- 更新日 2026.05.10
- カテゴリー オウンドメディア
オウンドメディアの効果はどう分析したらいい?分析方法から分析ツール、分析の指標まで紹介【2026年最新版】
販売促進やブランディングから採用に至るまで、さまざまな用途で多くの企業に導入されているオウンドメディア。導入によって認知度の向上や集客が図れるため、多くの企業で取り入れられている施策です。
しかし、いざ運用が始まると「分析」は後回しにされがちで、、未だ重要度が低い印象を受けます。
オウンドメディアで成果を出し続けるために、正しい分析は必要不可欠です。
- どのように分析したら良いかわからない…
- 分析の重要性がいまいちピンとこない…
そんなお悩みを抱える方に向けて、日々多くの企業様のWeb制作・運用課題と向き合っているWeb幹事が、なぜ分析が必要不可欠なのか、そして現場で役立つ分析ツールや重要指標について実践的な視点から解説していきます。
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オウンドメディアで分析が必要不可欠な理由
オウンドメディアは、記事制作以上に公開後の効果分析が重要です。データを見ずに感覚だけで運用すると、方向性を誤り、失敗を招くおそれがあります。
定期的に分析を行うことで、以下のようなメリットが得られます。
- ユーザーの評価がわかる
- 評価されているキーワード群がわかる
- メディアを伸ばす勝ち筋が見つかる
それでは、分析が必要不可欠であるこれら3つの目的について、具体的に解説していきます。
ユーザーに評価されているかを知るため
データを分析すると、どのコンテンツがユーザーに評価されているかわかります。
Googleアナリティクスなどのツールを使うと、サイト滞在時間や直帰率などの行動データを取得できます。これらの数字が芳しくない場合は、ユーザーにとって有益な記事になっていない確率が高いため、改善する必要があります。
記事コンテンツは「答えを知って満足し、ページを閉じる」良い直帰もあるため、直帰率だけで判断するのは危険です。ただし「直帰率90%超かつ滞在時間が数秒」の場合は、検索意図とズレているサインであり早急なリライトが必要です。
具体的な事例として、私たちWeb幹事のGoogleアナリティクスのデータをご紹介します。
Googleアナリティクスでは、URL(記事)ごとに読者がどれくらいページに滞在し、直帰(1ページ目でサイトから離脱)しているのかがわかります。
例えば 1.の記事では滞在時間は8分47秒あり、直帰率も58.5%と非常に低い数値です。
9分近くも滞在しているので記事の満足度は高く、最後まで読まれている確率が高いと分析できます。
こちらの記事は2019年2月時点において、特定のキーワードで検索順位1位を達成しており、Googleからも評価されました。
記事の満足度が高まれば、記事下に関連リンクを配置してユーザーを回遊させ、商品購入やブランディングにつなげやすくなるでしょう。これはほんの一例にすぎませんが、適切な分析を行うことで、サイトが抱えるさまざまな問題点と解決策が見えてきます。
評価されているキーワード群を見つけるため
オウンドメディアの分析では、自社サイトがどのキーワードが評価されているかをチェックしましょう。
これらのデータを掛け合わせると、Googleから高く評価されているテーマや、競合が弱い領域が明確になります。その周辺キーワードを狙って記事を作成すれば、上位表示を獲得できる確率は高まるでしょう。
制作前のキーワード選定も大切ですが、公開後のデータには「狙っていなかったキーワードで順位がついた」という予期せぬ発見が隠れています。こうした分析結果を次回のコンテンツ制作に活かすことで、より読者満足度が高い、価値あるメディアへと成長させられます。
勝ち筋を見つけるため
オウンドメディアを分析するメリットは、自社ならではの勝ち筋を見つけられることです。
勝ち筋を探る手法として、手軽で効果的なのが記事のグルーピングです。
- アクセスの多い記事
- 検索順位の高い記事
- コンバージョン(成果)が取れている記事
メディアの運用を継続し、ある程度コンテンツが蓄積されてくると、上記のような「うまくいっている記事」がいくつか出てきます。それらを集めて共通項を洗い出し、次の戦略や記事企画に反映させることで、メディアの成功確率は飛躍的に高まるでしょう。
Web幹事がコンサルティングに入っている会社では、比較系のキーワードが成果に繋がっていることがわかりました。そこで比較系の記事を重点的に作成・リライトした結果、売上を大幅に伸ばすことに成功しています。
守秘義務のため具体的な数字は伏せますが、このように正しい分析を行えば、メディアを成長させる勝ち筋が見えてくるはずです。
また、オウンドメディアを分析するには競合を調査することも重要です。無料でダウンロードできる主要コンテンツマーケティングカオスマップをご用意しておりますので、ぜひご活用ください。
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オウンドメディアの分析ツール
オウンドメディアにおける分析の必要性が理解できたところで、次は、Googleアナリティクス、Google Search ConsoleやGRCといった、オウンドメディアの主要な分析ツールをご紹介します。
これから紹介する分析ツールはWeb幹事も使っていますが、かなり役に立つので利用をおすすめします。
Googleアナリティクス(GA4)
Googleアナリティクスとは、Googleが提供するアクセス解析ツールです。有料版も存在しますが、無料版でもさまざまな機能を使えます。
Googleアナリティクスでは、自社サイトを訪れたユーザーの行動データを確認できます。サイトの訪問者数はもちろんのこと、サイト訪問者がどこから来たのか、使われたデバイスは何かなどのデータの収集が可能です。
また、オウンドメディアに対して行った施策の成果も確認できます。
例えば、Facebookにリスティング広告を打った場合、そこからどれくらいの流入があったのかなどを確認することが可能。滞在時間や直帰率などユーザーの行動データが得られ、サイトの分析には必須のツールです。
Googleサーチコンソール(Search Console)
Googleサーチコンソールとは、Googleアナリティクスと同様に、Googleが無料で提供する高機能サイト解析サービスです。2015年5月20日にGoogleウェブマスターツールから名称が変更されました。
Googleアナリティクスはサイト内の分析がメインですが、サーチコンソールは検索の状況を把握できる解析ツールです。具体的には下記のような項目があり、多角的な視点からサイトを分析できます。
- 検索画面上での見え方
- 検索トラフィック(オーガニック検索)
- Googleインデックス(インデックス登録状況)
- クロール(クローラー状況)
- セキュリティ
こちらがサーチコンソールの画面です。サーチコンソールを使って検索キーワードを調べていると、どのキーワードで対策すべきかが見えてきます。
また、Googleアナリティクスでは確認できない、Google検索エンジンにおける検索クエリ(流入キーワードやクリック率など)も把握することが可能。そのため、集客を増やすことやSEOにも役立ちます。
このような点から、サーチコンソールはWeb担当者・管理者必携のツールと言えます。サイト運営において重要な情報を確認し、パフォーマンス向上に役立つ重要な分析をするために、活用することをおすすめします。
GRC
GRCはインストール型の代表的なSEO検索順位チェックツールです。2004年頃より配布が開始されたGRCは、同種のツールの中でも特に歴史が古いツールとして、多くの企業や個人に利用されています。
複数のサイト・複数の検索語に関して、Google、Yahoo!、Bingの3つの検索エンジンの掲載順位を効率的に取得し保存できるツールです。GRCが表とグラフにして記録してくれるため、毎日の定点観測に非常に役に立ちます。
PC端末にインストールするソフトウェアで、Windowsにのみ対応しています。しかしMacでも無料で利用できるアプリ「Wine」を用いると、Mac上で直接GRCを利用することが可能です。その他のMac上で利用する方法はGRCのサイトに記載してあります。
他にも、検索順位チェックツールは多く存在しますが、GRCの魅力は価格面。他のツールに比べ、かなり安価に利用できます。以下は、他社の検索順位ツールを比較した表です。
|
キーワード数 |
月額料金 |
年間料金 |
|
|
GRC |
500 |
495円 |
4,950円 |
|
Gyro-n |
10 |
500円 |
要問い合わせ |
|
BULL |
30 |
1,150円 |
13,800円 |
次の画像のようにグラフィックで検索順位の上下を把握できるので、かなりわかりやすいです。
基本的には有料になりますが、検索語数無制限の一番高いアルティメットプランでも年2万4,750円と機能に対して非常に安価。オウンドメディアの運営をするのであれば、導入することを推奨します。
|
種別 |
検索語数 |
URL数 |
上位100追跡 |
リモート閲覧 |
CSV自動保存 |
料金(税込) |
|
ベーシック |
500 |
5 |
5 |
✕ |
✕ |
495円/月 4,950円/年 |
|
スタンダード |
5,000 |
50 |
50 |
〇 |
✕ |
990円/月 9,900円/年 |
|
エキスパート |
50,000 |
500 |
500 |
〇 |
✕ |
1,485円/月 14,850円/年 |
|
プロ |
500,000 |
5,000 |
5,000 |
〇 |
✕ |
1,980円/月 19,800円/年 |
|
アルティメット |
無制限 |
無制限 |
無制限 |
〇 |
〇 |
2,475円/月 24,750円/年 |
オウンドメディアの分析で重要な指標
これまでオウンドメディアにおいての分析の必要性と、主要な分析ツールを説明してきました。これからより具体的に、滞在時間やPV・UUといった、オウンドメディアを分析するにあたり重要な指標について説明していきます。
「言葉はよく見かけるけれど、いまひとつ意味がわからない」という方も、せっかくの機会ですのでぜひ一通り理解して、分析に役立ててくださいね。
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平均ページ滞在時間
「滞在時間」とはユーザーがWebサイトを閲覧するために滞在していた時間のことを指していることが多いです。「平均ページ滞在時間」は、その滞在時間を平均したものです。
厳密には図で示した通り、離脱前にいたページの閲覧時間は測定できず、全ての閲覧時間を指している訳ではない点に注意が必要です。したがって、流入があったものの他のページに移らずに直帰された場合、平均滞在時間は0となります。
また、滞在時間の目安は、サイトの目的や記事のボリューム(文字数)によって大きく異なります。
基本的には「ユーザーがその記事をしっかり読み込むために必要な時間」を満たしているかどうかが一つの基準となります。
もし文字数が多いにも関わらず滞在時間が極端に短い(数秒〜数十秒)場合は、ユーザーの検索意図を満たしていない可能性が高いため、記事の導入文や構成の改善が必要です。
直帰率
最初に訪れたページのみを閲覧してサイトから離脱してしまうことを直帰と言います。直帰率とは、総訪問数の中における直帰したユーザーの割合のことです。
直帰率が低ければ、ユーザーが興味を持ってくれたという証。しっかり確認していきたい重要な分析指標の一つです。
なお、通常の設定では、イベントと呼ばれるPDFのダウンロードや外部リンクへのクリックが行われた場合、たとえ1ページしか閲覧されていなくても、直帰とは見なされません。イベントが発生した際にも直帰を測定したい場合は、ノンインタラクションの設定が必要です。
PV
「PV(ページビュー)」とは、ホームページを閲覧した回数のことです。
Googleアナリティクスでは
「ページビューとはブラウザにページが読み込まれる(再読み込みされる)ことです。ページビュー数は、閲覧されたページの合計数として定義される指標です。」
と説明されています。しかし注意点として、PV数はあくまで「ページが読み込まれた回数」であるため、訪問者の人数とは一致しません。
例えば、1つの記事が複数ページに分割されているサイトの場合、1人のユーザーが次のページへ進むたびにPVが加算されるため、見かけ上の数値が伸びやすくなります。
そのため、サイトの正確な効果測定を行うには、単純にPV数だけを追うのではなく、後述するUU(ユニークユーザー数)や滞在時間とセットで分析することが重要です。
関連記事:オウンドメディアのPVの増やし方教えます。
オウンドメディアのPVを増やし方をプロが徹底解説。ぜひ参考にしてください。
オウンドメディアのPVが増えない原因わかっていますか?その悩みプロが解説します
UU
「UU」とはユニークユーザーのことで、特定の期間内にサイトを訪れたユーザーの数を表します。
期間内の場合は、同じユーザーが何度サイトを訪れても、見たページ数に関係なく1UUとカウントされます。サイトが何人に利用されているかを知る際に見る指標になります。
UUの集計方法は解析ツールによって異なりますが、Googleアナリティクスはブラウザ単位での集計になります。そのため、同一人物がスマホとPCなど異なるデバイスで同じサイトを閲覧した場合は、2UUとしてカウントされます。
したがって厳密にユーザーの人数が正確にカウントされるわけではありません。あくまでUUは、ユーザーの人数をざっくり把握できる指標だと捉えておきましょう。
検索順位
「検索順位」は、GoogleやYahoo!等の検索エンジンの検索結果に表示されるサイト表示の順番です。検索順位を上位にできるとPV数を増やせます。
検索順位を上げるために用いられるのが、SEO対策です。SEO対策とは、検索順位を上げ、検索結果上位に表示されることにより、たくさんの検索ユーザーをサイトへ誘導するWebマーケティング手法です。
SEO対策により検索順位を上げることで、オウンドメディアのPVを増やせます。
まとめ
オウンドメディアの運用改善を検討している方へ
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- オウンドメディアを構築したものの、なかなか実績に繋がっていない
- オウンドメディアの運用、分析に強い会社を紹介して欲しい
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Q. オウンドメディアと公式サイトの違いは何ですか?
オウンドメディアと公式サイトの大きな違いは「目的」にあります。オウンドメディアは情報を発信することが目的ですが、公式サイトはサービス・製品を紹介したり、企業の概要やビジョンを伝えることが目的です。
Q. オウンドメディアの効果を分析する際、どのような指標を使えば良いですか?
分析する際に重要な指標は、平均ページ滞在時間、直帰率、ページビュー数、ユニークユーザー数です。これらの指標を確認することで、ユーザーの評価やサイトの成果を把握できます。
この記事を書いた人
能登谷 貴仁
専門分野: コンテンツマーケティング,オウンドメディア
新卒入社した企業でオウンドメディアを5カ月で8,000PVから20万PVに伸ばす。 アフィリエイターとして独立をして、立ち上げ5カ月で37万PV。 現在Webマーケティングのコンサルに従事。クライアントのニーズに合わせて、戦略立案から運用、仕組み化まで幅広く対応。
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