- 更新日 2024.10.17
- カテゴリー ECサイト
BASEとShopifyを比較手数料、機能、おすすめの人を紹介【2024年最新版】
BASEとShopifyは、はじめてECサイトを立ち上げるときによく検討されるサービスです。両者とも需要が伸びており、どちらでネットショップを開設するか迷うところ。
しかし、そもそもBASEとShopifyでは料金や機能に明確な違いがあり、しっかりと特徴を理解して目的やニーズに合わせて選定することがEC運営の成功を大きく左右します。
そこで本記事では、料金や機能などを徹底比較し、最適なサービスを選択できる情報ををご紹介。EC業界の記事を多数執筆してきた作者が解説しますので、自社に合うECサービスが判断できます。最後までご覧ください。
ECサイトに入れるべき機能は、ガイドブックにまとめました。こちらの記事と合わせてご活用ください。
80個のECサイトの機能を徹底調査しました! D2Cサイトの調査レポート&ECサイト運用の心得 製造から販売まで、仲介業者を挟まずに自社でおこなう「D2C(Direct to consumer)」モデル。日本でもD2Cモデルを採用したブランドが登場し、EC業界に新たな市場をつくりはじめています。 そんな中 ・ECサイトをつくりたいけど、どこまでの機能を付ければ良い... 無料でダウンロードする
ECサイト比較に役立つ記事もご覧ください
ECサイト構築にお悩みならこちら。ASPカート比較と選び方のポイント
【プロ監修】売れるECサイトの作り方!準備から開設・集客まで徹底解説
【比較表】BASEとShopify、どちらがおすすめ?
BASEとShopifyのどちらがおすすめかは、ECサイトの目標や予算、運営体制によって異なります。BASEは無料でECサイトが開設できるサービスで、「無料カート」と言われる部類に属します。
一方の Shopifyは月額使用料がかかるため「有料カート」に分類され、それぞれ向いている事業者が異なります。
初めてECにチャレンジする方でも簡単に使えるサービスはBASE。初期費用・月額費用いずれも無料で、注文があってはじめて手数料が発生するため、「売上があげられるか分からない」という状態でも、リスクなくチャレンジすることができます。
ただ、BASEの特徴は簡単なことだけではありません。機能も充実しているため簡単に始めつつ、しっかりと事業の成長を目指せるサービスでもあります。実際、BASEで初めてECサイトに挑戦したにも関わらず、順調に成長を続けて月商1,000万円を越える規模になったという事例も珍しくありません。
一方のShopifyは、規模に合わせた3つのプランが選べますが、いずれも月額費用がかかります。
その分、カスタマイズ性・機能性は高いのですが、多機能ゆえに活用するには一定の専門知識も必要で、業務の一部を外注するケースも発生します。
プラン・手数料の比較表
BASEとShopifyのプランごとの費用と各種手数料を比較すると、下表のようになります。
BASE
|
Shopify |
|||||
スタンダード |
グロースプラン |
ベーシック |
スタンダード |
プレミアム |
||
初期費用 |
無料 |
無料 |
無料 |
|||
月額費用 |
無料 |
5,980円 |
29米ドル |
79米ドル |
299米ドル |
|
決済手数料 |
3.6%+40円 |
2.9% |
※Shopifyペイメント (クレジットカード)利用時 |
|||
3.4%~4.15% |
3.3%~4.1% |
3.25%~4.05% |
||||
その他 手数料 |
サービス手数料3% |
サービス手数料なし |
外部決済サービス利用時の追加料金 ※Shopifyペイメント利用時はかからない ※サービスによって振込手数料が発生 |
|||
振込手数料 一律250円 |
振込手数料 一律250円 |
|||||
事務手数料 振込2万円未満:500円 振込2万円以上:0円 |
事務手数料 振込2万円未満:500円 振込2万円以上:0円 |
2% |
1% |
0.50% |
BASEはスタンダードプランの場合、初期費用・月額費用無料で、注文が発生したときのみ各種手数料がかかる仕組み。そのため、最小限のコストでECを始めることができます。また、決済手数料と、振込手数料が一律となっているので、費用の計算がしやすく始めやすい点がメリットです。
さらに、決済手数料2.9%のグロースプランの登場により、手数料負担を小さく抑えられるようになり、お店の規模が大きくなってからもお得に使い続けられるようになりました。2つのプランを比較した場合、月商17万円以上が安定して続くお店は、グロースプランを利用したほうがお得です。
一方のShopifyは、初期費用無料・月額費用29米ドル(約3,000円)からと、3つのプランがあります。プランによって決済手数料が異なり、上位プランほど手数料が安くなります。
本記事ではBASEのスタンダードプランをもとに解説しますので、グロースプランについての詳しい説明は、ぜひ下記の記事を参考にしてください。
関連記事:BASEグロースプランとは?STORES/Shopify/カラーミーショップとの違いを徹底比較
BASEがおすすめな方
画像出典:BASE
BASEがおすすめな方
・初期費用0円でECサイトを始めたい
・スマホから簡単にEC運営・管理したい
・ショップの運営をスタッフに任せたい
・期間限定のECサイトを作りたい
・抽選販売機能を使いたい
BASEは2012年にリリースされたECサイト作成サービスです。スタンダードプランの場合、初期費用・月額費用がかからず、注文が発生したときのみ決済に伴う手数料が発生する仕組み。
主要なECサービスのなかで、開設実績4年連続No.1を誇り、サイト作成から販売開始までの時間が短く、もっともコストを抑えてECサイトを始められます。
※再生ボタンを押すとBASEの説明が流れます。
上はデザイン編集の画面ですが、コード入力などの複雑な作業は一切ありません。BASEはEC運営のための管理画面も含めて、ほとんどが直感的に操作できる設計になっています。
ECサイト構築・運営の知識がなくても簡単に始められスマホからでも操作できることがメリット。これだけ簡単だと誰でもすぐに操作を覚えられるため、ネットショップの運営をスタッフなどに任せてしまうことも可能です。
ただし、現状ではスタッフ権限を分けることができないので、この点は注意してください。スタッフに任せつつも重要なところはチェックする、スタッフが操作してもよい箇所や手順を明確にするなど、トラブルを防ぐ体制を作りましょう。ただし、BASEは新しい機能が早いスピードで追加されているので、この点も遠からず解消されるでしょう。
更にBASEでは、ショップ運営に関するノウハウ記事が多数公開されているメディア『BASE U』も運営しており、使い方や運営に困ったときもすぐに自分で調べられるところも安心感があります。
様々な商品カテゴリや販売形態に対応していることもBASEの特徴。例えば、ショップのコミュニティを作成できる『コミュニティApp』も無料で利用でき、購入者やファン向けに無料 or 有料 いずれのコミュニティも作成できます。会員限定のページ公開や、そこで会員限定の商品を販売するなど、購入者やファンのロイヤリティを高める施策が可能です。
他にも販売期間を限定する『販売期間設定App』や、抽選で当選者にのみ商品を販売できる『抽選販売 App』など、ネットショップ運営側の様々なニーズに対応。人気のアパレルショップでは重宝される機能となっています。
特に、『抽選販売App』のような抽選販売のできる機能は、Shopifyや他のカートサービスにはない機能で、BASEの大きなメリットといえます。期間限定や数量限定の販売、あるいは予約販売や抽選販売などを考えている方にはBASEはおすすめです。
またBASEには800万DLされているショッピングアプリ『BASE』が用意されています。カート型サービスでこのようなモール型の機能があるのはBASEだけですので、販促・集客面でも独自のサポートを受けられると言えるでしょう。
Shopifyがおすすめな方
画像出典:Shopify
Shopifyがおすすめな方
・法人など資金力があり、独自ECサイトの構築も検討している
・ECサイトの運営・管理に多くのスタッフが関わる予定
・複数のECサイトを展開しながら効率的に管理したい
Shopifyは2004年にカナダで創業されたECサイト作成サービス。2017年より日本でも本格的に展開され始めました。
Shopifyには3つの基本プランがあり、月額費用3,000円程度から始めながら、事業に合ったプランに移行することができます。プランによるデータ容量などは変わりませんが、上位プランになると利用できるスタッフアカウント数が増え、利用できる分析機能などが増えます。また、上位プランほど決済手数料が下がります。
プランによっておすすめの人は以下のように異なります。
ベーシック |
スタンダード |
プレミアム |
|
月額費用 |
29米ドル (約3,000円) |
79米ドル (約8,000円) |
299米ドル (約3万円) |
おすすめの人 |
・ランニングコストを抑えたい 小規模事業者 ・月商500万円以下 |
・将来的に販路を拡大する ・複数の従業員を雇う ・月商5,000万円以下 |
・売上規模が大きい ・月商5,000万円以上 |
Shopifyは、ASPカートでありながら、機能性・カスタマイズ性が高いことが特徴です。デザインを作り込みたい場合や、専門的にマーケティング施策を実施していきたい場合にも対応できます。
また、ブランドごと、国・地域ごとにECサイトを運営したいという場合に、複数のECサイトを効率的に管理・運営できることもメリット。
また、スタッフの権限を管理するため機能や、ブランドラインごとに別サイトを立てるなどで複数のECサイトを運営・管理する機能を備えており、法人などで将来的に運営体制が大規模になることを想定している場合におすすめです。
ただし、デザイン性・機能性が高いメリットがある反面、カスタマイズに専門知識が必要で制作会社などに外注するケースも多いようです。
特に、Shopifyには多くの機能拡張アプリが用意されていて、これらを利用してカスタマイズしていくのですが、これらのアプリは外部ベンダーが開発しているものがほとんど。アプリ同士の互換性が担保されておらず、機能を追加することで他の機能が動かなくなるケースもあるようです。
また、カナダ発のサービスであるため、一部「日本語対応」をしていない部分が残っています。特に海外で作られたアプリを導入する際、英語の翻訳が必要となる部分もあります。
BASEの手数料、機能、導入事例
料金プランと手数料
初期費用 |
0円 |
月額費用 |
0円 |
決済手数料 (BASEかんたん決済) |
(各注文ごとに)3.6%+40円 |
サービス手数料 |
(各注文ごとに)3% |
振込手数料 |
250円 |
事務手数料 |
振込申請額2万円未満:500円 振込申請額2万円以上:0円 |
続いては、BASEとShopifyそれぞれ個別に見ていきます。まずはBASEから。利用に必要な料金は上表の通りです。
BASEは、初期費用・月額費用が無料で利用でき、有料プランはありません。BASE利用において費用がかかるのは基本的に注文が入ったときだけで、各注文ごとに決済手数料・サービス手数料が発生します。また、売上金を引き出す際に、振込手数料・事務手数料がかかります。
その他に費用がかかるのは、有料テンプレートや有料App(拡張機能)を利用した場合。無料でも十分な機能がそろっていますが、さらにワンランク上のデザイン性・機能性を求める場合は検討してみるのも良いかと思います。
【初期費用・月額費用・各種手数料以外のコストに注意】 ECの導入コストを検討する際に忘れてはいけないのが、ショップデザインや初期設定を外注する可能性。サービスによっては、機能性・カスタマイズ性が高いがゆえに、知識や経験がないと導入が難しいことがあります。BASEと違い、Shopifyは機能をしっかり活用しようとすると、外注したほうが良い場合が多くなります。そのため、Shopifyを利用する場合は、外注コストも考慮に入れる必要があります。
必要な機能を検討する場合は、こちらのガイドブックもご活用ください。
80個のECサイトの機能を徹底調査しました!
D2CのECサイトを徹底調査。ECサイトに必要な機能をまとめました。
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BASEの機能
テンプレート・デザイン面
BASEではショップのデザインを以下3つの方法でカスタイマイズすることができます。
・無料オフィシャルテーマを活用
・有料テンプレートを活用
・HTML編集
無料のオフィシャルテーマは16種類あり、画面に沿って直感的に操作するだけで思い通りのデザインを作ることができます。
さらに、「デザインパーツ」と呼ばれるカスタイマイズパーツがあり、スライドショーや地図、ピックアップ商品なども自在に挿入して、魅力的なショップに仕上げることが可能です。
50種類以上ある有料テーマは、デザイン性が高く販売カテゴリに最適化されています。自分でデザインすることに自信がない方でも、難なくおしゃれなショップを作成することができるでしょう。
また、「HTML編集App」を使うことで、HTML / CSS / JavaScriptの編集が可能になります。これにより、本格的な編集が可能になり、より独自性のあるデザインを作成できます。
ECサイト構築・運用機能
BASEは、管理画面が直感的に操作できることに加え、スマホからでもショップの管理が簡単にできます。BASEの運営機能としては、次のような無料の拡張機能BASE Appsを利用することで、ECの運用をさらに円滑にする必要な機能を順次自由に追加可能です。
商品企画からマーケティング、注文・発送管理、分析に至るまで、役立つ機能を利用できます。
・ロゴ作成
・商品説明カスタム
・ラベル
・BASEロゴ非表示
・レビュー
・カテゴリ管理
・送料詳細設定
・ページ追加
・SEO設定
・Instagram販売
・顧客管理
・CSV商品管理
※その他追加拡張機能はこちら
BASEのロゴ非表示など一部有料のAppもありますが、多くは無料で利用できます。
特に、BASEのメリットである、さまざまな販売形態に対応しているという点で、次のような機能が人気です。
・Instagram連携:Instagramの投稿からショップページへ誘導
・コミュニティApp:無料/有料コミュニティ作成、限定商品やクローズドページなど
・抽選販売App:抽選の当選者だけに商品を販売
・note連携:note「ストア欄」にショップ商品を掲載
・予約販売App:先行販売・予約注文受付
・定期便App:指定した販売サイクル・継続回数で定期販売
・デジタル商品販売:音楽・写真データなどのデジタルコンテンツ販売
決済方法
BASEでは、上の7種類の決済方法を一括で利用できる「BASEかんたん決済」が用意されています。このBASEかんたん決済により、通常であれば数日から数週間かかるクレジットカードの審査期間などがなくなり、開設当日から商品の販売が可能になります。
JCB / アメリカン・エキスプレス カードは審査が必要ですが、それ以外のクレジットカードや決済サービスはすぐに利用できるので、ECサイト立ち上げが非常にスピーディーです。
BASEかんたん決済は、決済方法をBASEのフォームから選択するだけで利用可能です。決済会社との個別の契約は不要で、BASEの管理画面から数回のクリックですぐに手続きができます。
また、意外と見落とされがちな売上金の入金サイクルも、BASEなら申請日から10営業日(土日祝除く)で振込が行われ迅速です。
サービスによっては、最長で受注から2か月後の入金となってまうケースもあるので注意が必要です。「お急ぎ振込」を利用すれば、申請により最短翌営業日に出金できます。
そしてBASEで特徴的なものがBASEが提供するPAY IDと呼ばれる決済サービスを利用できるという点です。PAY IDはBASEのショップでユーザーがクレジットカード情報と住所情報を横断して保持・使用できるサービスで、購入フローが簡略化できるためカゴ落ちなどの機会損失を軽減してくれます。
シェア・導入事例
BASEは、日本国内の多くの事業者に利用されています。2021年5月に累計ショップ数が150万ショップを突破、ネットショップ開設実績は4年連続No.1*となっています。
商品カテゴリとしてはファッションがもっとも多くの割合を占め、次いでエンタメ・ホビー、食べ物・飲み物。その他にも、コスメ、レジャー・スポーツなどさまざまなショップがBASEで販売をしています。
* 最近1年以内にネットショップを開設する際に利用したカート型ネットショップ開設サービスの調査(2021年2月 調査委託先:マクロミル)
MFC STORE
有名スニーカーショップ出身の近藤浩人氏と、メンズブランド『EXAMPLE』を手がけるBB_LION氏が中目黒に立ち上げたセレクトショップのECサイト。BASEの導入事例インタビューでも紹介されています。実店舗オープンの1カ月後に、全国のファンの声を受けてECサイトを立ち上げ、対面販売とECのメリット双方のメリットを生かしながらファンを拡大しています。引用:BASE U
Shopifyの手数料、機能、導入事例
料金プランと手数料
ベーシック |
スタンダード |
プレミアム |
|
初期費用 |
無料 |
||
月額費用 |
29米ドル (約3,000円) |
79米ドル (約8,000円) |
299米ドル (約3万円) |
スタッフアカウント数 |
2 |
5 |
15 |
決済手数料 |
日本のクレジットカード 3.4% 海外のクレジットカード 3.9% JCBのクレジットカード 4.15% ※Shopifyペイメント利用時 |
日本のクレジットカード 3.3% 海外のクレジットカード 3.85% JCBのクレジットカード 4.1% ※Shopifyペイメント利用時 |
日本のクレジットカード 3.25% 海外のクレジットカード 3.8% JCBのクレジットカード 4.05% ※Shopifyペイメント利用時 |
Shopifyペイメント を有効化せず外部決済 サービスを使う場合 |
2.0% |
1.0% |
0.5% |
商品点数 |
無制限 |
Shopifyは、プランによって利用できるスタッフアカウント数と決済手数料が異なります。そして、プランのグレードが上がるにつれ、各種手数料が下がります。
ただし、上表の決済手数料は、Shopifyが提供するクレジットカードの決済サービス「Shopifyペイメント」利用時。審査不要、自分で設定後すぐに利用を開始できます。
「Shopifyペイメント」を利用すれば、クレジットカードの手数料以外に費用はかかりません。Shopifyペイメントでは、Visa/Mastercard/American Express/JCBのクレジットカードに対応しています。
さらに、Shopifyペイメントを利用することで、Apple Pay/Google PayおよびShop Payにも対応できます。Shop Payとは、Shop Payを有効にしているShopifyストアで、ユーザーがクレジットカード情報と住所情報を横断して保持・使用できるサービスです。
Shopifyの月額費用・決済手数料の他にかかる費用としては、有料のテンプレートやShopifyアプリを利用した場合。また、Shopifyはデザインや初期設定を外注するケースも多く、場合によっては外注費が発生する可能性も考慮して予算を考えたほうが良いでしょう。
目安として、初期導入サポートであれば30万円程度、オリジナルデザインでカスタマイズするなら100~300万円程度かかるケースもあります。
利用できる機能
Shopifyは主要な機能についても、下表のようにプランによって違いがあります。
主要機能 |
ベーシック |
スタンダード |
プレミアム |
|
基本機能 |
販売チャネル追加機能 |
○ |
○ |
○ |
Shopify Point of Sale |
○ |
○ |
○ |
|
クーポンコード |
○ |
○ |
○ |
|
無料SSL証明書 |
○ |
○ |
○ |
|
カゴ落ち対策メール |
○ |
○ |
○ |
|
ギフトカード |
○ |
○ |
○ |
|
プロフェッショナルレポート |
- |
○ |
○ |
|
カスタムレポートビルダー |
- |
- |
○ |
|
外部サービス計算済配送料 |
- |
- |
○ |
|
海外向け販売 |
133の通貨で販売 |
○ |
○ |
○ |
複数の言語で販売 |
最大5 |
最大5 |
最大5 |
|
海外ドメイン |
- |
○ |
○ |
|
国際価格 |
- |
○ |
○ |
|
国際価格(バリエーション価格ごと) |
- |
- |
○ |
テンプレート・デザイン面
Shopifyには9つの無料テーマと66の有料テーマがあります。テーマを決めることで、ECサイトの基本的なデザインが決まります。
また、Shopifyではテーマを編集してカスタマイズを加えることも可能です。ただし、コード編集の専門知識が必要になるため、外注するなどしないと対応できないオーナーも多いようです。
ECサイト構築・運用機能
Shopifyは基本機能が充実しています。特に、SEO(検索エンジンで上位表示させる手法)や「カゴ落ち対策メール」(カートに商品を残して離脱したユーザーにリマインドメールが送れる機能)などマーケティングに関する機能が充実しており、販促のためのコンテンツ作成や施策に注力することで売上拡大に繋がっていきます。
SEOやマーケティングに関する機能では、次のような機能が特徴的です。
sitemap.xmlの自動生成:
SEO対策に有効な検索エンジンに読ませるためのサイトマップが、商品、ウェブページ、ブログ記事いずれも自動生成される
SNS統合:
Pinterest、Instagram、Facebook、Twitter、Tumblrなどのソーシャルメディアとの連携が可能
アプリも充実
Shopifyでは「Shopifyアプリ」を導入することで、基本機能以外のさまざまな機能を追加できます。Shopifyアプリは、Shopifyが提供しているだけでなく、第三者が開発・提供しているものが多いです。無料・有料どちらもあります。
注意点として、Shopifyは海外発のECプラットフォームであり、アプリ開発元も海外であることが多いため、日本のECの商習慣に沿ったものであるか確認しましょう。場合によってはカスタマイズが必要になります。
決済方法
先述したShopify ペイメント以外の決済サービス利用には、Shopifyと連携している外部決済サービスと個別に契約する必要があります。連携している外部決済サービスと利用できる主な決済手段は以下の通り。
・PayPay
・Amazon Pay
・KOMOJU
→コンビニ決済/Pay-easy/電子マネー決済など
・携帯キャリア決済
・Paidy翌月払い
→コンビニ決済/銀行振込
・GMOイプシロン
→コンビニ決済/代引決済/キャリア決済/GMO後払いなど
・SBペイメントサービス
→楽天ペイ/PayPay/キャリア決済/Webコンビニ決済/Pay-easy決済など
・BitPay
→ビットコイン/ビットコインキャッシュ
代金引換も利用できる
Shopifyでは、国内配送に関して「代金引換(代引き)」を利用できます。BASEでは代引きに対応していないので、どうしても代引きを利用したい場合はShopifyがおすすめです。
ただし、代引きは受取拒否や不在返品などが発生しやすいため、無理に導入する必要はない決済方法です。お客様からの要望が多い場合のみ導入を検討するといいでしょう。
シェア・導入事例
Shopifyは、カナダ発のECプラットフォームで、世界175ヵ国で利用されています。2021年2月26日のShopifyの発表によると、Shopifyを利用する事業者は、世界で170万以上、流通総額(GMV)は約12兆円となっています。
Shopifyが日本に進出したのは2017年で、毎年成長を続けており、2020年は前年比228%増の新規出店数の伸び率。2020年には、オリオンビールやタイガー魔法瓶などがShopifyを新たに利用開始し、注目されました。
ゴーゴーカレー
日本中に金沢カレーブームを巻き起こしたゴーゴーカレーの通販サイト。Shopify公式サイトの「成功事例」にも書かれており、シンプルで商品の購入が行いやすいこと、PayPalやGoogle Payといった幅広い支払い方法にも対応していることがShopifyのショップの特徴です。
一緒に比較されることの多いSTORESについて
画像出典:STORES
BASEやShopifyと一緒に比較されることの多いASPカートがSTORESです。STORESは2012年に日本でリリースされたECサービス。初期費用無料で始められ、以下2つのプランがあります。
・フリープラン:月額費用無料・決済手数料5%
・スタンダードプラン:月額費用2,178円・決済手数料3.6%
この他、振込手数料が275円、入金金額が1万円未満の場合は別途事務手数料275円がかかります。
BASE、Shopify、STORESを比較すると、STORESはShopifyよりもBASEに近いサービス。実際、複数のASPカートを比較検討するときに、BASEとSTORESは「無料カート」として同じ分類にされることが多いです。
ただしSTORESでは独自ドメインをはじめ、機能をフルに使うにはスタンダードプランの利用が必要となっているので注意が必要です。
BASEとSTORESの共通点と違い
BASEとSTORESの共通点を簡単にまとめると、以下のようになります。
BASE |
STORES |
|||
---|---|---|---|---|
スタンダード |
グロースプラン |
フリー |
スタンダード |
|
初期費用 |
0円 |
0円 |
0円 |
|
月額費用 |
0円 |
5,980円 |
0円 |
2,178円 |
決済手数料 |
(各注文ごとに)3.6%+40円 +サービス手数料3% |
2.9% サービス手数料なし |
5% |
3.6% |
振込手数料 |
250円 +2万円未満の場合は 事務手数料500円 |
250円 +2万円未満の場合は 事務手数料500円 |
275円 +1万円未満の場合は 事務手数料275円 |
|
振込サイクル |
振込申請から10営業日以内 |
振込申請から10営業日以内 |
月末締め翌月払い (最大2ヶ月) |
|
お急ぎ振込:最短翌営業日 |
お急ぎ振込:最短翌営業日 |
スピードキャッシュ:翌営業日 |
||
手数料1.5% |
手数料1.5% |
手数料3.5% |
手数料1.5% |
|
クレカ決済導入 |
申請後すぐ利用可能* |
申請後すぐ利用可能* |
4営業日~最長2ヶ月前後 |
|
購入者向けアプリ |
○ |
○ |
× |
|
購入者向け 決済サービス |
○ PAY ID |
○ PAY ID |
× |
|
開設数 |
150万ショップ以上 (2021年5月時点) |
毎月1万ショップ以上新規開設 (2021年6月時点) |
BASEとSTORESの共通点
・初期費用・月額固定費無料でECサイトを始められる
・ECサイト構築・運営の知識がなくても簡単に利用できる
・直感的に操作できる管理画面で、スマホからも操作可能
一方、BASEとSTORESの大きな違いをまとめると、以下のようになります。
BASEとSTORESの主な違い
・BASEは拡張機能により自由に機能追加できるが、STORESはプラン移行によって必要な機能が追加できる
その他、利用できる決済手段や機能、ショッピングアプリの有無など、BASEとSTORESで細かな違いがあります。
BASE、Shopify比較まとめ
BASE
|
Shopify |
|||||
スタンダード |
グロースプラン |
ベーシック |
スタンダード |
プレミアム |
||
初期費用 |
無料 |
無料 |
無料 |
|||
月額費用 |
無料 |
5,980円 |
29米ドル |
79米ドル |
299米ドル |
|
決済手数料 |
3.6%+40円 |
2.9% |
※Shopifyペイメント (クレジットカード)利用時 |
|||
3.4%~4.15% |
3.3%~4.1% |
3.25%~4.05% |
||||
その他 手数料 |
サービス手数料3% |
サービス手数料なし |
外部決済サービス利用時の追加料金 ※Shopifyペイメント利用時はかからない ※サービスによって振込手数料が発生 |
|||
振込手数料 一律250円 |
振込手数料 一律250円 |
|||||
事務手数料 振込2万円未満:500円 振込2万円以上:0円 |
事務手数料 振込2万円未満:500円 振込2万円以上:0円 |
2% |
1% |
0.50% |
ここまで、BASEとShopifyの手数料や機能などの特徴を比較してきてました。それぞれおすすめのECサイトが大きく異なることが分かったと思います。
BASEは注文が入ってはじめて手数料がかかることに対し、Shopifyは注文が発生しなくとも月額費用がかかります。そのため、ECサイトを始める際のリスクはBASEのほうが小さいといえます。
また、BASEもShopifyも基本的にデザインテーマを選んでECサイトを構築する形式ですが、BASEのほうがシンプルな操作設計になっており、たとえ専門知識がなかったとしても自分でカスタマイズできる部分が多いです。
一方、Shopifyはデザインや機能拡張においてカスタマイズの自由度はかなり高いですが、その分知識も必要になり、外部の制作会社などに外注するケースも多いです。
社内に知識のある人材がいたり、外注する予算がある場合は、Shopifyも検討してみると良いでしょう。もしECサイトをはじめて構築・運営する、人材の確保や費用捻出が難しい場合は、リスクを最小限に抑えながらも本格的なECサイト運営ができるBASEをおすすめします。
※本記事はBASE株式会社によるスポンサードコンテンツです
Q. BASEがおすすめな事業者は?
BASEがおすすめな事業者の特徴として「初期費用0円でECサイトを立ち上げたい方」「スマホで簡単にEC運営・管理したい方」等が挙げられます。詳細は記事内で解説していますので、ぜひご覧ください。
Q. Shopifyがおすすめな事業者は?
Shopifyがおすすめな事業者の特徴として「資金力がある法人」「複数のECサイトを効率的に管理したい方」等が挙げられます。詳細は記事内をご覧ください。
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この記事を書いた人
河村 郁恵
専門分野: Webライティング,Webコンテンツ制作
フリーランスのライター、編集者。屋号は「卯の筆企画」。ネット通販企業、EC業界メディアでの勤務経験あり。EC運営、Webマーケティング、キャッシュレス決済、自然食・健康食品関連の記事作成・編集経験が豊富です。
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