- 更新日 2024.10.17
- カテゴリー ECサイト
ショップサーブ(shopserve)の料金|他社サービスとの比較や事例も紹介【2024年最新版】
「拡張性の高いSaaS型ECプラットフォームを探しているが、信頼性や実績も重視したい」そんな企業・店舗のEC担当者の方なら、1999年からサービスを提供し続けている「ショップサーブ(shopserve)」のことを調べているはずです。
- ショップサーブ(shopserve)の料金はいくら?
- ほかのサービスと比較したショップサーブのメリットや料金の違いを知りたい
そこで本記事では、ショップサーブの料金プランを解説!利用できるオプションや他社ECサービスとの比較、ショップサーブの導入事例も紹介していきます。
※ショップサーブを含むECプラットフォームの導入を検討する前に、ECサイトの機能をおさらいした方はこちらもあわせてご活用ください。
80個のECサイトの機能を徹底調査しました! D2Cサイトの調査レポート&ECサイト運用の心得 製造から販売まで、仲介業者を挟まずに自社でおこなう「D2C(Direct to consumer)」モデル。日本でもD2Cモデルを採用したブランドが登場し、EC業界に新たな市場をつくりはじめています。 そんな中 ・ECサイトをつくりたいけど、どこまでの機能を付ければ良い... 無料でダウンロードする
ショップサーブ(shopserve)の初期費用は15,000円、月額料金は22,000円
2022年3月1日以降、ショップサーブの料金プランは「ひとつに統合」されました。商品登録数をはじめとしたいくつかの項目に上限が設けられていますが、追加のオプション料金を支払うことで上限の拡大、あるいは制限の解除が可能。ある意味、サブスクリプション型らしい、柔軟な運営が可能です。具体的なショップサーブの料金表は以下の通りです。
費用項目 |
通常プランの料金 / 上限 |
オプションの上限値 |
開通料金(初期費用) |
15,000円(税抜) |
- |
月額料金 (常時SSL、サイト証明書付の場合) |
22,000円(税抜) |
- |
月額料金 (常時SSL、企業証明書付の場合) |
25,200円(税抜) |
11,250円 (EV証明書オプション、税抜) |
商品登録数 |
3,000 (バリエーション設定分は除く) |
無制限 |
顧客登録数 |
無制限 |
無制限 |
ストレージ容量 |
10GB |
無制限 |
トラフィック (アクセス転送量) |
200GB / 月 |
無制限 |
メルマガ配信数 |
100,000通 / 月 |
1,000,000通 / 月 |
メールアドレス数 |
50 |
10アドレス 月額945円(税抜)で追加可能 |
メールサーバ容量 |
3GB |
- |
ショップサーブにはさまざまな決済方法が標準で用意されていますが、もっとも利用されることの多いクレジットカード決済(ショップサーブ標準のペイプラグ)の料金・料率を紹介しておきましょう。
- VISA / Master:3.57%
- JCB / AMEX / Diners:4.58%
- 導入費用 / 月額料金:無料
導入費用・月額料金がかからず、手続き不要で屋号も使えるのがポイントです。ただし、クレジットカード決済などの決済方法に関わらず、1商品販売ごとに「システム手数料34円(税抜)」が必要なことは注意しましょう。
カスタマーの選択肢を広げ、カゴ落ちを防止するさまざまな決済方法を利用できるのもショップサーブのポイント。利用可能な主要な決済方法は以下の通りです。
決済方法 |
料金・料率 |
PayPay |
手数料 3.8% / 受注 |
楽天Pay |
手数料 4.0% / 受注 |
Amazon Pay |
月額料金3,000円(税抜) 手数料3.9% / 受注 |
コンビニ決済(番号端末) |
手数料 300円(税抜、9,000円未満) 3.5% / 受注(9,000円以上) |
コンビニ決済(払込票) |
手数料 350円 / 受注 |
Paidy |
手数料 3.75% / 受注 |
auPay |
手数料 5.0% / 受注 |
ショップサーブ(shopserve)の機能・オプション料金
上述したように、22年間5万社のノウハウを凝縮した多彩な機能を搭載するショップサーブですが、すべての機能を紹介するわけにもいきません。以下から、主要な機能および、それに付随する主なオプションを料金とともに紹介していきます。
ショップCMS・WordPress連携
■開通料金
- 10,000円 + 税
- 月額料金19,800円 + 税
ショップサーブには、レスポンシブデザイン / アダプティブデザイン(PC / スマートフォン別)対応の150種類以上のテンプレートが用意された「ショップCMS」が搭載されており、商品情報・注文データ・画像などの一元管理、ショップフロントのデザインカスタマイズが可能です。
HTML / CSS編集によるデザインカスタマイズのほか、JavaScriptの利用も可能。ショップCMSに連携させる形で、サブドメイン / サブディレクトリにWordPressを埋め込むことも可能です。従来、オプション扱いだったWordPress連携が標準機能になったのもトピック。コンテンツマーケティングに利用できます。
もちろん、ショップCMSでフリーページを作成することも可能。作成したランディングページに注文フォームを設置できる「EストアーLPカート」オプションも利用できます。
独自ドメイン / サブドメイン
■登録設定料金
10,000円 + 税
自社ECサイトに必須の独自ドメインも、ショップサーブなら簡単に取得可能。利用開始後、管理画面から申し込みするだけで手続きはすべて代行してもらえます。
また、すでにコーポレートサイトなどで独自ドメインを利用している企業・店舗に向け、オプションでサブドメインの設定サービスも提供。ショップサーブに、自社ドメインに紐づいたサブドメインを設定することで、ブランディング効果も得られるでしょう。
販促機能 / メルマガ配信機能
■開通料金
- 4,565円 + 税
- 月額料金4,565円 + 税
ロイヤルカスタマーを育むをコンセプトにするショップサーブは、販促機能 / メルマガ配信機能も充実。「クーポン発行」「割引設定」「レコメンド」「アソート機能」「まとめ割引」「タイムセール機能」などのほか、オプションで「定期購入」「頒布会(ショップが選び商品を決まった回数・サイクルで自動受注)」機能も追加できます。
HTMLメルマガ対応のメール配信機能は、テンプレートを100件まで登録できるほか、予約配信、セグメント分類も可能。BlastMailなどの外部ツールと連携したメルマガ配信も可能です。
ショップサーブ(shopserve)の導入事例:いたずら注文がなくなったサイト
画像引用:WAIPER
ミリタリーセレクトショップ「有限会社WAIPER」は、世界各国の軍払い下げ品やオリジナルウェアの情報をSNSで発信。増え続ける海外からの引き合いに個別対応していました。しかし、越境ECには「言語」「流通」「決済」というハードルがあります。同社では課題を解決してより多くのユーザーに商品を届けるべく「WorldShopping BIZ」の導入を決定。海外228か国・地域へ販売網を拡大することになったのです。
画像引用:shopserve
WorldShopping BIZ導入で、ショップサーブから海外のアクセスデータ・購入データが得られるようになり、より効果的にSNS広告を活用できる環境も整いました。いたずら注文やなりすまし注文などが一切なくなる効果もあり、コンスタントな売り上げ拡大につながる好循環が生まれました。
ショップサーブ(shopserve)と他社サービスの違い
ショップサーブ(shopserve)が他社サービスとどう違うのか?比較検討のために知っておきたいという方も多いでしょう。そんな方のために、ショップサーブとよく比較される「MakeShop」「カラーミーショップ」の比較表を紹介しておきます。
MakeShopとの比較
画像引用:MakeShop
サービス名 |
MakeShop |
ショップサーブ |
||
プラン |
プレミアムショッププラン |
エンタープライズ |
1つのみ |
|
初期費用 |
11,000円(税込) |
110,000円(税込)~ |
15,000円(税抜) |
|
月額費用 |
7,700円(税込)~ 11,000円(税込) ※契約期間により異なる |
55,000円(税込)~ |
22,000円(税抜) |
|
決済手数料 |
3.19%~ |
3.149%~ |
PayPay::3.8% / 受注 楽天Pay:4.0% / 受注 Amazon Pay:3,000円(税抜)/月 手数料3.9% / 受注 コンビニ決済(番号端末): 手数料 300円(税抜、9,000円未満) 3.5% / 受注(9,000円以上) コンビニ決済(払込票): 手数料 350円 / 受注 Paidy: 手数料 3.75% / 受注 auPay: 手数料 5.0% / 受注 |
|
振込サイクル |
月末締め翌月入金 (注文完了後最大60日) |
「月1回、月2回、月6回」の 3つのサイクルから選べま |
||
即日売上入金サービス: |
「月1回、月2回、月6回」の 3つのサイクルから選べる |
|||
手数料1.5% |
||||
商品登録数 |
10,000 |
50,000 |
無制限 |
MakeShopがおすすめの人・企業
・月商で百万円以上を目指している
・デザインにこだわりたい
MakeShopとは、株式会社GMOが運営している日本最大のショッピングカートサービスです。2021年5月時点で導入実績は2万店舗以上あり、幅広い業種・企業規模で利用されています。
651の機能やBtoB(企業間取引)向けのオプション機能があるため、カスタマイズ性の高いECサイトを作り込むことが可能。逆に月間数万円の利益があればいい、手軽なネットショップを作りたい場合には、ややオーバースペックです。
MakeShopにはメルマガ配信機能はもちろん、ユーザーの行動履歴に基づいたレコメンド機能やSNS連携機能などもあるため、ECサイト運営に情熱を注ぎ込める人の方がそれらの機能をフル活用できます。また月額11,000円(求める機能によってはそれ以上)の費用がかかるため、ある程度の収益を確保しなければ負担の大きいランニングコストになります。
MakeShopには173種類ものデザインテンプレートがあります。それらを活用することで、デザイン性の高いECサイトを作成可能。独自デザイン機能により、HTMLやCSSの知識がある場合にはよりオリジナル性の高いデザインに変更できます。
カラーミーショップとの比較
画像引用:カラーミーショップ
サービス名 |
カラーミーショップ |
ショップサーブ |
|||
プラン |
フリー |
レギュラー |
ラージ |
1つのみ |
|
初期費用 |
0円 |
3,300円 |
3,300円 |
15,000円(税抜) |
|
月額費用 |
0円 |
4,950円 |
9,595円 |
22,000円(税抜) |
|
決済手数料 |
全決済 6.6% + 30円 |
4.0%~ |
PayPay::3.8% / 受注 楽天Pay:4.0% / 受注 Amazon Pay:3,000円(税抜)/月 手数料3.9% / 受注 コンビニ決済(番号端末): 手数料 300円(税抜、9,000円未満) 3.5% / 受注(9,000円以上) コンビニ決済(払込票): 手数料 350円 / 受注 Paidy: 手数料 3.75% / 受注 auPay: 手数料 5.0% / 受注 |
||
振込サイクル |
「月1回、月2回、月6回」の 3つのサイクルから選べま |
||||
商品登録数 |
無制限 |
「月1回、月2回、月6回」の 3つのサイクルから選べる |
カラーミーショップがおすすめな方
・導入時のコストを抑えることを重視
・デジタルコンテンツを販売したい
カラーミーショップはGMOグループのGMOペパボ株式会社が提供しているネットショップ作成サービスです。2004年にサービスを開始し、2021年5月時点で国内最大級40,000店に利用されています。
カラーミーショップには3つのプランがあり、もっとも手軽なフリープランでは、初期費用・月額費用無料で導入が可能です。MakeShopに比べるとかなりコストを抑えて始めることができます。機能性・カスタマイズ性もあり、事業の成長に合わせた売上・利益を上げるための施策を積極的に展開できます。
また、カラーミーショップではデジタルコンテンツの販売が簡単にできます。MakeShopではデジタルコンテンツの販売が難しいので、デジタルコンテンツをECサイトで販売したいという場合はカラーミーショップをおすすめします。
ショップサーブがおすすめの企業
これらに該当する場合は、ショップサーブの導入を検討しましょう。おすすめの企業がわかれば、導入の検討を行いやすくなります。
サポートや代行サービスを希望している
通常サポートにも定評のあるショップサーブですが、サイト構築、コンテンツ制作、プロモーション、CRM、3PL(サードパーティロジスティック)、運営代行まで、サイト運営のリソースが足りない部分をカバーする、万全のアウトソーシング体制を整えているのも特徴。オムニチャネルを含めた、EC事業の計画策定を相談することも可能です。
すでに様々な業務システムを導入している
業界No.1を自負する多種多様なAPIを公開するショップサーブなら、外部サービス / ツールはもちろん、ERPをはじめとした既存の基幹システム、会計ソフトなど、さまざまなシステムと柔軟に連携して業務を統合できます。
公開APIだけでは連携が難しい場合は、要件定義から設計・実装まで、新規のAPI開発を依頼することも可能。既存の公開APIを利用する場合は、ショップサーブのパートナー企業、あるいは自社開発チームでカスタマイズすることも可能です。
ショップサーブ料金まとめ
ショップサーブ(shopserve)の導入を検討している企業・店舗担当者の方に向け、本記事では、料金を紹介しました。また、利用できるオプションや他社ECサービスとの比較、ショップサーブの導入事例も紹介してきました。
ショップサーブの初期費用は15,000円、月額料金は22,000円。サポートや代行サービスを希望している企業、すでに様々な業務システムを導入している企業にはおすすめです。
多数の公開APIが実装され、さまざまな外部サービスと連携できる柔軟さがショップサーブ(shopserve)の魅力ではありますが、原則としてプログラム本体のカスタマイズには対応できないことに注意が必要。ショップサーブでは、既存の公開APIのカスタマイズ、あるいは既存APIで対応できない場合の新規API開発を「カスタマイズ」と定義しているからです。もちろん、API連携によってショップサーブにさまざまな機能を組み込むことは可能ですが、一部SaaS型EC構築プラットフォームのように「新たな機能をプログラムに実装」することはできません。
多数が存在するEC構築サービスを比較吟味し、自社に最適なプラットフォームを選定することが重要です。
関連記事:ECサイト制作にお悩みならこちら。ASPカートを徹底比較
※ショップサーブを含むECプラットフォームの導入を検討している方は、Web幹事にご相談ください。予算や目的などをヒアリングした上で、御社に最適なサービスを選定します。相談料・紹介料はいっさいかかりません。
コンサルタントのご紹介
代表取締役
岩田 真
2015年にWeb制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。
ホームページ制作のオンライン相談窓口「Web幹事」は、35,000件を超える豊富な相談実績と幅広い知識で、お客様のあらゆるニーズにお応えします。
Web制作業界のプロが丁寧にヒアリングしますので、
初心者の方でも安心してご相談ください!
Q. ショップサーブ(shopserve)の料金は?
ショップサーブ(shopserve)の初期費用は15,000円、月額料金は22,000円~です。
Q. ショップサーブ(shopserve)の費用を安く抑えるコツは?
ショップサーブ(shopserve)の費用を安く抑えるには「目的」と「必要機能」を事前に明確にしておきましょう。またサイト制作で活用できる補助金・助成金を利用すれば、費用をさらに抑えられます。
Q. ショップサーブは他のECプラットフォームと比較してどのような違いがありますか?
ショップサーブはサポートや代行サービスが充実しており、様々な業務システムとも柔軟に連携できます。また、多彩な機能を備えていながらも操作が簡単で扱いやすいです。
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・ランディングページ
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さらに相場を理解するためのポイントや
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この記事を書いた人
梓澤 昌敏
専門分野: 音楽・映像制作、オウンドメディア、ビジネス
音楽・映像制作の現場を経て、スタジオ構築側の業界へ。マネージャー・コンサルタントとして制作現場の構築に携わる一方、自社オウンドメディアの立ち上げを含むマーケティングも担当してきました。現在アメリカ在住。作曲を含む音楽制作も提供しています。
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