- 更新日 2024.10.17
- カテゴリー Webマーケティング
【厳選3選】コンテンツマーケティングツールを目的別に比較【2024年最新版】
・初めてコンテンツマーケティングに取り組むので便利なツールを使用したい
・コンテンツマーケティングに取り組んだけど、結果が出なかった
コンテンツマーケティングを成功させるためには、SEOや広告、SNSなどそれぞれ違ったノウハウを習得し、良質なコンテンツを量産する必要があります。しかし、成果が出なかった方も多く、未経験者にはハードルが高いため、定量的に分析を行うためのツールは不可欠です。
本記事では、Webツールのベンダーでカスタマーサクセスとして働いた経験のある筆者が、本当におすすめできるコンテンツマーケティングツールを3つに厳選して比較して紹介します。
さらにはツールの選び方も解説していますので、自社に最適なコンテンツマーケティングツールが見つかります。
▼本記事で紹介するコンテンツマーケティングにおすすめのツール
ツール |
こんな人におすすめ |
月額料金 |
---|---|---|
ミエルカ |
コンテンツマーケティング初心者 |
15万円~ |
Keywordmap |
SEOだけでなく、広告運用も担当 |
要問合せ |
ahrefs |
・競合サイトを徹底的に分析したい ・Googleのアップデートでダメージがあった |
99ドル~ |
※なお、自社でコンテンツマーケティングに取り組むのが難しく、プロへの依頼を検討している方は以下の記事も合わせてご覧ください。
関連記事:コンテンツマーケティングに強い会社7社をプロが厳選!
コンテンツマーケティングツールとは
画像:ahrefsでキーワードの検索ボリュームや関連するキーワードを調査したもの
コンテンツマーケティングツールとは、キーワードの調査や競合分析、レポーティングなどを行う際に役立つツールのことです。
コンテンツマーケティングでは、ユーザーのニーズに応えるコンテンツを提供し、ファンを増やすことで訪問者や申込者・購入者を増やします。よりユーザーニーズに沿ったコンテンツを作る際には、ユーザーの検索行動を分析し、競合サイトの優れた点を見つけて参考にすることが重要。そのため、定量的な分析に役立つツールが必要なのです。
コンテンツマーケティングツールを使うメリット
コンテンツマーケティングツールを使うことのできるメリットは下記2つです。
・工数を削減できる
・データに基づいてジャッジできる
工数を削減できる
コンテンツマーケティングツールを使うことで、キーワード調査やコンテンツの作成にかける時間を大幅に短縮できます。
例えば、「コンテンツマーケティング」というテーマでコンテンツを書くとき、「どんな内容を書けばいいのか」と悩むこともあるかと思います。
コンテンツマーケティングツールがない場合、1ページずつ目視で競合サイトを分析したり、ユーザーにアンケートを取ったりと、コンテンツをリリースするまでに時間が掛かります。
その点、コンテンツマーケティングツールを使えば、記事に取り入れるべきテーマやトピックス簡単に調査でき、時短に繋がります。
データに基づいて判断できる
コンテンツマーケティングを成功に導くには、上長や同じチームで働くメンバーからの理解も必要です。
「なぜこのキーワードで上位表示をすることが重要なのか」「コンテンツマーケティングでどのぐらいの成果が望めそうなのか」の根拠とするため、定量的なデータに基づく戦略立案が重要です。
コンテンツマーケティングツールを使えば、「検索数」や「競合がどのぐらいそのキーワードで流入しているか」などの定量的なデータを基に戦略を立てることができます。
コンテンツマーケティングでは、的外れのキーワードを選んでしまい、検索結果で上位表示されたものの成果に結びつかないことが多々あります。適切なキーワードを選定するためには、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:SEOの基本「キーワード選定のコツ」をプロが徹底解説!【初心者向け】
コンテンツマーケティングの初心者向け:ミエルカ
画像出典:株式会社ファベル カンパニー
ミエルカは、SEO・コンテンツマーケティングの支援を目的に開発されたWebツールです。FUJIFILMや花王、ビズリーチなどの大手企業をはじめ、国内約1500社に導入されています。
キーワードの調査からライバル分析、レポートの作成まで一貫して行うことができます。コンテンツマーケティングに必要な機能がそろっているため、コンテンツマーケティング初心者におすすめのツールです。
ツールとしても優秀なミエルカですが、担当カスタマーサクセスのサポートやセミナーや動画コンテンツなど学習コンテンツが充実している点も魅力。Webマーケティング初心者の心強い味方となるでしょう。
そんなミエルカのおすすめ機能は次の3つ。
①サジェスト・インテンション
②サジェスト・ネットワーク
③SEOレポートダウンロード機能
サジェスト・インテンション
サジェスト・インテンションは、競合との想定流入数や順位の差をチェックできる機能です。下の図は、「B2Bマーケティング」をサジェスト・インテンションで調査した結果です。
赤色の「改善」マークは、競合に比べて順位の劣っているキーワード。優先的に対策しましょう。
このように競合との差分を分析することで、どのキーワードから取り組んでいくべきか計画を立てることができます。
サジェスト・ネットワーク
サジェストネットワークは、ユーザーの検索意図を可視化できる機能です。下の図は、サジェスト・ネットワークで「上野動物園」を調査した結果です。
この結果から推察できるのは、以下のようなユーザーニーズ。
・上野動物園へのアクセスを知りたい。
・上野動物園で見れるパンダについて知りたい。
・どんな動物と触れ合えるのか知りたい
・ランチをどこで食べたらいいか知りたい。
「どんなコンテンツを作成したらいいか分からない!」という方におすすめの機能です。
SEOレポートダウンロード機能
コンテンツマーケティングを行っていく上で意外に手間がかかるのが、社内や上長へのレポーティング。ミエルカはキーワード調査機能だけでなく、レポーティングも充実しています。
特に、「SEOレポートダウンロード機能」はPower Point形式でレポートをダウンロードできます。GoogleアナリティクスやGoogle Search Console、さらにはミエルカで計測した順位を組み合わせた11種類のレポートで、資料作成の手間が省けるはずです。
初心者も安心のカスタマーサポート
ミエルカでは、専任カスタマーサクセスによるサポートも受けることができます。
ミエルカを使ったコンテンツや記事の書き方はもちろん、Googleのアルゴリズムによる変動を受けた際に原因や対策を相談することも可能です。
そのため、「SEOについて相談できる人が身の回りに欲しいけど、コンサル会社にお願いするのはちょっとコスト的に難しい…」という方にもおすすめと言えます。
また、ミエルカの特徴の一つに、「学習コンテンツ」が利用できる点があります。
ミエルカの機能だけでなく、以下のようなコンテンツでコンテンツマーケティングの基礎を身に着けることができるので、コンテンツマーケティングの力を身につけたい方におすすめです。
・動画
・セミナー
・ユーザー会
ミエルカの概要・料金
URL |
|
---|---|
運営会社 |
株式会社Faber Company |
契約期間 |
要問合せ |
実績 |
利用社数1500社 |
導入費用 |
初期費用10万円 月額15万円~ |
SEOも広告も成果を出したいなら:Keywordmap
画像出典:株式会社CINC
Keywordmapは株式会社CINCが開発した、定量的なデータをもとにWebサイト運営をするためのプラットホームです。
SEOのみならず、広告出稿やSNS領域でのデータも保有しているため、「Webマーケティングの広い領域に渡ってデータを分析したい!」という方におすすめのツールです。
Keywordmapのおすすめ機能は次の3つ。
①ワードマップ
②PPC広告ワード
③競合獲得ワード
ワードマップ
「ワードマップ」機能は調べたいキーワードに関連するキーワードをネットワークのようにに示してくれる機能です。
ミエルカのサジェストネットワークとの違いは、調べたいワードの検索上位6位のサイトが、他のどのようなキーワードで上位表示ができているのか分析できる点。
例えば、「顔のたるみ」で上位を取りたいとします。その際、上位サイトなどの傾向から上位表示に必要なのは「効く」や「効果」、「マッサージ」などの言葉。
それらが自社のコンテンツに含まれているかをチェックしてくれます。1つの機能で、ユーザーの検索意図の読み解きから競合分析までできるのはうれしいメリット。SEOで上位表示をするためには、現在上位表示できているコンテンツの優れた点を参考にすることが近道だからです。
通常目視で行わなければならず経験と慣れが必要な作業をツールを使って行えることで、時短になるだけでなく、品質の担保にも繋がります。
関連記事:SEOで重要な検索意図(インテント)とは?調べ方や記事作成方法も解説
PPC広告ワード
Keywordmapでは、広告の出稿キーワードの分析を行う機能もあります。
「PPC広告ワード」機能では、調査したいドメインのURLを入力するだけで競合サイトが出稿しているキーワードを調べることができます。
出稿しているキーワードのボリュームやCPC(クリック単価)、想定される費用なども分かるため、キーワードプランナー(キーワードのボリュームと広告出稿の単価を調べられるGoogle公式ツール)で調べなおす必要もありません。
また、自然検索からの流入だけでなく、広告も担当しているWeb担当者も多いでしょう。Keywordmapは、そんな方におすすめのツール。競合の出稿しているキーワードの中にCPCが低いにもかかわらず売り上げに繋がりやすい「お宝キーワード」が隠れている可能性があるためです。
自然検索と合わせて広告の最適化を模索することで、自社サイトへの集客のコストパフォーマンスを大きく見直すことができます。
競合獲得ワード
「競合獲得ワード機能」は、競合との流入キーワードの差分を分析する際に役立つ機能です。2つのサイトを比較し、自然検索から流入しているキーワードのボリュームや順位が比較出来ます。
競合サイトが獲得していて、自社サイトが獲得できていないキーワードが一目瞭然です。そのため、競合との差分を踏まえて「どんなキーワードで新しくコンテンツを作成するか」などキーワード選定や新規コンテンツの企画に役立てることができます。
ソーシャル調査
「ソーシャル調査機能」では、オウンドメディアにアップした記事がSNSでどの程度拡散されているかをチェックすることができます。確認できるのは以下の項目。
・所要SNSの「いいね」数
・ページ公開日
・自然検索での順位
SNSで拡散されているコンテンツを見つけた場合、例えば以下のような工夫をすることで自社サイトのさらなる認知拡大が期待できます。
・自社の公式SNSで告知を行い、さらなる拡散を狙う
・拡散されやすいという性質を利用し、記事広告に転用する
・拡散されやすい記事の特徴を分析し、他のコンテンツの作成に活かす
ただし、あくまで「自社サイトのコンテンツ」に対する分析であることには注意が必要です。
拡散されやすいツイートの作成やフォロワーの属性分析など、SNSの分析を行いたい場合は、姉妹ツールである「Keywordmap for SNS」を検討してみてください。
【外部サイト】Keywordmap for SNS
Keywordmapの概要・料金
URL |
https://keywordmap.jp/ |
---|---|
運営会社 |
株式会社CINK |
契約期間 |
要問合せ |
実績 |
DMM、電通デジタルなど大手企業が導入 |
導入費用 |
要問合せ |
自社サイトや競合サイト分析に優れる:Ahrefs
画像出典:Ahrefs
Ahrefs(エイチレフス)は世界で60万人が導入しているSEO分析ツールです。特徴は、競合サイトの流入数や流入キーワードの分析が可能なこと。
さらに、2018年11月時点で14兆ものリンクデータを保有しており、被リンクの分析に優れています。ある程度SEOに慣れてきたら、ミエルカ・もしくはキーワードマップとの併用もおすすめです。当サイトWeb幹事でもAhrefsは毎日使っています。
Ahrefsのおすすめ機能は次の3つ。
①ダッシュボード
②オーガニックキーワード
③被リンク
ダッシュボード
一番のおすすめは、ダッシュボード機能です。自社サイト、競合サイトの状況が毎日一目で分かります。
DR(ドメインレーティング)
サイトの強さを表す指標です。100に強いほどサイトパワーが強く、自然検索で上位表示されやすい傾向にあります。
オーガニックトラフィック
自然検索経由の流入数です。競合サイトの流入推移も分かります。競合サイトの流入数を調べられるツールは少ないので重宝します。
参照ドメイン・参照リンク
被リンクを受けているサイト数・ページ数です。例えば、自社の被リンクが増えた際、どんな文脈で言及が増えたのか(良い評価としてバズっているのか、ブログなどで悪口が書かれているのか)を把握するのに役立ちます。
また、スパムサイトなどから低品質なリンクを大量に張られていないかの監視も行えます。
オーガニックキーワード
「オーガニックキーワード」機能は自然検索経由での流入キーワードを調査できる機能です。自社だけでなく、競合のサイトについても調べられます。
さらにエクセルにダウンロードして、流入数や順位、検索順位などでソートやフィルターをかけられる点も便利。ライバルサイトを分析することで、今まで気付かなかった新たなキーワードの発掘に役立ちます。
被リンク
Googleはユーザーにとって有益なサイトを判断するために、被リンクを重要視していると言われています。
そのため自然検索での順位向上のために、品質の良いコンテンツを作成すると同時に被リンクを集めることも重要です。
自社サイトや競合の被リンクを分析することで、今後どんなサイトからの被リンクを狙うべきか戦略を立てることができます。
被リンクの重要性や獲得方法は以下の記事を参考にしてください。
関連記事:SEOの外部対策とは?内部対策との違いや被リンク獲得方法を紹介
Ahrefsの概要・料金
URL |
https://ahrefs.com/ |
---|---|
日本代理店 |
株式会社フルスピード |
契約期間 |
6か月~ |
実績 |
全世界の利用者数60万人 |
導入費用 |
99ドル~ |
コンテンツマーケティングツールを使いこなす自信のない方へ
以上がWeb幹事で厳選した3つのコンテンツマーケティングツールです。「これは便利そう!」というツールが見つかったと思いますが、肝心なことは使いこなすこと。
いくら便利な機能を持ったツールでも、活用できなければ宝の持ち腐れです。ツールを使いこなす自信のない方は、まずは半年の期間だけでもコンテンツマーケティングのプロにコンサルを依頼する方法もあり。ノウハウを学んでから自社で取り組む方法もおすすめです。
自社に合うコンテンツマーケティングの会社はWeb幹事にご相談ください。
【無料】コンテンツマーケティングに強い会社をプロに探してもらう。
コンテンツマーケティングツールの選び方
おすすめのツールを読んでも決めきれなかった方のために、コンテンツマーケティングツールを選ぶ際のポイントは3つを解説します
①コンテンツマーケティングを行うチャネル
②ツールを使って何を調べたいか
③予算
①コンテンツマーケティングを行うチャネル
コンテンツマーケティングとは、ユーザーが必要とする情報を提供することでファンになってもらい、購入を促すマーケティング手法のことです。
しかし、「コンテンツマーケティング」という言葉が定義する範囲は広く、自社で行いたい施策とズレが生じてしまう場合があります。
例えば、自社で行いたい施策は「動画を使ったコンテンツマーケティング」であったのに、導入したツールは「記事を使ったコンテンツマーケティングに強みを持つツール」だったということがよくあります。
「コンテンツマーケティング」の定義が広い領域にまたがるものだからこそ、自社で行いたい施策を言語化し、目的にあったツールを選ぶことが重要です。
最低限、「どのチャネルからの流入を増やしたいのかを決めてからツールベンダーに相談するようにしましょう。
②ツールを使って何を調べたいか
もし可能なら、ツールを使って何を調べたいのかも洗い出しておくようにしましょう。
例えば、Googleのアップデートで打撃を受けた後、打撃から回復するために活用できるコンテンツマーケティングツールを探しているとします。
この際、単に「検索数」を出してくれるツールだけでは不十分。競合と比べた際のコンテンツのクオリティや、バックリンクの強さなどを比較・検証できる機能が必要です。
③予算
コンテンツマーケティングツールの中には、有料のツールもあります。
有料ツールを活用する際には、以下2つのポイントを考えましょう。
・自社でどのぐらい予算が確保できるのか?
・そのツールを利用することでいくらぐらい売上が上がる見込みがあるのか
コンテンツマーケティングは「成果が出るまでが長い」マーケティング手法だという声もあります。効果が出るまで施策を継続して行っていけるかどうかも、コンテンツマーケティングを成功させるための重要なポイントです。
長い目で見て、無理なく予算が捻出できるかを考えてツールを選びましょう。
【参考】コンテンツマーケティングのステップ
コンテンツマーケティングに取り組む方へ、簡単なステップを解説します。コンテンツマーケティングツールを使うときも、この手順に従ってください。
①コンテンツの事前調査をする
…ターゲットとなるユーザー像や競合サイトとの比較から、何のキーワードで集客するかを決める。
②コンテンツを作成する
…ユーザーニーズに沿ったコンテンツを作成し、流入数やファンを増やす。
③効果計測・レポーティングをする
…流入数やサイトからの売上(=コンバージョンとも言う)を増やす。
①コンテンツの事前調査をする
まずは、どんなコンテンツを作成するか、事前調査と戦略立てを行います。
この際に大事なポイントは次の2点。
・キーワードの検索数
・競合サイトの流入キーワード
キーワードの検索数
キーワードの検索数とは、1か月にそのキーワードが検索されている回数です。
自然検索では、キーワードの検索数によって見込まれる流入数が変わります。
例えば以下の例のように、一見「似ている」と感じるキーワードでも検索数が大きく異なることがあります。
キーワード |
キーワードの検索数 |
---|---|
アクセス解析 |
3520回/月 |
アクセス分析 |
168回/月 |
この場合、「アクセス解析」で対策したほうが多くの流入数を見込めます。
つまり検索回数を調べることで、流入増加につながるキーワードが見つかり、効率よく集客数を増やすことができるのです。
キーワードの選び方について詳しく解説した記事もありますので参考にしてください。
関連記事:SEOの基本「キーワード選定のコツ」をプロが徹底解説!【初心者向け】
競合サイトの流入キーワード
注力すべきキーワードが決まっていない場合は、競合サイトの流入キーワードを参考にしましょう。似たサービスや製品を扱う競合サイトが多くの流入を稼いでいるキーワードに注力することで、自社サイトでも流入数を増やせる確立が高いです。
また競合サイトが注力しているということは、売上に繋がりやすいキーワードである可能性も。自社内で思いつかなかった、思わぬキーワードにコンテンツマーケティングを成功させるコツがあるかもしれません。
なお、競合サイトの調査についてはこちらのカオスマップもご活用ください。
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②コンテンツを作成する
自然検索の場合、検索結果の上位に表示するほどユーザーにクリックしてもらえる確率が高まります。つまり自然検索からの流入を増やすには、検索結果の上位表示を狙いましょう。
検索上位に表示するには、ユーザーの検索ニーズに沿ったコンテンツを作成することが重要です。ユーザーの検索ニーズに沿ったコンテンツを作るヒントになるのは、「サジェストワード」です。
サジェストワード
サジェストワードとは、ユーザーが特定のキーワードとセットで検索しているキーワードのこと。例えば、「コンテンツマーケティング」と検索するユーザーは下記のようなニーズを持っています。
・コンテンツマーケティングとは何か知りたい
→「コンテンツマーケティング 事例」「コンテンツマーケティング 種類」
・コンテンツマーケティングを学びたい
→「コンテンツマーケティング 本」「コンテンツマーケティング セミナー」
・コンテンツマーケティングを外注したい
→「コンテンツマーケティング 企業」「コンテンツマーケティング expo」
ユーザーが実際に検索しているキーワードであるため、サジェストワードからユーザー二―ズを推察することができます。
ユーザーニーズをサジェストワードから推察し、ニーズに答えるコンテンツを作ることで、ユーザーを満足させると同時に上位表示を実現できます。
今回紹介して3つのツールの中では、「ミエルカ」と「Keywordmap」でサジェストワードを調べられます。コンテンツの設計方法について詳しく解説した記事もありますので、ご参考ください。
関連記事:上位表示されるコンテンツ設計とは?検索意図に応える方法を解説
関連記事:サジェストとは?表示される仕組みやSEOでの活用方法も解説
③効果計測・レポーティングをする
「コンテンツを作ったら、それで終わり!」というわけではありません。
作ったコンテンツが集客の増加や売上にどれだけ貢献しているか効果計測を行い、常に戦略をブラッシュアップさせていきましょう。
また社内から理解や協力を得るためには、定期的なレポーティングも必要。効果計測やレポーティングの際には、以下のような項目に注目するとよいでしょう。
・サイトへの流入数
・コンバージョン数(目標達成数)
・キーワード順位
サイトへの流入数
サイトに何人ぐらいのユーザーが来ているか、何回ぐらいのセッションがあるのか。流入数はコンテンツマーケティングが上手く行っているかを考える際の一つの指標です。
この際、全体の流入数だけでなく、どのチャネルからの流入数が増えているか減っているかを分析できるとなおよいです。
例えば、同じ月間10000セッションでも、広告から9000セッションがあるサイトと、自然検索で9000セッションがあるサイトでは、後者の方がセッションの獲得コストが低いと言えます。
ミエルカとkeywordmapでは、チャネルごとの流入数を調べることができます。
コンバージョン数(目標達成数)
コンバージョン数も重要な指標の一つです。コンバージョンとは、Webサイトでの最終の成果数を差します。ECサイトの場合は売上、サービスサイトの場合は問い合わせ数などがコンバージョンとされることが多いです。
コンバージョン数を確認することで、コンテンツマーケティングで集客したユーザーが自社サイトの売上に寄与しているかを調べることができます。
キーワード順位
コンテンツマーケティングの場合、自然検索からの流入増加を目標とするサイトも多いでしょう。こうした場合、指標としているキーワードの順位もチェックするようにしましょう。
キーワードの順位が上昇すれば、それだけ多くの流入数が見込めます。さらに高い順位が獲得できるということは、そのコンテンツがユーザーにとって優れたコンテンツであるとも言えます。
Web幹事では、コンテンツマーケティングに成功した事例を集めた記事もあります。こちらも合わせて参考にしてください。
関連記事:【現役マーケターが厳選】本当に参考になるコンテンツマーケティングの成功事例
【まとめ】コンテンツマーケティングは自社でやるべき?外注すべき?
以上、コンテンツマーケティングを自社で行う際に役立つツールを紹介してきました。
コンテンツマーケティングを自社で行うメリットは、PDCAのサイクルを早め、サイトをより良いものにブラッシュアップしていける点にあります。
しかし、新しくコンテンツマーケティングを行う際はどうしてもやることが増え、今まで行っていた業務と平行して行うのが難しいことも。
しかも、ツールの良さは理解できたけど、使いこなす自信がない方もいるでしょう。何かと手のかかる立ち上げ期は、外注も一つの選択肢です。制作会社への依頼も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
例えば半年間だけコンテマーケティングのコンサルや代行を依頼し、ノウハウを学んでから自社で取り組むといった方法もあります。
・初めてコンテンツマーケティングに取り組むので自信がない
・以前、コンテンツマーケティングに注力したが上手くいかなった
上記のような方は、ぜひ一度、Web幹事にご相談ください。
コンサルタントのご紹介
代表取締役
岩田 真
2015年にWeb制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。
ホームページ制作のオンライン相談窓口「Web幹事」は、35,000件を超える豊富な相談実績と幅広い知識で、お客様のあらゆるニーズにお応えします。
Web制作業界のプロが丁寧にヒアリングしますので、
初心者の方でも安心してご相談ください!
あなたの目的や予算にに合わせて最適な会社をご紹介させていただきます。
ご相談はもちろん無料。また紹介された会社に必ず発注する必要はありません。
Q. コンテンツマーケティングツールの事例にはどのようなものがある?
コンテンツマーケティングツールの事例として「ミエルカ」「Keywordmap」等が挙げられます。それぞれの詳しい特徴は記事内で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
Q. コンテンツマーケティングツールを選ぶ際のポイントは?
コンテンツマーケティングツールを選ぶ際のポイントとして「自社で行いたい施策を言語化する」「ツールを使って何を調べたいのかを洗い出しておく」等が挙げられます。詳しい選び方については記事をご覧ください。
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・コーポレートサイト
・ランディングページ
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さらに相場を理解するためのポイントや
ホームページを業者に依頼する前の準備方法も
合わせて解説。
ホームページを依頼したいが、相場が分からず心配
という方はぜひダウンロードしてください。
この記事を書いた人
金子 朱里
専門分野: SEO、コンテンツマーケティング、Webツール
大学卒業後SEOツールベンダーに入社し、WEB・IT業界をはじめとした60社以上の集客施策をサポート。その中で、読者の役に立つコンテンツを作成したいとの思いを強くし、ライターとして活動中。
リサーチを徹底し正確な情報を読者に届けることを信条としている。