Yahooショッピングの料金・シミュレーションあり｜Amazonや楽天市場と比較【2024年最新版】

自社内にネットショップ開設に詳しいエンジニアがいないが、実店舗運営の販路を拡大するためにECモールでの出店を検討している担当者には、以下の悩みがあるでしょう。

「Yahoo!ショッピングの料金が知りたい」
「類似サービスとの料金比較が知りたい」
「Yahoo!ショッピング出店のメリットが知りたい」

自社でネットショップを開設する場合、0から構築するには専門知識が必要になります。社内に専門知識がある人材がいないと、内製するのは難しいでしょう。

ECモールでネットショップを出店すると、必要な項目を設定するだけで開店できます。ASPと違って、ECモールが持つ集客力を利用できるため、商品が売れやすくなっています。ECモールの中でもYahoo!ショッピングは、他のサービスよりも低コストで出店可能です。

本記事では、Yahoo!ショッピングの料金や類似サービスとの比較、メリットなどを解説します。本記事を読むと、Yahoo!ショッピングの料金をもとに、出店を導入する際の判断材料にできます。

※ECサイトの機能についておさらいしたい方は、こちらもあわせてご活用ください。

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Yahoo!ショッピングの料金

Yahoo!ショッピングへの出店を検討している場合、どのくらいの料金がかかるか気になるところでしょう。出店に必要な料金を把握して、準備を行ってみてください。

出店料金

Yahoo!ショッピングの特徴として毎月の固定費はかかりませんが、売上に応じて各種手数料がかかります。そのため、売上が低いときは支出を抑えることができます。

初期費用は無料

Yahoo!ショッピングの類似サービスである楽天市場は、プランに関係なく初期費用が60,000円かかります。Yahoo!ショッピングであれば、費用をかけずに商品の販売を始められるので、ネットショップを開設するハードルが低くなっています。

月額システム利用料も無料

楽天市場は最も安いプランで月額19,500円、Amazonの大口出品プランは月額4,900円かかります。Yahoo!ショッピングであれば、初期費用に加えて月額システム利用料もかからないので、毎月のランニングコストが抑えやすく、個人から企業まで幅広く出店できます。

売上ロイヤルティも無料

売上ロイヤリティとは、商品が売れた際にかかる手数料です。Amazonを利用する場合、商品カテゴリーによって変動しますが、売上の8〜15％が差し引かれます。

例えば、本であれば15％で、カメラであれば8％の販売手数料がかかります。Yahoo!ショッピングはどれだけ売上を上げても手数料がかからないので、出店者に優しいサービスです。

ストアポイント原資負担

Yahoo!ショッピングでは、現在ユーザーに対して最低1%のPayPayポイントを付与しています。このポイントを出品者が負担します。ストアポイント原資とは、商品を購入したユーザーが獲得できるストアポイントを出店者（店舗）が負担する仕組みです。つまり、他のECモールで言う販売手数料のようなものです。

Yahoo!ショッピング独自の仕組みであり、売上の1〜15％の間で出品者が任意で設定できます。手数料が高いほどユーザーが獲得できるポイントが増えるので、購入につながりやすくなります。

キャンペーン原資負担

キャンペーン原資とは、毎月Yahoo!ショッピングで行われるキャンペーンの原資を出店者（店舗）が負担する仕組みです。ストア原資と同様に販売手数料に近いものであり、Yahoo!ショッピング特有の手数料です。Yahoo!ショッピングのキャンペーン原資負担は売上の1.5％の手数料が必要となります。ストアポイント原資とキャンペーン原資を合わせて、最低でも2.5％の手数料がかかります。

アフィリエイトパートナー報酬原資

アフィリエイトパートナー報酬原資は、出店者が支払う成功報酬を指します。アフィリエイトパートナーに対して、支払われる手数料です。Yahoo!ショッピング特有の手数料です。

アフィリエイトとは、成果報酬型の広告のことで、自社とは異なるチャネル（媒体）で宣伝（商品ページのリンクを設置）してもらい、そのリンク経由で商品が売れたらチャネルの管理者に報酬を支払うマーケティング手法です。

Yahoo!ショッピングでは、販売商品価格（税抜）の1～50％で出店者が任意で設定します。アフィリエイトの負担率が高いほど、多くのパートナーに宣伝してもらいやすくなります。決済につながらなかった場合は、費用の負担をすることがありません。

アフィリエイト手数料

アフィリエイト手数料は、アフィリエイト運営会社のバリューコマース株式会社に支払う手数料です。一方で、アフィリエイトパートナー報酬原資は、アフィリエイトリンクを設置しているパートナーに対して手数料を支払います。Yahoo!ショッピングでは、アフィリエイト手数料を出店者が負担する仕組みで、アフィリエイトパートナー報酬原資の30％が差し引かれます。例えば、アフィリエイトパートナー報酬を10％に設定して10,000円の商品が売れた場合、パートナー報酬は1,000円で、アフィリエイト手数料は300円となります。

入金手数料

入金手数料とは、Yahoo!ショッピングから口座に入金される際にかかる手数料です。

月の入金回数が増加するほど、手数料が高く設定されています。入金手数料を抑えるなら、月1回の入金にしましょう。

決済サービス個別手数料

決済サービス個別手数料とは、クレジットカードや銀行振込などの決済方法を利用して、商品購入代金が支払われた際にかかる手数料です。

Yahoo!ショッピングでは、「PayPay残高払い」「クレジットカード」「PayPayあと払い」の導入が必須となります。その他の決済方法は任意設定となるので、自社の要望や顧客ニーズに合わせて導入しましょう。

クレジットカード決済ではなく現金払いを好む人もいます。多様なニーズに対応するために銀行振込導入なども検討してください。

有料オプション

Yahoo!ショッピングでは、任意で導入できる有料オプションがあります。各有料オプションの料金を把握して、導入の参考にしてみてください。

Yahoo!ショッピング広告

画像引用：Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピング広告とは、Yahoo!ショッピング内や外部サービスで店舗の広告を出稿できるサービスです。主に4種類の広告があります。

Yahoo!ショッピング広告は費用がかかりますが、商品の認知度を高めるために効果的です。そのため、商品に興味を持った新規顧客の集客を期待できます。例えば、Yahoo!ショッピング内で多くの認知度を高めたいなら、バナー・テキスト広告が効果的です。

Yahoo!トリプル

画像引用：K TIME

Yahoo!トリプルは、Yahoo!ショッピングの出店者向けのレンタルサーバーサービスです。Yahoo!ショッピングに出店すると、HTMLの文字制限やCSSの外部読み込みができないといった制限があります。Yahoo!トリプルを活用すると、HTMLやCSSなどの制限がなくなるので、オリジナルデザインのネットショップを制作可能です。ただし、Wordのようにテキストメインでの編集もできません。

Yahoo!トリプルの料金は、月額3,000〜5,000円となります。利用するには、ネットショップ制作の専門スキルが必要です。専門知識があり、自社オリジナルのネットショップを制作したい企業におすすめです。

Yahoo!JAPANコマースパートナーマーケットプレイス

画像引用：Yahoo!JAPANコマースパートナーマーケットプレイス

Yahoo!JAPANコマースパートナーマーケットプレイスは、Yahoo!ショッピングで出品している人の悩み・問題を解消できるパートナーを紹介してくれるサービスです。紹介してもらえるのは、Yahoo!ショッピングが認定したパートナーなので、安心して利用できます。

例えば、ストア運用・店舗運用に悩んでいる場合、EC-Consulting Japan株式会社が月額88,000円〜提供する「ヤフーショッピング運営代行サービス」を選べます。Yahoo!JAPANコマースパートナーマーケットプレイスの料金はサービス提供会社によって異なり、無料のものから有料のものまで用意されています。ただし、無料プランのサービスは、機能制限があるので注意しましょう。

料金シミュレーション

今回は参考として、Yahoo!ショッピングにおいて月商300万円の店舗にかかる月額料金を算出してみました。以下の条件で料金を算出しています。

• 月商：3,000,000円
• ストアポイント原資負担：5％
• キャンペーン原資負担：1.5％
• アフィリエイトパートナー報酬原資：5％
• 入金サイクル：月1回

実際にかかる月額料金は以下の通りです。

※Yahoo!ショッピングの料金を理解しても自社で対応するのが不安なら、Web幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。

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Yahoo!ショッピングと類似サービスの料金比較

Yahoo!ショッピングでの出店を検討する場合、類似サービスの料金を比較すると、導入の判断材料にできます。楽天市場とAmazonとの料金比較をみていきましょう。

楽天市場：ECモールでサイトを作りこみたい企業に

楽天市場がおすすめな企業 ・利用者が国内最大級のプラットフォームを利用したい
・多少コストがかかっても良いのでECモールでサイトを作りこみたい

楽天会員のIDを持つユーザーは、1億3,000万人（2022年11月時点）と日本の人口と同じくらいのユーザーがいます。国内のインターネット通販全体シェアの内28％を楽天市場が占めており、高い集客力を持っているのが魅力です。また、楽天市場ではショップのデザインを多彩に構築できます。Yahoo!ショッピングやAmazonよりも、比較的ブランドや店舗の存在感を出しやすくなっています。

料金シミュレーション

楽天市場で月商300万円の店舗にかかる月額料金を算出してみました。

• 目標月商：300万円
• 予想客単価：50,000円〜
• 商品ジャンル：家電・パソコン

実際のランニングコストは、以下の通りです。

関連記事：楽天ECサイトの作り方を解説！初心者でも簡単に出来るツールも紹介
関連記事：楽天市場の出店にかかる料金！料金シミュレーションや類似サービスと比較

Amazon：少人数で効率的なEC運営を行いたい企業に

Amazonがおすすめな企業 ・なるべく手間がかからずに出品したい
・少人数で効率的なEC運営を行いたい

Amazonは楽天市場とは異なり、ECモールに商品を出品する形で利用します。その代わり店舗のデザイン作成ができません。出品者と商品情報を入力するだけで商品を販売することになります。

Amazonの小口出品プランでは、1商品あたりの課金から利用を開始できます。個人や小規模店舗でも気軽に始めやすく、試しに商品を出品してみたい場合に適しています。一方で、大口出品プランは、大量の商品を販売したい場合に適しています。

料金シミュレーション

Amazonの大口出品プランにおいて、おもちゃ&ホビーの販売で、月商300万円の場合の月額料金を算出しました。

※出荷費用（配送や梱包など）は含んでおりません。
大口プランの月間登録料と販売手数料で304,980円が毎月かかります。

※これからECサイトを構築したい方や、ECサイトの機能についておさらいしたい方はこちらもあわせてご活用ください。

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Yahoo!ショッピングの出店がおすすめの企業・店舗

他の類似サービスと比較したうえで、それでも迷われる方のために、どんなニーズのある企業に向いているか、紹介していきます。導入の決め手にご活用ください。

低コストでECモールに出店したい・試しに始めてみたい

他のECモールと比較して初期費用や月額費用、売上ロイヤリティが無料なのが魅力です。商品が売れなければ、手数料がかからないため低コストで店舗を出店しやすくなっています。

外部サイト・販売チャネルと連携して運用したい

Yahoo!ショッピングのストアページは、設置できる外部リンクの制限がありません。そのため、自社サイト・実店舗サイト・自社ECサイト・SNSなど、さまざまなリンクを設置して送客することが可能です。例えば、エステサロンを運営している場合、サロンのオリジナル商品をYahoo!ショッピングで販売し、商品に興味を持ったユーザーをサロンに集客できます。

豊富な販売促進の広告・企画を活用したい

Yahoo!ショッピングでは「5のつく日キャンペーン」「ゾロ目の日クーポン争奪戦」など、ユーザーにとってお得な販促企画を行っています。ユーザーを集めやすく、商品ページの閲覧数の増加を期待できます。

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Yahoo!ショッピングの出店方法

Yahoo!ショッピングの出店方法を把握していると、スムーズに出店作業を進められます。また、抜け漏れなく作業を行えるようになります。

必要な情報を用意する

Yahoo!ショッピングに出店する際は、以下の情報が必要です。

• Yahoo! JAPAN ID
• クレジットカード
• 会社情報
• 代表者情報
• 銀行口座情報
  （法人の場合）提出書類（登記簿謄本、公共料金の領収書など）
  （個人事業主の場合）提出書類（業務地住所記載の開業届、青色申告承認申請書など）
  （出店予定商材情報の確認）

上記の情報を登録して申し込みを行うと、2週間前後で契約審査の結果が通知されます。審査に通過できるように、必要な情報を準備しておきましょう。

必要な免許を用意する

Yahoo!ショッピングでは、取り扱う商材によっては必要な免許を取得して登録する必要があります。例えば以下の免許が必要です。

• 古物（中古品） ：古物商許可証
• アルコール酒類全般 ：酒類販売業免許
• 医薬品：薬局開設許可証 or 店舗販売許可証
• コンタクトレンズ ：高度管理医療機器等販売業許可証
• ブランド品 ：仕入先・卸売先、仕入れ方法、正規流通品の証明方法など

免許を登録しないと、契約審査に通過できないので注意しましょう。

開店準備を行う

契約審査に通過したら、ショップの開店準備を行います。一例ですが、以下のような項目を設定します。

• トップページ設定（スマホ用・PC用）
• ストアデザイン設定（ヘッダー・フッター・サイドナビ）
• 全体ページ構成
• 商品ページの出品登録
• カテゴリーページ設定
• 会社情報・運営者情報の設定
• 商品情報
• 決済方法
• 送料設定
• FAQ

ショップの開店準備を行う場合は、ベンチマークとするショップを参考にしましょう。作成したショップをイメージしやすくなり、理想のショップを構築可能です。

開店準備が整ったら、開店審査を行いましょう。約2～5営業日で審査結果が通知されるので、通過したらショップの出店が完了です。開店準備では、ユーザーの利便性を考慮して使いやすいショップを作成しましょう。

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Yahoo!ショッピングの料金【まとめ】

Yahoo!ショッピングは、初期費用・月額費用・売上ロイヤリティが無料です。ストアポイント原資やキャンペーン原資などの手数料は、商品が売れた際にかかります。Yahoo!ショッピングは、他のECモールと比較して、コストを抑えながら導入できます。

Yahoo!ショッピングの出店におすすめの企業・店舗は、以下の通りです。

• 低コストでECモールに出店したい（または、試しにはじめてみたい）
• 外部サイト・販売チャネルと連携して運用したい
• 豊富な販売促進の広告・企画を活用したい

上記に該当する場合、Yahoo!ショッピングの出店を検討してみましょう。

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※Yahoo!ショッピングの料金を理解しても自社で対応するのが不安なら、Web幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。

コンサルタントのご紹介 代表取締役
岩田 真 2015年にWeb制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

ホームページ制作のオンライン相談窓口「Web幹事」は、35,000件を超える豊富な相談実績と幅広い知識で、お客様のあらゆるニーズにお応えします。

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