- 更新日 2026.03.19
- カテゴリー ホームページ制作の見積もり・発注
見積もりが安くなるホームページ制作依頼の準備9点セット|相場も解説【2026年最新版】
ホームページ制作を検討しているものの「提示された見積もりが予算を大幅に超えていた」「もっとコストを抑える方法はないのか」と頭を悩ませてはいませんか?
実は、制作会社との初回の打ち合わせの時点で、見積もり金額の大部分は決まってしまいます。制作会社側は「準備の度合い」を見て、プロジェクトの難易度やリスクを判断しているからです。
準備を整えてから面談に臨めば、提案の質が上がるだけでなく、見積もりを安くすることも可能です。
本記事では、制作会社の視点から見た「見積もりが高くなる理由」と、費用を抑えるための「準備9点セット」、そして最新の費用相場を徹底解説します。この記事を読めば、適正価格で高品質なサイトを作るための具体的なアクションがわかります。
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【重要】ホームページ制作の費用相場
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ホームページ種類 |
小規模 |
中規模 |
大規模 |
|
ランディングページ |
~30万円 |
30~60万円 |
60万円~ |
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企業サイト |
~50万円 |
50~300万円 |
300万円~ |
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ECサイト |
~100万円 |
100~500万円 |
500万円~ |
|
オウンドメディア |
~100万円 |
100~300万円 |
300万円~ |
|
採用サイト |
~50万円 |
50~150万円 |
150万円~ |
ホームページ制作を依頼するときは、作成にかかる外注相場、費用を把握しておきましょう。一般的な外注相場を把握しておくと、制作会社から見積書を出された際に格安が適正なのかが判断しやすくなります。
ホームページ制作では、主にサイトの種類と規模によって費用が変動します。小規模だと10~100万円、中規模だと数十万円~500万円程度、大規模だと数百万円~数千万円以上かかる場合もあります。
ホームページ制作の規模は主に「ページ数」「コンテンツ(文章や画像)の質や量」「デザインの質や量」の3つによって構成されます。ホームページの種類ごとの費用の詳しい違いは、下記で説明していますので参考ください。
ホームページ制作費用の相場がまるわかり!
制作費用の相場から、相場の読み方・考え方を目的別に解説しています。
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ホームページ制作のページ単価
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種類 |
費用 |
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トップページ |
100,000〜200,000円 |
|
下層ページ |
30,000〜50,000円 |
|
下層ページ |
10,000円前後 |
ページ単価は、ページのコンテンツ内容やデザインの多さ、動的なコンテンツの有無など複数の要素によって変動します。トップページと下層ページで単価が違う傾向にあるため、それぞれのページ単価を紹介します。まずは上の表でざっくりと費用感を掴んでください。
トップページの単価は100,000〜200,000円
トップページの単価の目安は100,000〜200,000円程度です。
上記の単価はコーディング費やデザイン費、コンテンツ(文章や画像)費などを合計した金額です。内訳の詳細は後述します。
トップページで押さえておきたいのは、他のページよりも単価が高くなる傾向にあるということ。トップページは会社の「顔」。サイトの入り口でもあり、会社やサイトの印象を決める重要なページです。そのため、デザイン要素やコンテンツ量が多くなる傾向にあります。また、サイト全体のベースとなるテンプレートの作成も伴う場合が多いため、コーディングの工数もかかります。その結果、単価が高くなるのです。
一般的なトップページは以下の構成で成り立っています。
- ヘッダー
- キャッチコピー
- ニュース一覧
- イメージ画像
- メインコンテンツ
- フッター
シンプルながらも、目を引く写真やキャッチコピー、下層ページへのリンクや、カーソルを合わせたときに画像が動くような工夫も入れられています。このように、トップページは作り込みが必要なことから単価が高くなりがちです。
下層ページ(複雑なページ)の単価は30,000〜50,000円
下層ページは、ページの複雑さによって単価が変わってきます。ページのボリュームやデザイン要素が多いなど、複雑なページの単価の目安は30,000〜50,000円程度です。
基本的な考え方としては、制作の工数がかかるページほど単価が上がります。そのため、以下のようなポイントによってページ単価は変わります。
- 画像や原稿などのコンテンツはどちらが用意するのか
- 動的なコンテンツ(アニメーションなどの動き)はあるか
- ページのボリューム(コンテンツの多さ)はどの程度か
- レスポンシブ対応(PCでもスマホでも見やすいように最適化する対応)は必要か
- トップページのデザインをそのまま適用できるか
たとえば「画像や原稿は用意済み。デザインはトップページと同じ構成でOK。1スクロールほどの情報量が少ないページ」の場合、単価は低くなりやすいです。
逆に「写真撮影や原稿の作成も任せたい。トップページとはデザインを変えてイチからボリュームのあるページを作り込んで欲しい」という場合は高額になる傾向にあります。さらに具体的な例を紹介します。以下の画像は複雑なページのイメージです。
デザイン要素が多いページではありませんが、インタビューコンテンツの作成にライター、編集者、カメラマンの費用がかかっているため、ページ単価は30,000〜50,000円程度となっています。厳密にはページ単価は先ほど説明した複数の要素が関係してくるため一概には言えませんが、このようにコンテンツが作り込まれていたりデザイン要素が多いページは比較的単価が高い傾向にあります。
下層ページ(シンプルなページ)の単価は10,000円前後
続いて、シンプルなページの単価の目安は10,000円前後です。
基本的な考え方は先ほどご説明した通りで、制作にかかる工数に応じてページ単価が変わります。以下の画像はシンプルなページのイメージです。
ヘッダーやフッターはトップページと同じ。コンテンツの文量やデザイン要素も少ないページです。このようなシンプルなページであれば、10,000円前後で制作できる可能性が高いでしょう。
関連記事:ホームページ制作のページ単価は?費用・料金の相場を紹介【一覧表・事例あり】
なぜホームページの見積もりは高くなるのか?
ホームページ制作の見積もりが予想以上に高くなる大きな理由は、制作会社が「リスクヘッジ」を行っているためです。
制作会社にとって避けたい事態は、制作が始まってから「実はこれもやってほしい」「デザインを大幅にやり直したい」といった追加要望が発生し、予定していた工数(人件費)をオーバーしてしまうことです。
発注側からの依頼内容が不明確であればあるほど、制作会社は将来的な作業増を懸念します。その結果、目に見えない「予備費(バッファ)」を見積もりに上乗せせざるを得ないのです。
要件が曖昧な状態で見積もりを依頼すると、制作会社は以下のようなコストを積み上げます。
|
項目 |
不明確な場合に発生するコストの理由 |
|
ディレクション費 |
要件定義やヒアリングに時間がかかると判断され、工数が増える |
|
デザイン費 |
好みが不明確だと、修正回数が増えるリスクを考慮して高めに設定される |
|
開発・実装費 |
必要な機能が絞り込めていないため、汎用的な高機能システムを想定する |
つまり、「何をしたいか」を伝えられないままでいると、制作会社は「最悪のケース」を想定した高い見積書を出さざるを得ないという構図になっているのです。
逆に、発注側の準備が万全であれば、制作会社は「この案件は迷いなく進められる」と判断し、以下のような理由から価格を抑えることができます。
- リスクバッファを削れる:作業範囲が明確なため、予備費を積む必要がなくなる
- 工数を削減できる:資料が揃っていれば、制作会社側の調査や素材作成の工数が減る
- スムーズな進行を評価される:「やり取りがスムーズそうなクライアントだ」と認識されることで、工数削減分を価格に反映しやすくなる
制作会社が「迷わず、低リスクで見積もれる状態」を作ることが、結果的にコスト削減に直結します。
ホームページ制作の見積もりを安くするための事前準備7点
ホームページ制作の見積もりを安く抑えるためには、「制作会社が作業しやすい状態を、発注側が先回りして作っておく」ことが鍵になります。
しっかり準備をして要件を明確にしておけば、「このクライアントはやり取りがスムーズそうだ」と判断され、余計なバッファ(予備費)を削った適正な価格を提示してもらいやすくなるためです。
つまり、「準備の手間」はそのまま「制作費のコストダウン」に直結するのです。
以下に、準備すべき9つの項目と、それがなぜ安さにつながるのかをまとめました。
見積もりを安くするための準備項目一覧(7点セット)
|
カテゴリ |
準備項目 |
安くなる理由・コストへの影響 |
|
最低限必要な3点 |
1.目的 |
必要な機能が絞り込まれ、無駄なページ制作費を削れるため |
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2.納期 |
無理な進行による「特急料金」や予備工数の加算を防げるため |
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3.予算 |
予算内での「最適解」を制作会社に逆算提案させるため |
|
見積もりを安くする4点 |
4.作業範囲の明確化 |
自社でやる作業(素材用意等)を明示し、工数費を引けるため |
|
|
5.デザインイメージの具体化 |
修正回数のリスクバッファ(予備費)を削れるため |
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|
6.サイトマップ(構成案) |
制作ページ数を確定させ、見積もりのブレをなくせるため |
|
|
7.運用方針(CMS有無) |
不要なシステム構築や過剰な保守設計を防げるため |
以上の準備を整えることで、制作会社は「何を、いつまでに、いくらで、どこまで作ればいいのか」を正確に把握でき、精度が高くかつリーズナブルな見積もりを算出できるようになります。各項目の具体的な進め方について、次章から詳しく解説していきます。
最低限必要な3点「目的・納期・予算」
ホームページ作成の依頼で重要なのは、「目的・納期・予算」の3点です。この3つが定まっていなければ、制作会社は精度の高い提案ができず、結果としてリスクを見込んだ高額な見積もりを出さざるを得なくなります。
制作会社と会う前に、必ず以下の内容を明確に定めておきましょう。
1.ホームページ制作・作成の目的
目的が曖昧だと、制作会社は「何が必要で何が不要か」を判断できません。その結果、不要な機能やページまで盛り込んだ「全部盛り」の見積もりになり、費用が膨れ上がります。重要なのは、ホームページ上で「誰に」「どうやって」「どんな」アクションを取ってもらうのかを定めることです。
ホームページ作成の目的設定例
- 売上の増加(ECサイトなど):「20代の女性をターゲットに」「コンテンツの拡充やサイト内の整備をして」「アクセス数の増加を図り」「購入数」を増やしたい
- 見込み顧客の増加:「法人ユーザー」に「自社商品に関するコンテンツを作り」「お問い合わせ」をしてもらう
- 採用応募数の増加:「採用面接候補者」に「会社の事が深く伝わるコンテンツを作り」「応募数」を増やしたい
逆に「デザインを新しくしたい」「アクセスを増やしたい」だけでは不十分です。その先のユーザーアクションまで定義しましょう。
2.ホームページ作成・制作の納期
「どれくらいで制作できますか?」「なるべく早く」と制作会社に聞いてしまうのはNGです。具体的な納期が提示されない場合、制作会社は不測の事態に備えてスケジュールと進行管理費に大きなゆとりをもたせます。急ぎでない場合でも、必ず具体的な希望納期を設定してください。
3.ホームページ制作・作成の予算
予算を「数十万円〜数百万円」のように幅をもたせて伝えたり、伏せたりするのも避けるべきです。制作会社は範囲で提示されると、以下の理由からほとんど上限に近い金額で見積書を出します。
- あとから要件が追加になっても吸収できるように余裕を持たせておく
- 交渉されても値引きができるように余裕を持たせておく
予算は「300万円以内」というように具体的に伝えるのがベストです。予算を明確に開示することで、制作会社はその限られた予算内で最大限の成果を出すための「コストパフォーマンスを重視した提案」を逆算して作ってくれるようになります。
ここまで決めたら最低限の準備はOK!
目的・納期・予算の3点セットが決まったら最低限の準備はOKです。
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コストを削るための1点「作業範囲・要件の明確化」
見積もりを安くするために重要な準備が、「作業範囲の明確化」です。案件によって制作会社が担当する範囲はバラバラであるため、「どこまでを自社で行い、どこからを制作会社に任せるか」をあらかじめ線引きしておくことで、見積もり金額を大幅に抑えることが可能です。
制作会社は、作業範囲が決まっていない段階では、基本的に「すべての工程を自社で行う」前提で見積もりを作成します。そのため、自社で対応可能な範囲を切り出し、制作会社の工数(人件費)を減らすことがコストダウンに直結します。
以下のように、自社で素材や環境を用意することで、具体的に費用を軽減できます。
|
項目 |
自社で対応した場合の減額幅の目安 |
内容 |
|
写真・画像素材の用意 |
数万円〜20万円程度 |
自社の写真や無料素材を提供し、撮影工程を省く |
|
原稿作成(ライティング) |
ページあたり5,000円〜3万円程度 |
取材やインタビュー、執筆を自社で担当する |
|
ドメイン・サーバーの準備 |
1万円〜3万円程度(初期設定費) |
自社で契約・設定を行い、代行手数料を削る |
|
事前の競合・市場調査 |
5万円〜15万円程度 |
競合分析やキーワード選定を自社で行い共有する |
特に「サイトに掲載する写真やテキストはどちらが用意するのか」は、見積もりがブレやすい要因となります。プロのカメラマンによる撮影やライターによる取材を外すだけで、10万円単位で費用が変わることも珍しくありません。
そのほかにも、以下の作業をどちらが行うか決めておきましょう。
- 完成したサイトの公開作業(サーバーアップ)
- サーバードメインの維持・管理
- 事前の競合調査やキーワード選定
これらを決めずに依頼すると、制作会社はすべて自社で行う前提の見積もりを作成するため、金額は高くなってしまいます。「予算に合わせて、自分たちでできることは自分たちでやる」という姿勢を見せ、作業範囲を明確に提示することが、最安のプランを引き出すコツです。
戦略的なサイト制作のための2点「デザイン・サイト構成の具体化」
見積もり金額を左右する大きな要因の一つが、デザインの「修正リスク」と、制作する「ページ数」です。事前に具体化しておくことで、制作会社側の不安要素(バッファ)を取り除き、見積もりを大幅に安くすることが可能です。
1. デザインイメージの具体化
デザインは主観が入りやすい部分であるため、制作会社は通常、数回の修正指示が入ることを念頭に見積もりを作成します。イメージが曖昧であればあるほど、「修正が重なり、工数が増える」と懸念され、デザイン単価は高く設定されやすいため注意が必要です。
逆に、デザインの方針が明確であるほど修正回数が少なくなると判断され、費用を抑えることができます。
例えば、以下のA社とB社では、B社の方が圧倒的に見積もり精度が高まり、安価な提案を引き出しやすくなります。
発注者A社
- 競合が赤メインのデザインが多いので当社は青を採用
- デザインは、青を基調に「冷静さ」と「誠実さ」が感じられるように
発注者B社
- ユーザーに与えたい印象は「冷静さ」と「誠実さ」。当社のビジョン「ユーザーファーストを合理的に」が伝わる内容にしたい
- コンテンツの見せ方としては、競合の〇〇社を参考に
- 全体的な雰囲気は、別業界だが、××社や△△社がイメージに近い
- 一番イメージに近いのは△△社。画像の雰囲気や文字フォントが当社のイメージに近くGood
言葉で伝えるのが難しい場合は、「参考サイト」を提示するのが効果的なテクニックです。
2.サイト構成(サイトマップ)の具体化
サイトマップとは、「ホームページにどんなページが必要になるか」の構成図です。制作会社は制作する「ページ数」と「内容の複雑さ」で見積もりを算出するため、ページ構成をあらかじめ決めておくと見積もりが安定します。
ページ数を絞る際の判断基準
コストを抑えたい場合は、「最低限必要なページ」に絞り込みましょう。必須となるページは以下です。
- TOPページ
- 会社案内
- 事業内容
- お問い合わせ
SEO(検索集客)を重視する場合はページ数が多いほうが有利ですが、初期コストを優先するなら、まずは最小構成で公開し、後から運用の中で追加していく「段階的な制作」を検討してください。
事前にページ構成を明確に伝え、「これ以上のページ追加はない」と約束することで、制作会社は安心してページ単価を下げた見積もりを提示できるようになります。
詳しいサイトマップの作り方はこちら
サイトマップはエクセルを使って、簡単に作ることができます!
作り方に合わせて、サンプルも無料でダウンロードできますので、ぜひご覧ください。
サイトマップ(構成図)をエクセルで簡単に作成する方法【テンプレート付き】
運用方針の明確化のための1点「CMS導入の有無」
ホームページ公開後の運営方針を事前に決めておくことは、初期費用と運用コストの両方を抑える上で非常に重要です。なぜなら、制作会社は「誰が、どのようにサイトを更新するのか」によって、導入するシステムや設計をガラリと変えるからです。
ホームページを更新する方法には、大きく分けて「制作会社に都度依頼する(静的サイト)」か「自社で更新システム(CMS)を使って書き換える」かの2通りがあります。
- 自社で更新する場合(CMS導入):WordPressなどのシステムを組み込むための「構築費」が初期費用に加算されます。しかし、公開後は自社で無料で更新できるため、長期的なランニングコストは安くなります。
- 制作会社に任せる場合:初期のシステム構築費は抑えられますが、更新のたびに数千円〜数万円の「作業代行費」が発生します。
もし「お知らせ」や「ブログ」などを頻繁に自社で更新する予定があるなら、最初からCMSを導入した方が、結果的にコストパフォーマンスが高まります。
また、自社の運用体制を正確に伝えることで、必要以上の高機能なシステム開発を未然に防ぐことができます。「運営に関する予算はどれくらい取れそうなのか」「どのような体制で運営するのか」が明確であれば、制作会社は身の丈に合ったプランを提案できます。
提案の質を上げつつコストを抑えるプラスαの準備2点
ホームページ制作会社から、より精度の高い、質の高い提案を引き出すためには「制作会社が自分で調べなければならない情報」を先回りして提供することが重要です。
制作会社は提案書を作成する際、必ず競合調査やターゲット分析といった「現状分析」を行います。この調査にかかる工数は、目に見えない形で見積もりの「ディレクション費」や「プランニング費」に含まれていることが多いのです。
そこで、制作会社が良い提案をしたくなるような材料をできるだけ提供しましょう。発注側しか持ち得ない情報を共有することで、制作会社の調査工数が削減され、結果として見積もり金額を抑えつつ、自社の課題に直結した質の高い提案を受けられるようになります。
具体的には、以下の2点を準備しておくのがおすすめです。
- アクセス情報(Google Analyticsなど)
- ネット検索だけでは手に入らないコンテンツ(営業資料など)
制作会社が「より深く、より効率的に」検討できる環境を整えることが、コストパフォーマンスの最大化に繋がります。
アクセス情報(Google Analyticsなど)
既存のホームページがある場合、Googleアナリティクスなどのアクセス解析データの閲覧権限を制作会社に付与することを強くおすすめします。
なぜなら、正確な数値データに基づいた現状分析こそが、提案のミスマッチを防ぎ、無駄なコストを削るための最大の武器になるからです。
集客が目的のホームページを制作する際、以下のような「現状の事実」は制作会社にとって宝の山です。
- どのページから流入があるのか?
- どのページを見た後にお問い合わせ(コンバージョン)に至っているのか?
- どんなキーワードで検索して流入しているのか?
これらのデータが事前に共有されていれば、制作会社は「どこを改善すべきか」の仮説を立てるための調査時間を大幅に短縮できます。データがない状態では、制作会社は推測で提案せざるを得ず、リスクを考慮して提案の幅を広げてしまい(=見積もりが高くなる)、結果として不要な機能やページが盛り込まれるミスマッチが起こりやすくなります。
制作会社の提案準備期間中だけでも閲覧権限を付与し、制作会社が「根拠のある現状分析」を行える状態にしておきましょう。それが、提案の質を向上させ、不要なコストを抑制する近道となります。
ネット検索だけでは手に入らないコンテンツ
良い制作会社であればあるほど、提案までにクライアントのことをできる限り知っておきたいと思っています。そのため、ネット検索で誰でも見られる公開情報だけでなく、社内にしかない「一次情報」を共有することが、提案の質を向上させるためには重要です。
具体的には、商品・サービスの営業資料や社内議事録、社内用プレゼン資料、あるいはホームページには掲載していない写真や画像素材などが挙げられます。こうした資料は、制作会社が自社ならではの強みや他社との違いを抽出するための重要な材料になります。
こうした資料を共有することで、一般的なテンプレート通りの提案ではなく、自社の課題に最適化された提案を受けやすくなるでしょう。資料を渡すだけならコストはかかりません。「これは意味ないかな」と思う資料でも、迷ったら参考資料として提出することをおすすめします。
ホームページ作成をフリーランスに依頼しても大丈夫か?
ホームページの外注相場を見て、制作会社より費用が大幅に抑えられるフリーランス(個人)への依頼を検討される方も多いでしょう。フリーランスは、制作会社のようにオフィス維持費や営業・管理スタッフの人件費がかからないため、安価に設定されていることが一般的です。しかし、その「安さ」の裏にあるリスクも中立的に理解しておく必要があります。
自社の目的を達成できるホームページになる確率は低い
制作会社では、ホームページ作成を「ディレクター」「デザイナー」「コーダー」など各分野の専門人員が担当しますが、フリーランスはこれを一人で行うケースがほとんどです。そのため、悪く言えば「器用貧乏」になりやすく、クオリティが下がる傾向にあります。
また、以下の3つのリスクは特に注意が必要です。
- ディレクション不足:戦略設計を一人で行うため、客観的な視点やマーケティング的な深掘りが甘くなりがちです。
- 納期遅延のリスク:制作者本人が病気やトラブルに見舞われた際、代わりの人員がいないためプロジェクトが完全にストップする恐れがあります。
- 保守・継続性の不安:ホームページは公開後もメンテナンスが必要ですが、フリーランスの場合、将来的に連絡が取れなくなったり、廃業してしまったりするリスクが制作会社よりも高いと言えます。
「とにかく安く」ということだけでフリーランスを選び、依頼する側に十分な知識やディレクション能力がない場合、作ること自体がゴールになってしまい、成果の出ない「安物買いの銭失い」に陥るのが典型的な失敗パターンです。
細かい部分まで指示ができ、万一のトラブル時にも自社で対応できるノウハウがある場合を除き、運用やバグが発生したときの改修など、先々のことも考えて依頼先を判断してください。
関連記事:ホームページ制作をフリーランスに依頼して大丈夫?その疑問、プロが解決します。
ホームページ作成の依頼におすすめの制作会社
続いてはホームページ作成を依頼する際におすすめの会社を5社、目的別に紹介します。
コーポレートサイトの依頼におすすめ:株式会社スターラボ
株式会社スターラボのポイント
- コーポレートサイト制作・リニューアルの実績が抱負
- 建築・不動産、美容・サロン、教育分野のサイト制作が得意
- 東京都中央区の制作会社に依頼したい企業におすすめ
コーポレートサイト制作に強みを持つ制作会社
株式会社スターラボは、東京都中央区にあるホームページ制作会社。コーポレートサイト制作やリニューアルの実績が豊富で、特に建築・不動産、美容・サロン、教育などを得意としています。2010年の設立以来、多種多様な業界のコーポレートサイトを作成してきました。
多様な業界への対応とグラフィック制作
同社は、製造業・建設・食品・IT・金融・医療・農業・官公庁・観光など、幅広い業界のコーポレートサイト制作に対応しています。また、コーポレートサイトと同時に一新することが多いロゴマークやパンフレット、リーフレットなどのグラフィック制作にも注力しており、サイトの新設やリニューアルと並行して行うことで、サイトと統一感のあるグラフィックを作成できます。
|
TEL |
03-6264-7255 |
|---|---|
|
会社所在地 |
〒105-0001 |
|
設立年 |
2010年12月24日 |
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実績詳細 |
・東京都中央区 広告代理業「リデットエンターテインメント株式会社」 ・東京都新宿区 コンサルティング業「KURO HOLDINGS株式会社」 ・東京都中央区 ITソリューション業「株式会社DTS」 |
|
価格感 |
・コーポレートサイト:2,500,000円〜 ・リクルートサイト:1200,000円〜 ・リーフレット制作:550,000円〜 ・フライヤー制作:200,000円〜 |
LPの依頼におすすめ:株式会社アライバルクオリティー
株式会社アライバルクオリティーのポイント
- 1,000社以上の取引実績を持つ制作会社
- コンバージョン率改善とブランド理解に注力している
- LPを企画から効果測定まで一括で任せたい企業におすすめ
豊富な取引実績を持つ制作会社
株式会社アライバルクオリティーは、2026年現在で15期目を迎える制作会社です。これまでに1,000社以上の企業、個人と取引があります。特にコンバージョン率改善とブランド理解に注力しています。
LP制作をワンストップで対応
10年以上の歴史で蓄積されたノウハウを導線設計やサイトデザインに活かすことで、企画からページ作成、本番環境反映、効果測定までワンストップでランディングページを作成します。
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TEL |
03-6809-0741 |
|---|---|
|
会社所在地 |
〒150-0021 |
|
設立年 |
2012年4月 |
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実績詳細 |
・東京都中央区 美容外科クリニック「レアリゼ銀座クリニック」 |
関連記事:ランディングページ制作(LP)に強い制作会社をプロが厳選!
採用サイトの依頼におすすめ:株式会社F&S CREATIONS
株式会社F&S CREATIONSのポイント
- WOWOWや日本郵船など大手企業の採用サイト実績があるデザイン会社
- 代理店を介さない直接取引で、コスト削減とスピード感のある制作が可能
- 採用サイト納品後も、印刷物の増刷やサイト更新などアフターフォローを重視したい企業におすすめ
採用サイト制作に強みを持つデザイン会社
株式会社F&S CREATIONSは、広告・SP・企業ブランディングを得意とする東京都目黒区の制作会社です。1990年の創業以来、採用サイトの実績が豊富で、株式会社WOWOWや日本郵船株式会社など、名だたる企業の採用を支援してきました。設立から35年以上の実績があり、代理店を介さない直接取引を基本としています。
直接取引によるメリットと充実したアフターフォロー
直接取引と社内一貫体制により、間に会社が入らない分コストを抑えられるほか、ダイレクトに打ち合わせができるため制作スピードの向上も期待できます。また、案件ごとのノウハウが社内に蓄積されることで制作物の精度が高まり、採用サイト納品後もパンフレットや配布資料の増刷、サイトの更新対応・保守契約、遠方への出張打ち合わせや取材まで含めた手厚いアフターフォローを提供しています。
|
TEL |
03-5738-2460 |
|---|---|
|
会社所在地 |
〒153-0044 |
|
設立年 |
1990年8月8日 |
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実績詳細 |
・東京都千代田区 不動産業「三菱地所株式会社(中途採用サイト)」 |
関連記事:採用サイト制作に強い会社をプロが厳選!
ECサイトの依頼におすすめ:コマースメディア株式会社
コマースメディア株式会社のおすすめポイント
- Shopify認定の「Shopify Experts」として国内トップクラスの実績
- ECサイトの制作だけでなく、物流やカスタマーサポートまで一括相談が可能
- 自社でもEC店舗を運営しているため、現場目線の「売れる」提案が強み
Shopify構築に特化した制作会社
コマースメディア株式会社は、世界シェアNo.1のECプラットフォーム「Shopify」を用いた構築に特化した制作会社です。Shopify認定の「Shopify Experts」として国内トップクラスの実績を持ち、スクラッチ開発に比べて費用を抑えつつ、高いカスタマイズ性でブランドの世界観を表現できます。「見積もりを抑えつつ、拡張性の高いサイトを作りたい」というニーズに適したパートナーです。
EC運営まで含めた現場目線の支援が強み
同社はECサイトの制作だけでなく、受注管理や物流、カスタマーサポートなど運営全体を一括相談できる体制を整えています。自社でもEC店舗を運営しているため、一般論ではなく現場の工数削減や利益最大化につながる「売れる」提案ができる点が大きな強みです。
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会社所在地 |
〒170-0005 |
|---|---|
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設立年 |
2016年5月 |
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実績詳細 |
・東京都千代田区 食品メーカー「カネカ食品株式会社」 |
コーディングの依頼におすすめ:株式会社icon
株式会社iconのポイント
- 制作会社向けに「icoding」名義でコーディング代行を行う会社
- 1ページから数百ページ規模まで対応可能な料金体系が明確
- チャットツールでのやりとりが中心で、フットワーク軽く依頼したい制作会社におすすめ
制作会社向けコーディング代行サービス「icoding」
株式会社iconは、「icoding」のサービス名で制作会社向けにコーディング代行を行っている制作会社です。業界最安値を誇るicodingは1ページから数百ページを超える案件まで対応可能で、ボリュームの大小を問わず依頼しやすい体制が整っています。
明瞭な料金設定と柔軟な進行体制
ページ単価はトップページ30,000円(レスポンシブ)、下層ページ5,000円(レスポンシブ)、流し込みページ1,000円(レスポンシブ)となっており、動的な動きを用いる場合も工数が大幅に増えない限り無償で対応しています。チャットツールを用いた進行にも柔軟に対応しているため、スピード感のあるやりとりでコーディングを依頼できます。
|
TEL |
03-5511-4560 |
|---|---|
|
会社所在地 |
〒100-0013 |
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設立年 |
2010年3月26日 |
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価格感 |
基本料金30,000円~(ディレクション込み) 下層ページ5,000円/1P(レスポンシブ) 流し込みページ1,000円/1P(レスポンシブ) |
関連記事:コーディング代行・外注のための会社情報・相場・注意点を総まとめ!
ホームページ制作の依頼までの準備まとめ
ホームページ制作会社に制作を依頼するなら、初回の面談・ヒアリングまでの準備がホームページ制作の成否の半分を占めるといっても過言ではありません。
事前の準備を徹底することで、制作会社側の「不明瞭な要件に対するリスクバッファ」を削り、見積もりを大幅に安くすることが可能です。また、情報が整理されていることで、制作会社はより本質的な提案に集中できるようになり、結果としてサイトの質も向上します。
最後にもう一度、準備すべき9つのポイントをまとめておきます。
■失敗しないために必ず準備したい!
- 目的(誰に、どんなアクションを促したいか)
- 納期(希望の公開日はいつか)
- 予算(上限金額はいくらか)
■見積もりを安くするために準備したい!
- 作業範囲の明確化(素材用意など自社でやる範囲)
- デザインイメージの明確化(参考サイトの選定)
- サイトマップ(必要なページのリストアップ)
- 運用方針の明確化(自社更新の有無やCMS導入)
■提案の質を上げるために準備したい!
- アクセス情報(Google Analyticsなどの共有)
- コンテンツ(営業資料や社内資料などの一次情報)
これらが準備できれば、発注の準備は完了です。自信を持ってホームページ制作会社に依頼してみましょう。
ホームページ制作に役立つ記事もご覧ください ホームページとは?種類ごとの目的や無料ツール・初心者でもできる作り方も紹介
自分でこんなに発注準備できない!という方へ
・自分ではこんなに準備できない!
・そんな時間を取れない!
という方へ。
Web幹事であれば、発注前のヒアリングを通して上記の要件を一緒に明確いたします!
さらに、準備した内容に基づいて最適なホームページ制作会社をご紹介。
発注準備の手間はできるだけかけたくないけど、プロジェクトを失敗させたくもない。
という方はWeb幹事へご相談ください!
Web制作を経験したプロのコンサルタントがあなたの発注をサポートします。
Q. ホームページ制作の費用相場は?
ホームページ制作の費用相場は、小規模サイトであれば10万円~150万円、中規模なら~500万円、大規模になると数百万円~数千万円になることもあります。
この記事を書いた人
岩田 真
専門分野: ホームページ制作,ディレクション,Webマーケティング
株式会社ユーティル代表取締役。2015年にWeb制作会社として株式会社ユーティルを設立。Webディレクター・営業担当として、3年で上場企業を含む50社以上のホームページ制作に従事。経験・スキルがゼロの状態からホームページ制作事業を始めたので初心者の方に分かりやすく、業界の知識をお伝えできます!
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