最近は不動産業界でもホームページの活用が増えてきて、より反響を得るためにランディングページ(LP)を作る事例も増えています。
LPは、一般的な会社のホームページなどとデザインや設計に違いがあります。
ここを間違えてしまうとせっかくLPを作成したのに「反響が全く取れない」ということも。
本記事では「不動産業界で反響が取れるLPってどう作ればいいの?」というお悩みに対し、以下の内容を丁寧に解説します。
・反響が取れるランディングページのポイント
・参考になるランディングページのデザイン
最後まで読むことで、成果の出るランディングページ制作のポイントがつかめますので、ぜひ参考にしてください。
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不動産業界のランディングページ(LP)のポイント
スマホ対応は必須
デスクで調べ物をしているとき、例えばこの記事を読んでいるようなときにはパソコンを使うことが多いと思います。しかし外出先や自宅ではスマートフォンを使ってホームページを開くことも多いのではないでしょうか。
総務省の令和7年版情報通信白書によれば、インターネットを利用する端末としてはスマートフォンがパソコンを追い抜かしていますので、実感を裏付ける結果になっています。
もちろん、不動産のLPも例外ではありません。スマートフォンで表示が崩れたり見づらかったりすればその先の情報まで見てもらえません。スマホ対応は必須と考えましょう。
コンバージョン(CV)ポイントが重要
CVとは「ホームページ訪問者が見込み客に変わる=人に何かアクションを起こしてもらうこと」。何を持ってCVとするかは、そのLPごとに変わってきます。不動産なら資料請求、内見予約、無料査定申し込みなど業態によって様々なCVポイントがあると思います。
LPの場合、CVポイントは一つに絞り込みましょう。不動産の場合、ECサイトのようにダイレクトで購入されるような商材ではないので、まず契約に結びつくまでに手前にワンステップ設けるのが普通です。
ツーステップ・マーケティングと呼ばれる手法ですが、分譲販売なら資料請求やモデルルーム見学申し込み、売却ならお試し査定申し込みなどが、そのステップにあたります。
出典:東急リバブル
上の例は不動産売却のLPです。売却の前にお試し査定で相場がつかめるようにしています。しかも入力項目は少なく、ファーストビューに収まってしまうほどです(ファーストビューについては、後ほど詳しく解説します)。このように、敷居を下げる工夫がされています。
LPを作る場合、まずユーザーに何をしてほしいのか、何をステップにすることでより成約に結びつきやすくなるのか、よく考えてみましょう。
ターゲットに即したデザイン
不動産を取り扱っている会社と言っても、その業態は様々だと思います。
- 賃貸住宅の仲介
- 法人向けオフィス仲介
- 分譲マンション販売
その他にも様々な業態があり、対象となる顧客層も相当違ってくると思います。
LPに限らず、ホームページ全般に言えるのですが、顧客のイメージが絞り込まれているほどその顧客にとって印象がよく、使い勝手のよいページを作ることが出来ます。特にLPを作るときは「誰に」「どんなことを訴えたいのか」をよく練ることが大事です。
そのためにも、ランディングページの作り方を現役LPライターが徹底解説の記事でもご紹介した「ペルソナ」を設定してみるとよいでしょう。
ターゲットの中心となるユーザーの属性(年齢、性別、職業他)を洗い出して、仮想の人物を想定してみます。こうすることで、CVポイントやLPのデザインがより明確になります。
分かりやすい差別化ポイント
俗にマンションポエムという、主に新規分譲広告で使われるイメージ先行のキャッチコピーがあります。しかし、一生に何度もしない高額な買い物を夢のようにふんわりしたイメージだけでユーザーはするでしょうか。
同じイマジネーションであれば、きちんとユーザーにメリットのあるスペックを訴えて、ユーザー自身にベネフィット(利益)を想像してもらう方が購買へのステップを進んでもらえるのではないかと、私は考えます。
ユーザーのベネフィットを考えるには、まずユーザー像を見極める必要があります。そのためにペルソナを設定します。
通勤しない人に駅近はそれほどメリットではないかもしれません。お子さんがいる家庭では公園が近いのはメリットです。すると、「子どもを遊ばせるのにちょうどいい」などと検討してもらえるようになります。そういう顧客になるであろう人の利益を考えていくことが大切です。
ファーストビューで価値を訴求する
ホームページ、LPの話に戻ります。
パソコンやスマートフォンの画面でホームページを表示すると、まず表示される部分、スクロールしなくても最初に表示される部分のことをファーストビュー(first view)と呼びます。この部分はページにやってきたすべてのユーザーに見てもらえる部分ですから、ここで会社として何を訴えるかが重要です。
一般的にユーザーは、ページを開いて3〜4秒以内に「このページが読むに値するか」を判断していると言われます。その際、スクロールの時間は少なくファーストビューだけで判断されます。
では、ファーストビューに言いたいことをすべて詰め込めばいいのかというと、そういうことはありません。ホームページのファーストビューはPCで見たとしても紙に比べて入れられる情報が少ないですし、スマートフォンではなおさらです。
刺さるキャッチコピーの設計
制約の多いホームページの画面では言葉も画像も多く詰め込むことが難しいです。
そんな中でいかにユーザーの心を捕まえて、多くの情報に触れてもらうかはコピーライター(あるいはWeb担当者であるあなた)の腕の見せ所です。
考え方としては、ユーザーにとってもっとも価値があるであろう部分にフォーカスして訴求することです。ランディングページの売れるキャッチコピーを現役コピーライターが徹底解説の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
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まずは最初の質問です
ホームページ制作は初めてですか?
はい
いいえ
不動産業界の参考になるランディングページ(LP)のデザイン事例
お部屋を「モチコミ」賃貸サービス
画像参照:賃貸持ち込み専門不動産仲介サービス「モチコミ」
賃貸住宅を探している人にとって仲介手数料が安くなるのは明快なメリットですね。
こちらのサービスはお部屋の提案をしない代わりに仲介手数料が安くなるというものですが、ファーストビュー中央でそのことを大きく訴求し、それ以外余計な要素がかなり絞ってある印象です。
ここまでファーストビューでシンプルに訴えられるといいですね。
konoka「コノカ」|住友林業
画像参照:ここから、私らしさを楽しむ家へ。konoka[コノカ]|住友林業
注文住宅ということで、主導権を持つ主婦にターゲットを絞っています。寒色から中間色の多い不動産のホームページでは珍しく暖色系、彩度低めのピンク基調でやさしく温かみのある演出がされています。コピーも簡潔に女性目線の設計であることを訴えています。
不動産査定サイトのすまいValue
画像参照:不動産一括査定・売却サイト【すまいValue】
大手不動産会社合同の売却・査定サイトです。大手企業、店舗数、圧倒的な査定件数と強みを強調しています。ファーストビューで簡単入力の一括査定依頼があると見せて、ユーザーの利便性を向上させているやり方も上手です。
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不動産業界のランディングページ(LP)が得意な制作会社
最後に不動産業界でLP制作が得意な制作会社をご紹介します。依頼をお考えの方はぜひ参考にしてください!
※不動産業界に強いホームページ制作会社はこちらでもご紹介しています!
不動産業界に強いホームページ制作会社を見る
株式会社ワンノブアカインド
画像参照:ワンノブアカインド|One of a kind inc.
株式会社ワンノブアカインドは、不動産業界に特化したホームページ制作会社です。
コーポレートサイトなど一般的なホームページから、今回取り上げたLPの制作も行い、動画などのコンテンツや管理システムの開発まで手掛けています。
ホームページ制作のプランは格安な制作プランから、反響最大化を狙ったプラン、物件特設サイト、LPと不動産業界で必要とされている内容を網羅しています。
自社運営のWebメディア「マンションレビュー」を運用して培ったノウハウを投入し、「反響獲得」「ブランディング」にこだわった高い品質のサイトを制作しています。
株式会社博士.com
画像参照:株式会社博士.com
株式会社博士.comも不動産業界に強いホームページ制作会社です。
企業プロモーションや広告、ポータルサイト運営など幅広く手掛ける中で、ホームページ制作事業も行っています。賃貸、売買、投資といった業態に合わせたホームページをオリジナルデザインにこだわって制作し、他社との差別化を図っています。
また、反響をそのまま来店予約などにつなぐシステムや空室確認や内見予約など管理するクラウドサービスなども用意しています。さらに、独自のWeb解析ノウハウを活用してSEO施策やリスティング広告対策にも強みを持っています。
ラルズネット
画像参照:株式会社ラルズネット
株式会社ラルズネットは北海道に拠点を置く、不動産業界専門ののWebコンサルティング会社です。全国850社の不動産業者が利用し、1,000件を超える実績を持っています。
地域密着型不動産ポータルサイト「不動産☆連合隊」の運営を行い、行き届いたSEO施策とスマホ向け広告を強化。内部に会社サイトへのリンクを設置するなど、SEMや会社サイトのアクセス増などで反響にも貢献しています。
ホームページ制作プランも、完全フルオーダーの「Order Line」と高品質テンプレートを使って安価にサイトを立ち上げられる「Format Line」があり、あらゆるシーンに対応できるようになっています。
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不動産業界のランディングページまとめ
このように、不動産業界でもLPを活用することで、より反響を大きくして、成約につなげることが出来るようになるでしょう。以下、まとめです。
- PCだけでなくスマホからも見られるページ作りをしましょう
- LPはCVポイントを絞りましょう
- お客様はどんな人ですか?ペルソナを設定してみましょう
- ユーザーにとって価値のあること、利益になることを考えましょう
- ページが読まれるかどうかは、ファーストビューで決まります
- お客様に一番感じてほしい価値を訴えて、もっと読みたくなるコピーを考えましょう
特にファーストビューはコンテンツを読んでもらえるかどうかの分かれ目です。直帰率が高く、滞在時間も極端に短いようなら何か改善が必要です。
また、ペルソナはあくまで「仮説」です。実際にCVの状況を検証しながら、随時ブラッシュアップして、より購買層に届くようページの改善をしっかりおこなっていきましょう。
不動産のLPデザインをプロに任せたい方へ
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コンサルタントのご紹介
代表取締役
岩田 真
2015年にWeb制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。
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Q.
不動産のランディングページで参考になるデザインは?
不動産のランディングページで参考になるデザインとして「不動産査定サイトのすまいValue」「メジャーパッケージの家 | 泉北ホーム」等が挙げられます。その他参考になるランディングページは記事内で紹介していますので、ぜひご覧ください。
Q.
不動産のランディングページ制作が得意な会社は?
不動産のランディングページ制作が得意な会社として「株式会社ワンノブアカインド」「株式会社博士.com」等が挙げられます。詳しくは記事をご覧ください。
Q.
不動産のLPでユーザーにどんなアピールをすると反響につながる?
まずは親しみやすいデザインで、ユーザーに信頼感を与えましょう。情報整理がしやすいシンプルなレイアウトを採用するのがおすすめです。特典やキャンペーン情報、使い勝手の良さなどをアピールし、ユーザーの興味を惹きつけましょう。