- 更新日 2024.09.11
- カテゴリー Shopify
Shopifyのサブスク(定期購入)の設定方法!便利なアプリ比較や成功事例も紹介【2024年最新版】
Shopifyでサブスク販売をスタートしたいと考えている方もいるでしょう。
Shopifyでサブスク販売を始めるには、APIもしくはサブスクアプリにて設定を済ませる必要があります。本記事では、Shopifyでサブスクを導入する方法を徹底解説。おすすめの定期購入アプリや、サブスクビジネスを成功させるコツもあわせて紹介するのでぜひ参考にしてください。
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- 1. Shopifyのサブスクリプション(定期購入)とは?
- 2. Shopifyのサブスクリプション導入のメリット
- 3. Shopifyのサブスクリプション導入のデメリット
- 4. Shopifyでサブスクリプション機能を設定する方法
- 5. Shopifyのサブスクアプリの選び方
- 6. Shopifyのサブスクリプションアプリ比較
- 7. 【アプリの場合】Shopifyでのサブスクリプション導入方法
- 8. 【APIの場合】Shopifyのサブスクリプション導入方法
- 9. 定期購入(サブスクリプション)アプリの導入事例
- 10. Shopifyで定期購入ビジネスを成功させるコツ
- 11. Shopifyサブスクリプションまとめ
Shopifyのサブスクリプション(定期購入)とは?
サブスクリプション(定期購入)とは、毎週・毎月など一定の間隔で商品やサービスを購入する仕組みです。
ユーザー側には買い忘れを防いだり、購入手続きの手間を削減したりなどのメリットがあります。またお店側としては、継続的な売上を確保できるため収益の見通しを立てやすくなるのが魅力です。
Shopifyのサブスクリプション導入のメリット
Shopifyのサブスクリプションを導入するメリットは、以下の2点です。
- 関連機能が豊富
- プラットフォームの安全性・信頼性が高い
上記について、順に詳しくみていきましょう。
サブスクリプションにおける関連機能が豊富
1つ目は、関連機能が豊富なことです。Shopifyでは多くのアプリやツールと統合させて、決済・在庫管理・マーケティング・顧客対応などの機能を拡張できます。
これにより、商品ごとに異なる価格設定や配送頻度の設定をしたり、商品の在庫管理を自動的に行ったりと自分好みにカスタマイズすることが可能です。関連機能が豊富にあることは、ユーザーにとっての大きな魅力といえるでしょう。
安全で信頼性の高いプラットフォーム
Shopifyは、安全性と信頼性の高いプラットフォームである点も魅力。Shopifyでは、以下のようにさまざまなセキュリティ対策が実施されています。
- ホワイトハッカーによる24時間の監視体制
- 2段階認証
- 常時SSLを標準搭載
- PCI DSSに準拠したクレジットカードのセキュリティ対策
- アクセス制限
- 国際規格ISO27001の認証取得 など
数多くのセキュリティ対策が講じられていることにより、顧客の個人情報や支払い情報の保護、サービスの中断やデータ損失のリスクを最小限に抑えられます。また、サーバーも安定しているため、アクセス増によるサーバーダウンもほとんどありません。Shopifyは、ユーザー・事業者ともに扱いやすいプラットフォームといえるでしょう。
Shopifyのサブスクリプション導入のデメリット
Shopifyは魅力的な点が多くありますが、導入にはデメリットもあります。
- 手数料の支払い
- カスタマイズの制約
上記について順に詳しく解説します。
手数料の支払い
1つ目のデメリットは、手数料がかかることです。Shopfiyの基本プランにプラスして、サブスクリプションを導入するためのアプリなどにも月額や年額で料金が発生します。また、決済手数料のほか、売上に応じた手数料が含まれることも。
Shopifyを導入する際には、ストアの売上や利益と支払いのバランスを考えましょう。手数料が収益を上回る場合、効果的な価格戦略や販売戦略を検討するとよいです。
カスタマイズの制約
Shopifyは使いやすいプラットフォームであり、多くのデザインテンプレートやアプリが提供されています。しかし、テンプレートやアプリのなかには、デザインや機能の変更が難しかったり、制限されていたりすることがあり、独自性を強調したい企業には使いづらい可能性も。
細かい部分のカスタマイズまでこだわりたい場合は、他のプラットフォームの利用やコード編集をおすすめします。反対に機能面やデザインにこだわりがない場合、Shopifyのサブスクでも問題なく利用できるといえます。
Shopifyでサブスクリプション機能を設定する方法
Shopifyでサブスクリプションは、アプリとAPIの2種類の設定方法があります。ここでは、各設定方法の特徴について紹介します。
アプリで設定する
Shopifyのサブスクをアプリで設定する方法です。Shopify app storeには、サブスクアプリが多数リリースされています。アプリのインストール後、かんたんな画面操作だけでサブスクの設定ができるのが魅力です。
APIで設定する
ShopifyサブスクリプションAPIを用いて設定する方法です。Shopify APIとは、Shopifyを改変することなく、別のアプリ・プログラムと連携できる仕組みのこと。サブスクを始めるには、以下3種類の実装が必要です。
- Selling Plan API:「今すぐ購入」以外の販売方法をサポートするAPI
- Subscription Contract API:定期購入契約・作成を管理するAPI
- Customer Payment Method API:顧客が手動でチェックアウトせず決済できるAPI
上記のほか、「商品サブスクリプションApp extension」を導入することで、定期購入プランの作成や契約管理が可能になります。
ただ、ShopifyサブスクリプションAPIでサブスクの設定をするのは、サブスクアプリを0から開発をすることと同じくらい難しいです。自社でのアプリ開発が難しい場合は、サブスクアプリで設定するとよいでしょう。
Shopifyのサブスクアプリの選び方
Shopifyのサブスク設定は、サブスクアプリの利用が便利です。しかし、Shopifyのサブスクアプリにはさまざまな種類があり、何を選べばよいかわからない方もいるでしょう。ここからは、サブスクアプリの選び方を紹介します。
必要な機能が揃っているか確認する
まず、必要な機能が揃っているか確認しましょう。Shopifyのサブスクアプリは機能面がそれぞれ異なるため、よく確認せずに選ぶと利用したい機能がない可能性があります。
ここでは、サブスクアプリにある主な機能を紹介します。自社ストアにはどの機能が必要か、事前に確認しておきましょう。
スキップ機能
スキップ機能は、サブスクリプションを利用しているユーザーが利用を中断したり、次回の注文をキャンセルしたりできる機能です。
旅行や出張などで長期間家を空けるとき、前回注文した商品がたくさん残っているときなど中断したいときに重宝する機能です。必須の機能ではありませんが、スキップ機能はユーザーに扱いやすい印象を与えるため、解約率を低下させる効果が期待できます。
回数指定
回数指定は、商品・サービスの配送回数や期間を指定できる機能です。長期的に利用したいわけではなく、数回・3か月間のみなど利用したい期間や回数が決まっているユーザーが契約しやすくなるため、契約率の上昇が期待できます。
提供サイクル設定
提供サイクル設定は、商品配送周期やサービスの課金周期のサイクルを設定する機能のこと。「1週間ごと」「1か月ごと」「毎火曜日」などから自由に選んで設定できます。
割引機能
割引機能は、割引を設定できる機能です。初回利用のユーザーに向けた「初回割引」や、「〇点以上のお買い上げで〇%割引」などさまざまな割引を設定できます。
使用するアプリによっては、割引率を柔軟に設定できるものも。割引はユーザーの購買を促す重要な要素であるため、割引機能は欠かせない機能といえるでしょう。
日本語対応か確認する
サブスクアプリを選ぶときには、日本語に対応しているかどうかの確認も大切です。Shopifyのサブスクアプリは、日本語に対応していないアプリも多数あります。該当言語を扱えるスタッフがいるなら問題ありませんが、そうでない場合はアプリ内での設定・問題が起きたときの問い合わせなどで困る可能性が高いです。
アプリの管理画面・ヘルプページなどで、日本語対応のアプリかどうかよく確認しましょう。
導入コストを確認する
サブスクアプリを選ぶときには、導入にかかるコストにも注意が必要です。サブスクアプリは、一般的に月額料金や販売手数料、決済手数料などの費用がかかります。なかには、初期費用が発生するケースもあり、導入にかかるコストが大きくかさむ可能性もあります。
サブスクアプリの利用前には、導入時と導入後にかかるコストをすべて計算したうえで、自社の予算内に収まるものを選ぶことが大切です。
Shopifyのサブスクリプションアプリ比較
ここからは、Shopifyの主なサブスクリプションアプリを比較してみていきましょう。
アプリ比較表
Bold |
Mikawaya Subscription |
ReCharge |
定期購買 |
かんたん サブスク |
Go Sub |
Nocode |
|
日本語対応 |
あり |
あり |
なし |
あり |
あり |
あり |
あり |
決済画面 カスタマイズ |
CSSで カスタマイズ可 |
CSSで カスタマイズ可 |
テーマ変更 エンジンにて可 |
カスタマイズ 可 |
カスタマイズ 可 |
カスタマイズ 可 |
- |
分析機能 |
あり |
あり |
あり |
あり |
あり |
あり |
あり |
決済プロバイダ |
Shopifyペイメント |
Shopifyペイメント |
Stride Authorize.net Braintree |
Shopifyペイメント |
Shopifyペイメント PayPal Express Shop Pay Googlg Pay |
Shopifyペイメント |
- |
他アプリ連携 |
可能 |
可能 |
可能 |
可能 |
可能 |
可能 |
- |
スキップ機能 |
あり |
あり |
あり |
あり |
あり |
あり |
あり |
提供サイクル設定 |
- |
可能 |
- |
可能 |
可能 |
可能 |
可能 |
トランザクション 手数料 |
1% |
0~3% |
1.25%+19セント 1%+19セント |
0~1% |
1~5% |
0~2% |
0% |
以下では、上記の表に挙げた各アプリについて詳しく解説していきます。
Bold Subscriptions
画像引用:Bold Subscriptions
「Bold Subscriptions」は、カナダに拠点を持つBold Commerce社が開発・提供する定期購入(サブスクリプション)アプリです。
単発購入とサブスク購入が同時にできる、ブログやSNSに貼り付けたBuy Buttonで決済画面にジャンプできるなど定期購入設定の柔軟度が高いのがポイント。単体での分析機能が充実しているほか、Google AnalyticsやFacebookなどとの外部連携も可能です。
英語アプリですが、日本語表示が可能な翻訳設定が用意されており、使いやすい仕様となっています。60日間の無料トライアルが設けられているので、お試しで利用したい方にもおすすめです。
項目 |
費用 |
月額利用料 |
$49.99 |
トランザクション手数料 |
1% |
Mikawaya Subscription
「Mikawaya Subscription」は、日本製のShopifyサブスクリプションのアプリです。「Shopifyでの定期便運営」に精通したプロが、初期設定や他サブスクアプリからの移行などをサポートします。
初回50%OFF、2回目以降10%OFFなどの2段階割引や、サブスク2回目以降のお届け日指定は顧客側で設定できる機能など機能面も充実しています。
プラン名 |
月額利用料 |
販売手数料 |
Freeプラン |
無料 |
無料 |
Ligftプラン |
$12 |
3% |
Standardプラン |
$49 |
1% |
Proプラン |
$499 |
1% |
ReCharge
画像引用:recharge
「ReCharge」は、Recharge社が開発・提供するShopify向け定期購入(サブスクリプション)アプリ。
クレジットカードの更新や請求の再試行・カード期限切れが近い顧客へのリマインドなど、メール送信による督促処理に優れているのがReChargeの特徴。英語表記のみですが、在庫予測機能をはじめ、サブスクリプションに特化した企業ならではの機能が充実しています。
ただし、対応する決済プロバイダが「Stripe」「Authorize.net」「Braintree」のみである点に注意が必要です。
プラン名 |
月額利用料 |
トランザクション手数料 |
標準プラン |
$99 |
1.25%+19セント |
プロプラン |
$499 |
1%+19セント |
カスタムプラン |
要相談 |
要相談 |
定期購買
画像引用:shopify app store
定期購買は、2021年度にShopify定期購買アプリ国内シェアNo.1を獲得した日本製サブスクリプションアプリです。豊富な機能とカスタマイズ性の高さが魅力となっています。
以下のように売上アップに必要な機能は網羅されており、売上アップも期待できます。
- 会員ランク
- 割引設定
- 周期設定
- 契約のスキップ・一時停止
- 商品の変更・追加・削除 など
「スキップ時ギフト機能」でスキップする商品をeギフトとして贈ることができるユニークな機能も。
日本国内製であるため、不明点等があった場合に問い合わせしやすいのもメリットです。無料プランを利用すると、自社に合うアプリかどうかを見極めることもできます。
プラン名 |
月額利用料 |
取引手数料 |
フリープラン |
無料 |
無料 |
スタンダードプラン |
$49 |
1% |
エンタープライズプラン |
$299 |
1% |
かんたんサブスク
画像引用:かんたんサブスク
かんたんサブスクは、株式会社グルーヴィーメディアが運営する日本製のサブスクアプリです。月額固定費0円から利用できるのが魅力。以下のように、サブスクに重要な機能面も充実しています。
- 割引設定
- 決済日の変更・スキップ
- 初回無料・送料無料設定
- 決済日のリマインドメール送信 など
アプリのインストール・設定は最短20秒程度で完了するうえシンプルな設計であるため、初心者でも簡単に設定を済ませられます。
プラン名 |
月額利用料 |
決済手数料 |
スタータープラン |
$0 |
5% |
ライトプラン |
$15 |
3% |
プロプラン |
$49 |
1% |
プレミアムプラン |
$99 |
1% |
エンタープライズプラン |
$399 |
1% |
Go Sub
画像引用:GO RIDE
Go Subは、株式会社GO RIDEが日本向けにサブスクリプションAPIで開発したサブスクアプリです。Go Subの特徴は、英語だけでなく日本語にも対応している点。管理画面からユーザーから見える画面、メールサポートなどのすべてが日本語と英語の両方に対応しています。
注文サイクルによって異なる割引率を設定できるのもポイントです。たとえば、ジュース10本セットに対しウィークリープランなら割引率5%、マンスリープランなら割引率3%のような設定を可能としています。ほかの定期購入アプリからの乗り換えサポートも無料で提供しているため、移行に不安がある方も安心です。
プラン名 |
月額利用料 |
販売手数料 |
スターター |
無料 |
2% |
ゴーサブ |
$39 |
無料 |
Nocode Subscription
画像引用:Nocode Subscription
Nocode Subscriptionは、サブスクリプションをノーコードで実現できるアプリです。ノーコードとは、ソースコードの記述を一切せず、画面操作だけで充実した機能を持つアプリを開発できるサービスのこと。Nocode Subscriptionなら、コードに関する知識がない方でも機能の実装などを簡単に済ませられます。
アプリのインストールも簡単。Shopifyのメニューにあるアプリ管理画面から、Nocode Subscriptionsと検索し、インストールボタンをタップすると完了です。
10件のサブスク契約までは、無料で利用できます。プランにかかわらず、取引手数料が無料なのも魅力といえるでしょう。
プラン名 |
月額利用料 |
手数料 |
スタータープラン |
$0 |
$0 |
ベーシックプラン |
$49 |
$0 |
サブスクアプリについて、もっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:Shopifyで導入すべきアプリ17選を目的別に紹介!
【アプリの場合】Shopifyでのサブスクリプション導入方法
Shopifyのサブスクリプション導入方法には、サブスクリプションAPIとアプリの2種類があると説明しました。ただ、サブスクリプションAPIよりもアプリのほうが簡単にサブスクを実装できるのでおすすめです。ここでは、Shopifyへのサブスクアプリ導入方法を紹介します。
ステップ1:ホーム画面から「アプリ」をタップする
まずは、Shopify公式サイトにログインしましょう。ホーム画面に移ったら、「アプリ」をタップします。
ステップ2:導入したいアプリを検索する
Shopify公式サイト上部にある検索バーにて導入したいアプリ名を入力し、該当のアプリをタップしましょう。
ステップ3:インストールする
アプリの説明画面に「インストール」と記載されたボタンが表示されます。インストールボタンをタップすれば、Shopifyへのサブスクアプリのインストール完了です。インストール後は、いくつかの簡単な操作を済ませるだけでShopify内でサブスクリプション販売を開始できます。
【APIの場合】Shopifyのサブスクリプション導入方法
続いて、Shopifyのサブスクリプションを導入する方法を紹介します。まずは、サブスクリプション販売の資格基準を満たしているか確認しましょう。ShopifyサブスクリプションAPIの導入には「サブスクリプション販売の資格基準」を満たす必要があります。
サブスクリプション販売資格基準には、以下のようなものがあります。
- 適正利用規約に準拠している
- アクティブなShopify Staterプラン以上を利用している
- Shop Payが有効になっている
- チャージバック率が1%未満である など
詳しくは、以下のページをご確認ください。参照:Shopifyヘルプセンター資格要件に問題がなければ、Googleフォームを使ってAPIへのアクセスをリクエストしましょう。APIへのアクセスが許可されたら、設定に移ります。設定に必要な手順は、以下の通りです。
- 販売計画の作成をする
- チェックアウト時の割引コード作成をする(必要な場合)
- 配送プロファイルの作成をする(商品の配送が必要な場合)
- Shopifyストアフロントにコードを追加する
設定手順について、詳しくは以下の公式ガイドを参考にしてください。
設定完了後は顧客が商品を定期購入できるよう、Selling Plan APIを使って作成した「販売プランID」を「カートに追加」ボタンに含めれば完了です。
設定方法やコードの追加方法に関しては、詳細なドキュメントが用意されています。ただし、すべて英語で記述されているので注意してください。
また、一般のユーザーにはAPIによるサブスクリプション設定は困難な可能性が高いです。APIを利用して開発したいのであれば、Shopify開発・カスタマイズを得意とするECサイト構築会社への相談をおすすめします。
定期購入(サブスクリプション)アプリの導入事例
定期購入(サブスクリプション)アプリは国内外を問わず、多くのShopifyユーザーから活用されています。
ここからは、Shopifyサブスプアプリの導入事例をいくつか紹介します。これから定期購入をスタートさせたい企業・店舗の方は、参考にしてみてください。
完全栄養食 BASE FOOD(ベースフード)
画像引用:完全栄養食 BASE FOOD
「完全栄養食 BASE FOOD」は、東京都目黒区に本社を構えるベースフード株式会社が運営するECサイトです。「手軽なのに栄養バランスがよい完全栄養の主食」をコンセプトに、栄養バランスのよいパンやパスタを販売しています。
Shopifyで構築された同サイトでは、定期購入を導入するにあたってBold Subscriptionsを採用。栄養分の配合など、各商品の特徴をしっかりと伝えた分かりやすいレイアウトを保ち、ページ遷移することなくスムーズに注文できる工夫が施されています。
初回20%OFF、2回目以降10%OFFと、Boldの機能を有効に活用している参考になる事例です。
ALEN Air Purifier and Filters
画像引用:ALEN Corporation
「ALEN Corporation」は、Shipify + Bold Subscriptionsの組み合わせを採用したECサイトの1つです。
「空気清浄機」「フィルター」が主力の同サイトでは、埃や塵、ペットの匂いなどの関心事や部屋のタイプにより商品の並び替えができます。スマートなショッピング体験の提供に工夫が凝らされているのがわかります。
なかでも、フィルターの販売にBoldが大活躍。単発販売や定期購入をラジオボタンで選択できるようになっており、「Subscribe & Save」の表記でお得な割引率がひと目で確認できることもポイントです。
肉屋大石
画像引用:株式会社大石
肉屋大石は、創業52年の老舗の精肉店です。これまで焼肉店やレストランなど600以上のお店に卸していた実績から、2020年より一般家庭への通販販売も開始しています。
Shopifyの定期購買アプリを利用して、定期便サービスも実施。牛肉・豚肉・鶏肉を合計2.8~3.2kg配送する通常プランと、低脂質や赤身の肉を合計2.3kgを配送する低脂質プランを用意しています。
2022年9月実施の定期便利用者調査では、利用者満足度96.6%を記録。解約・スキップはいつでもできるため、気軽に利用しやすい仕様です。
Shopifyで定期購入ビジネスを成功させるコツ
Shopifyの定期購入ビジネスを成功させるためには、以下のコツを押さえることが大切です。
- 決済方法を複数用意する
- LTVやCACなど経営指標を定点観測する
- アップセル・クロスセルを狙う
- 解約率を下げる
上記について、順に詳しく解説します。
決済方法を複数用意する
1つ目は、決済方法を複数準備しておくこと。サブスクリプションは、月額費用を支払うため、できる限り決済しやすい環境を整える必要があります。クレジットカードや振込だけでなく、キャリア決済・コンビニ決済などさまざまな決済手段を用意し、ユーザーが利用しやすい環境を整えましょう。
LTVやCACなど経営指標を定点観測する
2つ目は、経営に関する指標となる数値を定点観測すること。確認すべき指標は、主に以下のような数値です。
- LTV:顧客生涯価値
- CAC:顧客獲得単価
- ARR:年間定期利益
- NRR:売上維持率
LTVは、顧客が取引を開始してから終了までに得られる利益の総額を示した数値のこと。CACは、顧客を獲得するまでにかかるコストを表したものです。
これらの数値を定点観測しておくと、状況にあわせてどのような施策を出せば目的を達成できるかが見極めやすくなります。たとえば、LTVの数値が前回の観測時よりも下がっている場合、ユーザーが早期に解約している可能性があるため、解約防止策を講じる必要があるとわかります。
成功に向けて適切な施策を見極めるためにも、LTVやCACなどの経営指標は定点観測することが大切です。
アップセル・クロスセルを狙う
アップセルやクロスセルを狙うのも、成功のためには重要なポイントです。アップセルとは、顧客に対し過去に購入した商品、もしくは現在検討している商品と同類かつ高額な商品を提案し購入につなげること。クロスセルは、関連商品を提案して顧客単価を上げる方法のことです。
アップセル・クロスセルは、LTVや1人あたりの単価を上げやすい傾向があります。アップセル・クロスセルは購入意欲のあるユーザーを対象して行うものであるため、工数をあまりかけずに売上拡大を期待できます。売上拡大の手法を模索している場合は、アップセル・クロスセルを取り入れてみるとよいです。
解約率を下げる
解約率を下げることも、定期購入ビジネスの成功のためには欠かせない要素の1つです。サブスクリプションは、サービスの継続利用で収益が発生する仕組みであるため、新規顧客が増えてもすぐに解約してしまう方が多いのでは売上は伸びません。
売上を上げるためには、いかにサブスクを継続してもらうかが重要なのです。「商品のラインナップが少ない」「配達頻度を自分の都合にあわせて変更できない」など、解約に至る原因への対策を講じましょう。
Shopifyサブスクリプションまとめ
Shopifyに定期購入(サブスクリプション)を導入するには、サブスクリプションAPIかサブスクアプリのどちらかが必要になります。Shopifyで素早く定期購入をスタートさせたいのであれば、定期購入アプリの活用がおすすめ。
しかし、APIならではの「統合環境」は実現できません。細かい部分までこだわって開発したい場合は、ShopifyのスペシャリストであるECサイト構築会社に依頼するのがおすすめです。
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Q. Shopifyのサブスクリプション(定期購入)アプリでおすすめは?
おすすめのアプリとして「Bold Subscriptions」「Mikawaya Subscription」等が挙げられます。それぞれの詳しい特徴は記事内で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
Q. 定期購入アプリの導入に必要なスキルは?
定期購入アプリの導入にはShopify開発・カスタマイズの知識が必要です。特にShopifyサブスクリプションAPIの導入はハードルが高く、ドキュメントも英語のみなので難易度が高いです。開発者ではない方は、ECサイト構築会社に相談するのをおすすめします。
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この記事を書いた人
梓澤 昌敏
専門分野: 音楽・映像制作、オウンドメディア、ビジネス
音楽・映像制作の現場を経て、スタジオ構築側の業界へ。マネージャー・コンサルタントとして制作現場の構築に携わる一方、自社オウンドメディアの立ち上げを含むマーケティングも担当してきました。現在アメリカ在住。作曲を含む音楽制作も提供しています。
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