- 更新日 2024.10.17
- カテゴリー ホームページ制作の相場・料金
ホームページ制作のページ単価は?費用・料金の相場を紹介【一覧表・事例あり】【2024年最新版】
ホームページ制作を検討している担当者の方へ。費用・料金の算出手段のひとつがページ単価で計算する方法です。
・ホームページの1ページあたりの単価を知りたい
・ホームページ制作の費用相場を把握して社内の予算と照らし合わせたい
・見積もりで出された料金が適正か判断したい
ホームページ制作といっても単価はさまざまで「自社のホームページだとどれぐらいの費用感なんだろう」「見積もりを出されたときに適正価格かわからない」などの悩みもあるでしょう。
本記事では、ホームページ制作のページ単価について説明します。また、費用相場の実例も3パターンご紹介します。最後まで読めば、ホームページ制作の費用相場が把握できますので、ぜひご覧ください。
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ホームページ制作のページ単価はどれぐらい?
種類 |
費用 |
トップページ |
100,000〜200,000円 |
下層ページ |
30,000〜50,000円 |
下層ページ |
10,000円前後 |
ページ単価は、ページのコンテンツ内容やデザインの多さ、動的なコンテンツの有無など複数の要素によって変動します。トップページと下層ページで単価が違う傾向にあるため、それぞれのページ単価を紹介します。まずは上の表でざっくりと費用感を掴んでください。
トップページの単価は100,000〜200,000円
画像引用:株式会社ユーティル HP
トップページの単価の目安は100,000〜200,000円程度です。
上記の単価はコーディング費やデザイン費、コンテンツ(文章や画像)費などを合計した金額です。内訳の詳細は後述します。
トップページで押さえておきたいのは、他のページよりも単価が高くなる傾向にあるということ。トップページは会社の「顔」。サイトの入り口でもあり、会社やサイトの印象を決める重要なページです。そのため、デザイン要素やコンテンツ量が多くなる傾向にあります。また、サイト全体のベースとなるテンプレートの作成も伴う場合が多いため、コーディングの工数もかかります。その結果、単価が高くなるのです。
たとえば当サイトWeb幹事を運営している株式会社ユーティルのホームページでは、トップページは以下の構成で成り立っています。
- ヘッダー
- キャッチコピー
- ニュース一覧
- イメージ画像
- メインコンテンツ
- フッター
シンプルながらも、目を引く写真やキャッチコピー、下層ページへのリンクや、カーソルを合わせたときに画像が動くような工夫も入れられています。このように、トップページは作り込みが必要なことから単価が高くなりがちです。
下層ページ(複雑なページ)の単価は30,000〜50,000円
画像引用:株式会社ユーティル 採用サイト
下層ページは、ページの複雑さによって単価が変わってきます。ページのボリュームやデザイン要素が多いなど、複雑なページの単価の目安は30,000〜50,000円程度です。
基本的な考え方としては、制作の工数がかかるページほど単価が上がります。そのため、以下のようなポイントによってページ単価は変わります。
- 画像や原稿などのコンテンツはどちらが用意するのか
- 動的なコンテンツ(アニメーションなどの動き)はあるか
- ページのボリューム(コンテンツの多さ)はどの程度か
- レスポンシブ対応(PCでもスマホでも見やすいように最適化する対応)は必要か
- トップページのデザインをそのまま適用できるか
たとえば「画像や原稿は用意済み。デザインはトップページと同じ構成でOK。1スクロールほどの情報量が少ないページ」の場合、単価は低くなりやすいです。
逆に「写真撮影や原稿の作成も任せたい。トップページとはデザインを変えてイチからボリュームのあるページを作り込んで欲しい」という場合は高額になる傾向にあります。さらに具体的な例を紹介します。以下の画像は複雑なページのイメージです。
デザイン要素が多いページではありませんが、インタビューコンテンツの作成にライター、編集者、カメラマンの費用がかかっているため、ページ単価は30,000〜50,000円程度となっています。厳密にはページ単価は先ほど説明した複数の要素が関係してくるため一概には言えませんが、このようにコンテンツが作り込まれていたりデザイン要素が多いページは比較的単価が高い傾向にあります。
下層ページ(シンプルなページ)の単価は10,000円前後
画像引用:株式会社ユーティル HP
続いて、シンプルなページの単価の目安は10,000円前後です。
基本的な考え方は先ほどご説明した通りで、制作にかかる工数に応じてページ単価が変わります。以下の画像はシンプルなページのイメージです。
ヘッダーやフッターはトップページと同じ。コンテンツの文量やデザイン要素も少ないページです。このようなシンプルなページであれば、10,000円前後で制作できる可能性が高いでしょう。
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ホームページ作成の単価の内訳と見積もり
ホームページ制作で発生する見積もり項目
- 進行管理費
- コンセプト
- サイト設計
- デザイン
- コーディング
- コンテンツ作成(記事や動画など)
- 環境構築・機能実装
- .テスト
ホームページ制作を依頼したとき、見積書に書かれる項目は主に上の8つです。進行管理費はスケジュールや質などを指示するディレクターの人件費、コンセプトやサイト設計はどんなホームページにするかの企画・提案など。見積もりの中で、ホームページのページ単価に関わる部分はコーディング費やデザイン費、コンテンツ費などを合計した金額です。
今回は、以下のような案件を想定したときの見積もりの例とともに紹介します。
- クライアント:株式会社ユーティル
- 事業内容:Web系人材の人材紹介(有料職業紹介)
- 予算:150万円
- ホームページの目的:事業の拡大に伴い、Webで本格的に転職希望者の集客を行いたい。
この見積もりの対象であるRFP(提案依頼書)は以下の記事で確認できますので、詳細が気になる方はご覧ください。
関連記事:【事例&サンプル付き】ホームページ制作のRFP(提案依頼書)の書き方完全マニュアル
コーディング費
【見積もり金額の例】
■PC版 コーディング
TOPページ:60,000円
下層ページ:120,000円(30,000円 × 4ページ)
その他ページ:20,000円(10,000円 × 2ページ)
■スマホ版 コーディング
TOPページ:20,000円
下層ページ:40,000円(10,000円 × 4ページ)
その他ページ:6,000円(3,000円 × 2ページ)
コーディング費とは、CSSやHTMLなどのプログラミング言語を用いてソースコードを記述していく作業の費用。ページボリュームや動的コンテンツの多さ、テンプレやトップページのデザインを適用できるかなどによってコーディングにかかる工数は変動し、それに伴い単価も変わります。
また、依頼するエンジニアのスキルの高さもコーディング費に影響します。経験のある優れたエンジニアに依頼すれば、バグが少なく品質が高い仕上がりになる傾向にあります。実績のある制作会社に依頼することは、品質を確保する側面もあるということです。
なお、スマホやタブレットでホームページを見る人が多い現在では、どのデバイスでも見やすいデザインにするための「レスポンシブ対応」はほぼ必須ですので、覚えておきましょう。
関連記事:レスポンシブデザインとは?仕組み・必要な理由・メリット・デメリット・作り方を解説!
デザイン費
【見積もり金額の例】
■PC版デザイン
TOPページ:60,000円
下層ページ:60,000円(30,000円 × 2ページ)
■スマホ版デザイン
TOPページ:30,000円
下層ページ:30,000円(15,000円 × 2ページ)
デザイン費は、ページのレイアウトやデザインの作成にかかる費用です。トップページの場合、テンプレートを使用するかどうかで費用は変動します。テンプレートを使用しない場合はイチからデザインを行う必要があるので、当然単価は高くなります。下層ページの場合も、テンプレートを使用できるか、あるいはトップページのデザインを適用できるかによっても費用が変わります。
デザイナーが関わる場合でも、ベテランのデザイナーか新人見習いのデザイナーかなどによってもクオリティが変わるため、求めるデザインの質などによっても費用は変動します。
また、以下のようなデザインに関連する作業がデザイン費に含まれることも。
- ロゴの作成
- バナーの作成
- ボタンの作成
ロゴやバナーの作成については、別料金扱いで費用がかかる場合がほとんどです。
特に下層ページについては、全てのページを作成するのではなく重要度の高いページに絞って制作することもしばしばあります。どのページのデザインを行うのかは必ず確認しておきましょう。
コンテンツ費
【見積もり金額の例】
撮影:50,000円
コンテンツ費とは、ホームページ内に使用するテキストや画像、動画などの作成を依頼する際にかかる費用です。上記の見積もりの例は写真撮影のみですが、他にも以下のような費用がかかることがあります。
- 原稿作成
- 動画作成
- 写真撮影
原稿は、セールスライティングやSEOライティング、コピーライティングのような専門性の高いライティングを依頼する場合には、費用が高額になる傾向にあります。動画や写真はカメラマンのスキルや必要な数によって費用が変動します。
※ここまで読んでいただくと分かるように、ページ単価はさまざまな要因で変動します。より正確な相場や見積もりを知りたい方はWeb幹事にご相談ください。費用のご相談だけでも無料でお答えします。予算や目的から最適な制作会社をご紹介も可能です。
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ホームページ作成にかかるその他の費用
今回はページによって変動する項目について説明しましたが、実際には以下のような項目も見積もりには含まれます。
- 進行管理費
- KPI・コンセプト
- サイト設計
- SEO対策・マーケティング
- 環境構築・機能実装
- テスト
それぞれの項目についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。
関連記事:リアルな金額も公開!ホームページ制作会社の見積書をお見せします。
【実例】ホームページ制作の費用相場
30万円以下 |
40〜70万円 |
100〜150万円 |
|
ページ数の目安 |
1〜3ページ |
5〜10ページ |
15〜20ページ |
デザイン |
テンプレート |
セミオーダー ※一部、デザイナーが作成 |
オーダーメイド |
コンテンツ (文章や画像) |
発注側が用意 |
発注側で用意 ※一部、制作会社で作成 |
制作会社が作成 |
続いて、より具体的な例で費用相場を掴んでいただくために、3つの例を紹介します。自社で作りたいホームページがどの事例に近そうか照らし合わせながらご覧ください。
実例①テンプレートを使用したシンプルなホームページ(30万円以下)
画像引用:株式会社ビジョンラボ HP
30万円以下 |
|
ページ数の目安 |
1〜3ページ |
デザイン |
テンプレート |
コンテンツ (文章や画像) |
発注側が用意 |
1〜3ページ程度のシンプルなデザインのホームページで、コンテンツは発注側が用意する場合の費用相場は30万円以下。テンプレートのデザインが中心となり、制作期間は1〜1.5か月程度が目安です。ページとしては以下のように最低限のページのみを作ることになります。
- TOPページ
- 会社概要
- お問い合わせ
シンプルでいいので、とりあえずホームページを作っておきたい場合が該当します。「取引先に電話番号や住所など最低限の情報を提供したい」「ホームページを作ることで会社の信頼性アップにつなげたい」のように、名刺代わりにホームページを活用したい場合に多い価格帯です。
低価格な分デザインの修正回数が制限されている場合があるので、その点は事前に確認しておきましょう。
30万円以下のホームページ制作実績の一覧をチェックしたい場合は、以下からご確認ください。
30万円以下のホームページ制作実績の一覧を確認する
実例②セミオーダーのデザインのホームページ(40〜70万円)
40〜70万円 |
|
ページ数の目安 |
5〜10ページ |
デザイン |
セミオーダー ※一部、デザイナーが作成 |
コンテンツ (文章や画像) |
発注側で用意 ※一部、制作会社で作成 |
5〜10ページ程度で、一部オリジナルデザインのページが含まれるホームページの場合、費用相場は40〜70万円。制作期間は2〜2.5か月程度が目安です。以下のように、企業ホームページとしてスタンダードなコンテンツは一通り揃えることができます。
- TOPページ
- 会社概要
- 事業案内・サービス紹介
- お客様の声
- 採用情報
- お知らせ・ニュース
- お問い合わせ
「企業の強みやサービスの情報など企業の情報をしっかりと掲載したい」「一度営業で訪問した先の担当者に自社の魅力をしっかり伝えたい」のように、パンフレットとしてホームページを活用したい場合におすすめの規模感です。
31〜50万円のホームページ制作実績の一覧を確認する
実例③デザインもオーダーメイドのホームページ(100〜150万円)
画像引用:株式会社 りのいえ HP
100〜150万円 |
|
ページ数の目安 |
15〜20ページ |
デザイン |
オーダーメイド |
コンテンツ (文章や画像) |
制作会社が作成 |
15〜20ページ程度で、オーダーメイドデザインのホームページの場合、費用相場は100〜150万円。制作期間は2〜3か月程度が目安です。文章や画像、写真撮影などは必要に応じて制作会社と協力して作っていきます。
この規模になると、以下のように集客やブランディングにつながるようなコンテンツも含めることができます。
- 実績・事例紹介
- 資料請求
- コラム記事
「今までシンプルな企業サイトだったが、Webの集客を始めたい」「事業拡大に伴い、顧客のイメージアップのためにブランディングを行いたい」というように、ホームページを使った集客やブランディングを考えている場合に適した規模感です。
集客を考える場合は、デザイン以外にSEO対策やコンテンツの企画といった「設計」の部分にも費用がかかります。また、ブランディングの場合はデザイン力の高い会社に依頼することになります。そのため、相場感は高めになります。
101〜150万円のホームページ制作実績の一覧を確認する
【参考】ホームページ制作をフリーランス(個人)に依頼するときの相場
〜10万円 |
|
ページ数の目安 |
1〜3ページ |
デザイン |
テンプレート |
コンテンツ (文章や画像) |
発注側で用意 |
とにかくお金をかけずにホームページを作りたい場合は、フリーランスへの依頼も検討することになるでしょう。「何らかの手続きで取り急ぎホームページが必要になった」「とりあえず作っておきたい」など、取り急ぎホームページが必要な場合が該当します。
人件費が抑えられて安いというメリットはありますが、個人だからこそのデメリットも存在します。よくある失敗例を以下にあげておきます。
- 連絡がつかなくなり、納期に間に合わなかった
- 密にコミュニケーションが取れずに満足いくクオリティに仕上がらなかった
- 無理に値段交渉をした結果クオリティが低くなってしまった
もちろんこうした失敗に至らず満足のいくホームページが出来上がるケースもありますが、可能性としてこうした失敗が発生し得ることは覚えておきましょう。
フリーランスにホームページ制作を依頼する場合は、発注側のディレクション経験・能力が豊富であることが鍵になります。相手の実力を見抜く力や、万が一、レベルが低かったときには、発注側で的確な指示をしてクオリティを修正する必要があります。
失敗例を詳しく確認して事前に対策をしておきたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:本当にあったホームページ制作の失敗事例!原因と対策をプロが解説
ホームページ制作・ページ単価の費用相場まとめ
ホームページ制作を検討している担当者の方へ、ホームページ制作のページ単価や費用相場の実例を解説しました。
- ページ単価はデザインの多さやコンテンツ内容によって変動する
- ページ単価はコーディング費、デザイン費、コンテンツ費などの合計額
- テンプレを使用したシンプルなホームページなら30万円以下
- セミオーダーのデザインのホームページなら40〜70万円
- デザインもオーダーメイドの100〜150万円
最後まで読んでいただくと分かるように、ホームページ制作の費用相場はさまざまな要因で変動します。より正確な相場や見積もりを知りたい方はWeb幹事にご相談ください。費用のご相談だけでも無料でお答えします。予算や目的から最適な制作会社をご紹介も可能です。
コンサルタントのご紹介
代表取締役
岩田 真
2015年にWeb制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。
ホームページ制作のオンライン相談窓口「Web幹事」は、35,000件を超える豊富な相談実績と幅広い知識で、お客様のあらゆるニーズにお応えします。
Web制作業界のプロが丁寧にヒアリングしますので、
初心者の方でも安心してご相談ください!
Q. ホームページ制作におけるページ単価の費用相場は?
トップページの単価は100,000~200,000円、下層ページ(複雑なページ)の単価は30,000~50,000円が相場です。
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・オウンドメディア
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の相場の情報を徹底解説。
さらに相場を理解するためのポイントや
ホームページを業者に依頼する前の準備方法も
合わせて解説。
ホームページを依頼したいが、相場が分からず心配
という方はぜひダウンロードしてください。
この記事を書いた人
七瀬 ユウ
専門分野: Webライティング
新卒で大手Slerに入社し、基幹システムの開発・プロジェクトマネジメント業務に従事。転職後、WEB広告企業でセールスライターの経験を経て、現在はフリーランスWEBライターとして活動中。「読者目線で分かりやすい記事を届ける」をモットーに執筆します。
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