サイトマップ(構成図)をエクセルで簡単に作成する方法【テンプレート付き】【2024年最新版】

「テンプレートを活用して、手間をかけずにサイトマップを作成したい」とお考えではないですか?

本記事では、サイトマップをエクセルで作成する方法を解説しています。そのほか、エクセル以外のサイトマップ作成ツールも紹介するので、ぜひお役立てください。

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目次
  1. 1. サイトマップの作り方(下準備編)
    1. 1-1. 必要なページを書き出す
    2. 1-2. ページのコンテンツをカテゴリ別に分類する
    3. 1-3. ページの階層を決める
  2. 2. エクセルを使ってサイトマップを完成させよう
    1. 2-1. エクセルを使ったサイトマップの作り方
  3. 3. WordPressのHTMLサイトマップの作り方
    1. 3-1. 固定ページから「新規追加」を選択する
    2. 3-2. サイトマップ用のコードを入力する
    3. 3-3. サイトマップを公開する
  4. 4. XMLサイトマップの作り方
    1. 4-1. XMLサイトマップを作りたいサイトのURLを入力する
    2. 4-2. サーバーにアップロードする
  5. 5. WordPressでXMLサイトマップを作成する方法
  6. 6. エクセル以外のサイトマップ作成ツール
    1. 6-1. パワーポイント
    2. 6-2. Cacoo
  7. 7. エクセルを利用したサイトマップ3つのメリット
    1. 7-1. 1)ページ数が多くても視認性を担保できる
    2. 7-2. 2)サイトマップに変更があった際に対応しやすい
    3. 7-3. 3)細かい付加情報を一緒に管理できる
  8. 8. サイトマップを作成してサイト構造を把握しよう!
    1. 8-1. ホームページ制作の見積もり・発注ならWeb幹事へ

サイトマップの作り方(下準備編)

最初に、サイトマップを作る前の準備について解説します。

  • 必要なページを書き出す
  • ページのコンテンツをカテゴリ別に分類する
  • ページの階層を決める

本記事では、新卒向けの採用サイトの制作を想定してサイトマップを作ります。

必要なページを書き出す

まずは必要なページを書き出しましょう。下記のように、採用サイトに盛り込みたいコンテンツをどんどんリストアップしていきます。

  • TOPページ
  • 社員インタビュー
  • 社長メッセージ
  • 企業理念
  • 先輩社員の声
  • 会社の強み
  • データで知る株式会社〇〇(インフォグラフィック)
  • 事業紹介
  • よくある質問
  • 募集要項
  • 社員の1日
  • 採用セミナー情報
  • エントリーページ など

ページを作成する際に「どのようなページが必要か分からない」という方は、他社の採用サイトをチェックするのがおすすめです。

他社サイトは少なくとも5サイト、余裕があれば10サイトほどチェックすると良いでしょう。あとで新しく追加したいページが出てきても差し込むのが難しいため、必要なページを出し切っておくのが狙いです。「そのページは本当に必要なの?」と考える必要はありません。とにかく数をたくさん出すと良いです。

※ちなみに、複数人で行うときは、付箋に書いてホワイトボードに貼っていくとあとで整理しやすいのでおすすめです。

結果、採用サイトに入れたいコンテンツは下記になりました。

ホームページに必要なコンテンツリスト

ページのコンテンツをカテゴリ別に分類する

必要なページを出し切ったら、カテゴリ)ごとに分類してみましょう。

今回は採用サイトのため、下記のようなカテゴリに分類できます。

  • 会社について
  • 事業について
  • 社員について
  • 採用について

当然、この「カテゴリ」に属さないページも出てきます。その場合は無理にカテゴリに入れず、端によけておきます。

また「やっぱりこのページは必要ない」と判断したページも、この段階で消しておきましょう。追加したいページがある場合は、このタイミングで追加します。ページを追加できる最後のタイミングです。

リストアップしたコンテンツを分類

ここまでくれば、ほぼ下準備は完成です。

ページの階層を決める

最後に、分類したコンテンツをホームページを構成する「ページ」として階層にしていきます。

ここで重要なのは「会社について」「事業について」などに分類した「まとまり」も1ページとしてサイトマップに入れることです。

具体的には「会社について」というページを設けて、その下の階層に「企業理念」「会社概要」などのページを作成します。そうしないと下記の図のようにコンテンツが並列に並んでしまい、コンテンツを分類した意味がなくなります。

サイトマップが分かりにくい例

階層に分けてコンテンツを並べ終わったら、簡易版サイトマップの完成です。

簡易版サイトマップ

下準備はこれで十分です。例に挙げた採用サイトくらいの規模であれば、これで十分機能します。

しかし、これ以上階層が増えたり、数十ページにも及ぶホームページだとサイトマップを図で作るのが難しくなってきます。このサイトマップはパワーポイントで作成していますが、ギリギリでした。

ポイント:階層は深くしすぎない

ここで注意が必要なのは、階層を深くしすぎないことです。

階層を深くしすぎるとホームページを閲覧しているユーザーが目的のページにたどり着くまでに、何度もクリックしなければならないからです。今回のホームページの規模であれば「3階層」くらいにとどめておくと良いでしょう。

ホームページの規模によって理想の階層は変わるのですが、できるだけ少ない階層にすることを意識してみてください。

サイトマップの事例に関しては、下記の記事で詳しく解説しています。

関連記事:見やすくて使いやすいサイトマップページのデザイン例をご紹介

ここまで、サイトマップを作る前の準備について解説しました。

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エクセルを使ってサイトマップを完成させよう

エクセルを使ったサイトマップの作り方を解説します。

簡易的なホームページであれば、下準備で作成したようなツリー状のサイトマップのほうが分かりやすい場合もあります。しかし、エクセルで作成したサイトマップは、ツリー状のサイトマップにはないメリットがあります。
エクセルを使ってサイトマップを作成したい方は、参考にしてみてください。

エクセルを使ったサイトマップの作り方

下準備で作成したサイトマップをエクセルに並べます。
ページを縦軸(行)に並べ、階層やその他の付随情報は横軸(列)に並べましょう。ページの隣に番号をふっておくと、全部で何ページあるのかが分かりやすく便利です。

完成すると、下記のような一覧表になります。

記事の最後でサイトマップのテンプレートがダウンロードできます。ぜひご活用ください。

エクセル版サイトマップ

エクセルでサイトマップを作成する際、何点か注意点があるので解説していきます。

列をうまく使って階層が分かるように

下記のように、下準備した階層を分かるようにすることが重要です。

サイトマップの階層分け

階層によって色分けしておくと見やすいです。

ページの内容やタイトルを決めておく

下記のように、ページの内容やタイトルを決めておきましょう。

  • ページのURL
  • コンテンツの概要
  • ページタイトル
  • メタディスクリプション
  • メタキーワード
  • 備考

付加情報も一緒に管理できるところが、エクセルでサイトマップを作成する最大のメリットです。

※ページタイトル・ディスクリプション・キーワードに関してはサイトの開発の時に使用するものなので、必ずしも必要ありません。メタディスクリプションに関しては、記載を割愛しております。

詳しくは【入門版】meta descriptionの正しい書き方・文字数を丁寧に解説をご覧ください。

ここまで、エクセルを使ったサイトマップの作り方を解説しました。

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WordPressのHTMLサイトマップの作り方

PS Auto Sitemap

WordPressでサイトマップを作る際に便利なのがプラグインです。

HTMLサイトマップを作れるプラグインは複数あります。ここでは、その中から「PS Auto Sitemap」を紹介します。

固定ページから「新規追加」を選択する

プラグインを追加し、WordPressの左のサイドバーから「固定ページ」を選び「新規追加」をクリックしてください。下記の画面に変わります。

PS Auto Sitemapでサイトマップを作る方法

サイトマップ用のコードを入力する

テキストモードで下記のコードをコピペして入力しましょう。

<!-- SITEMAP CONTENT REPLACE POINT -->

サイトマップを公開する

コードを入力し、公開を押せば完了です。下記のようなサイトマップができます。

ワードプレスのサイトマップ

画像引用:武術白書

XMLサイトマップの作り方

「XMLサイトマップ」

サイトマップはHTMLサイトマップ以外にも、XMLサイトマップがあります。

XMLサイトマップは、サイト内構造やコンテンツの情報を検索エンジンに的確に伝えるためのXML形式(機械にデータを伝えるためのマークアップ言語)のファイル

Googleなどの検索エンジンで検索結果に表示されるには、クローラーと呼ばれるロボットにサイトを認識してもらう必要があります。XMLサイトマップを作成し送信すれば、クロール(クローラーの巡回)を促せます。

XMLサイトマップの作成は、下記のケースに該当する方におすすめです。

  • サイトのページ数が500ページ以上ある
  • 内部リンクが少ない
  • サイト内のリンクを最適化できていない
  • サイトを開設したばかりで被リンクが少ない
  • 画像や動画が多い
  • サイトがGoogleニュースに表示されている

ここからはXMLサイトマップの作り方を解説します。

XMLサイトマップを作りたいサイトのURLを入力する

手動でコードを書くのは大変なので、XMLサイトマップは自動作成ツールを使うのがおすすめです。無料ツール「sitemap.xml Editor」を例に解説します。

最初に、サイトマップを作成するWebサイトのURLを入力してください。

XMLサイトマップを作成する

次に、下記の手順で進めていきます。

  1. オプションを設定する
  2. サイトマップ作成をクリック
  3. 作成したサイトマップをダウンロードする

XMLサイトマップを作成する

※sitemap.xml Editorが取得できるURL数は最大1,000までです。1,000を超えるサイトの場合は、有料ツールの『Xml-Sitemaps.com』などを利用する必要があります。

XMLサイトマップの詳しい作り方や注意点は、下記の記事をご覧ください。

関連記事:XMLサイトマップ(sitemap.xml)作成&送信方法マニュアル【専門知識不要】

サーバーにアップロードする

次に、作成したXMLサイトマップをサーバーにアップロードします。無料で利用できるFTPソフト(サーバーにファイルを転送するソフト)を利用しましょう。

今回はMacでもWindowsでも使える『File Zilla』の使い方を説明します。

  1. Windowsなど自分のOSを選択し、「File Zilla」をダウンロード
  2. 「agree」を選択し、ロゴをダブルクリックする
  3. サーバーの設定を行う

※設定はサーバーごとに異なるため、公式ガイドを参考に行ってください。

エックスサーバーの設定方法
さくらインターネットの設定方法
ロリポップ サーバーの設定方法

File Zillaを開き「ファイルマネージャー」をクリックし、左側にある「自分のサイト」から設定したサーバーをクリックします。

サーバーにアップロードする

作成したXMLサイトマップのファイルを右側にドラッグして完了です。

サーバーにアップロードする

WordPressでXMLサイトマップを作成する方法

WordPressでXMLサイトマップを作成するには、プラグイン(カスタマイズするための拡張機能)を利用します。代表的なプラグインの1つが「Google XML Sitemaps」です。記事を公開・更新したときにサイトマップを自動作成し、検索エンジンに自動通知してくれます。

プラグインをインストールする前に、必ずバックアップを取りましょう。新しいプラグインを使うと、不具合が発生する可能性ががあるからです。バックアップを取る方法は、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:【初心者も安心】WordPressのバックアップを取る方法とおすすめプラグイン3選

Google XML Sitemapsを使ったXMLサイトマップの作成は、下記の2ステップで可能です。

1.Google XML Sitemapsをインストールして有効化し、ダッシュボードの「設定」→「XML Sitemap」をクリック

WordPressでXMLサイトマップを作る方法

2.下にスクロールしてコンテンツや優先順位などを設定し、一番下にある「設定を更新」をクリック

WordPressでXMLサイトマップを作る方法

これでXMLサイトマップの作成は完了です。

エクセル以外のサイトマップ作成ツール

エクセルでサイトマップを作成するのがおすすめですが、エクセル以外にも簡単に作成する方法があるので解説します。

パワーポイント

簡易版サイトマップ

今回サイトマップを作る際の下準備は、パワーポイントを利用して作成しました。例で挙げた採用サイト程度の規模であれば、パワーポイントを用いて作成しても問題ないでしょう。

目安として30ページくらいまでは、パワーポイントでも作成可能です。

Cacoo

cacoo

画像引用:Cacoo

Cacoo(カクー)は、簡単にキレイに図が描けるオンライン作図ツールで、下記に該当する方におすすめです。

  • 複数人で共同編集したい
  • サイトマップ以外にもフローチャート・ワイヤーフレーム(サイトの設計図)なども作りたい
  • 他サービス(SlackやGoogle Driveなど)と連携したい

サイトマップやフローチャート用のテンプレートも用意されており、パワーポイント感覚で初心者でも簡単にサイトマップを作成できます。

エクセルを利用したサイトマップ3つのメリット

最後に、エクセルを使ったサイトマップ3つのメリットを解説します。

  1. ページ数が多くても視認性を担保できる
  2. サイトマップに変更があったとき対応しやすい
  3. 細かい付加情報を一緒に管理できる

エクセルでサイトマップを作成しようか迷っている方は、参考にしてみてください。

1)ページ数が多くても視認性を担保できる

1つ目のメリットは、ページ数が多くても視認性を担保できることです。例として挙げた採用サイトは20ページ程度の小規模なホームページであったため、エクセル以外でサイトマップを作成しても問題ありませんでした。

しかし、50ページを超えるコーポレートサイトや数百ページに及ぶオウンドメディアの場合、パワーポイントなどのツールで管理するのは大変です。

エクセルであれば、100ページ程度であれば、十分に視認性を担保できます。

2)サイトマップに変更があった際に対応しやすい

2つ目のメリットは、サイトマップに変更があった際に対応しやすいことです。

下準備で作成したツリー状のサイトマップだと、変更があったときに書き直すのが大変です。図でサイトマップを表しているため、ページの追加やページの階層を変更したい場合に、毎回サイトマップの図を整える必要があります。

エクセルで作成していれば、行を追加・削除するだけで簡単に編集できます。

3)細かい付加情報を一緒に管理できる

3つ目のメリットは、細かい付加情報を一緒に管理できることです。サイトマップは、下記のような情報も一緒に管理しておくと便利です。

  • 該当ページのコンテンツの概要
  • ページのURL
  • ページのタイトル
  • ページのメタディスクリプション

ツリー状のサイトマップだと、管理できる情報量に限界があります。エクセルで作成していると、簡単に管理できます。

サイトマップを作成してサイト構造を把握しよう!

サイトマップを作成しておけば、ホームページの全体像を簡単に把握できます。リニューアルの検討時や、制作時に重宝します。制作会社に依頼する場合も、ほぼ制作会社が独自に作成していると思いますので、共有してもらうと良いでしょう。

また、特別なツールを利用しなくても、普段お使いのエクセルファイルで簡単に作成可能です。本記事でご紹介したポイントに注意して作成していただければ、見やすくて使いやすいサイトマップが完成します。

そして、サイトマップの次に作成するのは「ワイヤーフレーム」です。ワイヤーフレームの作り方も丁寧に解説しているので、下記の記事をご覧ください。

関連記事:ワイヤーフレームの作り方完全ガイド【サンプル付き】

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Q. サイトマップ(サイト構成図)とは?

ホームページを訪問した人や検索エンジンに、そのWebサイトにどんなページがあるかを伝えるためのページ・ファイルのことです。Webサイト全体の構成やコンテンツの内容が、一覧でわかりやすく記載されています。

Q. エクセル以外のツールでサイトマップを作成する方法はありますか?

エクセル以外にも、パワーポイントやCACOOなどのツールを使ってサイトマップを作成することも可能です。