- 更新日 2024.10.17
- カテゴリー ホームページのデザイン参考例
BtoB企業のホームページの成功事例8選|成果に導く制作のポイントも解説【2024年最新版】
BtoB企業のホームページを運用していても、アクセス数などが伸びないWeb担当者には、
「BtoB企業のホームページの成功事例を参考にしたい」
「BtoB企業のホームページ制作を成功させるコツを知りたい」
などの悩みを抱えている方もいるでしょう。
BtoB企業のホームページは作成しただけでは、問い合わせや資料請求などの効果につながりにくいです。適切な対策を行うことで、アクセス数を増やせます。しかし、自社でBtoB企業のホームページ運用をしていても、サイト制作・運用の経験がないと何から始めたらよいかわからないでしょう。まずは成功事例を参考にすることで、自社のホームページに足りていない部分や活用できる部分を明確にできます。
そこで、本記事ではBtoB企業のホームページの成功事例を中心に、成果に導く制作のポイントを解説します。
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BtoB企業のホームページの成功事例8選
BtoB企業のホームページの成功事例を把握することで、成果が出ている要因を明確にできます。自社のBtoB企業ホームページに活用すると、成果が出るサイトの制作が可能です。
オムロン株式会社(制御機器)
画像引用:オムロン株式会社(制御機器)
オムロン株式会社の制御機器事業のコーポレートサイトです。同社の制御機器事業のソリューションを紹介することで、ユーザーの理解度を高め、カタログ請求やオンラインショップなどにつなげる役割があります。
白を基調にしたアクセントカラーが特徴。同社のイメージカラーを使用することで、シンプルなデザインになっています。トップページのファーストビューでスライドショーを掲載することで、同社ソリューションができるまでの過程を誰が見ても理解できるようにしているのです。
ヘッダーのメニューに「ソリューション」「商品情報」といった、サイトに訪問したユーザーが必要とする情報を掲載しています。ユーザーが求める情報に素早くアクセスできるサイト設計になっているので、ユーザーに使いやすいという印象を与えられるでしょう。CVにつながる「お問い合わせ」「カタログ情報」への内部リンクが、ヘッダーに固定されています。そのため、どのページを閲覧していてもアクセスできるようになっています。
同社サイトは月間で約57万アクセスを超えています。日本を中心に韓国や中国といった海外からも流入を獲得しているのです。また、同社サイトはニーズ充足度に基づいて行われるBtoBサイトランキング2022で1位を獲得しました。ニーズ充足とはアクセス率(ターゲットの中から過去1年以内に業務目的でアクセスした人の割合)とニーズ充足率(サイトにアクセスしたユーザーの中でニーズが充足された人の割合)から算出したものです。同社サイトはニーズ充足度が54.8%となっており、16年連続トップになっています。
Ferret:マーケターに必要なノウハウを発信するサイト
画像引用:Ferret
Ferretはマーケティング支援を行う株式会社ベーシックが運営するオウンドメディアです。実務に役立つ資料をダウンロードできる会員登録や問い合わせなどにより、会社名・氏名・メールアドレスといった見込み客の情報を獲得することを目的にしています。
マーケターのよりどころをコンセプトにして「SEO」「SNSマーケティング」「コンテンツマーケティング」といったマーケターに必要な知識ノウハウの記事を発信しています。トップページでは「インフィード広告とは」「メール開封率・クリック率を向上させる方法」などのお役立ち情報が載っている記事を配置して、ユーザーが素早くアクセスできるような設計です。下にスクロールすると、ピックアップ記事やおすすめ記事、直近開始予定のイベント情報を掲載することで、ユーザーの記事を探す時間を短縮できて、必要な情報にすぐアクセスできて使いやすい印象を与えられます。
同メディアはSEOに強いですが、メルマガ会員のリストマーケティングによってファンを獲得しています。会員数は約46万人で、月間PV数550万PV・UU(ユニークユーザー)数が350万UUという実績があります。
留学タイムズ
画像引用:留学タイムズ
留学タイムズは株式会社国際教育交流センターが運営するオウンドメディアです。「留学をしたい」「グローバルに活躍したい」といった方に対して、地域別の留学ガイド・留学の基礎知識などの有益情報を発信し、留学の無料相談につなげることを目的にしています。
トップページのヘッダーから、サイト内の主要ページにアクセスできるメニューを設置。ユーザーが目的別に必要な情報ページにアクセスできるようになっています。トップページでは下にスクロールすると「手数料無料で紹介」「業界最多規模の学校数」といった同社の強みをアピール。さらに、留学に必要な費用例やよくあるQ&Aで、ユーザーの自社サービスへの興味を引き出して問い合わせにつなげています。
同メディアではサービスを利用して留学した人の体験談を掲載しています。サイトに訪れたユーザーに「自分がやりたい留学ができそう」「安心して利用できそう」と印象を与えられるでしょう。
同メディアではWeb経由で月間500件の問い合わせを獲得しています。無料相談では事前に氏名・メールアドレス・電話番号などの情報を入力する必要があるので、見込み客の情報を取得することに成功しているのです。
LIGブログ:自社社員が学んだことや技術を発信するブログ
画像引用:LIGブログ
LIGブログはWeb制作やコワーキング事業など、幅広い事業を展開している株式会社LIGが運営するオウンドメディアです。同社が展開する事業への送客を目的として運営しています。同メディアでは「Webデザインとは」「Webデザイナーの仕事内容」といったWeb制作・デザインに必要な有益情報を発信しています。未経験の方でもデザイナーに必要な知識を身につけられるでしょう。
同メディア最大の魅力は、自社社員の情報をメディア内で発信していること。例えば「完全無料の動画編集ソフトVideoProc VloggerでイケてるVlogを作ってみた」の記事では、同社社員が休日にキャンプへ行ってVlog(日常や旅先の記録)を作るという内容です。実際のキャンプの画像や動画を記事内に掲載するだけでなく、動画編集ソフトVideoProc Vloggerの使い方や機能紹介などのPRにつなげています。
同メディアでは事例紹介記事を筆頭にして、バナー・サービス紹介ページを含めて月間約300件の問い合わせを獲得。新規の問い合わせは約8割がブログ経由という実績をあげています。
サイボウズ式
画像引用:サイボウズ式
サイボウズ式は中小企業向けグループウェアを提供するサイボウズ株式会社が運営するオウンドメディアです。企業の認知度アップを目的にして、仕事や働き方といった情報を発信しています。
例えば「仕事しんどいあるある」や「会社内の無駄な頑張りはどうすればやめられるのか」など、働いている人なら誰しもが感じたことがある内容を記事にして発信しています。すると、多くの人からの共感を得られる効果があり、ITに関心がないユーザーからも会社の認知を高められるのです。その結果、同メディアは2019年時点で月間平均20万PVを獲得しました。
LISKUL
画像引用:LISKUL
LISKULは中小・ベンチャー企業の支援を行っているソウルドアウト株式会社が運営するオウンドメディアです。同社への問い合わせを増加することを目的に、リスティング広告やSNS広告などWebマーケティングに関する情報を発信しています。
Webマーケティングの基礎知識から運用方法まで幅広く情報を発信することで、マーケティング初心者でも気軽に学べるようになっています。すると「マーケティングのノウハウが豊富な会社」というイメージを定着でき、同社への信頼が高まるでしょう。「マーケティングのことならソウルドアウトに相談」という考えにもなりやすく、問い合わせにつなげられています。
記事の作成以外にも「動画マーケティングの最新トレンドガイド」といった実務で活用できるノウハウ資料を用意。同メディアでは月間80万アクセスを獲得し、資料ダウンロード数は1,000件以上の実績を誇っています。
経営ハッカー
画像引用:経営ハッカー
経営ハッカーはクラウド会計ソフトfreeeを開発、運営しているfreee株式会社のオウンドメディアです。同メディアへの会員登録やfreeeのアカウント作成につなげることを目的に、会計や財務管理といった情報を発信しています。
メディア内では「管理会計とは」「減価償却とは」など、経営や会計の用語を詳しく解説しています。あまり経営・会計の知識がない方でも理解しやすい記事を作成して、検索キーワードからの流入を獲得しています。また、記事での情報発信だけでなく、内部統制と業務効率を両立させるためのノウハウが詰まった資料のダウンロードの設置や会計freeeの導入事例の紹介などでコンバージョンにつなげています。その結果、2017年時点で月間400万PVを記録しました。
Web幹事
Web幹事は株式会社ユーティルが運営するオウンドメディアです。ホームページ制作をしたい企業と、Web制作会社のマッチングを目的にしています。
最大の特徴はとにかくユーザーファーストの良質なコンテンツを作成・発信していることです。「ホームページの作り方」や「おすすめのWeb制作会社」など、Web制作に悩んでいるWeb担当者に寄り添うコンテンツに注力することで、検索キーワードからの流入を獲得しています。
また、メディア内では「地域」「実績」などから制作会社を検索できるようになっており、依頼者の要望にマッチする制作会社を見つけやすい設計になっています。ユーザーが素早く必要な情報を見つけられることで訪問したユーザーの利便性を高めているのです。すると、サイト内の回遊率が高まり、問い合わせの増加が期待できるようになります。その結果、PV数は月間80万PV以上、月間の新規問い合わせ数は毎月1000件以上という実績を誇っています。
※BtoB企業のホームページ運用で悩んでいる方は、Web幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。
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BtoBホームページのWebマーケティング手法
BtoB企業のホームページへの集客や問い合わせを獲得するには、Webマーケティングも活用するのが効果的です。適切なWebマーケティング手法を把握することで、短期間での効果を期待できるでしょう。ここでは主なWebマーケティング手法に絞って、3つ紹介します。
SEO
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化の意味があります。ユーザーと検索エンジンの利便性を向上させることで、サイトの評価を高めて検索結果の上位表示を目指す施策です。ホームページが検索画面の上位に表示されると、自然検索からの流入が増え、クリック数・CV数の増加を期待できます。BtoBのホームページで検索上位を狙う場合は、必須の対策です。
SEOの効果が出てホームページが上位に掲載されると、長期的な集客に効果的です。また、ホームページのブランディングにもつながるため、企業の認知拡大や信頼度も高められるのです。
SEOはユーザーが求めるコンテンツを作成することや、検索エンジンに評価されやすいようにサイト構造を変更するといった作業が必要です。そして、SEOの効果が出るまでに数か月、あるいは1年以上の時間がかかることに注意しましょう。
SEOのメリットの詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:SEO対策のメリット・効果とは?取り組むべき企業の特徴を解説
リスティング広告
リスティング広告とはユーザーが検索したキーワードにマッチする広告を表示させること。検索結果に合わせて広告が表示されるため「検索連動型広告」とも呼ばれています。
リスティング広告では、ユーザーの検索キーワードに合わせて広告を配信することで、見込み度の高いユーザーのみにアプローチも可能です。また、広告費用の上限を決めたり1日あたりの予算を設定できたりするため、低コストから広告の配信が始められます。ただし、競合が多いとコストが高くなる可能性があることに注意しましょう。
リスティング広告では手始めに市場や競合などを分析する必要があります。その詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:プロが教える「リスティング広告に使える3C分析」とは?やり方から事例まで全部解説!
メールマガジン
メールマガジンは自社が保有する顧客に対して、セールスメールやノウハウなど購買の検討に必要な情報を届ける手法のこと。BtoBホームページでは資料請求フォームや問い合わせフォームを設置することで、会社名・氏名・メールアドレスといった見込み客の情報を取得できます。すると、見込み客とのコンタクトが可能になり、詳しい資料の送付やノウハウの共有を直接でき、セールスにもつなげやすくなるため、注文・購入獲得につながりやすくなります。
メールマガジンは一度に大量に送信できるのが特徴です。1件あたりのコストを削減できるので、リスクなく始められます。メールマガジンを作成する際は、受信者に開封してもらえるような件名をつけることが重要です。例えば「マーケター必見!1ヶ月で集客率を2倍にした方法!」というように内容の要約や顧客のメリットを件名につけましょう。
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BtoB企業のホームページを成功に導く7つのポイント
それぞれの成功ポイントを把握することで、アクセス数の増加やコンバージョンにつながるBtoBホームページにリニューアルできます。
ホームページのターゲットを明確にする
ホームページの目的を明確にすることで、ユーザーに何の情報を発信すべきかを明確にできます。検索ユーザーの悩みを解決できるコンテンツを作成できるので、アクセス数増加やページ直帰率低下につながります。すると、検索エンジンから「ユーザーに有益なサイト」というポジティブな評価を得られるため、検索結果の上位表示につながります。また、ターゲットユーザーに自社の強みのアピールができ、商品・サービスの訴求力が高まります。
ホームページのターゲットを決める際は、職業・役職・居住地といったペルソナを設定しましょう。ターゲット顧客の年齢や職業、年収など細かい部分まで決めることでターゲットが明確になり、ユーザーの悩みに沿ったコンテンツを作成可能です。ただしターゲットが曖昧だと、発信する内容とターゲットユーザーとのミスマッチが起きて、集客できてもすぐにサイトから離脱される原因になります。
集客キーワードを選定する
BtoBホームページで自然検索からの流入を増やすには、集客キーワードの選定が不可欠です。ホームページに訪問する大半のユーザーが、Googleなどの検索窓に自身の悩みとなるキーワードを入力して調べるためです。会社の知名度が低いと、会社名で検索されることはほとんどありません。BtoBホームページで検索画面の上位を狙いたいキーワードを選定してサイト内のタイトルや見出しに含めることで、そのキーワードや関連ワードでの検索で、自社ページが上位表示される確率が上がります。
キーワードを選定する際は、ユーザーの検索意図を意識しましょう。例えば製造業のホームページであれば「(専門用語)」「計測器 選び方」といったものが選べます。あまりにも月間検索ボリュームが少ないとサイトへの流入が見込めないので、Googleキーワードプランナーで1,000回/月以上のキーワードを選ぶと良いでしょう。
トップページのファーストビューでユーザーを惹きつける
トップページは企業名の検索で流入したユーザーが初めて目にすることが大半の部分です。ファーストビューでユーザーの興味を惹きつけられないと「このホームページには必要な情報がなさそう」とユーザーに離脱される原因となります。
トップページでは「何をしている会社なのか」「どんな課題を解決できるのか」といった企業情報やユーザーが求めている情報を掲載する必要があります。すると「〇〇をしている会社なのか」「自社の課題を解決してもらえそう」という印象を与えられるので、離脱率を低下させたり、問い合わせ獲得にも期待できるのです。
トップページでは画像や動画などを活用すると、ユーザーを惹きつけられて短時間で必要な情報を発信できます。また、掲載するコンテンツが多い場合は、スライドショーを活用するとユーザーに効率良く情報を届けられるでしょう。
原則シンプルなデザインにする
ホームページのデザインが見づらくわかりづらいと、ユーザーがどこに何の情報があるのかを素早く見つけられません。また、ユーザーが「このサイトには欲しい情報がない」「使いづらい」と感じ、離脱する原因にもなります。
BtoBホームページのデザインをシンプルでわかりやすくすることで、ユーザーが一目で必要な情報を探せるようになります。例えば成功事例で紹介したオムロン株式会社(制御機器)のように、ヘッダーにサイト内の主要なページを設置することや、コンバージョンにつながる「お問い合わせ」「カタログ請求」を最上部に配置するといったデザインが考えられます。
BtoBホームページでおしゃれなホームページを作成しようとして、画像やアニメーションなどを豊富に入れ過ぎると、複雑な見た目になったり統一感もなくなるので注意しましょう。クリエイティブをコンセプトにした企業でなければ、原則シンプルなデザインのホームページを目指すべきです。
ホームページのデザイン事例は下記記事をご参照ください。
関連記事:【2022年最新版】かっこいいサイト制作の参考にしたいギャラリーサイトや企業サイトまとめ
ホームページのデザインに必要な知識の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:ホームページデザインの基本。これから始めるデザインの基礎を徹底解説
自社の強みを入れる
競合他社との差別化を図るため、自社の強みを入れましょう。自社の強みがないホームページの場合、競合他社との差別化ができず、商品・サービスの比較検討で他社が選ばれるかもしれません。
例えば「選ばれる理由」「強み」「〇〇製品(サービス)導入のメリット」などのページを作成すると、自社ならではの情報をユーザーが素早く取得できます。また、会社の代表者からの動画によるメッセージを入れると、製品・サービスへの想いをアピールできて、ユーザーにより刺さりやすくなります。すると、比較検討の決め手になって購入につながる可能性があるでしょう。
自社の強みをホームページに入れる際は、競合他社との比較表を作成するのも効果的です。ユーザーが各会社のホームページを調べる手間を減らしながら有益情報を発信できます。
導入事例を入れる
BtoBホームページに商品・サービスの導入事例を入れることで、ユーザーが購入後のイメージをしやすくなります。ユーザーが購入後のイメージができないと、製品・サービスの必要性を感じず、購入・導入に至らない可能性があります。
とくに大手企業がクライアントとなる事例があると、企業の信頼性が高まります。中小企業の事例があると「大手ではなくても対応してもらえる」と安心感を与えられます。豊富な実績を掲載して、閲覧してもらえるようにしましょう。導入事例では、顧客担当者の声で企業が抱えていた課題や導入の決め手といった内容を入れると信憑性が増すので、コンバージョンにつながりやすいです。
CTAを設置する
CTAとは「Call To Action(コール トゥ アクション)」の略で、ホームページの訪問者を具体的な行動に誘導すること。ホームページ内に資料請求や問い合わせ、会員登録などのCTAを設置することで、製品・サービスに興味を持ったユーザーに次のアクションを誘導できます。
せっかく集客できたのにも関わらず、CTAを設置しないことでユーザーが購入や資料請求などしてもらえず、コンバージョンにつながりません。そのため、BtoBホームページには「問い合わせ」「資料請求」といったCTAを各ページに設置しましょう。ヘッダーとフッターにCTAを固定すると、ユーザーがどのページにいても思い立ったら次のアクションに移れます。
資料請求フォームや問い合わせフォームの入力項目は、少なくするのが効果的です。細かい内容を多く入力させようとすると、入力フォームで顧客が離脱する可能性が高まります。
多くの項目を入力してもらいたいのであれば、必須項目と任意項目を分けると、顧客の入力の手間を短縮できます。
BtoB企業のホームページを制作する際の注意点
BtoB企業のホームページを制作する際の注意点を把握していると、未然にトラブルを回避できる可能性があります。トラブルを回避して成功に導けるBtoB企業のホームページを作成しましょう。
個人情報保護方針を明記する
BtoB企業のホームページでは個人情報や企業情報といった重要なデータを保存することになるので、必ず個人情報保護方針を明記しましょう。個人情報保護方針とは企業が取得した「個人情報の利用目的」をユーザーへ伝えること。個人情報保護方針を明記しないと、ユーザーが「自分の個人情報が何に使われるのかわからない」と感じて不信感を与えることや、個人情報保護法違反に該当する恐れがあります。個人情報保護法に違反し、個人情報保護委員会の改善命名令にも違反した場合、懲役または罰金が課せられてしまいます。
BtoBホームページ上に明記する場合は、トップページから1回程度の操作で表示できる場所に掲載しましょう。ユーザーが見つけられない場所にあると、企業への信頼が低下する可能性があります。
定期的にコンテンツを更新する
BtoB企業のホームページはコンテンツを作成して終わりではありません。時間が経つとコンテンツ内容は古くなるので、ユーザーに有益な情報を届けられなくなります。定期的にコンテンツを更新することで、常にユーザーへ最新情報を届けられるようになります。すると、ユーザーと検索エンジンからの評価が高まり、検索結果の上位表示につながります。アクセス数・コンバージョンの増加につながるでしょう。
ホームページを更新すると、ユーザーに対して「この会社は頻繁にコンテンツを更新しているから安心できる」という印象を与えられます。定期的にホームページへ訪問してくれるファンの獲得につながるかもしれません。ホームページの更新するのが大変な場合は、トップページにTwitterやFacebookなどのSNSを埋め込んでおくと、SNSを更新するだけでホームページ上に最新情報が反映されます。
PDCAを抜かりなく回す必要がある
PDCAとはPlan(計画)Do(実行)Check(測定・評価)Action(対策・改善)の略で、仮説と検証を繰り返すことで、業務の改善を促す技法です。BtoBホームページで新しくコンテンツを作成した場合、放置するだけでは改善につながりません。作成した各コンテンツの悪い箇所を発見して修正をすることで、アクセス・CVの低下を防ぎます。
Googleアナリティクスを利用すると、サイトのアクセス数・滞在時間・離脱数などを調べられます。例えばページの滞在時間が短い場合は、関連ページのリンクを設置して直帰率を下げることや、画像・装飾を利用して読みやすい文章にする対策が考えられます。
PDCAを回すことで、ホームページのアクセス数が増加するといった良い方向へ持って行けるので成果が出るようになるでしょう。また、過去に問題を解決した経験は蓄積され、社内で対策ノウハウを蓄積しておけば、新任でも同じような問題が発生すると素早く対処できるようになります。
Googleアナリティクスの作り方については、下記記事をご参照ください。
関連記事:【入門版】Googleアナリティクスの設定方法&使い方【スタートアップガイド】
購入までの検討期間がtoCより長くなる傾向にある
BtoCは取引相手が個人になります。BtoBよりも製品・サービスの価格が高くないことが多いので、個人の意思で製品・サービスを購入でき、Web上で購買行動が完結できます。一方で、BtoB製品の価格はBtoCの商品よりも高額なことが多く、担当者が製品がほしいと思っても個人の意志だけでは購入できません。課長・部長・社長といった複数の決裁者の承認をしなければ購入できないのです。とくに製品の重要性や価格が高いほど、決裁者の数が増えて購入までの期間が長引きます。
ホームページ上で自社の強みをアピールできる競合製品との比較表を作成すると、決裁者の承認をもらいやすくなり、検討期間を短くできる可能性があります。
BtoBホームページ成功事例まとめ
BtoB企業のホームページで成果を出すには、実際に成功している事例を把握するのが重要です。成功事例と自社ホームページを比較することで、不足している情報を分析できます。発見した成果につながる要因を自社ホームページに活用すると、効果的なサイトが作れるのです。
BtoBホームページを成功に導くポイントは、ターゲットの設定や集客キーワードの選定などがあります。とくにターゲット設定は非常に重要であり、明確にしておかないとターゲットとコンテンツ内容のミスマッチが発生して、アクセス・CVにつながりません。まずはBtoBホームページのターゲット設定から始めてみましょう。
それでもBtoBホームページの運用・改善で不安がある場合は、Web幹事にご相談ください。
※BtoB企業のホームページ運用で悩んでいる方は、Web幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。
コンサルタントのご紹介
代表取締役
岩田 真
2015年にWeb制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。
ホームページ制作のオンライン相談窓口「Web幹事」は、35,000件を超える豊富な相談実績と幅広い知識で、お客様のあらゆるニーズにお応えします。
Web制作業界のプロが丁寧にヒアリングしますので、
初心者の方でも安心してご相談ください!
Q. BtoB企業のホームページについて、成功の事例にはどのようなものがある?
成功事例として「オムロン株式会社」「Ferret」等が挙げられます。その他の事例は記事をご参照ください。
Q. BtoB向け企業ホームページを成功させるコツは?
BtoB向け企業ホームページの成功ポイントとして「ホームページのターゲットを明確にする」「集客キーワードを選定する」等が挙げられます。詳しくは記事をご覧ください。
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の相場の情報を徹底解説。
さらに相場を理解するためのポイントや
ホームページを業者に依頼する前の準備方法も
合わせて解説。
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この記事を書いた人
坂田憲亮
専門分野: Webマーケティング
フリーランスのSEOマーケター/Webライター。業界大手の採用メディア制作部を経て30歳を機に独立。各種オウンドメディアのSEO構築、ディレクション、ライティング、取材撮影、デザインまで一環して担当する自称・マルチクリエイターとして多岐にわたり活躍中。