採用サイトの作り方|流れや人材を獲得するポイント【2024年最新版】

採用サイトの作り方|流れとコツを知って人材を獲得できるサイト制作を

人材の採用において競争の激しい現在、質の高い人材を獲得するためには、採用サイトの力が必要不可欠です。
しかし、採用サイトの制作を考えている方の中にも

  • どのような情報を掲載すれば良いのかがわからない
  • 会社が求める人材にエントリーしてもらうにはどうすれば良いのか
  • どのようなデザインにしよう

などといった悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

本記事ではそんな悩みを解消するために採用サイトの作り方をご紹介。
作成の流れとコツを知り、自社に合った人材を獲得できる魅力的なサイト制作を行いましょう。

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目次
  1. 1. 採用サイトの重要性
  2. 2. 採用サイトの目的
    1. 2-1. 応募者数を増やすため
    2. 2-2. 採用のミスマッチを防ぐため
    3. 2-3. 採用コストを抑えるため
    4. 2-4. 求人媒体に頼り過ぎないため
  3. 3. 採用サイトに掲載すべき内容
    1. 3-1. 求職者が企業に求める条件の中でマッチする情報
    2. 3-2. 会社概要
    3. 3-3. 自社のミッション・ビジョン
    4. 3-4. 事業内容
    5. 3-5. 代表のメッセージ
    6. 3-6. 実際に働いている社員の声
    7. 3-7. 募集要項
    8. 3-8. 研修制度
    9. 3-9. 職場環境がわかる写真や動画など競合と差別化できるコンテンツ
  4. 4. 採用サイトの作り方1 目的と役割を考える
    1. 4-1. 目的と役割
  5. 5. 採用サイトの作り方2 掲載したい情報の精査
    1. 5-1. 学生・求職者が知りたい情報
    2. 5-2. 自社が掲載したい情報
    3. 5-3. 採用サイトに多いコンテンツ
  6. 6. 採用サイトの作り方3 サイトマップ
    1. 6-1. サイトマップとは
    2. 6-2. サイトマップの作り方
  7. 7. 採用サイトの作り方4 サイトデザイン
    1. 7-1. 競合他社のデザイン例
    2. 7-2. 自社が欲しい人材にアピールできるデザインを考える
    3. 7-3. 必要であれば制作会社へ依頼する
  8. 8. 採用サイトの作り方のコツ
    1. 8-1. ターゲットに即したデザインを
    2. 8-2. エントリーを増やすことだけを考えない
    3. 8-3. 見やすくわかりやすいサイトになるように意識する
    4. 8-4. 採用サイトの効果測定ができるようにする
    5. 8-5. 他コンテンツとの情報を統一させる
  9. 9. 採用サイトの制作にかかる費用
    1. 9-1. 自社制作の場合
    2. 9-2. 制作会社へ依頼した場合
  10. 10. まとめ
    1. 10-1. 採用サイトを制作会社に依頼したい方へ

採用サイトの重要性

採用サイトは、求職者がエントリーすべきか判断するための大切な部分です。なぜなら採用サイトは採用基準や初任給、休日の日数など求職者が職場を選ぶ重要な判断基準が見やすくまとめられているからです。

求職者だけでなく、企業側も採用サイトに求職者が求める情報を記載することで、自社とマッチ度の高い応募者が集まりやすくなります。また採用サイトを作成することにより、コスト削減にもつながります。

採用サイトの目的

ここで、採用サイトにある目的をみていきましょう。

応募者数を増やすため

1つ目は、求人への応募者数を増やす点です。採用サイトには、掲載期限がありません。そのため、求人に関する具体的な内容をいつまでも掲載し続けられます。

しかし求人広告には掲載期間に制限があり、どんなに求職者の目を引く内容を掲載しても期限が過ぎると閲覧できなくなります。

そのため、求人広告はどうしても閲覧する求職者が限られてしまうのです。採用サイトを作成すれば、求人情報や企業の魅力が伝わる情報をいつでも閲覧できる形を作れます。そのため、応募者数の増加が期待できます。

採用のミスマッチを防ぐため

採用サイトには、採用時のミスマッチを防ぐ目的もあります。

求人広告では記載できる内容が限られるため、職種や給与などの条件面だけを見た求職者が応募するケースも少なくありません。そのため、実際に働き始めたときにイメージとのギャップが生じ離職に至る可能性があります。

しかし企業側としては採用業務の負担を減らすため、長期的に雇用できる社員を増やしたいはず。

採用サイトなら条件面だけでなく、会社概要やビジョンなど求職者に知ってほしい情報をすべて掲載できます。そのため求人への応募前に企業に対するイメージがつきやすく、ミスマッチが起こりづらくなることが期待できます。

採用コストを抑えるため

採用サイトには、採用に対するコスト削減の目的もあります。

採用サイトの作成や運用には費用がかかりますが、求人広告へ掲載するよりコストを抑えることが可能です。

さらに採用サイトを閲覧した段階で、企業とは合わないと感じた求職者はその時点で離脱します。そのため、余計な面接の機会を減らせるため面接にかかるコスト削減にもつながります。

求人媒体に頼り過ぎないため

採用サイトは、求人媒体に頼り過ぎないようにする目的もあります。採用サイトがない場合は、求人を出すために求人広告などへの掲載が必要です。

ただ、求人広告などの活用では掲載のたびに支払いが発生します。そのため、求人に対するコストがかさんでしまいます。

自社で採用サイトを構築し、求人へエントリーできる導線を作ると、求人広告に頼らず応募がくる可能性が高いと言えるでしょう。そのため、採用サイトの制作は求人媒体依存からの脱却につながります。

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採用サイトに掲載すべき内容

採用サイトに掲載する内容は、以下9点です。ここでは、採用サイトに掲載すべき内容についてご紹介します。

  • 求職者が企業に求める条件の中でマッチする情報
  • 会社概要
  • 自社のミッション・ビジョン
  • 事業内容
  • 代表のメッセージ
  • 実際に働いている社員の声
  • 募集要項
  • 研修制度
  • 職場環境がわかる写真や動画など競合と差別化できるコンテンツ など 

求職者が企業に求める条件の中でマッチする情報

まず、求職者が企業に求める条件にマッチする情報を記載しましょう。求職者が入社を決める理由には、給与や休日・残業時間が適正範囲内か挙げられるケースが多くあります。

そのため、求職者が企業に対して求める条件に関する情報で競合よりも魅力的な部分をアピールすると応募者が増える可能性が高まります。まずは、求職者が求める条件の中でマッチしている情報をアピールポイントとして記載しましょう。

会社概要

自社の事業を把握できるよう、会社概要を記載する点もポイントです。求職者の目を引くために、社内の雰囲気がわかる写真や取り組みを添えるとよいでしょう。

自社のミッション・ビジョン

自社のミッションやビジョンを、記載する点も大切です。何のために自社が存在しているのか、事業を通して社会に対しどんな価値提供をしたいのかをミッションとして記載します。

ビジョンでは、ミッションを達成するための近い将来の目標を記載するとよいでしょう。これにより、自社の価値観にマッチしている方からの応募者の増加が期待できます。

事業内容

採用サイトには、現在行っている事業に関する情報の掲載も大切です。事業の具体的な内容や、事業規模と直近の取り組みを掲載すると求職者が事業に対する理解の深まりにつながります。

代表のメッセージ

代表のメッセージも求人サイトでは、重要な役割を持ちます。企業のビジョンや社内雰囲気などは、代表の考え方によるケースが多いからです。

代表のメッセージを確認すると、求職者が自分に合った企業なのか判断しやすくなります。代表からの熱のこもったメッセージがあれば、求職者が入社を決意するきっかけにもなるでしょう。そのため、代表のメッセージはできる限り入れ込むとよいでしょう。

 

実際に働いている社員の声

求人サイトでは、実際に働いている社員の声も大切です。際に働く社員の声を紹介することで、入社後のイメージがより明確になります。複数の求人を募集したい場合には、募集職種ごとに社員の声を紹介するのがおすすめです。

募集要項

募集要項は、求人サイトで欠かせない事項となります。記載する項目は、以下の6点です。分かりやすく明確に、記載するようにしましょう。

  • 募集の条件
  • 募集職種
  • 給与
  • 年間休日数
  • 福利厚生
  • 採用予定人数 など

研修制度

採用サイトでは、入社後に用意している研修制度に関しても触れるとよいでしょう。研修制度の記載があると、求職者自身の中で入社後に理想のキャリア形成ができるのか、未経験でも安心して働けるのかの見極めの手助けになります。

職場環境がわかる写真や動画など競合と差別化できるコンテンツ

最後にご紹介するのは、競合との差別化ができるコンテンツです。競合とは違う魅力を打ち出すと、求職者の目を引きやすくなります。職場環境がわかる写真や動画、既存社員の属性がわかるデータなどを取り入れ、独自性のあるコンテンツに仕上げましょう。

採用サイトの作り方1 目的と役割を考える

目的と役割

企業の採用サイトを作るときは、まず目的と役割を考える必要があります。
もちろん採用サイトを作る目的は新たに人を雇用することですが、一体どのような人を採りたいのか、具体的なイメージが必要です。

サイトは誰に対して作るかによってまるで性質の違うものが出来上がるからです。目的を達成するためには、採用サイトの役割が重要になってきます。サイトを通じて求職者は応募します。
しかし、求職者自身が始めから応募することを決めていない限りは、サイトを訪問したからといって応募してくれるとは限りません。

採用サイトは、サイトを訪れた訪問者が応募したくなるような魅力を備えている必要があります。
その上、サイトを熟読すれば会社のことが理解できるような、パンフレットのような役割を果たしている必要もあります。

採用サイトが最大限に活用されている状態とは、採用サイトを通じて、会社が必要だと思う人材が望めばやってくるような状態
です。

ただ求職者が増えても選考するためのコストがかかるだけなので、魅力的な人材に来てもらえるようなサイトを作成する必要があります。

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採用サイトの作り方2 掲載したい情報の精査

学生・求職者が知りたい情報

採用サイトに掲載したい情報を精査し、何を掲載するか決めましょう。
まずは学生や求職者が何を求めているかを知ることです。

株式会社リクルートキャリアが公表している「就職白書2018」によると、就職活動中の学生が情報収集をする中で知りたいと思っていることは多岐に渡ります。

採用サイト‐学生の知りたい情報


上位から、経営方針・事業戦略が56.9%、勤務地が49.8%、具体的な仕事内容が48.0%、社風・企業文化と初任給が47.0%となっています。
知ることができたものは上位から、53.2%、41.8%、37.2%、36%、40.2%となっています。

調査結果を見る限りでは、学生は企業のありとあらゆることを知りたいと考えているようですが、企業は学生の希望に添える程、情報提供ができているとはいい難いようです。

今は自ら会社の情報を発信しなくても、退職者や応募者などの口コミ等から外部サイトに掲載されてしまいます。採用サイトは、求人サイトで興味を持った求職者が知りたい情報を、より深く掘り下げて掲載する必要があります。

採用サイトに載せる情報を精査し、学生や求職者が情報収集を行う際に知りたいと思っていることを網羅できていれば、求職者の満足度を満たすことにつながります
それは、良い人材の獲得につながるだけでなく、企業の信頼性を高めることにもなります。

自社が掲載したい情報

自社が掲載したい情報と、学生や求職者の知りたいことが一致しているとは限りません。

会社としてはどうしても掲載したいことでも、ニーズがまるでない場合もあるでしょう。
採用サイトを効果的に活用したいのであれば、自社が掲載したい情報ばかりを載せるのではなく、サイトにアクセスするユーザーが欲しいと思っている情報を掲載しましょう

どのようなコンテンツが学生や求職者にニーズがあるのかは、先程紹介したリクルートのデータなどから予測がつきます。
ただ、オープンなデータに関しては他社も間違いなく参考にしています。
データ上求められていることはある程度明らかなので、他社よりも情報量が多く質の高いサイトを作りたいなら、最低限ニーズの高い情報はサイトに盛り込むべきなのです。

就職活動に熱心な学生や求職者は、間違いなく競合他社の採用サイトも覗いています。
そのため、他の会社がサイトに載せていることが載っていないと魅力の乏しい会社だと判断されかねません。

採用サイトに掲載されていることが全てではもちろんありませんが、ほとんどのユーザーはオープンにされている情報で会社の価値を判断します。
すなわち、競合すると予想される他社の扱っているコンテンツに関してはじっくりと観察し、取り入れられるコンテンツは自社に取り込むべきです。

他社がやっていることは当然自社でも行うという姿勢を貫き、その上でプラスアルファとして自社が掲載したい情報を載せましょう。

すると本当に掲載したい情報が際立ち、個性的な会社として認識されるでしょう。

採用サイトに多いコンテンツ

自社の採用サイトに載せるコンテンツをどう絞ったらいいのか迷ってしまうときは、他の採用サイトを参考にしてみましょう。

採用サイトにまず間違いなくあるコンテンツは、企業の紹介です。
業務内容はどのようなものか、どのような歴史を辿ってきたか、資産はいくらくらいあるかなど。
動画やグラフを使って説明すると説得力が出ます。

また、最近は社員を紹介することで企業の雰囲気を伝える採用サイトが増えています
学生や求職者から、会社の雰囲気を知りたいという声が多いので、その要望に応えるためのコンテンツです。
社員を紹介し、最後に社長がまとめるような感じで動画を制作すると多くのビューが見込める可能性が上がります。

ざっくばらんな雰囲気の中で社員から社長へ質問を投げかけ、社長が質問に対して熱意を持って答えるような作りにすると、オープンな社内の雰囲気を伝えることができます。
1人で喋るよりも、対話形式、又はグループトークのような形にした方が伝わりやすいでしょう。
今どきの求職者にはオープンな雰囲気の方が受け入れられやすいので、堅苦しいコンテンツを作るのはおすすめしません。

更に、入社することでどのようなことができるのかを伝えることができると効果的です。
研修制度など、ステップアップの道のりが明確な仕組みが会社にあると人気が出ます。

福利厚生や報酬、採用条件など、求職者が質問したいことを全て盛り込んでおけば支持を集めることができるでしょう。

採用サイトのコンテンツ 採用サイトに載せるべきコンテンツについて、こちらで詳細に解説しています!
応募が止まらない採用サイトのコンテンツとは?事例と合わせてご紹介!

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採用サイトの作り方3 サイトマップ

サイトマップとは

サイトマップとは、サイト全体のページがどのような仕組みであるのかをリスト形式で記述したもので、本の目次のような役割を果たします。

サイトマップを作成することで、サイト全体がどのように構成されているのかすぐに把握でき、サイトの制作がスムーズになります

サイトマップの作り方

サイトマップを作るときは、まず下書きを行います。
下書きをせずにいきなり作っていくと、途中で挫折することが多いからです。
作る上での道筋のようなものがあれば、サイトマップもそれだけ簡単に作れます。

サイトにどのようなページを載せるか決める

サイトにどのようなページを載せるか決めてからサイトマップを作りましょう。
どのような採用サイトにするかによって内容は変わりますが、よくある採用サイトのページは以下のようなものです。

  • TOPページ
  • 企業の紹介
  • 企業理念
  • 社長メッセージ
  • 社員の紹介
  • 福利厚生
  • 選考基準
  • 応募方法
  • 応募ページ

余りにページ数が多くなりすぎても情報が分散してしまってよくありません。
サイトマップそのものはシンプルにし、1ページの中の情報量をできるだけ多くすることが大切。
どのようなページが必要かわからない場合は、他社の採用サイトを参考にしてみましょう。

【関連】サイトマップの作り方についてはこちら サイトマップの作り方についてはこちらの記事に詳しく書いてあります。ご参照ください。
サイトマップ(構成図)をエクセルで簡単に作成する方法【テンプレート付き】

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採用サイトの作り方4 サイトデザイン

競合他社のデザイン例

採用サイトのデザインを知るには他の企業のホームページを訪れるのが一番ですが、ひとつひとつのホームページを巡っているととても時間がかかってしまいます。

採用サイト-muuuuu.org

muuuuu.orgのサイトを見る
muuuuu.orgのようなサイトでは、様々な企業の採用サイトを一目で確認できます。
ワンクリックで気になる採用サイトを訪れることもできるので、興味のある方はぜひ一度覗いてみてください。

オススメ採用サイトの事例はこちら! オススメしたい採用サイトのデザイン事例まとめ!

自社が欲しい人材にアピールできるデザインを考える

他社がどのようなデザインにしているのかを確認し、自社が何を伝えたいのかが明確になると、おのずとどのようなデザインを選ぶべきなのかが分かってくるはずです。
ただ前提として、シンプルで分かりやすく、かつ情報量の多いサイトを作成する、ということを忘れてはいけません。

いかに手がこんでいても、独りよがりで情報量の少ないサイトを訪問して満足するユーザーはいないからです。

必要であれば制作会社へ依頼する

自社で制作するのもよいですが、ノウハウや知識がないのであれば制作会社へ依頼するのも一つの方法です。ただし、制作会社へ依頼する際には募集要項などの情報や、どのようなデザインがよいかなど具体的なイメージを伝えることが大切。

なぜなら、何も提案せずに丸投げにしてしまうと理想のサイトが完成しにくいからです。

また、制作会社に依頼する場合には自社制作よりもコストがかかります。そのため、依頼前には予算の範囲内で理想のサイトを制作できるかよく確認しましょう。

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採用サイトの作り方のコツ

ここでは、採用サイトを実際に作る際のコツについて説明します。
コツをつかむことで、採用サイトを初めて作るときも比較的スムーズに作成することが可能です。
明確にできることは明確にし、採用サイトを訪問するユーザーが不信感を抱かないようなサイトを作りましょう

ターゲットに即したデザインを

企業によってどのような求職者をターゲットにしているのかはまちまちです。
望んでもいない求職者からの応募が増えても何のメリットもないどころか、対応しなければいけない分コストにしかなりません。

サイトのデザインには、サイト作成者の意志が現れていなければなりません。
つまり、デザインが採用したいターゲットの心をつかむようなものであることが望ましいのです。

企業の何を見せたいのかを徹底的に考えるべきです。

写真や動画でユーザーに訴えたいのか、文章メインで企業の説明をしたいのか。
社員全員がどのように働いているかを見せたいのか、社長のキャラクターを訴えたいのか。

サイトは温かみのある色合いにするか、クールな感じにするか、など考え出すとキリがありませんが、どの層に訴えるかをまず決定すれば、おのずとサイトをどのようにするのがベストなのか、答えが出るでしょう。

また、あらかじめどのような人がなぜ必要なのかが詳細に書かれていれば、自社が求めている人材が応募しやすくなります。

もちろん書かれていることから合わないと感じて求職者が応募を避ける場合もあります。
しかし、採用ページなのに具体的なことが何も書かれていなければ、ユーザー目線からすれば極めて不安で、応募しづらいのです。

エントリーを増やすことだけを考えない

採用サイトを作る目的は、エントリー数を増やすことではありません。エントリー者の質を上げることにあります。
そもそも採用サイトへのアクセスは求人媒体からの流入がメインです。

エントリー数を増やすにはSEO施策が有効なのですが、単純にSEO対策に重点を置き、特定のキーワードでGoogle検索の上位に表示されるようになったとしても、Google検索の場合必ずしも求めているユーザーに刺さるとは限りません。
不特定多数の支持を集めることには適していますが。

求めているユーザーにダイレクトに届きにくく、結果的に採用サイトを設置する効果が薄くなってしまうのです。

SEOよりも、求職者が訪れる代表的なサイトといえば求人サイト専門の検索エンジンであるIndeedなので、Indeedから採用サイトのリンクをクリックしたくなるような分かりやすい説明を加え、訪問しやすくすると会社が求めていることを把握している求職者が集まりやすいです。

Indeedを最適化することで、質の高い求職者に訴求しやすくなります。

エントリーを増やすのではなくエントリー者の質を増やすには何をすればいいのかを徹底的に考えましょう。

見やすくわかりやすいサイトになるように意識する

採用サイトでは、見やすさやわかりやすさを意識することも大切です。応募までの導線がわかりづらかったり、募集要項や社内の雰囲気などの求職者が求める情報が見づらかったりする場合、応募を諦める人が出る可能性が高いからです。

応募ボタンを目立つような色やデザインにしたり、求職者が見たい情報をわかりやすく見やすくまとめたりなどの工夫を行いましょう。

採用サイトの効果測定ができるようにする

採用サイトでは、効果測定の実施も重要です。効果測定ができる仕組みがないと、採用サイトを作成しても求職者が見てくれているのか、どのページが見られていないのかなどの把握が難しくなります。

そのため、定期的な効果測定が必要になります。効果測定には、グーグルアナリティクスなどの利用がおすすめです。分析ツールから得られた情報を一定期間記録し、それをもとに採用サイトを改良していくとよいでしょうです。

他コンテンツとの情報を統一させる

採用サイトに記載する情報は、自社サイトや求人広告の情報と統一するさせることが大切です。

他コンテンツとの情報に統一性がないと、どこに書いてある情報が正しいのか判断できません。そのため求職者が自身の求める条件を満たしているかどうか判断できず、。応募を諦めてしまう可能性があります。

採用サイトは、必ず求人広告や自社サイトに記載している情報と統一性を取るようにしましょう。

ここで紹介した内容に関してすべて反映した1つの例として、弊社の採用サイトがあります。具体的な完成例を見たい方は、弊社の採用サイトを一度確認してみてください。
株式会社ユーティル採用サイト

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採用サイトの制作にかかる費用

ここまで採用サイトの作り方についてみていきましたが、実際作るとなるとどのくらいの費用がかかるのか気になる方もいるでしょう。採用サイトの制作費用は、次の通りです。

自社制作

0~100万円

制作会社

10~150万円

ここからは、自社制作と制作会社へ依頼した場合の費用について詳しく説明します。

自社制作の場合

自社制作の場合にかかる費用は、0~100万円程度。自社制作は、制作会社への依頼よりも費用を抑えられるのがメリットです。

制作に必要な知識やノウハウ、ツールが揃っているため、自社制作では人件費や運用コスト程度しかかかりません。ただし、制作に関するノウハウや知識が少なかったり、ツールがなかったりするとノウハウの蓄積やツールの購入などでコストがかさんでしまう可能性があります。

制作会社へ依頼した場合

制作会社へ依頼する場合には、どの程度の作業を任せるかによって金額感が変わってきます。
ここでは、10~50万円、50~150万円、150万円以上の3段階にわけて紹介します。

10~50万円

テキストベースのコンテンツ作成依頼に限定する場合、10~50万円が相場です。ページ内に載せる画像や動画は自社で用意し、ページのデザインを細かく決めてある状態にする必要があります
そのため、費用面をできる限り抑えて採用サイトを制作したいと考えている企業におすすめです。

50~150万円

予算を50~150万円程度かけられるのであれば、独自性のある採用サイトを作成できます。
社内の雰囲気がわかる写真や動画撮影、社員インタビューにも対応しているくれるケースが多いです。
オリジナルコンテンツ作成まで任せたいときには、50~150万円程度の予算がかかることを考えておくとよいでしょう。

150万円以上

150万円以上の予算をかけると、オリジナリティのある採用サイト作りはもちろん企業課題を踏まえた採用におけるコンサルティングまで受けられます。自社での採用を何としてでも成功させたいのであれば、150万円以上の費用がかかることを覚えておきましょう。

採用サイト制作の費用については以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

採用サイトの作り方|流れや人材を獲得するポイント【2024年最新版】 | Web幹事 採用サイトの作り方|流れや人材を獲得するポイント【2024年最新版】 | Web幹事 会社の求める質の高い人材を獲得するためには採用サイトが必要不可欠となってきます。しかし、どのように作れば良いのかわからない方も多いはず。本記事では、採用サイト作...

まとめ

ここまで採用サイトの作り方について説明しました。
採用サイトを作る際に重要となるポイントをまとめてみます。

  • 目的と役割を考える
  • 掲載したい情報の精査
  • サイトマップを作る
  • ターゲットに即したデザインを考える

採用サイトは求職者に対して確かな訴求力を発揮しますが、デザインに力がなく、情報の精度が低いと、求職者に見限られてしまうこともあります。
採用サイトは、単なる求人への応募ページではなく、企業の理解度を高めるため、全てを紹介するページであるともいえます。

ほとんどの求職者がインターネットで企業情報を検索する昨今、魅力的な採用サイトが作れないならば、魅力のある人材を獲得するのは難しいかもしれません。
採用サイトは「企業の理解度」「企業への期待度」を熟成させることが役割なのです。
これらの情報が、効果の出る採用サイトを作る参考になれば幸いです。

採用サイトを制作会社に依頼したい方へ

採用サイトの制作を検討されている方は是非、Web幹事にご相談ください。
貴社の要件を、専門のコンサルタントが丁寧にヒアリング
採用サイトの制作に精通した制作会社をご紹介いたします。

業者の相場についてなど基本的な情報も丁寧にお伝えします。
相談料・紹介料は「完全無料」。お気軽にご相談ください。

【無料】採用サイトに強い制作会社を紹介してもらう

Q. 採用サイトの目的は?

採用サイトの目的はエントリー数を増やすことではなく、エントリーする人の質を上げることです。今後は人材の質を高めるために、会社への興味や理解、期待値を上げるための採用サイト制作が重要になります。

Q. 採用サイトにはどのような情報を掲載すれば良いですか?

企業の紹介や理念・社長メッセージ、福利厚生・選考基準・応募方法など、求職者が知りたい情報を掲載しましょう。求職者の満足する情報を提供すれば、良い人材の獲得につながります。