- 更新日 2026.03.19
- カテゴリー ホームページ制作の見積もり・発注
Webサイト制作の流れと進め方|全工程の図解と失敗しないための注意点をプロが解説
Webサイト制作を初めて担当される方は、「何から手をつければいいのか」「全体のスケジュール感は?」「発注者として何を準備すればいいの?」など、多くの不安を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
プロジェクトを成功に導くためには、企画からサイト公開までの全体像を正しく把握することが不可欠です。
本記事では、Web制作のプロが、制作全体の流れを徹底解説。具体的に「何を」「どの順番で」「どれくらいの期間」で進めるのか、フロー図を交えて分かりやすく説明します。
最後までこの記事を読めば、制作会社とのやり取りもスムーズになり、安心してプロジェクトを進められるようになります。
なお、本記事で紹介する流れは、制作会社へ依頼する場合だけでなく、ご自身でWebサイトを制作する際にも重要なポイントとなるため、ぜひ参考にしてください。
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Webサイト制作の流れ・期間(フロー図あり)
Webサイト制作のプロジェクトは、大きく分けて「1.見積もり・発注フェーズ」と「2.制作フェーズ」の2段階で進行します。
まずは、企画の準備からWebサイトの公開まで、全体の流れをフロー図で確認しましょう。
本記事では、特にご相談の多い下記のようなケースを想定して解説を進めます。
- ホームページの種類:古くなった企業サイトのリニューアル
- ページ数:30ページ程度の小規模サイト
- 制作方法:Web制作会社に外注(複数の会社から相見積もりを取得)
上記を前提とした、各フェーズに必要な期間の目安は以下の通りです。
- 1.見積もり・発注フェーズ:約2〜3週間
- 2.制作フェーズ:約1.5ヶ月〜2ヶ月
Webサイト制作の準備を開始してから公開までには、全体で約2〜3ヶ月の期間が必要です。プロジェクトによっては追加の要件や確認事項が発生することもあるため、余裕をもって3ヶ月程度のスケジュールを想定しておくと、よりスムーズに進行できるでしょう。
期間に幅があるのは、制作会社側の作業だけでなく、発注者(クライアント)側での確認や素材提供などの作業もスケジュールに影響するためです。次の章から、各フェーズで具体的に何をすべきかを詳しく見ていきましょう。
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Webサイト制作の流れ:見積もり・発注フェーズ
Webサイト制作において、プロジェクトの成否は「見積もり・発注フェーズ」でどれだけ準備できるかに大きく左右されます。
発注フェーズとは、社内でWebサイト制作が決定してから、実際に依頼する制作会社を決めて契約するまでの期間です。この段階で制作の目的や要件をどれだけ明確にし、制作会社と深く認識を合わせられるかが、後のトラブルを防ぎ、プロジェクトを成功に導くための重要な鍵となります。
準備を怠ると、「思っていたデザインと違う」「必要な機能が足りない」といった手戻りが発生し、追加の費用や期間が必要になるケースも少なくありません。
ホームページ制作の企画検討
所要期間:1週間〜2週間
実働時間:1日〜2日
制作会社へ連絡する前に、まずは自社内でプロジェクトの土台となる企画を固める必要があります。最低限、「目的」「納期」「予算」の3つは明確にしましょう。
- 目的:なぜWebサイトを作るのか?(例:お問い合わせを増やしたい、採用を強化したい)
- 納期:いつまでにWebサイトを公開したいのか?
- 予算:いくらの費用をかけられるのか?
これらの軸が定まっていないと、制作会社も最適な提案をすることができません。特に重要なのが「目的」の深掘りです。目的を明確にするためには、現状の「課題」を洗い出し、Webサイトで達成したい「ゴール」を設定することが不可欠です。
【課題とゴールの設定例】
- 課題(As-Is):
- Webサイトからの問い合わせが月に1件しかない
- デザインが古く、スマートフォンに対応していないため企業イメージを損なっている
- 採用ページの情報が薄く、求める人材からの応募が来ない
- ゴール(To-Be):
- Webサイト経由の問い合わせを、半年後までに月10件にする
- 企業の信頼性を伝えるデザインに一新し、採用応募者の質を高める
このように課題とゴールを具体的に言語化することで、作るべきWebサイトの方向性が明確になります。準備を丁寧に行うことで、制作会社からの見積もりや提案の質が格段に向上し、プロジェクト成功の確率が大きく高まります。
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関連記事:見積もりが安くなる!?絶対に行うべきホームページ制作発注の事前準備9点セット
面談・ヒアリング
所要期間:1週間〜2週間
実働時間:1回あたり1〜1.5時間(依頼した社数による)
企画が固まったら、いよいよWeb制作会社に問い合わせて、面談(ヒアリング)に進みます。このステップでは、事前に固めた企画内容(目的、納期、予算、課題)をしっかりと制作会社に伝えることが重要です。準備が整っていれば、制作会社が的確な質問で深掘りし、プロジェクトの解像度を高めてくれます。
なお、より良い発注先を見つけるために複数社から提案を受けることは有効ですが、闇雲に多くの会社に連絡するのは得策ではありません。5社、6社と面談を行うと、日程調整や情報整理だけで疲弊してしまい、一社一社との対話が疎かになりがちです。比較検討の質を保つためにも、候補は3社程度に絞ることをおすすめします。
一口メモ! ほとんどの制作会社の場合、提案までに実際に面談を行うのは1回か2回です。少ない時間で制作会社を選ぶ必要がありますので、面談時に制作会社を見極める必要があります。
自社に合う制作会社を見極めるために確認しておくべきポイントは、以下の通りです。
- 制作会社の特徴(制作会社の強み・これまでの実績)
- 担当者との相性(親身になってヒアリングしてくれるか・一緒に仕事したいと思えるか)
面談の際には、上記の2点は必ず確認しておきましょう。
見積もり・提案
所要期間:1週間〜2週間
実働時間:1回あたり1時間程度
ヒアリング後、各社からWebサイトの具体的な提案と見積もりが提出されます。この内容を比較検討し、最終的に発注する1社を決定します。
ここで最も重要なのは、価格だけで判断しないことです。Webサイトは作って終わりではなく、ビジネスを成長させるための重要なツールです。単純な安さだけで選んでしまうと、「デザインの質が低い」「公開後のサポートがない」といった問題につながる可能性があります。
提案書や見積もりを比較する際は、以下の点を総合的に評価しましょう。
- 提案の質:自社の課題を正しく理解し、その解決策となる具体的な提案がされているか?
- 見積もりの透明性:「一式」ではなく、各項目(デザイン費、コーディング費など)の内訳が明確に記載されているか?
- スケジュール:提示された納期は現実的か?各工程のスケジュールが明記されているか?
- 実績と担当者:実績や担当者の対応力にマイナスな点はないか?
制作会社といっても、実際にプロジェクトを進めるのは「人」です。価格、提案内容、そして担当者との相性を総合的に判断し、最も信頼できるパートナーを選びましょう。
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見積もり・発注フェーズのポイント
ここまでが、制作会社に正式に依頼するまでの「見積もり・発注フェーズ」です。期間としては約2〜3週間が目安ですが、担当者の方の業務状況によっては、制作会社との日程調整などで時間がかかる場合もあります。
しかし、このフェーズこそが、Webサイト制作プロジェクト全体で特に重要な期間です。ここでの準備や会社選定を丁寧に行うことが、後の手戻りやトラブルを防ぎ、プロジェクトの成功確率を飛躍的に高めます。
忙しい業務の合間を縫って時間を確保するのは大変ですが、Webサイトという企業の重要な資産を作る上で不可欠な投資です。ぜひ、腰を据えて取り組みましょう。
一口メモ!
仮に、諸々の事情で実際に発注する制作会社を選定にするのに時間が掛かっている場合には待たせてしまっている制作会社に連絡を入れるようにします。
人気のある制作会社ほど待たされている間に他社社の受注が決まり、案件の優先順位が下がるからです。また待たされている制作会社からすると、連絡のない発注者の印象は良くありません。お待たせする場合は、途中経過を連絡すると制作会社側の自社に対するイメージも変わります。
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Webサイト制作の流れ:制作フェーズ
依頼する制作会社が決定したら、いよいよWebサイトを形にしていく「制作フェーズ」のスタートです。
このフェーズは、制作会社への発注が決まってから、Webサイトが完成しインターネット上に公開されるまでの期間を指します。一般的にはキックオフミーティングからプロジェクトが開始され、サイト設計、デザイン、開発といった専門的な工程が進行します。
一見、制作会社の作業が中心に見えますが、プロジェクトを円滑に進めるためには、発注者側の協力が不可欠です。そしてWebサイトに掲載する原稿や写真といった「素材の提供」などが、発注者の重要なタスクとなります。
これらの対応が遅れると、プロジェクト全体の遅延に直結します。制作会社からの依頼には、丁寧かつ迅速に応えることを心がけましょう。
定例ミーティング
所要期間:プロジェクト期間中、週1回など定期的
実働時間:1回あたり1時間〜1.5時間
制作会社によっては、プロジェクトを円滑に進めるために週に1回程度の「定例ミーティング」を設定する場合があります。これは、プロジェクトの健全な進行に有効な手法です。
定例ミーティングの主なメリットは、関係者間の「認識のズレ」を早期に発見し、解消できる点にあります。メールやチャットだけでは伝わりにくい細かなニュアンスや懸念事項も、対面やオンラインで直接対話することで、正確に共有できます。
ミーティングでは、以下のような内容を議題としてあげましょう。
- プロジェクト全体の進捗状況
- 各担当者のタスク確認(例:発注者側で原稿をいつまでに準備するか)
- 課題や問題点の共有と解決策の協議
- デザイン案や仕様に関するレビュー
単なる進捗報告の場ではなく、プロジェクトを正しい方向へ導くための重要な「舵取り」の時間と捉え、特にサイトの仕様を決める「サイト設計」や、納品前の「テスト・チェック」の段階では、重点的に議論に参加しましょう。
サイト設計
所要期間:2週間〜1ヶ月
実働時間:2日〜3日
制作フェーズにおいて、Webサイトの骨格と仕様を決定する最も重要な工程が「サイト設計」です。ここでの設計が、Webサイトの使いやすさやビジネス上の成果を大きく左右します。
サイト設計では、主に以下のような項目を定義していきます。
- Webサイトに必要なページは何か?(サイトマップ)
- 各ページにどのような情報をどのような順番で掲載するか?(ワイヤーフレーム)
- お問い合わせフォームなど、Webサイトに必要な機能は何か?(要件定義)
この工程で制作会社と発注者の間で認識のズレが生じると、後のデザインや開発の段階で「このページが足りなかった」「必要な機能が考慮されていなかった」といった致命的な手戻りが発生し、プロジェクトの遅延や追加費用の原因となります。
「なんとなく」で進めず、一つひとつの仕様を丁寧に関係者全員で確認・合意することが、プロジェクト成功の鍵を握ります。
制作会社からは、主に以下の3つのドキュメントが提出されます。
- サイトマップ:Webサイト全体のページ構成を示す一覧図です。「必要なページがすべて網羅されているか」「ページ間の関係性は適切か」を確認します。
- ワイヤーフレーム:各ページのレイアウト設計図です。どこにどんな情報を配置するかを定めます。「情報の優先順位は正しいか」「ユーザーが迷わず目的の情報にたどり着けるか」をチェックします。
- 要件定義書:Webサイトに必要な機能や技術的な仕様をまとめた書類です。「お問い合わせフォームの項目はこれで十分か」「CMS(更新システム)でどこまで自分で更新できるようにしたいか」などを確認します。
これらの設計書は、いわばWebサイトの「設計図」です。一度承認すると、後の工程での大幅な変更は難しくなります。時間をかけてでも、細部までしっかりと確認しましょう。
実際にどんな資料が作られるのが知りたい方はこちら
ホームページにはサイトマップやワイヤーフレームといった「仕様書」が必須になります。
制作を業者に依頼する場合、制作会社が作成しますが、気になる方はこちらをご覧下さい。
ホームページ制作の仕様書の作り方とポイントをプロが解説!
デザイン
所要期間:2週間〜1ヶ月
実働時間:1〜2日
サイト設計が完了すると、いよいよWebサイトの「見た目」を作り上げるデザイン工程に入ります。制作会社は、これまでに決定したワイヤーフレームに基づき、具体的な配色やグラフィックを施したデザイン案を提出します。
この工程で最も重要なのは、自社が求めるデザインコンセプトが正しく反映されているかを確認することです。単に「かっこいい」「おしゃれ」といった主観的な好みだけでなく、ターゲット層に信頼感を与えられるか、Webサイトの目的(お問い合わせ獲得など)を達成するための雰囲気になっているかを吟味しましょう。
また、デザインを確認する際は、見た目の美しさだけでなく「使いやすさ(UI/UX)」の視点を持つことが不可欠です。
近年では、デジタル庁の「ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック」でも示されている通り、高齢者や障害のある方を含むすべての人が情報を利用できる設計が求められています。配色や文字サイズが、多様なユーザーにとって適切かどうかを丁寧にすり合わせましょう。
この段階での確認を怠ると、後の「開発」工程に入ってからの修正は、多額の追加費用や大幅なスケジュール遅延の原因になります。時間をかけてでも自社の求めるデザイン、かつ成果の出るデザインになるまで、制作会社と密にコミュニケーションを取ることが大切です。
Webデザインの基本|これから始めるホームページ制作の基礎を徹底解説【2026年最新版】 | Web幹事
開発
所要期間:2週間〜1ヶ月
実働時間:0.5〜1日
デザインが確定すると、エンジニアによるコーディングやシステム実装の工程へと進みます。このフェーズでは、これまでに決めた設計とデザインに基づき、実際にブラウザ上で閲覧・操作ができるWebサイトとしての機能を組み上げていきます。
基本的には制作会社側の作業が中心となるため、発注者側で直接手を動かす作業はほとんどありません。しかし、実装を進める中で制作会社から細かな確認事項や、公開に向けて不可欠な情報の提供を求められる機会が増えます。
特に、ドメインとサーバーの情報はこの工程で必ず必要になります。新規で取得するのか、既存のものを引き継ぐのかなど、スムーズに情報提供ができるよう事前に整理しておくことがプロジェクトを停滞させないポイントです。
テスト・チェック
所要期間:1週間程度
実働時間:1〜2日
Webサイトの実装が完了したら、公開前の最終チェックを行います。納品物が当初の要件通りに作られているかを確認する「検収作業」は、発注者にとって極めて重要なプロセスです。
不具合があるまま公開してしまうと、ユーザーの信頼を損なうだけでなく、お問い合わせフォームが動かないなどの実害が生じるリスクがあります。制作会社側でもテストは行われますが、必ず発注者自身の目でも以下のポイントをチェックしてください。
- ホームページに誤字・脱字がないか?
- 正しい情報が、正しいページに掲載されているか?
- スマホで閲覧しても表記が崩れていないか?
- お問い合わせの機能は正しく動作しているか?
特にスマートフォンでの表示確認は、ユーザーの利用環境を想定して入念に行う必要があります。万が一不備が見つかった場合はこの段階で修正を依頼し、すべての項目がクリアされた状態でリリースを迎えましょう。
リリース・運用開始
最終チェックが完了したら、いよいよWebサイトを実際にリリースし、運用を開始します。しかし、Webサイト制作において「公開」はゴールではなく、あくまでビジネスを成長させるための「スタート」であることを忘れてはいけません。
公開後の運用では、主に以下のような業務が必要になります。
- サーバー、ドメイン、SSL等の管理
- コンテンツの更新・追加
- サイトの監視・障害対応
- CMSなどの更新・メンテナンス
- アクセス解析・レポート(Googleアナリティクス等の活用)
- SEO、ウェブ広告などの集客施策
Webサイトを集客の武器に成長させるには、公開後の継続的な改善が不可欠です。Googleが公開している「SEOスターターガイド」などを参考に、検索ユーザーにとって有益な情報を発信し続けましょう。
また、効果測定のためにGoogle Search Console(サーチコンソール)やGoogleアナリティクスを用いてアクセス分析を行い、ユーザーの動きに合わせたマーケティング施策を講じることが重要です。これらの業務は自社で行うことも可能ですが、専門知識が必要な場合は制作会社へ継続的に依頼することも検討しましょう。
関連記事:ホームページ運用業務とは?基礎から外注時の注意点までわかりやすく解説
関連記事:【かんたん解説】ホームページ管理費・保守費用の内訳と相場
制作フェーズのポイント
制作フェーズを予定通りに進め、納期を遵守するために重要なのは、発注者側の「レスポンスの速さ」です。
制作フェーズでは「デザイン」や「開発」など複数の工程が並行して進むことが多く、一度に対応しなければならない確認事項が重なる場合があります。発注者側での確認や素材提供が1日遅れると、その後のすべての工程が後ろ倒しになり、最終的な公開日に大きな影響を及ぼします。
特にデザインやサイト設計といった上流工程での意思決定は、プロジェクトのスピードを左右します。制作会社からの質問や確認依頼には、できるだけ迅速かつ丁寧に応える体制を整えておきましょう。
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発注者が各工程で準備・対応すべきタスク一覧
Webサイト制作を制作会社に依頼しても、発注者側で対応すべきタスクは数多く存在します。特に、素材の提供や確認作業が遅れると、納期の大幅な遅延を招く原因となります。
円滑な進行のために、いつ・何をすべきかを以下の表にまとめました。
|
制作フェーズ |
発注者の主なタスク |
失敗を防ぐポイント |
|
企画・準備 |
目的・予算・納期の明確化、RFP(提案依頼書)の作成 |
課題とゴールを具体的に言語化しておく |
|
会社選定 |
相見積もり(3社程度)、面談、発注先決定 |
価格だけでなく担当者との相性も重視する |
|
サイト設計 |
サイトマップ・要件定義の確認、構成案の承認 |
「なんとなく」で進めない。後からの変更は高コスト |
|
デザイン |
デザイン案の確認・フィードバック、素材提供 |
写真や原稿の提出遅れはスケジュールの天敵 |
|
開発・実装 |
制作会社からの細かな質疑応答、インフラ情報の提供 |
サーバー・ドメイン情報を事前に整理しておく |
|
テスト・公開 |
最終動作チェック、誤字脱字確認、検収、公開承認 |
スマホでの表示確認とお問い合わせフォーム動作を徹底 |
特に失敗しやすいポイントは、「原稿や写真素材の準備」です。デザインが決まってから準備を始めると、開発工程がストップしてしまいます。企画段階から素材の目星をつけておくことが重要です。
また、IPA(情報処理推進機構)の「中小企業向け情報セキュリティ対策ガイドライン」等でも示されている通り、個人情報の取り扱いやセキュリティ要件についても、発注者側が主体的に方針を定め、制作会社と共有しておく必要があります。
Webサイト制作を成功させるために必要な要素
Webサイト制作を成功させるためには、単に「綺麗なサイトを作る」だけでは不十分です。ビジネスとして確かな成果(問い合わせや売上の向上)を出すためには、以下の3つの要素をバランスよく満たす必要があります。
ホームページ制作の技術力
Webサイトの品質を左右するのは、目に見える部分と見えない部分、双方を支える「技術力」です。ホームページ制作の技術力がなければ、どれだけ優れた企画であっても、クオリティの高いホームページとして形にすることはできません。
Webサイトは、大きく分けて以下の2つの技術的要素で構成されています。
-
フロントエンド要素(ユーザーの目に見えるもの):
デザインや画像、テキストなど、ブラウザを通じてユーザーが直接触れる部分です。単に美しいだけでなく、情報の読みやすさや操作のしやすさを実現する実装技術が求められます。 -
バックエンド要素(ユーザーの目に見えないもの):
システム、データベース、サイト構造など、Webサイトの裏側で動く仕組みです。表示速度の高速化やセキュリティ対策、更新しやすいCMSの構築など、サイトの安定性と運用性を支える技術です。
ユーザーにとって価値のあるホームページを作るには、この2つが高い次元で融合している必要があります。
また、NICT(情報通信研究機構)が公開するJIS規格の指針などでも示されている通り、近年は「ウェブアクセシビリティ」への対応技術も欠かせません。高齢者や障害のある方を含むあらゆるユーザーが、デバイスを問わず等しく情報にアクセスできる実装がなされているかどうかが、Webサイトの真の品質、ひいては企業の信頼性を決定づけます。
マーケティング・戦略立案
Webサイト制作を成功させるためには、マーケティング視点に基づいた「戦略立案」が不可欠です。どんなに技術的に優れていても、特定のターゲットに対し必要な情報を届ける戦略が十分でないと、最終的なビジネス成果にはつながりません。
戦略立案において最も重要なのは、以下のプロセスを丁寧に踏むことです。
-
ターゲット設定と提供価値の明確化
まずはマーケティングリサーチを通して、「どのような人をターゲットにするか」「ターゲットにどのような価値提供を行なっていくか」を具体的に決めましょう。ターゲットの悩みや行動を深く理解することが、Webサイトの構成案を練る出発点となります。
-
KGIとKPIの設定
Webサイトを公開した後の成功を測るために、数値目標を定めましょう。
- KGI(重要目標達成指標):「受注数」「採用数」など、最終的なビジネスゴール
-
KPI(重要業績評価指標):「お問い合わせ件数」「資料請求数」「特定ページの閲覧数」など、ゴールへ至るための中間指標
これらを設定し、達成に向けた道筋を論理的に立てることが重要です。
「企業が伝えたいこと」を並べるのではなく、ターゲットユーザーが「何を知りたくて来訪し、どう動くのか」というユーザー視点で設計を行います。
Webサイトを単なる「デジタルのパンフレット」に終わらせず、成果を生み出す「営業ツール」に変えるためには、このマーケティング戦略こそがプロジェクトの心臓部となります。
適切な制作会社選び
依頼する制作会社によっても、ホームページ制作が成功するかが左右されます。制作会社ごとに技術力や得意分野は異なり、自社に合う制作会社へ依頼しなければ満足のいくホームページは作れません。
自社の課題解決に強みを持つ会社を見分けるポイントは、単に「実績数」を見るのではなく、「自社の目的に近い実績」があるかを確認することです。
- 集客を増やしたい場合:マーケティング戦略やSEOに強く、数字に基づいた改善実績が豊富な会社
- ブランディングを強化したい場合:デザインの質が高く、企業の想いを言語化・視覚化する能力に長けた会社
- 運用を楽にしたい場合:専門知識がなくても更新しやすいシステム(CMS)の構築に定評がある会社
このように、自社の課題と制作会社の強みをマッチングさせることが重要です。過去の実績や得意分野、制作費用などを比較し、自社の課題を解決できる最適なパートナーを選びましょう。
ホームページ制作会社の選び方|チェック項目・注意点までプロが徹底解説【2026年最新版】 | Web幹事
なお、どの制作会社に依頼すべきか決めかねているなら、ぜひ当社が運営する「Web幹事」にご相談ください。全国5,000社以上のデータベースから、最適な制作会社をご紹介します。
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ホームページ制作会社へ依頼する際の成功ポイント
ホームページ制作を成功させるためには、制作会社へ「丸投げ」するのではなく、発注者側がいかに質の高い準備を行えるかが鍵となります。より良い提案を受け、満足のいくサイトを完成させるための4つのポイントを整理しました。
ホームページを作る目的・予算・納期を明確にしておく
こちらは、先に解説したとおりですが、改めて重要なポイントとして挙げさせていただきます。
ホームページを制作する上で、目的・予算・納期が明確に決まっていない場合、制作会社側が適切な提案を行うことは困難です。また、自己制作の場合でも、こうした要件を明確に定めておかないと、成果物の方向性があいまいになり、最終的には質の高いホームページを作ることができなくなってしまいます。
より良い提案を受けるためにも、特に予算と納期については仮でもいいので明確に定めておきましょう。
完成形のイメージに近いWebサイト事例をいくつか見つけておく
Webサイト制作会社に依頼する場合、「こんなイメージのホームページを作りたい」のように完成形のイメージに近い事例を複数見つけておくことが重要です。
デザインや機能など、共通のサンプルがある場合とない場合では、進行状況や互いの理解度に大きな差が生じます。イメージがすぐに湧かない場合には、以下のようなWebサイト事例集を参考にすることもおすすめです。
関連記事:【2023年最新版】おしゃれでかっこいいホームページ・サイト制作の参考にしたいギャラリーサイトまとめ
RFP(提案依頼書)を作成し、提案してもらう
完成形のイメージを参考にすることは重要ですが、それ以外にも決めておくべきことがあり、これらをまとめてRFP(提案依頼書)を作成することが望ましいです。
RFP(提案依頼書)とは、発注者から開発者に対して、目的や現状の課題、要望等をまとめた文章のことを指します。簡単に言うと「こんな条件のホームページを作りたいので、よい提案と見積をください」という依頼書のことです。
RFPを作成することによるメリットは、以下の通りです。
- 制作会社の提案の質が向上する
- 発注後のトラブルを防止できる
ホームページ制作において、制作会社に全てを任せてしまうことは望ましくありません。RFPを作成することで、制作会社側もより具体的なイメージを把握し、認識のズレを防ぎ、より高品質な提案が期待できます。
RFPについて詳しく知りたい、書き方を知りたいという場合は、下記の記事をご参考にしてください。
関連記事:【事例&サンプル付き】ホームページ制作のRFP(提案依頼書)の書き方完全マニュアル
複数のホームページ制作会社から提案・見積をもらう
RFPを作成したら、複数のホームページ制作会社から提案・見積をもらいましょう。同じ条件でも制作会社によって得意不得意や制作会社側の担当者との相性があり、提案内容や見積内容も変わってくるためです。
複数の制作会社から提案を受け取った後は、それぞれの提案を詳しく検討し、比較検討表を作成してみるのも良いでしょう。見積もりだけでなく、提案書やポートフォリオをもとに、提案内容やデザイン、機能、納期などを比較することで、より適した制作会社を選ぶことができます。
複数の制作会社から提案を受け取ることで、より多角的な視点でホームページ制作に取り組むことができます。比較検討をしっかりと行い、適切な制作会社を選ぶことが、より良いホームページを作るためには欠かせません。
もし見積もりを出してもらっても、違いや妥当性がわからない場合は、ぜひWeb幹事までご相談ください。
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Webサイト制作の流れ・期間 まとめ
Webサイト制作の流れと期間について、全体像を把握いただけましたでしょうか?プロの制作会社に依頼する場合でも、発注者側で対応すべき工程や期間がしっかりと存在することが理解いただけたかと思います。
改めて、プロジェクトを成功させるための重要なポイントを整理します。
- 各工程で、必要な作業(タスク)を確認しておく
- ホームページは公開するまでに2〜3ヶ月を想定しておく
- 運用面もホームページ制作の流れの一部として考えておく
制作会社に「丸投げ」の状態では、なかなか成果の出るサイトは作れません。逆に、制作会社と密に連携し、二人三脚でプロジェクトを進めていけば、ビジネスに貢献する成功確率をぐっと高めることができます。
プロジェクトを成功させるために、まずは今すぐ「なぜWebサイトを作るのか」という目的と、大まかな「予算・納期」の整理から始めてみましょう。この一歩が、理想のWebサイト完成への第一歩となります。
本記事でご紹介した流れを理解し、皆様のプロジェクトが良い成果を生む一助となれば幸いです。
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Webサイト制作の流れは分かったけど、まだ不安・・・そんな方に
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- そもそも、どういう制作会社に見積もり依頼していいか分からない
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Q. ホームページ制作の作業工程は?
ホームページ制作における作業工程として、主に「?ヒアリング」「?企画・見積り」「?サイト設計」「?TOP・下層ページデザインの作成」「?ページコーディング」「?お客様レビューの作成」「?公開準備」が挙げられます。
Q. ホームページ制作にはどれくらいの期間がかかるのですか?
ホームページ制作には約2~3ヶ月の期間がかかります。準備から公開までには時間の余裕を持つことが重要です。
この記事を書いた人
岩田 真
専門分野: ホームページ制作,ディレクション,Webマーケティング
株式会社ユーティル代表取締役。2015年にWeb制作会社として株式会社ユーティルを設立。Webディレクター・営業担当として、3年で上場企業を含む50社以上のホームページ制作に従事。経験・スキルがゼロの状態からホームページ制作事業を始めたので初心者の方に分かりやすく、業界の知識をお伝えできます!
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