CMSの導入事例10選|メリット・デメリットや選定ポイントを紹介

CMSの導入を検討しており、他社の事例を参考にしたい方も多いのではないでしょうか。

本記事では、導入事例やメリット、デメリットなどを紹介します。CMSを導入する際の検討にお役立てください。

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目次
  1. 1. CMSとは
  2. 2. CMSの導入事例10選
    1. 2-1. おかやま観光ネット
    2. 2-2. 日伸工業株式会社
    3. 2-3. 神明電機株式会社
    4. 2-4. 株式会社SUBARU
    5. 2-5. 株式会社ニコン・トリンブル
    6. 2-6. 株式会社巴商会
    7. 2-7. DNライティング株式会社
    8. 2-8. 検NET株式会社
    9. 2-9. 株式会社大京アステージ
    10. 2-10. 銀座ナチュラルタイム
  3. 3. CMSを導入するメリット
    1. 3-1. 専門知識が必要ない
    2. 3-2. コンテンツを作成しやすい
    3. 3-3. SEO対策ができる
    4. 3-4. マルチデバイスに対応している
  4. 4. CMSを導入する際のデメリット
    1. 4-1. セキュリティ対策が必要になる
    2. 4-2. カスタマイズにはプログラミングが必要になる
  5. 5. CMSの種類
    1. 5-1. オープンソース型
    2. 5-2. パッケージ型
    3. 5-3. クラウド型
  6. 6. 導入するCMSの選定ポイント
    1. 6-1. 自社の目的にあっているか
    2. 6-2. サポート体制はあるか
    3. 6-3. セキュリティに対応できるか
  7. 7. 【まとめ】CMSの導入事例を紹介しました

CMSとは

CMSとはContents Management Systemの略で、テキストや画像などWebサイトに関する情報を一元的に管理するシステムのことです。CMSはデザインテンプレートを使用して、パーツを組み合わせながらWebサイトを構築します。そのため、プログラミング言語の知識がなくても簡単にWebサイトを作れます

下記事にて詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

CMSとは | Web幹事 CMSとは | Web幹事 CMSとはコンテンツ・マネジメント・システムの略称。Webの専門知識が無いユーザーでも、管理画面経由でホームページのコンテンツ、構成、デザインなどを更新できるようにな...

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CMSの導入事例10選

続いて、CMSの導入事例を紹介するので、自社での導入イメージを掴みましょう。

おかやま観光ネット

おかやま観光ネット

出典:おかやま観光ネット

制作情報 ・費用目安:51〜100万円
・制作期間:約5か月
・担当範囲:企画/設計/デザイン/コーディング/システム/CMS

岡山市公式の観光情報サイト「おかやま観光ネット」のホームページです。観光情報を集約して発信するポータルサイトとして「CMS SEED」を採用しています。

会員機能や会員による情報発信、パンフレットダウンロードなど、多様な機能を搭載。情報の種類や更新頻度が多くても、データベースのテーブルごとに構造を細かく設定できるため、スムーズな情報管理を実現しています。

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日伸工業株式会社

日伸工業株式会社

出典:日伸工業株式会社

制作情報 ・費用目安:201〜300万円
・制作期間:約4ヶ月
・担当範囲:企画/設計/デザイン/撮影/取材/原稿作成/コーディング/CMS/保守・運用

滋賀県大津市の製造業「日伸工業株式会社」のホームページです。プロのカメラマンによる写真撮影と現代的なデザインを採用し、信頼感と誠実さを表現しています。

採用ページでは社員の写真を多く使用し、親しみやすさを演出。ターゲットユーザーの拡大とコンテンツ強化も実施しています。CMSにはWordPressを採用し、自社でサイト更新しやすい環境を整えているのも特徴です。

日伸工業株式会社 | Web制作・ホームページ制作実績 | Web幹事 日伸工業株式会社 | Web制作・ホームページ制作実績 | Web幹事 日伸工業株式会社の事例です。本サイトは株式会社プラカンが作成しました。費用や制作期間の目安、業界ごとにホームページ制作会社の実績を比較し、そのまま依頼・相談する...

神明電機株式会社

神明電機株式会社

出典:神明電機株式会社

制作情報 ・費用目安:301〜500万円
・制作期間:4ヶ月
・担当範囲:企画/設計/デザイン/コーディング/CMS構築/運用

神奈川県川崎市の製造業「神明電機株式会社」の制作事例です。サイト内では同社の強み、製品情報、品質への取り組みなどを紹介。コーポレートサイトとして充実した内容に仕上がっています。

Webサイトのフルリニューアルやコンテンツ拡大、CMS導入を通じて、営業力の強化・採用ブランディング向上を図っているのも特徴です。

神明電機様コーポレートサイト | Web制作・ホームページ制作実績 | Web幹事 神明電機様コーポレートサイト | Web制作・ホームページ制作実績 | Web幹事 神明電機様コーポレートサイトの事例です。本サイトはTMCシステム株式会社が作成しました。費用や制作期間の目安、業界ごとにホームページ制作会社の実績を比較し、そのま...

株式会社SUBARU

株式会社SUBARU

出典:株式会社SUBARU

株式会社SUBARUは、自動車などを製造する会社です。同社は関連Webサイトが200以上あり、そのほとんどがIT部門を介さずに事業部や部門別、会社別などで独立して開発・運営されていました。そのため、部分最適化やリスクマネジメントなどWebガバナンスへの懸念があったそうです。

しかし、Webの管理範囲はかなり広く、WebサイトをはじめSNSやモバイルアプリなどにもまたがっていました。さらに、対象が一般ユーザー向けのものや、社内向け、グループ会社向けなど様々です。そこで、Web全体を誰かが把握して管理する必要がありました。

社内のWebサイトの把握をする中で「適切なCMSが入っていない」「更新やガバナンスルールが異なる」など様々な課題が見えてきたようです。そして、同社はバラバラだったWebサイトを共有基盤に統合してセキュリティの強化を図りました。セキュリティに定評がある「HeartCore CMS」を採用し、各サイトを順番に移行しています。

株式会社ニコン・トリンブル

株式会社ニコン・トリンブル

出典:株式会社ニコン・トリンブル

株式会社ニコン・トリンブルは、測量や測位関連製品を開発・製造・販売する会社です。同社が取り扱う製品の性質上、細かい製品情報が必要でした。しかし、同社は今までHTMLでWebサイトを運用しており、新製品の追加や更新があるたびに、複数箇所にわたる関連ページを全て変更していました。さらに、Webサイトで製品情報の整合性を取る運用に課題があったようです。

そこでCMSを導入し、データベースを使った動的なページ表示で製品情報の整合性を担保しています。課題であった製品情報の整合性に関して、大幅な工数削減につながり、ページ更新にかかる運用工数が80%削減されました。さらに、変更漏れの箇所も一気に減ったようです。

株式会社巴商会

株式会社巴商会

出典:株式会社巴商会

株式会社巴商会は、産業用ガスや高圧ガス、特殊ガスなどを提供する専門商社です。同社は水素エネルギー事業の紹介を会社ホームページに掲載していましたが、内容は取り組み概要が中心でした。

しかし、顧客の悩みを知るためには、同社のアプローチ領域や実績などをより深掘りして伝える必要がありました。さらに、水素エネルギー業界はスピード感が大切であり、ホームページ内容を適時更新できることが重要であったようです。

そこでCMSを導入し、関連分野の取り組みを分析して各社のホームページを比較しながら、コンテンツやサイト構成を検討しました。そして、水素エネルギー事業サイトを公開し、会社ホームページのみで紹介していた時よりも問い合わせ件数が2倍近くになったようです。

DNライティング株式会社

DNライティング株式会社

出典:DNライティング株式会社

DNライティング株式会社は、店舗や建築向けのLED照明器具や関連部品の設計から販売まで行う会社です。同社はコーポレートサイトを運用していましたが、外部サーバーで運用しており、接続の不安定さやセキュリティ面での不安がありました。さらに、カスタマイズしたWordPressがアップデートできずに大変と感じていたようです。

そこで、ホームページを安心・安全に運営したいという想いがあり、新たなCMS「BlueMonkey」とデータベース「Plusdb」を導入してリニューアルしています。製品情報にデータベースを活用して、見やすく誰でも使いやすいホームページになりました。さらに、ホームページが更新しやすくなり、情報発信で顧客との関係を維持しやすくなっています。

検NET株式会社

検NET株式会社

出典:検NET株式会社

検NET株式会社は、新築住宅や中古住宅のインスペクション、漏水調査から補修工事までをワンストップで提供している会社です。同社は昔チラシを作って集客していました。しかし、担当者の知り合いが音楽学校を始め、問い合わせや入校のほぼ100%をインターネットで獲得していると聞き、Webサイトの重要性を感じたようです。そして、Webサイトの作成を決意しました。

WebサイトをCMSで構築し、社内で会社の良さや特徴などを共有できるようになりました。さらに、新しい顧客へアプローチする媒体・方法もでき、今後はWebサイトを通してお客様の声をダイレクトで共有していきたいようです。

株式会社大京アステージ

株式会社大京アステージ

出典:株式会社大京アステージ

株式会社大京アステージは、全国でマンションの管理を手掛ける会社です。同社はマンション管理組合向けサイト「くらしスクエア」を立ち上げるために、Webサイトを構築しています。マンションの販促用のサイトを数多く作ってきた経験から、当初はスクラッチ(システムをゼロから開発すること)での構築を検討していました。しかし、想定よりも予算がかさんだり、メンテナンスや運用を考慮したりしてCMSを導入しています。

Webサイトではログイン後のトップページでマンションごとにお知らせやバナーの出しわけを行っています。さらに、基幹システムと連携してIDと紐づく属性に対して異なる情報を出し分けています。

CMSを導入したことで、運営している部署で商品の入れ替えができるようになりました。テンプレートを使っているので、HTMLの知識がなくても簡単にWebサイトの更新ができたり、大量データのZipアップロードの機能も使えたりしているようです。

銀座ナチュラルタイム

銀座ナチュラルタイム

出典:銀座ナチュラルタイム

銀座ナチュラルタイムは、銀座に店舗を構えてリンパマッサージを提供する会員制美容サロンです。同サロンのWebサイトは電話予約しか受け付けておらず、基本的に紹介から新規顧客を得ていました。しかし、Webからの集客施策に課題を感じており、本格的なデジタルマーケティングを展開するためにリニューアルをしています。

同社はCMSを導入してWebサイトをリニューアルしました。コラムを発信する際にSNSのシェアボタンを設置したり、SEO対策をしたりするなど、コンテンツマーケティングを展開しています。さらに、コースごとに予約への導線や新規顧客向けのクーポンを用意しました。

その結果、Web上での見込み客との接点が拡充され、お客様や取引先とのコミュニケーションが生まれています。

※無料でダウンロードできるWebサイト制作事例集をご用意しています。こちらもあわせてご活用ください。

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CMSを導入するメリット

CMSを導入するメリット

続いて、CMSを導入するメリットを見ていきましょう。

専門知識が必要ない

CMSは基本的にデザインテンプレートを使用してWebサイトを作成します。中にはドラッグ&ドロップでパーツを組み合わせるものもあるので、HTMLやCSSなどのプログラミングの知識がなくても、直感的な操作でWebサイトを制作できます。さらに、Webサイトの更新も管理画面から行えるので、初心者でも扱いやすいでしょう。

コンテンツを作成しやすい

CMSは管理画面の中から簡単にコンテンツを作成できます。コードを書かなくても、そのままテキスト入力・装飾や画像を挿入できるので非常に簡単です。スムーズにコンテンツを作成して公開したり、瞬時に更新したりできるでしょう。

SEO対策ができる

SEO(Search Engine Optimization)は、検索エンジンの自然検索のアクセスを増やすためにWebサイトの改善をする施策のことです。CMSにはSEO対策できる機能が搭載されているのが特徴です。例えば、検索エンジンに有利な働きかけをするコードで作ってくれるので、専門知識がなくても自動的にSEO対策をしてくれます。

マルチデバイスに対応している

CMSはパソコンをはじめタブレットやスマホなどマルチデバイスに対応しています。CMS上でWebサイトを作成すると、自動でユーザーのデバイスにあわせて最適なレイアウトで表示してくれます。

CMSを導入する際のデメリット

CMSを導入する際のデメリット

続いて、CMSを導入する際のデメリットを見ていきましょう。

セキュリティ対策が必要になる

CMSはインターネット経由で利用するため、セキュリティ対策が必要です。万が一、IDやパスワードなどのCMSのログイン情報を第三者に知られると、不正アクセスされて情報を盗まれたり改ざんされたりする恐れがあります。そのため、ログイン情報を誰にも見られないようにしたり、アクセス権限を付与したりしましょう。

カスタマイズにはプログラミングが必要になる

CMSは初心者でも簡単にWebサイトを構築できます。しかし、デザインや機能を細かくカスタマイズするには、プログラミング知識が必要になります。自社のみで対応できないなら、外部のWeb制作会社への依頼を検討しましょう。

CMSの種類

CMSの種類

続いてCMSの種類を紹介していきます。

オープンソース型

オープンソース型とは、インターネット上にWebサイトを構成するソースコードが公開されているCMSのことです。コードは基本的に誰でも自由に複製・改変などができます。そのため、カスタマイズ性に優れており、自由度の高いWebサイトを構築できるでしょう。

また、オープンソース型は利用するためのライセンスが不要です。基本的に利用料がかからないので、初期費用を抑えやすくなっています。

パッケージ型

パッケージ型は、システムベンダーが商品として販売しているCMSのことです。すでにWebサイトに必要な機能が含まれているので、それらを組み合わせながら構築を進めていきます。そのため、初心者でも簡単にWebサイトを作りやすいでしょう。

さらに、ベンダーのサポートやセキュリティも含まれているケースがあり、万が一不明点や問題が出ても安心です。

ただし、パッケージ型のCMSは、ライセンスを自社サーバーにインストールして利用します。オープンソース型とは異なり、ライセンスやサーバーといった初期費用が必要です。

クラウド型

クラウド型は、クラウドで利用できるCMSのことです。インターネットに接続できる環境にアクセスしてサービスを利用するため、自社サーバーを用意する必要がなく初期費用を削減できます。さらに、月額制や従量課金制であるケースが一般的であり、ランニングコストも抑えられるでしょう。

導入するCMSの選定ポイント

導入するCMSの選定ポイント

最後に導入するCMSの選定ポイントを紹介していきます。

自社の目的にあっているか

CMSを導入する際は目的にあったものを選定しましょう。CMSによってWebサイトに必要な機能が異なるからです。目的を満たせる機能を搭載しているCMSかを確認してみてください。

サポート体制はあるか

CMSを選定する際はサポート体制の確認も必要です。サポート体制が充実していれば、万が一、不明点や問題が発生してもすぐに問い合わせをしたり、対処したりできます。Webサイトの構築や運用が不安ならサポート体制が整っているCMSを選定しましょう。

セキュリティに対応できるか

CMSの種類によってセキュリティ対策が異なります。例えば、オープンソース型は自社でセキュリティの対応をしなければなりません。一方で、パッケージ型やクラウド型であれば、ベンダーに任せられるケースがあります。自社でセキュリティをどうするかを明確にした上で、導入するCMSを決めましょう

下記事ではおすすめのCMSを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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【まとめ】CMSの導入事例を紹介しました

ここまでCMSの導入事例を紹介しました。CMSは様々な業界・業種の企業に導入されています。他社の事例を参考にすることで、自社での導入イメージを掴みやすくなります。本記事を参考に、CMSの導入を検討してみてください。

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