超厳選おすすめEFOツール3つを比較&検討時に知っておくべき基礎知識も紹介【2024年最新版】

SEOとは

「入力フォームの離脱が多くて困っている」
「でもEFOのツールが多すぎて選べない」
「おすすめのEFOツールを比較してほしい」

入力フォームのコンバージョン率を上げるため、EFOツールの導入はサイト運営の重要項目。しかし、ツールの数が多すぎて選べず、なにを比較すればいいのか分からない方も多いでしょう。

そこで本記事ではEFOツールの導入を検討している方に、EFOの基礎知識、EFOツールの比較方法を解説します。また、Web幹事で厳選したおすすめのEFOツールも3つ紹介。最後まで読めば自社に合うEFOツールが見つかります。

※すでにEFOの基礎知識があり、おすすめのEFOツール3選を比較したい方は以下をクリックしてください。

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目次
  1. 1. EFOとは?比較する前の基礎知識
    1. 1-1. EFOツールを導入するメリット
    2. 1-2. 入力フォームで途中離脱が発生する理由トップ3
  2. 2. おすすめのEFOツール3つを比較
    1. 2-1. EFO CUBE
    2. 2-2. Gyro-n EFO
    3. 2-3. GORILLA EFO
  3. 3. EFOツールを比較する4つのポイント
    1. 3-1. 料金体系
    2. 3-2. スマートフォン対応
    3. 3-3. 解析機能の充実
    4. 3-4. 多機能かどうか
  4. 4. EFOツールの主な9つの機能
    1. 4-1. 1:必須項目の背景カラーリング
    2. 4-2. 2:ガイドメッセージ機能
    3. 4-3. 3:リアルタイムアラート
    4. 4-4. 4:残数のナビゲーション機能
    5. 4-5. 5:確認ボタンの最適化
    6. 4-6. 6:住所の入力を補助する機能
    7. 4-7. 7:ページ離脱アラート
    8. 4-8. 8:フリガナ自動入力&半角・全角自動変換
    9. 4-9. 9:外部連携機能
  5. 5. 【コラム】入力フォームの改善や最適化なんて不要では?と思う人は要注意
  6. 6. EFOツールの比較まとめ

EFOとは?比較する前の基礎知識

EFO(Entry Form Optimization)とは、直訳すると「入力フォーム最適化」。ユーザーの使い勝手を良くし、入力フォームの完了率を上げるための施策のことです。

入力フォームは、会員登録、資料請求、ショッピングサイトで名前や住所、クレジットカード情報などを入力する画面のこと。

しかし、使い勝手の悪さや入力項目の多さなどがストレスとなり、最後まで入力せずに途中離脱する割合は少なくありません。実は入力フォームまで訪れたモチベーションの高いユーザーですら、6〜7割は最後まで入力せずに離脱していると言われています。実に半分以上もCV(コンバージョン)の機会損失をしているのです。

収益を上げるにはユーザーに不快感を与えず、フォーム通過率を増やすことが重要。そのためにEFOツールの導入は大きな後押しとなるのです。

EFOツールを導入するメリット

・複雑なコードが不要&多機能
・詳細なデータ分析ができる

EFOツールは入力フォームのユーザビリティを上げ、購入しないまま離脱してしまう「カゴ落ち」を防ぐためのもの。主に2つのメリットがあります。

複雑なコードが不要&多機能

EFOの導入の流れ

EFOツールは複雑なコードが不要で、上のような3ステップだけで簡単に入力フォームの機能を改修できます。やり方も簡単で、HTMLコードの<body>~</body>内にEFOの会社が発行するタグをコピーして挿入するだけ。タグとは以下のようなものです。

例):<script src="app.gorilla-efo/js/efo.xxxx.js"type-"text/javascript"></script>

EFOツールなしで入力フォームの改善を図ると、複雑なHTMLコードを操るエンジニアが必要な上に、改善する工数もかかります。EFOツールの相場は月額で数万円ですが、最初の設定方法さえ覚えれば誰でも操れるため、入力フォーム改善のハードルを下げてくれます。

詳細な分析ができる

詳細な分析ができる

画像出典:EFO CUBE

EFOツールのもう一つのメリットが解析機能。実はこれがEFOツールを導入すべき最大の理由と言っても過言ではありません。

エンジニアに依頼すれば、EFOツールを使わなくても使い勝手の良い入力フォームは作れます。しかし、「なぜ途中で離脱するか?」の原因分析ができなければ、建設的な改善案は出せず、CV率の向上は頭打ちになります

一般的な解析ツールでは「どの入力項目でエラーが起きているか」「入力にかかる所要時間はどれくらいか」「どの段階で離脱されているか」など、EFOにおいて重要なデータまで計測することができません。その点、EFOツールは、上の図のように詳細な原因分析ができることが大きなメリットです。

入力フォームで途中離脱が発生する理由トップ3

入力フォームで離脱する3つの要因

では、入力フォームの途中離脱を防ぐには何を改善すればよいでしょうか?申し込みを完了するまでに挫折するユーザーの多くは「入力に手間や時間がかかる」「何度も入力し直す」などのストレスを覚えています。

1.入力項目が多すぎる

ユーザーが途中離脱する最大の理由は「入力項目の多さ」。離脱する原因の7割前後を占めると言われています。

ただし、単純に項目数の多さだけでなく、「住所の入力が面倒くさい」「半角に変換するのが面倒」「電話番号にハイフンを入れるのが面倒くさい」など、入力の手間のストレスも含まれます。

必要な項目を盛り込むのは仕方ないので、完了率を上げるにはユーザーが入力しやすいように改良すること。EFOツールには以下のような機能があるため、ユーザーのストレスを軽減できます。

・郵便番号から住所を自動検索する
・ハイフンを自動で入れてくれる
・入力パターンが決まっている項目は選択式にする

2.入力後送信するとエラーが表示される(エラーの箇所がどこかわからない)

2番目の理由が「最後まで入力したと思っていたのにエラーが表示される」。ユーザーはすべて入れたと思ったのに、実際は必須項目の入力が抜けるエラーはよくあること。

・必須項目の入力が抜けている
・半角や全角などの記入が違う
・エラーの度に何度も同じ項目を入力させられる
・戻ると入力内容が消えており、イチからの入力が必要

EFOツールには入力を間違った時点でアラートを表示してくれる機能があるため、送信(確認)ボタンを押す前にエラーに気づくことができます。

3.画面が使いづらい

3つ目の理由が「画面が使いづらい」こと。これは特にスマートフォンで起こる問題です。

・字が小さくて見にくい
・ボタンの位置が近すぎる
・スマートフォンだと操作しにくい

操作がしづらいストレスが原因で、多くのユーザーが離脱します。よくある例が下の郵便番号。

上3桁と下4桁に分かれている場合

このように上3桁と下4桁に分かれている場合、スマホ対応ができていない入力フォームでは、キーボードをいちいち数値入力や半角数字に変換しなければなりません。「そんなことで!?」と思うかもしれませんが、実際はほんの小さなストレスが離脱の原因となっているのです。

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おすすめのEFOツール3つを比較

◎おすすめのEFOツール比較表 

ツール名

費用

機能数

導入実績

特徴

EFO CUBE

初期:0円

月額:50,000円

26

4,200

フォーム

・26種類と多機能

・詳細なデータ解析

・導入後のサポートあり

Gyron-EFO

初期:0円(※)
月額:15,000円〜

19

6,000

フォーム

・導入実績が豊富

・詳細なデータ解析

・1ヶ月の無料トライアル

GORILLA EFO

初期:30,000円

月額:9,800円

20

1,500

フォーム

・月額9,800円の低価格

・チャットフォームが可能

・不動産・教育・ECが得意

※Gyron-EFOの初期費用0円は2フォームまで。3フォーム目以降は1フォーム10,000円の追加料金

続いて数あるEFOツールの中からWeb幹事が厳選した、おすすめの3つを紹介します。先述したスマホ対応や主な9つの機能は搭載されており、あとは料金や特徴の比較から自社に合うEFOツールを選んでください。

EFO CUBE

EFO CUBE

EFO CUBEのおすすめポイント ・26種類と多機能
・詳細なデータ解析
・全額返金保証あり

EFO CUBEは2020年6月時点で導入社数460社を超え、「株式会社ベネッセコーポレーション」「ネスレ日本株式会社」など4,200フォーム以上が導入しているツールです。

26種類と多機能

26種類と多機能

入力フォームの補助機能は26種類と他社に比べて多いことが特徴。珍しい機能として、上の画像のように会社名を入力するだけで、住所を自動的に入力フォームに反映する「会社情報自動入力」や、メールアドレス入力時にそのメールアドレスのドメインが存在するか判断する「ドメイン存在チェック」があります。

多機能であることによって、後からこんな機能が欲しいと思ったときに備わっている可能性が高いため、コンバージョンの改善に有利になります。

詳細なデータ解析

詳細なデータ解析

EFO CUBEは詳細なデータ分析ができることも特徴です。例えば「未入力離脱」「入力途中離脱」「入力完了離脱」の3つに細分化し、改善すべき点を洗い出します。

「未入力離脱」「入力途中離脱」「入力完了離脱」の3つに細分化

また、各項目ごとに何回エラーや未入力があったかなどの詳細な分析もできるため、改善すべき部分が明確になります

導入後のサポートあり

導入後のサポートあり

EFO CUBEは導入後のサポートも充実しています。電話で問い合わせができるサポートセンターや、定期的にデータを出してくれるレポート提出、改善案まで提示してくれるフォーム改善案提出があります。

初めてEFOツールを導入する方は、「分析の仕方がわからない」「どこを改善すればいいのか分からない」といった不安も多いため安心のサポート体制

導入後はオンボーディングプラン(無料)があり、実際のレポートを見ながらツールの使い方や、エントリーフォーム改善の運用について定期的なコンサルティングも可能です。

全額返金保証のサポートもあり EFO CUBEは月額50,000円と紹介する3つのEFOツールの中で最も高額ですが、全額返金保証がついています。6ヶ月間のA/B テスト判定結果で途中離脱率の項目の割合に改善がなかった場合は全額が返金されます。期待値どおりの成果が出るとは限りませんが、万が一下がった場合は返金されるので、その点で安心です。

URL

https://www.efo-cube.info/

運営会社

株式会社GeeeN

契約期間

6ヶ月から

実績

4,100フォーム以上

導入費用

初期:0円

月額:50,000円(1ドメイン5フォームまで)

Gyro-n EFO

Gyro-n EFO

Gyro-n EFOのおすすめポイント ・導入実績が豊富
・詳細なデータ解析
・1ヶ月の無料トライアル

Gyro-n(ジャイロン)EFOは導入実績が6,000フォームと実績豊富なツールです。申し込みから最短3日でアカウントが発行され、しかも導入までの初期設定はGyro-nサポートデスクが無料で代行するのでEFO初心者でも安心。

機能面では、一度入力した情報を記憶させ、再入力時に情報を呼び出すことでユーザーの手間を省く「再入力アシスト」の機能も搭載。全19種類と、EFOに必要な機能を網羅しています。

スマホ対応もOK

スマホEFOサンプルフォーム

Gyro-n EFOではPC版にある「残数ナビゲーション機能」以外はすべてスマートフォンにも踏襲されています。

Gyro-n EFOではほぼすべての機能をスマホにも踏襲

さらにスマートフォンにおいては「Gyro-n 住所入力ナビ」も特徴。上のようにGPSの位置情報で自動的に住所が入力される機能や、手入力が不要の選択式で住所入力ができる機能があり、ユーザーの入力ストレスを軽減できます。

詳細なデータ解析が可能

詳細なデータ解析が可能

Gyro-n EFOは詳細な解析もメリット。エラーが発生するタイミングや、その条件について詳細なデータを取得できます。例えば「郵便番号の下4桁の部分で離脱が多い」など、かなり細かく分析できるため、エラー発生の原因を突き止めることが可能になります。

1ヶ月の無料トライアル

1ヶ月の無料トライアル

Gyro-n EFOの料金体系は初期費用が無料(2フォームまで)、月額利用料は12ヶ月契約の15,000円が最安です。

月額利用料は入力フォームを訪れたUU数によっても変化します(UUはユニークユーザーの略で、入力フォームを訪れた人数のこと)。サイト全体の月の訪問者が10万人でも、入力フォームに訪れる人数が500人以下なら、一番安い価格で導入可能

「いきなり契約するのは不安」という方は、1ヶ月間すべての機能が試せる上に、EFOの設定をしている場合としていない場合とのA/Bテストを実施できる無料トライアルを利用してください。

無料トライアル終了後に自動課金されることなく、納得した場合のみの契約となるため、初めてEFOツールを導入する方も安心です。

Gyro-n EFOの概要・実績・料金

URL

https://www.gyro-n.com/

運営会社

株式会社ユニヴァ・ジャイロン

契約期間

6ヶ月から

実績

6,000フォーム

導入費用

初期:0円(2フォームまで)

月額:15,000円〜(500UU以下で12ヶ月契約の場合)

資料ダウンロード

https://www.gyro-n.com/downloadables/request_efo/

GORILLA EFO

GORILLA EFO

GORILLA EFOのおすすめポイント ・月額料金が9,800円
・チャットフォームが可能
・不動産・教育・ECが得意

GORILLA EFOは初期費用30,000円、月額9,800円の低価格で導入できるEFOツールです。ロート製薬、新潮社、東急ホテルズなどの有名企業も導入しています。

GORILLA EFOの費用

契約は6ヶ月からなので、費用は半年で88,800円。月々14,800円で導入できることがメリットです。また、初めてEFOツールを使う方でも、タグ設置の無料相談ができるので安心。申し込みから約10営業日で開始できます。

分析機能も充実

分析機能も充実

GORILLA EFOは低価格にも関わらず、機能数も20と多く(スマホは14種類)、解析機能も充実。どの項目で入力エラーをしているのか、どのタイミングでフォームから離脱しているのかなどが、ブラウザ/デバイス別に分かることが特徴です。

チャットフォームが可能

チャットフォームが可能

GORILLA EFOはスマートフォンに対応した機能が14種類あり、その中でも大きな特徴がチャットフォーム。上の図の右側のように、入力フォームをチャット形式にすることで項目を多さを感じさせず、ストレスなく入力することが可能です。

不動産・教育・ECサイトが得意

不動産・教育・ECサイトが得意

GORILLA EFOは成果が上がった得意分野も公開され、不動産・教育・ECサイトなどで実績あり。

総合的なWebマーケティングを行っている

また、EFOツールだけでなく、SEO、広告、クリエイティブ制作など総合的なWebマーケティングを行っているため、合わせて依頼できることも強みです。

GORILLA EFOの概要・実績・料金

URL

https://gorilla-efo.com/

運営会社

ブルースクレイ・ジャパン株式会社

契約期間

6ヶ月から

実績

1,500フォーム

導入費用

初期:30,000円

月額:9,800円〜(1アカウント5フォームまで)

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EFOツールを比較する4つのポイント

EFOツールの選び方4ポイント

ここからは自分に合うEFOツールの選び方を4つ解説します。ほとんどのEFOツールが最低6ヶ月契約からになっているため、「とりあえず試してみよう」という軽い気持ちで選ぶのはNG。失敗した場合のダメージが大きいです。これから説明する4つのポイントを押さえてから選んでください。

料金体系

 

A社

B社

C社

初期費用

0円

100,000円

0円

月額費用

30,000円

20,000円

20,000円

備考

1ドメイン

10フォームまで

※フォーム毎に追加契約

1ドメイン

15フォームまで

1ドメイン

2フォームまで

※フォーム毎に追加契約

EFOツールには様々な料金体系があり、一般的には初期費用+月額費用が多いです。

最初から長く使うと決めている場合は月額のランニングコストが安いものを選びましょう。逆に成果が出るかお試し的に考えている場合は、初期費用が安いものを選ぶといいでしょう。

例えば上のA社とB社を比較した場合、半年か1年使うかで費用は変わってきます。

半年契約の場合:A社→18万円 B社→22万円
1年契約の場合:A社→36万円 B社→34万円

このように、半年だけならA社、1年以上使う場合はB社のほうがお得になります。

今後、ドメインやフォーム数を増やす予定があるか

 

A社

C社

初期費用

0円

0円

月額費用

30,000円

20,000円

備考

1ドメイン

10フォームまで

※フォーム毎に追加契約

1ドメイン

2フォームまで

※フォーム毎に追加契約

EFOツールの料金には必ず(〇〇ドメイン・〇〇フォームまで)などの記載があります。最初からドメイン数や入力フォーム数を増やす予定がある場合は、追加料金も加味して検討しましょう。

A社とC社を比較すると、あとから3フォームを超えた場合、A社は月額30,000円のままですが、C社は40,000円になります。このように、今後の展望も踏まえて料金を比較するようにしましょう。

スマートフォン対応

スマートフォン対応

画像出典:Gyro-n EFO

EFOツールで重要な機能が「スマートフォン対応」です。画面が小さいスマートフォンはPCに比べ入力項目のサイズを大きするなどの工夫が必要です。

・入力画面のサイズは見やすいか
・ボタンの間隔は適切でクリックしやすいか

スマートフォンの場合、ほんの些細なストレスがユーザーの離脱につながります。郵便番号の入力であればキーボードを自動的に数字にする、メールアドレスでは半角英字に切り替えるなど、項目に対応したキーボードを表示させることが離脱を防ぐ大きなポイント。スマートフォンはPCに比べて入力ストレスが大きいと覚えておいてください

また、多くのEFOツールがスマホ対応していますが、中には別料金のオプションになる場合もあるので注意。さらに、PCでは使える機能もスマートフォンでは対応していない場合もあるので、スマホと共通の機能であるかも同時にチェックしておきましょう。

解析機能の充実

解析機能の充実

画像出典:Gyro-n EFO

3つ目は、解析機能の充実度合いで比較すること。解析機能はEFO ツールの最重要項目と言っても過言ではありません

分析機能が充実しているEFOであれば上の画像のように、「どのタイミングで離脱しているのか」「電話番号、メールアドレスなど条件別でエラーが発生している率」など詳しく分析できます。EFOツールを比較するときは解析機能の充実度合いをチェックしてください。

また、慣れていないと分析機能を使いこなすのは難しいので、導入後も相談できるサポートがある会社を選ぶといいでしょう。

詳細分析が必要な理由

入力フォームの離脱原因がどこにあるかは、詳細なデータが無いと分析ができません。
例えば途中離脱が多いサイトがEFOツールを導入したところ、エラー率が高い入力項目は下のように「お支払い方法」でした。

お支払い方法 必須

○ 銀行振込み

○ 代金引換

○ クレジットカード

これだけ見ると、選択式で選びやすく、「必須」の表示もあり、問題がないように思えます。しかしデータを計測すると、入力漏れのまま送信ボタンを押すユーザーが多いことが分かりました。

理由は「お支払い方法」の項目の前に、「お届け先の変更」や「電話番号の変更」など必須ではない項目が続いたので、ユーザーは「お支払い方法」も必須ではないと勘違いして飛ばしたのです。そこで必須項目が続くように並べ替えたところ、エラー表示が減り離脱率が改善されました。

このように一見、問題がないと思える項目にも離脱の原因が隠されています。EFOツールを選ぶときは、「どのエラー項目が多いか」「どのタイミングで離脱しているか」など、詳細なデータ分析ができるかで比較しましょう。

多機能かどうか

比較ポイントの最後は多機能かどうか。当たり前のことに思えますが、いざ改善策が見つかり「こんな機能を実装したい」と思っても、ツールに備わってなければ手の打ちようがありません。また、最初からある程度たくさんの機能を試してみないと、検証データも十分に取れません。

導入前は不要だと思っていても、あとから必要になるケースは多々あります。はじめから多機能なEFOツールを選ぶことをおすすめします。

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EFOツールの主な9つの機能

おすすめのEFOをツールや選び方を紹介しましたが、各ツールの機能が分からない方もいるでしょう。

そこで次は、EFOツールの主な9つの機能を解説します。これらの機能を活用してユーザービリティを上げ、ストレスフリーな入力フォームを実装することでコンバージョン率を上げられます。

1:必須項目の背景カラーリング

EFO CUBE

画像出典:EFO CUBE

項目によって背景色を変える機能です。上の画像では必須項目だけピンク色にしています。入力フォームのエラーで最も多いのは、必須項目の入力漏れ。必須項目と任意の項目を背景色で区別しておくことで、未入力エラーを防ぎます。

2:ガイドメッセージ機能

ガイドメッセージ機能

画像出典:EFO CUBE

フォームの項目にカーソルを合わせたとき何を入力するのか、ガイドメッセージを表示させる機能です。上で言えば「半角数字とハイフンで入力してください」がガイドメッセージに該当し、事前にユーザーにアナウンスすることで入力ミスを軽減します

また、カーソルを合わせたときだけに表示されることで、画面がスッキリして項目の多さを感じさせない効果もあります。

3:リアルタイムアラート

リアルタイムアラート

画像出典:EFO CUBE

「リアルタイムアラート」は、入力ミスが発生するとすぐにアラートを表示してくれる機能です。 半角、全角、英数などのエラーを即座にチェックし、送信後に入力し直す手間をなくします

4:残数のナビゲーション機能

残数ナビゲーション機能

画像出典:EFO CUBE

「残数ナビゲーション」は、フォームの残りの入力数をカウントダウンし、リアルタイムで通知してくれる機能です。途中離脱する理由の1位である「入力項目が多い」は、「残りの項目数が分からないストレス」も含まれます。未入力の項目数がわかることで、ユーザーのストレスを軽減します。

5:確認ボタンの最適化

確認ボタンの最適化

画像出典:EFO CUBE

確認ボタンの文言やデザインのカスタマイズ、またボタンをクリックした際にエラーや未入力がある場合はリマインドし、送信できないようにする機能です。さらに、エラー項目の場所も表示することでユーザーが入力し直しやすくなります。

6:住所の入力を補助する機能

住所の入力を補助する機能

画像出典:f-tra EFO(入力支援機能デモフォーム)

郵便番号を入力するだけで、番地以外の住所が自動で入力される機能です。入力する手間を省き、ユーザーのストレスを軽減します。

7:ページ離脱アラート

ページ離脱アラート

画像出典:Gyro-n EFO

入力ページから離脱しようとすると、メッセージを表示して離脱をブロックする機能です。ユーザーが誤操作で離脱し、再入力しないで済むようサポートします。

8:フリガナ自動入力&半角・全角自動変換

フリガナ自動入力

画像出典:EFO CUBE

漢字で名前を入力すると自動でフリガナが入力される機能です。カタカナへの変換の手間をなくし、ユーザーのストレスを軽減します。

全角を自動で半角文字に変換する

また、全角を自動で半角文字に変換するなど、入力欄の文字指定によるエラーや誤送信をなくす機能もあります。

9:外部連携機能

外部自動連携

画像出典:EFO CUBE

Yahoo!やFacebookなどのIDに登録されているプロフィールデータをフォームに自動入力できる機能です。ユーザーが入力する項目数を減らせるため、離脱を防ぐことにつながります。

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【コラム】入力フォームの改善や最適化なんて不要では?と思う人は要注意

各EFOツールの比較を見たあとも、導入を迷っている方がいるかもしれません。やはり入力フォームの改善や最適化なんて不要では?コスパが悪そう…と思っているかもしれません。

ですが、日本語表現は英語より多用であり、入力フォームを整理&最適化する必要がある言語

例:電話番号の場合
・ハイフンの有無
・市外局番の有無
・全角/半角の判定

例:ふりがな(フリガナ)の場合
・カタカナ/ひらがな(うぇぶかんじ or ウェブカンジ)
・全角/半角の判定(ウェブカンジ or ウェブカンジ)
・ふりがなに含まれる英数の全角/半角(3丁目 or 3丁目)

このように、力ミスに備えてフォームを最適化しておかないと、エラーになって離脱される可能性が高いのです。本記事で紹介したメリットを読み、導入を検討してみてください。

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EFOツールの比較まとめ

以上、EFOの概要とツールを比較するときに知っておくべき基礎知識を中心に解説しました。

入力フォームは使い勝手の悪さや、日本語独特の入力のしにくさから購入しないまま離脱してしまう「カゴ落ち」が起きやすい部分です。せっかく入力フォームまで訪れたモチベーションの高いユーザーを逃してしまっては悔やんでも悔やみきれません。

どのEFOツールも安い投資ではありませんが、CVが改善されば費用対効果は悪くないはず。紹介したツールの中には無料のトライアルもありますので、EFOツールの導入を少しでも検討している方はぜひ試してみてください。

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Q. EFOツールのおすすめは?

EFOツールのとして「EFO CUBE」「Gyro-n EFO」等が挙げられます。それぞれの詳しい特徴は記事内で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

Q. EFOツールを選ぶ際のポイントは?

EFOツールを選ぶ際のポイントとして「料金体系を比較する」「スマートフォンに対応しているかを確認する」等が挙げられます。詳しい選び方については記事をご覧ください。