- 更新日 2024.08.14
- カテゴリー SEO対策
サイトリニューアルのSEOで注意すべき15のこと【2024年最新版】
当サイト「Web幹事」では、ホームページの新規作成だけではなく、リニューアルに関するご相談を日々多くいただきます。
- 集客に力を入れたいのでサイトをリニューアルしたい
- デザインやコンテンツを一新したい
- ホームページに新しい機能を追加したい
上記のように理由は様々ですが、多くの担当者の方は「アクセスを増やしたい!」と考えられているかと思います。
しかし、サイトをリニューアルをしたからと言って簡単にアクセスが増える訳ではありません。
SEO対策のノウハウを使い、入念に設計されたサイトでなければ、なかなか成果はでません。
そこで本記事は、サイトリニューアルにおけるSEO対策の注意点を徹底解説!
サイトリニューアルに適したタイミングや進め方、制作会社の選び方まで、実際に制作会社でリニューアルを担当していたプロが丁寧に解説します。
リニューアルで失敗したくない!とお考えのWeb担当者の方は、ぜひお読みください。
失敗できないサイトリニューアルは、経験豊富な業者へ任せたい!という方へ
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リニューアルに役立つ記事もご覧ください サイトリニューアルでSEO対策するならこちらもチェック!ホームページリニューアルの進め方・タイミング・期間
- 1. サイトリニューアルを行う目的やメリット・タイミングとは?
- 2. サイトリニューアル時行うべきことやその手順
-
3.
SEO対策を意識したサイトリニューアルの注意点
- 3-1. ページごとにSEO対策すべきキーワードが決まっているか
- 3-2. タイトル、description、見出しなど内部施策を行っているか
- 3-3. レスポンシブデザインを採用しているか
- 3-4. ユーザーの使いやすいサイトデザインになっているか
- 3-5. コンテンツ(テキスト)量を減らしすぎていないか
- 3-6. 適切な内部リンクを減らしていないか
- 3-7. 品質の低いページが大量に自動生成されていないか
- 3-8. 存在しないページ、削除したページに404を設定しているか
- 3-9. XMLサイトマップを設定しているか
- 3-10. パンくずリストがしっかり設計されているか
- 3-11. 検索エンジンのクローラーやインデックスを拒否していないか
- 3-12. ページの表示や動作は重くないか
- 3-13. 適切なリダイレクトを行っているか
- 3-14. サイト内にあるリンクのURLをそのままにしていないか
- 3-15. SSLを適用した際にもリダイレクト設定しているか
- 4. サイトリニューアルでアクセス数が下がった場合の対処法
- 5. Web制作会社サイトリニューアル頼むときの注意点・方法・費用感
- 6. SEOを意識したサイトリニューアルのまとめ
サイトリニューアルを行う目的やメリット・タイミングとは?
一般的に、ホームページの耐用年数は2~3年程度と言われています。
しかし「3年経ったからサイトリニューアルを行おう」と安易に進めてしまうのは注意が必要です。
目的が不在のままサイトリニューアルを行っても、効果は得られません。
なぜサイトリニューアルを行うのか?という目的を持ってサイトのリニューアルをしましょう。
ここではWeb幹事にいただく相談の中から、よくあるリニューアルのタイミングをご紹介します。
デザインやコンテンツを刷新するサイトリニューアル
もっとも多いのが、「デザインやコンテンツを新しくしたい」というパターン。
- デザインが古くなってしまっている・スマホに対応していない
- 情報が古くなっており、会社の実態にそぐわない
上記のような課題が顕在化してきたタイミングでリニューアルを検討される方が非常に多いです。
ここで必要なのは、「サイトをどんなデザインやコンテンツにしたいのか」を具体的にすること。
サイトを訪れるユーザーに対して「どのようなイメージを持って欲しいか」「どんなコンテンツを提供したいか」をしっかり設計してないとリニューアルは失敗に終わります。
なんとなくサイトを新しくしたいではなく、なぜデザインを刷新する必要があるのかをしっかり考えるようにしましょう。ホームページのデザインは下記を参考にしてください。
関連記事:ホームページのデザイン参考例記事一覧
機能要件の追加をするサイトリニューアル
- サイトの更新に非常に手間がかかっている(社内では更新できない)
- サイトに予約機能などの新機能をつけたい
- 自社商品をサイトで販売したい(決済機能をつけたい)
上記のような「新しい機能」を追加したい、というケースもリニューアルのタイミングとして非常に多いです。
この時のポイントは「新しい機能を使った時の具体的な姿」をイメージすること。
そもそも頻繁にホームページを更新しないにもかかわらず「更新機能をつけたい」など、不要な機能が追加されることがしばしばあります。
コストや時間もかかってしまうので、リニューアルのタイミングで「あれもこれも」と追加しないようにしましょう。
サイトリニューアルによるメリット・デメリット
SEO対策を意識したサイトリニューアルは、単純なサイトの改善に比べて「ハイリスク・ハイリターン」なのが特徴。下記にメリットとデメリットをまとめました。
メリット
- 大幅なアクセス増になる可能性がある
- サイト内のコンバージョン率が大幅に上がる可能性がある
- デザインやコンテンツが最新の状態になる
- 機能追加により、大幅に利便性が高まる可能性がある
デメリット
- サイト設計を間違えると、逆にアクセスが減ってしまう
- サイトの改善に加え、かなりの時間とコストがかかる
つまりサイトリニューアルは、
「多少の時間とコストをかけてでも、しっかりと達成したい目的がある」
ときに行うのがベストです。
そして一歩間違えると、サイト全体に悪影響を及ぼす可能性があります。要因としては、正しいSEOの知識を持っていないために評価されていたページの調整やサイト構造の変更などが意図せず悪い影響を与えることがあるため。
サイトリニューアルは、失敗のリスクもあるため注意が必要です。失敗事例としては、以下のようなケースが挙げられます。
- URL変更のリダイレクト漏れ
- titleタグの変更で検索順位が下落
- 検索エンジンのクローラー巡回を拒否している
- 検索エンジンのクローラーが大量の低品質ページを巡回している
サイトリニューアル時はSEO対策についても慎重に検討し、順位低下につながるミスを防ぎ進めていくのが重要です!
サイトリニューアル時行うべきことやその手順
ここでは、簡単にサイトリニューアルの進め方についてご紹介します。
リニューアルにはどのような手順を経て、どれくらいの期間がかかるのでしょうか?
企画から運用までのサイトリニューアルの手順
サイトリニューアルは一般的には下記のような手順で行われます。
手順その1:サイトリニューアルの目的と目標数値を設定
手順その2:自社サイトの課題を分析
手順その3:競合サイトを分析
手順その4:サイトマップ・構成図を整理
手順その5:デザイン・コンテンツ制作・開発
手順その6:効果測定
手順その7:運用・改善
手順1〜5で一旦サイトを公開することになります。
ここまでで、約3〜4ヶ月程度をみておいた方が良いでしょう。
その後の効果測定や運用・改善で、さらに数ヶ月を要します。
本格的にリニューアルを行う場合は半年〜1年程度の期間がかかることになります。
特にSEO対策を意識したリニューアルは、効果測定と改善が重要。
「作って終わり」ではなく、リニューアル後も「サイトを育てていく」という意識が必要です。
関連記事:SEO対策とは?上位表示のやり方・方法を初心者にわかりやすく解説
:上位表示されるコンテンツ設計とは?検索意図に応える方法を解説
詳しくサイトリニューアルの手順を知りたい方へ
下記の記事にて、成果を出すためのリニューアル手順を詳細に解説しています。
「まずは何から始めたらいいの?」という方はぜひ参考にしてください。
結果を出すためのサイトリニューアルの基本手順と進め方をプロが解説【専門知識不要】
SEO対策(検索エンジン最適化)を意識したサイトリニューアルは設計が全て
SEO対策を意識してサイトリニューアルを行う場合、先ほどご紹介した手順の1〜4の「サイトの企画・設計」が特に重要になります。
この設計部分でリニューアルの成果が決まってしまうと言っても過言ではありません。
- 検索エンジン(Google)の評価を高めるためのサイト設計
- ユーザーがストレスなくコンテンツを読み進めるための導線設計
- ユーザーの検索意図を満たすためのコンテンツ設計
上記のように専門的な知識が求められます。
「経験やノウハウがない!」という方は、制作会社やコンサル会社に依頼する方が安心です。
サイトリニューアルに適した制作会社の選び方
SEO対策を意識してサイトリニューアルを行う場合、ノウハウのある制作会社を選ぶのが非常に重要です。もし選び方がわからない!という場合は当サイト「Web幹事」をご利用下さい。
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SEO対策を意識したサイトリニューアルの注意点
ではSEO対策を意識してサイトリニューアルを行う際、重要なポイントは何でしょうか?少し専門的ですがSEOの観点で注意すべきポイントは以下の通りです。それぞれ詳しくご紹介します。
- ページごとにSEO対策すべきキーワードが決まっているか
- タイトル、description、見出しなど内部施策を行っているか
- レスポンシブデザインを採用しているか
- ユーザーの使いやすいサイトデザインになっているか
- コンテンツ(テキスト)量を減らしすぎていないか
- 適切な内部リンクを減らしていないか
- 品質の低いページが大量に自動生成されていないか
- 存在しないページ、削除したページに404を設定しているか
- XMLサイトマップを設定しているか
- パンくずリストがしっかり設計されているか
- 検索エンジンのクローラーやインデックスを拒否していないか
- ページの表示や動作は重くないか
- 適切なリダイレクトを行っているか
- サイト内にあるリンクのURLをそのままにしていないか
- SSLを適用した際にもリダイレクト設定しているか
ポイントをおさえてリニューアルを行わないと、「アクセスが減ってしまった」という悪影響も。
特に重要なポイントを、ピックアップしましたのでチェックしてみてください。
※制作会社に依頼される場合は、制作会社が下記のようなポイントをおさえてリニューアルをしてくれるかのチェックリストとしてご活用ください!
ページごとにSEO対策すべきキーワードが決まっているか
基本的にSEO対策は「1ページ=1キーワード」として行います。
そのため、リニューアル後の各ページで「狙いたいキーワード」を定めておくことが重要。
いくら、かっこいいデザイン・良いコンテンツに仕上がっても「ユーザーは、どんなキーワードを検索してサイトに来てくれるのか」を調査・設計していないと効果は上がりません。
あらかじめ「SEO対策で狙いたいキーワード」を整理しておきましょう。
関連記事:SEOの基本「キーワード選定のコツ」をプロが徹底解説!【初心者向け】
タイトル、description、見出しなど内部施策を行っているか
前述したキーワードに関連して、「各ページにそのキーワードを含めた設計になっているか」を確認しておきましょう。
特に、meta descriptionは見落とされがち。
リニューアルのタイミングで、ページの内容にあったmeta descriptionを設定しましょう。
関連記事:【入門版】meta descriptionの正しい書き方・文字数を丁寧に解説
レスポンシブデザインを採用しているか
ホームページのスマホ対応を行う際、大きく下記の2種類の方法があります。
- レスポンシブデザインを採用する(PC版とスマホ版のURLは同じ)
- PC版とスマホ版で別のページを作る(PC版とスマホ版でURLが違う)
検索エンジンのGoogleはレスポンシブデザインを推奨しています。
(ただし、厳密にはレスポンシブデザインが「SEO対策に有利」というわけではありません)
大規模なサイトの場合、PC版とスマホ版でURLを分けて制作するケースがありますが、管理が煩雑になります。
リダイレクトや正規化が必要になりますので、基本的にはレスポンシブデザインを採用しておくのが無難です。
ユーザーの使いやすいサイトデザインになっているか
サイトデザインを改善する際は、ユーザーの使いやすさを考慮することが大切です。
Googleのアルゴリズムでは、ユーザーが快適に行動できているかが重要視されています。
使い勝手の悪いサイトだと、サイト全体でSEO評価が下がる可能性があります。
必要な情報に簡単にアクセスできるか、アクセスしたページ内ですぐに欲しい情報が見つかるかを意識したページ作りを行いましょう。
具体的なポイントは以下の通りです。
- メニューを充実させる
- 検索ボックスを付ける
- サイトマップページをつくる
- ガイド用チャットボットを追加する
ユーザーの使いやすさに着目してサイトデザインを改良することで、離脱率が下がりSEOへの良い影響も期待できます。
コンテンツ(テキスト)量を減らしすぎていないか
デザインのリニューアルにこだわるあまり、テキストの分量が減ってしまうケースがあります。
それでは、かっこいいホームページが出来上がっても検索順位は下落してしまいます。
ホームページでSEO対策を行う場合はある程度の検索意図に沿ったテキスト量が必要。
テキスト部分を画像化してページをデザインする場合がありますが、基本的にはNGです。
できるだけHTMLでテキストとして、制作するようにしましょう。
関連記事:SEO対策の画像の使い方やaltタグを解説!【入門版】
適切な内部リンクを減らしていないか
サイト内のページとページを繋ぐ「内部リンク」はGoogleのクローラーが巡回するのを助ける重要な要素です。
また、あるページを見たユーザーに「次はこのページを見て欲しい!」とアピールもできます。
- 関連するページ同士を内部リンクで繋ぐ
- パンくずリストを用いて、ユーザーに「自分は今どのページにいるか」を明示する
上記のように、適切に内部リンクを設定しましょう。
関連記事:内部リンクとは?SEOへの影響や効果的な設置方法を解説
品質の低いページが大量に自動生成されていないか
WordPressなどCMSでホームページを制作している場合、記事で利用している「タグ」のページが自動的に生成される場合があります。
なんのルールもなくタグを適当につけていると
「1記事しかないタグのページが大量に存在する」つまり「品質の低いページが大量に存在する」ことになります。
このようにCMSを利用している過程で気づかないうちに、内容の薄いページが大量に自動生成されていることがありますので注意しましょう。
関連記事:SEO対策における見出しタグ(h1など)の付け方・作り方をプロが解説!
ページが大量に作られていないかチェックするには? Googleで「site:サイトのURL」で検索してみましょう。検索結果数にサイトのページ数が表示されます。自分が想定しているより大幅に検索結果数がある場合は、不要なページが存在している可能性が高いです。
存在しないページ、削除したページに404を設定しているか
サイトリニューアルの過程で、特定のページを削除する場合、404の設定をしておきましょう。
404とは「存在しないページ」にユーザーが訪れてしまった場合に表示するエラーメッセージのようなものです。
もし削除したページに対応する新しいページを作成する場合はリダイレクトが適切です。
あくまでも404を設定するのは「削除して、リニューアル後に対応するページがない」場合です。
なお404ページは、下記のような観点で制作するとGoodです!
- すぐに404ページだとわかる文言にする
- 他ページとデザインを揃える
- TOPページへのリンクをつけて、離脱しないようにする
- ユーザーが関心の高いコンテンツの紹介をする
シンプルな英文メッセージしか表示されないサイトが多いですが、ユーザーの離脱を招いてしまうので、しっかりデザインするようにしましょう。
XMLサイトマップを設定しているか
XMLサイトマップ(sitemap.xml)とは、ウェブサイト内のURLを記述するxml形式のファイルを指します。検索エンジンがサイト内のURLを集める手掛かりとなるため、XMLサイトマップの設置はクローラビリティの改善に繋がります。
上記のように、検索エンジンがサイト内の情報を集める手がかりとなるため、サイト公開時に設定しましょう。
リニューアル後も、サイトの構成が大きく変わる時などは送信することを推奨します。
XMLはGoogleSearch Consoleにて設定が可能です。
設定する際は下記の記事を参考にしてみてください。
関連記事:XMLサイトマップ(sitemap.xml)作成&送信方法マニュアル【専門知識不要】
パンくずリストがしっかり設計されているか
パンくずリストは上記画像の「Top > ホームページ制作発注ガイド > 結果を出すためのサイトリニューアルの基本手順と進め方をプロが解説します【専門知識不要】」のようなサイトの中の現在地を示すものです。
ユーザーに分かりやすくサイト内の現在地を示すだけでなく、検索エンジンが効率的にクロールするのに役立ちます。
単純にパンくずリストを設置するだけでなく、その設計も要チェック。
- パンくずリストの階層が深すぎる
- 適切な階層構造になっていない
- パンくずリストがリンクになっていない
上記のような、パンくずとして機能していないものが散見されます。注意してください!
検索エンジンのクローラーやインデックスを拒否していないか
まれに起こる現象ですが、検索エンジンからのインデックスを拒否(noindex)しているケースがあります。
特にWordPressの場合、下図のように設定画面でindexを拒否することが簡単にできます。
誰かが間違ってチェックしてしまったり、テスト環境の設定をそのまま引き継いでしまったために起こる現象です。
サイトをリニューアルした直後に必ずチェックしましょう。
またインデックスだけでなく、検索エンジンのクローラーを拒否していないか(ロボットを拒否していないか)の確認も大切です。
リニューアル終了後には、忘れずにrobots.txtの設定を解除しクローラーを拒否していないか確認しましょう。
関連記事:SEOの内部対策の基本と15のチェックリスト!外部対策との違いも解説
WordPressでインデックスを拒否していないか確認する方法
WordPressの管理画面にログインし「設定」→「表示設定」をクリック。
ページ下部に「検索エンジンでの表示」にチェックが入っていないか確認。
チェックが入ってしまっている場合はすぐに消しましょう!
ページの表示や動作は重くないか
ページの表示や動作が遅いとユーザビリティが悪化し、SEO評価が下がる可能性があります。
ページの表示や動作が遅くなる要因は、「高解像度の画像が多い」や「動画を自動的に読み込んでいる」などが挙げられます。
ユーザビリティの悪化を防ぐために、以下のような対策が必要です。
- 画像や動画を軽くする
- 不要な要素は極力なくす
- JavaScriptやタグを減らす
ページの表示や動作を速めるリニューアルを検討しましょう。
適切なリダイレクトを行っているか
旧ページから新ページに適切にリダイレクトを行う必要があります。
URLが変更になる場合、旧ページのURLの内容と対応する新しいページのURLにリダイレクトする必要があります。
- 302リダイレクトを設定してしまっている
- リダイレクトを全てTOPページに向けて設定してしまっている
上記のような失敗例がよく見られますが、この場合適切に旧ページの評価を新ページに引き継ぐことができません。
この「適切なリダイレクト」はサイトリニューアルの際に非常に重要になります。
一歩間違うとアクセス数の急減にもつながるので必ずチェックしておきましょう!
サイト内にあるリンクのURLをそのままにしていないか
ドメイン変更を伴うサイトリニューアル後、各ページに以前のドメインのままリンクが放置されているケースがまれにあります。
リンク切れを起こしてしまう可能性もあるため、必ずリニューアル時に確認しましょう。
特にWordPressなどのCMSでブログや記事を書いている場合、記事内のリンクは要チェックです。
SSLを適用した際にもリダイレクト設定しているか
近年セキュリティの観点からSSLに対応するホームページが増えています。
サイトリニューアルのタイミングでSSLを適用するケースも多いのですが、注意が必要です。
SSLを適用するとURLが「http://〜」から「https://〜」と変更になります。
その際、httpからhttpsにリダイレクトしておかないと検索エンジンの評価が分散してしまいます。
下記の記事で対応する方法についても詳しく記載されています。参考にしてください。
参考:httpからhttpsにリダイレクトする方法と注意点について(外部サイト)
サイトリニューアルでアクセス数が下がった場合の対処法
せっかくサイトリニューアルを行なったのに、逆にアクセス数が下がってしまった、という方はこちらをご覧ください。
分析方法や対策についてご紹介していきます。
Googleアナリティクス、GoogleSearch Consoleにて状況の確認をする手順
まずGoogleアナリティクスやGoogleSearch Consoleを使って状況を確認をしましょう。
見るべきポイントは下記の2つです。
手順①:どの程度アクセス数が下がったのか確認
手順②:どのページの流入が減ったのか確認
手順①:どの程度アクセス数が下がったのか確認
まずはGoogleアナリティクスを見て、どの程度アクセス数が下がったのがを確認しましょう。
急激にアクセスが減っている場合、以下の原因が考えられます。
- Googleからのペナルティを受けた
- Googleからインデックスされなくなった
有料リンクの購入による外部リンク施策や内容の薄いページを自動生成しているなど、Googleのガイドラインに違反する不正なSEO対策を行った場合、Googleからペナルティを受けている場合があります。
ペナルティを受けた場合は、受けた原因を特定して解消するのが先決です。
急激に下がったのではない場合は、次の「どのページの流入が減ったのか」を確認しましょう。
手順②:どのページの流入が減ったのか確認
急激にアクセスが下がったのではない場合、どのページのアクセスが下がったのがをページ毎に特定しましょう。
Googleアナリティクスで
集客→概要→Organic Searchから各ページの流入をチェックしましょう。
(ページ数が多い場合、主要なページや重要なページに絞って調査してもOKです)
特定ページでアクセス数が落ちている場合、コンテンツや内部リンクの変化によってアクセスが落ちている可能性があります。
そのページの「コンテンツ」や「内部リンク」をチェックしてみましょう。
逆に全体的にアクセスが落ちている場合、サイトリニューアル時の設定ミスなどが考えられます。
上記「SEO対策を意識したサイトリニューアルの注意点」で解説したポイントに漏れがないか確認しましょう。
関連記事:【入門版】Googleアナリティクスの設定方法&使い方【スタートアップガイド】
サイトリニューアルに伴うアクセス回復方法
旧ページから新ページへ301リダイレクトを設定する
サイトリニューアルに伴いURLを変更している場合、再度リダイレクトの設定を見直しましょう。
よくあるリダイレクトの失敗として下記のようなものが挙げられます。
- 全ての旧ページから新TOPページにリダイレクトしている場合
- 302リダイレクトを設定している場合
全ての旧ページから新TOPページにリダイレクトしている場合
リダイレクトは原則「旧ページと関連のある新ページにリダイレクト」されるべきです。
1ページずつ対応表を作るのが面倒で、全ての旧ページから、新しいTOPページにリダイレクトされているケースがあります。
これでは旧ページの評価が適切に新ページに引き継がれません。
面倒ですがリダイレクトは関連性の高い新ページにする必要があります。
旧ページと新ページの対応表を作って個別にリダクレクトを設定しましょう。
302リダイレクトを設定している場合
リダイレクト(転送)には2種類あります。
- 301リダイレクト:恒久的な転送
- 302リダイレクト:一時的な転送
ページの評価を新しいページに引き継ぐためには「301リダイレクト」が必要です。
知識がない方がリダイレクトの設定をした際、まれに「302リダイレクト」が設定されている場合があります。
その場合は、すぐに設定の変更をしましょう。
コンテンツを追加する
リニューアルによってコンテンツ(特にテキスト)の量が急減している場合はコンテンツを追加を試みましょう。
ただ、いたずらにテキスト量を増やせばいいというわけではなく、検索意図に沿ったコンテンツの追加が重要です。
ユーザーは、「どのページでどんな情報が知りたいのか?」をしっかり調査・定義し、コンテンツを追加しましょう。
参考:例えば今あなたが読んでるこの記事は?
この記事は「サイトリニューアル SEO」と検索してきた方へ、コンテンツを届けるために作成しています。
サイトリニューアルする際のSEO対策の注意点や、もし順位が下がってしまった時の対策など、ユーザーが知りたいであろうコンテンツに注力して作成しています!
サイトのHTML構造を確認する
リダイレクトも適切に設定されており、コンテンツの分量も大きく変わっていない場合、サイトの実装に問題がある可能性があります。
- h1やh2、titleタグは適切に設定されているか
- ページごとに適切なmeta descriptionが設定されているか
- 検索エンジンがクロールできるページの実装になっているか
- 隠しテキストと取られるような実装方法になっていないか
など、サイトの構築方法を見直してみましょう。
特に、コーディングや実装に関するポイントは知識がないと分からないため、SEOコンサルなどのプロに診断してもらうことも1つの選択肢です。
Web制作会社サイトリニューアル頼むときの注意点・方法・費用感
最後にサイトリニューアルをWeb制作会社に依頼する時のポイントをご紹介します。
ここまでご紹介してきたように、サイトリニューアルは進め方次第で好影響も悪影響も与えます。
しっかりと経験やノウハウ・実績のある制作会社を選ぶのが重要です!
Web制作会社を見極めるポイントとは?
Web制作会社を見極めるポイントとは?
実際にWeb制作を行っていたプロが、制作会社の賢い選び方を徹底解説します。
プロが教えるWeb制作会社の選び方5ポイント
サイトリニューアルを依頼する際の事前準備
制作会社に依頼する前に準備を行います。サイトリニューアルの「目的」と「予算」が必要です。
ここが決まっていないと、制作会社から良質な提案は受けられません。
ホームページについて知識がある場合、下記のような資料を準備するとスムーズに依頼することができます。
- スケジュール表
- サイトマップ
- 参考サイト(こういう風なサイトにしたいなどの希望)
- (余裕があれば)ワイヤーフレーム
上記は、全て揃える必要はありません。
わかる部分だけでも揃っていれば制作会社に非常に喜ばれます。
関連記事:ホームページ制作の仕様書の作り方とポイントをプロが解説!
Web制作会社のSEO対策への知見があるかを確認する
ここまでご紹介してきたように、サイトリニューアルにおいてSEOの知見は重要です。
制作会社にSEOの経験があるかを確認する場合は、以下のような質問をしてみましょう。
- これまでSEOを意識して制作を行った事例はどのようなものですか?
- 今回のサイトリニューアルのSEOで重要なポイントは何ですか?
- 今回のサイトでは、どんなキーワードで上位表示を狙えば良いですか?
- 現在のサイトで、考えられるべきSEO観点での課題は何ですか?
質問に対し、分かりやすく・納得感のある回答をしてくれる会社はSEOの知見があるといえます。
あなたに専門知識がなくても質問してみてください。
また、専門用語ばかりで説明が理解できない場合は注意が必要です。
専門用語もふくめ、わかりやすく説明していただける制作会社であれば、SEOだけでなく制作全体を通してのコミュニケーションも円滑に進められますのでおすすめです。
関連記事:全国のおすすめSEO会社15社を比較!依頼してはいけないSEO会社も紹介
SEOを意識したサイトリニューアルの費用相場
SEOを意識してサイトリニューアルを行う場合の費用相場は100万円〜300万円程度になります。
サイトのページ数やSEOの難易度によって、大幅に金額が変わります。
1,000ページを超える大規模なホームページになると300万円以上になることもしばしば。
SEOを考慮しないホームページに比べて事前の調査や分析に時間をかける分、費用も上がります。
費用も大きくなる分、しっかりと事前準備・制作会社の見極めを行うことが重要です。
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SEOを意識したサイトリニューアルのまとめ
SEO対策を意識したサイトリニューアルの注意点をご紹介しました。
- ページごとにSEO対策すべきキーワードが決まっているか
- タイトル、description、見出しなど内部施策を行っているか
- レスポンシブデザインを採用しているか
- ユーザーの使いやすいサイトデザインになっているか
- コンテンツ(テキスト)量を減らしすぎていないか
- 適切な内部リンクを減らしていないか
- 品質の低いページが大量に自動生成されていないか
- 存在しないページ、削除したページに404を設定しているか
- XMLサイトマップを設定しているか
- パンくずリストがしっかり設計されているか
- 検索エンジンのクローラーやインデックスを拒否していないか
- ページの表示や動作は重くないか
- 適切なリダイレクトを行っているか
- サイト内にあるリンクのURLをそのままにしていないか
- SSLを適用した際にもリダイレクト設定しているか
上記の点をしっかり意識してリニューアルを行なってください!
また、知識やノウハウがない場合はWeb制作会社に依頼することも検討しましょう。
ポイントは「サイトリニューアルの経験がある・SEOについて知見がある」会社に依頼すること。
もし「ちゃんとノウハウや知見がある会社を選べるか心配…」という場合は、当サイト「Web幹事」をご利用ください。
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コンサルタントのご紹介
代表取締役
岩田 真
2015年にWeb制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。
ホームページ制作のオンライン相談窓口「Web幹事」は、35,000件を超える豊富な相談実績と幅広い知識で、お客様のあらゆるニーズにお応えします。
Web制作業界のプロが丁寧にヒアリングしますので、
初心者の方でも安心してご相談ください!
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まずはお気軽にご相談ください!
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Q. サイトリニューアルとは何ですか?
サイトリニューアルとは、Webサイトのページ構成・デザイン・システムを変更して、新しいWebサイトに変えることを指します。一部を改善するだけでは問題解決しない場合に、Webサイトのリニューアルを実施するケースが多いです。
Q. ホームページリニューアル後にアクセスが減った場合の対処方法は?
URLの変更でアクセスが減った場合、適切なリダイレクト設定を行いましょう。また、コンテンツや内部リンクの変化によってアクセスが減った場合は、コンテンツの追加やHTML構造の見直しが効果的です。
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この記事を書いた人
岩田 真
専門分野: ホームページ制作,ディレクション,Webマーケティング
株式会社ユーティル代表取締役。2015年にWeb制作会社として株式会社ユーティルを設立。Webディレクター・営業担当として、3年で上場企業を含む50社以上のホームページ制作に従事。経験・スキルがゼロの状態からホームページ制作事業を始めたので初心者の方に分かりやすく、業界の知識をお伝えできます!
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