- 更新日 2026.02.12
- カテゴリー WordPress
WordPressの料金プランを徹底比較!無料と有料の違い・後悔しない選び方【2026年最新】
「制作費を抑えるならWordPress」は定説ですが、いざ導入しようとすると、有料・無料プランの選択やドメイン設定でつまずくケースが後を絶ちません。結論から言えば、WordPressには全く異なる2つの料金体系が存在し、どちらを選ぶかでサイト運営の自由度とコストは根本から変わります。
本記事では、複雑なWordPressの料金プランを解剖し、自社に最適なプランが即座に分かるよう、以下の内容について解説します。
- WordPressの複雑な料金プランと仕組み
- .comと.orgの決定的な違い
- 自作・外注それぞれの制作費用相場
無駄なコストを避け、スムーズにサイト運営を開始するためのガイドとして、本記事をぜひご活用ください。
WordPressの料金プランと仕組み
「WordPressは無料で使える」という認識は、半分正解で半分間違いです。実際には「サービス型のWordPress.com」と「インストール型のWordPress.org」という2つの異なるサービスが存在し、どちらを選ぶかで料金体系も機能も根本から変わります。
まずは、多くの担当者が混同しやすい「2種類の違い」と、それぞれの「課金の仕組み」について正しく理解しましょう。
WordPressの2つの種類(.comと.org)
WordPressが提供している2種類のサービスの違いは、以下のとおりです。
- WordPress.com:WordPressを用いて提供しているブログサービス
- WordPress.org:サイト構築に使われるソフトウェア
「WordPress.com」はブログサービスの一種です。アメーバブログやFC2ブログなど他のブログサービスと同様に、サーバーの開設やドメインの取得をしなくても、すぐに使い始められます。
一方で「WordPress.org」は、ソフト自体は無料ですが、自分でサーバーやドメインを契約・準備してインストールする必要があります。
▼ サービス仕様の比較
|
WordPress.com |
WordPress.org |
|
|
月額費用 |
無料〜数千円 / 月 |
無料 |
|
サーバー |
不要 |
自分で用意 |
|
ドメイン |
不要 |
自分で用意 |
|
カスタマイズの自由度 |
制限あり |
高 |
|
主な用途 |
個人ブログ、簡易なサイト |
本格的な企業サイト、メディア |
※2026年1月時点
一般的なビジネスシーンで「WordPressでサイトを作る」と言う場合、後者の「WordPress.org」を指すことがほとんどです。「WordPressの有料版」という言葉が使われることがありますが、それは一般的に「WordPress.comの有料プラン」を指します。
企業サイトとして本格的な集客やブランディングを目指すのであれば、制約のない「.org」を選ぶのが確実です。
【比較】WordPress.comの5つの料金プランと選び方
WordPress.comの料金体系は、大きく分けて「無料・趣味・本格運用・ビジネス・EC」の5つのカテゴリーに分類されます。月額料金と主な違いをまとめた以下の比較表で、まずは全体像を把握しましょう。
|
パーソナル |
プレミアム |
ビジネス |
コマース |
|
|
月額(税別) |
400円〜 |
800円〜 |
2,480円〜 |
4,500円〜 |
|
ストレージ |
6GB |
13GB |
50GB〜 |
50GB〜 |
|
1年間無料のドメイン |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
広告非表示 |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
テーマの利用 |
数十種類のプレミアムテーマ |
すべてのプレミアムテーマ |
すべてのプレミアムテーマ |
すべてのプレミアムテーマ |
|
サポート体制 |
○ |
○ |
年中無休の優先サポート |
年中無休の優先サポート |
|
Googleアナリティクスと連携 |
× |
○ |
○ |
○ |
|
動画アップロード |
× |
○ |
○ |
○ |
|
eコマースツール |
× |
× |
× |
○ |
※2026年1月時点
無料プランの制限と「初心者」が注意すべきデメリット
WordPress.comには「無料プラン」も存在しますが、ビジネス利用には致命的な制限がいくつもあります。あくまで「操作感のお試し用」と割り切りましょう。
▼無料プランの主な制限事項
- 独自ドメイン不可:URLに wordpress.com が入り、企業の信頼性が低い
- 広告の強制表示:意図しない広告が訪問者に表示される
- プラグイン導入不可:問い合わせフォームやSEO対策の強化ができない
- 容量制限 1GB:画像や動画を扱うとすぐに上限に達する
ビジネスで本格的に活用する場合、目的に応じて以下の有料プランへのアップグレードが必要です。
パーソナル
独自ドメインが利用可能になり、広告が非表示になります。名刺代わりのシンプルなサイト向けです。
プレミアム
Googleアナリティクスとの連携や、動画のアップロード(4K対応)が可能になります。デザインのカスタマイズ性も向上します。
ビジネス
50GBの大容量ストレージに加え、優先サポート(24時間年中無休)が付帯するため、サイトがダウンした際などのトラブル対応も安心です。企業サイトとして、表示速度や安定性を重視する場合に最適なプランです。
コマース
ネットショップ機能(WooCommerce)に特化したプランです。決済機能や商品管理など、ECサイト運営に必要なツールが最適化されています。
WordPress.orgのライセンス費用と運用コスト
WordPress.orgは、サイト構築に使われる利用料無料(ライセンス費用0円)のソフトウェアです。公式サイトからソフトをダウンロードして使用するため、ソフトウェア自体に料金が発生することはありません。
ただし、注意が必要なのは「ソフトは無料でも、運用にはお金がかかる」という構造です。WordPress.orgを動かすには、以下の「実質的な運営費」が別途発生します。
- レンタルサーバー代
- ドメイン代
管理画面の操作感は、選択するテーマによって多少異なりますが、WordPress.comと大きな違いはありません。WordPress.comのような機能制限がなく、自由にカスタマイズできる点が最大のメリットです。
【結論】本格的なサイト運営には「WordPress.org」がおすすめ
企業サイトやビジネス用途など、本格的なサイト運営を検討している方には、結論として「WordPress.org(インストール型)」を推奨します。理由は、主に以下の3つです。
- カスタマイズの自由度が高い
- 容量不足の心配がない
- コストパフォーマンスが非常に良い
「WordPress.org」は「WordPress.com」のような規約制限が一切なく、コードレベルでの改修や外部連携など、ビジネスの成長に合わせて自由に拡張可能です。容量面では「WordPress.com」の上限が50GBであるのに対し、「WordPress.org」なら一般的なサーバーで300GB以上の大容量を利用でき、動画等を扱う際も安心です。
コスト面でも、「WordPress.com」で同等の環境を整えると年間約3〜4万円かかりますが、「WordPress.org」ならサーバー代を含めても年1.5万円程度と、固定費を半分以下に抑えられます。
「とにかく手間をかけずに、まずはお試しでブログを書いてみたい」という特別な理由がない限り、ビジネスで成果を出すなら「WordPress.org」を利用するのが最も賢明な選択と言えるでしょう。
※ここまで読んで「WordPressを利用するか迷っている」「外注などの制作手段も踏まえて検討したい」方はWeb幹事にご相談ください。予算や目的から最適な制作会社をご紹介も可能です。
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まずは最初の質問です
ホームページ制作は初めてですか?
はい
いいえ
【自作】WordPressのホームページ制作でかかる料金
WordPress.orgを使ってホームページを自作する場合、ソフトウェア自体は無料ですが、サーバーやドメインなどを自社で用意する必要があります。また、より作り込んだサイトを目指す場合は、有料オプションによるカスタマイズ費用が発生します。
ここでは、WordPressでホームページを自作する場合の具体的な費用項目について解説します。
|
項目 |
料金相場 |
|---|---|
|
レンタルサーバー代 |
年間5,000円〜2万円 |
|
ドメイン代 |
年間千円〜数千円 |
|
有料テーマ(オプション) |
買い切り1万円〜2万5,000円 |
|
プラグイン(オプション) |
数千円〜 買い切りや月額課金制などさまざま |
|
合計 |
年間6,000円〜30,000円 |
【必須】レンタルサーバー代は年間5,000円〜2万円
ホームページのサーバーとは、ウォーターサーバーやビールサーバーと同じように、ホームページのデータ(水やお酒)を貯めるタンクのようなものです。データの保管の他にも、スマホやPCにホームページを表示する役割を担います。
ホームページの公開にはこのサーバーをレンタルするサービスを利用する必要があり、料金相場は年間5,000円〜2万円です。代表的なサービスには、エックスサーバー、ロリポップ!、さくらのレンタルサーバなどがあります。
以下は、国内シェアの高いエックスサーバーの料金例(月額費用)です。
|
契約期間 |
スタンダード |
プレミアム |
ビジネス |
|---|---|---|---|
|
3ヶ月 |
1,320円 |
2,640円 |
5,280円 |
|
6ヶ月 |
1,210円 |
2,420円 |
4,840円 |
|
12ヶ月 |
1,100円 |
2,200円 |
4,400円 |
|
24ヶ月 |
1,045円 |
2,090円 |
4,180円 |
|
36ヶ月 |
990円 |
1,980円 |
3,960円 |
※2026年1月時点
上の表はエックスサーバーの料金表(2026年1月時点)です。一般的なサイト運営であれば、月額990円〜1,320円の「スタンダードプラン」がおすすめです。レンタルサーバーは長期契約による割引や、期間限定のキャンペーンも多いため、契約タイミングや期間を考慮して選ぶとよいでしょう。
関連記事:レンタルサーバー比較20選!失敗しない選び方も解説
【必須】ドメイン代は年間1,000円〜数千円
ドメインは、「◯◯.com」「◯◯.jp」といった形で表されるインターネット上の「表札(住所)」です。当サイトであれば「web-kanji.com/」がドメインに該当します。ドメインは種類によって料金が異なり、相場は年間1,000円〜数千円。基本的には1年ごとの契約更新となります。
|
ドメイン |
登録 |
更新 |
|---|---|---|
|
.com |
0円〜 |
1,287円~ |
|
.jp |
330円〜 |
3,091円~ |
|
.net |
0円〜 |
1,507円~ |
※お名前.comの料金表:2026年1月時点
多くのユーザーが「お名前.com」「ムームードメイン」「VALUE DOMAIN」などを利用しています。なお、レンタルサーバーを契約するとドメインが1つ無料で付いてくる「ドメイン永年無料特典」を提供している会社も多いため、セットでの契約も検討してみてください。
【必須】SSL費用(基本的に無料)
SSLとは、インターネット上の通信を暗号化する仕組みです。第三者によるデータの盗み見や改ざんを防ぐために必須の機能であり、Googleも導入を強く推奨しています。SSL化されていないサイトはブラウザ上で「保護されていない通信」と警告が出るため、信頼性に欠けてしまいます。
現在は、多くのレンタルサーバーが「無料SSL」を標準提供しています。サーバー契約時には、無料のSSLオプションが含まれているか必ず確認しましょう。
【オプション】有料テーマは買い切り1万円〜2万5,000円
WordPressには「テーマ」と呼ばれるデザインテンプレートが豊富に用意されています。無料テーマでも運用は可能ですが、より洗練されたデザインや高度な機能を求めるなら有料テーマの購入がおすすめです。
|
有料テーマ |
料金 |
|
7,980円(税込) |
|
|
ライセンス期間により変動 |
|
|
9,800円(税込) |
|
|
36,300円(税込) |
有料テーマの相場は1万円〜2万5,000円程度です。一度購入すればずっと使える「買い切り型」が多いため、初期投資として検討する価値は十分にあります。
関連記事:WordPressの企業向けテーマ9選と有料・無料それぞれのおすすめと参考事例も紹介
【オプション】プラグインは数千円〜
プラグインは、WordPressに特定の機能(問い合わせフォーム、SEO対策、表示速度高速化など)を追加するための拡張ソフトです。
|
プラグイン名 |
概要 |
料金 |
|
パフォーマンスの最適化による表示速度改善 |
年間 $59〜 |
|
|
比較ボックスや評価グラフなどの便利なブロック |
1,200円(税込) |
|
|
高度なヒートマップ分析(離脱箇所の特定など) |
月額 $19.9〜 |
ほとんどの機能は無料プラグインで補えますが、より高度な分析や効率化を求める場合は有料プラグインが必要になることがあります。料金は数千円から、月額制のものまで多岐にわたります。
関連記事:WordPressで会員制サイトを作る方法とおすすめプラグイン
【外注】WordPressのホームページ制作でかかる料金
社内のスキルや工数の問題で自社制作が難しい場合は、ホームページ制作会社やフリーランスへ依頼することになります。その際、外注費用としてどれくらいの予算が必要になるのか、費用相場を詳しく見ていきましょう。
費用・料金相場は30万円〜300万円以上
|
依頼先 |
規模 |
費用相場 |
|---|---|---|
|
制作会社 |
小規模サイト |
30〜50万円 |
|
中規模サイト |
50~300万円 |
|
|
大規模サイト |
300万円以上 |
|
|
フリーランス |
同じ内容のホームページ制作を依頼をした場合、 制作会社に比べて料金が安くなる傾向にある |
|
WordPressのホームページ制作の費用・料金相場は30万円〜300万円以上です。上の表の通り、依頼先やホームページの規模、カスタマイズの程度によって金額は大きく変動します。
- 小規模(30〜50万円): 10ページ前後。テンプレートを活用し、最低限必要な情報を掲載するシンプルな構成。
- 中規模(50〜300万円): 20ページ前後。オリジナルデザインを採用し、コンテンツの充実やブランディングを意識した構成。
- 大規模(300万円以上): 20ページ以上。本格的な集客、複雑なシステム連携、高度なデザイン性を追求する構成。
以下の記事では、サイト規模別の事例を交えてさらに詳しく解説しています。自社がどのケースに該当するか判断する材料としてお役立てください。
関連記事:WordPressでホームページ制作する際の費用・料金の相場を解説【一覧表・実例つき】
フリーランスに依頼した場合の費用・料金相場
フリーランスへ依頼する場合の費用目安は、5万円〜30万円程度です。
- 立ち上げのみ: 5万円〜10万円
- デザインカスタム・ページ制作あり: 30万円前後
制作会社に比べて大幅にコストを抑えられるのが魅力ですが、クオリティにバラつきがある点には注意が必要です。
フリーランスは費用が安い傾向にあるがリスクも
とにかく費用を抑えたい場合、フリーランスは有力な選択肢です。しかし、「急に音信不通になる」「満足のいくクオリティに仕上がらない」といったリスクもゼロではありません。 安いという理由だけで選ぶのではなく、メリットとデメリットを十分に理解した上で検討しましょう。失敗を避けるための対策は以下の記事にまとめています。
関連記事:本当にあったホームページ制作の失敗事例!原因と対策をプロが解説
WordPressホームページ制作の外注費用の内訳
制作会社の見積書に記載される主な内訳は以下の通りです。自社でどこまでを依頼し、どこを自社で対応するかを判断する際の参考にしてください。
|
項目 |
費用相場 |
|---|---|
|
初期設定 |
50,000円〜100,000円 |
|
ディレクション費 |
開発費全体の10%前後 |
|
要件定義・設計費 |
開発費全体の10%前後 |
|
デザイン費 |
1ページあたり15,000円〜130,000円 |
|
コーディング費 |
1ページあたり15,000円〜60,000円 |
|
カスタマイズ(機能実装)費 |
1機能あたり5,000円〜 |
|
運用保守費 |
5,000円〜50,000円以上 |
制作会社によっては、予算や要望に合わせて「コーディングのみ」「運用保守は自社対応」といった柔軟なプラン提案をしてくれる場合もあります。まずは自社の希望を正確に伝えて相談してみるのがよいでしょう。
【初心者向け】WordPressでホームページを作る流れ
初心者の方向けに、WordPress.org(インストール型)でホームページを作る具体的な流れを簡単に紹介します。一見難しそうに感じるかもしれませんが、現在はレンタルサーバーの機能が充実しているため、手順通りに行えば初心者の方でもスムーズにサイトを立ち上げることが可能です。
WordPressでホームページを作るには、以下の5つのステップが必要です。
- レンタルサーバーの契約・独自ドメインの取得
- ドメインをサーバーに設定
- SSLの設定(URLを「https」にする)
- レンタルサーバーにWordPressをインストール
- WordPressの設定(テーマ・プラグインの選定・インストール含む)
これらの手順を踏むことで、専門知識がなくても自分だけのホームページを持つことができます。特に「.org」での開始手順は、一度覚えてしまえば自由にサイトをカスタマイズできる大きな武器になります。
以下の記事を読めば、初心者の方でも1時間もかからずWordPressを始めることができます。WordPressの始め方を画像付きでまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
WordPressの始め方を画像付きで解説!初心者が最初にやることやプラグイン・テーマも紹介
WordPressの料金まとめ
本記事では、WordPressの料金プランやホームページ制作にかかる費用について解説しました。
ポイントをまとめると以下の通りです。
- 「WordPress.com」には5つの料金プランがある
- 本格的なサイト運営には無料で使える「WordPress.org」がおすすめ
- 自作の場合の料金相場は年間6,000円〜30,000円の運用費+人件費
- 外注の場合の料金相場は30万円〜300万円以上
- フリーランスは安い傾向にあるがリスクもあるので注意
WordPressは、使い方次第でコストを大幅に抑えられる非常に強力なツールです。
しかし、目的や規模に合わないプランを選んでしまうと、後からの移行や機能不足に悩まされる可能性もあります。
「自作か外注か迷っている」「より正確な相場や見積もりを知りたい」という方はWeb幹事にご相談ください。費用のご相談だけでも無料でお答えします。予算や目的から最適な制作会社をご紹介も可能です。
Q. WordPressでホームページを作る際の費用相場は?
WordPressのホームページ制作の費用・料金相場は、小規模サイトだと30万円~、大規模なサイトになると300万円以上です。依頼先やホームページの規模などの要因によって大きく変動します。
この記事を書いた人
七瀬 ユウ
専門分野: Webライティング
新卒で大手Slerに入社し、基幹システムの開発・プロジェクトマネジメント業務に従事。転職後、WEB広告企業でセールスライターの経験を経て、現在はフリーランスWEBライターとして活動中。「読者目線で分かりやすい記事を届ける」をモットーに執筆します。
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