SEOの基本「キーワード選定のコツ」をプロが徹底解説【初心者向け】【2024年最新版】

SEOの基本「キーワード選定のコツ」をプロが徹底解説

SEO対策を始めてみたが、

「キーワードの選定の方法が分からない」
「自社にとって最適なキーワードがどれなのか、正解がわからない」
「キーワード選定で使えるおすすめツールを知りたい!」

初心者の方はこのように悩むことが多いのではないでしょうか。

そこでナイル株式会社でSEOコンサルタントとして100社以上のコンサルティングを行ってきた事例を元に、 キーワードの選定方法について解説

そもそものキーワードの考え方・実践的な選定方法・選定にあたっての注意点をご紹介します。ぜひご覧ください。

※キーワード選定を含め、SEOの基本をしたい方はこちらもあわせてご活用ください。

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目次
  1. 1. SEOとは
    1. 1-1. SEOキーワードとは?
    2. 1-2. SEOの重要性
    3. 1-3. SEOキーワードの選定とは?
  2. 2. まだSEOキーワード選定に入らないで! 絶対に確認しておきたい3つのポイント
    1. 2-1. 【目的の確認】なぜキーワードの選定を行うのか?
    2. 2-2. 【自社の理解】ユーザーとサービスの理解は出来ているか?
    3. 2-3. 【仮説の設計】筋の良いキーワードを出すための良質な仮説を持っているか?
  3. 3. 初心者でもできるSEOキーワード選定の5STEP
    1. 3-1. STEP1:狙いたい検索市場(「単体」キーワード)を策定
    2. 3-2. STEP2:ツールを使って「キーワード候補」をたくさん出す
    3. 3-3. STEP3:専門家やユーザーにヒアリングし、さらに候補を出す
    4. 3-4. STEP4:キーワードをカテゴリごとに整理
    5. 3-5. STEP5:競合性・検索ボリューム調査し優先度をつける
  4. 4. SEOキーワード選びの注意点
    1. 4-1. キーワード選定は継続的に行う
    2. 4-2. キーワードは管理しておこう
    3. 4-3. 検索順位は定期的に追っておく
  5. 5. SEOキーワード選定・分析に便利なおすすめツール
    1. 5-1. キーワード候補(サジェスト)出しのためのツール
    2. 5-2. 流入キーワードの抽出ツール
    3. 5-3. 検索ボリューム確認
    4. 5-4. その他のキーワード選定ツール
  6. 6. SEOキーワード選定の基本のキ(前提条件)
    1. 6-1. 検索キーワードはユーザーの「悩みの塊」
    2. 6-2. 検索キーワードの4分類
    3. 6-3. 単体キーワードより複合キーワードの方が悩みは深い(ロングテール)
    4. 6-4. 1ページ=1キーワードを心がける
    5. 6-5. (参考)メタキーワードとSEOキーワードの違い
  7. 7. SEOを意識した記事の書き方の基本
    1. 7-1. 1.対策する(検索結果の上位に表示させたい)SEOキーワードの決定
    2. 7-2. 2.キーワードを検索しそうな人を深くイメージする(ペルソナの決定)
    3. 7-3. 3.その人の役に立つように記事を書く
    4. 7-4. SEOライティングで抑えるべきポイント
  8. 8. 【まとめ】キーワードを選定したらコンテンツを制作
    1. 8-1. SEO対策をプロに任せたい方へ

SEOとは

SEOとは、「Search Engine Optimization」の略称で日本語だと「検索エンジン最適化」になります。

検索エンジン最適化とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索されたときに自分のWebサイトを他のWebサイトよりも上位へ表示させる様々な取り組みのことで、一般的には「SEO対策」と呼ばれます。

今回は、SEO対策の中核を担うSEOキーワードについて、紹介させていただきます。

SEOキーワードとは?

SEOキーワードとは、検索エンジン最適化(SEO)の観点から、ウェブサイトに取り入れるべきキーワードのことです。これらのキーワードを取り入れることで、検索エンジンがウェブサイトを正確に評価し、上位表示されやすくなります。

たとえば、あなたが健康器具の専門店を経営しているなら「雑貨屋です」というよりも、「健康器具の専門店です」と表現したほうがより具体的な内容がユーザーへ伝わります。

検索エンジンについても同様で、「健康器具」「専門店」といった具体的なキーワードがWebサイト内に組み込まれていることで「これは健康器具の専門店についてのWebサイトなんだな」と判断できるようになります。

その結果、他のユーザーが検索エンジンで調べたときに表示されやすくなるのです。

ただし、スパムのようにむやみにSEOキーワードを取り入れると逆効果となり、検索エンジンに上位表示されないどころか、検索結果に表示されなってしまう可能性もあります。そのため、適切な方法で、キーワードをWebサイト内に記載していくことが重要です。

SEOの重要性

SEOとは、ウェブサイトを上位表示させるための技術であり、SEOを行うことでより多くの人にウェブサイトを見てもらうことができます。

通常は広告を出すなどして自分のホームページへ集客する必要がありますが、適切にSEO対策をすることで、広告費をかけずに検索エンジンからの集客が可能となる点が大きなメリットとなります。

また、検索エンジンを使う人は能動的に調べものをしており、ビジネスに重要な「購入」や「サービス登録」などの行動をしてもらいやすい特徴があります。

上記のことから、SEO対策はビジネスの費用対効果を高める重要な取り組みであり、多くの企業が積極的に取り組んでいます。

もし、逆にWebサイトにSEO対策をしていないと、せっかく作ったウェブサイトを誰にも見てもらえないということになるため、昨今では、ウェブサイトを成功さえるためにSEOが欠かせない重要な要素となっています。

SEOキーワードの選定とは?

SEOキーワードの選定とは、ウェブサイトを上位表示させるために、どのキーワードを選ぶかを決める作業のことです。

たとえば、「健康器具」で検索されても、検索規模が広すぎて競合も多いため自分のWebサイトに来てもらうのは難しいでしょう。

そんな時は、

  • 「トレーニング向け」健康器具
  • 「アスリート愛用」健康器具
  • 「お手軽」健康器具

など、さらに具体的なキーワードを自分のWebサイトに組み込むことで、狙った検索キーワードで見つけてもらいやすくなります。

この「自分のWebサイトへ来てもらいたいキーワードを選ぶ作業」がSEOキーワード選定にあたります。

SEOキーワード選定を成功させるためにはウェブサイトがどのようなコンテンツを提供しているのかを理解し、目的に沿ったキーワードを探すことが重要です。

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まだSEOキーワード選定に入らないで! 絶対に確認しておきたい3つのポイント

基本ステップは理解したぞ。さぁ、キーワード選定に入ろう!

と意気込んだ方々に水を差すようで申し訳ありません。あえてこのタイミングで、とても大事なことをお伝えしたいと思います。

それは、いきなりキーワードを選び始めるな。ということです。

キーワード選定はやってみると意外と楽しいです。意外なキーワードの検索数が多かったり、少なかったり…という感じで出そうと思えば永遠に出せてしまいます。

とはいえ、思いつきでのキーワード選定は禁物。いつの間にか「キーワードをたくさん出す」ことが目的になりかねません。
みなさんは、これらの質問にハッキリと答えられますか?

・キーワード選定の目的はハッキリしているか?
・サービスの強みとユーザーのニーズは理解できているか?
・良質な仮説を持っているか?

この3つ質問に答えられないようであれば、ここからの解説をきちんと腹落ちさせてキーワード選定をして下さい。そうでない方は飛ばしていただいても大丈夫です!

キーワード選定3つの質問 2

【目的の確認】なぜキーワードの選定を行うのか?

私も過去1,000回以上のキーワード選定を行ってきましたが、5回に1回くらいは「あれもしたい。これもしたい」と目的がぶれて選んだキーワードを結局使わないことがあります。とりあえず作ってみて、いろいろなことに使ってみよう。ではダメなのです。

私が考える、キーワード選定の目的は3つです。

キーワード選定の目的3つ

コンテンツ作りのため

検索からのアクセスを増やすための、コンテンツ作りのためのキーワード選定です。
ここまでご紹介してきたキーワード選定の方法は、主にこの「コンテンツ作りのため」のもの。
近年のSEO対策では「コンテンツ」の重要性がより増しています

・どのようなコンテンツが必要か
・どれくらいのコンテンツが必要か

などを洗い出すためにも、ユーザーの悩みの塊である「キーワード選び」が重要なのです。

SEO戦略作りのため

キーワードはSEO戦略を作るための屋台骨となるものです。「自社サイトが強い/弱い分野と競合サイトの強い/弱い分野」をハッキリとさせることで、戦略の方向性が定まって行きます。

この場合、自社サイトが検索されることで表示されうるキーワードをできるだけ広く、抜け漏れなく選定する必要があります。大規模なサイトを運営されている場合は、時として10万を超えるキーワードを出すこともあります。

現状把握、定期計測のため

現在のサイトの検索順位が、施策やGoogleのアルゴリズム変更によってどのように変化しているかを見るためのキーワード選定です。

この場合
・事業上ぜったい逃してはならないキーワードを探す
・課題となっているキーワード群を入れる

などが重要です。どうせずっと1位だから入れなくてもいいだろうと思うなかれ。恐ろしいことに、Googleのアルゴリズムによって100位圏外に飛ぶこともあります。

【自社の理解】ユーザーとサービスの理解は出来ているか?

SEO戦略において、最も重要なのはサービス理解と言っても過言ではありません。
ハッキリと言っておきます。誰にも求められていないサービスであれば、そもそもSEO対策で成功することはありません。

なぜなら検索エンジンは「適切・有益な情報を、それを求めているユーザーに届ける」という思想だからです。「サービスの強み×その強みを求めるユーザーが存在する」領域のキーワードでないと意味がありません。

ニーズも自社の強みもないキーワードで上位表示するのは、いまの進化した検索エンジンのアルゴリズムでは難しいでしょう。

競合性・検索ボリューム調査し優先度をつける

【仮説の設計】筋の良いキーワードを出すための良質な仮説を持っているか?

・実はウチはこのキーワードカテゴリが弱いのでは?
・競合サイトはこういうところに力が入れられていないのでは?
・このキーワードはボリュームこそ小さいけれど、売上につながる良いキーワードかもしれない

このように、予め仮説を持っておくと、その仮説がたとえ間違っていたとしても次に繋がります。いきなりキーワード選定のセンスがある人なんていません。
こういった仮説立て⇒検証⇒反省のサイクルがセンスを作り上げていくと言っていいでしょう。

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初心者でもできるSEOキーワード選定の5STEP

キーワード選定は型を理解することが大切。コツさえ掴めば、ある程度スムーズに作ることができます。今回紹介する5STEPはキーワード選定をしたことのない方でも、この手順に沿って進めれば一定の精度のキーワード選定ができるでしょう。

キーワード選定の5STEP

STEP1:狙いたい検索市場(「単体」キーワード)を策定

まず最初に行うのは「検索市場の策定」です。
あなたの事業が属する「検索」市場はなんでしょうか?
例えば本サイト「Web幹事」であれば「ホームページ制作」になるでしょう。

あなたの事業が最大で取れるニーズ(検索市場)こそ、SEO対策で最終的に上位表示を目指すべきキーワードです。それは、ユーザーが最初に思いつくメインのキーワードになります。

大抵の場合、それは単体キーワードになりますが、例えばエリアに紐づくものは、複合キーワードになることもあります。「歯医者 五反田」のようなイメージです。

検索市場選定の基準は、下記の通りです。
・検索数が一番大きい
・上位表示したときのビジネスインパクトが一番大きい
・単体キーワードなど、シンプルであること

キーワード選定

注意点は「このキーワードで一番を取るために手っ取り早く施策をやろう」というスタンスでSEO対策を行わないこと。

あくまでこのキーワード選びは「主戦場を選ぶ」ための作業です。
長期的には1位を目指したいですが、簡単に1位が取れるキーワードや、検索数の少ないキーワードは、そもそも市場選定として小さすぎるということでもあります。

STEP2:ツールを使って「キーワード候補」をたくさん出す

このキーワードはイケるかなぁ、ウーン。これは微妙かも、フムフム。
と一つ一つキーワードを吟味してもいいですが、こんなことをしていたら日が暮れてしまうどころではありません。

まずは、先人たちの作り上げた「SEOツール」を使ってとにかく「数」を出してみましょう。最初に選んだ単体キーワードをもとに、キーワード候補をどんどん出していくことが大事です。

たとえば「ラッコキーワード」というツールを使うことで、STEP1で決めた単体キーワードに関連するキーワードを一覧で取得できます。こうしたツールを活用することで抜け漏れを防いだキーワード候補出しができるのでぜひ活用していきましょう。おすすめです。
※ツールについては後ほどご紹介します。

なお、ツールを使ったキーワード選定の方法は、大別すると2つにわかれます。

①関連キーワード(サジェストワード)出し
②競合サイトの流入ワード抽出

これらのツールを用いて、検索ニーズのありそうなワードをとにかく出していきましょう。

関連記事サジェストとは?表示される仕組みやSEOでの活用方法も解説

STEP3:専門家やユーザーにヒアリングし、さらに候補を出す

STEP2ではある程度機械的に出していきましたが、これでは当然不十分です。
例えば、競合企業も同じようなキーワードの抽出の仕方をしていたらどうでしょうか?検索結果上で真正面からぶつかり合うことになります。こうなると、かなり大変です。

そのため、機械的にある程度キーワードを出したら「足と頭で深ぼる」という作業を必ず入れて下さい。

・直接ユーザーの声を聞く
・自社の営業の方にヒアリングする
・その業界の専門家に聞く

色々な方法が考えられます。
そうやって出てきたヒントをもとに「これだ」というキーワードを出してみましょう。この作業を繰り返すことで、他社には真似できない唯一無二の良質なキーワードが生まれてきます。

ユーザーの生の声は宝の山

STEP4:キーワードをカテゴリごとに整理

キーワードの量が限られている場合、この作業は無視してSTEP5に行ってしまっても大丈夫です。量がたくさんある場合は、必ず分類(カテゴライズ)して整理しておくようにしましょう。

キーワードをカテゴリごとに整理

たとえば不動産仲介会社であれば「都道府県」「市区町村」「駅」のようなエリアであったり「間取り」「賃料」「こだわり条件」みたいな分け方がありますよね。

このようにキーワードを分類することによるメリットは

・カテゴリごとに弱みや強みがわかり、優先度付けができる
・キーワードの抜け漏れの防止になる
・次回キーワード選定をする際に、格段に作業が楽になる

などのメリットがあります。やることによって損はありません。余裕がある方は必ずやっておきましょう。

STEP5:競合性・検索ボリューム調査し優先度をつける

最後は、ツールを用いて検索ボリュームと競合性を把握し、優先度付けを行いましょう。
しかし、ボリュームが大きかったり、売上につながるキーワードが必ずしもいいわけではありません。重要なのは「ユーザーニーズ」「自社の強み」「ワーディング」の重なり合うところを狙うことです。

競合性・検索ボリューム調査し優先度をつける

可能な限りボリュームの大きいワードを選びつつ、自社が勝てる見込みがあって、上位表示したら売上につながるワードを選ぶようにしましょう。

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SEOキーワード選びの注意点

最後にキーワード選びに関する注意点をご紹介します。

キーワード選定は継続的に行う

キーワード選定は、一回やったらハイおしまい。ではありません。
コンテンツ作りを進めていけば、必ずキーワードは枯渇します。
「キーワードがネタ切れになってきた」という状況が発生します。定期的にキーワードの見直し・追加選定を行うべきです。

そのためにも最初にだしたキーワードは管理・カテゴリごとに整理しておくのが重要です。

キーワードは管理しておこう

キーワードは、EXCELやスプレッドシートで管理しておくようにしましょう。

・キーワード名
・検索ボリューム
・対策したコンテンツのURL
・コンテンツの担当者
・コンテンツのリリース日

などをまとめておくと非常に便利です。
対策し忘れているキーワードなどもすぐ見つかりますので、オススメの方法です。

検索順位は定期的に追っておく

自分の目で見てもよし、ツールを使ってもよし。
最低でも4半期に一度は検索順位を確認して記録しましょう

いつまでたっても順位が上がらない時は、リライトをしたり、新しくコンテンツを作ったりなどの対策が必要です。キーワードと同じで、コンテンツも一回作れば終了。ではないのです。

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SEOキーワード選定・分析に便利なおすすめツール

キーワード候補(サジェスト)出しのためのツール

先ほどのSTEP1で決めた「メインのキーワード」の関連キーワードを調べる際のツールです。

ラッコキーワード

ラッコキーワード

ラッコキーワードはキーワードを入れることで、Googleのサジェスト(検索窓でキーワードを打った際に出てくる、関連ワード候補)を抽出してくれるツールです。
まずはSTEP1で出した、メインキーワードを入力してみましょう。関係ないキーワードもたくさん出てくることになるので、必要なものだけピックアップする作業が必要になります。

ラッコキーワード

キーワードプランナー

Googleが提供しているキーワードプランナーでは、特定のキーワードに対して、関連性の高い順番にキーワード候補を提案してくれます。

キーワードプランナー

無料で利用でき、キーワードを入力すれば簡単にサジェストが出てくるので、最初のキーワード候補出しに最適です。
ただし注意点として、ここに出てきたものを、何も考えずキーワードとして採用をしないことです。あくまで最初のヒントとして使用することをおすすめします。

流入キーワードの抽出ツール

自社サイトや競合サイトにどんなキーワードで流入してきているかを分析できるツールです。

Google Search Console(無料)

Google Search Console

Google Search Console

自社サイトに、どのようなキーワードで流入があるかを調べたい場合はサーチコンソールが最適です。自社の流入キーワードを分析することで思わぬ収穫があることも。無料で活用できるオススメツールです。

詳細なサーチコンソールの使い方は下記の記事を参考にしてください。
関連記事:【入門版】Google Search Consoleの登録・設定方法&使い方

Ahrefs(有料)

Ahrefs(有料)

Ahrefs

競合サイトを分析したい場合はAhrefsがオススメです。有料のツールですが、競合サイトのキーワード分析だけでなく、アクセス数の概算を見たり、被リンク数をチェックしたりすることが出来る優良ツール。SEO対策に取り組むのであれば必須に近いツールと言えます。

検索ボリューム確認

キーワードが「実際にどれくらい調べられているのか」を調べる際に活用できるツールです。キーワード候補の抽出が終わったらこちらのツールで検索ボリュームを確認。対策するキーワードの優先順位を決めましょう。

キーワードプランナー

キーワードプランナー

キーワードプランナー

先ほどもご紹介したGoogle提供のツール。最も信頼できる検索ボリューム抽出ツールです。注意点として、Goolge広告の出稿をしていないと、「10~100」のように正確な検索ボリュームが表示されません。数百円などの少額でも広告出稿を行えば、正確な数値が表示されるので、広告出稿してから利用することをオススメします。

Ahrefs(有料)

Ahrefs(有料)

Ahrefs

こちらも先ほどご紹介した優良ツール。検索ボリュームや対策する際の難易度も簡単に調べられるため、ぜひ活用してください。

その他のキーワード選定ツール

Googleトレンド

Googleトレンド

Googleトレンド

SEOのプロでもあまり使われていないかもしれません、Googleトレンドも優秀なキーワード選定ツールです。Googleトレンドを使うことによって、過去から現在までどれくらいそのキーワードが検索されてきたかを相対的に推移を見ることができます。
将来的に伸びるかもしれないキーワードを予想するときに活用しましょう。

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SEOキーワード選定の基本のキ(前提条件)

検索キーワードはユーザーの「悩みの塊」

皆さんはどんなシチュエーションで、どんな検索をするでしょうか?

・出張先で仕事のできる電源カフェを探す時
・営業に来た会社の評判を調べる時
・キャリアについてぼんやり悩んでいる時

こんな時、大抵の方は手元にあるデバイスで「検索」をすることでしょう。スマートフォンの普及により、ユーザーの方々はちょっとでも気になることはすぐに「検索」してしまいます。

つまり検索ワードはユーザーの課題(悩み)の塊と言えます。
私達Web担当者にとっては宝の山です!

検索キーワードの4分類

検索キーワードは、大きく4種類に分別できます。
「知りたい」「解決したい」「買いたい」「行きたい」の4つです。

検索ニーズは大別すると4分類

・知りたい:今日の天気を知りたい
・解決したい:水漏れを修理したい
・行きたい:ディズニーランドに行きたい
・買いたい:新しい自転車を買いたい

このことを頭の中に入れてキーワード出しをすると、的確なニーズを見つけやすくなります。

単体キーワードより複合キーワードの方が悩みは深い(ロングテール)

ご経験があるかと思いますが、心の底から解決したい時のほうが、検索キーワードが長くなっていきます。それはおそらく「自分の今の課題・悩みにあった具体な情報を欲しいから」でしょう。

アメリカに一人旅をしたいが、初めての一人旅が不安。という人は「アメリカ」とか「アメリカ 旅行」とは調べません。
「アメリカ 一人旅 注意点」など調べるかもしれません。

深い悩みで、自分の要望にピッタリ合う価値の高い情報ほど、組み合わせの検索キーワードになります。これを「ロングテール」のキーワードと言います。

1ページ=1キーワードを心がける

キーワード選定に慣れてくると、いろんなキーワードを対策しようと欲張りになってきます。しかし、ユーザーが求めているのは「自分の要望にピッタリ合う価値の高い情報」です。

キーワードをてんこ盛りにするほど、テーマ性や対象ユーザーはブレていきます。欲張りになるのではなく、まずは1ページ=1キーワードを心がけましょう

熟練したコンテンツ制作者やSEO経験者であれば、狙って複合的に対策する場合もあります。しかし、基本的には「このキーワードで絶対に上位表示させる!」という強いコンセプトを持ったコンテンツを作ることが大事です。

(参考)メタキーワードとSEOキーワードの違い

少し専門的ですが、「メタキーワード」と「SEOキーワード」の違いについて簡単に紹介しておきましょう。

メタキーワードとは、ウェブページのHTMLコードのメタデータに含まれるキーワードです。検索エンジンやブラウザにページ内の情報を伝える役目を持っていましたが、検索エンジンの進化により現在は使用されていません。

それに対して、SEOキーワードは、コンテンツ内に直接記載されるキーワードのこと。SEOキーワードは、コンテンツ内に含まれるキーワードに基づいて、検索エンジンがウェブページのテーマやトピックを評価するために使用されます。

直近のSEOトレンドにおいては、どちらのキーワードもあまり意識しすぎることなく、より充実した読者に寄り添ったコンテンツにすることの方が重要です。

SEOを意識した記事の書き方の基本

1.対策する(検索結果の上位に表示させたい)SEOキーワードの決定

まずは、何のキーワードで検索結果の上位に表示させたいかを考えます。

例えば、「マッサージガンの選び方」という記事を書いている場合、SEOキーワードとして「マッサージガン」、「選び方」、「マッサージ」などを使用することができます。

これらのキーワードを記事内に適切に配置することで、検索エンジンがより適切な検索結果として評価することができます。

2.キーワードを検索しそうな人を深くイメージする(ペルソナの決定)

記事を読んでもらうためには、読者をしっかりと把握していることが不可欠です。そのために、「ペルソナ」という考え方があります。

ペルソナとは、誰に読んでもらいたいのか、記事のターゲットとなる読者像を具体的にイメージ化することです。

例えば、「マッサージガンの選び方」という記事を書いている場合。マッサージガンの使用者として想定されるのは、運動やトレーニングをしている人や筋肉疲労がある人、腰痛や肩こりを抱える人など、健康に興味がある人が中心です。

このような使用者が
「トレーニングの疲労を自宅でも簡単に取る方法はないだろうか?」
「最近、街中でよく見るマッサージガンとはどのようなものなのか?」
と考えるのではないかと、イメージしてペルソナを決めます。

このように、読者がなぜこのキーワードで検索するのか、何に悩み、何に対して、疑問持つのかを意識して、イメージすることが大切です。

3.その人の役に立つように記事を書く

ペルソナが決まったら、いよいよ記事を書きます。

記事を書く上で重要なことが、「読者の悩みや疑問を解決しより良い選択を提示する」ことです。

例えば、マッサージガンの使用者が「マッサージガンの選び方」という記事をトレーニングしている人向けに記事を書く場合、

  • マッサージガンを使った筋肉のケア
  • リカバリー方法
  • 効果的な使い方

などを紹介すると読み手にとって有益だと考えられます。

また、腰痛や肩こりを抱える人向けの記事を書く場合であれば

  • マッサージガンの効果的な使い方
  • 使用時の注意点
  • おすすめのアタッチメント

などを紹介することも有効的です。

このように、ペルソナを明確にすることにより読者にとって有益な情報を届けやすくなります。読者の悩みや疑問を解決しより良い選択を提示することを意識し、読者に合わせた情報を発信することを心がけて記事を書きましょう。

SEOライティングで抑えるべきポイント

SEO対策で成功に近づくワンポイントアドバイスを紹介しましょう。

タイトル、見出し、本文にSEOキーワードを含める

検索エンジンに対して記事内容を分かりやすく伝える方法として重要なのが「記事内にSEOキーワードを含める」ことです。

具体的には以下の要素にSEOキーワードが含まれていることで検索エンジンが記事内容を認識しやすくなります。

  • 記事のタイトル
  • 記事の見出し(目次にあたる部分)
  • 記事本文

特に、記事タイトルと見出しは、人間が本の目次をチェックするようににはキーワードを追加しましょう。

オリジナルの画像や動画があれば盛り込む

オリジナルの画像や動画もあれば、盛り込むようにしましょう。

理由としては、図解などの画像はシンプルにユーザーにとって分かりやすく、また、検索エンジンは評価の指標として「オリジナルコンテンツであるか」を重要視しているためです。

画像を追加する際はただ記事内に盛り込むだけでなく

  • 適切なファイル名設定
  • altタグを動画や画像に設定
  • 画像サイズの最適化

なども重要です。大きな画像は読み込み速度を遅くし、サイト上でのユーザー体験を損なうことがあるため、適切なサイズにリサイズするようにしましょう。

参考:Googleガイドライン

一次情報を提供する

筆者自身が体験した内容や情報、考察等の一次情報も提供するようにしましょう。これは、自分にしか書けない情報であり、他者の記事との差別化にもなるのでとても重要です。

Googleにおいても「E-E-A-T」という以下の要素が重要視されています。

  • E:Experience(経験)
  • E:Expertise(専門性)
  • A:Authoritativeness(権威性)
  • T:Trust(信頼性)

実際の経験に勝る情報はなく、そうした経験をもとにした情報を読者は求めています。インターネットで調べただけの情報をまとめるのではなく、自身で体験した一次情報を記事に組み込みましょう。

参考リンク
https://developers.google.com/search/blog/2022/12/google-raters-guidelines-e-e-a-t?hl=ja

これらのポイントを押さえることで、SEOライティングとして、より適したコンテンツ制作が可能になります。しかし、SEO対策では常に新しい情報が出てくるため、現状に満足せず、最新の情報を収集することも大切です。

また、SEO対策に留まらず読者にとって価値のあるコンテンツを提供することが大切ですので、SEO対策だけすればよいということにならないよう気をつけましょう。

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【まとめ】キーワードを選定したらコンテンツを制作

以上、キーワード選定の基本についてお話させていただきました。
たかがキーワード選定、されどキーワード選定。キーワード選定を制するものはSEOを制する。です。非常に奥深く、選定がきちんとできれば絶対に成果に繋がります。

最初からうまくできることはないですが、SEO対策をやるなら必ずキーワード選定力を上達させていくのが近道です。
とはいえ、キーワード選定はあくまで「コンテンツ制作」のために行うはじめの一歩です。コンテンツ制作こそ重要になりますので、選定が終わったら早速コンテンツ制作に入っていきましょう。

SEO対策をプロに任せたい方へ

SEO対策をしたいが、時間もなく、何をすれば良いか不安という方はWeb幹事にご相談ください。

私の所属するナイル株式会社含め、SEO対策を専門にした会社はたくさんあります。長年この業界にいましたが、価格感から得意分野まで三者三様です。しかし、合う会社、合わない会社というのは必ずあると思います。

Web幹事はSEO対策経験者が丁寧に要件をヒアリングし、独自「データベース」から最適なSEO対策会社を提案してくれます。フラットに業者を紹介してくれるサービスは貴重だと私も思いますので、何から始めればいいか不安という方はWeb幹事にご相談してみてはいかがでしょうか。

コンサルタントのご紹介 Web幹事 コンサルタント 岩田真 代表取締役
岩田 真
2015年にWeb制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

ホームページ制作のオンライン相談窓口「Web幹事」は、35,000件を超える豊富な相談実績と幅広い知識で、お客様のあらゆるニーズにお応えします。

Web制作業界のプロが丁寧にヒアリングしますので、
初心者の方でも安心してご相談ください!

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Q. SEOキーワードとは何ですか?

SEOキーワードとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでユーザーが検索スペースに入力する語句のことです。検索スペースに入力する語句は「悩み」に関連する場合が多いため、SEOキーワードを理解するとユーザーが何を求めているのかがわかるようになります。

Q. SEO対策におけるキーワードの選定方法を教えてください。

まずターゲットのニーズ・関連キーワードの把握が必要です。次に競合サイトやキーワード選定ツールを活用し、検索ボリューム・競合度を参考にしながら最適なキーワードを選びます。選定したキーワードをタイトル・見出し・本文へ適切に配置すれば、検索エンジンへの認識が高まり、効果的なSEO対策が実現可能です。