- 更新日 2024.03.21
- カテゴリー Webマーケティング
Webコンサルティングとは?依頼前に知っておきたい基礎知識・コンサル会社の選び方・注意点を解説【2024年最新版】
Webサイトや広告、SNSなどWebマーケティングをしようと思うが、ノウハウがない。もしくは、すでにWebマーケティングを始めているが成果が出ない。
そんなWeb担当者のお助けマンがWebコンサルタントです。
・そもそもWebコンサルティングとはなにをしてくれるもの?
・Webサイト制作は別会社に依頼すべき?
・Webコンサルティング会社はどう選べばいい?
そこで本記事では、依頼する前に知っておきたいWebコンサルティングの基礎知識、失敗しないWebコンサルティング会社の選び方を解説!Webコンサルタントとどう向き合っていくべきなのか?注意点も紹介していきます。
※自分でWebコンサル会社を探す時間がない、自社に合う会社をすぐに選んで欲しい方はWeb幹事にご相談ください。予算や目的などからコンサル会社を無料で選定します。
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Webコンサルティングのサービス内容と流れ
Webコンサルティングとは、Webに関する専門的なアドバイスを通じてクライアントの目的達成をサポートする仕事です。具体的には下記の内容となります。
- Web戦略の策定
- Webサイトの制作・改善・運用サポート
- Web集客(Webマーケティング)
Webコンサルティングでは上記の業務を通じて、クライアントの売上向上や顧客獲得の支援を行っています。一方で、インターネットの発達によりWebマーケティング施策は多岐にわたり、Webを活用して集客したい企業・店舗はそれぞれ異なる課題を抱えているのが現状です。
また「Webサイトを新たに構築するのか」「既存のホームページを改良するのか」といった具合で、クライアントの事業フェーズによってWebコンサルティングに求められるニーズも変化します。
以下からは、Webコンサルティングのサービス内容について解説していきます。
Web戦略の策定
- 市場調査
- 競合調査
- 企画立案
Webコンサルティングの基本は、クライアントの現状を調査・分析して、目的・ゴールを達成するためのWeb戦略を策定すること。どのような施策を実行するにしても、課題を踏まえたうえでの戦略策定が必須だからです。
市場調査、競合調査
具体的には、3C分析のように、客観的な視点でクライアント・競合他社・市場環境を調査し、自社の課題を明らかにし、制作するWebサイトの方向性を定める、あるいは既存Webサイトの改善に向けた方向性を定めて提案します。
企画立案
市場調査や競合調査を経て企画立案します。例えば今ご覧いただいている当サイトWeb幹事は、ホームページ制作の相談サイトです。「ホームページを作る費用がわからない」「作り方が分からない」などのニーズがある(市場調査)と判断し、当時はホームページ制作の悩みに応える記事がなかった(競合調査)結果、このサイト(オウンドメディア)を立ち上げることを決めました。
Webサイトの制作・改善・運用サポート
- サイト制作
- サイト分析
- サイト改善
戦略を踏まえたうえでのWebサイト制作、既存サイトの分析・改善もWebコンサルティングサービスのひとつ。また、Webサイトの運用面をサポートすることも、Webコンサルティングサービスのひとつです。
サイト制作
当サイトWeb幹事は、自社に最適なホームページ制作会社とマッチングできるようにすることが目的なので、電話帳のように全国の制作会社を探せるポータルサイトにしました。
サイト分析
Webサイトは作って終わりではなく、サイト分析を行います。サーチコンソールやGoogleアナリティクスなどの分析ツールを使って、どれくらい見られているのか、どんなキーワードで検索しているのか、など様々な観点から分析します。
サイト改善
アクセスは増えたが問い合わせ・購入(CV = コンバージョン)につながらないといったケースでは、解析ツールやヒートマップを使った分析、A/Bテストによる改善を。アクセスの集まるコンテンツ制作に向けたサポートを提供するなどが挙げられます。
Webコンサルティング会社が戦略からWeb制作までトータルに請け負うパターンもあれば、要件定義や設計のみをサポートし、適切な外注先を探すパターンもあります。
少し難しい専門用語が出てきましたので、以下の記事も参考ください。
Web集客(Webマーケティング)
- SEO対策
- Web広告
- SNSマーケ
Webサイト・ECサイトを立ち上げたのはいいが、思うようにアクセスが集まらない。こうした多くの企業・店舗が抱える課題である、Web集客をサポートするのもWebコンサルティングサービスのひとつです。具体的には以下のようなものが挙げられます。
・SEO対策で検索結果から流入を増やす
・各種Web広告の運用提案・代行
・インフルエンサーも活用したSNSマーケティング
・動画・オウンドメディアを活用したコンテンツマーケティング
SEO対策
SEO対策とは検索エンジンで上位表示する手法です。上位に表示されると多くの流入が見込め、また悩みを持っている人が訪れるので、その課題を解消できるものを提供できれば購入や申し込みなどのCV(コンバージョン)につながります。
Web広告
Web広告は検索エンジンの最上位に表示されるリスティング広告や、Webサイトやアプリの広告枠に表示されるディスプレイ広告を指します。
SNSマーケ
SNSマーケティングは、TwitterやInstagramなどのアカウントを作っての運用や、お金を出して表示を増やす広告も含まれます。
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Webコンサルティングを受けた方が良い会社の特徴
次にWebコンサルティングを受けたほうがいい会社の特徴を3つ解説します。
- Web集客が未経験
- 成果が出ずプロからノウハウを学びたい
- Webマーケティングをさらに強化したい
Web集客が未経験
初めてWebマーケティングに取り組む場合はWebコンサルをおすすめします。Webマーケティングでやることは多岐に渡り、どの施策を選択するべきなのかを見抜くだけでも至難です。まずは自社でやってみて試行錯誤しながら学ぼうと考える企業も多いですが、ほとんど途中で挫折します。何をどうすれば良いのか分からず袋小路に陥る可能性が高いのです。
最初はWebコンサルティングを3〜6ヶ月ほど依頼してみて、これならやれそうだと判断してから自社でやる方法をおすすめします。投資額も抑えられる上に、後になってから「最初から依頼しておけばよかった」と後悔することもありません。
成果が出ずプロからノウハウを学びたい
すでにWebマーケティングに取り組んでいるものの成果に結びついていない企業もWebコンサルティングの依頼を検討してみてください。コンサルを依頼する予算がない企業も多いと思いますが、半年間だけでも依頼し、その間にプロのノウハウを学んで後は自社でやりましょう。
半年間は依頼して欲しいのは、3、4ヶ月ではWebマーケティングの成果が出ていないので、本当に正しいやり方か判断が難しいです。半年間でトライアンドエラーをやって成果があった方法を学びましょう。
Webマーケティングをさらに強化したい
すでにある程度は成果が出ている企業もWebコンサルティングを依頼する方法をおすすめします。その場合は、ガッツリと自社に寄り添ってもらうというより、例えば月に1度だけアドバイスをもらう程度のコンサルで大丈夫です。次章で当サイトWeb幹事の事例で詳しく説明します。
Webコンサルティングの事例
続いてWebコンサルティングを依頼するメリットをイメージしやすいよう、事例を2つ紹介します。
ホームページリニューアル後、サイト内のオーガニック流入が972%アップ
画像引用:プラスファクトリー株式会社
成果:サイトリニューアル後、オーガニック流入(自然検索流入)が972%アップ。WEB広告活用で初診予約数42%アップ
広島県の美容クリニック「ネビュラクリニック」の事例です。
現状の課題を分析し、ホームページに必要な要素を抽出。さらにクリニックのコンセプトにあわせて高級感のあるサイトデザインを取り入れリニューアルを進めました。
結果、サイトの利便性が高まったことでストレスなく安心感を与えられるホームページを実現でき、オーガニック流入と初診予約数を大きく伸ばす成功を得られました。
【参考】当サイトがWebコンサルを依頼した事例
当サイトWeb幹事はSEOに特化したWebコンサルティングを依頼しています。企画提案からお願いするわけではなく、月に1回1時間のMTGを設置しています。SEOに関する最新の情報提供をしてもらい、こちらからSEOやサイト改善に対する質問やアドバイスをもらっています。1回数万円で弁護士に相談するようなイメージです。
GoogleのSEO担当とも日頃、話しているコンサルタントなのでWeb上では公開されていない情報も提供してもらえ、よほどSEOに精通していないと答えられない質問もあるので、月に1回だけでも成果は大きいです。
このようにWebマーケティングですでに成果を出している企業が、さらに売上や集客を伸ばすためにWebコンサルを依頼するのもおすすめです。
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Webコンサルティングの費用相場
Webコンサルティングの費用相場は下表のとおりです。
月額料金 |
概要 |
コンサル内容 |
数千円〜5万円 |
チャット相談のみ |
・相談はチャットやメールのみ ・アクセス数など簡単な数値レポート作成 ・質問回数を設けているところもあり |
5〜10万円 |
チャット相談 月1回の会議などを行う場合も |
・上記に加えて戦略立案や改善案の提示 ・検索ニーズ調査、競合調査なども実施 ・SEO、広告、マーケティングのアドバイスも ・何度でも相談可能(回数制限あるところも) |
10〜30万円 |
オンラインMTGや 定例会議で改善案の指示・提案 |
・上記に加えてオンライン会議や定例会議を実施 ・客観的な分析・解析に基づいた総合的なアドバイス ・SEOやリスティング広告の実行 (別途料金がかかる場合あり) ・会社によってはコンサルだけでなく「実行」まで行う ・会社やサイト規模によって料金が変動するので要確認 |
30〜100万円 |
オンラインMTGや 定例会議で改善案の指示・提案 運営代行に 近いことも行う |
・サイト制作・改善・運用まで総合的にサポート ・Webコンサルだけでなく経営コンサルに近い内容 ・SEO、広告などのWeb集客全般の提案や実施 ・サイトリニューアル、ホワイトペーパー作成など ・基本的にコンサル以外の「実行」の部分までカバー ・会社やサイト規模によって料金が変動するので要確認 |
Webコンサルティングの費用は月額料金制になっています。費用を事前に知っておくと、自社の目的を達成するためにいくらかかるか、目星をつけやすくなります。
Webコンサルティングの費用相場は主に相談の回数と、提案内容の深さによって決まります。相談できる回数が多いほど費用が高くなり、最も安い数千円〜5万円の価格帯では、一か月あたりに質問できる回数に制限があることもあります。
また、提案内容が深いほど高くなります。数千円〜5万円の価格帯ではアクセス数などをまとめたごく簡単なレポートを提出してもらえる程度ですが、5〜10万円ではWebサイトの戦略や具体的な改善点を提示してもらえます。30〜100万円/月の価格帯ではさらに、改善の提案にとどまらず、施策を実施するところまで依頼できます。
Webコンサルティングの費用について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:Webコンサルティングの費用を徹底解説!依頼すべき理由や選び方のポイントまで紹介
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Webコンサルティング会社の種類
Webコンサルティングの領域が非常に幅広いことは理解できたでしょう。ただし、コンサルティング会社によって提供するサービス、得意分野はそれぞれ異なります。適切な依頼先を選定するためにも、どのような特徴を持つWebコンサルティング会社があるのか把握しておくことが重要です。
集客・マーケティングに強いWebコンサルティング会社
まず挙げられるのは、Web広告やSEO対策などの集客・マーケティングに強みを発揮するWebコンサルティング会社です。既存のWebサイト・ECサイトの効果を最大化したい、集客したいと考える企業・店舗の方であれば、候補先の筆頭に挙げられるでしょう。
施策の中心は、予算の範囲内で効果的にWeb広告の運用を代行する、あるいはSNSマーケティングを展開すること。SEO対策にもとづいたサイト改善などの施策も実行されますが、Webサイトの戦略や方向性を変えるようなものではありません。Webマーケティングとしてサービスを提供する会社もあります。
サイト制作・改善に強い会社
Webサイト・ECサイトの制作にとどまらず、分析・効果測定をもとにしたサイト改善に強みを発揮するWebコンサルティング会社も多数存在します。Web制作会社をベースにしているケースも多く、中長期的な観点で自社サイトを成長させていきたい企業・店舗の方に向いているでしょう。
具体的には、A/BテストやLP(ランディングページ)制作など、集めたユーザーを取りこぼしなく問い合わせ・購入につなげるコンバージョン率(CVR)改善、運用面でのコンサルティングが主体となります。
サイトのSEO対策も実行されますが内部対策が中心。内部対策はサイトの骨組みを作ったり、リフォームをしたりする作業のこと。エンジニアの知識を必要とします。
関連記事:SEOの内部対策の基本と15のチェックリスト!外部対策との違いも解説
戦略立案に強いWebコンサルティング会社
ここまでのWebコンサルティング会社は、集客、CVR改善といった直接的なWeb課題を解決する「施策実行型」。他にも「Web戦略立案型」ともいえる、企業経営とリンクした提案に強みを持つWebコンサルティング会社もあります。
このタイプのWebコンサルティング会社は、事業を成長させていくためのひとつの手段として戦略を策定していくため、どちらかといえば経営コンサルティングに近いサービス。自ら制作に携わるというよりは、主に上流工程を担当して適切な人材・外注先を配置するイメージです。
ワンストップ型・分野(領域)特化型
ワンストップ型とは、提案から制作・マーケティング・運用までをトータルに依頼できるWebコンサルティング会社のこと。分野(領域)特化型とは、Web戦略のみ、マーケティングのみ、サイト改善のみ、EC特化型といったサービスを限定するWebコンサルティング会社です。
※Web幹事では、おすすめのWebコンサルティング会社を特集した記事もありますので、以下も参考にしてください。
関連記事:Webコンサルティングに強い優良会社をプロが厳選!
おすすめのWebコンサルティング会社4選
ここからは、先ほど解説しましたWebコンサルティング会社の特徴を持った会社を紹介していきます。
- 株式会社ラウンドナップ
- インフォメーションメディアデザイン株式会社
- 株式会社メンバーズ
- ナイル株式会社
株式会社ラウンドナップ
集客・マーケティングに強いWebコンサルティング会社として、埼玉県新座市を拠点とする株式会社ラインドナップを紹介します。
同社は720社以上のコンサルティング実績を持ち、お客様のニーズに応じて多彩なサービスを提供している会社です。毎月の継続的なコンサルティングや単発のアドバイスだけでなく、SEO対策・広告運用といったWeb施策も代行できるプランまで、包括的にサービス展開しています。
創業当初から売上よりも価値提供に注力し、Webに苦手意識を持つ個人に対してもサービスを提供。オンラインでのコンサルティングにも対応しており、問題解決まで迅速に対応できる点も強みです。
インフォメーションメディアデザイン株式会社
サイト制作・改善に強いWebコンサルティング会社として、大阪府大阪市にあるインフォメーションメディアデザイン株式会社を紹介します。
2000年に設立されたデジタルマーケティングの専門集団で、ホームページ制作から集客対策・SEO対策・リスティング広告のコンサルティングまで幅広くサポート。綿密なヒアリングで戦略を策定し、Webサイトの公開後も効果測定を行いながらブラッシュアップを続けます。
またデータに基づいた具体的な提案が得意で、Webサイトの制作・改善だけでなくEFO(問い合わせフォーム最適化)においても豊富な専門知識を持っています。
株式会社メンバーズ
戦略立案に強いWebコンサルティング会社として、東京都中央区に本社を構える株式会社メンバーズを紹介します。
1995年の設立時はWeb制作会社として事業展開していましたが、SNSの普及に伴いソーシャルメディア支援に焦点を当てて事業展開。戦略的なコンテンツマーケティングの推進により、Webサイトの更新・保守・効果測定や、Web広告・SNS運用など幅広くサービスを提供してきました。
現在は大手企業に向けたデジタルビジネスの支援業務が中心で、新規Webサイトの制作だけでなく、企業合併に伴うWebサイト統合・ECサイトのリニューアルなども担当しています。
ナイル株式会社
ワンストップ型・分野(領域)特化型Webコンサルティング会社として、東京都品川区にあるナイル株式会社を紹介します。
同社はオウンドメディアの内製化支援が得意で、主にコンテンツマーケティング支援・Webサイト運用戦略支援・SEO戦略設計のWebコンサルティングを提供。課題分析から改善の方向性を導き出す思考力だけでなく、戦略を具現化する実行力も兼ね備えている専門家集団です。
また三井住友カード株式会社や川崎重工業株式会社といった大手企業の支援実績も豊富で、社外のライターに任せるのが難しいBtoBサイトのコンテンツ制作を、自社で内製化できるようサポートも実施しています。
フリーランスのWebコンサルに依頼して大丈夫?
Webコンサルティングに関してはコンサル会社とフリーランスで料金の差や実力の差などは明確にありません。フリーランスでも料金を高く設定しているコンサルは多いです。一点おすすめは、同時に複数社のWebコンサルティングを担当しているフリーランスや会社です。
例えばSEOで順位の変動があったときも1社だけの分析であれば、自社が悪かったのか他社も同じなのかなどのデータがありません。複数社のWebコンサルティングを担当していると、いろんなデータを比較しやすくなるので、分析が正確になります。なので、結論を言うとコンサル会社かフリーランスかどうかは、そこまで気にしなくていいでしょう。
リスクを言えば、フリーランスは万が一、不慮の事故や病気にあったとき稼働がストップしてしまいますが、コンサル会社であれば代わりを探せるので、トラブル時は有利になります。
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失敗しないWebコンサルティング会社の選び方
それでは、自社に最適な一社を選ぶにはどうすべきなのか?選び方のヒントとなるポイントを紹介していきます。
課題はなにか?自社で改善できないか?整理する
Webコンサルティング会社への依頼を検討しているのならば、その要因となるWeb課題があるはず。その課題はなにか?どこに原因があるのか?自社で改善できないか?洗い出して整理することが先決です。
解決すべき課題がハッキリしていなければ、なにを依頼していいかがわかりません。課題と原因が明確で自社で解決可能なら、コンサルティングを依頼する費用も抑えられます。なんだか理由はわからないけど、うまくいっていないから相談してみようといった姿勢ではなく、まずは落ち着いて現状の課題を把握することが重要です。
依頼したい内容を明確にする
Web課題を自社で改善・解決するのは難しい、そう判断したのであれば、Webコンサルティング会社に依頼する目的・内容を具体化しましょう。
月間100万PVのWebサイトを作りたい・リニューアルしたい、ユーザー数を現在の3倍まで増やしたい、問い合わせ件数を3倍に増やしたいなど、依頼内容は数値など具体的であればベスト。Webコンサルティング会社も、明確な数値目標・ゴールが分かっていれば、よりよい提案をしやすくなります。
Webコンサルティング会社の対応領域を確認する
依頼の目的・内容をもとに、Webコンサルティング会社の業務対応領域を見ながら候補をピックアップしていきましょう。
Webサイトを制作したい、リニューアルしたいといったケースも含め、一般的にはワンストップ型のWebコンサルティング会社がおすすめ。マーケティングを展開するにあたってサイトの改善が必要になるなど、Web課題には複数の要因が密接に関わっていることが珍しくないからです。
もちろん、社内にリソースがあって集客だけして欲しいというケースなら、マーケティングのエキスパートを起用した方がいい場合も。ECサイトの改善が目的なら、EC特化型のコンサルティング会社を選定する方がベターです。
Webコンサルティング会社の実績を確認する
これまでにどのような実績を積み重ねてきているのか?Webコンサルティング会社を選定するうえで、実績は重要なポイント。自社と業界・業種の近い実績を持つのか?具体的にどのようなサポートを提供しているのか?などを中心に確認していくといいでしょう。
ただし、実績のみにとらわれてしまうのも考えもの。なかには数字だけを強調した実績をホームページに掲載している会社もあるからです。動きの速いWebの世界でキチンと結果を残せているのか?直近の実績・成果を中心に確認することがおすすめです。
Webコンサルタントとの相性を見る
担当となるWebコンサルタントとの相性のよさを確認することも重要なポイント。Webコンサルタントの仕事は、クライアントのビジネスを深く理解して目的達成に向けたベストの施策を提案すること。そのためには、同じゴールを目指して協働する相性のよさが欠かせないからです。
実際、コンサルタントのなかには自身の知識・スキルを過信するあまり、意見を押し付けてくる傾向にある方が少なくないのも事実。契約するのは会社という法人であっても、担当者として自社に関わるのがWebコンサルタントという個人であることを忘れてはいけません。
また、問い合わせを受け付けた窓口と、実際にコンサルを行う担当者が違うことが多いので、注意してください。
※ここまで読んで、Webコンサルティング会社を探すのは難しそう、時間もない、やっぱりプロに選んで欲しいと思われた方は、Web幹事にご相談ください。
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Webコンサルタントとどう向き合うか?依頼を成功させるポイント
Webコンサルティングを依頼したことで大きな成果を上げている企業がある一方、思ったような結果が得られなかったというケースがあるのも事実です。
適切なWebコンサルティング会社の選定以外にも、クライアントとして課題にどのように取り組んでいくべきなのか?依頼側の姿勢に問題があるケースも多いからです。
コンサルティングの基本はアドバイス
依頼が失敗に終わってしまうもっとも大きな要因として挙げられるのは、依頼側がWebコンサルタントに頼り切ってしまうこと。
Web課題を明らかにし、解決策を具体的な施策まで落とし込むことがWebコンサルタントの役割ですが、基本はあくまでも助言・アドバイスとしての提案であることを忘れてはなりません。提案を受け入れるか否か?最終決定に責任を持つのは自社であり、結果に対しても責任を負う必要があります。
当事者として解決すべきWeb課題に積極的に取り組み、コンサルタントとの協力関係を築いていくことが重要なポイントです。
Webコンサルタントのやる気を高めるのはクライアントの熱意
課題への積極的な取り組みは、Webコンサルタントのやる気を高め、よりよい提案を引き出すための最善の方法でもあります。クライアントの熱意が高ければ高いほど、その効果は高まるといってもいいでしょう。
そのためには、Webコンサルタントの提案に耳を傾けるだけではなく、課題解決に向けた自社なりの仮説を立ててディスカッションを重ねていくことが有効です。どんなに調査・分析を重ねても、細かな内部事情まで把握することは外部Webコンサルタントには困難。
クライアントからの積極的な関与があれば、Webコンサルタントのやる気を刺激できることはもちろん、情報が多ければ多いほど提案の精度も高められます。
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Webコンサルティングまとめ
本記事では、依頼する前に知っておきたいWebコンサルティングの基礎知識、失敗しないWebコンサルティング会社の選び方や注意点を解説してきました。
Webコンサルティングとは、主にホームページを分析して課題や問題を抽出し、改善案を提案してもらうサポート。ニーズにあわせた適切なWebコンサルティング会社を選定すること、そして、当事者意識を持って課題に取り組んでいくことが重要です。
初めてWebマーケティングを行う方は、半年〜1年間だけWebコンサルティングを依頼してノウハウを学ぶ、そのあとは自分でWebマーケティングを行う方法もおすすめ。
ただし、多種多様なWebコンサルティング会社があり、会社選びの失敗は避けたいところ。自社に合うWebコンサルティング会社の選定はWeb幹事にお任せください。
専門のアドバイザーが丁寧にヒアリングし、予算にあった最適な開発会社を選びます。紹介した会社に必ず発注する必要はありませんので、ご安心ください。
Q. Webコンサルティングとは何ですか?
クライアントのWebサイト分析から問題点をあぶり出し、改善策を実際の施策にまで落とし込む施策のことです。Webを活用する企業・店舗からの依頼に応じて、専門的な知識を駆使しながらアドバイスし、目的・ゴール達成までサポートします。
Q. Webコンサルティングとは何をしてくれるものですか?
Webコンサルティングは、クライアントのWebサイトを調査・分析し、課題や問題を明らかにし、改善策や解決策を提案するサービスです。WebマーケティングやWebサイト制作に関するアドバイスやサポートを行います。
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さらに相場を理解するためのポイントや
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この記事を書いた人
梓澤 昌敏
専門分野: 音楽・映像制作、オウンドメディア、ビジネス
音楽・映像制作の現場を経て、スタジオ構築側の業界へ。マネージャー・コンサルタントとして制作現場の構築に携わる一方、自社オウンドメディアの立ち上げを含むマーケティングも担当してきました。現在アメリカ在住。作曲を含む音楽制作も提供しています。
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