- 更新日 2024.10.17
- カテゴリー ホームページ制作支援ツール
【ヒートマップを徹底比較】おすすめツール9選|機能・料金・選び方も解説【2024年最新版】
ユーザー行動を最適化しコンバージョンを増やすためのLP改善や、SEO強化のために活用するヒートマップツール。当サイトWeb幹事でもSEO対策に活用しています。しかし、どんな視点でツールを選定すればいいのか悩む方も多いかと思います。
そこで本記事では、ヒートマップツールおすすめ8つを選ぶ際のポイントと合わせて解説。おすすめヒートマップツールの機能などをまとめた比較表つきで解説しますので、あなたに合うヒートマップが見つかります。
※自社に合ったヒートマップツールが選べない、プロに選定してほしい方は、Web幹事にご相談ください。プロのコンサルタントが貴社の予算やヒートマップを使う目的をヒアリングし、最適なツールをご紹介します。相談料・会社紹介料は無料です。
ヒートマップとは?
ヒートマップとは、特定のページを訪れたユーザーの行動データを色付けして表現することで、ユーザー行動が直観的に理解できるようにする技法のことです。
CVR(商品購入や資料請求などに至った割合)やCRO施策(コンバージョン率最適化)に活用するほか、ユーザー行動を改善することで間接的にSEO施策にも貢献する場合があります。
ヒートマップの種類
多くのツールに共通して搭載されているヒートマップは主に下記の4種類です。
アテンションヒートマップ |
ユーザーに熟読されている部分から、ユーザーの興味・関心が分かる。 |
スクロールヒートマップ |
ページがどこまで読了されているか (=ユーザーがどこで離脱しているか)が分かる。 |
クリックヒートマップ |
どこがクリックされているか分かる。 |
マウスフローヒートマップ |
マウスの動きから、ユーザーが興味を持っている箇所がわかる。 基本的にPCからのデータ取得のみのため、 スマホユーザーの行動については正確なデータが取れない。 |
ヒートマップの機能
ヒートマップはツール毎に多様な機能が搭載されています。ただし、多くのツールに共通し、かつ便利な機能としては下記2つが挙げられます。
マルチデバイス対応 |
デバイスの種類ごとにユーザー行動をセグメント(分類)できる。 同じURLでもデバイスによってデザインが変わる レスポンシブデザインで構築されたサイトには必須の機能。 |
CVユーザー セグメント機能 |
CVに至ったユーザーとそうではないユーザー行動をセグメント(分類)できる。 申し込みしたユーザー行動をもとに導線や構成の見直しに役立つ。 |
ヒートマップのメリット
ヒートマップのメリットは特定のページ内のユーザーの細かい動きがわかり、客観的なデータとしてアウトプットできることです。ライターと編集者がサイト改善や記事リライトの方針を話し合う際も感覚論ではなく、定量データに基づいた議論ができます。Web幹事でも下記のようなやりとりをしています。
その他のメリットとしては下記の5つ。
①離脱箇所などからページのユーザー行動の良し悪しを客観的に評価・改善でき、直帰率(ユーザーが他のページを閲覧せずにサイトから離脱すること)の改善につながる
②ユーザーが興味を持っている箇所がわかり、構成順を見直すことで滞在時間が延びる
③ボタンの位置やデザインを修正することでクリックされやすくなりCVR(申し込みなどのゴールに至る確率)が上がる
④ユーザー体験を向上させることで「ユーザーにとって有益なコンテンツ」としてGoogleに評価され、間接的にSEO効果が期待できる
⑤定量的なデータが取得でき、上司やクライアントへ提案する際の根拠となる
ヒートマップのデメリット
ヒートマップのデメリットは、ピンポイントでの1ページの分析しかできないことです。
ヒートマップは特定の1ページのユーザー行動を細かく分析することができるツールです。しかしユーザー行動を改善するためには特定ページの分析だけでなく、サイト全体のデータから課題点を洗い出したり、具体的な修正案をテストすることも必要です。
その場合、サイト全体のデータをもとにした分析に優れているWEB解析ツールや、どちらのパターンがCV(申し込みや資料請求など)につながるかテストができるA/Bテストツールとの併用がいいでしょう。
関連記事:ABテストとは?おすすめツール6選、機能と料金を比較!
また、PV数が少ないと正確なデータが得られないことにも留意しましょう。
目安として最低100PVは計測することをおすすめします。ヒートマップを導入すべきか迷う方は当サイトWeb幹事にご相談ください。
無料のヒートマップツール4選
ツール名 |
運営会社 |
特徴 |
SiteLead |
株式会社 N1テクノロジーズ |
初めての導入でも使いやすい 無料サポートあり |
User Heat |
株式会社 ユーザーローカル |
5種類の分析が可能 |
Clarity |
Microsoft |
条件を設定してヒートマップを表示可能 |
Page Analytics |
|
「クリックヒートマップ」が取得可能 |
まずは完全無料で使えるヒートマップツールを4つ紹介します。いきなり有料のツールを試すのは不安、まずはヒートマップがどんなものか無料で試したい方は参考にしてください。
ただし、完全無料のツールは、コストがかからない一方で、一部を除き導入時のサポート等はありません。また有料のツールと比べて、機能が少ないなど制限があるので注意が必要です。
実際、「無料のツールを使ってみたが、物足りなくて有料のツールに変える」という方が一定数います。「有料のものを使う前に試してみる」という意味で使うのをおすすめします。
SiteLead(株式会社N1テクノロジーズ)
SiteLead(サイトリード)は、無料で始められるヒートマップツールです。
はじめてWebサイト改善をする人でも5分で始められます。
SiteLead(サイトリード)ヒートマップは、導入数3,000件を誇り、無料で利用できるヒートマップツールです。
有料プランも業界最安値水準で、月々1,000円代からの始めやすいプランを提供しています。
初めてヒートマップを利用する方にも使いやすく、登録からヒートマップ計測までたった5分でWebサイト改善を始めることが可能です。
さらに、導入方法や分析方法の無料サポートを受けることができます。
クリックヒートマップ・スクロールヒートマップ・アテンションヒートマップなどのヒートマップ機能が充実しているだけでなく、離脱防止機能を組み合わせてSNSの友達追加やクーポン・キャンペーン情報を提供することが可能です。
併せて、CVR改善まで行えるのが特徴です。
アテンションヒートマップ |
○ |
スクロールヒートマップ |
〇 |
クリックヒートマップ |
〇 |
マウスフローヒートマップ |
✕ |
マルチデバイス対応 |
〇 |
CVユーザーセグメント |
✕ ※近日リリース予定 |
日本語対応 |
○ |
サポートの有無 |
〇 |
SiteLead(株式会社N1テクノロジーズ)の概要・料金
URL | |
---|---|
会社所在地 |
〒163-0808 東京都新宿区西新宿2‐4-1 新宿NSビル8F |
価格感 |
無料プラン:あり 有料プラン:1,188円/月 ※25,000PV/ドメイン無制限 ※契約期間の縛りなし |
※本セクションの会社紹介はスポンサードコンテンツです
User Heat
※画像引用:User Heat
User Heatは、株式会社ユーザーローカルが提供する完全無料のヒートマップツール。無料の中では利用可能なヒートマップの種類が多いのが特徴です。
※画像引用:User Heat
「ヒートマップとは?」で紹介した4種類のヒートマップに加えて、上画像のような「ユーザーが閲覧を終了した箇所」がわかるヒートマップも取得できます。
また、PCとスマートフォン、それぞれのヒートマップを取得可能です。
URL数は無制限ですが、1サイトあたり月間30万PVまでとPV数に制限があり、月間30万PVを超過後は計測が止まる仕組みになっています。
また、ヒートマップで表示できるページの幅と長さに制限があり、ページによっては表示が切れることがあります。長さの制限については公式サイトに記載がないため、無料登録をして試してみるといいでしょう。有料のツールと異なり、細かく条件を絞り込んでヒートマップを表示することもできないです。
上記の制限がありますが、主要なヒートマップの種類を試せるので、「ヒートマップがどのようなものか一通り試したい」という方におすすめのツールです。
もし上記の制限をなくしたければ、同社が提供する別の有料ツール「User Insight」に移行することも可能です。
アテンションヒートマップ |
○ |
スクロールヒートマップ |
〇 |
クリックヒートマップ |
〇 |
マウスフローヒートマップ |
○ |
マルチデバイス対応 |
〇 (PC・スマホで比較可能) |
CVユーザーセグメント |
不明(要問合せ) |
日本語対応 |
○ |
サポートの有無 |
× |
Clarity
※画像引用:Clarity
Clarityは、マイクロソフトが提供する完全無料のヒートマップツール。PV数やURL数に制限はありません。
期間、ブラウザの種類など条件を設定してヒートマップを表示できるのが特徴。また、ページ内のテキストや画像、ボタンなどの要素のうち、クリックされた回数が多いものをリストで表示することもできます。
※画像引用:Clarity
ABテスト(デザインなどが異なる複数のページを用意し、どのバージョンがクリック率やコンバージョン率が高いかを比較するテスト)に適したヒートマップ機能があるのも特徴。上画像のように2つのパターンのページのヒートマップを並べ、期間などの条件をそろえて比較することができます。
どこで離脱したか、どこがクリックされているかの2種類だけ分かります。またヒートマップとして表示できるページの長さ・幅が40,000ピクセルまでと制限があるため、ページが切れることがあります。とはいえ、ピクセル数を言われてもピンと来ないと思いますので、こちらも無料登録して試してみるといいでしょう。
上記の制限がありますが、ほかの無料ツールと異なり、絞り込みの条件設定やABテスト向けの機能など「分析するための機能」がある程度はあります。そのため、「多種類のヒートマップを見るよりも、まずはヒートマップの分析のしかたを練習してみたい」という場合におすすめです。
アテンションヒートマップ |
× |
スクロールヒートマップ |
〇 |
クリックヒートマップ |
〇 |
マウスフローヒートマップ |
× |
マルチデバイス対応 |
〇 (PC・スマホ・タブレットで比較可能) |
CVユーザーセグメント |
× |
日本語対応 |
〇 |
サポートの有無 |
× |
Page Analytics(Google)
※画像引用:chromeウェブストア
Page AnalyticsはGoogleが提供する完全無料のツールで、Google Chromeの拡張機能です。事前にGoogle Analiticsの設定が必要で、Google Analiticsで設定しているサイトで利用できます。
Page Analyticsはもともと各ページのPV数や滞在時間を見るためのツールで、ヒートマップがメインの機能ではないです。そのため、一般的なヒートマップツールと異なり、ページ全体のヒートマップは取得できません。
ヒートマップとして表示できるのは、「リンクの部分のクリック率」のみです。
また、上画像のように表示される数字がかなり大雑把な点も注意が必要です。
ただ、Googleアナリティクスをわざわざ開かなくても、各ページのPV数や離脱率などデータ分析がしやすい点は大きなメリット。「Googleアナリティクスを設定済みで、ページ分析のためにとりあえず試してみたい」という人にはおすすめのツールです。
アテンションヒートマップ |
× |
スクロールヒートマップ |
× |
クリックヒートマップ |
〇 (リンクの部分のみ) |
マウスフローヒートマップ |
× |
マルチデバイス対応 |
× |
CVユーザーセグメント |
× |
日本語対応 |
× |
サポートの有無 |
× |
有料のヒートマップツール5選
下記の5つのツールを紹介します。
ツール名 |
料金 |
特徴 |
ミエルカヒートマップ |
0円~ |
無料プランでも充実の機能。初心者におすすめ |
Mouseflow |
3,465円/月~ |
4種類のヒートマップの他に、ユーザー行動の録画機能あり |
Sitest |
要問合せ |
ヒートマップだけでなくアクセス解析・ A/Bテスト・EFOの機能も搭載 |
Ptengin |
0円~ |
導入実績豊富。ヒートマップのほかにアクセス解析の機能が充実 |
User Insight |
要問合せ |
大手企業の導入実績も豊富。ヒートマップの種類が豊富。 |
ミエルカヒートマップ
※画像引用:ミエルカヒートマップ
初めてヒートマップを導入する際、最もおすすめなのはミエルカヒートマップです。
無料トライアルでも50万PVまでの分析ができ、キャンペーンによってはURL数の制限がなくなるなど、無料でも十分活用できます。有料プランにアップグレードした際の料金も明確で、他ツールに比べて安価で良心的な設定です。
※画像引用:ミエルカヒートマップ
低価格ながら必要機能がそろっていることに加え、「自動キャプチャ取得」という独自の機能が優れています。上の画像のように、ページデザインや内容の変更前後のデータを保管してくれる機能で、ページ改善の前後で効果を検証したい場合に便利です。
シンプルで使いやすいUIに加え、無料プランでもサポートを受けられるミエルカヒートマップはヒートマップを初めて導入する人に特におすすめです。
Web幹事もミエルカのヒートマップを利用 前述の通り、当サイトもWeb幹事もミエルカのヒートマップを導入しています。トップページの改善や記事のリライトをメインに活用しています。自分たちで利用することはもちろん、月1回の定例MTGで、記事を2つ分析してもらい、改善案を提案してもらっています。サポートについても柔軟に話し合えるのでおすすめです
アテンションヒートマップ |
〇 |
スクロールヒートマップ |
〇 |
クリックヒートマップ |
〇 |
マウスフローヒートマップ |
× |
マルチデバイス対応 |
〇(PC・スマホ・タブレット) |
CVユーザーセグメント |
〇 |
日本語対応 |
〇 |
サポート |
〇 (動画マニュアル、電話、メール、 オンライン活用レクチャー) |
無料トライアル |
〇 50万PV、ページ無制限 (無料プランでは3000PV、1URLまで) |
有料プラン価格 |
9,800円/月~ (5万PVまで・URL数無制限) |
契約期間 |
6か月毎もしくは1年毎 |
Mouseflow
※画像引用:Mouseflow
Mouseflowはデンマークに本社を置くMouseflow社によって開発されたヒートマップツールです。4種類のヒートマップの他にユーザーの行動を録画できる「セッションリプレイ機能」を搭載しています。
そして、CVに至ったユーザーと至らなかったユーザーに分けての比較も可能。CVに至ったユーザーを「セッションリプレイ機能」で分析することで、何がユーザーにとって魅力的だったのかを検証することができます。
管理画面は英語ですが、最近は公式サイトに日本語の解説動画がアップされているため、海外ツールの中では初心者でも比較的使いやすいでしょう。
アテンションヒートマップ |
〇 |
スクロールヒートマップ |
〇 |
クリックヒートマップ |
〇 |
マウスフローヒートマップ |
〇 |
マルチデバイス対応 |
〇(PC・スマホ・タブレット) |
CVユーザーセグメント |
〇 |
日本語対応 |
×(ツール管理画面は英語表記。) |
サポート |
〇 (日本語サポートあり。オンラインマニュアル、 メールサポート、Skype電話サポート) |
無料トライアル |
〇(500PV・1ドメインまで) |
有料プラン価格 |
3,465円/月~ (1万PV・1ドメインまで) |
契約期間 |
1か月毎、もしくは1年毎 |
Sitest
※画像引用:Sitest
Sitest(サイテスト)には、ヒートマップだけでなくアクセス解析・A/Bテスト・EFOの機能も搭載されています。そのため、サイトのUI/UX改善がワンストップで行えることが最大のメリット。
また、別途料金がかかりますがSiTestのデータをもとにしたコンサルティングも行っています。
ヒートマップ導入初期に「データ」と「改善施策」の結び付けに悩む場合は、コンサルティングサービスを利用するのも良いでしょう。
Sitestにはアテンションヒートマップがないためスマホユーザーが興味を持った箇所を正確に掴むことはできませんが、代わりにマウスフローヒートマップが搭載されておりPCユーザーが多いサイトであれば詳細な分析が可能。
そのためPCからの流入の多いB2Bのサイトなどにはおすすめのツールです。
アテンションヒートマップ |
× |
スクロールヒートマップ |
〇 |
クリックヒートマップ |
〇 |
マウスフローヒートマップ |
〇 |
マルチデバイス対応 |
〇 (PC・スマホ・タブレット) |
CVユーザーセグメント |
〇 |
日本語対応 |
〇 |
サポート |
要問合せ (別料金でコンサルティングあり) |
無料トライアル |
〇 (詳細要問い合わせ) |
有料プラン価格 |
要問合せ |
契約期間 |
最低3か月~ |
Ptengine
※画像引用:Ptengine
Ptengineは、MicrosoftやNikeなどの有名企業をはじめとして全世界で20万社以上が導入しています。その特徴としては、ヒートマップ 初心者でも使いやすいこと、さらにはアクセス解析ツールとしても優秀な点にあります。
Googleアナリティクスと連携することで、CVに至ったユーザーの流入経路から導線、個別ページでの動きまでを1つのツール内で分析できます。
もちろんヒートマップでも、CVに至ったユーザーとそうでないユーザ―のセグメントが可能。離脱率のデータ等とあわせて確認することができるため、慣れれば問題なくサイト分析が行えます。
アクセス解析ツールとヒートマップを一元化したい、もしくはヒートマップの無料プランで計測できる月3000PVまでの小~中規模のサイトにおすすめです。
アテンションヒートマップ |
〇 |
スクロールヒートマップ |
〇 |
クリックヒートマップ |
〇 |
マウスフローヒートマップ |
× |
マルチデバイス対応 |
〇 (PC・スマホ・タブレット) |
CVユーザーセグメント |
〇 |
日本語対応 |
〇 |
サポート |
〇 (チャットサポート) |
無料トライアル |
〇(2週間、無制限で利用可能) |
有料プラン価格 |
4,980円/月~ (3,000PV〜/ドメイン無制限) |
契約期間 |
1か月毎、もしくは1年毎 |
User Insight
※画像引用:User Insight
User Insightは、株式会社ユーザーローカルが提供するヒートマップツール。国内1000社以上で導入実績があり、株式会社資生堂、楽天グループ株式会社、株式会社リクルートホールディングスなど大手企業の導入実績が豊富なのも特徴です。
User Insightを活用して実際に成果が出た事例として、以下の例があります。
- NTT西日本…サービスサイトのCVRが130%向上
- freee株式会社…記事ページからのCVRが125%以上アップ
- パナソニック株式会社…ページの離脱率が18.4%→14.4%と改善
ヒートマップの種類が多いのも特徴で、クリックヒートマップ、スクロールヒートマップなど12種類あります。さらに、コンバージョンしたか、滞在時間の流さなど27種類の項目で絞り込んでヒートマップを表示できます。
また、導入時に設定方法をサポートしてもらえるほか、データの見方や改善方法の考え方を勉強会で教わることもできます。
アテンションヒートマップ |
〇 |
スクロールヒートマップ |
〇 |
クリックヒートマップ |
〇 |
マウスフローヒートマップ |
○ |
マルチデバイス対応 |
〇 (PC・スマホ・タブレット) |
CVユーザーセグメント |
〇 |
日本語対応 |
〇 |
サポート |
〇 (メール、チャットボット、 専属カスタマーサクセスによるサポート、 オンライン活用レクチャー) |
無料トライアル |
不明(要問合せ) |
価格 |
■初期費用 5万円 ■月額費用 月間50万PVまで…5万円 月間400万PVまで…10万円 |
契約期間 |
6か月毎 |
※ここまで読んで、自社に合うツールがどれかわからない方は、Web幹事にご相談ください。
貴社がヒートマップを使う目的や予算をヒアリングし、最適なツールをご紹介します。相談料は全て無料です。
ヒートマップツールを比較する際の5つのポイント
5つのツールを見ても選びきれない方もいるでしょう。その際、ヒートマップマップを比較するポイントは次の5つです。
- 必要なヒートマップがあるか
- セグメント機能の有無
- 価格と契約形態
- 導入後の運用方法・サポートの有無
- 無料トライアルの可否
必要なヒートマップ機能があるか
ヒートマップには複数の種類がありますが、中には、「むしろヒートマップの種類が多すぎてどのヒートマップがあればいいかわからない」という方もいるかもしれません。
ここでは、どのヒートマップが必要か見極めるためのヒントを解説します。
スクロールヒートマップはサイト改善に必須
サイト改善が必要な場合はスクロールヒートマップが必須です。スクロールヒートマップがあれば、分析したい部分の直後の離脱率を見て修正が必要かどうかを判断できます。
つまり、スクロールヒートマップがない場合のデメリットはページ改善の必要があるかどうかの判断ができない点にあります。
スクロールヒートマップがない場合、アテンションヒートマップで熟読されていても「ユーザーが興味を持っているから熟読している」良い熟読なのか、「ユーザーが迷っているから止まってしまっている」悪い熟読なのか、わからなくなってしまいます。
スマホユーザーが多いサイトはアテンションヒートマップのあるツールを選ぶ
スマホユーザーが多いサイトを分析する場合にはアテンションヒートマップが搭載されているツールがおすすめです。
アテンションヒートマップがない場合、ほとんどはマウスフローヒートマップが搭載されています。しかしマウスフローヒートマップの場合、基本はPCユーザーの行動からしかデータが取れません。
アテンションヒートマップがない場合、スマホユーザーが興味を持った部分のデータを正確にとれないことがデメリットです。
PCユーザーが多いならマウスフローヒートマップもおすすめ
マウスフローヒートマップはアテンションヒートマップに比べて、ユーザーが興味を持った部分がピンポイントで分かります。具体的には、ユーザーが興味を持った文字列やキャッチコピー、バナーまで分析することができます。
クリックヒートマップを参照することで押されやすいバナーやリンクのある程度の予測が可能ではありますが、PCからのユーザーの多いサイトなどではあると便利なヒートマップです。
セグメント機能の有無
※画像出典:ptengine
上のヒートマップの画像を見ると、コンバージョンユーザーはファーストビューの広い範囲を熟読していることがわかります。
導線改善やCVR向上を目的にヒートマップの導入を検討している方は、各ツールの「セグメント機能」もチェックしてみてください。
特に、下記のような場合は対応するセグメントのあるツールを選びましょう。
①レスポンシブデザインで構築されたサイトを分析したい場合
同じページでもデバイスによってデザインが異なるレスポンシブデザイン。デザインが変わればユーザー行動も変化する可能性があります。レスポンシブデザインのサイトを分析したい場合は、デバイス別にユーザー行動をできる「マルチデバイス対応」のヒートマップを選びましょう。
②CVに至ったユーザーの行動にフォーカスした分析をしたい場合
CVに至ったユーザーの行動に注目するとサイト改善のヒントが見つかりやすいです。
そのため、CVに至ったユーザーと至らなかったユーザーの行動を比較できるセグメント機能があると便利です。
Google AnalyticsでもユーザーがCVに至った導線などを予測立てることはできますが、WEB解析の初心者の場合はヒートマップで視覚的に確認できた方がわかりやすいです。
価格と契約形態
ヒートマップツールのプランは下記の要素で決まることが多いです。プランを検討する際にチェックするようにしましょう。
PV数 |
対象ページでデータを取得するPV数の合計。 超えるとデータが計測されなくなる。 ほとんどのツールで導入されている指標。 |
ページ数 |
計測可能なページ数。 ツールやプランにより、無制限の場合もある。 |
ドメイン数 (サイト数) |
計測可能なサイト数。 ツールやプランにより、複数サイトの計測が可能な場合もある。 |
ユーザー数 |
アクセスできるユーザー数。 |
データ保存期間 |
取得したデータを保存できる期間。 プランによって変わるツールと、一律で設けられているツールがある。 |
契約期間 |
途中解約できない期間。 一般に契約期間の長いプランほど安くなる。 |
また、無料プランを申し込む際でも、有料プランの一番下の料金プランをチェックしておくことをおすすめします。
「サイトの成長に伴いPVが伸びた際、有料プランへのアップグレードを考えたら思いのほか高かった」との声をよく聞きます。
せっかく取得したデータを長く活用するためにも、有料プランが手の届く予算感なのかは確認しましょう。
サポートの有無
利用するサービス内容によって、導入後に受けられるサポートが異なります。
海外ツールの中には、ツールの管理画面やヘルプが英語であるものはもちろん、不具合や請求についての問い合わせなどの対応も英語のみのサービスがあります。
ヒートマップの導入がはじめての場合は、疑問点やトラブルの解決方法を日本語で行えることが大きな安心感になるため、日本語に対応しているツールを選ぶことをおすすめします。
サービスによっては操作方法以外にも、ヒートマップの結果をもとにしたコンサルティングを行ってくれるサービスもあります。特にヒートマップ初心者の場合は、出したデータをどのようにページ改善につなげるかに悩むことが多いです。
慣れるまでの先生役としてコンサルティングサービスの利用を検討するのも良いでしょう。
無料トライアルの可否
ヒートマップの中には、半年契約や1年契約のものなど契約期間が長いツールがあります。
また、滅多にありませんがCMSの作用によってタグがうまく入らないなどのトラブルが起こることもあります。
失敗のリスクが少なくなるため、無料トライアルでお試しできると安心です。
Point!無料トライアル中に確認するべきこと
①アカウント数やPV数がどのぐらい必要か
ヒートマップの料金はアカウント数やPV数によって決まることが多いです。
いざヒートマップを使ってみたら、「思ったよりPV数が多くかかった」「上長や他の担当者からも見たいと言われた」などと、当初の予定よりも高いプランを利用することになるかもしれません。
無料期間中に、予定しているプラン料金での運用が本当に可能かを確認しましょう。
②UIは使いやすいか
ヒートマップの操作性が良いかをチェックします。
特に「ツールの重さ」は導入してみないとわからないため、データが出力されるまでの時間が極端に長くないかは要チェックです。
③データは見やすいか
運用メンバーによってはリテラシーに差がある場合があるので、関係者全員にとって見やすいデータなのかを確認します。
また、出したデータをもとに改善施策を立案できるかも重要です。難しい場合はコンサルティング付きのサービスを検討してみてください。ヒートマップを導入すべきか迷う方は当サイトWeb幹事にご相談ください。
ヒートマップの比較についてのまとめ
ヒートマップの無料ツールを4つ、有料ツールを5つ紹介しました。
ヒートマップを比較する際は、5つのポイントを確認しましょう。
- 必要なヒートマップがあるか
- セグメント機能の有無
- 価格と契約形態
- 導入後の運用方法・サポートの有無
- 無料トライアルの可否
UI/UX(サイトの見やすさ、わかりやすさ)は一度改善することで、長期的に効果を発揮します。
ヒートマップツールはユーザー行動を可視化し、UI/UX改善を行うために必要なツールです。
また、ヒートマップツールを活用することで客観的なデータをもとに改善施策を打ち出せることから、上司やクライアントへの報告やレポーティングにも有効です。
Google AnalyticsやA/Bテストツールと一緒に活用すると相乗効果も見込まれるため、併せて検討してみてはいかがでしょうか。
ヒートマップについて相談したい方へ
記事を読んだがどのツールが良いか選べない、そもそもヒートマップを導入すべきかも含めてサイト改善について相談したい方はWeb幹事にご相談ください!
貴社の予算や、ヒートマップの利用目的をコンサルタントがヒアリングし、アドバイスします。
相談料は「完全無料」。お気軽にご連絡ください!
Q. ヒートマップツールのおすすめは?
おすすめのヒートマップツールとして「User Heat」「Clarity」等が挙げられます。それぞれの詳しい特徴は記事内で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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・コーポレートサイト
・ランディングページ
・ECサイト
・オウンドメディア
・採用サイト
の相場の情報を徹底解説。
さらに相場を理解するためのポイントや
ホームページを業者に依頼する前の準備方法も
合わせて解説。
ホームページを依頼したいが、相場が分からず心配
という方はぜひダウンロードしてください。
この記事を書いた人
金子 朱里
専門分野: SEO、コンテンツマーケティング、Webツール
大学卒業後SEOツールベンダーに入社し、WEB・IT業界をはじめとした60社以上の集客施策をサポート。その中で、読者の役に立つコンテンツを作成したいとの思いを強くし、ライターとして活動中。
リサーチを徹底し正確な情報を読者に届けることを信条としている。