- 更新日 2026.01.20
- カテゴリー ホームページの作り方
ポータルサイト作成の全手順を6ステップで解説|作り方の基本まとめ
ポータルサイトを作りたいと考える際、「なるべくコストを抑えたい」「プログラミング知識がないけれど自分で作れるのか」「具体的な手順が知りたい」といった悩みを持つ方は多いでしょう。
情報の入り口となるポータルサイト作成の第一歩は、大きく分けて「ツールを使って自作する」か「制作会社へ外注する」か、自社に合った方法を選択することです。この選択を間違えると、運用に乗らなかったり、予算オーバーになったりするリスクがあります。
そこで本記事では、自社に適した構築方法の選び方から、具体的な作成手順、費用感、失敗しないためのポイントまでを徹底解説します。最後までご覧いただければ、ポータルサイト作成の全体像がつかめるはずです。
※ポータルサイトの構築やリニューアルを依頼する会社を現在お探しの方は以下の記事を参考にしてください。
関連記事:ポータルサイト構築に強いホームページ制作会社を厳選
※簡単な質問に答えるだけ!さくっと見積もりが知りたい方はこちらのシミュレーションがおすすめです。回答内容をもとに、Web幹事に登録されている5,000社の料金データから見積もりを算出します。
ポータルサイトの作成方法と構築手法は主に3つ
ポータルサイトを構築する方法は、予算や目的、社内の技術力によって主に以下の3つに分けられます。
- ノーコード・自作ツール
- CMS・パッケージ活用
- スクラッチ開発(外注)
それぞれの特徴や費用感、難易度を比較した表が以下です。まずは自社の状況に照らし合わせて、どの手法が適切かを確認しましょう。
| 項目 | ノーコード・自作ツール | CMS・パッケージ活用 | スクラッチ開発(外注) |
| 費用感 | 無料〜数万円 | 50万円〜500万円 | 500万円以上 |
| 開発期間 | 即日〜1ヶ月 | 1ヶ月〜3ヶ月 | 3ヶ月〜 |
| 拡張性 | △ | ⚪︎ | ◎ |
| 難易度 | 低〜中 | 中 | 高(要件定義など) |
ポータルサイトといっても、Webサイトであることには変わりありません。そのため、制作会社に構築を依頼する際の制作フローも、一般的なWebサイト制作と大きく異なるわけではありません。
ただし、ポータルサイトならではの注意点があるのも事実。それを踏まえながら、ポータルサイトの制作フローを紹介していきましょう。
1. 無料ツールやノーコードで自作する
もっとも手軽に始められるのが、GoogleサイトやWordPressなどの無料・安価なツールを使って自社で作成する方法です。プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作でサイトを構築できるサービスが増えています。
【メリット】
・コストがほぼゼロ:ツール自体の利用料やサーバー代(ホスティング代)のみで済むため、圧倒的に安価です。
・即日公開が可能:契約・登録してすぐに作成に着手でき、早ければその日のうちに公開できます。
【デメリット】
・デザイン・機能の制限:テンプレートの範囲内でしかカスタマイズできないことが多く、独自のデザインや複雑な検索機能の実装は困難です。
・セキュリティリスクと運用負荷:セキュリティ対策やアップデート対応をすべて自社で行う必要があり、社内担当者の負担が大きくなります。
関連記事:簡単にWebサイト制作できるノーコードツール8選|表でわかりやすく比較【2026年最新版】
2.CMSやパッケージ製品を活用する
ポータルサイト構築に特化したパッケージ製品や、WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)をベースに制作会社へ依頼する方法です。世の中のポータルサイトの多くはこの手法で作られています。
【メリット】
・必要な機能が標準搭載:ポータルサイトに必要な「検索機能」「会員管理」「記事投稿」などがあらかじめ用意されており、ゼロから作るよりも効率的です。
・開発期間の短縮:ベースとなるシステムがあるため、スクラッチ開発に比べて短期間での導入が可能です。
【デメリット】
・ライセンス費用:商用パッケージの場合、初期費用とは別に月額や年額のライセンス利用料がかかる場合があります。
・独自カスタマイズの制限:パッケージの仕様に依存するため、完全に独自の機能を追加しようとすると、かえってコストが嵩む、あるいは対応できない場合があります。
3.制作会社への依頼やスクラッチ開発を行う
既存のツールやパッケージを使わず、プロの制作会社に依頼してゼロからシステムを構築する方法(スクラッチ開発)です。大規模なポータルサイトや、独自のビジネスモデルを実現したい場合に選ばれます。
【メリット】
・自由なデザインと機能:制約がなく、企業のブランドイメージや独自の業務フローに合わせたシステムを構築できます。
・セキュリティ担保と大規模対応:会員数やデータ量が膨大になっても耐えうる堅牢なインフラ設計や、高度なセキュリティ対策が可能です。
【デメリット】
・高額な費用:エンジニアが設計から開発までを行うため、人件費等のコストが高くなります。
・開発期間が長い:要件定義から公開まで半年以上かかることも珍しくありません。
自社の予算規模や実現したい機能に合わせて、これら3つの手法から適切なものを選定してください。
関連記事:ポータルサイトの構築費用とは?規模別の費用相場や内訳について詳しく解説します【2026年最新版】
ポータルサイト作成をツールで簡単に自作する手順
「まずは社内や少人数でテスト的に運用したい」「予算をかけずにすぐに立ち上げたい」という場合は、既存のツールを活用して自作するのが近道です。
ここでは、プログラミングやサーバー構築といった専門的な開発工程を省き、ツールを使って直感的にポータルサイトを作成する方法を紹介します。後述する「制作会社に依頼する場合の本格的な流れ」とは異なり、あくまで「手軽さ」と「スピード」を優先した手順となります。
おすすめの作成ツール3選
ポータルサイトを自作する場合、目的や用途に合わせてツールを選ぶことが重要です。代表的な3つのツールと、それぞれの選び方を紹介します。
1. Googleサイト(社内ポータル・情報共有向け)
Googleが提供するWebサイト作成ツールです。Googleアカウントがあれば完全無料で利用可能。ドキュメントやスプレッドシート、カレンダーなどのGoogleサービスを簡単に埋め込めます。
・こんな人におすすめ: 「予算ゼロで作りたい」「社内の情報共有用ポータルが欲しい」「Google Workspaceをすでに導入している」という方
2. WordPress(情報発信・メディア型向け)
世界で最も利用されているCMS(コンテンツ管理システム)です。豊富なデザインテンプレート(テーマ)と、機能を拡張できるプラグインが魅力。「会員サイト化」や「高度な検索機能」などもプラグインで実装可能です。
・こんな人におすすめ: 「デザインにもこだわりたい」「社外向けの情報発信ポータルを作りたい」「将来的に機能を拡張していきたい」という方
3. kintone(業務アプリ・データベース型向け)
サイボウズ社が提供する業務改善プラットフォームです。顧客リストや日報、タスク管理などの「業務アプリ」をドラッグ&ドロップで作成し、それらをまとめたポータル画面を作ることができます。
・こんな人におすすめ: 「ただの情報共有だけでなく、業務データを管理・蓄積したい」「日報や申請業務を行えるポータルにしたい」という方
ツールを使った具体的な作成ステップ
ツールを利用する場合、複雑な設計や開発は不要です。一般的なクラウド型ツール(SaaS)を利用する際の標準的な4つのステップを紹介します。
1. アカウント開設とプラン選択
まずは利用したいツールの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成します。WordPressの場合はサーバーの契約とインストールを行いますが、現在はサーバー会社側で「簡単インストール機能」を提供していることがほとんどです。
2. テンプレート(テーマ)選び
管理画面にログインしたら、サイトのデザインを決めます。多くのツールには「ポータルサイト向け」「社内Wiki向け」などのテンプレートが用意されています。自社のイメージに近いものを選びましょう。
3. ドラッグ&ドロップでの配置
選んだテンプレートをベースに、必要な機能を配置していきます。「お知らせ掲示板」「カレンダー」「リンク集」などのパーツ(ウィジェット)を、画面上にドラッグ&ドロップで置いていくだけでレイアウトが完成します。ここでロゴの設定や配色の調整も行います。
4. 公開ボタンを押す
画面上の設定が完了したら、プレビュー機能で表示崩れがないかを確認します。問題なければ「公開」ボタンをクリック。これでWeb上にあなたのポータルサイトが公開され、URLを知っている人がアクセスできるようになります。
ポータルサイト作成の6つの流れ【外注・CMSでの本格構築】
ツールを使った自作とは異なり、制作会社に依頼してCMSやスクラッチ開発で構築する場合、単なる「ツールの設定作業」ではなく、明確なゴールに向けた「プロジェクト」として進行します。
多くの関係者が携わるため、失敗しないためには「要件定義」や「設計」といった上流工程が不可欠です。ここでは、プロや制作会社と進める場合の標準的な6つのステップを解説します。
1.要件定義と目的の明確化
自作とは違い、制作会社や社内の決裁者など多くの人が関わるため、要望を口頭で伝えるだけでは不十分です。「解決したい経営課題」「必要な機能要件(検索機能、会員登録など)」「非機能要件(セキュリティレベル、サーバー性能など)」を詳細に決め、ドキュメント(要件定義書)として残す必要があります。
この工程での合意が曖昧だと、後々「言った言わない」のトラブルや大幅な追加費用の原因になります。納得いくまで制作会社とディスカッションを重ねることが重要です。
関連記事:ホームページ制作の仕様書の作り方とポイントをプロが解説!
2.サイト構成とワイヤーフレーム作成
要件定義をもとに、ポータルサイトの設計図を作成する工程です。ツールのテンプレートを選ぶのとは異なり、必要な情報を網羅した「サイトマップ(全ページ構成図)」と、各ページのレイアウトを示した「ワイヤーフレーム(画面設計図)」をゼロから作成します。
ここでユーザーがサイト内でどのように動くかという「UX(ユーザー体験)」を綿密に設計しておくことが、使いやすいサイトを作る鍵となります。後工程での手戻りを防ぐため、この段階で構成を入念にチェックしましょう。
3.デザイン制作
構成案・ワイヤーフレームを元に、実際のページデザインを制作していくステップ。
ユーザーの使い勝手を重視した「UI(ユーザーインターフェース)」はもちろん、ユーザーがストレスなくサービスを利用できる「UX(ユーザーエクスペリエンス:ユーザー体験)」を意識したデザインに仕上げることがポイントです。
ページ数が多くなりがちなポータルサイトでは、共通性を持たせるために「要素の似たものは同じデザインを採用」する場合もあります。
4.システム構築とコーディング
デザインが決まったら、それを実際にWebブラウザで動くようにする「エンジニアリング」の工程に入ります。
既存ツールの設定作業とは異なり、サーバーの構築やデータベースの設計、独自機能のプログラミング実装(バックエンド開発)を行います。同時に、デザインを画面に表示させるコーディング(フロントエンド開発)も進められます。
SEO(検索エンジン最適化)に強いサイトにするためには、自動生成されるWebページを整理できる構造に仕上げるなど、内部構造を意識した開発も重要です。
5.管理画面の構築
ユーザーが見る表側のページ(フロントエンド)と並行して、運営者が記事投稿や会員管理を行うための「管理画面」も構築します。
自作ツールには最初から管理画面が用意されていますが、スクラッチ開発等の場合は、運用担当者が使いやすい管理画面を「別途開発する必要」があります。ここの使い勝手が悪いと、公開後のコンテンツ更新が滞る原因になるため、UI/UXを意識した開発が求められます。
6. コンテンツ制作とデータ移行
ポータルサイトは「箱(システム)」ができても、中身の情報(コンテンツ)がなければ機能しません。
システム開発と並行して、掲載する記事やデータの準備を進めます。大規模なサイトの場合、膨大なデータをどうシステムに移行するか、運用マニュアルを誰が書くかなど、「コンテンツ準備」には想像以上の工数がかかります。
公開直前に「掲載するものがない」と慌てないよう、プロジェクトの初期段階から計画的に進めることが重要です。
ポータルサイト作成の費用がいくらかかるか
60秒で診断してみませんか?
全国5,000社の見積もりから算出した、
Web幹事オリジナルの料金シミュレーターを無料でご利用いただけます。
「社内稟議の前に予算を決めたいけれど相場がわからない」
「事前に取った見積額の妥当性に不安がある」
という方は、ぜひお試しください。
まずは最初の質問です
ホームページ制作は初めてですか?
はい
いいえ
ポータルサイト作成で失敗しない3つのポイント
ポータルサイトの作成は、公開して終わりではありません。むしろ、公開後の運用や機能追加こそが重要です。ここでは、初心者が陥りやすいミスを防ぎ、長く成果を出し続けるために押さえておくべき3つのポイントを解説します。
1.拡張性と保守性のある開発方法を選ぶ
システムを構築する際は、将来の改修や担当者の変更を見据え、広く普及している開発方法
(メジャーなCMSやフレームワーク)を選ぶことが重要です。
特定の開発会社しか扱えない特殊な独自システムや、マイナーなプログラミング言語で開発してしまうと、その後の修正や機能追加が困難になるリスクがあります。「開発会社を変えたいのに、他社では引き継げないと言われた」というトラブルは珍しくありません。
WordPressなどのシェアの高いCMSや、多くのエンジニアが扱える開発言語を選ぶことで、保守性が高まり、万が一の際もスムーズに対応できる体制を整えられます。
2.公開後の運用フローと体制を確立する
さまざまな情報が集約されるポータルサイトでは、公開後にユーザーや掲載企業から多くの問い合わせが寄せられます。また、情報の鮮度を保つための更新作業も欠かせません。
・問い合わせ対応: 誰が窓口となり、どのようなフローで回答するか
・コンテンツ更新: 誰が記事を作成し、承認フローはどうするか。更新が止まらないためのスケジュール管理
・システム保守: サーバーの管理やセキュリティアップデートは、自社で行うか制作会社に委託するか
これらを曖昧にしたままスタートすると、現場が混乱し、サイトの品質低下を招きます。公開前に具体的な運用フローと責任範囲を明確にしておきましょう。
3.セキュリティ対策を万全にする
会員情報や社内情報を取り扱うポータルサイトにおいて、セキュリティ対策は生命線です。情報漏洩事故が起きれば、企業の社会的信用を失うことになりかねません。
無料ツールや簡易的な自作プログラムでは、セキュリティ対策に限界がある場合も多く、サイバー攻撃の標的になりやすいリスクがあります。
・会員データの暗号化
・不正アクセスの防止機能
・定期的な脆弱性診断
こうした専門的な対策が必要な場合は、自作にこだわらず、セキュリティ知識の豊富なプロの制作会社に依頼することを強くおすすめします。
ポータルサイト作成にかかる予算相場
ポータルサイトを作りたい!そう考えている企業担当者の方であれば、気になるのが「どの程度の予算を組めばいいのか?」ではないでしょうか?
しかし、サイト規模や必要な機能、構築方法によってポータルサイトの制作費用は大きく異なるのが実情。一概にはいえませんが、小規模〜大規模というおおまかな分類でポータルサイト制作費用の相場を紹介していきます。
| 構築方法 | 制作費用の相場 | |
|---|---|---|
|
小規模ポータルサイト |
パッケージ・CMS活用 |
50〜150万円程度 |
| 中規模ポータルサイト |
パッケージ・CMSカスタマイズ |
150〜500万円程度 |
|
大規模ポータルサイト |
スクラッチ開発 |
500万円以上 |
小規模ポータルサイトは、検索機能や問い合わせフォームなどに限定した最小限のシステムを想定しています。メルマガ機能・ブログ機能も追加した中規模、マッチング機能・求人機能・FAQなども追加した大規模と、ポータルサイトに望む機能が多ければ、それだけ費用相場も高額になります。
ドメインの維持費はもちろん、ポータルサイトの規模に応じた月額サーバ費用、運用・保守費用も予算内に組み込んでおく必要があるでしょう。
関連記事:ポータルサイトの構築費用とは?規模別の費用相場や内訳について詳しく解説します【2026年最新版】
ポータルサイト作成の参考事例10選
ポータルサイト構築を制作会社に依頼する際の制作フロー、ポータルサイトならではの注意点を紹介してきました。しかし、規模も種類もさまざまなのがポータルサイトの特徴。
まだまだサービスの構想段階にある企業の方であれば、ポータルサイトの方向性・特徴付けに悩んでいるかもしれません。そんな方の参考になるよう、参考にしたいポータルサイトの事例を種類別に紹介していきます。
専門型ポータルサイト
専門型ポータルサイトとは、特定の分野、たとえば「弁護士」「不動産」などに特化した情報を掲載するポータルサイトのこと。分野に特化した情報が集まるため、アクセスを得やすくSEOに強いなどの特徴・メリットがあります。
SUUMO(スーモ)
画像出典:SUUMO
「SUUMO(スーモ)」は、住宅・不動産の購入・売買に特化した不動産専門型ポータルサイトです。「借りる」「買う」「建てる」「リフォームする」といった目的別、エリア別に不動産を検索できる機能をメインに、ローンや予算の相談、引越し見積もりなど住宅・不動産に関する情報を網羅。
お役立ちノウハウの紹介、メディア「SUUMOジャーナル」の新着記事など、トップページからあらゆる情報にアクセスできる使いやすさが追求されています。
弁護士ドットコム
画像出典:弁護士ドットコム
「弁護士ドットコム」は、弁護士の検索・法律相談に特化した法律専門型ポータルサイトです。都道府県別に最適な弁護士を検索できるほか、カテゴリーごとに整理されている「相談したい悩み」から解決方法を探せることが特徴。
法律相談という特殊性を考慮したサイトに設計されているのがポイントです。よくある相談とその解決アドバイスなど、法律トラブルに関連する圧倒的なコンテンツを誇ります。
動画幹事
画像出典:動画幹事
動画幹事は動画制作会社を紹介するポータルサイト。本記事、Web幹事の姉妹サイトです。電話帳のように全国の動画制作会社の情報が掲載され、「YouTubeに強い会社」「アニメ動画に強い会社」など目的別にも制作会社を検索できます。
その他、動画幹事に問い合わせると、専任のコンサルタントが制作会社選びを無料でお手伝いすることも強み。動画制作の相場情報や、動画の作り方、おすすめの制作会社を紹介する記事コンテンツも充実しており、記事コンテンツのSEOだけで集客できていることが参考になります。
地域型ポータルサイト
地域型ポータルサイトとは、特定の地域に限定した情報を掲載する、コミュニティサイトにも似た性格を持つポータルサイトのこと。
観光地としての地域活性化を目指し、旅行者向けの情報を発信・掲載するものが一般的です。また、地域住民の交流や暮らしやすさを目指し、地域の求人情報・施設情報を発信・掲載するものも多く、民間企業以外にも地方自治体などが運営するケースもあります。
箱根全山
画像出典:箱根全山
「箱根全山」は、箱根町観光協会が公式サイトとして運営する、地域型ポータルサイトです。「宿泊」「日帰り温泉」「食事」「買い物」など、目的・エリアから観光スポットを検索できるほか、イベント・耳寄り・お役立ち情報などを網羅。全6か所が設置されたウェブカメラで、箱根の今をリアルタイムに発信するなど「都心から一番近い観光地」のアピールに成功した事例です。
枚方つーしん
画像出典:枚方つーしん
「枚方つーしん」は、大阪府枚方市に拠点を構える、株式会社morondoが運営する地域型ポータルサイトです。「地元の人間にしかわからないけれど、地元では大きな話題になる」マニアックな情報を掲載しているのが特徴。
「閉店・開店」「グルメ」「ヒト」「クイズ」「不動産」などの多彩なカテゴリーが用意され、マネタイズの基本は広告収入。民間企業が運営する地域型ポータルサイトの成功例です。
口コミ型ポータルサイト
口コミ型ポータルサイトとは、ユーザーの口コミを掲載したポータルサイトのこと。代表的な口コミサイトとしては「食べログ」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
ユーザーのリアルな評価が口コミとして閲覧できるため、商品・店舗選びの参考にしたいユーザーからアクセスを得やすいのが特徴です。食べログなどの「グルメ」に特化したサイトのほか、価格を軸になんでも扱う「価格.com」のようなサイトもあります。
ヘアログ
画像出典:ヘアログ
「ヘアログ」は、東京都目黒区に拠点を構える、株式会社ノーマリズムが運営する「美容室に特化」した口コミ型ポータルサイトです。地域・条件・目的・ヘアスタイル・レビューランキングから美容室を検索でき、ヘアモデルと美容師とのマッチング、美容師の転職情報も掲載。
レビュアーごとのレベル設定をランキングに反映させるなど、口コミの信憑性を確保する工夫も施されています。
Retty
画像出典:Retty
「Retty」は、東京都港区に拠点を構える、株式会社Rettyが運営する「グルメに特化」した口コミ型ポータルサイトです。メールだけでなく、FacebookやLINEとの連携も可能。
エリア・駅、ジャンル・目的・店名などで飲食店を検索できるほか、口コミ投稿に実名制を採用しているため信憑性の高さが特徴です。
社内ポータルサイト
社内ポータルサイトとは、社内向けに限定して公開される、会社内の情報を集約したポータルサイトのこと。イントラネットでの公開、もしくは会員に限定したうえでインターネット公開される場合がほとんどです。
社内での情報共有、コミュニケーション、連絡・報告の円滑化などを目的に構築されるのが一般的です。
日清食品ホールディングス
カップヌードルで知られる日清食品では、冷凍食品や菓子、飲料、外食など、食品関連事業を展開するグループ各社をつなぐ社内ポータルサイトを構築。グループ間の情報共有、情報発信、コミュニケーションを円滑に行える環境を実現しています。
株式会社東横イン
海外を含む360店舗の宿泊施設を展開する東横インでは、業務効率化・可視化・ナレッジの蓄積を目的に、クラウド環境を活用した社内ポータルサイトを構築。接客マニュアルなどの動画もラクラク共有可能になり、月600〜700件もあったFAXを削減するなどの効果が得られています。
統合型ポータルサイト
統合型ポータルサイトとは、リンク集・天気予報・ニュース・検索エンジンなど、さまざまな情報が集約されたポータルサイトのこと。「Yahoo! Japan」「Google」など、ポータルサイトといえば統合型を思い浮かべる方が多いでしょう。
膨大な情報を取り扱うだけに、サイトの構築・運営に莫大なコストがかかる場合がほとんど。現在のポジションをキープする競合に対抗するのは、あまり現実的とはいえません。
Yahoo! Japan
統合型ポータルサイトの代表ともいえるのが「Yahoo! Japan」。文字通り、Webブラウザの「ホームページ」をYahoo! Japanに設定している方も多いでしょう。
失敗しないポータルサイト作成のまとめ
制作フロー、制作会社へ依頼する際の注意点を中心に、ポータルサイトの作り方に関連するノウハウを解説してきました。
「まずはコストをかけずに試したい」ならツールを使った自作、「独自の機能や大規模な展開を狙う」ならプロへの外注と、目的に合わせた手段を選ぶことが成功への第一歩です。
どちらの方法を選ぶにしても、制作プロセスに影響を与えかねない「要件定義」の策定、その前段階である目的・目標・業務要件の洗い出しが重要であることは変わりません。
最後に、意外に抜け落ちてしまいがちな、ポータルサイトならではの注意点を再確認しておきましょう。
・ポータルサイトではコンテンツの充実がなにより重要
・コンテンツを安定的に更新できる体制作りが不可欠
・コンテンツ制作の外注を検討している場合は予算確保が必須
ポータルサイトの構築ばかりに気を取られ、肝心のコンテンツを制作する予算がない、あるいは予算オーバーしてしまったという失敗をしないためにも、しっかりと準備しておくことが重要です。
自社だけで判断が難しい場合は、的確なアドバイスを提案してくれる、優良な制作会社を見極めることも成功のポイントです。
ポータルサイトの作成をプロに任せたい方へ
ポータルサイトの構築やリニューアルを依頼したいけど、会社を探す時間がない・制作会社の違いが分からないという方はWeb幹事にご相談ください。
Web幹事は、あなたに最適なホームページ制作会社を「人力で」マッチングするサービス。
実際にWeb制作を経験したプロのコンサルタントが対応するため、業者選びの手間なく、質の高いマッチングを受けることが可能です!
あなたの目的や予算に合わせて最適な制作会社をご紹介させていただきます。ご相談はもちろん無料。また紹介された制作会社に必ず発注する必要はありません。
Q. ポータルサイトを作る流れは?
ポータルサイトを作る流れとして「?要件選定」「?構成作成」「?デザイン制作」「?コーディング」「?システム構築」「?掲載企業・運営者の管理画面構築」「?コンテンツの制作」が挙げられます。
Q. ポータルサイトの制作にかかる費用はどのくらいですか?
制作費用はポータルサイトの規模・必要な機能によって変動します。小規模なら50~150万円程度、中規模なら150~500万円程度、大規模なら500万円以上が相場です。指定の制作会社に見積もりを依頼するのがおすすめです。
この記事を書いた人
梓澤 昌敏
専門分野: 音楽・映像制作、オウンドメディア、ビジネス
音楽・映像制作の現場を経て、スタジオ構築側の業界へ。マネージャー・コンサルタントとして制作現場の構築に携わる一方、自社オウンドメディアの立ち上げを含むマーケティングも担当してきました。現在アメリカ在住。作曲を含む音楽制作も提供しています。
このライターの記事一覧