ホームページリニューアルの進め方|失敗しない手順・費用・最新SEO対策

いきなり会社からサイトリニューアルを任され、何から手をつければいいか困っていませんか。

現在の自社サイトに「見た目が古い」「スマホ対応していない」「問い合わせが減った」などの課題があっても、全面リニューアルすべきか部分改修で済ませるべきかの判断は難しいものです。

そこで本記事では、数十社のリニューアルに携わってきた筆者が、失敗しない進め方、費用相場、RFP(提案依頼書)の書き方を分かりやすく解説します。

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目次
  1. 1. ホームページ(WEBサイト)リニューアルの基礎知識
    1. 1-1. ホームページリニューアルと「部分改修・改善」の決定的な違い
    2. 1-2. 最低限知っておきたい!リニューアルに必要なWeb専門用語集
  2. 2. リニューアルしないまま放置することによる4つの致命的リスク
  3. 3. 目安となる運営期間(スパン)はどのくらい?
  4. 4. ​ホームページをリニューアルすべき8つのサイン
    1. 4-1. サイトのデザインが古く、競合他社に見劣りする
    2. 4-2. 継ぎ足しによる肥大化でサイト構造が複雑になっている
    3. 4-3. 最新バージョンのブラウザで表示崩れが起きる
    4. 4-4. アクセス数や問い合わせが著しく低下している
    5. 4-5. ページの表示速度が遅くユーザーにストレスを与えている
    6. 4-6. スマートフォン閲覧(モバイル対応)に最適化されていない
    7. 4-7. 予約システムやEC、MA連携などの「新機能」を導入したい
    8. 4-8. 経営戦略の変更やリブランディング、周年記念を迎えた
  5. 5. ホームページリニューアル制作の費用がいくらかかるか60秒で診断してみませんか?
  6. 6. 失敗しないホームページリニューアルの正しい進め方
    1. 6-1. ステップ1:現状分析と課題抽出
    2. 6-2. ステップ2:目的の設定と目標数値の言語化
    3. 6-3. ステップ3:競合サイト分析
    4. 6-4. ステップ4:提案依頼書RFPの作成と要件定義
    5. 6-5. ステップ5:ホームページ制作会社の選定とパートナー決定
    6. 6-6. ステップ6:サイトマップ作成とデザインおよび開発
    7. 6-7. ステップ7:テスト環境での動作確認から本番公開
  7. 7. 【2026年最新】ホームページリニューアルの費用相場と内訳
    1. 7-1. コーポレートサイト(会社ホームページ)のリニューアル費用相場
    2. 7-2. オウンドメディアのリニューアル費用相場
    3. 7-3. ECサイトリニューアルのリニューアル費用相場
  8. 8. ホームページリニューアルの公開直後にやるべき5つのアクション
    1. 8-1. 1. 301リダイレクト設定などのSEO対策面のチェック
    2. 8-2. 2. 自社お知らせページでのリニューアル報告
    3. 8-3. 3. プレスリリース出稿による認知拡大と被リンク獲得
    4. 8-4. 4. 公式SNSを通じた拡散
    5. 8-5. 5. ページの表示速度を確認
  9. 9. プロの現場から学ぶ!ホームページリニューアルでよくある失敗例
    1. 9-1. 失敗例1:目的が形骸化し「デザインの刷新(見た目)」だけに注力してしまった
    2. 9-2. 失敗例2:予算の安さだけで制作会社を選定し、成果が出なかった
    3. 9-3. 失敗例3:デザインばかり目がいって設計が改善されていない
    4. 9-4. 失敗例4:公開したことで満足し、その後のサイト運用を完全に放置してしまった
  10. 10. 成功のカギを握る!リニューアル制作会社の正しい選び方と外注のポイント
    1. 10-1. 自社の「目的」に応じた制作会社の得意領域を見極める
    2. 10-2. 初回の打ち合わせで担当者のノウハウを見抜くチェックリスト
    3. 10-3. 相見積もりを複数とり、提案内容の具体性で決めるコツ
  11. 11. ホームページ(WEBサイト)リニューアルの成功事例5つ
    1. 11-1. 株式会社富士産業(金属加工業・問い合わせ増加事例)
    2. 11-2. アイメックス株式会社(産業機械メーカー・デジタル化事例)
    3. 11-3. 株式会社小羽皮革(革製品クリーニング・市場選定事例)
    4. 11-4. 司フエルト商事株式会社(フェルト製品・営業効率向上事例)
    5. 11-5. 株式会社モリセ精工(セラミックス加工・ターゲット特化事例)
  12. 12. ホームページ(WEBサイト)リニューアルの進め方まとめ
    1. 12-1. ホームページリニューアルのスケジュールテンプレートをプレゼント!
    2. 12-2. リニューアルを制作会社に依頼したい方へ

ホームページ(WEBサイト)リニューアルの基礎知識

​リニューアルの全体像把握は成功への第一歩です。単に見た目を新しくするのではなく、ビジネス成果の最大化に向けて目的や役割を見直す必要があります。

ここからは、全面刷新か部分修正かの判断基準と、最低限必要な基本知識を整理します。

ホームページリニューアルと「部分改修・改善」の決定的な違い

​​ホームページの課題解決には「全面リニューアル」と「部分改修・改善」があり、コストや効果が根本的に異なります。

​全面リニューアルは、デザインやシステム基盤をゼロから再構築する施策です。経営戦略の変更やスマホ未対応など、根深い構造的課題を解決する際に選択します。

部分改修・改善は、既存の基盤を維持したまま、特定ページの追加やフォームの修正などをピンポイントで行う施策です。

比較項目

全面リニューアル

部分改修・改善

作業範囲

全ページの設計・システム

既存サイト内の部分修正

費用目安

数十万〜数百万円以上

数万〜数十万円程度

制作期間

3ヶ月〜6ヶ月程度

数日〜数週間程度

まずは自社の抱える問題が「一部分の修正で直るもの」なのか、それとも「土台から見直すべきもの」なのかを見極め、予算やスケジュールに合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。

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最低限知っておきたい!リニューアルに必要なWeb専門用語集

​制作会社との商談や社内会議をスムーズに進めるため、頻出する重要用語を一覧で確認しておきましょう。共通言語として把握しておくことで、発注時の意思疎通のズレを防げます。

専門用語

概要とリニューアルにおける役割

CMS

・専門知識がなくても、管理画面からブログやお知らせを簡単に更新・
追加できるシステム(代表例:WordPress)

・自社運用の内製化に必須

レスポンシブ対応

・スマホやPCなど、端末の画面サイズに合わせてレイアウトを自動最適化する設計

・現在のSEO対策やユーザーの離脱防止に不可欠

RFP(提案依頼書)

・自社の課題、目的、予算、納期などの要件をまとめた書類

・制作会社に見積もりや提案を依頼する際の基準になる

301リダイレクト

・URL変更時、古いページの検索評価を新しいページへ自動転送する仕組み

・転送ミスによる検索順位下落を防ぐ。

サーバー・ドメイン

・サーバーはデータを保管する「土地」、ドメインは「住所(URL)」

・移行時の管理会社変更には移管手続きが必要

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リニューアルしないまま放置することによる4つの致命的リスク

ホームページの運営期間が長くなると、ページ数や画像などの内部データが蓄積され、サイト構造が複雑化していきます。

適切な管理を行わず、古いサイトをそのまま放置することは、企業の信用や売上に直結する以下の4つの致命的なリスクを引き起こします。

  • ​競合見劣りによる売上・問い合わせの機会損失
  • ​自社更新ができないことによる管理コストの高止まり
  • ​スマホ未対応や導線不良によるユーザーの離脱
  • ​最新ブラウザでの表示崩れとセキュリティ脆弱性の深刻化

ホームページのリニューアルを通して古くなった情報や不要なページを綺麗に整理し、システムを最新環境に対応させることで、これらのリスクを排除できます。

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目安となる運営期間(スパン)はどのくらい?

業種によってもことなりますが、ホームページをリニューアルするタイミングは、一般的に3〜5年程度が目安です。

BtoC企業は一般ユーザーのニーズやデザイントレンドの変化が早いため、短い周期で行う傾向があります。一方、BtoB企業は長期的な情報発信や顧客との信頼構築が重視されるため、比較的長いスパンでの実施が一般的です。

​ただし、この期間の目安だけに縛られる必要はありません。検索エンジンからの流入数の減少、
スマートフォンでの見づらさ、問い合わせ率の低下など、サイトが抱える課題を総合的に見て実施時期を判断する必要があります。

​ホームページをリニューアルすべき8つのサイン

​​ホームページのリニューアル時期は、運用の期間だけで判断できるものではありません。
実際には、サイトに発生している具体的な問題を基に、タイミングを見極めることが重要です。

以下の8つのサインのうち、自社サイトに当てはまる項目がある場合はリニューアルの実施時期に達していると考えられます。

  • ​サイトのデザインが古く、競合他社に見劣りする
  • ​継ぎ足しによる肥大化でサイト構造が複雑になっている
  • ​最新バージョンのブラウザで表示崩れが起きる
  • ​アクセス数や問い合わせが著しく低下している
  • ​ページの表示速度が遅くユーザーにストレスを与えている
  • ​スマートフォン閲覧(モバイル対応)に最適化されていない
  • ​予約システムやEC、MA連携などの新機能を導入したい
  • ​経営戦略の変更やリブランディング、周年記念を迎えた

サイトのデザインが古く、競合他社に見劣りする

​​ホームページのデザインにはトレンドがあり、制作から時間が経過するほど、ユーザーに古い印象を与えやすくなります。

競合他社と比較して自社サイトが見劣りする場合、企業への信頼感が低下しかねません。
ユーザーが製品を比較検討する段階で、選定候補から外されるリスクが高まります。

デザインの刷新は信頼獲得や売上向上に直結します。他社サイトと比べて見た目の印象に大きな乖離がある場合は、リニューアルを検討すべきタイミングです。

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継ぎ足しによる肥大化でサイト構造が複雑になっている

​長年の運用でページやコンテンツを追加し続けると、リンクの乱立や階層の深化によってサイト構造が複雑化します。必要な情報を見つけにくい設計は、ユーザーがストレスを感じて離脱する直接的な原因です。

​リニューアルによって、トップページから3クリック以内で目的の情報へアクセスできるのが理想です。利便性が高まり離脱率が下がるほか、検索エンジンからも使い勝手の良い有益なサイトとして評価され、SEO効果の向上に繋がります。

サイト構造

ホームページの構成の仕方については、下記記事をご参照ください。

コーポレートサイトの構成を初心者やリニューアル向けに解説【2026年最新版】 | Web幹事 コーポレートサイトの構成を初心者やリニューアル向けに解説【2026年最新版】 | Web幹事

最新バージョンのブラウザで表示崩れが起きる

Google ChromeやSafariなどのWebブラウザは定期的にアップデートを繰り返しています。過去に構築したホームページのシステムや記述コードが最新環境に対応できなくなると、レイアウト崩れやリンクの作動不良を引き起こす原因になります。

表示崩れの発生は企業の信頼性を落とすだけでなく、ユーザーが離脱する直接的な要因です。
リニューアルによってシステムの根幹を最新のWeb標準へと刷新し、どのブラウザでも正常に閲覧・操作できる状態を確保する必要があります。

アクセス数や問い合わせが著しく低下している

掲載情報の陳腐化やユーザーが求める情報の不足は、アクセス数低下の明確な原因です。
資料請求や問い合わせフォームのエラーといった不具合の放置も、顧客を失う要因になります。

Googleアナリティクスなどの分析ツールで数値を検証し、セッション数が40〜50%程度減少している場合はリニューアルを検討すべき判断基準です。ターゲットが求める最新コンテンツの配置や、使いやすい問い合わせ導線への刷新によって、アクセス数やコンバージョン率の回復を図りましょう。

ページの表示速度が遅くユーザーにストレスを与えている

ページスピードの最適化

​ページの表示速度の遅さは、直帰率(1ページだけ見てサイトを離れてしまう割合)を増加させる大きな原因です。表示速度が遅いサイトはユーザーの離脱を招くだけでなく、検索エンジンからの評価も下がり、検索順位が上がりにくくなります。

Googleの発表によると、表示速度が1秒から3秒に落ちると直帰率は32%増加し、5秒になると90%まで高まるとされています。そのため、表示速度は「3秒以内」に収めるのが理想的です。

リニューアルの際は、画像のデータ容量圧縮やソースコードの最適化、キャッシュの利用などを行い、表示速度の改善を図りましょう。無料の計測ツール「PageSpeed Insights」でスコア90点以上を目指すのが一つの目安です。

Page Speed Insights

パフォーマンススコアで90〜100になることを目指しましょう。

ページ表示速度の測定方法の詳細は下記記事をご参照ください。
サイトスピードとは?計測ツールの使い方と改善方法を徹底解説【2026年最新版】 | Web幹事 サイトスピードとは?計測ツールの使い方と改善方法を徹底解説【2026年最新版】 | Web幹事 サイトスピード(表示速度)はSEO・CVR・ユーザー体験に直結する重要な指標です。PageSpeed Insightsを使った計測方法、スコアの見方、画像最適化やキャッシュ活用など具体...

スマートフォン閲覧(モバイル対応)に最適化されていない

レスポンシブ対応

インターネット利用の主流がスマートフォンとなった現在、モバイル未対応のサイトは画面のレイアウトが崩れて表示されます。閲覧しづらいサイトはユーザーにストレスを与え、せっかく集客してもすぐに離脱される可能性が高いため注意が必要です。

また、検索エンジンはスマホ版のサイトを優先して評価します。そのため、スマホ対応へリニューアルすることは、検索結果での上位表示やアクセス数の増加を狙う上で欠かせません。

なお、デザイン変更によってページの読み込み速度が遅くなる場合があるため、画像などは適切に圧縮して掲載することが大切です。

予約システムやEC、MA連携などの「新機能」を導入したい

​EC機能の開設や予約システムの組み込み、MAツールの連携など、新たな機能を実装する際は、全面リニューアルを検討すべきタイミングです。

古いシステム基盤のまま新しい機能を無理につなぎ合わせると、システム同士が干渉して不具合が起きる恐れがあります。これは表示速度の低下やセキュリティリスクにも繋がりかねません。

無理な機能追加はトラブルの原因になるため、新機能の導入をきっかけに、サイトの基盤から根本的に刷新することを検討しましょう。

経営戦略の変更やリブランディング、周年記念を迎えた

新規事業の立ち上げ、ブランドイメージの刷新、創立・設立の周年記念タイミングは、ホームページの雰囲気を変える絶好の機会です。

企業の進むべき方向性や経営戦略に合わせて、ターゲットや最新トレンドに最適化したデザインへ刷新することで、新しいブランド価値を市場へ効率よく印象付けられます。

実際にホームページのリニューアルを行なったお客様の声

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失敗しないホームページリニューアルの正しい進め方

ホームページのリニューアルを成功させるには、正しい手順と準備が必要です。大まかな流れを事前に把握しておくことで、制作会社とのやり取りが円滑になり、スケジュール遅延や要件のズレを防げます。

  1. 現状の課題洗い出しと目標設定
  2. 要件定義とRFP(提案依頼書)の作成
  3. 制作会社の選定と見積もり比較
  4. サイト設計・デザインの確定
  5. 開発・コーディングとデータ移行
  6. テスト検証と公開

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ステップ1:現状分析と課題抽出

リニューアルの第一歩は、現行サイトの問題点を正確に把握することです。課題が曖昧なままではリニューアルの意味がなくなってしまうため、専門知識がなくても実践できる以下の3つのアプローチで課題を網羅的に洗い出します。

  • 自分で使って不満を列挙する:文字の見づらさやスマホでのレイアウト崩れ、更新のしにくさなど、思いつく限り書き出す

  • 社内の他部署へヒアリングする:「営業時に説明しにくい」「広報の更新作業が大変」など、
    職種によって異なる視点の不満を集める

  • 数値を基に分析する:Googleアナリティクスなどの分析ツールを使い、アクセス数や離脱ポイントを確認する

​リニューアル前後で「どの点がどれくらい改善したか」を正確に比較するためにも、事前にアクセス数などの数値を把握しておくことは重要です。もしGoogle analyticsをまだ導入していない場合は、今のうちから計測データを溜めておくためにも導入しましょう。

Google Analyticsの導入方法 Google Analyticsの導入方法
導入方法がわからない方はこちらをご覧ください!初心者向けに丁寧に説明しています。
ホームページのアクセス数を調べる方法|無料で使えるツールやアクセス数を増やす方法も紹介 | Web幹事 ホームページのアクセス数を調べる方法|無料で使えるツールやアクセス数を増やす方法も紹介 | Web幹事

ステップ2:目的の設定と目標数値の言語化

リニューアルの目的は大きく「集客」「採用」「業務改善」の3点に分類されます。いずれにも該当しない場合はリニューアルの必要性が低いと判断できます。各目的に適した目標数値の具体例と注意点は以下の通りです。

目的

目標数値の具体例

特徴と注意点

集客

訪問者数(UU)、アクセス数(PV)、問い合わせ数、

資料ダウンロード数、来店予約数

業態に応じて直接の問い合わせか、

資料請求による見込み顧客獲得かを選択する

採用

サイトからの応募数、応募者の面接通過率、応募者の内定承諾率

単純な応募数だけでなく、コンテンツによる志望度向上や

ミスマッチ防止も意識する

業務改善

ホームページの更新にかかった削減時間

自社で簡単に編集・更新ができるCMSを導入し、

運用にかかる時間や外部コストを減らす

事業の業態や課題に応じた目的を設定し、これらの数値をあらかじめ言語化しておくことで、
リニューアル後の正確な効果検証が可能になります。

注意!

目標数値はリニューアル後の運用も前提に考えて設定すべきです。サイトリニューアルそのものだけで目標達成できるのが最も理想ですが、現実は公開後の運用・改善を重ねてサイトを「育てる」必要があります。

ステップ3:競合サイト分析

​​自社サイトの課題や目標が固まった後、同業他社や競合となるサイトの分析へと移ります。
ここでは、競合サイトが採用しているデザインや発信しているコンテンツ、問い合わせまでの導線設計などを徹底的に調査することが重要です。

​複数の競合サイトを比較分析することで、業界の標準的なトレンドや自社に欠けている要素が明確になります。他社サイトの優れた機能や使いやすさを参考にしつつ、自社の強みを際立たせる差別化ポイントを絞り込み、リニューアル後の競争力を高めましょう。

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ステップ4:提案依頼書RFPの作成と要件定義

​​発注先となる制作会社を選定する前に、リニューアルの目的や自社の要望をまとめた「提案依頼書(RFP:Request for Proposal)」を作成します。

​具体的には、これまでのステップで明確にした内容を含め、以下のような項目を記載して要件定義を行います。

  • ​サイトの現状と課題、リニューアルの目的
  • ​設定した具体的な目標数値
  • ​希望する納期や予算感
  • ​必要なシステム要件(EC機能、CMSの導入など)
  • ​サイト公開後に自社で更新したい箇所

​事前にRFPを作り込んで提示することで、自社の意図や求める要件が制作会社へ正確に伝わります。相見積もりの際、各社から提出される提案内容や見積もりのズレを最小限に抑えられるため、依頼先の企業を選びやすくなります。

ステップ5:ホームページ制作会社の選定とパートナー決定

作成したRFPをもとに、複数の制作会社へ相見積もりやコンペの形式で提案を依頼します。
選定の際は金額の安さだけで判断せず、自社の課題解決や目標達成に直結する内容であるかを精査することが大切です。

​同業界での実績、希望機能への対応力、コミュニケーションの円滑さなどを総合的に比較評価することが欠かせません。自社のビジネスを深く理解し、中長期的な視点で伴走してくれる最適なパートナーを見極めて契約を締結しましょう。

ステップ6:サイトマップ作成とデザインおよび開発

​発注先の制作会社が決定した後は、いよいよ具体的な制作フェーズに入ります。これまでのステップで整理した目的や課題、競合分析のデータを基に、まずはサイトの設計図となる「サイトマップ」と「ワイヤーフレーム」を作成します。

サイトマップを作る

まずはサイト全体の構造を表す「サイトマップ」を作成し、必要なページ構成を一覧表として整理します。どんなページをどのくらい作成するのか、各ページにどのようなコンテンツを掲載するのかを明確にすることが目的です。サイトリニューアルには不可欠な工程ですので必ず作成しましょう。

エクセル版サイトマップ

サイトマップの詳しい作り方を知りたい方へ 下記の記事でサイトマップに関する詳細な作り方をご紹介しています。
専門知識不要。初心者の方でも簡単に作成できるように解説してますので、ご活用ください。
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ワイヤーフレームを作る

サイトマップの作成後は、各ページのレイアウトの骨組みとなる「ワイヤーフレーム」を配置し、
ユーザーの動線を設計します。ワイヤーフレームは、サイトマップで決めたページ構成を、具体的なデザインや開発へとスムーズに落とし込むための極めて重要なステップです。

理想は全ページ分の作成ですが、大変な作業となるため、まずはポイントとなる主要ページに絞って作成するだけでも十分です。

ワイヤーフレーム

詳しいワイヤーフレームの作り方を知りたい方へ 詳しいワイヤーフレームの作り方を知りたい方へ
下記の記事でワイヤーフレームの詳細な作り方をご紹介しています。
パワーポイントで簡単に作成する方法を解説します。
ワイヤーフレームの作り方完全ガイド【サンプル付き】

デザイン・開発

​設計図の確定後は、専門知識を持つ制作会社などへバトンタッチし、主に以下の3つの工程を意識しながら制作を進めます。

  • ​デザインの確定
  • ​コンテンツ制作
  • ​コーディングと開発対応

デザインについては、開発着手後の変更は極めて難しく、追加費用が発生する場合もあるため確定前の入念な確認が必要です。

原稿や写真を用意するコンテンツ制作については、特に時間と手間がかかり納期遅延の最大原因になりやすいため、余裕を持ったスケジュール管理が欠かせません。

文章を書くのが苦手な方や時間がない方は、コンテンツ制作も合わせて制作会社に依頼した方が良いでしょう。

コーディングが終われば、サイトは公開可能です。ここからは、最終チェックへと移ります。

ステップ7:テスト環境での動作確認から本番公開

開発完了後は、関係者以外アクセスできないテスト環境へアップロードし、入念な動作確認を行います。

複数のブラウザやスマホ実機での表示、誤字脱字、リンク切れをチェックします。特に問い合わせフォームの送信テストや決済挙動など、成果に直結する機能面は漏れなく確認が必要です。

既存サイトの検索エンジン評価を引き継ぐ301リダイレクト設定やデータ移行の検証も並行して進めます。すべての問題をクリアした段階で本番環境へ切り替え、新しいホームページを公開します。

【公開直前に確認すべきチェックポイント】

  • 表示崩れの有無(PC・スマホ実機)
  • 誤字脱字・リンク切れ
  • 問い合わせフォームの送信動作
  • 301リダイレクト設定の成否

売れるホームページに必要な要素 集客できるホームページに必要な要素とは?目標数値を分解して考えることが重要です!
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【2026年最新】ホームページリニューアルの費用相場と内訳

参考までに、ホームページのリニューアルにかかる費用をサイトの種類別に紹介しましょう。
ここでは例として

  • コーポレートサイト(会社ホームページ)
  • オウンドメディア
  • ECサイト

について紹介します。

コーポレートサイト(会社ホームページ)のリニューアル費用相場

目的

ページ数

初期費用

運用費用

制作期間

デザインのみ

リニューアル

20~30ページ

100万円以下

1万円程度

2〜3ヶ月

集客

(SEO対策)

100ページ以下

100〜300万円

10〜20万円

3〜4ヶ月

集客

(SEO対策)

100ページ以上

300万円以上

20〜30万円

4〜6ヶ月

ブランディング

30ページ以下

100~300万円

-

3〜4ヶ月

ブランディング

30ページ以上

300万円以上

-

4〜6ヶ月

※上記価格表はあくまで「目安」です。制作会社によって価格は変動することご了承ください。

以下、目的別にご紹介していきます。

デザインのみリニューアル

  • 以前サイトを作ったのが10年近く前で、デザインが古すぎる
  • 現在、既にサポートされていないFlashを使っている
  • スマホ対応(レスポンシブ対応)がされていない

などの「見た目」を新しくしたいというケースも多々あります。ページ数や追加する機能がさほど多くない場合は、100万円以下で対応できるケースも多いです。

ただし「コンテンツも新しくしたい」というご要望がある場合には要注意。文章や画像も全て制作会社に依頼した場合は、費用が100万円を超える場合もあります。

集客(SEO対策)

集客が目的の場合、サイトのページ数によって費用が大幅に変動します。

100ページを超える中規模サイトになると、事前の調査・分析にも時間がかかります。300万円を超えるリニューアルになる可能性が高いです。

一方「まだページ数は全然ないが、今後ブログなどでSEO対策していきたい」という場合、制作するページ数は少ないため100~200万円程度で対応ができる会社も多い印象です。

ポイントは、対象サイトの規模感。同程度のサイトの規模の実績や参考価格を制作会社に問い合わせるも良いでしょう。

ブランディング

ブランディングは集客が目的のサイトに比べて1ページあたりにかかるコストが非常に大きい(デザインやキャッチコピーの制作など)のが特徴。

1ページずつ非常に丁寧にデザインを行うので30ページ程度でも数百万円の費用がかかることもあります。また、会社によってはロゴや名刺などとセットで依頼することで、多少安く抑えられることも。

集客以上に、制作会社のノウハウや実績によって価格感がブレるため、必ず複数社から見積もりをとることをオススメします。

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オウンドメディアのリニューアル費用相場

目的

ページ数

初期費用

運用費用

制作期間

デザインのみ

リニューアル

10~15ページ

(テンプレート数)

100万円程度

なし

2〜3ヶ月

集客の戦略から

リニューアル

100ページ以下

100〜300万円

10〜20万円

3〜4ヶ月

集客の戦略から

リニューアル

100ページ以上

300万円以上

20〜30万円

4〜6ヶ月

※上記価格表はあくまで「目安」です。制作会社によって価格は変動することご了承ください。

オウンドメディアは「ページ数(記事)は多いが、デザインが必要なテンプレート数は少ない」のが特徴となっています。そのため、デザインのみをリニューアルする場合「100ページをこえるオウンドメディアでも、実際にデザインが必要なページは10ページ程度」ということもしばしば。その場合は100万円程度でリニューアルが可能かと思います。

一方で「集客のSEO対策の戦略部分から見直したい」となれば話は別。かなり緻密なサイト設計やキーワードの調査が必要になるため、数百万という費用が必要になります。

この場合、下記のようなポイントで見積もりが変動します。

  • ページ数、記事数
  • 集客したい領域、業界の難易度
  • CMSの機能をどこまでカスタマイズするか

制作会社に依頼する前に、事前に確認しておきましょう。

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ECサイトリニューアルのリニューアル費用相場

ECサイトは上記の2サイトと異なり、ポイントが変わります。それは「現在利用しているカートを変更するか否か」です。

既存のECカートを変更する場合、管理画面も変更になり「フルリニューアル」に近い形になります。一方で、ECカートをそのまま利用する場合は「デザインのみリニューアル」に近い形に。

目的

サイトの規模

費用相場

制作期間

ECカートの

変更なし

100ページ以下

100万円以下

2〜3ヶ月

ECカートの

変更なし

100ページ以上

100〜500万円

3〜4ヶ月

ECカートの

変更あり

100ページ以下

100〜500万円

3〜4ヶ月

ECカートの

変更あり

100ページ以上

100〜1,000万円

3〜6ヶ月

フルスクラッチ

-

500万円以上

4~8ヶ月

※ECサイトリニューアルはECカートに加え、既存の商品点数・決済機能などによって大幅に金額が異なります。ご注意ください。

またECサイトは、使用する「ECカート」によっても金額が大きく変動します。

代表的な「Shopify」「EC-CUBE」「MakeShop」など、採用するカートによっても開発費が変わります。ECカートによってはデザインが制限されるものもあるため、「価格」と「実現したいこと」のバランスで決めることが重要です。

「ECカートの見直しから制作会社に依頼したい」という場合は、あらゆるECカートを取り扱った経験のある実績豊富な制作会社に依頼するのが良いでしょう。

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関連記事:【失敗できない方へ】サイトリニューアル費用の相場と内訳。制作会社への依頼の仕方も

ホームページリニューアルの公開直後にやるべき5つのアクション

ホームページは本番環境に公開して終わりではありません。リニューアル直後の設定や確認を怠ると、検索エンジンからの評価が下がったり、アクセス解析が正しく行えなくなったりするリスクが生じます。

公開直後の不具合を未然に防ぎ、リニューアルの効果を最大化するために、以下の5つのアクションを迅速に実行します。

  1. 301リダイレクト設定などのSEO対策面のチェック
  2. 自社お知らせページでのリニューアル報告
  3. プレスリリース出稿による認知拡大と被リンク獲得
  4. 公式SNSを通じた拡散
  5. ページの表示速度を確認

これらのアクションを確実に進めることで、SEO評価の低下を防ぎ、スムーズな運用体制へと移行できます。

1. 301リダイレクト設定などのSEO対策面のチェック

​リニューアルに伴いページのURLが変更になった場合、古いURLから新しいURLへ自動的に転送する「301リダイレクト設定」を行います。

特に以下のケースでは設定ミスがないか細かく確認しましょう。

  • ​サイトリニューアルでURLが変更になった
  • ​リニューアルのタイミングでSSL(https化)を導入した
  • ​削除・追加されたページがある

この設定を怠ると、これまでの検索エンジンからの評価(SEO評価)がリセットされ、検索順位の大幅な下落やアクセス数の急減を招きかねません。

古いページにアクセスしたユーザーがエラー画面で離脱する原因にも繋がります。公開後は主要な古いURLへ実際にアクセスし、新しいページへ正しく転送されるかをチェックしましょう。

※サイトリニューアルにおけるSEOの注意点はこちらからご覧ください!
サイトリニューアルのSEOで注意すべき点とWeb制作会社依頼の手引き

2. 自社お知らせページでのリニューアル報告

​新サイトの公開完了後、自社の「お知らせ」や「ニュース」ページへリニューアルの報告記事を投稿します。

投稿内容には、刷新の背景や目的、追加した機能、コンテンツの見どころを記載します。URLの変更など、ユーザーに影響する重要な変更点がある場合は必ず合わせてアナウンスを行うのがポイントです。

公式な発表として情報を発信することで、既存の顧客やパートナー企業に対して新しい方針を正確に伝えられます。

3. プレスリリース出稿による認知拡大と被リンク獲得

リニューアルは、企業の認知度を高める好機です。PR TIMESなどの配信サービスを活用し、情報を外部メディアへ一斉配信します。

記事として取り上げられれば、潜在層へのアプローチが可能です。大手ニュースサイトからリンク(被リンク)を獲得できるため、ドメインパワーも向上し、SEO効果が期待できます。

単なる告知にとどめず、刷新の意図やユーザーへのメリットを強調した原稿を作成して出稿しましょう。

4. 公式SNSを通じた拡散

​​​サイトリニューアルの周知には、XやInstagram、Facebookなどの公式アカウントの活用も有効です。新サイトのURLや変更点を既存顧客やファン層へ向けてダイレクトに発信しましょう。

​発信の際は自社公式アカウントに留まらず、従業員やパートナー企業にも協力してもらい、それぞれの視点で紹介してもらうとより効果的です。新コンテンツの画像などを添えた質の高い投稿は、各SNSのアルゴリズムからも高く評価され、おすすめ表示などを通じてより多くの認知獲得に繋がるでしょう。

​また、二次拡散は、自社サイトへのアクセスを爆発的に増やすきっかけになります。費用を抑えながら認知獲得による指名検索の増加など、間接的なSEO効果も期待できる外せない手法です。

5. ページの表示速度を確認

​本番公開後は、Google提供の「PageSpeed Insights」などのツールを用いて、新サイトの表示速度を必ず測定します。

デザインの刷新に伴い高解像度の画像や動画、複雑なスクリプトを多用している場合、ページの読み込み速度が大幅に低下するケースが少なくありません。

表示の遅延はユーザーにストレスを与えて離脱を招くだけでなく、検索エンジンからの評価(SEO評価)が下がる直接的な原因になります。

​ツールが提示する改善項目を確認し、画像の圧縮や不要なコードの削除を施すことで、高速かつ快適な閲覧環境を作りましょう。

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プロの現場から学ぶ!ホームページリニューアルでよくある失敗例

​ホームページリニューアルには多額の費用と期間を要するため、明確な戦略なしに進めると既存の売上やアクセスを失うリスクが生じます。

実際の現場で頻発する典型的な失敗パターンを事前に把握し、同じ過ちを回避するための判断材料として活用してください。

失敗例1:目的が形骸化し「デザインの刷新(見た目)」だけに注力してしまった

「競合他社がおしゃれなサイトにしたから」「経営層や上層部からの思いつきの指示」「なんとなく5年経ったから」といった理由のリニューアルは、目的が形骸化する典型的な原因です。

​これらに共通するのは、「現状のサイトにどんな課題があり、リニューアルで何を解決するのか」というビジネス上の目的が不在な点にあります。

その結果、発注側も制作会社も「いま風の綺麗なデザインにすること」だけに終始し、肝心の成果に繋がらないサイトが完成します。

このような失敗を避けるためには、​具体的に「問い合わせ数を1.5倍にする」といった数値目標まで落とし込むことが大切です。ホームページのリニューアルで何を解決し、ビジネス上で何を達成したいのか、必ず事前に話し合っておきましょう。

失敗例2:予算の安さだけで制作会社を選定し、成果が出なかった

​安価なプランは既存のテンプレートを使うだけの場合が多く、自社独自の強みを活かした設計ができないため、他社との差別化やオリジナル性を出しにくい傾向があります。

さらに、修正回数の制限や公開後のトラブル対応が別料金になっていれば、結果として追加費用が膨らむ事も少なくありません。

​費用を抑えることばかりに囚われず、提示された金額の範囲内で自社の課題解決に必要なサポートが十分に受けられるかをしっかり見極めましょう。

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失敗例3:デザインばかり目がいって設計が改善されていない

​目に見える部分であるデザインばかりこだわり、サイトの設計やコンテンツが全く改善されていないケースもありがちな失敗です。

この場合、デザインがカッコよくなって関係者は満足しますが、アクセス数や問い合わせ数は増えず、目的を達成できなければ本末転倒です。

見た目の改善だけではリニューアルの効果は出ません。ホームページに訪れる人の「使いやすさ(ユーザービリティ)」を意識し、ユーザーが迷わず目的を達成できる設計になっているかを必ず確認しましょう。

【中級者向け】SEOを意識したサイトリニューアルの注意点 SEOを意識したサイトリニューアルのポイントを網羅しています。
少し専門的な内容も含まれていますが、ぜひご覧ください!

サイトリニューアルのSEOで注意すべき15のこと【2026年最新版】 | Web幹事 サイトリニューアルのSEOで注意すべき15のこと【2026年最新版】 | Web幹事

失敗例4:公開したことで満足し、その後のサイト運用を完全に放置してしまった

ホームページのリニューアルは公開した時点が新たなスタートラインであり、その後の継続的な更新や改善がなければ望むような効果は得られません。

​特にコラムやブログなどの更新機能を作ったものの、一切記事がアップされないケースは非常に多いです。せっかく費用をかけて作ったサイトを放置してしまうと、制作費も無駄になってしまいます。

成果を出し続けるためには、事前に実現可能な運用体制とセットでサイトを設計することがポイントです。公開後の更新作業や定期的な数値チェックを誰がどのように行うか、あらかじめ体制を整えておきましょう。

必要であれば、コンテンツ制作や保守まで対応してくれる制作会社を選ぶこともおすすめです。

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成功のカギを握る!リニューアル制作会社の正しい選び方と外注のポイント

​​ホームページリニューアルの成否は、パートナーとなる制作会社の選定に左右されます。自社の課題を理解し、目標達成に向けた戦略を提案できる企業を見極める基準が必要です。ここからは、投資対効果を最大化するための正しい選び方と外注のポイントを解説します。

自社の「目的」に応じた制作会社の得意領域を見極める

​制作会社にはそれぞれ異なる強みや得意分野が存在するため、自社のリニューアル目的と合致しているかを見極める必要があります。

​「ブランディングやデザイン刷新」「SEO対策やアクセス向上」「採用強化」「ECサイトの売上拡大」など、解決したい課題によって選ぶべきパートナーは変わります。デザインに特化した会社にマーケティングの成果を求めても、期待する効果は得られません。

​過去の制作実績を確認し、自社と同業界での成功事例があるか、求めている機能を実装した経験が豊富かを詳細にチェックしましょう。目的達成に必要な専門ノウハウを持った企業を絞り込むことが、プロジェクト成功の第一歩となります。

制作会社の種類 制作会社にも、様々な種類が存在します。
得意分野や規模別にホームページ制作会社の種類をまとめました。
発注前に知っておくべきホームページ制作会社の種類・特徴【7タイプ】

初回の打ち合わせで担当者のノウハウを見抜くチェックリスト

初回の打ち合わせは、制作会社や担当ディレクターが自社のプロジェクトに最適なノウハウを持っているかを見極める重要な機会です。単に要望を聞き取るだけでなく、ビジネスの課題に踏み込んだ提案やリスクの指摘ができるかを確認します。

実力を見抜くための主な確認項目は以下の通りです。

  • 自社の業界動向や競合他社について、事前にリサーチしているか
  • 専門用語を多用せず、分かりやすい言葉で説明しているか
  • リニューアルの目的(認知拡大、採用強化など)に対する具体的な提案があるか
  • スケジュールや予算の実現性について、リスクも含めた現実的なアドバイスがあるか

契約後に実務を担当するディレクターが同席しているかも重要な判断基準となります。営業担当者だけの調子の良い説明に惑わされず、実際の進行・制作フェーズで的確なリードが期待できるかをチェックリストに沿って冷静に評価してください。

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相見積もりを複数とり、提案内容の具体性で決めるコツ

適切な費用対効果を見極めるためには、3社程度から相見積もりを取得して比較検討を行います。金額の安さだけで選定すると、必要な機能がオプション扱いで後から追加費用が発生するリスクが高まります。

​見積書の確認や選定時に重視すべきポイントは以下の通りです。

  • ​「サイト制作一式」などの曖昧な表記がなく、費用内訳が詳細か
  • ​自社の課題を解決するための具体的な施策が提案書にあるか
  • ​根拠のあるスケジュールや制作体制が明確に示されているか

​金額の低さではなく提案の具体性を基準に判断をすることが必須です。

ホームページ(WEBサイト)リニューアルの成功事例5つ

ここからは、ホームページリニューアルの成功事例を5つ紹介します。

  • 株式会社富士産業
  • アイメックス株式会社
  • 株式会社小羽皮革
  • 司フエルト商事株式会社
  • 株式会社モリセ精工

株式会社富士産業(金属加工業・問い合わせ増加事例)

株式会社富士産業

東京都葛飾区で金属加工を行う株式会社富士産業は、Webマーケティングの切り口を変更し、
一般のユーザーにも分かりやすいホームページへとリニューアルしました。

リニューアルのポイントと成果は以下の通りです。

  • 新規事業である制作金物の情報を全面的に露出した
  • 競合他社との差別化を図るため制作金物系のキーワードを盛り込んだ
  • 月数件だった問い合わせが数十件へと増加した
  • 設計事務所やデザイン会社からの新規の引き合いを獲得した

製造業に馴染みの薄い層へのアプローチを意識したコンテンツ設計により、ターゲット層の拡大と大幅なリード獲得を実現しています。

アイメックス株式会社(産業機械メーカー・デジタル化事例)

アイメックス株式会社

東京都墨田区にある産業機械メーカーのアイメックス株式会社は、10年間で2度のホームページリニューアルを実施し、デジタル化を推進しています。

段階的なリニューアルの施策と成果は以下の通りです。

  • 1度目のリニューアルでCMSを導入した
  • 問い合わせを増加させるための仕組みづくりを構築した
  • 2度目のリニューアルで現代のユーザーに合わせたデザインに刷新した
  • スマートフォン閲覧に対応するレスポンシブ化を行った

時代やユーザー環境の変化に合わせた適切なアップデートを重ね結果、Web経由での引き合いや商談の増加に成功しています。

株式会社小羽皮革(革製品クリーニング・市場選定事例)

株式会社小羽皮革

静岡県袋井市で革製品のクリーニングを行う株式会社小羽皮革は、自社の強みにマッチした市場選定とWebマーケティングにより成果を収めています。

具体的な施策と成果は以下の通りです。

  • クリーニングに関する検索キーワードを分析した
  • 分析した検索ワードに対応するコンテンツページを作成した
  • 工場での作業風景を撮影した写真を記事に使用し、技術力を視覚的に伝えた
  • エンドユーザーからの問い合わせ増加と多数の新規取引先獲得を実現した

検索ニーズの把握と、信頼性を高める現場写真の活用が、新規顧客の開拓に直結しています。

司フエルト商事株式会社(フェルト製品・営業効率向上事例)

東京都港区でフェルト製品を手掛ける司フエルト商事株式会社は、リニューアルによって既存ホームページの見せ方を変え、営業効率を向上させました。

具体的な施策と成果は以下の通りです。

  • 素材や業界別だった商品分類を「機能」別に変更した
  • 素材に関する解説記事を追加し、顧客ニーズを満たすコンテンツを充実させた
  • ホームページが見やすいデザインになり、問い合わせ数が増加した
  • 事前の情報提供が充実したことで営業効率が向上した

ユーザーが目的の機能から商品を探せる構造に変えた結果、利便性が高まり、受注に繋がる問い合わせの獲得を実現しています。

株式会社モリセ精工(セラミックス加工・ターゲット特化事例)

株式会社モリセ精工

神奈川県横浜市でセラミックス加工やメッキの表面処理を行う株式会社モリセ精工は、自社のアピールではなく「誰に届けるか」を最優先に考えてホームページをリニューアルしました。

具体的な施策と成果は以下の通りです。

  • ターゲットである研究開発者に届くキーワードを設定した
  • 研究開発者が興味を持つ記事を執筆してコンテンツを充実させた
  • リニューアル前は0件だった問い合わせが週2〜3件に増加した
  • 大手企業の研究開発部門からの問い合わせと3割以上の受注率を獲得した

明確なペルソナ設定に基づいた情報発信が、高確度な見込み顧客の獲得に繋がっています。

ホームページ(WEBサイト)リニューアルの進め方まとめ

​ホームページのリニューアルは、正しい手順と入念な事前準備を行うことで、確実に成果へと繋がります。


プロジェクト全体の流れは以下の通りです。


  1. 現状分析と課題抽出(自社分析・数値検証)
  2. 目的の設定と目標数値の言語化
  3. 競合サイト分析
  4. 提案依頼書(RFP)の作成と要件定義
  5. ホームページ制作会社の選定とパートナー決定
  6. サイトマップ・ワイヤーフレーム作成とデザイン・開発
  7. テスト環境での動作確認から本番公開

​全体の制作期間として3〜4ヶ月は見込んでおきましょう。

これだけの期間が必要なのは、見た目を変えるだけでなく、事前の課題分析や競合調査といったリニューアルの要となる戦略設計に十分な時間をかけるためです。

目先の安さやデザインだけに囚われず、自社の目的や予算に合った最適な制作会社を選ぶことが重要です。

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Q. ホームページをリニューアルすべきタイミングは?

ホームページをリニューアルすべきタイミングとして、主に「デザインが古くなってきた」「サイト構造が複雑になってきた」「最新バージョンのブラウザに対応しなくなった」「アクセス数が低下してきた」「ページの表示速度が遅くなってきた」「スマホ対応にしたくなった」等が挙げられます。

Q. ホームページのリニューアル期間は?

一般的なホームページのリニューアル期間は2ヶ月~3ヶ月程度です。可能であれば余裕をみて3ヶ月~4ヶ月程度のスケジュールを確保しておくと安心です

Q. サイトリニューアルの効果はすぐに出ますか?

効果はすぐには出ません。リニューアルの効果を出すには、リニューアル後に適切な運用や改善を行う必要があります。またサイト設計やデザインだけでなく、コンテンツの充実やSEO対策なども実施しなければなりません。

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