Shopifyで失敗する9つの原因成功に導くポイントや成功事例も紹介【2024年最新版】

Shopifyで失敗する9つの原因!成功に導くポイントや成功事例も紹介

「Shopifyを始めたいけど、失敗したくない」
「Shopifyで成功するために、失敗しやすいポイントを把握しておきたい」
「Shopifyで成功した企業の取り組みを事例で確認したい」

日本企業のなかには、Amazonや楽天などの国内ECだけでなく、Shopifyでの市場展開を考える企業も少なくありません。しかし残念ながら、Shopifyを導入して失敗に終わった事例も多いです。Shopifyを始める前に、失敗しやすいポイントを把握しておけば、失敗した企業と同じ過ちを避けられるかもしれません。

そこで、本記事では主な失敗原因と成功するためのポイントについてお伝えします。ぜひ本記事をShopify事業拡大のために参考にしてみてください。

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Shopifyについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
関連記事:Shopifyとは?導入すべき人、機能、料金、評判、成功事例を紹介!

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目次
  1. 1. Shopifyで失敗する主な原因9つ
    1. 1-1. 競合他社がShopifyに多く参入している
    2. 1-2. Shopify構築や運用が不十分である
    3. 1-3. Shopifyのサイト自体が使いにくい
    4. 1-4. 売上を確保できる価格設定ができていない
    5. 1-5. 顧客に付加価値を提供していない
    6. 1-6. Shopifyパートナーの力量不足やトラブルの発生
    7. 1-7. SEOやSNSを利用した集客ができていない
    8. 1-8. リピーターを獲得する工夫がされていない
    9. 1-9. ECサイトからShopifyへの移行が複雑で失敗しやすい
  2. 2. Shopifyで成功するポイント5つ
    1. 2-1. Shopifyの特徴を知る
    2. 2-2. 市場価値を把握する
    3. 2-3. 顧客目線でストアデザインを考える
    4. 2-4. コンテンツマーケティングによる集客をする
    5. 2-5. リピーター獲得の施策をする
  3. 3. Shopify成功事例3つ
    1. 3-1. カゴ落ち対策でShopify導入で構築初月に数百万円売上の事例
    2. 3-2. ブランドの世界観をサイトで表現してSNSも活用した事例
    3. 3-3. Shopify展開で社内体制を強化して質の高い革製品を提供した事例
  4. 4. Shopify失敗まとめ

Shopifyで失敗する主な原因9つ

Shopifyで失敗する主な原因

これからお伝えすることは、海外展開するShopifyならではの原因もあれば、日本国内ECサイトでも当てはまる原因もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

競合他社がShopifyに多く参入している

2020年時点で170万店舗以上が出店しているので、多くの競合他社がShopifyに参入している状態です。そのため、自社商品がユーザーに注目されず、成果を上げられなかった企業も多いです。

例えば、自社で日本文化を象徴する小物アクセサリーを出品する場合、同じアイテムを取り扱う何百何千という商品の中から、ユーザーに自社商品を選んでもらわなければなりません。仮に自社で「外国には日本文化がウケやすくて、アクセサリーなら若い女性に人気がありそう」と考えても、競合他社も同じように考えています。そのため、自社商品がその他複数の他社商品のなかに埋もれてしまい、Shopify進出が失敗に終わってしまったケースも少なくありません。

Shopify構築や運用が不十分である

サイトをただ作っただけでは、Shopifyで成功するのは難しいです。成功するためには、在庫管理や顧客対応をこまめに行うのはもちろん、定期的にユーザーに情報発信できているか、ユーザーが自社サイトを使いやすいかどうかなどを調べる必要があります。例えばShopifyとSNSを連携して新商品の入荷をフォロワーに知らせたり、リピーター限定のクーポンを配布するのも1つの方法です。また、実際にモニター(試験者)を使ってサイトの使い勝手を聞くのもよいでしょう。

企業のなかには、補助金を使ってECサイトを構築したものの、構築後のサイト運用の予算が確保できず失敗に終わるケースも少なくありません。Shopifyで失敗しないためには、サイト構築後の運用までの費用や時間も把握することが大切です。

Shopifyの構築をプロにお任せしたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
関連記事:Shopifyでの構築に強い制作会社14選!費用や日本の事例も解説!

Shopifyのサイト自体が使いにくい

Shopifyは海外発のサイトであるため、日本人が使いやすいデザインや仕様ではありません。そのため、国内ECサイトからの移行や、Shopifyのサイト構築に手間がかかり失敗に終わってしまう企業も少なくありません。

Shopifyでのサイト作成者がサイト構築で抱えやすい主な悩みは、「Shopify管理画面や一部アプリでは英語が表記されている」「日本人好みのサイトカスタマイズの種類が少ない」が挙げられます。また、「ショップをカスタマイズするときにHTMLやCSS、Liquid(Shopify独自のプログラミング)などプログラミングの知識が必要」「ヘルプセンターの対応が遅い」もあります。

Shopifyのサイトの使いにくさを軽減する方法の1つに、アプリの拡張機能を活用する方法があります。例えば『Langify』には、ユーザーの国や地域によって最適な言語に自動リダイレクトされる機能があります。また、『Supply』や『Debut』のような欧米外国人が好むシンプルなテーマが多いです。日本人が好むようなカラフルでポップなデザインは少ないといえます。

Shopifyは日本進出して以来、日本人が使いやすい仕様に改善が進んだとはいえ、すべての機能が日本人向けに改善されたとはいえない状態です。そのため、日本のECサイトよりも使い勝手が悪く感じてしまい途中で挫折したり、サイト運用に手間がかかることも多いです。

売上を確保できる価格設定ができていない

Shopifyで売上を確保するためには、商品の仕入れ値や送料だけでなく、Shopifyへ支払う費用を考慮しなければなりません。Shopifyは月額課金制で、自社の目的によってはサイトの運用や構築に有料のShopifyアプリを複数ダウンロードする必要があります。アプリ一つひとつにも月額使用料がかかるため、売上を確保するためには月額費用や有料アプリの費用を考慮して利益を出さなければなりません。

参考までに、Shopifyの3つ料金プランと費用や手数料をお伝えします。(2022年8月現在)

 

ベーシックプラン

スタンダードプラン

プレミアムプラン

初期費用

0円

0円

0円

月額費用

$25

$69

$299

クレジットカード決済手数料

国内カード3.4%

海外カード3.9%

国内カード3.3%

海外カード3.85%

国内カード3.25%

海外カード3.8%

アカウント数

2人

5人

15人

Shopifyのアプリは無料のものから月額$500のものまでさまざまあります。自社に必要なアプリを探したい方はこちらの記事もご覧ください。
関連記事Shopifyで導入すべきアプリ17選を目的別に紹介!

サイト制作や構築を外注する場合は、これらの費用も考慮して価格を設定する必要があります。外注する場合の費用相場について、詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
関連記事:Shopifyの料金について徹底解説!制作会社に外注する際の相場もご紹介します

顧客に付加価値を提供していない

商品に付加価値をつけないと、その商品が他の多数の商品に埋もれてしまい、ユーザーが自社商品を見つけにくくなってしまうからです。例えば、花柄の食器を「この商品は海外ウケしやすそう」「日本の楽天では反応が良かったから、Shopifyでも売れそう」と考えて出店しても、多くの食器が出品されているShopifyでは必ずしも売れるとは限りません。

付加価値を提供するためには「割れにくい素材で食洗器対応だから子どもがいる家庭でも安心」「同じデザインの箸置きやランチョンマットもそろえれば、食卓を一気に華やかにする」するなど、 顧客の心理に訴えかけるようにすることが大切です。顧客に付加価値を提供することで、顧客に商品を見つけてもらえるだけでなく、顧客からの信頼を得やすくなります。Shopifyを開設するときは付加価値の提供を疎かにせず、原点にかえって自社商品の付加価値を考え直すことが大切です。

Shopifyパートナーの力量不足やトラブルの発生

Shopifyパートナーとのトラブルやサポート不足が、失敗の原因になることも珍しくありません。なぜなら、Shopifyパートナーの力量はピンからキリまでだからです。

そもそもShopifyパートナーとは、Shopifyのパートナー制度のメンバーを指す呼び名。Shopifyサイトの企画やデザイン、開発、マーケティングを支援する個人・会社であれば、誰でも登録してShopifyパートナーになれます。しかし言い換えると、Shopifyパートナーは条件さえ満たせばなれるのです。そのため、必ずしも自社が望む力量をもつパートナーを選べるとは限りません。「パートナーがイメージ通りの仕事をしてくれなかった」などのトラブルが起きる可能性もありえるのです。

現在Shopifyパートナーには、「Shopifyエキスパート」というShopifyから正式に実績を認められたパートナーが存在します。力量の高いパートナーを選びたいのであれば、「Shopifyエキスパート」に依頼するのも手段の1つといえるでしょう。加えて、自社と信頼関係を結べるパートナーを選ぶことが大切になります。

SEOやSNSを利用した集客ができていない

SNSやSEOでの集客が不十分だと、新規ユーザーやリピーター獲得で成果が得られにくいです。ネットショップを訪れる人の多くは、Googleなどの検索エンジンからサイトにアクセスしてきます。2021年11月のSEPClarity(SEOクラリティ)が公開した、日本の検索順位別クリック率データによると、検索順位1位のCTRが13.9%、2位と3位は7.5%と4.7%と、1位は圧倒的にCTRが高いことがわかりました。そのため、自社のページを上位にしないとユーザーの目に留まりにくいといえます。

またSNSの情報発信を疎かにしてしまうと、多くのSNSユーザーに商品を認知してもらうことが難しくなります。そのため、定期的に自社ブランドのコンセプト紹介や新作入荷などの情報発信をしてフォロワーを集めておくと、新商品の入荷やタイムセールなどの情報をリアルタイムに拡散しやすいです。SEOやSNSを活用すれば、見込み客に自社商品を露出できるため、新規顧客またはリピーターの獲得確率が高まります。これらを利用した集客を怠らないようにしましょう。SNSを利用した集客ができている事例は、本記事後述の「Mr.CHEESECAKE(ミスターチーズケーキ)|ブランドの世界観をサイトで表現、Instagram・Twitterも活用」をご参照ください。

リピーターを獲得する工夫がされていない

2割のリピーター

Shopifyで失敗する企業のほとんどは、リピーターを生む工夫がされておらず、顧客が1回の購買だけで終わってしまうケースが多いです。

売上の構成比には「2対8の法則(パレートの法則)」があります。売上の8割は、2割のリピーターが占めているという法則です。そのため、リピーターの獲得は、Shopifyをはじめ、事業を成功するためには必須です。例えば、新商品の入荷情報やセール情報などのDMを定期的に配信したり、新規顧客にアカウント登録をリードする方法があります。ただし、ポイント制やクーポン配布などは、一度中止すると顧客の信頼を失いリピートに繋がらない可能性もあるので注意が必要です。

リピーター獲得を成功させるためには、メルマガ配信やDM限定クーポンの配布など、自社にとって最適なリピーターを獲得する方法を考えて施行する必要があります。リピーターを獲得するコツは、本記事後述の「リピーター獲得の施策をする」をご参照ください。

ECサイトからShopifyへの移行が複雑で失敗しやすい

Shopifyには、既存のECサイトから移行するシステムがあります。日本国内のサービスを展開し始めてから5年以上が経過したとはいえ、まだ手軽にシステムを移行できるとはいえない状態です。

2022年現在で多くの企業がサイト移行時に失敗しやすいポイントは、お客様用ログインパスワードが暗号化されているために引き継ぎができない顧客の都道府県情報が独自のコードに変換されることが挙げられます。また、ストアの既存顧客がブックマークした可能性のあるページにURLリダイレクトを設定する必要があるのにやっていないことも挙げられます。

とくに顧客情報がスムーズに変換されないと、出店者が情報を入力し直す手間が増えてしまいます。また、独自のコードに変換されたままだと、正しい住所に商品が発送されない事態も発生してしまい、顧客の信頼を失う可能性もあります。

これらの作業は慣れていないと手間に感じるかもしれません。しかし、移行作業を怠ってしまうと、今まで築き上げた顧客との関係が失われてしまう可能性もあります。移行後はテストを実施して、Shopifyサイトが正しく運用できるか確認するようにしましょう。

Shopifyの構築をプロに外注したいとお考えの方はこちらの記事もご覧ください。
関連記事:Shopifyの構築費用はどのくらい?ニーズごとの料金相場・おすすめの制作会社・事例を解説!

※「自社に合うShopify制作会社について相談してみたい」という方はWeb幹事にお問合せください。弊社が目的や成果などをヒアリングして、貴社に最適なShopifyの制作会社を無料で選定します。相談料・紹介料はいっさいかかりません。
【無料】Shopifyの構築に強い制作会社をプロに探してもらう

Shopifyで成功するポイント5つ

Shopifyで成功するポイント5つ

失敗事例から学ぶだけでなく、これらを活かすことが成功のカギとなります。

Shopifyの特徴を知る

Shopifyには、楽天やYahoo!ショッピングなど日本を基盤とするECサイトとは違った特徴があります。これらを把握しておくことによって、Shopifyで成功する確率が上がります。

【必ず把握しておきたいShopifyの特徴】

  • オンラインモールを通さずに顧客に直接販売できる
  • 在庫のない商品やデジタルコンテンツも販売できる
  • Facebook、Instagram、Amazonなどのチャネルと連携できる
  • SEOのためのツールがある
  • 言語と通貨、各国の税率の設定が簡単にできる
  • サポート体制が弱い(メール対応が遅い)
  • 顧客との対応に英語が必要な場合がある
  • Shopifyアプリをダウンロードしてサイトをカスタマイズできる
  • カスタマイズできる範囲に制限がある

Shopifyの一番の特徴は、世界中のユーザーに商品をアピールできることです。しかし、Shopifyならではの特徴を押さえておかないと、Shopifyの長所を販売戦略に活かすのは難しいでしょう。またShopifyの失敗しやすいポイントを把握して、解決策を考えておくことも必要です。Shopify開設前にはぜひこれらの特徴を把握しておきましょう。

市場価値を把握する

Shopifyを始める前に、自社商品の市場価値を把握しましょう。市場価値を理解していないと、「競合商品が多いので価格競争が起きやすい」「ニーズが少なく売上が伸びない」などの事態が起きてしまうからです。

市場価値を把握するためには、アンケート調査やA/Bテスト、ユーザーにインタビューするなどの方法があります。これらの方法で外部からの意見を取り入れて、ニーズに合う商品は何かを分析することが大切。市場価値を把握することで、需要のある商品を売り出しやすくなります。「楽天でヒットしたからShopifyでも売れるだろう」などのように考えず、ニーズに合った戦略を立てましょう。

顧客目線でストアデザインを考える

ただサイトを作るだけでなく、顧客の目線になってサイトデザインを考えることが重要です。顧客目線でサイトを制作しないと、ユーザーがサイトを訪問しても、目的のものが見つからず離脱してしまう可能性が高いからです。顧客目線でストアデザインを考えるときは、次の3つのポイントを考慮しましょう。

商品は見つけやすいか

ユーザーが商品を購入せずに離脱する理由の1つに、「欲しい商品がどこにあるのか見つけられなかった」ことが挙げられます。商品を検索する立場になって、検索してから目的の商品に到達するまでの動線をシンプルなものにしましょう。

Webサイトのトップページのリンクは、悩み別や商品カテゴリー別など、3~4つにしてシンプルにするのがおすすめです。例えば「土屋鞄製造所」では、トップページのサイドバーをクリックすると、鞄や財布・小物のようにカテゴリ別に整理されています。

土屋鞄製造所

画像引用:土屋鞄製造所

さらに鞄のジャンルでは、ビジネスバックやトートバックなどの用途別にわかれています。

商品情報が明確に伝わるか

商品の見せ方によって、PV数が変わったり購入確率に影響が出ます。とくに最優先で対策しなければならないのは、商品の第一印象を決める「商品写真」。商品の角度や背景、モデルのポーズなどが違うだけでも、PVは大きく変わるといっても過言ではありません。

例えば、ビジネスカバンを出品する場合、カバン単体を写すのではなく、筆記用具やポーチなどの小物と合わせて撮ると具体的な使用イメージがわきやすいです。また、モデルが華やかなワンピースを着てカバンを持つよりも、スーツを着た女性がオフィス通勤でカバンを使っている写真の方が親しみを持ちやすいです。

BargainFoxの調査では、93%のユーザーが「見た目の美しさを購入するかどうかの重要な決め手」と考え、さらに42%のユーザーが「サイトのデザインがそのサイトの評価につながる」と解答しました。このデータが示すように、写真の撮影や選定については、ある程度の労力をかけてもよいでしょう。

信頼できるショップか

サイトデザインを考えるときは、ユーザーに「信頼感」を与えるサイトにすることも大切です。ユーザーから信頼を得ることで「このお店が厳選したよい商品を提供している」「丁寧な対応や迅速な発送をしてくれそう」と安心感を与え、購入されやすくなります。ユーザーに安心感を与えるためにも、次の5つは掲載するとよいでしょう。

  • ショップオーナーのEmail、電話番号、住所などのコンタクト情報
  • 返信可能日
  • 営業日
  • 返品条件
  • 誰が配送料金や税金、関税を支払うか

有料のShopifyアプリには、ユーザーの離脱が防げるものも多くあります。詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
関連記事:Shopifyで導入すべきアプリ17選を目的別に紹介!

コンテンツマーケティングによる集客をする

コンテンツマーケティング

ブログやSNSによるコンテンツマーケティングは、広告に比べてコストがかからず、継続的に発信すればユーザーとの接点を継続できるメリットがあります。そのため、Shopifyで成功するためには、自社商品のファンを獲得し、そのファンから継続的に売上を得ることが重要です。そして、Shopifyでコンテンツマーケティング対策が上手くいけば、集客が成功し売上を伸ばすことも期待できます。ただし、ただブログやSNSを発信するだけでは、必ずしも集客が上手くいくとは限りません。コンテンツマーケティングを成功させるためには、次の4つを実行しましょう。

  • 具体的な目的を決める
  • 細かなターゲットを絞る
  • キーワードを選定する
  • コンテンツの形式を決定して制作する

ポイントは「顧客の悩みを解決するのに適した形式」であること。ユーザー目線になって、SNSやSEO記事、動画配信などのうち最適なものは何かを考えましょう。

SNS運用代行やSEOについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
関連記事:SNS運用代行の費用と相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】
関連記事:SEOの基本「キーワード選定のコツ」をプロが徹底解説!【初心者向け】

リピーター獲得の施策をする

Shopifyで成功するためには、SNSやSEO記事で新規顧客を得る対策をするだけでなく、リピータ―獲得の対策も必須です。なぜなら、リピーターは新規顧客よりも購入単価が高く、定期的に来店するため、売上を安定させてくれるからです。また、SNSを通じて新規顧客を流入できるメリットもあります。リピーター獲得の主な方法として、次の6つがあります。

  • リピーターにつなげるためのSNSやブログ発信
  • メルマガやDMの配信
  • 商品にお礼状を同封する
  • カスタマーサポートの強化
  • 次回購入で使えるクーポン配布
  • ポイント制の導入

とくに注意したいのが、ポイント制やクーポン配布です。これらを導入後に中止すると、顧客の多くは「お得に買い物ができないので、安い他の店で購入したい」と考えるようになり、リピーターを獲得しにくくなってしまいます。これらを導入するときは、長期的な目で見て計画的に実行しましょう。

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Shopify成功事例3つ

ここでは、先述の「Shopifyで成功するポイント5つ」を上手く活用した成功事例を3つご紹介します。ぜひ自社のShopify事業繁栄に役立ててください。

カゴ落ち対策でShopify導入で構築初月に数百万円売上の事例

BONIQ(ボニーク)

画像引用:https://boniq.store/

BONIQは、国内メーカー葉山社中が製造・販売をする定温調理器です。国内ECサイトで販売していましたが、反響は乏しく売上も好調とはいえない状態でした。そこでShopifyを導入したところ、初月から数百万円の売上を獲得。1年間の売上は数千万円を達成する結果となりました。BONIQのShopify成功の主な秘訣は次の4つです。

  • サイトで使った画像や動画、テキスト内容を充実させてCVRをUP
  • カゴ入れしたままの未購入のユーザーに、10~20%OFFクーポンを配布
  • EC自動出荷システム「シッピーノ」を活用
  • アップセル・クロスセルを促進するアプリを活用

ポイントは、Shopifyの機能を活用して売上を伸ばしながらブランディングも強化できたこと。人的コストがかかりやすい物流に関わる業務をすべて自動化したことも勝因ともいえます。

ブランドの世界観をサイトで表現してSNSも活用した事例

Mr.CHEESECAKE(ミスターチーズケーキ)

画像引用:https://mr-cheesecake.com/

チーズケーキ専門店のMr.CHEESECAKEは、2018年からECサイトのBASEでの販売を経て、2019年にShopifyで自社サイトを立ち上げました。

もともとSNSの集客を得意としていたこともあり、Shopifyを開設した2年後にはInstagramのフォロワー数は15.1万人で、Twitterのフォロワー数は4.2万人まで伸ばすことに成功しました。

Mr.CHEESECAKEのShopify成功したポイントは次の4つです。

  • ブランドコンセプトをわかりやすく伝えたサイト制作
  • SNSで得た顧客のリアルな声を商品の改善に活用
  • SNSと上手く連携して購入までの動線をスムーズにする
  • ポップアップShopifyアプリを活用して販売状況をリアルタイムで更新

とくに注目したいポイントは、企業理念である「人々に食の体験を通じた豊かな時間を提供する」とコンセプトにしたサイト制作を徹底したこと。ケーキを魅力的に伝える写真を使うだけでなく、ケーキを美味しく食べる方法などをシンプルにわかりやすく伝えています。

Shopify展開で社内体制を強化して質の高い革製品を提供した事例

土屋鞄製造所

画像引用:https://tsuchiya-kaban.jp/

土屋鞄製造所は、ランドセル職人だった土屋氏の工房からスタートし、現在は大人向けの鞄や財布などを販売しています。2000年代にECサイト事業に進出したものの、アップデートに工数がかかるなどの問題を抱えていました。

そこで大企業のECサイト向けに用意された「Shopify Plus」を活用したところ、およそ1年のうちに3つのショップをローンチできました。さらに現在では、POS連携を含めOMOを視野に入れたプロジェクトを進めています。

土屋鞄製造所のShopify成功のポイントは次の3つです。

  • Shopifyの目的や目標を明確にする
  • Shopify Plusの導入とあわせて社内教育を徹底する
  • 顧客目線によるサイト構築に注力する

土屋鞄製造所のECサイトやSNSなどの集客施策では、その丁寧な世界観が一貫性を持って表現されています。そしてチーム力こそ、ブランドの世界観を損なわずにサイトを構築できたといえます。

Shopify Plusについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
関連記事:Shopify Plusとは?料金や通常プランとの違い、Shopify Plus Partner認定企業も紹介

Shopifyの導入事例についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
関連記事:Shopifyの導入事例を総まとめ!国内・海外合わせて9選ご紹介!【2022年版】

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Shopify失敗まとめ

本記事ではShopifyで失敗について、次のことをお伝えしてきました。

  • Shopifyで失敗する主な原因8つ
  • Shopifyで成功するポイント5つ
  • Shopify成功事例3つ

Shopifyは、世界最大のECプラットフォームといえるため、失敗した事業も少なくありません。Shopifyで事業を拡大するためには、本記事でお伝えした失敗しやすい原因を把握して、Shopifyならではの成功のコツを実践することが大切です。

ぜひ、Shopifyの事業展開に本記事をお役立てください。そして「自社に合うShopify戦略がいまいちわからない」「Shopifyを含め、おすすめのECサイト開設について相談してみたい」という方はWeb幹事にお問合せください。用途や目的、成果などをヒアリングした上で、貴社に最適なECサイトの運用方法について相談に乗ります。相談料・紹介料はいっさいかかりません。

コンサルタントのご紹介 Web幹事 コンサルタント 岩田真 代表取締役
岩田 真
2015年にWeb制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

ホームページ制作のオンライン相談窓口「Web幹事」は、35,000件を超える豊富な相談実績と幅広い知識で、お客様のあらゆるニーズにお応えします。

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Q. Shopifyの成功ポイントは?

Shopifyで成功するには「市場価値を把握する」「顧客目線でストアデザインを考える」等のポイントを押さえる必要があります。その他の成功ポイントは記事内で紹介していますので、ぜひご覧ください。

Q. Shopifyで失敗する原因は?

Shopifyで失敗する原因として「顧客に付加価値を提供していない」「SEOやSNSを利用した集客ができていない」等が挙げられます。詳しくは記事をご覧ください。