ティザーサイトとは?目的からメリット・向いている商品・事例までを紹介

「ティザーサイトって何?」「どのようなメリットがあるの?」「向いている商品・サービスがあれば教えて欲しい」本記事ではこれらの悩みを解決します。

ティザーサイトは、デジタル機器や大人向け高級ホビー商品を取り扱っている人におすすめのサイトです。情報を小出しにすることで、リリース前までにユーザーの期待値を高められます。

事例も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

なお、ティザーサイトの制作が可能な会社の探し方・選び方がわからない!という方はWeb幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。

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目次
  1. 1. ティザーサイトとは?目的とランディングページの違い
    1. 1-1. ティザーサイトの目的
    2. 1-2. ティザーサイトとランディングページの違い
  2. 2. ティザーサイトに向いている商品やサービス
  3. 3. ティザーサイトのメリット
    1. 3-1. ユーザーの興味・関心を引きつけられる
    2. 3-2. ブランドイメージを構築できる
    3. 3-3. 途中で軌道修正できる
    4. 3-4. ローンチ成功率を高められる
  4. 4. ティザーサイトのデメリット
    1. 4-1. 定期的にサイトを更新しなければいけない
    2. 4-2. 発売前の情報漏洩に注意が必要
    3. 4-3. 制作コストがかかる
    4. 4-4. 期待値コントロールが難しい
  5. 5. ティザーサイトに必要な要素
    1. 5-1. コンセプトにあったデザイン
    2. 5-2. リリース日(公開日)
    3. 5-3. サービス・商品概要
    4. 5-4. カウントダウン機能
    5. 5-5. SNSリンクや共有ボタン
  6. 6. ティザーサイトの事例
    1. 6-1. プロジェクトセカイ カラフルステージ!
    2. 6-2. ATELIER YUM
    3. 6-3. ゆるキャン△ ~ぱずるキャンプ~
    4. 6-4. 資生堂オンラインストア
    5. 6-5. ゴリラのハイパワー
  7. 7. ティザーサイトでユーザーの期待感を爆発させよう

ティザーサイトとは?目的とランディングページの違い

ティザーサイトとは、商品・サービスのリリース前にそれらの情報を告知するサイトのこと。ちなみにティザー(teaser)は日本語で「焦らす」という意味があります。商品・サービスの情報を徐々に公開することで、リリース前から見込み客にアプローチが可能です。

ティザーサイトで定番なパターンは、2つあります。

  • 商品シルエットと発売日までのカウントダウンを設置
  • キービジュアル・リリース日・メッセージのみの掲載

情報が隠されていると、余計に知りたくなるものです。その人間の習性を利用することで、販売前からお客様の期待値を膨らませられることが可能に。それにより商品の売上アップが期待できます。

ティザーサイトの目的

ティザーサイトの目的は4つあります。

  • ユーザーの興味・関心を引きつける
  • ブランドイメージを構築させる
  • ユーザーの期待値をあげる
  • ローンチ成功率を高められる

リリース前に商品・サービスに関する情報を徐々に出していくことで、ユーザーから興味・関心を持ってもらえるでしょう。ティザーサイトを通じてブランドイメージの構築が可能なので、魅力的なブランドイメージを確立できます。

また、数日おきに情報を更新したり、カウントダウンをしたりすることで、ユーザーの期待値を高めることが可能です。ローンチを待ち望むお客様が多いほど、販売後の売上が期待できます。

ティザーサイトとランディングページの違い

ティザーサイトとランディングページの違いは以下のとおりです。

 

ティザーサイト

ランディングページ

目的

ユーザーの興味・

関心を引きつける(購入意欲を高める)

購入・問い合わせ・資料請求など、

ユーザーに行動してもらう

サイトの特徴

限られた情報のみ掲載する

縦長の1ページで完結する

デザイン

ワクワク・ドキドキを感じるデザイン

行動を促すデザイン

リリース前にユーザーの興味・関心を引きつけるなら、ティザーサイト。ユーザーに資料請求などの行動を促したいならランディングページがおすすめです。

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ティザーサイトに向いている商品やサービス

ティザーサイトを制作する前に、どのような商品・サービスと相性が良いかを確認しておきましょう。

ティザーサイトに向いている商品・サービスは以下のとおりです。

  • デジタル機器(スマホ、ノートパソコン、タブレットなど)
  • 大人向け高級ホビー商品(フィギュア、キャラクターグッズなど)
  • ゲーム(ソフト、ソーシャルゲーム)
  • アニメ・映画などのメディア作品

ユーザーの好奇心やワクワク感を刺激させる手段として、ティザーサイトは効果的です。ホビー・カルチャー系が好きな方が対象となる商品・サービスを扱っているなら、ぜひ活用してみてください。

ティザーサイトのメリット

ティザーサイトのメリットは4つあります。

  • ユーザーの興味・関心を引きつけられる
  • ブランドイメージを構築できる
  • 途中で軌道修正できる
  • ローンチ成功率を高められる

それぞれ解説します。

ユーザーの興味・関心を引きつけられる

ティザーサイトを制作することで、ユーザーの興味・関心を引きつけられます。なぜなら、リリース前では商品全体のイメージや詳細がすぐにはわからないからです。

最初のうちは商品のシルエット、リリース日、メッセージしか掲載されません。するとサイトを閲覧したユーザーはどういうサービスなのかが気になります。

詳細な情報が隠されていると、より詳しく知りたくなりますよね。徐々に情報が公開されるので、リリースまで商品に対して期待感を高められます。

ブランドイメージを構築できる

ティザーサイトは、ブランドイメージを構築できます。情報を少しずつ提供すれば、ブランドの印象を先行してお客様に植え付けられるからです。

ブランドイメージを確立できれば、お客様から信頼され、商品・サービスの購入につながるでしょう。ティザーサイトで紹介している製品だけでなく、他のサービスもあわせて手に取ってくれるかもしれません。

もしくは今すぐ客にならなくとも「今使っているものが壊れたら、この商品を購入しよう」と検討してくれる可能性があります。

途中で軌道修正できる

ティザーサイトは商品・サービスのリリース前に制作し、公開します。ユーザーの反応をもとに商品・サービスの軌道修正ができるので、ブラッシュアップが可能です。

早々に商品の詳細情報を掲載すると、ユーザーから不評だったときにすぐ修正できません。また、情報公開後に軌道修正すると悪い印象を与えてしまうこともあります。

その点、商品のシルエットやリリース日しか公開されていなければ、堂々と軌道修正できます。ユーザーの声をもとにより良い製品を提供したいのなら、ティザーサイトの作成がおすすめです。

ローンチ成功率を高められる

ティザーサイトを活用すれば、ユーザーから興味・関心を持ってもらえます。ローンチ前から期待されているので、ローンチ成功率を高められるでしょう。

購入を検討する人の期待に応えるためには、ユーザーの意見を参考にするのも良いかもしれません。その場合、SNSへの共有ボタンをティザーサイトに盛り込むことで、ユーザーの声を集められます。

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ティザーサイトのデメリット

ティザーサイトのデメリットは4つあります。

  • 定期的にサイトを更新しなければいけない
  • 発売前の情報漏洩に注意が必要
  • 制作コストがかかる
  • 期待値コントロールが難しい

デメリットを知ったうえで、ティザーサイトを作成するか検討してみましょう。

定期的にサイトを更新しなければいけない

ティザーサイトを活用して、ユーザーの興味・関心を引くためには、定期的にサイトを更新する必要があります。更新頻度が遅いとユーザーが飽きてしまうからです。

ユーザーの期待感・ワクワク感を高められなければ、ティザーサイトの役割を果たせていません。1回で提供する情報が少ないからこそ1週間に数回など、定期的に更新しましょう。

発売前の情報漏洩に注意が必要

ティザーサイトは、情報が漏洩するリスクもあります。ユーザーの中には独自ネットワークを活用して、情報を特定するのが得意な人もいます。また競合他社に情報を盗まれてしまう可能性もゼロではありません。

それらのリスクを最小限に抑えつつ、ティザーサイトの利用を検討するとよいでしょう。

制作コストがかかる

デザイン・開発・マーケティングなど、クオリティの高いティザーサイトを制作するには費用が発生します。制作にかけた費用以上に売上が見込めなければ、赤字になってしまう可能性も。
そうならないためにも、ティザーサイト制作の相場を事前に知っておきましょう。

期待値コントロールが難しい

ティザーサイトをうまく活用すれば、ユーザーの期待値を高められます。しかし、ユーザーの期待値コントロールを意識して高めるのは難しいです。

公開する情報やタイミングが悪ければ、効果が出ない可能性も。ティザーサイトで期待感を高めすぎて、販売後に想像していたクオリティよりも低いと、ユーザーに落胆されることもあります。

ティザーサイトに必要な要素

ティザーサイトを制作するうえで必要な要素はいくつもあります。

  • コンセプトにあったデザイン
  • リリース日(公開日)
  • サービス・商品概要
  • カウントダウン機能
  • SNSリンクや共有ボタン

これらをすベて満たせば、ユーザーの興味・関心が引けるサイトが作成できるでしょう。

コンセプトにあったデザイン

リリース前まで提供する情報は小出しにするのが、ティザーサイトの基本です。初めのうちは商品シルエット・リリース日・メッセージのみ掲載します。

その3つの情報だけでユーザーの期待値を高めるためには、サイトデザインも重要です。例えばゲームのティザーサイトを作る場合、その世界観が再現されたサイトデザインであればユーザーはワクワク感を味わえます。

コンセプトにあったデザイン・ビジュアルをしっかり考えてみましょう。

リリース日(公開日)

リリース日(公開日)はティザーサイトを作成するうえで重要な要素の1つです。具体的な公開日を告知することで、ユーザーの期待値を増幅させられます。

しかし、ただ日付を掲載するだけでは、ユーザーの印象に残らない可能性があります。その対策として、以下3つのポイントを取り入れてみてください。

  • 具体的な日付を公開する
  • カウントダウン機能を活用する
  • SNSやプロモーションも活用する

具体的な日付を公開することで、リリース日を忘れないようにカレンダーに入力してくれるかもしれません。

また公開まで10日を切ったら、カウントダウン機能を活用することで、ユーザーの興味を高められるでしょう。そのことがきっかけでSNSでティザーサイトが拡散されたり、公式サイトのアクセスが増えたりする可能性があります。

ティザーサイトだけでなくSNSも活用することで、より多くのユーザーの目に留まります。

サービス・商品概要

完全にサービス・商品の情報を公開してしまうとティザーサイトの効果が得られません。制作前にどのようにサービス・商品情報を提供していくか考えてみましょう。

サービス・商品名をただ掲載するだけでは、ユーザーから興味を持たれることはありません。
商品が誕生したストーリーやどんな想いで制作したかなどの秘話を共有すれば、ユーザーが興味・関心を持ってくれるでしょう。文章だけでなく画像・動画を用いることも効果的です。

カウントダウン機能

ユーザーのワクワク感を高めるためには、カウントダウン機能を活用するのがおすすめです。ユーザーの期待感を刺激でき、ティザーサイトに訪問する回数が増えるでしょう。

カウントダウンはリリース日が近くなってから実施することがおすすめです。あまり長い期間だと、ユーザーが飽きてしまうからです。

カウントダウン機能を用いたら、それにあわせて適宜情報を提供しましょう。再度ユーザーの興味・関心を高められます。

SNSリンクや共有ボタン

より多くのユーザーにリリース前の商品を知ってもらうためには、SNSリンクや共有ボタンを用意しておくことがおすすめ。

ユーザーが情報を拡散してくれたり、口コミを掲載してくれたりする可能性があります。それがきっかけで、自社商品に興味・関心を持ってくれる新規顧客を獲得できるかもしれません。

またユーザーの声も拾えるので、それを参考にして魅力的な商品・サービスにブラッシュアップできるでしょう。

ティザーサイトの事例

この章では2024年に作成されたティザーサイトを紹介します。参考になる部分があると思うので、確認してみましょう。

プロジェクトセカイ カラフルステージ!

プロジェクトセカイ カラフルステージ!|PR TIMES

画像引用:リズム&アドベンチャーゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』新プロジェクトティザーサイト公開|PR TIMES

2024年7月29日に公開予定の「プロジェクトセカイ カラフルステージ!」のティザーサイトです。キービジュアルと日付が掲載されていることがわかります。

全世界ダウンロード数3,900万を突破した大人気アプリゲーム「プロジェクトセカイ」。新リズム&アドベンチャーゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ!」の情報を徐々に告知していきました。

スマホゲームはユーザーの期待値を高めるために、事前登録キャンペーンを実施する傾向にあります。たくさんのユーザーが登録すればその分魅力的な特典がもらえます。目標を達成するために、ユーザーがSNSで拡散してくれるのでたくさんの人の目に留まります。

もしスマホゲームを告知するなら、事前登録キャンペーンを取り入れるとローンチ時に成功する確率がアップするかもしれません。

ATELIER YUM

ATELIER YUM|PR TIMES

画像引用:7月20日、ECサイト『ATELIER YUM』が誕生。ティザーサイトを公開!今だけLINEお友達追加で2000円オフクーポン実施中!|PR TIMES

YUSUKE TODA STUDIOは、さまざまな商品を取り扱う企業です。アートのエッセンスを取り入れた日用品を手に入れやすい価格で提供するプラットフォームを用意しました。

より多くのお客様に知ってもらおうと、7月13日にティザーサイトを公開しました。ティザーサイトのファーストビューには一面動画が流れており、どのような商品が販売されているかがわかります。

ページを進めると、2,000円OFFクーポンがもらえることがわかるので、初めて知った人も購入ハードルが下がります。ティザーサイトで商品を告知するなら、クーポンも用意しておくと良いかもしれません。

ゆるキャン△ ~ぱずるキャンプ~

ゆるキャン△ ~ぱずるキャンプ~|PR TIMES

画像引用:スマートフォン向けパズルゲーム『ゆるキャン△ ~ぱずるキャンプ~』2024年夏リリース決定! ティザーサイトも公開!|PR TIMES

2024年夏リリース予定の「ゆるキャン△ ~ぱずるキャンプ~」です。リリースに先駆けて、2024年7月3日にティザーサイトを公開しました。

ティザーサイトにはニュース、システム、キャラクターが掲載されています。開発中のシステムをチラ見せすることで、ユーザーはどのようなゲームなのかが想像できるでしょう。

「プロジェクトセカイ カラフルステージ!」と同様に、事前登録キャンペーンを用意。事前登録者数が達成されると、次は何万人でクリアできるか、特典は何なのかがわかるようなしかけに。

ユーザーの期待値が高まる工夫がされているティザーサイトです。

資生堂オンラインストア

資生堂|PR TIMES

画像引用:7月25日、資生堂公式ECサイト「資生堂オンラインストア」誕生。ティザーサイトを本日公開!事前エントリーキャンペーン実施中。|PR TIMES

さまざまな化粧品を販売している資生堂。「OMOTENASHI DX」を体現するプラットフォームを7月25日にリリースすると発表しました。

資生堂公式ECサイトの公開前に、お客様の期待値を高めようと2つのキャンペーンを開催。

・事前エントリーキャンペーン
初回購入時に「選べるサンプルセット」がもらえるキャンペーン

・Ticket To DIVE!キャンペーン
誕生月と名前を入力すると月ごとの誕生花をモチーフとしたオリジナルチケットがプレゼントされる。また抽選で30名に「夏のスキンケア詰め合わせセット」が当たるSNS投稿キャンペーンも実施。

化粧品を取り扱う企業は参考になるでしょう。

ゴリラのハイパワー

ゴリラのハイパワー|PR TIMES

画像引用:SNSでバズった「ゴリラのハイパワー」シリーズから第2弾の新製品ティザーサイトを公開!|PR TIMES

健康家電などを取り扱う株式会社ドウシシャ。ゴリラのハイパワーシリーズ第2弾を告知するためにティザーサイトを公開しました。

第1弾である「ゴリラのひとつかみ(ふくらはぎケア)」はネーミングの面白さもあり、10万個以上の発注が入ったヒット商品に。第2弾の商品も注目されるように、SNSでプレゼントキャンペーンを開催。新商品の名前を当てることで、抽選で3名に新商品をプレゼントするという企画でした。

結果的に多くの人の目に留まり、たくさんのユーザーが参加することとなりました。

ティザーサイトでユーザーの期待感を爆発させよう

ティザーサイトをうまく活用すれば、以下のメリットが得られます。

  • ユーザーの興味・関心を引きつけられる
  • ブランドイメージを構築できる
  • 途中で軌道修正できる
  • ローンチ成功率を高められる

紹介した事例からもわかるとおり、デジタル機器、大人向け高級ホビー商品、ゲームなどと相性が良いです。

これらの商品を取り扱っているなら、ティザーサイトの利用を検討してみましょう。

なお、ティザーサイトの制作が可能な会社の探し方・選び方がわからない!という方はWeb幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。

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