「効率的にWebサイトを運営できるだけではなく、マーケティングにも積極的に活用できるCMSを導入したい」そんな企業担当者の方であれば、パッケージ型オールインワンCMS「HeartCore CMS」の導入を検討しているはずです。
・HeartCore CMSの料金は?導入形態やライセンス形態を知りたい
・HeartCore CMSが向いている企業は?
本記事では、HeartCore CMSの導入を検討している方の参考になるよう、料金・ライセンスの内容を解説します。また、どんな企業にHeartCore CMSが向いているのかも紹介していきます。
※HeartCore CMSを含むCMS導入を検討している方は、Web幹事にご相談ください。予算や目的などをヒアリングした上で、御社に最適なサービスを選定します。
【無料】おすすめのCMSを選んでもらう
HeartCore CMSの参考料金としては2,900,000円から
HeartCore CMSの料金自体は公開されていないため、具体的な料金が知りたい場合は公式サイトにて問い合わせが必要。ただし、過去に公開されていたHeartCore CMSの料金が導入検討の参考になるかもしれません。念のため紹介しておきましょう。
料金プラン
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HeartCore
Core Service
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HeartCore
CXM Digital Marketing
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HeartCore
CXM Campaign Suite
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初期費用
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2,900,000円〜
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5,800,000円〜
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9,800,000円〜
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年間保守費用
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522,000円〜
(43,500円 / 月)
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1,044,000円〜
(87,000円 / 月)
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1,764,000円〜
(147,000円 / 月)
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HeartCore CMSには、基本機能を搭載した「Starter」、コンテンツ管理 / MA / SEO機能を追加した「Standard」という2つのライセンスが用意されています。機能面でいえば、現在の「Starter」が「HeartCore CXM Digital Marketing」に、「Standard」が「HeartCore CXM Campaign Suite」の料金に近くなると考えられます。
ライセンスそれぞれの機能、追加できるオプションは以下の通りです。
機能
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HeartCore Starter
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HeartCore Standard
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CMS
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◯
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◯
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デジタルマーケティング機能
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◯
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◯
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サイト内検索
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◯
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◯
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DAM
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オプション
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◯
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PIM
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オプション
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◯
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ヘッドレスコンテンツ配信
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オプション
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◯
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CRM / MA
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オプション
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◯
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SEO解析
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オプション
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◯
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動画制作・編集
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オプション
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オプション
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翻訳
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オプション
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オプション
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地域 / 企業情報IP
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オプション
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オプション
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DAMは、テキストや画像、動画などのデータ管理手法。イラストやCADなどの素材データなど企業で必要なデータを一元管理できるのです。HeartCoreなら、販促の関係者全員がいつでも最新データで情報共有できます。
PIMは、商品情報やプロモーション情報なども管理するシステム。 DAMで商品写真や価格などを管理できますが、商品の組み合わせや部品まで企業内のあらゆるデータを一元管理できます。HeartCoreなら、社内の各部門で管理する情報を一元管理が可能です。
画像引用:Heart Core
ヘッドレスコンテンツ配信では、SNSやサイネージなどのコンテンツ・データ管理もできます。
このように、HeartCoreにはデジタルマーケティング機能が豊富に搭載。Webサイトを訪れたユーザー行動を分析し、パーソナライズされた適切なコンテンツの配信を可能にしています。
パッケージ型であるHeartCore CMSは、自社内へのオンプレミス運用にも対応しますが、同社が推奨するのは「AWS」「Azure」のクラウドプラットフォームです。OS含む、そのほかの動作環境は以下の通りです。
OS
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Linux(RedHat / CentOS / FedraCore / Scientificなど)、
Windows Server 2016
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データベース
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MySQL 5.7、8.0 / MariaDB 10.5 / Oracle 19c / SQL Server 2016
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Webサーバ
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Apache 2.x / nginx 1.x / IIS 10
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アプリケーションサーバ
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Tomcat 8.5、9.0 / WebLogic 14 / WebSphere 9
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管理者ブラウザ
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Firefox / Chrome / Safari / Edge
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HeartCoreと類似サービスの料金比較
HeartCoreと類似サービスを比較することで、HeartCoreのメリットを理解できます。上長への説得材料にもご活用ください。
Movable Type
画像引用:Movable Type
サービス
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Movable Type (ソフトウェア版)
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HeartCore
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初期費用
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90,000円
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参考料金としては2,900,000円から
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月額費用
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0円
※ただしサーバー費用・
ドメイン維持費用は別途かかります
※購入から2年目以降、
バージョンアップメンテナンスなどのために
年間30,000円(税別)が必要
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なし
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特徴
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国内5万サイト以上の圧倒的な導入実績
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カスタマイズしやすく、
他のサービスとの連携も可能
多言語サイト対応に強い
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Movable Typetがおすすめの人・企業
- 国内での導入実績が多い老舗のものがいい
- 管理画面が使いやすいものがいい
Movable Typeは商用パッケージ型CMSとして2015年から国内導入シェア(数量ベース)4年連続1位の実績を持ち、圧倒的に国内での導入実績が多い老舗のCMSです。
メンテナンス費用には、バージョンアップのための機能強化、脆弱性対応なども含まれます。そのため、コーポレートサイトなどでMovable Typeを利用する場合にはこの費用が必要となるのです。
2001年にブログエンジンとして開発されて以来、さまざまな組織に導入されており、その数は国内5万サイト以上と圧倒的な実績を持っています。中小企業から大企業、そして大学など導入先は多岐にわたります。
開発当初から常にアップデートをかけているため、管理画面の使いやすさには定評があります。またスマホからも管理画面にアクセスでき、更新が可能です。
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NOREN
画像引用:NOREN
サービス
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NOREN
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HeartCore
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初期費用
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スモールスタートプラン:
プロジェクト総予算として1,000万円~
全員参加型のCMS基盤構築プラン:
プロジェクト総予算として2,000万円~
デジタルマーケティングの
基盤構築と実現プラン:
プロジェクト総予算として5,000万円~
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参考料金としては
2,900,000円から
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月額費用
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なし
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なし
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特徴
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国内5万サイト以上の圧倒的な導入実績
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カスタマイズしやすく、
他のサービスとの連携も可能
多言語サイト対応に強い
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NORENがおすすめの人・企業
- 大手企業や官公庁への導入実績が豊富なものがいい
- とくにセキュリティが強いものがいい
NORENは2020年4月時点で導入社数730社を超え、「三菱重工業株式会社」「九州旅客鉄道株式会社(JR九州)」など大手企業や官公庁への導入実績が豊富なCMSです。
どのプランにも料金には、CMSライセンス、初年度保守費、Web制作費、プロジェクト管理費が含まれています。NORENはとくにサポートが充実。NORENを提供している株式会社のれんは、パッケージソフトの導入支援を得意とする株式会社アシストのグループ会社です。そのため導入後のサポートが非常に手厚く、安心感があります。
また、コンテンツの管理をするサーバに外部からはアクセスできないためセキュリティに秀でています。またあらかじめページを生成するコンテンツ管理方式のため、管理サーバに不具合が出た際にもサイトの閲覧に問題が出ません。
民間企業から官公庁までさまざまな組織体制にもきちんと最適化した導入支援を実現しているため、導入企業の87%が導入後の運用体制を社内で確立できています。
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HeartCoreがおすすめ・向いている企業
これらに該当する場合は、HeartCoreの導入を検討しましょう。おすすめの企業がわかれば、導入の検討を行いやすくなります。
マルチドメイン・マルチブランドサイト
HeartCore CMSの料金は、気軽に導入を決められるわけではないことも事実。反面、マルチドメイン・マルチブランドのWebサイトを運営したい企業にとっては、むしろHeratCore CMSの料金は安価だともいえるでしょう。これは、HeartCore CMSのライセンス料金が「サーバ単位」となるためです。
HeartCore CMSを共通プラットフォームとして利用することで、目的の異なるさまざまなWebサービスをワンライセンスで展開できるメリットが得られます。実際に株式会社日比谷花壇もHeartCoreにて、複数サイトを運営しています。
画像引用:hibiyakadan
海外との取引・海外向けのサービスをしている
自動翻訳機能の搭載されたHeartCore CMSなら、言語ごとのドメインを用意することなく簡単にグローバルサイトを構築できます。170もの言語に対応するほか、ブラウザの優先言語、ドメインの地域、ユーザーによる切り替えなどが可能なのもポイント。オプションでコンテンツの翻訳を効率化する「GlobalLink Localization Suite」とも連携できます。実際に日本航空のサイトもHeartCoreにて制作しています。
画像引用:JAL
ちなみに、リリース以来、一度もセキュリティトラブルを起こしたことのないHeartCore CMSは、三菱UFJモルガン・スタンレー証券などの金融・証券業界も採用する、安全性の高さが確保されています。これはSQLインジェクションなど、動的CMSの弱点を突く攻撃に対するデータベースの堅牢性が確保されているから。MariaDB、MySQLなど、DBMS(データベースマネジメントシステム)構築サービスも請け負う同社ならではの特徴です。
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新情報!ヘッドレスコマースのフロントエンド
画像引用:HeartCore
2022年10月に発表されたばかりのGMOメイクショップ / 鈴与シンワートとの協業ソリューションにより、HeratCore CMSにできることがまたひとつ増えました。
具体的には、GMOのヘッドレスコマース「クラウドECプラン」をECのバックエンドとし、HeartCore CMSで自由にカスタマイズできるフロントエンドを構築。EC機能を取り入れながら、HeartCore CMSの利点であるセキュリティを担保し、DAM / PIM /ヘッドレス配信機能も利用できるようになります。
両者のプラットフォームを統合する役割は鈴与シンワートが担いますが、単なるシステムインテグレーションにとどまらず、静代ならではの物流コンサルティングも提供できる要諦です。
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HeartCore料金まとめ
本記事では、HeartCore CMSの導入を検討している方の参考になるよう、HeartCore CMSの料金・ライセンスを解説しました。また、どんな企業にHeartCore CMSが向いているのかも紹介してきました。
安価だとはいえない料金のHeartCore CMSではありますが、最新の機能をいち早く取り入れるフットワークの軽さは魅力。DAM / PIM /ヘッドレス配信機能などは、現時点で必要ないと感じる方も多いかもしれませんが、数年後には当たり前の機能になっている可能性もあります。今のうちからHeratCore CMSを検討してみては如何でしょうか?
※HeartCore CMSを含むCMS導入を検討している方は、Web幹事にご相談ください。予算や目的などをヒアリングした上で、御社に最適なサービスを選定します。
コンサルタントのご紹介
代表取締役
岩田 真
2015年にWeb制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。
ホームページ制作のオンライン相談窓口「Web幹事」は、35,000件を超える豊富な相談実績と幅広い知識で、お客様のあらゆるニーズにお応えします。
Web制作業界のプロが丁寧にヒアリングしますので、
初心者の方でも安心してご相談ください!
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Q.
ハートコアCMSとは何ですか?
「HeartCore(ハートコア)CMS」は国内シェアNo.1のCMSで、上場企業を中心に国内650社の導入実績を誇っています。 多種多様なデータと連携した販売・予約サイト制作が強みです。
Q.
HeartCore CMSが向いている企業は?
HeartCore CMSが向いている企業の特徴として「海外向けのサービスを提供している」「マルチブランドサイトを運営している」等が挙げられます。詳しい選び方については記事をご覧ください。
Q.
HeartCore CMSの料金は?
HeartCore CMSの料金は公開されていないため、具体的な料金は公式サイトへの問い合わせが必要です。