC運営、Webマーケティング、キャッシュレス決済、自然食・健康食品関連の記事作成・編集経験が豊富です。
このライターの記事一覧