Shopify・BASE・STORESを徹底比較|料金・手数料・海外対応の表あり【2024年最新版】

Shopify・BASE・STORESを徹底比較!2021年以降はShopifyがオススメの理由

「Shopifyを使ってみたいけど、BASEやSTORESも気になる」
「各サービスの料金やメリット・デメリットについて知りたい」
「現在、BASEやSTORESを使っているがShopifyへの乗り換えを検討している」

近年、ECサイトのプラットフォームとして人気を集める「Shopify」。カナダ発の企業で、日本語はもちろん多言語・多通貨・海外配送にも対応するなど、世界基準のサービスを提供しています。

たしかに便利で人気を集めるShopifyですが、「Shopifyが最適なプラットフォームだろうか?」と悩む人も多いはず。そこで本記事では、以下のポイントを中心にお伝えします。

・Shopify・BASE・STORESの3社を徹底比較
・各サービスの料金や決済方法、サイト制作、集客を比較
・それぞれのプラットフォームがおすすめの人

ぜひ本記事の内容を、ご自身のECサイト開設にお役立てください。

※ECサイトを開設やリニューアルをお考えの方は、Web幹事にご相談ください。自社に最適なECサイトや制作会社を無料で選定します。

【無料】Web幹事にECサイトの相談をする

ECサイトに必要な機能はガイドブックにまとめました。利用するサービスを決める前に、ぜひご活用ください。

80個のECサイトの機能を徹底調査しました! D2Cサイトの調査レポート&ECサイト運用の心得のサムネイル D2Cサイトの調査レポート&ECサイト運用の心得 製造から販売まで、仲介業者を挟まずに自社でおこなう「D2C(Direct to consumer)」モデル。日本でもD2Cモデルを採用したブランドが登場し、EC業界に新たな市場をつくりはじめています。 そんな中 ・ECサイトをつくりたいけど、どこまでの機能を付ければ良い... 無料でダウンロードする

目次
  1. 1. BASE・Shopify・STORESとは?特徴を紹介
    1. 1-1. BASE
    2. 1-2. Shopify
    3. 1-3. STORES
  2. 2. 【詳細】Shopify・BASE・STORESの違いを徹底比較!
    1. 2-1. 料金・手数料
    2. 2-2. 決済方法
    3. 2-3. 海外対応
    4. 2-4. サイト制作機能
    5. 2-5. 販促機能
    6. 2-6. ブログ・SNS連携機能
  3. 3. Shopify・BASE・STORES|各サービスのメリット・デメリット
    1. 3-1. Shopifyのメリット・デメリット
    2. 3-2. BASEのメリット・デメリット
    3. 3-3. STORESのメリット・デメリット
  4. 4. 事業を拡大していくならShopifyがおすすめ
    1. 4-1. 1. 事業規模に合わせて「料金プラン」を選べる
    2. 4-2. 2. 「決済機能」がとにかく豊富
    3. 4-3. 3. 70種類を超えるテンプレートが用意されている
    4. 4-4. 4. ブログやSNS連携など「集客」に役立つ機能が付属
  5. 5. 費用を抑えたECサイト運営はBASEがおすすめ
    1. 5-1. 1.初期費用と月額費用が0円
    2. 5-2. 2.アプリを使えば34種類の外貨に対応
  6. 6. 月商数十万円規模にはSTORESがおすすめ
    1. 6-1. 1.有料プランにすると「決済手数料」が安くなる
    2. 6-2. 2.SNS連携で集客できる
  7. 7. 【まとめ】Shopify・BASE・STORES比較
  8. 8. ECサイト制作をプロに任せたい方へ

BASE・Shopify・STORESとは?特徴を紹介

まずは、BASE・Shopify・STORESそれぞれの特徴をみていきましょう。

BASE

BASEは、初期費用・月額費用0円でネットショップを開設できるECプラットフォームです。ショップ開設数は180万店舗以上で、ネットショップ開設実績5年連続No.1を獲得しています。

ECサイト制作時のテンプレートは無料で10種類、有料で100種類以上用意されており、好みのテンプレートを用いて簡単にカスタマイズ可能です。

クレジットカードやコンビニ決済、キャリア決済などのほか、合計34種類の外貨支払いにも対応しています。

Shopify

Shopifyでは、48種類の無料テンプレートから販売商品や雰囲気に合ったものを選んでサイトを制作できます。

集客に役立つ「ブログ機能」があるのが大きな特徴で、この機能を使えば商品ページには書けない各商品のストーリーを紹介できます。

また、FacebookやInstagramなどSNSの連携機能も充実。決済方法もクレジットカード・携帯キャリア決済・コンビニ・銀行振込など、幅広い手段が用意されています。

初期費用無料かつ、事業規模にあわせて料金プランを選択可能。初回であれば、3日間サービスを無料体験できるのも嬉しいポイントです。

STORES

STORESでは、ネットショップ・実店舗・アプリ関係なく顧客データの一元管理が可能。また、自動でクーポンを配布したり、顧客の属性・最終来店日などをもとにプッシュ通知を送信したりして再来店を促せます。

さらに、基本情報やカルテなどが自動的に統合される形になっており、店頭にて顧客情報をiPadの一画面で確認できます。

POSレジアプリ「STORES レジ」とオンライン予約システム「STORES 予約」の連携により、会計時に金額などを打ち込む必要がないのも嬉しいポイントです。

【詳細】Shopify・BASE・STORESの違いを徹底比較!

早速、Shopify・BASE・STORESの3サービスを比較してみましょう。以下の項目について、比較表を交えながら詳しく解説します。

  • 料金・手数料
  • 決済方法
  • 海外対応
  • サイト制作
  • 販促機能
  • 集客ブログ・SNS連携機能

料金・手数料

まずは3サービスの「料金」を見てみましょう。それぞれの初期費用や月額費用、手数料の比較は以下のとおりです。

  Shopify BASE STORES
初期費用 0円 0円 0円
月額費用 29〜299ドル 0円 無料/1,980円
取引手数料 0円
(Shopifyペイメント利用)
3% 0円
決済手数料 3.25〜3.9% 3.6%+40円 無料プラン:5%
有料プラン:3.6%
入金手数料 0円
(Shopifyペイメント利用)


2万円未満:750円
(事務手数料500円含)


2万円以上:250円


1万円未満:550円
(事務手数料275円含)


1万円以上:275円

入金サイクル 金曜日に入金 振込申請から10営業日 月末締め翌月末払い


初期費用は3社とも無料ですが月額料金と手数料は大きく異なります。月額料金はBASEが完全無料、STORESは無料プランと有料プランを選択できます。

手数料は取引手数料、決済手数料、入金手数料の3つがありますが、もっとも高いのは「BASE」、もっとも安いのは「Shopify」です。入金サイクルがもっとも短いのは「Shopify」、もっとも長いのが「STORES」となっています。ただし、BASEとSTORESは、別途手数料を支払うことで「翌営業日払い」を選択可能です。

手数料でもっともお得なのは「Shopify」です。月額料金は最低でも29ドルかかりますが、Shopifyペイメントを利用することで「取引手数料」と「入金手数料」が無料になります。
しかし月額料金が最低29ドルかかるため、「月々の固定費を抑えたい」という方はBASEやSTORESがおすすめです。

決済方法

続いて、各サービスの「決済方法」について見ていきましょう。3社の比較表は以下のとおりです。

  Shopify BASE STORES
クレジットカード VISA、AMEX、JCB、MasterCard VISA、AMEX、JCB、MasterCard VISA、AMEX、JCB、MasterCard
携帯キャリア決済
コンビニ決済 ◯(Pay-easy)
銀行振込
ID決済 Apple Pay
Google Pay
Amazon Pay
PayPal
Shop Payなど
PayPalのみ PayPal
楽天ペイ
Amazon Pay
※Amazon Payは
有料プランのみ
代金引換 × 有料プランのみ
後払い決済 × ×

決済のバリエーションがもっとも多いのは「Shopify」です。基本的に3社ともクレジットカードや携帯がキャリア決済、コンビニ決済、銀行振込は利用できます。

ただ、「ID決済」についてはShopifyが突出。Apple PayやGoogle Pay、Amazon Payなど、他社にはないキャッシュレス決済にも対応しています。

海外対応

続いて、各サービスの「海外対応」について見ていきましょう。海外対応における各社の比較は以下のとおりです。

  Shopify BASE STORES
多言語対応 19ヵ国語に対応 英語のみ 英語のみ
利用できる外貨 17種類

34種類
(アプリの拡張機能を

導入した場合)

×
海外配送
サポート メール
Twitter
コミュニティ
英語でサポート
メール
(平日10〜19時)
チャット
(13〜18時)
メール
(返信まで約1週間)

海外向けにECを展開するなら「Shopify」もしくは「BASE」がおすすめ。

言語表記については、Shopifyが19ヶ国語、BASEは英語のみの対応となっています。
通貨では、Shopifyはデフォルトで17種類に対応しており、BASEは拡張機能の導入で34種類まで対応可能です。

ただし、なかには「英語圏以外にも展開したい」という方もいるはず。そういった場合は、より多くの言語表記に対応しているShopifyを選ぶのが良いでしょう。

サイト制作機能

続いて、各サービスの「サイト制作の機能」について見ていきましょう。比較は以下のとおりです。

  Shopify BASE STORES
商品登録数 無制限 無制限 無制限
商品写真登録数 1アイテム250枚まで 1アイテム20枚まで 1アイテム15枚まで
テンプレート数 無料:9種類
有料:64種類
無料:10種類
有料:100種類以上
無料:48種類
HTML・CSS編集 ×
独自ドメイン
SSL

商品登録数は3社とも「無制限」となっていますが、「テンプレート数」や「商品写真登録数」に差が出てきます。

テンプレートの多さは「BASE」、商品写真登録数は「Shopify」に軍配が上がります。ただし「無料」のテンプレートはBASEが10つ、Shopifyが9つと大きな開きがありません。

そのため「無料のテンプレートを使いつつ、より商品を魅力的に伝えたい」という場合は、商品写真登録数が250と圧倒的に多い「Shopify」がおすすめです。

ECサイトに必要な機能については、ぜひガイドブックをご覧ください

80個のECサイトの機能を徹底調査しました! D2CのECサイトを徹底調査。ECサイトに必要な機能をまとめました。
無料でダウンロードする

販促機能

以下、3サービスの主な販促機能を一覧化しました。

  Shopify BASE STORES
販促機能

メ―ルマガジン

クーポン

レビュー

Instagram

Facebook

LINEアカウント連携

かご落ち防止

SEO設定

メールマガジン

クーポン

レビュー

Instagram販売

noteストア

SEO設定

メールマガジン

クーポン

Instagram連携

WEAR連携

ニュース作成

再入荷リクエスト

note for shopping


上記のなかで販促機能が充実しているのは、Shopifyです。どのサービスも販促機能は複数用意されていますが、Shopifyにはかご落ち防止機能やLINEアカウント連携機能などほかにはない機能が揃っています。

かご落ちとはユーザーが商品をカートに入れたあと購入せず離脱することを指し、かごに入った回数の7割程度に起きるといわれています。そのため、かご落ち対策ができる機能を備えているのは評価の高いポイントです。

ブログ・SNS連携機能

続いて、各サービスにおける「集客機能」について見ていきましょう。比較は以下のとおりです。

  Shopify BASE STORES
ページ設定

タイトル

ディスクリプション

ページヘッダー

タイトル
ディスクリプション
×
SNS連携 Facebook
Instagram
Twitter
Pinterest
Tumblr
Facebook
Instagram
Twitter
LINE公式
Ameba
Facebook
Instagram
Twitter
ブログ ×
メルマガ
レビュー
Googleアナリティクス

ShopifyとBASEでは、タイトルやメタディスクリプションの設定が可能です。そのため、ページごとに最適なタイトルやメタディスクリプションを設定することで、よりユーザーの興味を引くような内容に設定できます。

また先述したように、ShopifyとBASEはサイト内で「ブログ」も作成できます。ひとつのコンテンツとして「ブログ」を持っておくことは、閲覧数増加のきっかけにもつながるでしょう。

【無料】Web幹事にECサイトの相談をする

Shopify・BASE・STORES|各サービスのメリット・デメリット

各サービスの特徴や機能は把握できたけれど、メリット・デメリットがわからないために選べない方もいるでしょう。そこで、ここからはBASE・Shopify・STORESそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。

Shopifyのメリット・デメリット

メリット デメリット
・越境ECに強い
・カスタマイズ性が高い
・低コストでネットショップ開設可能

・集客を工夫する必要がある
・英語スキルが必要な場面がある
・本格的なカスタマイズは専門知識が必要

Shopifyは、19か国の言語や100を超える通貨に対応しており、国境を越えて取引を行う「越境EC」に強いのが大きなメリットです。低コストでネットショップを立ち上げられるうえ、カスタマイズが可能であるのも嬉しいポイント。

一方、国内発祥のサービスではないためアプリの最新情報などを追うには英語スキルが必要になります。また、本格的なカスタマイズはCSSやHTMLなどのコーディング、ECサイト運営に関する知識が必要になります。

コーディングの専門家が社内にいるとよりカスタマイズの自由度が高まりますので、利用を検討する際は事前に社員のスキルを確認しておくとよいでしょう。

BASEのメリット・デメリット

メリット デメリット

・初期費用0円だからリスクなく
ショップを立ち上げられる
・専門知識不要でショップ作成が簡単
・BASE専用アプリにより

ユーザーの流入が期待できる

・集客を工夫する必要がある
・売上があがるほど手数料が高くなる
・デザイン自由度はある程度制限される

BASEのメリットは、ノーリスクかつ簡単にネットショップを立ち上げられること。また、登録者数1,000万人超えのBASE専用アプリがあるのも評価できるポイントです。BASE専用アプリ経由での自社サイトへの流入が期待できます。

取引手数料や決済手数料については他サービスに比べるとやや割高で、売上が増えるほど手数料の料率が上がる点には留意しましょう。また、簡単操作でショップを立ち上げられる反面、デザインの自由度はある程度制限されている点も把握が必要です。

STORESのメリット・デメリット

メリット デメリット

・日本語サポートが充実していて

万が一のときにも安心
・事業規模に応じて料金プランの

選択が可能
・商品が売れるまで費用がかからない

・デザインや機能の自由度が

ある程度制限される
・集客は自社での対策が必須
・入金サイクルが比較的長期になる

STORESは国内向けのサービスであるため、日本語サポートが充実しているのが大きな魅力です。初期費用0円であるため、商品が売れるまで費用がかからないのも嬉しいポイント。

デザインや機能の自由度がある程度制限されている点や、入金サイクルが比較的長期になる点は考慮しておく必要があります。

事業を拡大していくならShopifyがおすすめ

shopify

3つのプラットフォームを比較しましたが、ECサイトでしっかり売上を出し、カスタマイズして規模を拡大していく場合は、最初からShopifyで始めることがおすすめです。

ホームページ制作の相談サイトであるWeb幹事にはECサイトのリニューアル相談が寄せられます。その中で多いのは、「BASE・STORESなど無料でネットショップを作ったものの、機能が少なくカスタマイズができない」「最新のデザインにできない」と言ったもの。

先述したように、Shopifyは他サービスよりも「ECサイト運営でできること」が多いのが特徴です。ここでは、料金や決済機能、サイト制作、集客など4つの観点から、Shopifyがおすすめの理由をお伝えします。

1.事業規模に合わせて「料金プラン」を選べる
2.「決済機能」がとにかく豊富
3.70種類を超えるテンプレートが用意されている
4.ブログやSNS連携など「集客」に役立つ機能が付属

1. 事業規模に合わせて「料金プラン」を選べる

Shopifyは月額費用はかかるものの、初期費用は無料です。また月額費用も「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3つに分かれており、予算や事業規模に合わせて好きなものを選択できます。それぞれのプランの内容は以下のとおりです。

プラン名 特徴 おすすめの人

ベーシック

(29ドル/月)

・基礎的なECサイトを作れる
・サイトデザインをテーマから選択可能
・スタッフアカウントを2つまで作成
・不正解析機能(Shopifyペイメント)
・133の通貨に対応

・小規模事業者

・ECサイト運営が初めて

・ランニングコストを抑えたい

スタンダード
(79ドル/月)

・ベーシックプランの全機能が含まれる
・スタッフアカウントは5つまで可能
・リピーター分析や国家単位分析など

    レポート機能の拡張

・リアル店舗を構えつつ

   ECサイトで販路拡大したい
・複数の従業員を雇っている

プレミアム

(299ドル/月)

・月額料金は高額だが取引手数料は最安  (売上が大きい程お得)
・スタッフアカウントは15まで可能
・顧客流入経路の分析やGoogle広告

   からの流入分析など高度な分析が可能

・SEO対策など今まで以上に  「集客」に注力したい
・売上規模の大きい事業者


2. 「決済機能」がとにかく豊富

Shopifyの大きな魅力の1つに「決済機能の豊富さ」もあげられます。Shopifyで対応している決済方法は以下のとおりです。

【Shopifyの決済方法】

クレジットカード決済 VISA、AMEX、JCB、MasterCard
携帯キャリア決済 docomo、au、SoftBank
コンビニ・銀行振込 「KOMOJU」の導入によって可能に
キャッシュレス決済 Apple Pay、Google Pay、Amazon Pay、PayPalなど
代金引換 -


クレジットカードはもちろん、携帯キャリアからキャッシュレス決済まで幅広い決済方法に対応しています。またShopifyでは、「KOMOJU」と呼ばれる決済収納代行会社を利用することで、コンビニ払いや銀行振込も可能です。

その他にもクレジットカードと紐づけて決済をおこなう「Shopifyペイメント」と呼ばれる、Shopify独自のオンライン決済サービスも。同サービスを導入することで、取引手数料や入金手数料が「0円」になります。

3. 70種類を超えるテンプレートが用意されている

Shopifyでは「サイト制作」も簡単にできます。通常ECサイトを始める際、プログラミングやデザインを実装してサイトを構築しなければなりません。

一方、Shopifyには70種類を超えるテンプレートが用意されており、好みのテンプレートを選ぶだけで簡単にネットショップを開設できるのです。また、テンプレートは適宜修正できます。販売する商品のイメージに合わせたテンプレートを作ることで、より商品が魅力的に見えるようになり、売上アップにつながるでしょう。

プラットフォーム内には「Shopify app store」と呼ばれるアプリストアも。たとえば、受注データをまとめられるアプリや請求書作成アプリ、配送の一括管理アプリなど、「Shopifyと親和性の高いアプリ」をダウンロードできます。ストア内には2,200以上の便利なアプリが存在しているため、低い開発コストでECを構築できます。

4. ブログやSNS連携など「集客」に役立つ機能が付属

Shopifyには「集客」に役立つ機能が付属しています。特に注目したいのは「ブログ機能」と「SNSとの連携」です。ECサイトは基本的に「商品ページ」がメインになりますが、それだけだと訪問者は商品の情報しか得られません。

そこで「ブログ」を作成することで、商品ページでは載せられなかった「商品の誕生秘話」など、その商品のストーリーを発信できるのです。Shopifyでは、ストアの管理画面から「ブログ記事」をクリックするだけで、簡単にブログを作成できます。

また「SNSとの連携力」が強いのも魅力です。Shopifyは、特にFacebook・Instagramとの連携が充実。たとえばFacebookメッセンジャーを利用したチャット対応からショッピングカートへ誘導するなど、世界標準ならではのECサイトとしての機能が多く搭載されています。

関連記事Shopifyとは?導入すべき人、評判、成功事例を紹介!

【無料】Shopifyの制作に強い会社を紹介してもらう

費用を抑えたECサイト運営はBASEがおすすめ

BASE

続いては「BASE」の魅力についてご紹介します。ECサイトがどんなものか費用を抑えて試してみたい、リアル店舗に加えて少し売上を増やしたい場合にはBASEがおすすめです。

・手数料はやや割高だが、初期費用と月額費用が0円
・後払い決済にも対応している
・アプリの拡張機能によって「34種類」の外貨に対応できる

1.初期費用と月額費用が0円

BASEは、取引手数料が3%、決済手数料も3.6%+40円と、他2サービスよりも手数料がやや割高。しかし「初期費用」と「月額費用」は完全無料です。

また「後払い決済」にも対応。顧客は商品が届いた後に支払いができるため、気軽にショッピングを楽しめるようになるでしょう。

2.アプリを使えば34種類の外貨に対応

アプリの拡張機能を使えば外貨支払いも可能です。BASEでは合計34種類の外貨に対応できます。アメリカやヨーロッパ諸国、ロシア、インド、メキシコなどさまざまな国の通貨に対応できるため、海外進出したい事業者にはおすすめです。

またECサイトを作る際の「テンプレート」も多数。無料のものが10種類、有料では100種類以上を揃えているため、予算に合わせた自分好みのECサイトを作れるでしょう。

結論、BASEは手数料こそ割高ですが、初期費用やテンプレートが無料で使えるため、「コストを抑えて商売をしたい小規模事業者」に向いているでしょう。

先ほど紹介したShopifyと比較した詳しい記事もありますので、両者を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

関連記事BASEとShopifyを比較!手数料、機能、おすすめの人を紹介

また、BASEで作られたネットショップの事例を特集した記事もご覧ください。

関連記事BASEのおすすめショップ事例11選!食品・アパレル ・雑貨の外注制作の成功例を紹介

【無料】Web幹事にECサイトの相談をする

月商数十万円規模にはSTORESがおすすめ

STORES.JP

最後に「STORES」について見ていきましょう。月商数十万円規模のECサイトを運営を考えている場合は、STORESがおすすめです。

・無料・有料プランを選択可能
・有料プランにすると「決済手数料」が安くなる
・48種類の無料テンプレートを用意
・SNS連携で集客できる
・事業規模の大きい事業者にも対応している

1.有料プランにすると「決済手数料」が安くなる

STORESでは、無料プランと有料プラン(1,980円)のどちらかを選択可能です。有料プランにした場合、決済手数料が5→3.6%に下がるため、売上規模が大きくなったら有料プランに切り替えるのが良いでしょう。

サイト制作における「テンプレート」も48種類のテンプレートが無料で使えるため、サイトの雰囲気や販売する商品のテイストに合ったテンプレートを選べます。

2.SNS連携で集客できる

ページのタイトルやメタディスクリプションの設定ができないデメリットはありますが、SNSとの連携機能によってある程度はカバー可能です。ECサイトに各SNSのリンクを設定し、1クリックで各アカウントに飛べるようにすれば、顧客の「ファン化」にもつながるでしょう。

STORESは、無料版、有料版ともにサービスが充実しています。前述したように、ECサイトが初めての事業者は無料版を使い、売上が大きくなってきたら有料版を使うのがおすすめ。事業規模に応じてプランを変更できるため、利益を最大化させやすいサービスといえるでしょう。

こちらもSTORESとBASEを比較した詳しい記事もあるので、ぜひご覧ください。

関連記事BASEとSTORESを比較!どちらが集客・売上アップに向いている?手数料や機能を解説

【無料】Web幹事にECサイトの相談をする

【まとめ】Shopify・BASE・STORES比較

本記事では、Shopify・BASE・STORESを徹底比較しました。

・ECサイトでしっかり売上を出し、店舗や事業規模も拡大していきたい
→Shopifyがおすすめ

・手軽にECサイトを初めて様子を見たい
→BASEがおすすめ

・月商数十万円の規模でECサイトを運営したい
→SORESがおすすめ

本格的にECサイトの運営を考えている方は、Shopifyがおすすめです。Shopifyの月額費用は「月額29ドル〜」と決して安くはありません。しかし、決済手段や海外対応、Webマーケティングなど幅広い領域をカバーしているため、ECサイト運営が初めての人でも安心して利用できるでしょう。

売上が大きくなってきたらプランをグレードアップさせることも可能です。Shopifyは、顧客ニーズに応えながらも、事業規模に合わせた最適なECサイトを制作できるサービスといえるでしょう。

関連記事BASEとShopifyを比較!手数料、機能、おすすめの人を紹介

【無料】Web幹事にECサイトの相談をする

ECサイト制作をプロに任せたい方へ

ECサイトを作れる制作会社を探しているけど、どのプラットフォームで作るか迷っている、制作会社を探す時間がないという方は、ぜひWeb幹事にご相談ください。

Web幹事は、あなたに最適な制作会社を「人力で」マッチングするサービス。

実際にWeb制作・運用を経験したプロのコンサルタントが対応するため、業者選びの手間なく、質の高いマッチングを受けることが可能です!

コンサルタントのご紹介 Web幹事 コンサルタント 岩田真 代表取締役
岩田 真
2015年にWeb制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

ホームページ制作のオンライン相談窓口「Web幹事」は、35,000件を超える豊富な相談実績と幅広い知識で、お客様のあらゆるニーズにお応えします。

Web制作業界のプロが丁寧にヒアリングしますので、
初心者の方でも安心してご相談ください!

【無料】ECサイトの制作をWeb幹事に相談する

Q. BASEとShopifyの違いは何ですか?

BASEは月額使用料が無料で利用できますが、注文ごとに決済手数料が発生します。一方Shopifyは月額料金がかかりますが、Shopifyが提供するオンライン決済システム「Shopify payment」を利用すれば「取引手数料」「入金手数料」が無料で利用可能です。