- 更新日 2024.10.09
- カテゴリー WordPress
WordPressで会員サイトを簡単に作成するおすすめプラグイン【2024年最新版】
「WordPressを使用して会員サイトを作りたいが、どのプラグインがおすすめ?」と悩む方も多いでしょう。
本記事では、初心者でもWordPressで会員サイトを作れるプラグインをご紹介。最後まで読むことで、プラグインを選ぶための情報や、各プラグインの特徴、メリットを理解できます。
関連記事:【プロが厳選】WordPressに強い優良ホームページ制作会社まとめ!
関連記事:会員制サイトの構築に強い制作会社まとめ|実績・集客・格安で選別
- 1. WordPressで作成した会員サイトで実現できること
- 2. WordPressで会員サイトを構築するメリット
-
3.
会員サイトが簡単に作れるWordPressプラグイン10選
- 3-1. WP-Members Membership Plugin【迷ったらこれ!定番プラグイン】
- 3-2. Simple Membership【さくっと簡単に作るなら】
- 3-3. Ultimate Member【フォームのカスタマイズが可能】
- 3-4. WP Private Content Plus【ネットショップとの連携可能】
- 3-5. ProfileGrid【コミュニティサイト向け】
- 3-6. Groups【グループ分けをしたいときに】
- 3-7. Memberful WP【コンテンツ販売向け】
- 3-8. BuddyPress【SNSと似たサイト作成が可能】
- 3-9. Theme My Login【ユーザーごとに閲覧権を制限】
- 3-10. Membership &Content Restriction【会員制ECサイトが構築可能】
- 4. 会員サイトを作るWordPressプラグインを選ぶポイント
- 5. WordPressで会員サイトを作る5つの手順
- 6. WordPressで会員サイトを作る際の注意点
- 7. 【まとめ】WordPressで会員サイトを簡単に構築・運用するために
WordPressで作成した会員サイトで実現できること
まず、そもそも何のために会員サイトを作るのか目的について整理しておきましょう。
主だった機能としては以下が挙げられます。
会員ランク別に表示するページを分ける
会員サイトでは会員別にランクを付与できるため、会員に見せたい情報をコントロールできるメリットがあります。
主なメリットは下記の通りです。
- 入会プランに応じて提供するコンテンツや機能を切り替える
- 会員権限に応じて参加できるコミュニティを制限できる
- 会員ランクに応じて特典を用意する
会員サイトの表示する情報をコントロールできることで、特別感を演出しやすく会員との関係性も深めていくことができます。
会員限定コンテンツによるマネタイズ(収益化)ができる
会員サイトは、有料会員限定のコンテンツも設定・配信できるためマネタイズ(収益化)しやすい特徴があります。
たとえば、専門家との対話や、他のメンバーとの交流ができるオンラインコミュニティを有料会員限定で提供するのも1つの方法です。
お金を払っても有益なコンテンツをほしいと感じる人は一定数いるため、会員が増えることで安定的な収入を得られる点も会員サイトを運営するメリットです。
コミュニティを形成しやすい
会員サイト内に興味関心別に様々な「交流の場」を用意してあげることで、共通の価値観をもったメンバーが交流しあうことができ、会員サイトの付加価値も高まります。
さらに、コミュニティが活性化されることで評判が上がり、さらに会員数も増えていくといった好循環も生み出せるため、ビジネスの拡大に貢献してくれる点も魅力です。
また、会員は有力な見込み客となりますので、自社商品・サービスを販売するうえでも貴重な存在となってくれます。
WordPressで会員サイトを構築するメリット
会員サイトを作るのには様々な方法やツールがありますが、WordPressで構築するメリットとしてはどのようなメリットがあるのでしょうか。
WordPressで会員サイトを作るメリットを紹介していきましょう。
簡単にプラグインで実装が可能
本来、会員サイトを作るにはプログラミングの専門知識が必要なため、初心者には難しいと感じるでしょう。
しかし、WordPressなら便利なプラグインが用意されているため、プログラミングの専門知識がなくても会員サイトを作ることが可能です。中には、ショートコード(あらかじめ用意されたコード)を入力するだけで、使える機能もあります。
また、WordPressは使用するユーザーも多いため、Webサイト上で会員サイトを構築するノウハウも多数掲載されており、プラグインの設定方法や使い方も見つけやすいです。
※プラグインとは、Webサイトの機能を追加できるソフトのこと
コストを抑えて実装が可能
Webサイト制作のプロにWordPressを使わない会員サイト制作を依頼すると、10万円〜100万円以上かかるなんてことも。
一方で、WordPressで会員サイトを構築する場合以下の費用がかかりますが、年額1万円ほどで運営が可能です。
料金 |
|
レンタルサーバー契約 |
初期費用:0円〜5,000円 |
独自ドメインの取得 |
年額:0円〜3,000円 |
有料テーマの購入 |
1回(買い切り):10,000円ほど |
また、WordPressで提供されているプラグインのほとんどが無料で利用できるため、10,000円前後でコストを抑えることができます。人件費などを除くと、年間でかかるコストはサーバーとドメイン代くらい(約3,000円〜~10,000円程度)。
制作にコストをかけられないので自分で対応する必要がある場合には、WordPressを使った会員サイト制作がおすすめです。
コンテンツマーケティングの展開が可能
コンテンツマーケティングとは、ユーザーの興味を引くような情報(コンテンツ)でお客様をWebサイトへ呼び込み、商品購入やお問い合わせなどの行動へつなげる方法のことです。
WordPressは元々はブログを作るためのシステム。コンテンツ記事を管理するのに優れています。プラグインを活用すればコンテンツ制作だけでなく、SEO対策やソーシャルメディア連携も容易になり、コンテンツの拡散効果を高めることもできます。
コンテンツで集客をしてファン化し、会員サイトに登録してもらうといった施策によりビジネスを拡大させていくことも可能です。
リピーターを獲得しやすい
WordPressで会員サイトを作成すると、リピーターの獲得がしやすくなります。会員サイトは一度登録したユーザーに対して継続的な価値を提供する場となり、定期的な訪問を促す仕組みが整っています。
たとえば、会員限定の特別コンテンツや、限定の割引や特典などを提供することでサイトへの訪問を促進できます。
また、会員の行動データを追跡・分析する機能があるプラグインもあるため、一人ひとりのユーザーの行動・興味を分析し、適切な情報を提供できます。その結果、リピーターを増やし、長期的な関係を築くことができるのです。
会員サイトが簡単に作れるWordPressプラグイン10選
会員サイトが簡単に作れるプラグインを10つご紹介します。
それぞれ特徴がありますので、ご自身の目的にあわせてお選びください。
プラグイン名 |
価格 |
特徴 |
WP-Members Membership Plugin |
基本的な機能は無料 有料プラン:125ドル/年 ※表示料金の税込/税抜に つきましては要問い合わせ |
WordPressで会員サイト制作をする際の 定番プラグイン。 初心者にはおすすめ。 |
Simple Membership |
無料 |
会員の種類が分けられるので、 会員グレードの上位、下位などといった 会員種別を設定できるのが特徴。 |
Ultimate Member |
基本的な機能は無料 Extensions Pass :249ドル/年 Extensions + Theme Pass :299ドル/年 ※表示料金の税込/税抜に つきましては要問い合わせ |
ショートコードでログインフォームや 会員登録フォームが作れますが、 このプラグインの魅力いいところは、 簡単な操作でフォームのカスタマイズが できること。 |
WP Private Content Plus |
基本的な機能は無料 PERSONAL:69ドル/年 ENTREPRENEUR:99ドル/年 ※表示料金の税込/税抜に つきましては要問い合わせ |
全てを会員限定にし、 全体に公開するものを個別に 選べる仕組み。 アクセスしたときには、 リダイレクト(別のページへ飛ばす) 設定も可能 |
ProfileGrid |
基本的な機能は無料 Premium:79ドル/年 Premium+ :159ドル/年 ※表示料金の税込/税抜に つきましては要問い合わせ |
登録した会員一覧が作れたり、 グループ分けをしたり、 会員に投稿をさせたりできるプラグイン。 コミュニティサイトやユーザーに 投稿をさせたい場合に活躍。 |
Groups |
無料 |
会員グループを作ることができる プラグイン。 変えることが可能なので、 複数のグループに分けて見せる コンテンツを変えたい場合におすすめ。 |
Memberful WP |
基本的な機能は無料 Pro:25ドル/月 Premium:100ドル/月 ※表示料金の税込/税抜に つきましては要問い合わせ |
クレジットカードで決済できる システムが搭載されているので、 会員向けにコンテンツを 売したいときに役立つプラグイン。 |
BuddyPress |
無料 |
SNSのような会員限定の コミュニティサイトを簡単に 作成できるプラグイン。 一般公開ではなく登録した会員だけが アクセスできるコミュニティサイトも 構築可能。 |
Theme My Login |
基本的な機能は無料で利用可能 有料機能あり:要問い合わせ |
シンプルな会員登録機能を 追加するプラグイン。 組み合わせることで、ユーザーごとに 閲覧権限を制限した 会員制Webサイトの構築が可能。 |
Membership & Content Restriction |
無料 |
会員制Webサイト構築に適しており、 WooCommerceとの連携により 会員制Webサイト内で有料コンテンツの 販売も可能。 |
WP-Members Membership Plugin【迷ったらこれ!定番プラグイン】
画像参照:WordPress
【料金プラン】
- 基本的な機能は無料
- 有料プラン:125ドル/年
※表示料金の税込/税抜につきましては要問い合わせ
WordPressで会員サイト制作をする際の定番プラグインです。
日本語にも対応しており、操作も簡単。利用者も多く、情報もインターネット上にたくさんあるため、初めて会員サイトを作る初心者におすすめです。
会員登録やログインページの作成は、専用のショートコードを記載するだけ。会員と非会員でコンテンツを分けるような、会員サイトを時間をかけずに作りたい場合に利用するといいでしょう。
Simple Membership【さくっと簡単に作るなら】
画像参照:WordPress
【料金プラン】
- 無料
先ほど紹介した「WP-Members Membership Plugin」と並んで人気の高いプラグインです。こちらも日本語化されているので、操作も容易にできます。
このプラグインは会員の種類が分けられるので、会員グレードの上位や下位などといった会員種別を設定できるのが特徴。
またPayPalという決済システムと連携することで、有料会員も設定ができます。
Ultimate Member【フォームのカスタマイズが可能】
画像参照:WordPress
【料金プラン】
- 基本的な機能は無料
- Extensions Pass:249ドル/年
- Extensions + Theme Pass:299ドル/年
※表示料金の税込/税抜につきましては要問い合わせ
こちらも日本語化されていますので、使いやすいのが特徴です。
前述したプラグインと同じようにショートコードでログインフォームや会員登録フォームが作れますが、このプラグインの魅力は、簡単な操作でフォームのカスタマイズができること。
権限を細かく分けたり、フォームをカスタマイズしたいなど、高機能なプラグインを求める場合に使用するといいでしょう。
権限を細かく分けたり、フォームをカスタマイズしたいなど、高機能なプラグインを求める場合に使用するといいでしょう。
WP Private Content Plus【ネットショップとの連携可能】
画像参照:WordPress
【料金プラン】
- 基本的な機能は無料
- PERSONAL:69ドル/年
- ENTREPRENEUR:99ドル/年
※表示料金の税込/税抜につきましては要問い合わせ
WP Private Content Plusは全てを会員限定にし、全体に公開するものを個別に選べる仕組みです。
また、会員限定記事に非会員がアクセスしたときには、リダイレクト(別のページへ飛ばす)設定も可能。
ProfileGrid【コミュニティサイト向け】
画像参照:WordPress
【料金プラン】
- 基本的な機能は無料
- Premium:79ドル/年
- Premium+ :159ドル/年
※表示料金の税込/税抜につきましては要問い合わせ
登録した会員一覧が作れたり、グループ分けをしたり、会員に投稿をさせたりできるプラグイン。
機能はSNSに近いので、コンテンツを見せるだけのサイトというよりは、コミュニティサイトやユーザーに投稿をさせたい場合に活躍するでしょう。
プラグインをインストールすると必要なページは自動で作られるため、すぐに使用可能です。
Groups【グループ分けをしたいときに】
画像参照:WordPress
【料金プラン】
- 無料
会員グループを作ることができるプラグインです。グループごとに見せる記事を変えることが可能なので、複数のグループに分けて見せるコンテンツを変えたい場合におすすめ。
また、ショートコードでコンテンツを囲むことで、部分的に限定記事にすることも可能。
誰でも登録できる会員サイトを作りたい場合は、ログインフォームや会員登録フォームを作れる別のプラグインと組み合わせる必要があります。
Memberful WP【コンテンツ販売向け】
画像参照:WordPress
【料金プラン】
- 基本的な機能は無料
- Pro:25ドル/月
- Premium:100ドル/月
※表示料金の税込/税抜につきましては要問い合わせ
クレジットカードで決済できるシステムが搭載されているので、会員向けにコンテンツを販売したいときに役立つプラグインです。
利用するには公式サイトにて会員登録が必要。操作手順の動画が公式サイトに掲載されているため、スムーズに使用できるでしょう。
クレジットカード決済を利用するにはStripe(ストライプ)という、決済システムと連携する必要があります。
決済周りの設定には「API(ソフトウェアやアプリケーション同士が情報をやり取りする際に使用されるインタフェース)」「セキュリティ対策」などの知識が必要です。
BuddyPress【SNSと似たサイト作成が可能】
画像参照: WordPress
【料金プラン】
- 無料
BuddyPressは、SNSのような会員限定のコミュニティサイトを簡単に作成できるプラグインです。
特定のグループやコミュニティ向けに、一般公開ではなく登録した会員だけがアクセスできるコミュニティサイトも構築可能。日本語にも対応しており、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
また、会員は個別のタイムラインに投稿し、自分のプロフィールをカスタマイズできます。他の会員と直接メッセージを交換したり、フォローし合うことで、コミュニケーションを深められます。
Theme My Login【ユーザーごとに閲覧権を制限】
画像参照:WordPress
【料金プラン】
- 基本的な機能は無料で利用可能
- 有料機能あり:要問い合わせ
Theme My Loginは、WordPressにシンプルな会員登録機能を追加するプラグインです。
他のアクセス管理プラグインと組み合わせることで、ユーザーごとに閲覧権限を制限した会員制Webサイトの構築が可能です。
以前はメール送信機能やプロフィール機能、リダイレクト機能なども含まれていましたが、現在有料のエクステンション(拡張機能)として提供されています。
Membership &Content Restriction【会員制ECサイトが構築可能】
画像参照: WordPress
【料金プラン】
- 無料
Membership &Content Restrictionは、2024年9月時点で10,000件以上のインストール実績。
会員制Webサイト構築に適しており、WooCommerceとの連携により会員制Webサイト内で有料コンテンツの販売もできます。
特定のユーザーにだけ商品を販売したり、サイト内でセールを開催できるほか、登録フォームをショートコードで簡単に設置できるのも魅力です。
会員サイトを作るWordPressプラグインを選ぶポイント
WordPressで会員サイトを作るプラグイン選びのポイントもあわせて紹介しておきましょう。
必要となる機能があるか、使いやすいか
プラグイン選びでポイントの1つとして、必要な機能が揃っているか、使いやすいかどうかです。そのため、作りたい会員サイトに必要な機能がプラグインに備わっているかを確認する必要があります。
また、必要な機能をもつWordPressプラグインを実際にいくつか試してみて、管理者も会員も使いやすいか、機能性は十分かを検証しておきましょう。
拡張性があるか
次にポイントとなるのが、拡張性です。会員サイトは運営を続ける中で会員数が増加し、新たな機能を追加したくなることもあるでしょう。
WordPressプラグインは他の人気プラグインとの互換性が確保され、追加機能として活用しやすくなっているものも多いです。
そのため、候補となるWordPressプラグインと他プラグインとの相性がよさそうかもチェックしておきましょう。チェックしておくことで、柔軟に対応できるプラグインを選ぶことができます。
継続的なコストが発生するか
WordPressプラグインは基本機能は無料で利用できますが、高度な機能を使いたい場合は有料プランへの切り替えが必要なプラグインもあります。
有料プランでないと目指す会員サイトが実現できないプラグインであれば、毎月あるいは毎年発生するコストも計算したうえで導入を検討しましょう。
プラグインのアップデート(セキュリティアップデート)は頻繁にされているか
会員サイト構築で使うWordPressプラグインのアップデートが定期的に行われているかもチェックしておきましょう。
なぜなら、アップデートが行われないとセキュリティが脆弱になり、会員情報が漏洩するリスクが高まるためです。会員サイトにおいて、会員情報は守るべき資産であるため、更新が積極的なWordPressプラグインを選ぶように心がけましょう。
なお、プラグインのアップデート頻度とともに、サポート体制やサポートコミュニティが活発かもチェックしておくと安心して利用できます。
WordPressで会員サイトを作る5つの手順
会員サイトをWordPressで作る際の手順についても紹介しておきましょう。
手順1. コンセプトとターゲット像を固める
はじめに、コンセプトとターゲット像を明確にします。会員サイトのコンセプトや、どのようなターゲット層を集客したいかを事前にしっかりと決めておくことが重要です。
ターゲット層については以下の条件を詳細に設定してください。
- 年齢
- 性別
- 興味
- 関心
- ライフステージ詳細
これらの条件を考慮して、具体的な人物像(ペルソナ)を作成します。
ターゲット像を明確にすると、会員サイトのデザインや設計に一貫性を持たせることができます。
手順2. 会員サイトの構成や会員区分を設計する
コンセプトとターゲット像が固まれば、会員サイトの構成や会員区分を設計していきます。
会員サイト全体のページ設計を行い、必要なページやコンテンツを明確にしておくことで、サイト構築がスムーズに進みます。
たとえば、会員サイトには会員専用ページやサポートページなどが必要になりますが、どのコンテンツをどのページに配置するか決めておきましょう。
また、会員のランクや権限(閲覧範囲)も事前に設計しておくことが大切です。
手順3. WordPressをインストールする
事前準備ができたら、WordPressをインストールしていきます。
WordPressをインストールするには、以下2つが必要になってきますのであらかじめ契約して用意しておきましょう。
- レンタルサーバーの契約
- 独自ドメインの取得
WordPressの始め方については以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
関連記事:WordPressのホームページの作り方・手順|初心者にわかりやすく解説
手順4. 必要なプラグインやデザインテンプレートを設定する
WordPressをインストールできたら、会員サイトをつくるためのプラグインを導入します。WordPressメニューの「プラグイン」から、会員サイト用プラグインを検索し、インストールしましょう。
なお、インストールしたプラグインは有効化しないと機能しませんので、有効化するのも忘れずに。
手順5. 設計したページを作成・テストして公開
事前に設計しておいた会員サイトの計画に沿って、コンテンツやデザインを整えていきましょう。また、会員の登録や会員レベル別の機能の違いについても問題がないかテストを行います。
テストで問題が起きなければ会員サイトを公開しましょう。
WordPressで会員サイトを作る際の注意点
WordPressとプラグインを活用すれば簡単に会員サイトを作れますが、注意点もありますので気をつけましょう。
ユーザーの権限を理解しておくこと
WordPressにはユーザーを登録する機能があり、デフォルトでユーザーに5種類の権限が用意されています。
この5種類ある権限の使い分けは以下の通りです。
- 管理者:WordPress の全ての操作が可能
- 編集者:コメントやリンク管理などコンテンツに関する全ての操作が可能
- 投稿者:記事の投稿や編集が可能
- 寄稿者:記事の下書きと編集のみ可能
- 購読者:閲覧のみ可能(会員サイトの場合、登録者の権限は主にこちら)
上に行けば行くほど、できる操作が増えるので重要な権限となります。
会員サイトを作るプラグインでは、主にこのユーザー登録機能を利用するものが多く、プラグインによっては権限の変更などができることも。どの権限でどのような操作ができるのか理解し、ユーザーに適切な権限を付けるようにしましょう。
スパムアカウントに注意
会員サイトに登録をする全ての人がサイトを利用したい人とは限りません。中にはbot(ボット)というコンピューターで作られたスパムアカウントからのアクセスが来る場合も。
スパムアカウントによってサイトが機能する場合もあるため、対策をしておきましょう。対策としては以下の方法があります。
- 管理画面のURLを変更するなどして、登録者に管理画面のURLを推測されないようにする
- 登録時にメールによる認証を導入する
- 登録者にサイトを編集できる権限を付けない
- CAPTCHA(入力時に画像に書かれた文字を入力させる方法)を導入する
そのほかWordPressに関するデメリットは以下の記事を参考にしてください。
関連記事:WordPressのデメリット。拡張性と自由度が高いCMS「WordPress」の弱点とその対処法
全体の維持管理も必要な業務として準備しておく
ユーザー同士コミュニケーションができる会員サイトの場合、あるいはユーザーがコメントやレビューを残せる場合、サイトの品質管理を行う必要があります。
特に、自由な発言の場を設けた場合、会員サイトの趣旨と反する発言や、口論などが起こり、事態を収める必要も出てきます。
事前に以下のような対策を行っておきましょう。
- 会員規約を作成し、会員同士のトラブルが起きた時の対応や処遇を決めておく
- 迅速に対応できるように管理者側のマニュアルを作っておく
- トラブルが発生したときの会員からの通報の仕組みをつくっておく
- トラブルを未然に防ぐためにサイト全体の監視をする
会員同士の争いは他のユーザーにも悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
【まとめ】WordPressで会員サイトを簡単に構築・運用するために
WordPressでは、プラグインを使えば初心者でも簡単に会員サイトを作成できます。
メリットは以下の通りです。
- プラグインを使用すれば簡単に実装できる
- コストを抑えられる
- コンテンツマーケティングも展開可能
ただし、ユーザー権限の理解やスパム、セキュリティ対策が重要です。
個人情報を扱うため、適切なセキュリティ対策をしましょう。機能不足やセキュリティ面で不安がある場合は、WordPressに詳しい専門家に依頼すると良いでしょう。
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Q. 会員サイトを簡単に作成できるおすすめのWordPressプラグインは?
おすすめのプラグインとして「WP-Members Membership Plugin」「Simple Membership」等が挙げられます。それぞれの詳しい特徴は記事内で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
Q. 会員サイトを作る際に注意すべきことはありますか?
会員サイトを作る際には、ユーザーの権限の適切な設定や、スパムアカウントへの対策、セキュリティの強化などに注意が必要です。また、会員サイトの運営やトラブル時の対応策も事前に準備しておくことが重要です。
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この記事を書いた人
江井 彩夏
専門分野: Webサイト制作,WordPress
フリーランスWebクリエイター。システムエンジニアやWebディレクターなどを経験後、2018年に独立。LP制作やWordPressを使ったWebサイト制作が得意です。
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