- 更新日 2024.10.17
- カテゴリー SNSマーケティング
Twitterで長期的な運用を見据えた「拡散力のあるアカウント」の作り方?運用戦略について必ず意識したい考え方をこの1年で得た経験からまとめてみた【2025年最新版】
こんにちは!web兄さんです。
いま記事を読んでいる方の多くは僕の運営するTwitterアカウント「web兄さん(@webliker_info)」をフォローしてくださっている方が多いかと思います。
そして、こちらのアカウントですが11月で運用開始から1年が経ち、フォロワーは現在「6,566人」と順調に伸びてきています。(みんないつもありがとう!涙)
※計測ツールに登録した時期からしか測定ができなかったため、上記は2019年8月から2019年12月現在までのデータです。
※プロフィールは2018年4月に登録と書いてありますが、ツイートの初投稿が10月末からなのでその時期からカウントしています。
そもそも、この「web兄さん」というアカウントは、フリーランスのWEB制作者として活動している僕(中の人)が「集客ツール・ブランディングツール」に位置付けて運用していまして、一応僕なりに色んな考えを持って運用しているのです...!
そこで今回は、運用開始から1年と区切りのいいタイミングなのでここまでの運用を振り返り、タイトルにある通り「長期的な運用を見据えた拡散力のあるアカウント作成〜運用戦略」をテーマに、この1年で培ったTwitterの運用ノウハウをお話していきたいと思います。
なぜいまTwitterの運用が必要なのか
そもそも、Twitterの運用ってなぜ必要なのでしょうか?
Twitterを利用する理由として一般的なのは
- オンラインでの交流
- 情報収集
- 暇つぶし
だと思います。
しかし、最近はここに「集客のため」「ブランディングのため」という理由が入ってきており、個人・法人問わず「Twitter運用を頑張ろう」みたいな動きが活発になってきているんです。
僕がTwitterを始めようと思った理由もまさにこれで、Twitterを「集客・ブランディングツール」という「手段」にしようと思ったわけです。
「でも、運用なんて面倒なことしてどんなメリットがあるのさ!」と思った方、ひとまず以下をご覧ください。
僕が個人のアカウントであるため、そちら寄りのメリットの紹介になってしまいますが、とにかく仕事をしていく上での恩恵が半端じゃないです。
例えば、この1年で僕は
- 自身の運営するブログの認知・アクセス数・被リンクが急激に増えた
- Web制作界隈で僕の名前を知っている人が増えた
- Twitterを通してWeb制作案件・広告案件の話が来た
- Twitter運用の成果がクライアントへの提案で「武器」になった
という具合で、感覚的にはフォロワー数が伸びていくほどその恩恵も比例して大きくなります。
ちなみに、今回の記事もTwitter経由で僕のことを知った代表の岩田さんから直々にご依頼いただいた仕事なので、正にTwitterの恩恵といえますよね。
余談ですがWeb幹事さんのサービスについて僕が力を入れて紹介している記事があるのでもしよかったら読んでくれると嬉しいです。
ホームページ制作の相談が完全無料!?プロが5,000社から最適な1社を選定してくれる「Web幹事」が便利すぎる!
これらのメリットを前にし、運用が面倒だと思っていたあなたも「Twitterの運用本格的にやってみたいな」と思ったのではないでしょうか?
そんなあなたのために、今回はアカウント設計〜戦略面までの考え方をみっちり解説します。
Twitterの運用は3つのステップで行う
Twitterの運用のステップはざっくりと分ければ
- 運用目的の設定
- アカウント設計
- Twitter更新
の3つです。
ネット上の多くの記事では「Twitter運用は有益な情報発信をひたすら頑張る!」というものが多いですが、それよりもまず「運用目的の設定」「アカウント設計」をすることが先決です。
「とりあえずアカウントを作って更新頑張るぞ!」というやり方は将来的にTwitterの更新内容がブレブレになってしまい、運用戦略の効果を最大限引き出せない可能性が高いため注意しましょう。
<その1>長期的な運営を見据えた目的設定
Twitterには、「1つの方向に向かって運用を続ければフォロワーは勝手に伸び続ける」という面白い特徴があります。
語弊を恐れず言えば、ある程度軌道に乗ると、なんとなくで運用していても伸び続けます。
そして、情報発信自体も慣れてくると繰り返し行う作業みたいな感覚になっていきます...
ですが、だからこそ、どの方向に向かって運用を続けていくのか目的を具体的に設定することが重要というわけです。
たとえば、僕の場合は
- 運用中のサイトへの新規ユーザーの送客
- 新規コンテンツへの初期流入の確保
この2つを目的とし、自身が発信するコンテンツと親和性の高いユーザーを集めるということを目標にしました。
この目的がはっきりすると、それを達成するためにはどんな「アカウント設計」が必要なのかが見えてきます。
<その2>4つの軸を元にアカウント設計をする
目的を決めたらアカウントをより具体的に設計していきます。
Twitterのアカウントを構成する軸(要素)は以下の4つに分類できます。
- キャラクター
- 発信情報のカテゴリー
- ツイートの文体
- 発信の方向性
そして、ここで決めたことが普段発信するツイート内容に関わってきます。(それぞれの軸が持つ役割は後述)
例えば僕がアカウント設計時に決めた4つの軸はこんな感じ。
「1.キャラクター」はそのアカウントの人柄を決定づける重要な軸です。
「どんな人からフォローされたいか」「フォロワーからどんな印象を持たれたいか?」というのを考えた上で決定します。(巷ではポジションなんて言い方もありますね)
僕であれば、学習に前向きで情報収集を目的として活動している人からフォローして欲しかったので、「技術がめちゃくちゃある人」というよりは「信頼感があるし発信情報がわかりやすい人!」と感じてもらえるよう意識して運用していました。
「2.発信情報のカテゴリー」は自身のブログと親和性の高いユーザーを集めたいため、webデザインやコーディング、web制作に関する情報を中心にしていくことに決定。
そして「3.ツイートの文体」「4.発言の方向性」ですが「1.キャラクター」の軸が決まっていればそこに合わせて固まってきますよね。
僕の場合は言葉遣いは丁寧にし、社交性を感じさせるため絵文字やビックリマークは使っていこうと決め、信頼感を損なわないために「人を批判するツイートは絶対にしない」と決めていました。
ここまでで
- 運用の目的を明確にする
- アカウントの4つの軸を決める
という2つ目のステップまで説明しましたが、ここさえきちんと押さえていれば、後はひたむきに更新を頑張っていくだけです。
フォロワーが多いアカウントに共通する3つの属性
さて、アカウントの設計が終わったので次はTwitterでの情報発信の解説に進みたいところですが、その前にフォロワーが多いアカウントの分類について一度お話します。
この1年の運用で、フォロワーの多いアカウントは以下の3つのいずれかの属性に特化していることに気づきました。
- 権威性:芸能人、有名企業の社員、有名サービスの開発者、などすでに実社会での実績があるアカウント
- キャラクター性:ツイートの発信内容が面白かったり、共感を呼ぶものが多いアカウント
- 情報の有益性:特定の領域においての情報の有益性が認められているアカウント
あなたの思い浮かべる有名Twitterアカウントはこのいずれかに属しているのではないでしょうか?
ここの理解はすごく重要で、自身のアカウントがどの属性を特化させて勝負できそうかを最初の時点で意識しておくことが重要です。
たとえば、あなたがすでに有名なサービスを作っていたり、マーケティングを駆使して沢山の売上を出していたりするなら最初から積極的にその情報を押し出して行くべきだと思います。
残念ながら、僕はアカウント作成当初「webliker(僕の運営するサイト)」の認知が全然なかったため、「情報の有益性」に特化して伸ばしていくしかありませんでした。
実際、多くのアカウントは軌道に乗るまで「情報の有益性」に特化して伸ばしていくのがベターかなと感じています。
ですが、自身の権威を少しでも主張できるなら発信内容に取り入れていくのは効果的です。
たとえば、僕であれば自身のサイトのPV数 / UU数が伸びるたびにプロフィールの数値を変更していました。
これは結構、僕のプロフィールを訪れた人が僕をフォローするきっかけになったのではないかと考えています。
用語の予習!
ここから「エンゲージメント」というTwitterの運用においては欠かせない専門用語が頻繁にでてくるので、一度用語の意味を解説しておきます。
エンゲージメントとは「いいね」「リツイート」「ツイート内のURLのクリック」など、そのツイートに対してユーザーが起こしたアクションのこと。
また、1つのツイートに対して「いいね」や「リツイート」が多くつくことを「エンゲージメント率が高い」と言います。
ウケやすいツイート・ウケにくいツイートを理解しよう
さて、ここからはいよいよツイート内容に関して解説していこうと思います。
まず、ツイート内容にはウケの良い内容とウケの悪い内容が存在しています。
それぞれどんな内容か見ていきましょう。
ウケの良いツイート内容は〇〇だった!
僕が運用した中でも、取り分け初期の運用段階でも受け入れられやすくエンゲージメント率が高いツイートは以下の3つのタイプだと感じました。
- 実績・スキルの公開
- 有益な情報(良いサービスや役立つ豆知識など)
- 自身の経験に基づいたオリジナルのノウハウ
実績・スキルの公開のツイート例
有益な情報のツイート例
自身の経験に基づいたオリジナルのノウハウのツイート例
例で紹介したものは運用初期のツイートではありませんが、Twitter初期からずっとこの3つのタイプの情報発信を意識してきました。
これらのタイプのツイートは、ツイートを見た人へのデメリットが少なく、フォロワーから「すごい!」や「便利!」などポジティブな感想を得ることが多いため、運用初期段階でも着実にフォロワーを増やしていくことができます。
ウケの悪いツイート内容は〇〇だった!
ウケのいいツイートがあるということは当然ウケの悪いツイートも存在します。
それが
- プライベート系(ex.ご飯いったなどのツイート)
- 感情系(ex.ポエム系のツイート。フォロワーとの温度差があるため)
- 批判系(ex.特定の対象に向けた批判的な意見のツイート)
- 主張系(ex.主観が強い意見のツイート)
の4つのタイプのツイートです。
このあたりの内容はどうしても自分という人間を理解・尊敬してくれているフォロワーにしか共感を得られにくいため、運用の初期段階では控えるのが無難と言えます。
どちらかと言えば、この辺りの内容をツイートしないように我慢していく方が運用する上で大変なんですよね(僕でも我慢できず結構プライベートなツイートをしてしまっています...)
ブランディングができていれば武器になることも!
ただ、これらの一般的に「ウケの悪いツイート」でも適切にフォロワーを集め、自信のアカウントがフォロワーから認められ出すと逆に効果的な武器になることもあります。
僕の例で恐縮ですが、左が運用初期のツイートで、右がフォロワーが5,000人を超えている時のツイートです。
もちろんフォロワー数も関係していますが「いいね」や「リツイート」のつき方が明らかに異なりますよね。
こういった自分の意見を主張するような少し尖ったツイートでも、きちんとブランディングを行なっていればフォロワーの人に共感してもらいやすくなるんです!
また、ただ有益な情報を流しているだけのアカウントよりも、時々こうして個人の意見を出していくほうがアカウントの持つ魅力や印象は強まっていきます。
拡散力のあるアカウントを形成するために必要な“ある意識”
実は、僕のアカウントは一般的なアカウントに比べるとフォロワー数に対してツイートのエンゲージメントが高い傾向にあります。
これにもきちんとしたロジックがあり、タイトルにある通り「拡散力のあるアカウントを形成する」ための「ある意識」を常に持って運用してきました。
ちなみに僕はこの意識が拡散力のあるアカウント運用の肝だと思っているくらいなのでぜひ自分のものにしてみてください。
それでは解説していきます!
エンゲージメントが高まる仕組み
あなたが発信したツイートを見てフォローした人は、なぜあなたをフォローしたと思いますか?
それはあなたの発信する情報に期待をしているからです。厳密に言えば、直近何件かのあなたのツイート内容に期待をしているためフォローしたと考えることができます。
そのため、今後のツイートに対しても「いいね」や「リツイート」をもらうためには、フォロワーの期待に沿った内容を発信していく必要がありますよね。
このように、フォロワーが“あなたをフォローしたであろう理由のツイートと同系統のツイート”を積み重ねていくことでフォロワー単体のエンゲージメント率を上げることができます。
そして、エンゲージメント率の高い人たちをフォロワー1,000人くらいになるまで集めていけば、自然とエンゲージメント率の高い、拡散力のあるアカウントが形成されていきます!
ここまでいけば運用はある程度軌道に乗るので、同じ要領で更新を頑張れっていけばスムーズにフォロワーが増えていきます。
この1年の運用を振り返る中で気づいたことをまとめてみる
さて、ここまでで「長期的な運用を見据えた拡散力のあるアカウント作成〜運用」についてのメインのお話は終わりです。
ここからはおまけとして実際に僕が「web兄さん」というアカウントを運用する中で気づいたことをまとめていきたいと思います。
気づき1:フォロワー100人くらいまでの時期にツイートが伸びないのはアカウントの説得力・影響力が評価されていないから
フォロワーが100人くらいまでの初期段階では頑張ってもツイートが伸びず結構凹みます。
ですが決して発信内容の質が悪いという訳ではなく、おそらく以下の2つの要因が関係してます。
1つ目は単純にフォロワーが少ないので自分の情報を求めている層(未来のフォロワー)へ情報が届いていない
2つ目はアカウントが持っている説得力・影響力がまだ周りから十分な評価を受けていない
ということが挙げられます。
そして厄介なのが初期のツイートが伸びない大きな原因は2つ目の「説得力・影響力が評価されていない」にあるという点です。
この持論には結構自信があるのですが、その理由として
僕がフォロワー100人くらいの時にあるサービスについてツイートしてもほぼ反応がなかったのに、何ヶ月か後に別のインフルエンサーの方がそのサービスについてツイートしたら「いいね・リツイートが1万を超えてバズっていた...」
なんて悔しい経験を何度かしているからです。
そしてフォロワーが増えた現在ではこの逆もあり、webデザイン勉強中の方と僕が同じ記事をツイートで紹介した場合、明らかに僕が紹介した方がエンゲージメントが高い傾向にあります。
気づき2:フォロワーは「何を発信?」以上に「誰が発信?」で情報の質を評価している
そこから僕はある結論にたどり着きました。
それは「情報を受け取る人はツイートに対して無意識に3つの評価を下し、その上でツイートの総合的な価値を判断している」ということです!
情報を受け取る人は
- 「誰の発信?」:発信者は自分が認めている人か
- 「何を発信?」:情報が自分にとって有益であるか
- 「みんなの評価は?」:他の人はそのツイートをどう評価しているか
を無意識のうちに行い、そのツイートが「いいね」や「リツイート」をするに値するかを判断しているように感じます。
実際、僕のアカウント内のツイートを比較してもそれを感じることが何度かありました。
僕のTwitter運用のターニングポイントとなったツイートは「CSSのセレクタのチートシート 」のツイートです。
これをツイートした時点ではフォロワーが100人くらいでしたが、このツイートがバズったことをきっかけに、2019年2月ではたったの4回しかツイートしていないのにも関わらずフォロワー1000人まで一気に増えました。
そこから「CSSのチートシート作った人」みたいなイメージが周りからついたことで、ツイートのエンゲージメント率が格段に上がりだし、この瞬間から「説得力がないアカウント→説得力があるアカウント」へ周りの評価が変化し始めました。
これを機に自分が過去に呟いた有益だと思ったツイートを再度ツイートしてみると以下のような変化が見受けられました。
2つのツイートはもともとの情報の質に大きな違いはありませんが、周りからある程度認められた段階でツイートした方ではエンゲージメント率が2倍以上になっています。
僕は運良く1つのコンテンツがバズったおかげで、苦しい時期を早く脱出できましたがフォロワーが1,000人にいくまでの運用初期は辛抱強くやっていくしかありません。
ですが、きちんとした情報発信をしていれば結果がついてくる世界でもあるので、時間の問題だと割り切ってひたむきに取り組むことができれば大丈夫です。
記事の要点まとめ
最後に今回の記事の要点をまとめたので、おさらいとしてぜひチェックしてください。
改めてまとめてみて、「やるべきことをきちんと決めて、ひたすらその方向に向かって力を注ぎ続ける!」というのがシンプルですが大切なことなんだなと感じました。
今回はTwitter運用の全体の戦略における考え方についてお話したため、「ツイートはこういう形式にしたら伸びる!」や「時間帯は〇〇時にしたほうがいい!」みたいなツイート単体のテクニックにはあえて触れていません。
これらのツイートテクニックは色々な方が記事にまとめてくれていると思うのでそちらを参考にすればOKです。
1点注意しなければいけないのが、そういったツイートテクニックはアカウントのタイプによって効果的なものとそうでないものがあるため、運用しながら見極めていくことが大切です。
そういった意味でも、全体の目的やアカウント設計など大枠の部分を決めておくことでブレのない運用が可能になっていくのかなと思います!
ボリュームのある記事にも関わらず、最後まで読んでくださりありがとうございました。
もし参考になった場合はTwitterでシェアいただけるとすごく嬉しいです...!
それでは!
Q. Twitterの運用が必要な理由は?
Twitterが「集客・ブランディングツール」の手段になるからです。Webマーケティングにおいて、流入のポケットを増やす重要性は年々増しています。
Q. ツイッター運用の手順は?
ツイッター運用は目的の設定、アカウント設計、ツイート更新の3つのステップで行われます。ツイッター運用を成功させるには、まず目的を明確にし、アカウント設計を行いながら定期的にツイート更新するのが重要です。
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この記事を書いた人
web兄さん
専門分野: ホームページ制作,Webマーケティング,SEO対策
2年半の会社勤めの後、フリーランスとして活動開始。マーケティングに重きを置いたWeb制作やコンテンツマーケティングが得意領域。WEBデザイナー・フロントエンドエンジニア向けの学習メディア「webliker(ウェブライカー)」を運営する傍、Twitterで「web兄さん」としてWeb制作関連の情報発信をしています。
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