【比較】おすすめのレコメンドエンジン9選|サイト規模別に選び方を解説【2024年最新版】

おすすめのレコメンドエンジン10選|サイト規模別に選び方を解説

自社のECサイトにレコメンドエンジンを導入しようとする際、選び方が分からない人も多いでしょう。「コストに見合う成果は出るのか?」「自社製品を上手にレコメンドしてくれるか不安」など、悩みは尽きません。

また、レコメンドエンジンで検索すると数多くのツールが並び、どれが自分に合うのか?比較する基準が分からないという方も多いです。

本記事では、ECサイトの規模や特色に合ったレコメンドエンジンについて、機能や特徴などを比較しています。レコメンドエンジンを導入するメリット・デメリットも合わせて知って、納得いくサービスを選びましょう。

※ECサイト運用についてお悩みを抱えている方は、こちらを参考にしてください。

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目次
  1. 1. レコメンドエンジンとは
  2. 2. おすすめの主要レコメンドエンジン9選
    1. 2-1. 大規模EC向けレコメンドエンジン比較3選
    2. 2-2. 中小規模EC向けレコメンドエンジン比較3選
    3. 2-3. 小規模EC向けレコメンドエンジン比較3選
  3. 3. レコメンドエンジンの選び方と注意すべきポイント
    1. 3-1. 自社サイトの規模との相性
    2. 3-2. MAツールとの連携&互換性
    3. 3-3. 変動するコスト(従量課金制)
    4. 3-4. スマホ対応
  4. 4. レコメンドエンジン導入のメリット
    1. 4-1. 集客力UPによる購入確率の向上
    2. 4-2. ユーザー体験の向上
    3. 4-3. 顧客単価の向上
  5. 5. レコメンドエンジン導入のデメリット
    1. 5-1. データが少ないうちは精度が低い
    2. 5-2. 取扱い商品が限定的(もしくは少量)
  6. 6. レコメンドエンジン比較まとめ

レコメンドエンジンとは

レコメンドエンジンとは

画像出典:https://zetacx.com/case/ec-current

レコメンドエンジンとは、ECサイト訪問者に商品を「レコメンド=おすすめ」する機能です。訪れたユーザーの購入履歴や閲覧履歴からデータをとり、関連性の高い商品をピックアップします。おすすめ商品を表示することで、ユーザーの購買意欲をよりかきたてる効果があり、売上やリピート率の向上に繋がります

ECサイトの売上がアップするのはもちろん、ユーザーも助かるシステムです。上手く見つけられなかった商品の購入を手助けしてくれるため、ECサイトへの信頼感の醸成にも貢献します。集客力・リピート率・顧客単価アップにもつながるでしょう。

訪れた人へ自動的におすすめを表示してくれるレコメンドエンジンを使い、ECサイトの売上を伸ばしてみましょう。

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おすすめの主要レコメンドエンジン9選

レコメンドエンジンには多くの機能や特徴があります。本項目では、主要レコメンドエンジン9製品のおすすめをサイト規模別に分けました。サイトの規模は、以下の取扱商品数によって区別しています。

  • 大規模ECサイト……1,000以上
  • 中規模ECサイト……100~1,000未満
  • 小規模ECサイト……100未満

ECサイトの規模に合ったレコメンドエンジンの中から、特徴や機能面で比較検討してください。

大規模EC向けレコメンドエンジン比較3選

まずは、取扱商品数1,000以上の大規模ECサイト向きのレコメンドエンジンを3社比較していきます。大規模なサイト運用の際に参考にしてください。

Adobe Target

Adobe Target

公式サイト:https://www.adobe.com/jp/marketing/target.html

Adobe Target(アドビターゲット)は、アドビ株式会社が提供するレコメンドエンジン。PHILIPS、sprint、Redtag.caといった企業の導入実績があります。

特徴はA/Bテストや多変量テストにより、Webサイトに最適な組み合わせを判断するシステム 。

A/Bテストや多変量テスト

ターゲティングに特化していて、使用しているブラウザ・OS・検索エンジンなどからもユーザーの属性を細かく判断するなど、細部までこだわりぬいたパフォーマンスが叶います。数百万人以上の大多数ユーザーであっても、最適化できることが強みです。

一貫したパーソナライゼーションにより、ユーザーが複数のチャネル(流入経路)を渡り歩いても問題ありません。サイトを訪れた方法に関わらず、ユーザー個人の好みを把握できます。

≪オススメする人≫
  • サイト規模が大きい
  • 細かなユーザー情報も逃したくない
  • 知名度のあるレコメンドエンジンを使いたい

主な機能

・A/Bテスト

・ターゲティング機能

・Adobe Analytics

特徴

・A/Bテストで最適なレコメンド

・一貫性あるパーソナライゼーション

・AIと機械学習により最適化

価格

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Rtoaster

Rtoaster

公式サイト:https://www.brainpad.co.jp/rtoaster/

Rtoaster(アールトースター)は、株式会社ブレインバッドが提供するレコメンドエンジンです。導入企業は350社以上で、クロネコヤマトや横浜銀行など、大手企業で活用されています。対応満足度98.6%と、高い評価を得ており実績は十分。

Rtoasterは、以下のような流れで高度な機械学習機能が備わっており、ユーザーの深層心理にある好みを把握し、レコメンドしてくれます

Rtoaster

上のようにユーザーの内面を理解すると、潜在的に欲している商品の推察が可能です。

また、Rtoasterはレコメンドエンジンだけのサービス提供ではありません。データ収集や解析をして、LINE・メール・プッシュ通知などの外部サービスを駆使してユーザーの満足度を高めます

さまざまな機能を合わせると、ユーザー自身も気が付かない潜在ニーズを引き出せます。

≪オススメする人≫
  • 高度な機械学習でユーザーの好みを的確に知りたい
  • 解析したデータをもとにユーザーへアプローチしたい
  • 大手企業も導入している実績あるサービスが良い

主な機能

Rtoaster insight+(データ統合・収集など)

・Rtoaster action+(レコメンドエンジン・ユーザー分析)

・Rtoaster research+(LINEやメールなど外部発信)

特徴

・データ収集やデータ統合から、顧客のインサイトを知る

・Webサイトやアプリを最適化する

・知りえた情報をもとに、LINEやメールを活用して顧客と繋がる

価格

月額:15万円~


ZETA RECOMMEND

ZETA RECOMMEND

公式サイト:https://zetacx.com/zeta-recommend

ZETA RECOMMEND(ゼータレコメンド)は、ZETA株式会社が提供しているレコメンドエンジンです。共同通信デジタル社やイトーヨーカドーなど大企業が導入しているため、大規模ECサイトに向いています。アパレル・家電・食品・CD/DVD・家具・オフィス用品など、さまざまな業界を網羅していることも特徴。

ZETA RECOMMENDは、レコメンドエンジン導入前・導入後もサポートが充実しています。導入するECサイトの特徴に合わせられるため、すでに完成されたECサイトであっても問題ありません。レコメンドエンジンに合わせてサイトを改築する必要がないため、作業負担を減らせるでしょう。

ZETA RECOMMEND

上の画像のようにZETA RECOMMENDのフルカスタマイズ型のレコメンドにより、取扱商品ごとにパーソナライズされたレコメンドが可能です。

≪オススメする人≫
  • すでにECサイトが完成している
  • 導入後もしっかりサポートしてほしい
  • 作業負担を軽減させたい

主な機能

・導入前や導入後の徹底的なヒアリング

・メールやSNSなど外部サイトとの連携

・フルカスタマイズ型のレコメンド

特徴

・各業界を網羅している実績

・ユーザーの特徴を把握しパーソナライズされたオススメ表示

・現状のサイトに合わせて導入可

価格

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中小規模EC向けレコメンドエンジン比較3選

続いては、取扱商品数100~1,000未満の中規模ECサイトにおすすめなレコメンドエンジンを3社比較していきます。

チームラボレコメンデーション

チームラボレコメンデーション

公式サイト:https://www.team-lab.com/teamlabrecommend/

チームラボレコメンデーションは、デジタルアートなどで有名なチームラボ株式会社が運営しているレコメンドエンジン。東急リバプル不動産検索サイトやマルイウェブチャンネルなど、さまざまな業種にて導入実績があります。

画像認識エンジンにより、似ている画像をディープラーニングしてレコメンドします。たとえば不動産検索サイトの場合、ユーザーが見た間取りに似たページへ誘導できるので、回遊率がアップするでしょう。

チームラボレコメンデーション

レコメンドだけでなく、リマインド機能もあります。ユーザーが商品をカートにいれたまま忘れていても問題ありません。アプリのプッシュ通知する・レコメンド商品のメールマガジンを送付するなどしてリマインドします。

≪オススメする人≫
  • さまざまな業種への導入実績があるレコメンドエンジンを使いたい
  • レコメンドだけでなく、リマインダーも使いたい
  • スピーディーにレコメンドエンジンを導入したい

主な機能

・パーソナライズレコメンド

・画像認識エンジン

・パーソナライズメール&プッシュ

特徴

・ユーザーごとにページを自動調整

・リマインド機能により、買い忘れを防止

・画像認識により、似た商品をディープラーニングできる

価格

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Logreco

Logreco

公式サイト:https://info.logreco1.jp/

Logreco(ログレコ)は、株式会社Logrecoが提供するレコメンドエンジン。ダイワハウスやマネックス証券などへの導入実績を持っています。

レコメンドエンジン老舗企業のLogrecoは、独自開発された検索エンジンが特徴です。離脱率を改善し、顧客のリピート率をアップさせられます。

Logrecoにはさまざまなレコメンド機能が可能。ベーシックなものから恣意的にアイテムに優劣が付けられる重み付けレコメンドなど、多方面からユーザーにアプローチ可能です。

Logreco

Logrecoは月額費用1万円など、導入しやすい価格も特徴です。レコメンドの回数に応じた従量課金制のため、低価格からスタートさせられます。

≪オススメする人≫
  • 料金は抑えたい
  • レコメンド機能にさまざまな種類があるといい
  • 無料トライアルで試したい

主な機能

・レコメンド機能

・ランキング

・A/Bテスト

・重み付けレコメンド

特徴

・高精度の独自レコメンドエンジンで効果を実感

・低価格で導入でき、わかりやすい料金設定

価格

初期費用:100,000円

月額:10,000円~100,000円

無料トライアル2か月あり

 

NaviPlusレコメンド

NaviPlusレコメンド

公式サイト:https://www.naviplus.co.jp/

NaviPlusレコメンドは、ナビプラス株式会社が運営しているレコメンドエンジンです。三越オンラインストアやベルーナなど、500サイト以上への導入実績があります。

「行動履歴」「訪問者導線」「アイテム属性」「訪問者属性」などを用いて、最先端のロジックでレコメンド。また、レコピクと呼ばれる類似画像検索システムなどもあり、さまざまな方法でユーザーの好みに合ったレコメンドが可能です。

NaviPlusレコメンド

コンテンツを最適化するため、NaviPlusレコメンドはPDCAサイクルを自動化。導入前後からサポートがあり、サイト独自のカスタマイズで売り上げを伸ばせるでしょう。

≪オススメする人≫
  • レコメンド機能が充実しているほうがいい
  • 自社Webサイトに合わせて導入してほしい
  • 導入前後にのサポートをしてほしい

主な機能

・最先端のレコメンドロジック

・リマインド

・ランキング

特徴

・豊富なレコメンド機能

・導入前後のサポートあり

・リマインド、ランキング、A/Bテストなど多方面から商品を売り出せる

価格

初期費用:200,000円

月額:100,000円~

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小規模EC向けレコメンドエンジン比較3選

最後に、取扱商品100未満の小規模ECサイト向きレコメンドエンジン3社を比較していきます。自社ECサイトの商品が少ない方はぜひ参考にしてください。

コンビーズレコ

コンビーズレコ

公式サイト:https://reco.combz.jp/

コンビーズレコは、株式会社コンビーズが提供するレコメンドエンジンです。ヒガシマル醤油やサンクゼールなど150社以上の導入実績があります。

コンビーズレコは、初期費用50,000円、月額:39,800円~の低価格から導入できます。低価格の理由は、ユーザーが商品をクリックした回数が支払い料金となる「クリック課金」だからです。閲覧回数に比例した「PV課金」と違い、コンバージョン(成果)に近い状態で料金が発生するため、費用対効果が高いです。

コンビーズレコ

任意の位置にタグを貼り付けるだけで導入できるため、HTMLなどに詳しくなくても最短3日で利用可能。小規模ECサイトを運営している人にとってわかりやすいシステムです。

≪オススメする人≫
  • サイト規模が大きくなく、タグ設置など自身でできる
  • 料金は抑えたい
  • データが揃う前からレコメンドしてほしい

主な機能

・Webとメールでレコメンド

・A/Bテスト

・最短3日で利用

特徴

・クリック課金で高い費用対効果

・タグ設置で簡単

・レコメンドメールは月額料金内で利用可能

価格

初期費用:50,000円

月額:39,800円~

さぶみっと!レコメンド

さぶみっと!レコメンド

公式サイト:https://recommend.submit.ne.jp/

さぶみっと!レコメンドは、株式会社イー・エージェンシーが提供するレコメンドエンジン。コーエーテクモネットやタカラトミーなど1,500サイト以上での導入実績があります。

データの蓄積を待たずに、アイテムをレコメンド。表示抜けなどがないよう、閲覧履歴の不足を補い穴埋めする機能があり、最短1週間で表示開始可能です。

さぶみっと!レコメンド

ランキングやおすすめの表示は、さまざまな組み合わせ9種の中から選択できることも特徴。自社Webサイトに合った表現方法を選べるため、売上アップにつながるでしょう。

≪オススメする人≫
  • 閲覧履歴などデータ不足を補ってほしい
  • 簡単に導入したい
  • 高い費用対効果のレコメンドエンジンを使いたい

主な機能

・レコメンド機能

・ランキング機能

・パーソナライズ機能

特徴

・魅力的なテンプレート

・最短1週間で表示開始

・簡単にレコメンドメールを送れる

価格

初期費用:99,000円

月額:39,000円~

2か月間の無料トライアルあり

おてがるレコメンド

おてがるレコメンド

おてがるレコメンドは、ヴォイス株式会社が2010年にサービススタートしたレコメンドエンジンです。イベント用品を取り扱うトチギヤなどに導入実績があります。

サービス名の通り導入がお手軽であることが特徴。タグを貼り付けるだけでレコメンドエンジンを導入可能で、PCサイトとスマホサイト、それぞれにあった表示で見やすくできるでしょう。

おてがるレコメンド

サイト運営に詳しくなくても、ランキングなどのデータを簡単に確認できる仕様です。どのような商品に人気があるかなどを知ると、売上をさらに伸ばせます。

≪オススメする人≫
  • 簡単にレコメンドエンジンを導入したい
  • 低価格で利用したい
  • わかりやすいデータを見たい

主な機能

・レコメンド

・ランキング

・メール配信

特徴

・PCサイト、スマホサイトそれぞれに対応(別料金なし)

・タグで簡単導入

・ランキング推移も簡単確認

価格

初期費用:33,000円

月額:22,000円~

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レコメンドエンジンの選び方と注意すべきポイント

レコメンドエンジンの選び方と注意すべきポイント

使用するレコメンドエンジンを選ぶ上で、気を付けておきたいポイントが4つあります。把握したうえで導入しなければ、思ったような効果が出ない・コストがかさむなど、問題になるでしょう。

レコメンドエンジンの選び方や注意点を解説しますので、自社ECサイトの成果がアップするサービスを選ぶことをおすすめします。

自社サイトの規模との相性

レコメンドエンジンは、サイトの規模に合わせて選びましょう。たくさんの商品を取り扱っているにもかかわらず、小規模ECサイト向けのレコメンドエンジンでは思うような費用対効果はでません。サイトの規模に合ったレコメンドエンジンを選び、最大限に効果を発揮させましょう。

MAツールとの連携&互換性

MAツール(マーケティングオートメーションツール)とレコメンドエンジンを連携・互換させると、作業効率をあげられます。MAツールとは、今後顧客になってくれるユーザーを自動的にリスト化し、精査・育成するデジタルマーケティングに欠かせないツールです。

レコメンドエンジンを選ぶ際は、MAツールなどすでに使用している外部サービスと連携させられるかどうかも導入基準の1つにしましょう。

MAツールの基礎知識に関しては以下の記事を参照ください。

関連記事:【MAツール比較と厳選オススメ】失敗しないための選び方も解説

変動するコスト(従量課金制)

本記事で紹介しているレコメンドツールの月額の多くは「〇円~」と表記しています。これは従量課金制のため、料金が変動するためです。

従量課金はPVやクリック数などに応じて料金が変わります。それぞれの違いは以下の通り。

  • PV課金……Webページが閲覧された回数
  • クリック課金……商品が実際にクリックされた回数

従量課金制では、回数に応じて費用は高くなります。導入当初よりも価格が高くなるケースも考えておきましょう。

スマホ対応

レコメンドエンジンがスマホ対応していない場合は要注意です。PCサイトだけでなく、スマホからWebサイトを利用するユーザーも数多くいます。必ず対応しているか確認しましょう。

スマホ対応していても、導入は別料金になるケースもあります。料金にスマホ対応の表示が含まれるのか、事前に把握してください

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レコメンドエンジン導入のメリット

最後に基礎知識として、レコメンドエンジン導入のメリットとデメリットを解説します。

レコメンドエンジンの導入は、決して安いものではありません。しかし、大きなメリットを享受できるためおすすめしています。具体的に得られるメリットについてみていきましょう。

集客力UPによる購入確率の向上

レコメンドエンジンを使用すると、集客力UPに繋がります。ユーザーは「絶対にこれが欲しい!」と検索するだけでなく、あいまいな情報を頼りに商品を探すケースも多いもの。しかし、ユーザーの求める商品がレコメンドされると集客力や購入確率アップになります。

ユーザー体験の向上

レコメンドエンジンを使うと得られるメリットのひとつが、ユーザー体験の向上です。ネット上で商品や情報を探す際、レコメンドやランキングなどの機能があると買い物の楽しみが増します。「買いやすい」「楽しい」などのユーザー体験の向上に繋がるでしょう

顧客単価の向上

関連度の高い商品を知ると、顧客単価の向上が見込めます。例えば、シャンプーを購入する人に対して、トリートメントやヘアワックスなどを関連商品として表示したとします。関連商品を見て、抱き合わせで買ってくれる可能性が高まるでしょう。

「欲しい商品以外にも、役立つ商品がある」と知ると、本来は購入する予定のなかった商品を買います。多くの商品を購入するため、顧客単価が向上しやすいです。

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レコメンドエンジン導入のデメリット

導入すると得られるメリットが多い反面、レコメンドエンジンにはデメリットがあります。導入する前に知っておきましょう。

データが少ないうちは精度が低い

レコメンドエンジンは、ユーザーの閲覧履歴などのデータを蓄積させておすすめ商品を表示させるシステムです。導入したばかりの段階ではデータが少ないため、レコメンドされる商品の精度に問題があります。長期間使っていくと精度が高まっていくと考え、長い目で使用していきましょう

取扱い商品が限定的(もしくは少量)

ECサイトで取り扱っている商品が限定的・少量である場合は、レコメンドエンジンの効果が得られない可能性が高いです。例えば、こだわりの醤油を5種類だけ販売している場合、他の醤油を表示させる必要はありません。レコメンドされずとも、ユーザーはすぐに商品を見つけられるからです。

取り扱う商品が限定的・少数の場合は売上アップに繋がらない可能性があります。レコメンドエンジンを導入する前に、自社サイトにレコメンド機能は必要なのか検討してください

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レコメンドエンジン比較まとめ

レコメンドエンジンを導入すると、ECサイトの売上アップや顧客のリピートに繋がります。しかし、基本的に初期費用や月額は高価です。自社ECサイトに合ったレコメンドエンジンを利用しなければ、コストがかさむことも少なくありません。

レコメンドエンジンを導入する際は、それぞれの特徴・機能・料金などを比較することをおすすめします。効果が出やすいサービスを選ぶことで、集客や売上アップにつなげられるでしょう

関連記事:ECサイト制作に強い開発会社をプロが厳選!

Q. レコメンドエンジンのおすすめは?

レコメンドエンジンのおすすめとして「Adobe Target」「Rtoaster」等が挙げられます。それぞれの詳しい特徴は記事内で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

Q. レコメンドエンジンを選ぶ際のポイントは?

レコメンドエンジンを選ぶ際のポイントとして「自社サイトの規模との相性を考える」「MAツールとの連携・互換性を比較する」等が挙げられます。詳しい選び方については記事をご覧ください。