SEO対策の費用と相場を徹底解説|相場早見表・事例あり【2025年最新版】

SEOに関わったことがある人でも、SEOを外注する費用に関してはよくわからないという場合が多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、SEO対策の費用について、以下のポイントをご説明します。

  • SEO対策の外注費用相場(コンサルティング、サイト設計、コンテンツ、内部、外部対策)
  • 実際のSEO対策会社の料金事例
  • SEO対策の費用の相場を理解するためのポイント
  • SEO対策の費用を無駄にしないためのポイント

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目次
  1. 1. SEO対策の費用相場データ
  2. 2. SEO対策の費用相場【タイプ別・内容別】
    1. 2-1. SEOコンサルティング(総合的コンサルティング)
    2. 2-2. SEOサイト設計コンサルティング
    3. 2-3. コンテンツSEO
    4. 2-4. 内部SEO対策
    5. 2-5. 外部SEO対策
    6. 2-6. (参考)Web幹事のSEO対策の月額費用例
  3. 3. SEO対策の費用対効果
    1. 3-1. SEO対策の費用対効果
    2. 3-2. ネット広告やSNSとの比較表
  4. 4. SEO対策の費用体系
    1. 4-1. 成功報酬型のSEO対策
    2. 4-2. 月額固定費用型のSEO対策
  5. 5. SEO対策会社の料金・費用の事例
    1. 5-1. 未知株式会社
    2. 5-2. 株式会社ウィルゲート
    3. 5-3. 株式会社PLAN-B
    4. 5-4. 株式会社バリューエージェント
    5. 5-5. 株式会社アドインテ(SEO Hopper)
  6. 6. ホームページ制作・SEO対策の費用がいくらかかるか60秒で診断してみませんか?
  7. 7. SEO対策で発注されているサイト種別・業界
    1. 7-1. サイト種別
    2. 7-2. 発注された業界
  8. 8. SEO対策を外部に依頼するかの判断基準は?
    1. 8-1. 予算・人材・時間との兼ね合い
    2. 8-2. サイトの現状に不満や不安があるか
    3. 8-3. SEO対策が向いているか
  9. 9. SEO対策会社の選び方
    1. 9-1. 作業内容・サービス等の対応範囲を確認する
    2. 9-2. コミュニケーション能力や相性の良さを見ておく
    3. 9-3. 自社と同じ業界の実績を確認する
    4. 9-4. 具体的な実績の数量も確認する
    5. 9-5. 提案内容は熱量がこもっているか
    6. 9-6. サポート体制は充実しているか
    7. 9-7. 報告書はわかりやすいか
  10. 10. SEO対策会社を選ぶ際の注意点
    1. 10-1. 「すぐ上がる」「必ず上がる」と謳う会社は注意
    2. 10-2. 被リンクで順位アップを狙う会社は要注意
    3. 10-3. 契約書が曖昧な会社は注意
  11. 11. SEOにかける費用を無駄にしないために覚えておいて欲しいこと
    1. 11-1. SEOの知見がある制作会社を見極める
    2. 11-2. 最新のSEO事情も大事だが、基本はもっと大切
    3. 11-3. キーワード設計まで考えてサイトを制作する
    4. 11-4. サイト制作後はコンテンツSEOに費用をかけるのがベター
  12. 12. SEO対策会社の費用・料金相場まとめ
    1. 12-1. 相場にあった制作会社を紹介して欲しい方へ

SEO対策の費用相場データ

SEO対策を制作会社へ依頼する前に、かならず費用相場を確認しておきましょう。

以下はWeb幹事経由で発注された「HP制作の発注金額データ」をもとに作成したSEO対策の費用相場グラフです。

SEO対策費用相場グラフ

20万円以下:15%
20~100万円:71%
100万円以上:15%

※月額の場合は1ヶ月あたりの費用。
※SEO対策込のホームページ制作も含む。

平均の費用相場は73.7万円(中央値は42.5万円)。発注金額の15%が20万円以下、71%が20〜100万円、15%が100万円以上となっています。

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SEO対策の費用相場【タイプ別・内容別】

SEO対策の費用相場は施策内容によって異なります。参考として、以下にSEO対策の費用、内容をまとめました。

SEO対策内容 費用・料金 費用体系例 目的 対策概要
SEOコンサルティング

10〜50万円/月

月額固定費用型

サイト企画から
コンテンツ作成までの

全てを見てもらう

調査・分析・企画
コンテンツの作成指示
ライティング指示・指導
SEOサイト設計 10万円〜50万円 一括支払い型 SEO効果を狙ったサイト
をスムーズに
立ち上げたい
調査・分析・企画
コンテンツSEO

10~50万円/月

一括支払い型

月額固定費用型

記事の作成による
アクセスアップ
コンテンツ(記事)
の作成
内部SEO対策 10万円〜20万円 一括支払い型

サイト構造の最適化

技術的な課題解決

タグや内部リンク
システム面の調査・修正
外部SEO対策

1〜15万円/月

月額費用固定型
成功報酬型

被リンク獲得

認知獲得

指名検索獲得

被リンクによる
SEO対策

SEO対策の一般的な費用相場は月額10万円~50万円です。SEO対策として需要の高い「SEOコンサルティング」や「コンテンツSEO」の費用相場は月額10〜50万円。コンサルするサイト規模やコンテンツの作成数に比例してそれぞれ金額が変動し、大規模サイトになると月額100万円を超える場合もあります。

またSEO対策の費用・料金体系には下記の3つのタイプがあります。

  • 月額固定費用型
    月額決まった金額を支払い、契約範囲内の業務を行ってもらう
  • 一括支払い型
    特定期間の業務について一括で報酬を支払い、期間内はその料金内でサポートしてもらう
  • 成功報酬型
    特定の成果の獲得状況に比例して報酬が変動する

料金体系のタイプとしては月額固定費用型であることが多く、一定金額でサイトの企画からコンテンツ作成まで全てをみてもらえる点が特徴です。(後述)

上の表は料金体系別に相場を大まかにまとめたものです。ここからは、SEO対策費用と相場をタイプ別・SEO対策内容別に詳しくご紹介していきます。Web幹事の実際のSEO対策コストも参考に紹介しているので、あわせてご確認ください。

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SEOコンサルティング(総合的コンサルティング)

SEO対策の費用

費用の相場:10〜50万円/月(大規模サイトの場合100万円を超えることも)

SEOで成果を上げるための総合的なコンサルティング支援です。
簡単にまとめると、下記の3つの業務です。

  • 現状の調査・分析・課題出し・施策立案
  • 上記に基づいたコンテンツ作成・サイト改善支援
  • ライティング指示・指導

具体的には以下のような作業内容です。

調査・分析・課題出し・施策立案

  • カスタマージャーニー(訪問者の行動設計)の作成
  • キーワード調査
  • 競合調査
  • 自社サイト分析(アクセス・コンテンツなど)
  • コンテンツ企画
  • トップページ/カテゴリの構成

コンテンツ作成支援・サイト改善支援

ライティング(執筆)支援

  • 各コンテンツのライティング添削・指導
  • SEOライティング指導(タグの使い方など)
  • チームの円滑な運営サポート

SEOで効果を上げるためには、上記のようなこと全てをする必要があります。

「調査・分析・課題出し・施策立案」でサイト全体の方向性を決め
「コンテンツ作成・サイト改善」において具体的で明確な指示出し
「ライティング支援」で記事コンテンツの品質を上げる

のように、総合的に取り組む必要があるのです。

このタイプのSEO業者に依頼する際に最も注意すべきことは、どこまでが作業対象となっているのかを確認するという点です。作業内容が不明確なまま契約すると期待値がずれ、求める成果が出ない可能性が高いからです。

ですが比較的安価に仕事を請け負ってくれる個人事業主に依頼する場合に限らず、法人への外注であっても作業内容が不明確な会社は存在しますので、事前に作業がどこまで対応可でどこからが対応不可なのかを確認しておきましょう。

SEOサイト設計コンサルティング

費用の相場:10万円〜100万円以上

SEOサイト設計コンサルティングは、これから新しくサイトを設計する際に行う「調査・分析・課題出し・施策立案」のこと。先ほど「月額固定費用型」のSEOコンサルティングで紹介した「調査・分析・企画」の部分の業務を切り出して一括で支払うタイプの依頼の方法です。

SEO対策のやり方を軌道修正してもらうことで、インパクトのあるサイト改善ができたり、SEO対策の運営効率を高めることが可能になります。

調査・分析・課題出し・施策立案

  • カスタマージャーニー(訪問者の行動設計)の作成
  • キーワード調査
  • 競合調査
  • 自社サイト分析(アクセス・コンテンツなど)
  • コンテンツ企画
  • トップページ/カテゴリの構成

上記の作業は、実際にホームページを制作する制作会社が対応しているケースもあります。

このタイプは一括支払い型のため、目指すゴールが明確になり作業内容は分かりやすいです。
数百〜数千ページに及ぶ大規模なサイトを作る場合には、コンサルティング費用が100万円以上になることもあります。

コンテンツ設計の中身については以下の記事で確認してください。

関連記事上位表示されるコンテンツ設計とは?検索意図に応える方法を解説

コンテンツSEO

SEO対策の費用(コンテンツ作成)

費用の相場:10~50万円/月
※記事本数×記事単価 (@数千円〜10万円)

コンテンツSEOは「記事の作成によるアクセスアップ」を目的にコンテンツ(記事)を成果物とする発注方法です。一括で数十本月〜100本近くを発注する「一括支払い型」と毎月数本を依頼する「月額固定費用型」があります。

業務内容はコンテンツ作成支援~ライティング支援までがメインになります。

コンテンツ作成支援

ライティング支援

作業

内容

料金の目安

構成作成

タイトルや見出しなど

記事の企画や構成案を考える

5,000円〜10,000円

執筆(ライティング)

構成案に基づいて

原稿を作成する

5,000円〜ピンキリ

編集

ライターが書いた原稿を

読みやすく修正する

5,000円〜10,000円

イラスト作成

オリジナルの図を作る

500円〜5,000円/枚

入稿

CMSでの入力

1,500円〜3,000円

監修

専門家に記事をチェックしてもらう

10,000円〜

撮影

プロのカメラマンに写真撮影を依頼

30,000円〜50,000円

記事作成を依頼する場合の費用の目安は、1記事50,000円前後が相場です。記事を専門家に監修してもらう場合はプラスで10,000円、写真撮影をプロカメラマンに依頼する場合はプラス50,000円前後かかります。取材が発生する場合はライターの交通費などもプラスされます。

記事作成の費用の幅が大きくなるいちばんの要因はライターによる執筆(ライティング)。1文字2円など文字単価で設定する代行会社が多く、記事の文字数やライターのレベルによって単価が異なるため、一概に1記事〇〇円かかるとは言い切れません。1記事50,000円前後は、あくまで目安と考えてください。

「調査・分析・企画」ができていることは前提とし、記事のみが納品されます。
記事の内容によっては、専門性が高い場合やSEOに習熟したライターになればなるほど1本あたりの単価が上がります。
(インタビュー記事や医療・健康領域・士業などの専門家監修記事になると1本数万円〜10万円になります)

「コンテンツSEO」にはクラウドソーシングを活用して安価にコンテンツ作成をすることもできますがあまりオススメしません。なぜなら、コンテンツ(記事)の質が低いと成果に繋がらないことが多いからです。

実際、Googleが公開している最新のSEOガイドラインでは、信頼性の高い1次情報(実態を伴ったオリジナル情報)が重要視されており、クラウドソーシングのライターでは対応できないケースも出てきます。

さらに、そもそもコンテンツ作成の指示が適切でない場合や、正しいタグの使い方ができていない場合は、良いコンテンツであったとしても成果が上がりにくくなります。心配な場合はコンサルティングもお願いすると良いでしょう。

コンテンツSEOに関しては以下の記事で中身を確認してください。

関連記事コンテンツSEOで検索上位を狙う手法・メリットを詳しく解説【初心者向け】

コンテンツマーケティングの相場はこちら! コンテンツSEOを中心とした「コンテンツマーケティング」の相場について詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください!
コンテンツマーケティングの費用と相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】

内部SEO対策

SEO対策の費用(内部対策)

費用の相場:10万円〜20万円

内部SEO対策とは、サイト内の構造の見直し、サイトの表示スピードアップ、Googleに対してサイトの情報を効率的に伝える改善などを行うSEO対策です。

一般的にSEO対策はコンテンツSEOの印象が強いですが、コンテンツが良質でも内部SEOに不備があると足かせのように働いてしまいサイト本来のSEO効果を発揮できません。実際、コンテンツの追加をせずに、内部SEO対策を行っただけで検索からのアクセス数が伸びたという話はよくあります。

基本的なことはできているつもりでも、意外と正しい対策ができていないサイトも散見されており成果も上がりやすくSEO対策としての需要も高いものになります。

内部対策の具体的な対策内容は、下記のようなものです。

  • サイトマップ送信
  • サイト構造最適化
  • パンくずリストの設置
  • 重複ページ解消
  • 内部リンク改善
  • 見出しタグの最適化
  • 画像の利用の最適化

上記の対策内容についてもう少し具体的に知りたい方は、下記の記事を参考にしていただけるといいでしょう。
関連記事SEOの内部対策ガイドと15のチェックリスト

外部SEO対策

被リンクの画像

費用の相場:1〜15万円/月(月額固定費用型)、1〜100万円以上/月(成功報酬型)

最後にご紹介するのは外部SEO対策です。上の画像の「被リンク」とは、外部サイト(異なるドメインのサイト)から自サイトに向けたリンクのこと。この被リンクは、Googleにとってホームページの人気度を示す指標であり、Googleがサイトを評価するために用いる最も重要な要素の一つとなっています。

たとえば、記事を読んだ人が「良い情報だ」と感じて自分のブログ等で紹介した自然なリンクは、有益な情報を探す重要な手掛かりになりますね。実際、被リンクについてGoogleは下記のように言っています。

特許を取得した PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最も良い情報源として投票されているかを分析します。

引用:Google が掲げる 10 の事実

外部SEO対策の例としては以下が挙げられます。

  • 取材によるインタビュー記事を作り、インタビュー先の企業にリンクしてもらう
  • 商品のレビュー記事を作り、商品提供元の企業にリンクしてもらう
  • 有益な調査プレスリリースを配信し、いろいろな人に引用してもらう
  • 有益なホワイトペーパー(資料)をつくり、他サイトで紹介してもらう

有益なコンテンツを作った結果、自然とリンクしてもらう状況を作る動きが外部SEO対策の基本となります。

なお、「被リンクの購入」は絶対にしてはいけません。被リンクの購入とは、金銭など報酬と引き換えに被リンクを獲得する動きのことです。被リンクの購入はGoogleがスパムと明言しており、悪質な場合はGoogle検索結果にサイトが表示されなくなる重いペナルティが課せられます。

万が一被リンクの購入を促す業者がいたらお取引は見送ることをお勧めします。

被リンクの詳しい意味や正しい増やし方などについては、以下の記事をご覧ください。
関連記事:被リンクとは?SEOへの効果、増やす方法まで初心者向けに解説

(参考)Web幹事のSEO対策の月額費用例

◎Web幹事のSEO対策の月額費用

  費用・料金 内容
記事制作費用

100万円

新規記事の制作費用(50,000円×20本)
エンジニアの人件費 50万円

Webサイトのバグがないかの監視・修正
コードや画像の軽量化など内部SEO対策

新しい情報に更新するメンテナンス費

広報担当 40万円

被リンクのやり取りなど外部SEO対策

アルバイトの人件費

10万円

記事の入稿、内部リンク、画像の追加や修正など内部対策

有料の分析ツール

5万円

ヒートマップなど有料の分析ツール

SEOコンサルティング

3万円

SEOコンサルに支払うアドバイザー料金

当サイト・Web幹事の場合は月に20本ほど新しい記事をリリースしていました。それだけで費用は40本×5万円で100万円です。その他、Webサイトのバグがないか、新しい情報に更新するエンジニアに給料も支払っているため、全部合わせると200万円以上かかっています。

ただし、単純に自社のホームページを指名検索で1位にしたいのか(Web幹事で検索した場合、このサイトが最上位に来るか)、記事を作って特定のキーワードで上位表示させたいのか(ホームページ制作など)によっても異なります。筆者の前職は月に記事を50本前後つくっていたので、もっと費用がかかっていました。

逆に個人のホームページやブログなどであれば、かかる費用は自身の人件費。会社の給料に当てはめると月額20万円〜50万円ほどでしょうか。本気でSEO対策をやるなら片手間ではなく、全リソースを集中し、本気で取り組む必要があります。また、ノウハウも知っておかないと無駄な労力だけ発生してしまうので、SEO対策の知識も必要です。

関連記事SEO対策の学習におすすめの本8冊を目的別に紹介

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SEO対策の費用対効果

SEO対策の費用対効果

SEO対策の費用対効果が高い事例

SEO対策に投資するか気になるのは費用対効果だと思います。SEO対策は成功すれば費用対効果の高いマーケティング施策です。上の画像は、当サイトWeb幹事の姉妹サイトである「システム幹事」のデータ。検索エンジンからの流入(オーガニックトラフィック)と検索エンジンでの順位(オーガニックキーワード)の1年間の推移を表しています。

ご覧の通り、作成したコンテンツの検索キーワードの順位が上がるにつれて(下のグラフ)、サイトへの流入数が右肩上がりで増えていることがわかります(上のグラフ)。

SEO対策に成功して狙ったキーワードが上位表示できれば、コンテンツ作成における人件費だけで集客ができる事例です(適切なキーワードを選ぶ力も必要です)。

ネット広告やSNSとの比較表

SEO対策に費用対効果はリスティング広告やディスプレイ広告(SNS広告)と比較するとわかりやすいです。SEO対策においては、継続的な費用が発生しない点もメリット。TwitterやInstagramなどのSNSと比べても、長期的に見たときの費用対効果は高いといえるでしょう。

項目

SEO対策

ネット広告

SNS

即効性


検索エンジンに
表示されるまでに
立ち上げから半年ほど必要


開始日から掲載可能



フォロワー獲得や
アカウントの成長には
最短でも数か月は必要

費用

初期投資をして
コンテンツができれば
メンテナンス費用と
維持費のみ

広告を回し続ける限り

広告費と人件費が発生



アカウント立ち上げと

更新のための
人件費のみ必要


長期的な

労力

一度作ってしまえば
メンテナンスのみ

広告を回し続ける限り
運用作業が発生する

継続的な投稿が必要


はじめに労力をかける必要はありますが、後述するGoogleアップデートなどで大きな変動がない限り、構築したサイトは資産になって動き続けてくれるのです。


SEO対策の費用体系

SEO対策の費用は月額固定費用型と成功報酬型に分かれる※画像引用

画像引用:株式会社アドインテ

SEO対策を代行する会社は世の中にたくさんあります。そしてその料金体系も各社様々。SEO対策を外注する際、大きく「月額固定費用型」と「成功報酬型」の2種類に分かれます。

月額固定型は成果に関わらず、作業代として月〇〇万円と払うシステム。サブスクのようなものです。多いのは月額固定型ですが、聞き慣れないのは成功報酬型でしょう。

成功報酬型のSEO対策

成果報酬型SEOコスト例

成功報酬型SEOは、事前に取り決めをした目標が達成された場合に費用が発生するシステムです。

多くの場合、依頼したキーワードが10位以内にランクインした日数から費用を算出します。
10位以内を獲得した場合の料金は固定ではなく、順位によって金額が異なるのが一般的。

例えば、6位〜10位までの費用より1位〜5位は高いという価格グレードの設定が挙げられます。1位に特に高い料金を設定しているケースもあるなど、SEO業者によって料金発生時のコスト体系は異なります。

  • 成功報酬の他に初期費用が必要なケースも多い
  • 最低契約期間があり継続的な費用発生がある

成功報酬型SEOのメリット・デメリット

成功報酬型SEO※画像引用

画像引用:スリーカウント株式会社

成功報酬型のメリットは成果が出なければ費用を払わなくていいことです。逆に、成果が出た場合は月額固定型よりも多くの費用を払う可能性があり、SEO対策の予算が計算しにくいことがデメリットです。成功報酬型で考えている方は依頼前に下記の記事をご覧ください。

関連記事成果報酬型SEOのメリット・デメリット。格安SEO業者のリスクと注意点

月額固定費用型のSEO対策

月型固定型のSEO※画像引用

画像引用:SEO PACK

月額固定型のSEO対策は、Google検索の順位が上がる上がらないに関わらず固定で費用を払うシステムです。

必ずしも成功報酬型が悪いわけではありませんが、SEOで成果が出るには数ヶ月から1年以上は時間がかかります。その間に費用が発生しないのは健全ではないと考えているので、月額固定型をおすすめしています。

月額固定費用型SEOのメリット・デメリット

月額固定型のメリットは成果が出ても費用が変わらない点から、SEO対策の予算が立てやすいことです。逆に成果が出なかった場合でも費用を払わなければいけないため、その間、費用がかかり続けてしまうことがデメリットです。

当サイトWeb幹事から紹介させていただくSEO対策の会社は月額費用型が基本になります。

【無料】SEO対策の費用について相談する

SEO対策会社の料金・費用の事例

ここからはSEO対策会社の具体的な事例として、下記の5社を紹介していきます。

  1. 未知株式会社
  2. 株式会社ウィルゲート
  3. 株式会社PLAN-B
  4. 株式会社バリューエージェント
  5. 株式会社アドインテ(SEO Hopper)

未知株式会社

未知株式会社のポイント

・SEO対策に“強いだけ”ではなく、ファン形成まで考えた戦略設計
・3C/STP/SWOT分析をもとに戦略/戦術を策定!100以上の業界で実績が豊富
・顧客満足度96%!専属のカスタマーサクセス/コンサルタント/ディレクターが柔軟に対応!

株式会社ロンチ コーポレートサイト

SEO対策に“強いだけ”ではなく、ファン形成まで考えた戦略設計

未知株式会社は、マーケティングアプローチによる徹底的なヒアリングから、企業本来の強みを引き出し、集客、採用、ブランディング、MVVなどを包括的に支援しているコーポレートコーディネート企業です。

同社は、一般的なSEOに強い施策を行うだけではなく、サイト訪問者が企業のファンになるまでのストーリーを作り上げ、独自性の高い競合に負けないコンテンツ設計や、効果的なオウンドメディア導線を得意としています。

3C/STP/SWOT分析をもとに戦略/戦術を策定!100以上の業界で実績が豊富

同社は、幅広い業界での実績があり、大手・上場企業といった名だたる企業にも選ばれています。Web上に情報が少ないニッチな業種でも、徹底した業界およびブランド理解に基づき、時にはクライアントのスタッフ以上の知識量で記事制作を行います

プロジェクト開始時にはクライアントのスタッフと合同でワークショップを開催し3C/STP/SWOT分析などのマーケティングフレームワークを用いて、クライアントの商材や業界を深く理解します。さらに、現場インタビューを実施し、その内容を記事に反映することで、唯一無二のコンテンツに仕上げてくれます

独自性があり品質の高い記事は、検索エンジンのランキング評価に良い影響を与えます。ニッチな業界はもちろん、競合がひしめく業界でも以下のような実績があります。
・電話1,600件/Eパーク予約200件獲得
・通常のSEO記事よりもCVR25倍以上

顧客満足度96%!専属のカスタマーサクセス/コンサルタント/ディレクターが柔軟に対応!

同社では、専属チームを編成し、「コンサルタント1名」「コンテンツディレクター2名」「フロント担当および効果・改善担当」の計5名体制で徹底的にサポートしています。自社と競合の分析をもとに最適なキーワード設計を提案し、クライアントオリジナルのコンテンツ企画を立案します。ブランド毀損に繋がらぬよう、細かな文章表現まで柔軟に統一化し、定量効果だけでなく納品物の質にも高い評価を受けています。

未知株式会社へ発注したお客様の声

SEO対策ご発注 A社様
テーマ選びや切り口、構成などが非常に素晴らしい。コンテンツに関しても、求める読後感や態度変容に応じた記事を執筆してくださいました。公開から1年以上経っても読まれている、価値の高い記事となっています。

SEO対策ご発注 B社様
開始当初よりも確実にお問い合わせが増加しています。これまで40~50代の問い合わせが大半を占めていましたが、未知さんとの取り組みを始めて以降、20~30代の問い合わせが大幅に増加し、新たな市場を開拓してくれました。

ご担当者様からのメッセージ 競合に負けないファン形成型のSEOコンテンツを作ることを得意技としています。toC,toBレスで幅広いジャンルでの実績が豊富なため、ぜひご相談くださいませ。現在は月間10社限定で無料サイト診断も実施中です。「理由は分からないけど上位表示されない…」など、課題感を抱えている方もご遠慮なくお申し込みください。

未知株式会社の概要・実績・料金

URL

■未知株式会社トップページ

https://www.mchs.co.jp/

■ファン形成型コンテンツマーケティング

https://www.mchs.co.jp/lp/

■デジタルマーケティングコラム「Contents note(コンテンツnote)」

https://www.mchs.co.jp/dm_column/

TEL

06-6372-6000

会社所在地

■大阪本社

〒531-0071

大阪府大阪市北区中津1-18-18 若杉ビル6階

■東京営業所

〒108-0071

東京都港区白金台5-18-9 VORT白金台ANNEX2階

設立年

2017年

実績ページ

https://www.mchs.co.jp/work

実績詳細

株式会社桃屋|「ごはんですよ!」などの主力商品のPR強化に寄与するコンテンツSEO戦略

サッポロビール株式会社 |「サッポロ=ワイン」の認知醸成を促すメディア戦略

株式会社ラグザス・クリエイト|廃車・廃車買取なら【カーネクスト】の認知拡大のコンテンツSEO戦略

ミス・パリ・グループ /株式会社 ミス・パリ |YMYL領域で自然流入10倍増した実績

価格感

Webコンサルティング:10万円~/月

SEOコンテンツ:30万円~/月(6本)

ファン形成コンテンツ:10万円~/月(1本)

未知株式会社の制作実績と評判 | 大阪府大阪市のホームページ制作会社 | Web幹事 未知株式会社の制作実績と評判 | 大阪府大阪市のホームページ制作会社 | Web幹事 未知株式会社は企業の魅力を最大化させるコーポレートコーディネート企業です。マーケティングアプローチによる徹底したヒアリングを行うことで、課題に対して、その企業を...

※本セクションの会社紹介はスポンサードコンテンツです

株式会社ウィルゲート

株式会社ウィルゲート

株式会社ウィルゲートは東京都港区にオフィスを構えるSEO対策会社です。

コンテンツマーケティング支援として、SEO分析ツール「TACT SEO」、コンテンツ作成サービス「エディトル」、SEOコンサルティングなどのサービスを提供しています。

ウィルゲートのSEOコンサルティングは、7,200社以上の支援実績に裏付けられたSEO研究データと、最新の検索結果トレンドに沿った対策が特徴です。

また、自社で独自開発したSEOツール「TACT SEOを用いて、SEOの課題をスピーディかつ効率的に分析可能。TACT SEOを活用し、自社でSEO対策ができるよう、インハウスSEO支援も行っています。

さらに、コンテンツ作成サービス「エディトル」によってSEOの企画・分析から実行まで一貫サポート。お客様だけのオンライン編集チームが構築できるので、社内にライター・編集者のリソースが不足している場合でも、高品質なコンテンツ作成が実現できます。

株式会社ウィルゲートのコンテンツマーケティング支援を詳しく見る

株式会社PLAN-B

株式会社PLAN-B

株式会社PLAN-Bは大阪・東京に本社を構えるSEO対策会社です。SEO事業の他、インターネット広告事業、Webサイト構築事業などを手掛けています。

同社が主力としているサービスは「SEOコンサルティングサービス」で、費用はSEOの戦略設計・分析を含めて月額50万円〜です。

またSEOコンサルティング以外にコンテンツ(記事)制作も依頼する場合、別料金として1記事あたり8万円〜の費用が発生します。記事の専門性・制作難易度・種類などによって1記事10万円以上となる場合もあります。

株式会社PLAN-Bの料金プランを詳しく見る

株式会社バリューエージェント

株式会社バリューエージェント

株式会社バリューエージェントは大阪に本社を構えるWebマーケティング会社です。SEO対策を軸としながら、ホームページ制作・リスティグ広告・サイト改善・運用まで対応しています。

同社には下表のように様々なSEO対策プランがあり、費用も施策内容によって異なります。

  費用 内容
SEOアドバイスプラン 30,000円~/月 内部SEO対策、サイト改善、記事追加、新規ページ追加などのアドバイス
SEO対策運用プラン

70,000円~/月

内部SEO対策、サイト改善、記事追加、新規ページ追加などを実施
SEOコンサルティング 150,000円〜/月

SEO対策に対してのコンサルティング

インタビュー型SEO対策記事作成 50,000円〜/記事

キーワードを選定、オンラインでのインタビュー、記事作成

事例記事作成SEO対策 20,000円〜/記事

事例についてオンラインインタビュー、記事作成

同社では単に上位表示を目指すのではなく、新規顧客の獲得・売上向上・セッション数の増加など、クライアントの目線に合わせた施策の提案も行っています。

株式会社バリューエージェントの料金プランを詳しく見る

株式会社アドインテ(SEO Hopper)

SEO Hopper

株式会社アドインテ(SEO Hopper)は京都に本社を構えるWebマーケティング会社です。手掛けている事業は下記のとおりです。

  • SEO対策
  • Web制作
  • 広告代理店
  • ネット通販

同社は1,500を超える企業と取り引きしており、難易度の高いキーワードで1位を獲得した豊富な実績が強み。内部対策と外部対策の両方を組み合わせ、短期間でのランキング向上を実現してきました。

料金は対策キーワードの難易度によって異なり、上位表示が簡単なキーワードだと1日800円、最も難易度が高いキーワードだと1日6,000円となります。

その他詳しい料金体系を知りたい場合は、公式サイトへの問い合わせが必要です。

株式会社アドインテ(SEO Hopper)の料金プランを詳しく見る

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SEO対策で発注されているサイト種別・業界

Web幹事の提供するマッチングサービス経由で発注された「HP制作の発注金額データ」をもとに、SEO対策で発注されたサイト種別と業界を紹介します。

サイト種別

SEO対策サイト種別グラフ

SEO対策で発注されたサイト種別 ・企業サイト:39.6%
・ランディングページ:16.7%
・サービスサイト:14.6%
・オウンドメディア:12.5%
・ECサイト:10.4%
・SNS運用:2.1%
・ブランドサイト:2.1%
・採用サイト:2.1%

企業サイトが約3.9割を占めており、それ以外にも幅広く制作されています。どのようなホームページを制作するか決まっていない方も多いと思いますので、参考にしてみてください。

発注された業界

SEO対策業界別グラフ

SEO対策で発注された業界 ・サービス業・小売業・店舗:25.0%
・住宅・設備・不動産:22.2%
・製造・機械・印刷:13.9%
・人材・コンサル・士業:11.1%
・メーカー・商社・卸・資源・原料:8.3%
・教育・学習・研究:5.6%
・物流・運輸・交通・倉庫:5.6%
・IT・通信:2.8%
・インフラ・エネルギー:2.8%
・公共機関・NPO・NGO:2.8%

なお、SEO対策の費用相場に関しては、業種やサイト種別により大きく差が出ることもあります。特に注意すべき業種やサイト種別について、SEOコンサルティングやWeb制作サービスを提供する株式会社リトラの藤林様に伺いました。

株式会社リトラ 代表取締役社長 藤林 理之 一般的に、YMYLの領域はSEO対策の難易度が高いとされています。YMYLの領域は専門性や権威性など、いわゆる”E-E-A-T”が重視されるので、その分コンサルタント費用やコンテンツ制作費用が上がりやすいですね。

もう一つは、データベース型のサイト。不動産のポータルサイトだったり求人サイトだったり、裏側にデータベースを持っていて、そこから絞り込んで表示させるような設計のサイトは、費用が上がりやすいです。そもそも難易度が高いので、コンテンツをガンガン作ってきたような制作会社では対応できない領域かなと思います。

※YMYL:「Your Money or Your Life」の略。お金や生活など、人生における重要な話題に関するコンテンツのことを指す。 たとえば時事問題や法律、金融、医療、就職など
※E-E-A-T:Experience(経験)・Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)の頭文字をとった言葉で、良質なWebサイトを評価する基準をGoogleが独自に定めたもの

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SEO対策を外部に依頼するかの判断基準は?

予算・人材・時間との兼ね合い

SEO対策を外部に依頼するかの判断において、予算・人材・時間との兼ね合いは重要です。まず、予算の設定はビジネスの現状と目標に合わせて行うべきです。また、人材や時間の面でも自社内でのリソースが十分に確保できない場合、無理に時間を割くことで他の業務に影響が出る可能性もあります。

その点、外部の専門家に依頼する場合、効果的な戦略と高い専門知識が得られ、プロの手に任せることで自社の人材を有効活用できる利点があります。ただし、SEO対策は結果が短期間で出るものではありません。結果が出るまで半年から1年と考えておいた方が良いでしょう。その間、費用がかかり続けます。

結果の出る可能性が高いのは外部委託ですが、長期的な視点で予算と目標に合わせて自社でやるべきところ、外部に委託すべきところを見極め、最適な選択を行うことが大切です。

サイトの現状に不満や不安があるか

サイトの現状に不満や不安がある場合にSEO対策の外部委託を検討するのはとても重要です。

サイトが検索エンジンでの表示やアクセス数に課題を抱えている場合、専門家の助力を得ることで改善が期待されます。また、サイトのコンテンツが競合に埋もれてしまっている、ユーザーからの反応が少ないといった状況も注目すべき点です。これらの問題を放置すると、ビジネスの成長に影響を及ぼす可能性があります。

外部の専門家に依頼することで、これらの課題を的確に解決し、サイトの見直しや改善が行われるでしょう。状況を客観的に評価し、不満や不安があって改善したいと考える場合、プロのアドバイスを受けて問題を解決する方針を検討することが賢明です。

SEO対策が向いているか

SEO対策が向いているかは、ビジネスの性質次第。向いているビジネスの一例として、ウェブ上での存在を強化し、検索エンジン経由で顧客を獲得したい場合に適しています。特に情報提供や商品・サービスの販売がウェブで行われる業界に向いています。さらに需要が高く競合が少ないニッチな分野では、上位表示を目指すことで効果的な集客が期待できます。

しかし、即効性を求める場合や、ビジネスの性質上、オフラインの活動が主体である場合には、他のマーケティング戦略も検討すべきです。また、特定のキーワードでの競争が激しい業界では、上位表示を獲得するのが難しい場合もあります。

SEOは長期的な投資であり、成果を出すには努力と時間が必要であり、業界ごとの特性や競争状況を分析し、SEO対策がその業界に適しているかを判断することが重要です。逆に言えば、着実なオーガニックな成果を追求する姿勢があれば、多くの業界でSEO対策が有効だといえます。

SEO対策会社の選び方

SEO対策を外部に委託しようと考えてもどのように選べばいいのか分からないことも多いでしょう。ここではSEO対策を依頼する会社を選ぶ際に見るべきポイントを紹介します。

作業内容・サービス等の対応範囲を確認する

契約前に、依頼する作業範囲について確認しておきましょう。たとえば、安さ重視で小規模(あるいは個人事業主)なSEO対策会社に依頼する場合、時間や人手が足りない分、要点を絞った対策になってしまう可能性があります。

SEO対策は総合格闘技のように、様々な対策を施す必要がありますので、どこまで対応してもらえて、何は対応してもらえないのかを作業内容とサービスの範囲を確認することが大切。この点をしっかり確認しないと費用をかけたのに、全然動いてもらえない・成果があがらないという事態に陥ります。

コミュニケーション能力や相性の良さを見ておく

SEO対策会社の担当者のコミュニケーション能力や相性の良さを確認しましょう。きちんと要望をヒアリングし、対策を提案してくれて、進捗報告や相談が円滑に行えるかが大切です。

信頼できるだけでなく、意思疎通がしやすく、共通の目標を共有できる会社を選ぶことで、より良い協力が期待できます。また、その担当者個人としての経験値・実績も同様に確認することが大切です。今ではSNSアカウントを持っているSEO担当者も多いので、調べてみるとよいでしょう。

自社と同じ業界の実績を確認する

SEO対策会社を選ぶ際は、まず自社と同じ業界の実績があるかを確認するのが大切です。特にYMYL(Your Money or Your Life:医療、金融、法律など、人生に大きな影響を与える高い信頼を必要とするテーマ )に関する実績があれば、高度な知識を有している場合が多く、信頼できる会社だといえます。

実績を見るときは企業ホームページの数値やお客様インタビューなどを確認するのがおすすめです。支援実績が多いほど経験値が多く、自社サイトの課題解決に導いてもらいやすくなります。

またSEOだけでなく、Webマーケティングにも精通している会社を選ぶことも重要です。自社の状況に応じて必要な施策・作業内容は異なりますが、マーケティング全般に対応できる会社であれば安心して依頼できます。

具体的な実績の数量も確認する

実績を見るときは具体的な「数量」も書いてあるも確認しましょう。たとえば、「ページビューが10倍になりました!」と書いてあっても「5PV→50PV」と「5,000PV→50,000PV」では同じ10倍ですがインパクトがまったく違いますね。

ですので、面談時に自社サイトに似た具体的な実績を持っているか、数字マジックではなく実際の成果を自信をもって開示しているかを質問し確認しておきましょう。

提案内容は熱量がこもっているか

SEO対策会社からの提案内容を確認しましょう。簡単な判断基準として「テンプレ的な提案書を使っているか否か」を見ておくのがおすすめです。

熱心なSEO対策会社はテンプレではなくオーダーメイドで多い時は数十ページにも及ぶ提案を持ってきてくれます。もちろん、自社の状況や将来の成長のために必要なものを洗い出して親身に考えてくれるのです。

熱心に自社のことを考えてくれるSEO対策会社であれば、誠実なやりとりが期待でき、もちろん期待する成果に近づけるため満足のいく取引ができるでしょう。

サポート体制は充実しているか

コンテンツSEOを行う場合、ライターを採用したりチームを作り運営する必要が出てきます。その際に、チームが円滑に動けるようにサポートしてくれたり、最終的には自社内で完結(インハウス)できるように指導してもらえるかも見ておくと、SEO対策会社の成果を長期的で享受しやすくなります。

また、SEO対策は年に数回のGoogleのアップデートによって大きな影響を受けます。特に、Googleのアップデートの結果自社のサイトの評価が大きく下がってしまった時、バックアッププランを講じてくれるかも聞いておくと、突然のトラブルでも心強い味方になってくれるかがわかります。

報告書はわかりやすいか

SEO対策会社へ依頼する際は、成果が分かりやすく伝わる報告書をもらえるかも重要です。SEO対策についての知見が無いならなおさらです。

また、上司へSEO対策の成果を報告する場合があるなら、わかりやすい資料が準備できていることで上司への説明も楽になりますね。場合によっては追加の予算も獲得しやすくなるでしょう。

その他、SEO対策会社の選び方は下記の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

関連記事:プロに聞いたSEO対策会社の選び方4ポイント【失敗したくない方へ】

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SEO対策会社を選ぶ際の注意点

最後に、SEO対策会社の作業内容と選び方に失敗しないためのポイントをお伝えします。誤った会社に依頼しないよう「付き合ってはいけない業者」「依頼する順番」のポイントを理解しましょう。

「すぐ上がる」「必ず上がる」と謳う会社は注意

SEO対策会社の宣伝文句で「すぐに効果が上がります!」「成果を保証します!」と謳っている場合は注意。なぜならSEO対策は成果が出るまで数ヶ月〜1年はかかる長距離走。Googleは毎日何億を超えるページを探索しており、いくら検索エンジンが高性能でも、ページをランキングするには時間を要します。

また、「これをやれば必ず上位表示される」という方法もGooglegは公表していません。良いSEO対策会社ほど事前に「検索順位が上がるかどうかは保証しません」と言ってくれるはずです。甘い営業トークの会社には注意してください。

被リンクで順位アップを狙う会社は要注意

SEO対策における重要施策の一つ「被リンク」ですが、Googleから評価される被リンクは「自然に獲得した」ものであり、コントロールすべき対策ではありません。

対策会社が「被リンクによる順位アップを狙う」と提案してきた場合は注意。自作自演のリンクを作成して被リンクする可能性があり、ガイドラインに反した「ルール違反」に当たります。ペナルティを受ける危険性が高いので要注意です。

契約書が曖昧な会社は注意

  • 料金は安いが契約期間が異常に長い
  • 契約期間が明確に設定されていない
  • 途中解約の定めがない

SEO対策会社の提案書や契約書が上のような状態であれば注意が必要です。SEO対策で十分な成果が出て自社で運用したい場合、成果が出なくて「コンサル会社を変える」「契約を打ち切る」といった際に揉めることになります。契約期間が明確になっているかは必ずチェックしましょう。

注意 営業マン自身が、実際にコンサルティング等を行わないケースが多いので、注意が必要です。
「営業担当とコンサルタントで言っていることが違う」ということも往々にしてあります。できれば契約時や契約前にコンサルタントとも顔を合わすのが理想です。
また、会社としての仕組み化はされていても作業内容はどうしても属人化しやすく質が安定しにくいという特徴もあります。会社としての実績があっても、担当の営業マン・コンサルタントの力の見極めが必要ですのでその点も注意して見ましょう。

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SEOにかける費用を無駄にしないために覚えておいて欲しいこと

前述の通り、SEO対策と一括りに言ってもSEOサイト設計やコンテンツSEO、内部SEO対策など方法は様々であり、どこに費用を投下すればSEOに有利に働くのか、また費用をどこまでかければいいのか、判断に悩んでしまう方も多いでしょう。

SEOにかける費用が無駄にならないためのポイントを、株式会社リトラの藤林様に伺いました。

SEOの知見がある制作会社を見極める

株式会社リトラ 代表取締役社長 藤林 理之 まず大前提として、SEOをしっかり意識したサイトをつくりたいのであれば、SEOが得意なWeb制作会社に依頼すべきです。

サイト制作時やリニューアル時に、サイト設計や内部施策を"SEO対策プラン"として提供するWeb制作会社もありますが、そもそもWeb制作会社にSEOの知見がなければ難しく、費用が無駄になってしまう可能性も十分にあります。

ではSEOに強いWeb制作会社をどうやって見分けるかですが、SEOコンサルの経験があるメンバーが在籍している、SEOコンサル単体のプランがあるといった条件で探すといいかなと思います。

最新のSEO事情も大事だが、基本はもっと大切

株式会社リトラ 代表取締役社長 藤林 理之 全体の傾向として、GoogleがE-E-A-T(※)をより重視しているので、その流れについていくこと。そのうえで、サイトの内部状況に問題がないかをあらためて確認することが大切になるかと思います。

今後のSEOは、よりコンテンツが重要視されるかなとは思っています。加えて、AIに対してどう対応していくのか?を考える必要があるかなと。

ですが、それ以前の問題があるサイトも多いのが現実です。たとえば低品質なページが量産されていたり、構造化データのエラーが発生していたり。そもそもコンテンツにこだわる前に、サイトの土台がボロボロ…みたいなサイトも多いです。大規模なサイトになればなるほど、内部施策の部分の重要度が上がってくると思います。

そういった内部からの見直しの場合の費用は、サイトの規模感によるのが正直なところですが、たとえば5万URL以上ある…みたいなケースは調査費用を含めて60万円以上かかったり、50ページ程度であればコンサル含めて20万円くらいだったりとまちまちです。

※E-E-A-T:Experience(経験)・Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)の頭文字をとった言葉で、良質なWebサイトを評価する基準をGoogleが独自に定めたもの

キーワード設計まで考えてサイトを制作する

株式会社リトラ 代表取締役社長 藤林 理之 サイト構築時に肝になるのは、「制作するサイトでどのキーワードを獲りにいくのか?」を決めることです。それを考慮せずサイトを制作してしまうと、どう頑張っても本来獲りたかったキーワードで上位を獲ることが難しくなってしまいます。

なので、サイト制作前の競合調査やキーワード調査、リニューアルの場合は現時点で自社サイトはどんなキーワードが獲れているかなどを調査し、「このキーワードだったら上位を獲れそうだよね」というあたりをつけることが大切です。

そこを固めてから、サイトマップを作成して、サイトのコンテンツ要素を決めて、内部リンク構造を決めて…というように進められる制作会社を選ぶのが良いと思います。

もう一つ、サイトをリニューアルして流入が落ちた…というお客様もよくいるのですが、これはリダイレクト設定が適切に行われていないことが原因だったりします。リニューアル時にキーワード設定や細かいリダイレクト設計まで対応してくれる会社であれば、費用をかける価値があると思います。

サイト制作後はコンテンツSEOに費用をかけるのがベター

株式会社リトラ 代表取締役社長 藤林 理之 サイト制作後のSEOですが、サイト制作時・リニューアル時にきちんと対応されていれば、大きくお金をかけるポイントはそこまでないかと思います。

もし予算をかけてでも流入を増やしたいのであれば、コンテンツを作っていくところ。記事1本あたりの費用をきちんとかけていくのがいいと思います。

SEO対策会社の費用・料金相場まとめ

いかがでしたでしょうか。今回、SEO対策の料金・費用について徹底調査・解説をしてきました。
まず、SEO対策の費用・料金の相場の全体像は下記のようなものでした。

SEO対策内容 費用・料金 費用体系例 目的 対策概要
SEOコンサルティング
(総合的コンサル)

10〜50万円/月
(大規模サイトの場合

100万円を超えることも)

月額固定費用型

サイト企画から
コンテンツ作成までの

全てを見てもらう

調査・分析・企画
コンテンツの作成指示
ライティング指示・指導
SEOサイト設計
コンサルティング
10万円〜100万円以上 一括支払い型 SEO効果を狙ったサイト
をスムーズに
立ち上げたい
調査・分析・企画
コンテンツSEO

10~50万円/月

※記事本数×記事単価

(@数千円〜10万円)

一括支払い型

月額固定費用型

記事の作成による
アクセスアップ
コンテンツ(記事)
の作成
内部SEO対策 10万円〜20万円 一括支払い

サイト構造の最適化

技術的な課題解決

タグや内部リンク
システム面の調査・修正
外部SEO対策

1〜15万円/月
(月額固定費用型)

1〜100万円以上/月
(成功報酬型)

月額費用固定型
成功報酬型

被リンク獲得

認知獲得

指名検索獲得

被リンクによる
SEO対策

SEO対策の費用・料金体系は大きく分けると、下記の3つのタイプに大別されます。

  • 月額固定費用型SEO対策
  • 一括支払い型SEO対策
  • 成功報酬型SEO対策

そして作業範囲として注意すべきポイントも3つ。

  • 調査・分析・企画
  • コンテンツの作成指示
  • ライティング指示・指導

本記事でご紹介したことを参考にして頂くことで業者と正しく対等なやり取りができ、結果として担当者として正しい発注ができることに繋がるはずです。

本記事で得た知識でスムーズにSEO対策会社と契約し、成果に結びつけて頂ければと思います。

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Q. SEO対策の費用相場は?

SEO対策の費用相場は施策内容によって異なります。一般的なSEOコンサルティングだと10万~50万円程度、コンテンツSEO対策だと5万~30万円程度、内部SEO対策は10万~100万円程度、外部SEO対策だと1万~15万円程度です。

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