企業の成長に大きく貢献するオウンドメディア。
集客や採用などで課題を感じ、オウンドメディアを導入したいと考えている方も多いと思います。
オウンドメディアの成功例はどんどん増えてきていて、数百万PVを達成しているメディアも珍しくありません。
成功できれば様々なメリットを享受できますが、一方で以下のようなデメリットもあります。
本記事では、オウンドメディアのPVを5ヶ月で25倍に成長させた私が、オウンドメディアのメリットとデメリットについて徹底解説します!
関連記事:オウンドメディアの作り方を1から10までプロが徹底解説!【専門知識不要】
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オウンドメディアを作るメリット
まず最初にオウンドメディアを作るメリットについてです。
オウンドメディアは資産になったり、競合との差別化ができたりと成功した場合、様々な恩恵を受けることができます。
自社のサイトが資産化
オウンドメディアの大きなメリット1つ目が、「資産」になること。
オウンドメディアはよく不動産経営に例えられます。
記事を作成して公開するとオンライン上で新しい土地ができ、あなたがその土地の所有者に。
最初は誰もいない土地なのでなにも価値はないのですが、SEO対策やSNSで拡散されれば、その土地にたくさんの人が訪れ価値が付いていきます。
また、記事は24時間365日働いてくれるので、寝ている間にも稼ぎ出してくれます。
ただし、検索順位は常に変動しているので、価値が下がることもあります。
その結果、いきなり自社のサイトアクセス数(PV)が落ちることも。
不動産は家が古くならないように、定期的にメンテナンスを行いますが、それはオウンドメディアも同様に。
継続的に更新をしていく必要があります。
ユーザーにとって役立つ情報を随時更新していきながら価値のある資産を作っていきましょう。
また、中長期的なアルゴリズムの変化を考えつつ、コンテンツを作っていく必要があります。
※アルゴリズムとは
Googleなどの検索エンジンが各WEBサイトを検索結果でランキング化させる計算方法のことです。
競合他社との差別化ができる
検索結果の上位に位置することで、ユーザーからは「専門性の高いサイト」と認識され、信頼をよせてくれます。
記事を見てファンになってくれる人が商品やサービスを買う場合、ほとんど比較検討しないで購入してくれます。
それは、ユーザー側がその会社が運営している商品を価値があるものと評価し、単純に「安いから」ではなく「好きだから」で購入してくれるためです。
リスティング広告などのWeb広告でも、同じような事は再現可能です。
しかし Web広告では真似されたり、競合とぶつかるケースが多々有ります。
Web広告に使うランディングページ(LP)では、競合企業のLPの要素を抽出すれば、似たようなものは簡単に作れます。
また、リスティング広告では入札形式で広告単価が決まるため、競争環境が激しいと広告費がかさんでしまうこともしばしば起こります。
私が知っているケースでは、競合の2社が広告単価の値上げ競争を行い、クリック単価を9,999円までに急騰していました。
Web広告に比べて、オウンドメディアは編者者の力量に依存し、真似することは難しいです。
オウンドメディアは競合との差別化ができるので、成功している企業は競合他社を突き放し、大きく成長していたりします。
広告費が必要ない
ペイドメディアのように、費用をかけて掲載し続ける必要はなく、自社で運用するため広告費がかからないのもメリットです。
もちろん、管理費や人件費、外注費などは発生します。
それでは、どれほどの費用がかかるのでしょうか。
人件費
例えば人件費であれば、ライターや編集者の人件費がかかります。
ライターさんは質によってピンキリですが、安いと文字単価0.5円くらいで依頼できます。
高いライターさんになると文字単価20円程度かかるケースもあります。
オウンドメディアの編集者の人件費もピンキリで、年収300万円程度で雇える場合もあれば、年収1,000万も超えるケースもあります。
管理費
管理費は大きく分けて、ドメインとサーバー管理費があります。
ドメイン費用
ドメイン費用は、年間数千円程度です。
お名前.comやムームードメインで安く取得することができます。
サーバー費用
サーバー費用は、Xserverの最も安いプランを利用した場合、下記のような金額になります。
- 3ヶ月間:7,128円
- 6ヶ月間:10,368円
- 12ヶ月間:16,200円
- 24ヶ月間:27,864円
- 36ヶ月間:38,232円
サーバー初期設定費は、サイトを立ち上げて運用するつもりであれば、長い契約期間で申し込むことで割安になるので、おすすめです。
外注費
オウンドメディアを制作会社に依頼する場合、外注費がかかります。
オウンドメディア制作に関する相場は下記の記事で解説しています。ぜひ参考にしてください。
オウンドメディア構築の費用と相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】
ファンの獲得
オウンドメディアの記事を見たユーザーが「面白い」と思ってくたら、そのユーザーはオウンドメディアや会社のファンになってくれます。
ファンになってくれれば、商品を購入してくれますし、SNSなどでシェアなどをしてくれるので、企業の売上アップに貢献してくれます。
また、ユーザーにとって求めている情報を提供できているということなので、ユーザーとの信頼関係の構築つながり、結果として将来再購入・再利用をしてくれる確率が高くなります。
現状ファンを獲得できるWeb施策の多くはSNS。
オウンドメディアを使えばSNSでアプローチできないファンの獲得にも繋がります。
サイトを自社で自由に管理できる
ペイドメディア・アーンドメディアと異なり、オウンドメディアは広告枠に捉われることはなく、主張したい情報や、デザイン、サイトの仕組みなど、自社で全て管理することができます。
これは、ユーザーのニーズを的確に分析できさえすれば、演出したい自社サービスの世界観を出すことができるということ。ブランディングにも大きな効果があります。
結果、ユーザー側の満足度を上げることに繋がるため、購入などに結びつき売上にも大きく貢献することができます。
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プロが選んだオウンドメディアの成功事例!本当に参考になるものだけご紹介
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オウンドメディアを始める時の注意点・デメリット
メリットもあれば、一方でデメリットもあるのが普通ですよね。
オウンドメディアを上手に活用するために、デメリットについても正しく理解していきましょう。
関連記事:オウンドメディアで失敗する企業の特徴7選!中長期的に考えるのが重要
難易度が上がっている
近年オウンドメディアの難易度が急激に上がり、初心者の方が運営してもほとんど失敗しているのが現状です。
2010年代中盤からIT企業を中心に、オウンドメディアという言葉が盛んに言われるようになり、企業はマーケティング目的でたくさんの記事を作成しました。
その結果記事数が膨大になり、競合が増加。上位表示が難しくなりました。
Googleのアルゴリズムも2015年辺りまでは文字数・キーワード比率・記事数等、単純な対策で上位表示を実現できました。
しかし近年ではGoogle側がユーザーの行動を見ており、質の高い記事でないと上位表示が難しくなっています。
さらに、同じコンテンツを掲載したとしても、新しいドメインだとGoogle検索で上位に上がってくることは難しいといわれています。
Googleは権威性も評価の1つに入れていて、新規サイトには厳しい評価がついています。
初心者にオウンドメディアの運用は難しいですが、オウンドメディアやアフィリエイトなどで成功している人は意外と多くいます。
こういう方々にコンサルとして入ってもらいアドバイスをもらえば、成功確率が上がります。
オウンドメディアを運用する時にはしっかりとした実績のある業者に頼むといいでしょう。
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効果が出るまでに一定の期間が必要になる
オウンドメディアが価値あるものになるために、効果が見えてくるのはどのくらいの期間がかかるのでしょうか。
私のこれまでの経験上、少なくとも期間で3ヶ月、記事で50記事以上は必要になります。
(商材や競合、ドメインの強さによっても異なります。)
3ヶ月たったぐらいから徐々に検索順位がつき始めてくるので、そこまでは我慢強く続けていく必要があります。
ノウハウがないと見込み客は増えない
売り上げをつくるためには、見込み客を作る必要があります。
そのためには、SEO対策などを行い、アクセス数を増やしていくことが必要とされます。
誰にも見られない記事をを掲載するしても、意味がないですからね。
アクセス数を増やすために、欠かせないのは何といってもユーザーにとって役に立つ情報なのか、興味を持たせることができる内容かです。
また、Googleの検索順位は200以上の複雑な計算式で決まっているので、そこの理解とノウハウがないとなかなか検索順位で上位は取れません。
SEO対策についてや、SNSでどうやったら拡散されるかなどノウハウを学ぶようにしましょう。
良い成果が出るとは保証されていない
オウンドメディアは立ち上げたからといって成果が保証されている訳ではありません。
オウンドメディアの成功はGoogleからの評価やSNS及びユーザーからの評価などで決まります。
これをよくするためには、SEOの理解、シェアされやすい記事の理解、ユーザーの理解に加えて、良質な記事を作成する必要があります。
ターゲットユーザーや業界、キーワードによっても良い記事の定義は変わってきます。
また、Googleの場合は絶対評価ではなく相対評価のため、いくら良い記事を作成しても競合に負けてしまうケースもあります。
とはいえ、優秀な編集者であれば、どれくらいの記事の質をどれくらいあげればいいか今までの経験上知っているので、100%とは言えませんが、高い確率で成功させることができます。
オウンドメディアの難易度が最近上がってきているので、優秀な編集者やアドバイザーの助けを借りることで、オウンドメディアを高い確率で成功させることができます。
関連記事:オウンドメディアのSEOで悩んでませんか?プロが実践する成功の秘訣、教えます
質の低い記事だと逆効果
オウンドメディアで質の低い記事を公開し続けると逆効果になるケースもあります。
オウンドメディアは良くも悪くも企業の象徴的なものです。
ここで面白い記事や知りたい情報が載っている記事を掲載すれば、少なからずその企業やオウンドメディアのことを好きになってくれます。
一方、分かりづらい内容や宣伝ばかりで一方的な主張をするサイトであると、ユーザーは嫌悪感を覚えて、二度と使わないと思うケースもあります。
自己満だけのサイトになるのではなく、ユーザーの満足度をあげるサイトを作っていきましょう。
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オウンドメディアのメリット・デメリット まとめ
以上が、オウンドメディアのメリット・デメリットのご紹介でした。
オウンドメディアの理解は深まったでしょうか?
オウンドメディアをおすすめする理由は下記3つです!
- 資産となる
- ブランディング化できる
- 目的に沿って、自由に作成できる
また、オウンドメディアを作る際に大事なことも3点。
- ユーザーにとって役に立つ情報を提供すること
- コンテンツ作成を継続し続けること
- SEO対策を行うこと
知識がない初心者の方は「難しそう」と思われるかもしれません。
しかし、ユーザーに役に立つ情報を継続的に発信していくことで、コツやポイントを、正しく理解していけば、成果が得られるマーケティング手法の一つです。
軌道にのるまでは時間もかかりますが、自分の手で生み出せる「資産」ってやっぱり魅力的。
他のメディアの強みをうまく活用しながら、ぜひオウンドメディアの良さを最大限に発揮していきましょう!
こちらの記事を読んで、みなさんに少しでもお役に立てたら幸いです。
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