- 更新日 2024.10.17
- カテゴリー Shopify
Shopify Paymentは導入すべき?設定方法・その他の決済方法について解説【2024年最新版】
Shopify Paymentは、初期費用・月額固定費はかからず、決済手数料のみで、管理画面から設定を行えばすぐに利用を開始できるサービス。本記事では、Shopify Paymentに関する次のような疑問に応えています。
・Shopify Paymentでできることを知りたい
・Shopify Payment利用にかかる料金を知りたい
・Shopify Paymentの設定方法を知りたい
最後まで読めば、Shopify Paymentを導入すべきかが判断できます。
また、自社に合う最適な決済方法を検討したい方のために、Shopify Payment以外の決済方法についてもまとめましたので、参考にしてください。
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Shopify Payment とは
画像出典:Shopify Payment
Shopify Paymentとは、Shopifyが提供する決済サービスです。利用することで、Shopifyストアにおいて以下のクレジットカード決済と、Apple Pay・Google Pay決済に対応できます。クレジットカードは国内発行・海外発行いずれにも対応しています。
・Visa
・Mastercard
・JCB
・American Express
クレジットカード決済の対応だけならShopify Payment以外の外部サービスでも可能です。しかし、次に紹介するようなメリットから、Shopify Paymentの利用をおすすめします。
Shopify Paymentのメリット
審査不要、設定後すぐに利用開始できる
詳しい設定方法は後述しますが、Shopify Paymentは、Shopify管理画面で必要なストア情報を入力するだけで利用開始できます。
通常、ECサイトで決済サービスを利用開始するには、審査に時間を要します。しかしShopify Paymentであれば、設定完了後すぐにクレジットカード決済に対応できることが強みです。
管理画面から決済情報をリアルタイムで確認できる
Shopify Paymentは、Shopifyの管理画面で、支払い額をリアルタイムに確認できます。また、保留中の支払い額と次の支払い日も確認でき、保留中の支払いが銀行口座に振り込まれたときにメールで通知されるよう設定することも可能です。
決済手数料以外の追加料金がかからない
クレジットカード決済以外の決済方法に対応する場合は、外部の決済サービスを利用する形になります。この場合も、Shopify Paymentを併用していれば、追加料金がかからずお得です。
Shopifyでは、Shopify Paymentを利用せず外部の決済サービスを利用する場合、決済ごとに0.5%~2.0%の追加料金が発生します。
Shopify Paymentよりもカード決済の手数料が安い外部サービスを利用したとしても、この追加料金を踏まえるとShopify Paymentのほうが安くなります。このため、クレジットカード決済に関してはShopify Paymentを利用するのがお得です。
Shopify Paymentの注意点
他のクレジットカード決済サービスを利用している場合
便利なShopify Paymentですが注意点もあります。Shopify Paymentをクレジットカード決済について、利用前に外部の決済サービスを利用していた場合、Shopify Paymentの設定を行うと、クレジットカード決済に関しては外部の決済サービスの利用が停止されるので注意してください。
Shopify Paymentの手数料
Shopify Paymentでは、初期費用や月額固定費はかからず、決済手数料のみ発生します。決済手数料は、プランによって異なり、下表のようになっています。
ベーシック |
スタンダード |
プレミアム |
|
各プランの月額利用料金 |
29米ドル |
79米ドル |
299米ドル |
日本のオンラインクレジットカード手数料 |
3.40% |
3.30% |
3.25% |
海外/AMEXのオンラインクレジットカード手数料 |
3.90% |
3.85% |
3.80% |
JCBのオンラインクレジットカード手数料 |
4.15% |
4.10% |
4.05% |
Shopify Paymentを有効化せず 他の決済サービスを利用する場合の追加料金 |
2.00% |
1.00% |
0.50% |
上位プランほど決済手数料が安くなるため、各プランの月額利用料金・月ごとの受注数・決済手数料を比較することで、どのプランを利用するのがお得かの判断材料になります。
Shopify Payment の設定方法
Shopify Paymentを利用する際の設定方法を、実際の管理画面も交えつつ紹介します。利用中であることを、「Shopify Paymentの有効化」とも表します。
ストア通貨の設定を確認
Shopify Paymentの設定を行なう前に、ストア通貨の設定を確認しておきましょう。ストア通貨は、管理画面の「設定>一般設定」(画像赤枠)で確認できます。
ストア通貨(画像赤枠)が、ストアで使用する通貨になっているか確認します。ストア通貨は、最初の販売を行なった後は原則変更できなくなるので注意しましょう。
Shopify Paymentを有効化する
Shopify Paymentの設定は、管理画面の「設定>決済」(画像赤枠)から行ないます。なお、決済設定を変更できるのはアカウントオーナーのみです。
ストアの設定状況により表示される案内が多少異なりますが、上の画像の「Shopify Paymentを有効にする」を押してください。ストア情報と銀行情報の入力を求められるので、案内に従い入力を進めましょう。
なお、Shopify Payment利用前に他のクレジットカード決済サービスを利用していた場合、Shopify Paymentを有効化することで、他のクレジットカード決済サービスの利用が停止されます。前述の通り、他のクレジットカード決済サービスとの併用はできないので注意してください。
なお、「支払いを表示する」(画像赤枠)から、Shopify Paymentによる支払いの詳細を一覧表示できます。
Shopifyで使えるオススメの決済サービス・方法
最後にShopify Payment以外の決済サービスも検討したい方に6つの決済サービスを紹介します。
特徴 |
対応ブランド |
対応決済方法 |
決済手数料 |
振込手数料 |
|
PayPal |
22通貨に対応 海外向け販売に強い |
Visa MasterCard American Express JCB 銀聯など |
クレジットカード 国際ブランド付デビットカード 銀行口座 |
3.6%+40円 (国内標準レート:月額取引量で変動) |
0円(出金額5万円未満は250円/件) |
AmazonPay |
新規顧客獲得に 効果的 |
Visa MasterCard American Express JCB |
クレジットカード |
4% ※デジタルコンテンツは4.5% |
無料 |
携帯キャリア決済 |
クレジットカードを持っていないユーザーの利便性向上 |
NTT DOCOMO au Softbank |
キャリア決済 |
6.4% ※デジタルコンテンツは15% |
不明 |
GMOイプシロン |
幅広い決済方法にリーズナブルに対応 |
Visa MasterCard American Express JCB |
クレジットカード決済 コンビニ決済 代引き決済 GMO後払い キャリア決済 PayPal決済 |
クレジットカード決済 3.2%~ コンビニ決済 130円~/回 代引き決済 360円~/回 GMO後払い 4.0%+180円/回 キャリア決済 6.0%+月額1,100円(税込) PayPal決済 3.6%+40円/回+月額550円(税込) |
月額最低手数料あり コンビニ決済・代引き決済 1,650円(税込) |
KOMOJU |
プリペイド型電子決済を利用できる |
Visa MasterCard American Express JCB Diners |
コンビニ決済 銀行振込 Pay-easy スマホ決済 キャリア決済 プリペイド型電子決済 |
クレジットカード決済 3.6%~ コンビニ決済など 2.75% スマホ決済 4% キャリア決済 6.6% プリペイド型電子決済 12% |
216円(入金額3万円未満のときの日本国内への振込手数料・海外送金は2,500円) |
それぞれの詳細については後述します。いずれも、Shopifyの管理画面「設定>決済」から設定を行ないます。また、別途、各決済サービスの会社とも契約が必要です。
ECサイトでは、希望する決済方法がないと離脱につながりやすいとされます。ユーザーに合わせた決済方法を用意することで、売上向上が期待できます。
Shopify Paymentで対応できるクレジットカード決済はECサイトに欠かせない決済方法のひとつですが、自社の顧客層に合わせて、ほかの決済方法の導入も検討してみましょう。
1.PayPal(ペイパル)
画像出典:PayPal公式サイト
PayPalは、世界的にスタンダードなオンライン決済方法です。ユーザーがPayPalアカウントにログインするだけで、登録した支払い方法で決済ができます。支払い方法は、クレジットカードと口座振替が選べます。
こんなECサイトにおすすめ
・海外向けの販売に力を入れたいECサイト
メリット
・22通貨に対応、海外でスタンダードな決済方法
・ECストアでクレジットカード情報を扱う必要がない
・Shopifyストアでは初期状態から利用できる
Shopifyでは、ストア開設後の初期状態からPayPalを利用できます。最初の売上が発生すると、ストアにメールが送信され、そこからアカウントを開設できます。すでにアカウントを持っている場合は、既存アカウントで連携が可能です。
注意点
・日本のユーザーにとってのニーズは低い
・出金額5万円未満の場合は振込手数料がかかる
2. Amazon Pay
Amazon Payは、Amazon以外のECサイトでもAmazonアカウントでログイン・決済ができるという決済サービス。カート画面での離脱率が高い場合は、Amazon Pay導入が解決策となる可能性があります。
通常、導入に費用がかかりますが、Shopifyでは初期費用・月額費用無料で導入できます。
こんなECサイトにおすすめ
新規顧客獲得施策としておすすめです。Amazonアカウントを持つユーザーにとって、ECサイトごとに会員登録や決済情報の登録を行なわないで済む利便性があります。
メリット
・Amazonアカウントでログイン・決済ができる
・カート離脱防止に効果的
・Shopifyストアなら導入費用がかからない
注意点
・利用できるのは日本に拠点を置く法人で、amazon.co.jpにアカウント登録が必要
3. 携帯キャリア決済
DOCOMO Digital社が運営している決済サービス。docomo、au、SoftBankのキャリア決済を一括導入できます。ユーザーがクレジットカードを持っていなくても利用でき、月々の携帯料金とまとめて支払えるのので、ユーザーにとって利用のハードルが低い支払い方法です。
こんなECサイトにおすすめ
・クレジットカードを持たないユーザーが顧客に多い
メリット
・クレジットカードを持たないユーザーの利便性向上
・ECサイトにとって代金未回収リスクが低い
注意点
・決済手数料が高め
4.GMOイプシロン(コンビニ決済・後払い決済)
画像出典:GMOイプシロン
インターネット関連事業を幅広く手掛けるGMOグループの、GMOイプシロン株式会社が運営する決済代行サービス。
Shopify Paymentと並行して、コンビニ決済、代引き決済、後払い決済(GMO後払い)、キャリア決済、ウォレット決済(PayPal)を導入できます。特に、後払い決済(GMO後払い)は、GMOイプシロンならではの決済サービス。
こんなECサイトにおすすめ
・ユーザーの決済ニーズにこまやかに対応したい
・クレジットカード以外の後払い決済を導入したい
メリット
・幅広い決済方法を一括で導入・管理できる
・GMO後払いを利用できる
・手数料がリーズナブル
注意点
・料金やオプションがこまかく設定されており、自社に合う利用の選択が重要
5. KOMOJU
画像出典:KOMOJU
株式会社DEGICAが運営するオンライン決済代行サービス「KOMOJU」。クレジットカード決済の他、コンビニ決済、銀行振込、Pay-easy、スマホ決済、キャリア決済、プリペイド型電子決済など幅広い決済サービスをまとめて導入できます。
プリペイド型電子キャッシュは、WebMoney、BitCash、NET CASHが利用できます。
こんなECサイトにおすすめ
・スマホ決済やプリペイド型電子決済に対応したい
メリット
・幅広い決済方法を一括で導入・管理できる
・プリペイド型電子決済に対応できる
注意点
・決済方法によっては手数料が高め
【要点まとめ】Shopifyで使える決済サービス比較・設定方法
Shopifyストアでクレジットカード決済に対応するには、Shopify Paymentの利用がおすすめです。クレジットカード決済およびApplePay・GooglePayに対応できます。
管理画面から設定を行えば利用開始でき、決済手数料以外の追加料金は発生しません。管理画面で支払いに関する情報を確認でき、支払い管理も効率化されます。
クレジットカード決済以外の決済方法に対応するには、Shopifyで利用可能な外部の決済サービスを、Shopify Paymentと並行して利用します。銀行振込やコンビニ決済、キャリア決済など、決済サービスによってさまざまな決済方法に対応できます。
自社のECサイトのユーザーの決済ニーズに応じて選びましょう。Shopify Paymentを利用していれば、これら外部の決済サービスを利用する場合も、決済サービスそのものの利用料金や手数料のみで、追加料金はかかりません。
各決済サービスにて契約後、Shopifyの管理画面から利用設定を行いましょう。
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この記事を書いた人
河村 郁恵
専門分野: Webライティング,Webコンテンツ制作
フリーランスのライター、編集者。屋号は「卯の筆企画」。ネット通販企業、EC業界メディアでの勤務経験あり。EC運営、Webマーケティング、キャッシュレス決済、自然食・健康食品関連の記事作成・編集経験が豊富です。
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