- 更新日 2024.10.17
- カテゴリー SEO対策
SEO対策の学習におすすめの本8冊を目的別に紹介【2024年最新版】
「SEOを学びたいが何から初めていいかわからない」
「たくさんの本があるがどの本を選んで良いかわからない」
「自分のやりたいことに対して適切な本がどれかわからない」
SEOに関する書籍は溢れかえり、Amazonで「SEO」と検索すると1,000冊以上の本がヒットします。しかも口コミや目次を見ても初学者にはどの本を読めばいいのか悩むところ。
SEOのアルゴリズムは頻繁にアップデートされるため、応用がきく本を選ぶことが大切です。
そこで本記事では、SEOを書籍から学びたい方におすすめの本を8冊紹介します。
筆者が完読した上で、どんな人が読むべきか、何が得られるのかをピックアップしました。すべて読む必要はありませんので、ご自身の「読む目的」を明確にして選んでください。
◎本記事で紹介する8冊
タイトル |
価格 |
出版年 |
Kindle |
---|---|---|---|
1,480円 |
2015年5月 |
◯ |
|
1,580円 |
2018年7月 |
◯ |
|
1,680円 |
2008年6月 |
× |
|
2,000円 |
2016年11月(※2022年4月改訂版発売) |
◯ |
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1,850円 |
2015年12月 |
◯ |
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1,980円 |
2015年3月 |
◯ |
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1,800円 |
2017年3月 |
◯ |
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2,980円 |
2018年7月 |
◯ |
※価格はすべて定価(税抜)
※また、SEOの重要なポイントについてはこちらにもまとまっています。あわせてご活用ください。
SEOで重要なポイントが一覧でわかる! SEO対策チェックシート(Excel形式) SEO対策における基本的なチェック項目を45項目ピックアップしたシートです。 サイトの構造からページタイトルやリンクの使い方まで「内部対策」を中心にSEO対策の基本が網羅されたチェックシートになっています。 Excel(エクセル)形式なので、すぐに編集... 無料でダウンロードする
SEOの基礎知識の学習におすすめの教本3選
まずはこれからサイトの立ち上げやSEO対策を始める初学者の方におすすめの3冊を紹介します。どれもSEOが単純なノウハウではなく、膨大な努力の積み重ねであることを学べます。サイト運営者、ライター、編集者、エンジニア、営業、広報の方、どの役職も必読です。
10年つかえるSEOの基本
画像引用:Amazon
- 会話形式で読みやすい
- SEO対策の基礎知識を網羅
- 134ページと簡潔
おすすめの本の中で最初に読んでもらいたい本が『10年つかえるSEOの基本』です。著者はSEOコンサルティング・SEO施策実装支援を行うナイル株式会社の土居 健太郎氏。
「すずちゃん」「土居くん」という2人がLINEのような会話形式でSEOについてのQ&Aを繰り返し、SEOとは何かを分かりやすく解説します。しかも134ページと短く、1日〜数日で読めることもメリット。
出版は2015年で、長く使えるSEOの心構えから、検索エンジンの仕組み、コンテンツ作り、被リンクの重要性まで幅広い知識を網羅しています。
「Googleも完全ではない」「SEOなんて考えなくていい」という印象的なワードで先入観を取り除き、遠回りのようでSEOの真実への近道になっている本。これを読めば、SEOが「意外なほどアナログ」であることに気づかされます。
以下の記事の基本的な概念も、この本を参考にしました。
関連記事:SEO対策とは?検索上位表示のための基本知識とノウハウを徹底解説
SEOの基本は主語が”読者”になっているか 筆者は常々、記事のライター/編集者に主語が読者になっているかを確認します。なぜこの表現にしたのか?聞いたとき、「SEO的にこうしたほうがいい」はNGです。必ず「読者が読みやすいから」「読者には良いと思った」など、主語は読者にしてもらいます。『10年つかえるSEOの基本』を読めば、そのことが理解できます。
いちばんやさしい新しいSEOの教本 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方
画像引用:Amazon
- 3人のSEOコンサルタントが解説
- サイトごとのSEO対策のポイントを解説
- 実践しながら辞書的に使える
2冊目は2018年の出版と情報が比較的新しい『いちばんやさしい新しいSEOの教本』。3人のSEOコンサルタントが、それぞれ得意なジャンルで解説しています。
ノウハウというよりSEOの”考え方”がメイン。各説明に根拠があるのでアルゴリズムのアップデートがあっても応用がきく書籍です。
さらに「ECサイト」「ブログサイト」「ニュースサイト」「美容・健康サイト」「B2Bサイト」など各ジャンルごとに意識するべきSEOのポイントは他の本にない強みです。
SEOに必要な75項目が幅広く書かれているので、初学者がすべて理解する必要はありません(私も全部は理解していません)。
SEO対策を始めたあとも何度も辞書的に読み返す価値がある本です。
検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書
画像引用:Amazon
- SEOの第一人者が解説
- 主張に論分やデータの裏付けがある
- 検索エンジンの仕組みがよく分かる
初学者におすすめの3冊目は『検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書』。著者は日本でSEOを始めた第一人者として知られる渡辺隆広氏。
2008年の出版とデータは古いですが、著者の主張に論文やデータの裏付けがあるので、理論に説得力があります。
中身としては、検索エンジンに何を伝えたらいいのか?と言う目線で解説し、検索エンジンの仕組みを理解することで必要なSEO対策も見えてくる本。
WordPressなどのCMSを導入してもSEO対策にならない理由が明確で、HTMLコードの説明も詳しく、読んで終わりではなくSEOを実践しながら辞書的に使えます。Web幹事の検索エンジンの仕組みを解説する記事も主にこの書籍を参考にしました。
関連記事:Google検索エンジンの仕組みと上位表示される要素を解説!【SEO対策入門】
SEOライティングの学習におすすめの教本3選
続いてはSEOライティングを学べる3冊を紹介します。主にライター、編集者におすすめですが、SEOはコンテンツありきであり、コンテンツはテキストありき。なので全員が参考にすべきジャンルです。
文章は主観による部分も多いので、ライター、編集者の方はできれば3冊とも読み、共感した部分をチョイスして自分流のライティング術を完成させてください。
ライティングはSEO対策の1つ「コンテンツSEO」に関わってきます。コンテンツSEOがどんなものかは以下の記事に目を通してください。Webライティングの本を読む「目的」が明確になります。
沈黙のWebライティング
画像引用:Amazon
- 漫画形式で読みやすい
- エモーショナル・ライティングが学べる
- 取材方法のノウハウも分かる
SEOのためのWebライティングにおすすめの本は『沈黙のWebライティング』です。著者はWebマーケティング、Webライター育成事業などを行う「ウェブライダー」の代表・松尾 茂起氏。
最初におすすめする理由は、漫画形式で読みやすく、物語を楽しみながらWebライティングを学習できるからです。私もWebライターを始めたとき、この本から読み始めました。
ライティングのノウハウはもちろん、読者を動かすエモーショナル・ライティング、取材で気をつけるべきポイント、SEOライターの育成法などを網羅。ライターはもちろん、編集者やサイト運営者にも役立つ要素が濃縮されています。
入門SEOに効くWebライティング
画像引用:Amazon
- Webライティングを1から始める人におすすめ
- 執筆から編集、サイト分析まで網羅
Webライティングを学ぶ2冊目は『入門SEOに効くWebライティング』。著者はWebライティング代行サービスを運営する宮嵜 幸志氏をはじめとする3人の共同著書。
SEOの基礎知識から、Webサイトの企画、執筆テクニック、編集テクニック、サイトの分析方法など幅広い60の項目で構成されています。
特にライティングテクニックの学習では簡潔で平易な文章を書く参考になり、Webライティングを1から始める方には、迷わずこの本をおすすめします。
「起承転結はSEOに向いていない」など、学校で学ぶ文章ではなく「SEO流の文章術」が学べます。
SEO対策のための Webライティング実践講座
画像引用:Amazon
- ライティングテクニックの項目が多い
- 目的別のサイト制作のポイントも解説
Webライティング学習の3冊目は『SEO対策のための Webライティング実践講座』です。著者はWebサイト作成やシステム開発を手掛ける「アンドバリュー株式会社」の代表・鈴木 良治氏。
SEOに関する76のテクニックが掲載され、紹介した3冊の中ではWebライティングのテクニックの項目が多い本です。初学者はもちろん、すでにSEOライティングを行っているライター・編集者も確認作業として一読をおすすめします。
執筆だけでなく、「ECサイト」「ビジネスブログ」「コーポレートサイト」など目的別のサイト作成ポイントも解説。1冊を読めばWebコンテンツを作成するスキルが身につくよう意図しています。
内部施策の学習におすすめSEOの教本2選
最後に紹介する2冊はSEOの「内部対策」に関する本。検索エンジンのアルゴリズム変動のアップデートの影響を受けにくく、今後ますます重要性が高まるため理解は必須です。主にサイト運営者やエンジニア向けの本になります。
内部対策の概要や重要性は以下の記事で確認してください。
これからのSEO内部対策 本格講座
画像引用:Amazon
- エンジニアでなくても分かりやすい解説
- 外部対策の知識も多少は学べる
『これからのSEO内部対策 本格講座』はタイトルのとおり、2017年に出版された内部対策に特化した本です。著者はSEOコンサルタントの瀧内賢氏。
外部対策との違いといった基礎知識をはじめ、21項目の内部対策が紹介され、HTMLコードの書き方も記述されているためエンジニアにも参考になります。
難しい専門用語や複雑なコードで頭が痛くなりがちの内部対策ですが、文章が平易で分かりやすく、初学者が読むのに最適。サイト運営者なら必読の本です。
現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル
画像引用:Amazon
- SEO対策に関する専門知識を網羅
- 熟練者も参考になる情報量
最後は『現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル』。著者はWebマーケティングに精通した西山 悠太朗氏と小林 睦氏の共同著書。内部施策から外部施策、コンテンツSEOからモニタリングまでSEOに関する情報を網羅した専門書です。
2018年と出版年も新しく、エンジニアに向けた複雑なコードが多め。初学者から熟練者まで1冊でSEO対策をすべて理解できるよう意図されています。
Web幹事のコンテンツSEOの手法を解説する記事は、主にこの本を参考にしました。
関連記事:コンテンツSEOで検索上位を狙う手法・メリットを詳しく解説【初心者向け】
外部施策の学習におすすめSEOの教本はない
SEO対策のひとつである外部施策の学習におすすめの本は残念ながらありません。
被リンクやサイテーション は、評価を得た上で自然に獲得するべきものなので、意図的に操作できないからです。本記事で紹介した8冊にも「外部対策」の項目がありますが、一歩間違えるとブラックハットSEOと判断され、ペナルティの対象になりかねません。参考にして外部対策をする場合も慎重に行ってください。
外部対策のいちばんの近道は、良いコンテンツを作る方法を実践すること。これまで紹介した8冊を参考に、コンテンツSEOを行ってください。
関連記事:SEO外部対策とは?実践ガイドと被リンクチェックのツールまとめ
【まとめ】SEOは本だけではなく実践が命
以上、SEO対策におすすめの本8冊を紹介しました。SEOのノウハウは膨大な量があり、一冊に凝縮されている本のメリットは大きいです。自分の知りたい情報を検索するネットと違い、思わぬ情報を得ることもあります。
ただし、SEO対策を「知っている」と「できる」を混同しないこと。本の知識は単に知識にすぎず、頭でっかちになっては意味がありません。あくまで本は起点でありSEOは実践あるのみ。
私が8冊の本を読み得た教訓は以下の5つ。
- SEO=検索エンジン最適化×検索体験最適化
- SEOに答えはない、可能性のある対策はすべてやる
- 総合的な対策が必要であり課題はサイトによっても違う
- 受験勉強と同じで苦手科目もやらないと成果は出ない
- 徹底して読者(ユーザー)の困りごとを掘り下げる
どの本を手にとっても分かることですが、SEO対策は途方もない地味&地道な作業の繰り返し。
本のノウハウを叩き込み、冒険の地図を手に入れた後は、リアルなSEO対策に向けて一歩を踏み出しましょう。
◎本記事で紹介した8冊
タイトル |
価格 |
出版年 |
Kindle |
---|---|---|---|
1,480円 |
2015年5月 |
◯ |
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1,580円 |
2018年7月 |
◯ |
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1,680円 |
2008年6月 |
× |
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2,000円 |
2016年11月 |
◯ |
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1,850円 |
2015年12月 |
◯ |
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1,980円 |
2015年3月 |
◯ |
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1,800円 |
2017年3月 |
◯ |
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2,980円 |
2018年7月 |
◯ |
※価格はすべて定価(税抜)
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SEOの内部対策とは、Webサイト内のコンテンツを対象として行う施策のことです。内部対策の役割として、主に「クロール対策」「インデックス対策」「ランキング対策」」の3つが挙げられます。
Q. 初学者におすすめのSEOの教本はありますか?
初学者におすすめのSEOの教本として「10年つかえるSEOの基本」や「いちばんやさしい新しいSEOの教本」があります。これらの本は、SEOの基礎知識をわかりやすく解説しており、初学者でも理解しやすい内容となっています。
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この記事を書いた人
松田 光正
専門分野: SEO,ライティング
スポーツ新聞社での校正・校閲を2年経験し、髪の毛の情報サイト「ヘアラボ(旧ハゲラボ)」にて2年半のライター経験を積む。自身がアナログ人間のため、Webの知識を学びつつ、圧倒的な初心者目線のコンテンツをお届けします!
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