- 更新日 2026.03.27
- カテゴリー WordPress
WordPressのサイトリニューアル手順丨ドメインそのまま移行する方法と注意点【2026年最新版】
「WordPressサイトのデザインを刷新したい」
「リニューアルによってSEO評価を下げるような失敗は避けたい」
そんなお悩みを抱えていませんか?
正しい手順を踏めば、現在稼働中のサイトを止めることなくテスト環境で新サイトを作り直し、安全に本番環境へと切り替えることが可能です。
本記事では、同じドメイン・URLのままでリニューアルを行う具体的な手順や、失敗を防ぐための必須注意点、プロに外注する際の費用相場までをわかりやすく解説します。最後までお読みいただくことで、安全かつスムーズなリニューアルの全体像が掴めますので、ぜひ参考にしてください。
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WordPressサイトのリニューアル手順【ドメイン維持】
稼働中のサイトを止めずに、同じドメイン・URLのままでリニューアルする場合、現在のサイトを維持したまま別環境で新サイトを作り、完成後に表示を切り替える方法が最も安全です。
具体的には、
- バックアップの取得
- テスト環境の構築
- 参照先の切り替え
- 本番環境での最終確認
の4ステップで進めます。
リスクを最小限に抑え、スムーズに新サイトへ切り替えましょう。
STEP1:既存のWordPressサイトのデータバックアップを取る
まずは、現在稼働しているWordPressサイトのデータバックアップを確実に取りましょう。
万が一のデータ消失や、切り替え時の不具合が発生した場合、すぐに元の状態へ復旧できるようにするためです。
バックアップの方法はいくつかありますが、最もおすすめなのはプラグイン「All-in-OneWPMigration」を使ったフルバックアップです。これを利用すれば、データベースや画像を含むすべてのサイトデータ一式を簡単に保存できます。
また、ご利用のレンタルサーバーに備わっている自動バックアップ機能も併用するとより安心です。詳しい手順は「【初心者も安心】WordPressのバックアップを取る方法とおすすめプラグイン3選」の記事も参照してください。
予期せぬトラブルからサイトを守るため、作業前には必ず確実なバックアップを取得してください。
STEP2:テスト環境を用意〜新サイトの構築
バックアップを取ったら、既存の本番サイトに影響を与えないようテスト環境を用意して新サイトを構築しましょう。
レンタルサーバーの管理画面などから、リニューアルしたいドメインの下に別のディレクトリ(フォルダ)を作成し、そこにテスト環境用のWordPressを構築します。
このとき、フォルダ名は「wp」や「wordpress」など推測されやすいものは外部からの攻撃を受けやすいため避け、「cms」や「new」といった任意の名前を設定すべきです。
テスト環境が用意できたら、制作会社から支給されたデータや、新しく作成したデータを「All-in-OneWPMigration」などのプラグインを使ってインポートし、サイトを構築・動作確認します。
画面が変わり、どこにあるデータをインポートするかを選ぶことができますので、インポート元をクリックして、下に展開される中から「ファイル」をクリックします。これでパソコンに保管されているリニューアルデータをインポートすることができます。
リニューアルしたWordPressのデータがインポート出来ましたら、構築したときのユーザー名とパスワードでログインします。また正しくデータがインポートされたかどうか、サイトとリンク先を確認します。
各ページやウィジェットでリンク先をタイピングして設定した箇所を本番用のURLに変更します。特に問い合わせプラグイン「MW WP Form」を利用している場合、入力画面、確認画面、完了画面のURL指定をタイピングして設定していますので、必ずチェックして修正してください。
リンクチェックが完了したら、WordPress管理メニューの「設定→一般」をクリックします。
一般設定が表示されたら「サイトアドレス」に本番用のアドレスを入力して「設定を更新」ボタンをクリックします。なお「WordPressサイト」のURLは絶対に変更しないでください。場合によってはログインできなくなる恐れがあるためです。
プラグインの導入は「【初心者も安心】WordPressのバックアップを取る方法とおすすめプラグイン3選」を参照してください。
STEP3:index.phpの編集〜新サイト(テスト環境)へ切り替え
新サイトが完成したら、本番ドメイン直下の「index.php」を編集して、サイトの参照先をテスト環境のディレクトリへ変更します。
FTPソフトなどを使って、本番環境の直下にある「index.php」をダウンロードし、エディタで開きましょう。下部にある「/LoadstheWordPressEnvironmentandTemplate/」という箇所の記述を変更します。
例えば、テスト環境がhttps://hogehoge.com/cms/という場所にある場合、
PHP
require(dirname(__FILE__).'/wp-blog-header.php');
↓
require(dirname(__FILE__).'/cms/wp-blog-header.php');
このように、テスト環境のディレクトリ名(/cms/など)を追記して上書きアップロードを行ってください。
この作業により、ユーザーが同じドメインにアクセスしても、瞬時にリニューアルされた新サイトが表示されるようになります。
もしリニューアル前のサイトに戻したいときは、新しく作成しindex.phpを「index.php.txt」のように別の名前に変えて、バックアップしておいたindex.phpをサーバーにアップしてください。
STEP4:本番環境での表示・動作確認を行う
切り替えが完了したら、最後に本番環境(実際のドメイン)での表示と動作確認を必ず行いましょう。テスト環境では問題がなくても、いざ本番ドメインに切り替わったことで「画像のリンク切れ」などの予期せぬ不具合が起きている可能性があるためです。
全ページを巡回し、デザイン崩れがないか、スマートフォン(レスポンシブ対応)でも正しく表示されるかを確認します。また、画像が正常に表示されているか、リンク先がテスト環境のURLのままになっていないかも重要なチェックポイントです。
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WordPressサイトリニューアルの注意点
ドメインをそのまま引き継ぐリニューアルであっても、SEO評価の下落や予期せぬ不具合を防ぐための入念なチェックが欠かせません。ここでは、安全にリニューアルを完了させるための5つの必須チェックポイントを解説します。
旧URLからの301リダイレクト設定を必ず行う
パーマリンクやサイト構造の変更でURLが変わる場合は、必ず旧URLから新URLへ「301リダイレクト」を設定しましょう。
リダイレクトを行わないと、検索エンジンからの評価が引き継がれず、前のサイトで登録されている外部サイトや検索エンジンからアクセスしたユーザーに「404PageNotFound」が表示されてしまいます。
その場合は、下写真のプラグイン「Redirection」を使うか、サーバーの「.htaccess」ファイルを編集して転送設定を行います。
SEO評価とユーザーのアクセスを取りこぼさないためにも、URL変更時は301リダイレクトを必ず設定してください。
内部リンクや画像パスの確認(テスト環境のままでないか)
本番公開前に、記事内の内部リンクや画像のURLがテスト環境(サブディレクトリなど)のままになっていないか確認しましょう。
テスト環境で作ったURLのまま本番に移行すると、リンク切れを起こしたり、画像が表示されなくなったりするトラブルにつながります。
WordPressの編集画面で設定したリンクだけでなく、ウィジェットで直接入力したURLも忘れずにチェックしましょう。修正漏れを防ぐには、「SearchRegex」などのプラグインを活用して、テスト環境のURLから本番用のURLへ一括置換を行うのが効率的です。
ユーザーにストレスを与えないためにも、リンク切れトラブルを防ぐURLの一括置換と確認を徹底してください。
関連記事:内部リンクとは?SEOへの影響や効果的な設置方法を解説
フォームプラグインのリンク先と送受信テストを行う
問い合わせフォームの完了画面などのリンク先が正しく設定されているか確認し、必ずテスト送信を行いましょう。
テスト環境のアドレスを設定したままリニューアルしてしまうと、フォームが正常に動作せず、顧客からの問い合わせを取りこぼす原因になります。
「MWWPForm」や「ContactForm7」などのプラグインでは、入力画面・確認画面・完了画面のURLを直接入力して設定することがよくあります。本番用のURLに修正されているか確認し、実際にメールが確実に届くか送受信テストを実施しましょう。
大切なビジネスチャンスを逃さないために、フォーム関連のリンク確認とテスト送信は必須といえます。
関連記事:WordPressにお問い合わせフォームを設置|おすすめプラグインからリード獲得のための改善方法ガイド
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SEOプラグインの設定・メタデータ(title/description)を引き継ぐ
リニューアル前と同じSEOプラグインを使用し、これまでの設定やメタデータを確実に引き継ぎましょう。
プラグインを変更すると、titleタグやmetadescriptionの設定が消えたり書き方が変わったりして、検索エンジンに悪影響を及ぼし検索順位が下落する恐れがあるためです。
「WordPressSEObyYoast」や「AllinOneSEO」などを利用している場合、リニューアル時に別のプラグインに変更しないでください。以前のプラグインとその設定内容をそのまま移行することで、検索エンジンに対する影響を最小限に抑えられます。
これまで積み上げたSEOの実績をゼロに戻さないためにも、SEOプラグインの取り扱いとデータの引き継ぎには十分注意してください。
関連記事:拡張性と自由度が高いCMS「WordPress」の弱点とその対処法
テスト環境のインデックス設定を確認する
本番公開時には、テスト環境で設定していた「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする(noindex)」設定を必ず外しましょう。
この設定を外し忘れると、検索エンジンにサイトが登録されず、検索結果からサイトが完全に消滅してしまうという致命的なミスにつながります。
テスト環境を構築する際、制作途中のページがGoogleにインデックスされないよう「表示設定」でチェックを入れるのを忘れずに行いましょう。
リニューアル公開時にこの「noindex」設定を解除し忘れるケースが後を絶ちません。せっかくリニューアルしたサイトへのアクセスを失わないよう、公開直後には必ずインデックス拒否設定が解除されているか確認してください。
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HTML(静的サイト)からWordPressへ移行・リニューアルする際のポイント
従来のHTMLで作成された静的サイトから、WordPress(CMS)へシステムごとリニューアルする場合、URLの変更に伴う設定に細心の注意が必要です。
これまでのSEO評価やユーザーからのアクセスを失わないためにも、システム移行ならではのURL変更への対策を確実に行う必要があります。
拡張子(.html)の有無などURL変更に伴うリダイレクト
HTMLサイトからWordPressへ移行する際は、全ページの旧URLと新URLをまとめた「URLマッピングリスト」を作成し、漏れなくリダイレクト設定を行いましょう。
静的ページ(.html)からWordPressの動的URLに変わることで、確実にURL構造が変化し、そのままではリンク切れや検索順位の下落を引き起こしてしまうからです。
例えば、旧サイトで「https://hogehoge.com/company.html」だったURLは、WordPressへの移行に伴い「https://hogehoge.com/company/」のように拡張子(.html)のない形に変わります。このズレを解消するため、事前に全ページの新旧URL対照表(マッピングリスト)を作り、サーバー上の「.htaccess」ファイルを編集して古いURLから新しいURLへ自動転送(301リダイレクト)する記述を行います。
リニューアルによるSEO評価の低下やユーザーの離脱を防ぐためにも、全ページの確実なリダイレクト処理を実施してください。
関連記事:WebコンテンツのCMS移行を成功させる7つのコツ。移行時の注意点も解説
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【まとめ】WordPressのサイトリニューアルで失敗しないために
本記事では、WordPressサイトのリニューアル手順や、失敗を防ぐための注意点を解説してきました。
作業の全体的な流れはそれほど複雑ではありません。しかし、多岐にわたる細かい設定やチェック項目が存在するため、初めて自社で対応する場合は想定以上に手こずってしまう可能性があります。
リニューアルを成功させる上で、とくに注意すべきポイントは以下の2点です。
- リダイレクト処理を含むリンクのチェック
- SEO設定の確実な引き継ぎ
これらの設定に不備があると、せっかく積み上げてきたSEOの実績や顧客からのアクセスが振り出しに戻ってしまう恐れがあります。そのため、経営や売上に直結する重要なサイトであれば、システム開発会社や制作会社などの専門業者へ外注する方が確実で安心です。
リスクを最小限に抑えるためにも、まずはプロへの依頼を検討してみてください。
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Q. CMS(WordPress)を変更せずにサイトをリニューアルする際の手順は?
サイトリニューアルの手順は「?WordPressのバックアップをとる」「?テスト環境を作って表示・動作確認をする」「?index.phpでリニューアル先のフォルダに修正し、現行サイトと入れ替える」「?本番環境にて表示・動作確認をする」の4ステップです。
Q. WordPressサイトのリニューアルにはどのような注意点がありますか?
リニューアル前に必ずバックアップを取り、テスト環境で動作確認を行いましょう。リダイレクトや内部リンクの修正も忘れてはいけません。
この記事を書いた人
笹金 達也
専門分野: Webデザイン,WordPress
レトリバーデザイン有限会社代表取締役。独立前は法人営業、SE、デザイナー、ECマスターを経験する。Web制作をWordPressで構築することが得意。WebデザインやWordPressの講師として13年の経験をもつ。長年使っているWordPressを中心にみなさんの知りたいことを分かりやすくお伝えしてまいります。
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