ポータルサイトとは?意味や種類・費用・作り方までわかりやすく解説【2025年最新版】

ポータルサイトとは様々な情報やコンテンツの入り口になるWebサイトを指します。ポータル(Portal)とは、「入口」「玄関」の意味。分かりやすい例が『Yahoo! JAPAN』です。

検索エンジンとしての玄関口がメインであり、そこからニュースや天気予報、株価の情報など、さまざまなコンテンツを閲覧する入り口ともなっています。他にも『YouTube』や『食べログ』もポータルサイトの一種。ユーザーが情報を検索する入り口であり、口コミや動画を投稿できる玄関口となっているからです。

Web幹事

※ポータルサイトの例「Web幹事」

今ご覧いただいている当サイトWeb幹事も、記事以外に制作会社を紹介する電話帳のようなページ、ホームページ制作に関わる資料を集めたページなどあり、ポータルサイトのひとつです。

※現在、ポータルサイトの構築やリニューアルを依頼する会社を現在お探しの方はWeb幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングした上で最適な会社を選定します。

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目次
  1. 1. ポータルサイトとは?
    1. 1-1. ポータルサイトとは様々な情報やコンテンツの入り口になるWebサイトのこと
  2. 2. ポータルサイトの種類
    1. 2-1. 専門型ポータルサイト
    2. 2-2. 地域型ポータルサイト
    3. 2-3. 口コミ型ポータルサイト
    4. 2-4. 社内ポータルサイト
    5. 2-5. 総合型ポータルサイト
  3. 3. ポータルサイト構築の費用がいくらかかるか60秒で診断してみませんか?
  4. 4. ポータルサイト構築費用の相場
    1. 4-1. ポータルサイトの費用・相場は50万円から
    2. 4-2. Web幹事経由での平均費用は138.8万円
  5. 5. ポータルサイトの作り方
    1. 5-1. 1.要件定義
    2. 5-2. 2.構成作成
    3. 5-3. 3.デザイン制作
    4. 5-4. 4.コーディング
    5. 5-5. 5.システム構築
    6. 5-6. 6.掲載企業・運営者の管理画面構築
    7. 5-7. 7.コンテンツの制作
    8. 5-8. 【注意点】ポータルサイト公開前後の運用フローも決めておく
  6. 6. ポータルサイトの事例・参考デザイン
    1. 6-1. 専門型ポータルサイトの事例【システム・アプリ開発】
    2. 6-2. 地域型ポータルサイトの事例【観光】
    3. 6-3. 口コミ型ポータルサイトの事例【コスメ】
    4. 6-4. 社内ポータルサイトの事例
    5. 6-5. 【参考】ポータルサイトのデザインのトレンド
  7. 7. 【参考】Web幹事が行ったポータルサイトへの集客
    1. 7-1. 本来SEOから始めるのは非効率
    2. 7-2. 当時は競合が強くなかった
    3. 7-3. ホームページから問い合わせが来たのは半年後
  8. 8. ポータルサイトを作るメリット
    1. 8-1. 多くの顧客にアプローチできる
    2. 8-2. 広告枠を設けて収益を得られる
  9. 9. ポータルサイトを作るデメリット
    1. 9-1. 作成費用が少し高い
    2. 9-2. 人的リソースが必要
  10. 10. ポータルサイトの構築の判断に迷ったときのチェックポイント
  11. 11. ポータルサイトの構築におすすめの会社
    1. 11-1. 株式会社エムズ
    2. 11-2. 株式会社パルムゲート
    3. 11-3. 株式会社シフト
  12. 12. ポータルサイトの意味、種類まとめ
    1. 12-1. ポータルサイトの構築を検討されている方へ

ポータルサイトとは?

ポータルサイトとは様々な情報やコンテンツの入り口になるWebサイトのこと

ポータルサイトを一言で表すと「様々な情報やコンテンツの入り口になるWebサイトのこと」となります。

ポータルサイトとホームページの違い

ポータルサイトは「ホームページの種類のひとつ」です。ポータルサイトのことをホームページと呼んでもらっても問題ありません。

ホームページには種類が様々あります。

  • 1枚もののチラシの「ランディングページ」
  • Amazonや楽天など通販の「ECサイト」
  • 企業の採用情報に特化した「採用サイト」
  • ニュースや情報を届ける「オウンドメディア」

特定のサービスを売り込む場合はLPがおすすめ

 ※1枚だけの広告ページ(ランディングページ)

株式会社ユーティル採用サイト

※Web幹事の採用サイト

現在、読んでいただいている記事はWeb幹事の「オウンドメディア」です。これらの色々なホームページの入り口となるのがポータルサイトです。一般に使われている「ホームページ」のイメージより規模は大きくなります。

関連記事Webサイトとは?ホームページとの違い、意味と使い分け方

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ポータルサイトの種類

種類

代表例

概要

専門型ポータルサイト

SUUMO

弁護士ドットコム

グルメ、美容など、専門ジャンルに特化した情報を掲載

地域型ポータルサイト

箱根全山

枚方つーしん

観光や自治体など特定の地域に限定した情報を掲載

口コミ型ポータルサイト

食べログ

価格.com

ユーザーが投稿した口コミ情報を中心に掲載

社内ポータルサイト

日清食品

株式会社東横イン

社内向け、会員向けなどに限定して社内の情報を掲載

総合型ポータルサイト

Yahoo!

Google

ニュース、ショッピング、検索機能などのコンテンツを掲載

続いては、主に5種類あるポータルサイトを事例つきで紹介します。デザインのポイントも解説していますので、ご自身が検討しているポータルサイトの参考にしてください。

専門型ポータルサイト

SUUMO

画像出典:SUUMO

専門型ポータルサイトは、「弁護士」「不動産」など、ジャンルに特化した情報を掲載するポータルサイトです。代表的な例は、不動産専門型ポータルサイト『SUUMO(スーモ)』や、法律専門型のポータルサイト『弁護士ドットコム』など。

専門分野に特化した情報が集まるため、モチベーションの高いユーザーが訪れる傾向にあり、SEOに強いメリットを持ちます。

地域型ポータルサイト

箱根全山

画像出典:箱根全山

地域型のポータルサイトは、特定の地域に限定した情報を掲載するポータルサイトです。

主に観光・地域活性化を目的とし、旅行者向けの情報を発信。地域住民の交流や暮らしなど移住者に向けた求人情報・施設情報などを掲載するサイトが多いです。

神奈川県の箱根町観光協会が運営する『箱根全山』や、大阪府枚方市の株式会社morondoが運営する『枚方つーしん』などが代表例で、民間企業以外にも地方自治体などが運営しています。

口コミ型ポータルサイト

食べログ

画像出典:食べログ

口コミ型ポータルサイトは、ユーザーが口コミを投稿できるポータルサイトのこと。商品やサービス、店舗などを選ぶ際に口コミを参考にするユーザーが多いため、アクセスを得やすい特徴があります。また、ユーザーがレビューを増やしてコンテンツを充実させてくれるメリットがあります。

代表的な例としては『食べログ』や『価格.com』などです。

社内ポータルサイト

日清食品ホールディングス

画像出典:株式会社 スカイアーク 導入事例(日清食品ホールディングス)

社内ポータルサイトは、社内向け、もしくは協業者・会員向けに限定して会社内の情報を集公開したポータルサイトのこと。顧客情報やマニュアルなど社外秘の情報を取り扱います。

イントラサイトとも呼ばれ、情報共有、コミュニケーション、連絡・報告の円滑化などを目的に構築されます。

総合型ポータルサイト

yahoo!

統合型ポータルサイトは、ニュース、口コミ投稿、占い、ショッピング、検索エンジンなど、さまざまなコンテンツが集約されたポータルサイト。先述した『Yahoo! Japan!』『Google』などが統合型ポータルサイトの代表例です。

膨大な情報を取り扱うので多くのユーザーが訪れますが、サイトの構築・運営もコストや人的リソースがかかることがデメリットです。

予算や人員に余裕のある大手企業でないと運営が難しい上に、すでにYahoo!やGoogleなどシェアを独占しているサイトがあるため、新規参入はかなりハードルが高いと言えます。

※ここまで読んでポータルサイトの大枠なイメージができたら、次は外注する制作会社探しです。ただし、星の数ほどある制作会社の中から最適なパートーナーを見つけるのは至難の技。制作会社の選定は相談無料のWeb幹事にお問い合わせください。

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ポータルサイト構築費用の相場

ポータルサイトの費用・相場は50万円から

 

機能

制作費用の相場

小規模ポータルサイト

(パッケージ・CMS活用)

検索機能、会員登録機能

問い合わせフォーム

50〜150万円程度

中規模ポータルサイト

(パッケージ・CMSカスタマイズ)

小規模サイトにプラスして

記事コンテンツ

メルマガ機能

150〜500万円程度

大規模ポータルサイト

(スクラッチ開発)

予約管理機能

口コミ投稿機能

レコメンド機能

500万円以上

ポータルサイトを構築する際にかかる費用をざっくりと解説します。
ポータルサイトは通常のホームページに比べ、コンテンツの種類や量が多いため、構築料金が高額になる傾向があります

最小限の機能を備えた小規模ポータルサイトは、50〜150万円程度。そこにプラスして記事コンテンツなどの機能を追加した中規模ポータルサイトは、150〜500万円前後

マッチング機能(予約管理機能)なども追加した大規模なポータルサイトを構築する場合は、500万円以上かかります。ちなみに、当サイトWeb幹事も、大規模ポータルサイトに該当します。

ポータルサイトの構築は費用も時間もかかるリスクを覚悟の上で取り組む必要がありますので、しっかりと戦略を練った上で企画を発案してください。

Web幹事経由での平均費用は138.8万円

当メディアWeb幹事では「ポータルサイトを作りたい人」「ポータルサイトを作れる会社」をつなげるマッチングサービスを提供しています。以下は、Web幹事経由で発注された「ポータルサイト構築の発注金額データ」をもとに作成したポータルサイト構築の費用相場のグラフです。

ポータルサイト費用相場グラフ

平均の費用相場は138.8万円(中央値は121.9万円)。発注金額の17%が50万円以下、50%が50万〜150万、31%が100万〜500万となっています。

具体的なポータルサイトの費用相場は「ポータルサイトの構築費用とは?規模別の費用相場や内訳について解説」で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

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ポータルサイトの作り方

ポータルサイトの制作フローと注意点

続いてはポータルサイトを構築するフローを説明します。制作会社に外注する流れと注意点を押さえておきましょう

ここでは各工程で何をするのか概要だけ理解すればOKです。実際に発注する方には、詳しい関連記事を紹介します。

1.要件定義

最初にポータルサイトを構築する目的・目標数値・サイトに必要な要素、予算などを明確にしてください。その要件をもとに制作会社側が「要件定義書」を作成します。

・必要な機能
・用いられる技術
・スケジュール(納期)
・必要な人員(工数)

要件定義は発注側のニーズを見える化する作業です。プロジェクトの成否を左右する重要な工程。ポータルサイト構築の失敗の原因の多くも、綿密に要件定義を詰めていなかったことで起きています。納得いくまで打ち合わせしてください。要件定義を固めないと、以下の問題につながります。

関連記事ホームページ制作の仕様書の作り方とポイントをプロが解説!

2.構成作成

ワイヤーフレームを作るページを決める

次に要件をもとにポータルサイトの構成(設計図)を作成します。具体的にどんなコンテンツをどこに配置するかなどを決めていきます。いわゆるワイヤーフレームの作成です。

簡単なもので大丈夫ですので、発注側で用意しておくと、制作会社も完成がイメージしやすくなります。作り方に関しては、下記を参考にしてください。

関連記事ワイヤーフレームの作り方完全ガイド【サンプル付き】

3.デザイン制作

Web幹事

サイトの設計図をもとに、ページのデザインを制作していきます。見た目の良さだけでなく、使い勝手の良さなどが重要です。

4.コーディング

コーディング

設計図・制作されたデザインを元に、Webで各ページを表示できるようコーディング(プログラミング言語を使ってコードを記述)していきます。

5.システム構築

ユーザーの目に触れるフロント部分を作ったら、次に、サーバー・データベースなど、運営者が使う部分(バックエンド)を構築していきます。

6.掲載企業・運営者の管理画面構築

管理画面

バックエンド開発と並行して、管理画面の構築も行われます。これは運営者だけではなく、会員や協業する企業が使う場合もあります。

7.コンテンツの制作

web幹事

最後に、ポータルサイトに設置するコンテンツを作っていきます。当サイトWeb幹事であれば、ノウハウや相場を紹介する記事コンテンツや、上の画像のようなホームページを制作する際の料金シュミレーターなど。

ポータルサイトの構成(設計図)を考える際は、コンテンツの部分まで考えておくことが大切です。

【注意点】ポータルサイト公開前後の運用フローも決めておく

様々なコンテンツ制作があり、公開までが大変なポータルサイトですが、公開後の運用まで先に決めておいてください

基本的にはすぐ成果には結びつきませんが、いざ質問や問い合わせが入ったときに対応できなければいけません。

・誰が対応するのか
・どのようなオペレーションで対応するのか
・人員や人件費など予算は大丈夫か

上記のような点は公開前の段階から決めておきましょう。

※ポータルサイトの作り方について、さらに詳しく知っておきたい方は下記の記事を参照ください。

関連記事ポータルサイトの作り方!制作手順・注意点を完全解説

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ポータルサイトの事例・参考デザイン

専門型ポータルサイトの事例【システム・アプリ開発】

システム幹事

システム幹事』は、当サイト・Web幹事の姉妹サイト。全国のシステム開発会社、アプリ開発会社を紹介しています。電話帳のように全国の開発会社の情報が掲載され、「勤怠管理システムに強い会社」「AI・人工知能の開発に強い会社」など目的別にも制作会社を検索できます。

そして、システム幹事に問い合わせると、専任のアドバイザーが開発会社選びをお手伝いすることが特徴。無料なので、多くの企業や個人事業主から問い合わせが入ります。

また、システム開発の相場情報や、おすすめの開発会社を紹介する記事コンテンツも充実しており、広告に頼らず記事コンテンツだけで集客できていることが特徴です。

デザイン(設計)のポイント

システム幹事

システム幹事のデザインは、暖色のオレンジでまとめていることが特徴です。ユーザーが親しみを持てるように工夫し、難解なイメージがあるシステムやアプリ開発に対して、温かみのあるテイストにしています。

サイト名も、明るく楽しい飲み会をイメージさせる「幹事」を使い、スタイリッシュで知的な名前ではなく、ちょっとダサくしていることがポイント。

メインビジュアルに、掲載社数5,084社(2021年7月7日時点)と記載しています。これによって、ユーザーに「こんなに多くの会社を掲載しているから、自社に最適な会社が見つかるはず」とイメージさせることができます。

また、グローバルメニュー(サイト内の案内メニュー)にカーソルを当てれば、目的の地域・業界・目的・言語から開発会社を探せます。さらに、システム・アプリ開発に関する役立つ記事もすぐ探せる設計にしています。

地域型ポータルサイトの事例【観光】

ひめのみち

画像出典:ひめのみち
『ひめのみち』は、世界遺産・姫路城で有名な兵庫県姫路市の観光ナビサイト。公益社団法人 姫路観光コンベンションビューローが運営しています。

定番の観光スポットやグルメ案内はもちろん、姫路市の観光パンフレットのダウンロードができることが特徴。さらに、姫路市は『ラストサムライ』や『るろうに剣心』など、さまざまな映画の撮影場所になったことから、メニューバーに『ロケ地めぐり』が設置されています。

また、最上部には英語や中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、イタリア語などに切替えられるボタンがあり、海外からのインバウンド観光も意識した多言語サイトとして作られています。

デザイン(設計)のポイント

ひめのみち

同サイトは、ファーストビューに大きく、キャンペーン情報やおすすめスポットの画像を設置し、スクロールすると上の画像のようにカテゴリやエリア別に検索できる「観光スポット検索」を設置。サイト訪問者が目的の場所を調べやすい工夫がされています。

ひめのみち

さらに下には、姫路の観光スポットを案内する動画を設置。映像を使うことで、立体的に同市の魅力が伝わりやすくなっています。また、ナレーションをつけていないので、外国の観光客が視聴しても分かりやすい工夫がされています。

口コミ型ポータルサイトの事例【コスメ】

アットコスメ

画像出典:アットコスメ(@cosme)

@cosmeは、コスメ・化粧品・美容の総合情報サイトです。ユーザーが使用した口コミ評価やランキングを見ることができ、コスメに関する質問や回答ができるQ&A、買い物ができるショッピングコーナーもあります。

会員になると、新製品のモニターやアンケートなどのイベントに参加できることも特徴。話題の商品が使用できるため、応募者が多く、使用者のレビューも貯まってコンテンツが充実します。

デザイン(設計)のポイント

アットコスメ

サイトのカラーは女性サイトにありがちなピンクではなく、親しみのある淡いグリーンを使用。口コミでは、7段階の星評価に加え、使用者の年齢や肌質、使用した写真も投稿できるため、調べる側が参考になるレビューを探しやすいことがポイントです。

社内ポータルサイトの事例

社内ポータルサイトの事例

当サイトWeb幹事(株式会社ユーティル)でも社内ポータルサイトを活用しています。

ホームページの新規制作やリニューアルの相談を頂いたお客様の情報(目的や予算など)を社内で共有・管理。社内メンバーに加え、新規制作やリニューアルの案件を担当するWeb制作会社も閲覧できるため、連絡・伝達・情報共有がしやすくなり業務効率がよくなっています。

【参考】ポータルサイトのデザインのトレンド

1. カード(タイル)型

カード(タイル)型

画像出典:allhawaii

カード(タイル)型は、文字通りコンテンツを「カード形式」で並べて表示する手法です。UIやUXが求められる昨今では、ポータルサイトも、「見やすさ」が重要視され、コンテンツを整然と配置できるカード型を選ぶ人は多いです。

※UI(ユーザーインターフェース):Webサイトにおける画像やフォントなどユーザーが目にするものを指す

※UX(ユーザーエクスペリエンス):UIを含めたユーザーの顧客体験を指す(楽しさや満足感を与えられるかどうか)

2. シネマグラフ型

シネマグラフ型

画像出典:Google

シネマグラフ型は、画像の一部に「動き」を加えたGIFアニメーションです。特定の部分だけが動くため、人間の「思わず見てしまう」という習性を利用。対象部分にシネマグラフを加えることで、ユーザーの目を「その部分だけ」に向けさせられます。何か伝えたいコンセプトがある際にはおすすめのデザイン手法です。

3. ヒーローヘッダー型

ヒーローヘッダー型

画像出典:PAS-POL

ヒーローヘッダー型は、Webサイトのファーストビューに「全画面」で画像や動画を表示させる手法です。ポータルサイトに限らずホームページやECサイトなど、さまざまなWebサイトで活用されています。

最大のメリットは、フルスクリーン表示によってユーザーの第一印象にインパクトを与えられること。ただし、シンプルがゆえにデザインセンスが問われるのが難点です。

4. 社員ファーストのデザイン(社内ポータル向け)

社員ファーストのデザイン

画像出典:社内ポータル活用事例集 | cybozu

社内ポータルサイトでは、社員ファーストのデザインが人気です。

言わずもがな、社内専用のポータルサイトですので、社員自身が使いづらいと意味がありません。たとえば、コンテンツ制作・編集をしやすくする、PCとタブレット両方で利用できるようにする、など。社内ポータルの使用率を向上させるためにも、まずは社員が使いやすいデザインを使用することが大切です。

5. 総合機能型のポータルサイト(社内ポータル向け)

総合機能型のポータルサイト

画像出典:社内ポータルサイト成功の秘訣!社内に浸透しやすい構築方法 | SITEMANAGE

最近では、総合機能型のポータルサイトも注目されています。総合機能型では、情報発信としての機能だけでなく、WordやExcelなどのソフト、SlackやChatworkなどのチャットツール、さらには勤怠管理ツールなど、あらゆるサービスと連携が可能です。ポータルサイトから各サービスに直接アクセスできるため、業務効率アップにつながります。

関連記事ポータルサイトのデザインは何するべき?最近のトレンドと参考事例

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【参考】Web幹事が行ったポータルサイトへの集客

Web幹事

ポータルサイトを作った方が、次に悩むのは集客です。せっかく高額な費用かけてサイトを作っても、訪問者がいなければ意味がありません。参考までに、当サイトWeb幹事が立ち上げからホームページへの集客で行ったコツを説明します。Web幹事が行ったコツは以下の2つです。

・競合を分析する
・地味&地道に良いコンテンツを作る

本来SEOから始めるのは非効率

SEO対策とは

Web幹事をリリースしたのは2018年11月。それ以前はホームページ制作をしていましたが、「ネットの情報を見ても、どの会社に依頼したらいいか分からない」というお客様の声が多く、最適なホームページ制作会社を紹介するマッチング事業にシフトチェンジしました。

知名度がないベンチャー企業の場合、下のようなランディングページを作成してWeb広告に注力するのがセオリーです。上位表示まで時間がかかり、費用を投資し続けなければいけないからです。

Web幹事のランディングページ

しかし、競合を分析した結果、本来は非効率と思われるSEO対策を選択しました。

当時は競合が強くなかった

ホームーページ制作東京

「ホームページ制作」「ホームページ制作 東京」など、Web幹事として狙うキーワードで検索したとき、当時は競合が少なく、上位表示されているコンテンツの質も低いものでした。同時にリスティング広告のCPC(URLをクリックされたときの単価)も高く、それだけ需要のあるキーワードだと分かりました。

そこで、検索結果で1位に表示されているサービスと同程度のコンテンツ量+競合を超える質のコンテンツを投下し続ければ勝てると判断したのです。最悪、2位は獲れそうだと考えたので、思い切ってSEO対策に踏み切ったのです。

ホームページから問い合わせが来たのは半年後

先述の通り、SEO対策は成果が出るまで時間がかかります。また、競合と同じコンテンツ量を投下する必要があるので、最初の数ヶ月で100記事以上をリリースしました。社内だけで記事を作成するのは無理なので、記事制作代行会社にも依頼しています。諸々の費用を含めると500万円以上は投資しました。

初めてホームページから問い合わせが来たのは半年後。その後も、ひたすら地味&地道に良い質の記事を作り続けました。結果、3年後には月間300件以上の問い合わせをいただくようになりました。

SEO対策の費用対効果が高い事例

現在も伸び続け、SEO対策だけで月間20万人以上の方がホームページを訪れています。

このように、競合を分析して戦略を練ることで、非効率と思われるSEO対策を選択することもできます。事業によって適切なポータルサイトへの集客の方法は異なりますので、ひとつの参考にしてみてください。

関連記事ホームページの集客方法18選!成功事例も紹介

もちろん、Web幹事にご相談いただいても構いません。予算や目的などをヒアリングし、最適な集客方法をご案内いたします。相談料は一切かかりません。

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ポータルサイトを作るメリット

ポータルサイトを作るメリット

ポータルサイトのメリットは大きく2つあります。ここまで読んで、まだポータルサイトを作るか検討している方は、構築の判断材料や、社内でのプレゼンに活用してください。

多くの顧客にアプローチできる

動画幹事

ポータルサイトを作るメリットの一つが、多くの顧客にアプローチできること。企業情報を発信するコーポレートサイトや、商品やサービスの情報を発信するサービスサイトと違い、多種多様な目的を持ったユーザーが訪問してくれます。

例えば、上の画像の『動画幹事』は動画制作会社を探す相談窓口のポータルサイト。電話帳のように全国の動画制作会社を検索できる仕組みになっています。さらには、動画を作る際のノウハウ記事のコーナー、動画制作に役立つ資料をダウンロードできるコーナーなど設置。そのため、以下のように違う目的を持ったユーザーが訪れます。

・どんな動画制作会社があるのか知りたい
・動画を作る相場や、制作時の注意点(ノウハウ)を知りたい
・動画制作に関する資料をダウンロードしたい
・アドバイザーに動画制作会社を紹介してもらいたい

また、一般ユーザー以外にも、動画制作会社が「動画幹事に掲載して欲しい」と訪れるため、多くの顧客にアプローチできます。

広告枠を設けて収益を得られる

広告枠

ポータルサイトに多くのユーザーが訪れるようになると、広告枠を設けることで収益を得ることができます。上の画像のように『Yahoo! JAPAN』はトップページの右側に広告枠を設けています。

google広告枠

同じく検索エンジンの『Google』は検索エンジンの上位に広告枠(リスティング広告)を設けて収益を得ています。

動画幹事

先ほど紹介した『動画幹事』も、制作会社の紹介記事のPV数が多いため、有料で掲載する広告枠を設けています。このように、ポータルサイトはさまざまななコンテンツの入り口であるので、色んな箇所で広告枠を設けることができます。

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ポータルサイトを作るデメリット

ポータルサイトのデメリット

ここではポータルサイトのデメリット2つについて解説します。

作成費用が少し高い


ポータルサイトのデメリット1つ目は、企業サイトや採用サイトなどのホームページに比べて費用が高くなることです。ポータルサイトはコンテンツの種類や量が多いためそれに伴い費用も高くなります。初期投資が多くなるので、それ相応の覚悟を持って作る必要があります。構築費用に関しては後ほど表で説明していますので参考にしてください。

人的リソースが必要


デメリット2つ目は、人的リソースが必要なことです。構築にもリソース担当者が必要ですがそれ以上に運用にはさらに人的リソースが必要となります。1つ目のデメリット同様、どうしても他のサイトに比べて規模が大きくなるためそれに伴い運用の人的リソースも必要になります。

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ポータルサイトの構築の判断に迷ったときのチェックポイント

ポータルサイトのメリットや特徴は理解できたけど、構築する/しないで迷っている方もいるでしょう。判断基準として、下記の4つすべてを満たせる方はポータルサイト構築をお勧めします。

□ 初期投資の予算がある
□ 最初は売上が立たなくても運営できる

□ 広告やSEOなどで集客できる
□ コンテンツを継続的に更新できる
□ 競合が強すぎない

ポータルサイトはコンテンツ量が多いため、他のホームページよりも構築費用がかなり高くなります。初期費用に投資できる余裕がなければ構築は苦しいでしょう。そして、作ったはいいものの訪問者がいなければ宝の持ち腐れ。ポータルサイトに集客するにはWeb広告やSEO、SNSなどの集客方法を駆使します。自社にノウハウがない場合は外注したり、コンサルティングを依頼したりしますが、集客の自信がなければポータルサイトはおすすめできません。

Web幹事も最初の問い合わせが来るまで半年かかかったように、すぐに売上が見込めないと考えたほうが得策。すぐに収益化しないと運営が苦しい状況であれば、ポータルサイトを作らないほうがいいかもしれません。もちろん、やってみないと何とも言えませんが、かなりリスクは高いです。

また、ポータルサイト運営では継続的にコンテンツを更新しなければいけません。作ってからが本当の始まりです。そのための人員や外注する予算がない場合は作っても意味がないリスクが高いです。すでに競合が強すぎる場合も注意。例えば「食べログ」があるのに、今から飲食店を紹介するポータルサイトを作っても勝てる可能性は限りなく低いです。ポータルサイトをはじめるためには競合調査も必須です。

※ポータルサイトを立ち上げるべきか判断が難しい場合はWeb幹事にご相談ください。予算や目的や事業などをオンラインでヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。

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ポータルサイトの構築におすすめの会社

株式会社エムズ

・1,000件以上(うち大手200件以上)のサイト構築の実績
・ポータルサイトの生命線であるSEO対策に強い
・90%以上のポータルサイトが5年以上運営

株式会社エムズ

1,000件以上(うち大手200件以上)のサイト構築の実績

株式会社エムズは東京都港区に本社を構える制作会社です。
2000年頃からWeb業界に参入し、ポータルサイトやマッチングサイトなどシステムが関わるWebサイトの構築や運用をサポート。

これまでに構築に携わったポータルサイト・マッチングサイトは1,000件以上(うち大手200件以上)に及びます

ポータルサイトの生命線であるSEO対策に強い

同社は豊富な実績から構築・運用に関する膨大なノウハウを保有しています。サイトを成功に導くための最適解を追求し、工数をかけない運用、柔軟な仕様の調整を心がけています。

ポータルサイトの生命線であるSEO対策にも強く、高品質で完全オリジナルのポータルサイトを構築できます

90%以上のポータルサイトが5年以上運営

同社は、運営サポートまで必要とするお客様には構築後のフォローも継続的に実施。90%以上のポータルサイトが5年以上運営していることも信頼の証です。

株式会社エムズの概要・実績・料金

URL https://ms123.co.jp/
TEL 03-6403-3542
会社所在地 〒107-0062
東京都港区南青山2丁目2番地15号 ウィン青山ビル9F
実績ページ https://ms123.co.jp/works/
実績詳細 歯科医院ポータルサイト『seeker』
弁護士・法律事務所探しのポータルサイト『弁護士ナビ』
獣医師マッチングサイト『VETS CAREER』
リゾートバイト求人ポータル『リゾートバイト.net』
飲食店応援ポータルサイト『みんなのテイクアウト』
価格感

◼️パッケージプラン:初期費用 30万円~
◼️フルカスタムプラン:初期費用80万円~
◼️アプリ開発:iOS、Android対応 初期費用 各15万円~
保守・運営サポート:月額費用 5,000円~

株式会社エムズの制作実績と評判 | 東京都港区のホームページ制作会社 | Web幹事 株式会社エムズの制作実績と評判 | 東京都港区のホームページ制作会社 | Web幹事 東京都港区にある会社。ポータルサイト・マッチングサイト制作およびアプリ化を専門におこなっております。構築したポータルサイトの90%以上が5年以上運営という実績もあり...

株式会社パルムゲート

・大規模なマッチングサイト構築に対応可能
・カスタマイズにも柔軟に対応
・マッチングサイト構築、運用の実績豊富

株式会社パルムゲート

株式会社パルムゲートは愛知県名古屋市のホームページ制作会社です。メディアサイト、システム開発まで幅広く対応できることが特徴です。大規模ポータルサイトの構築が可能な「マッチングサイトパッケージ構築gate」も提供。発注者の希望のカスタマイズでポータルサイトを構築することもできます。

株式会社パルムゲートの概要・実績・料金

TEL 052-875-9930
会社所在地 〒452-0822
愛知県名古屋市西区中小田井1-386
設立年 2004年10月30日
実績詳細 東京都板橋区 動画制作のマッチングサービス「動画制作ドットコム」
東京都渋谷区 通訳のマッチングサービス「スマートラング翻訳通訳」
東京都新宿区 家庭教師のマッチングサービス「マッチングTeacher」
ベビーシッターマッチングサービス「imom」
東京都千代田区 英文添削のマッチングサービス「メールパル」
価格感

■通常パッケージ:導入費用80万円、月額利用料2万円
システム・デザインともにパッケージで決められたものを利用

■フルリデザインパッケージ:導入費用120万円、月額利用料2万円
システムはパッケージのものを利用し、デザインのみオリジナルで作成

■ゼロから構築する場合:100万円~1000万円程度

株式会社パルムゲートの制作実績と評判 | 愛知県名古屋市のホームページ制作会社 | Web幹事 株式会社パルムゲートの制作実績と評判 | 愛知県名古屋市のホームページ制作会社 | Web幹事 1,500社以上のメディア企画実績を持ち、オウンドメディアの戦略立案からサイト構築、SEO施策やSNS連動をワンストップで提供。求人サイトと融合したオウンドメディアの構築...

株式会社シフト

  • 構築実績 800件以上のノウハウ
  • 社内ポータルサイトの構築も対応可能
  • マーケティング支援も提供

株式会社シフト

株式会社シフトは東京都中央区にあるホームページ制作会社です。これまで800以上のサイト構築実績を保有しています。株式会社セブン&アイ・ホールディングス、ギャガ株式会社、など大手企業の導入実績も豊富。

ポータルサイト構築パッケージ「SiTE MANAGE POTAL」があり、動画配信、物件検索、ニュース配信などの機能を実装できます。

株式会社シフトの概要・実績

TEL 03-3233-1281
会社所在地 〒101-0054
東京都千代田区神田錦町3-12-10 神田竹尾ビル 8F
設立年 1989年1月
実績詳細

東京都千代田区の流通業「株式会社セブン&アイ・ホールディングス」
セブンプレミアムコミュニティサイト
東京都港区の映画配給会社「ギャガ株式会社」
動画配信情報ポータルサイト
東京都千代田区の金融サービス業「あんしんFPパートナー株式会社」
保険のビュッフェ イベント情報ポータル

株式会社シフトの制作実績と評判 | 東京都中央区のホームページ制作会社 | Web幹事 株式会社シフトの制作実績と評判 | 東京都中央区のホームページ制作会社 | Web幹事 東京都中央区に位置する当社は、35年以上の実績と豊富なノウハウをもとに、ホームページ制作および運用支援を提供しています。企業サイトやポータルサイトの制作はもちろん...

そのほかのおすすめの会社を特集した記事もありますので、以下をご参考ください。

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【無料】ポータルサイト構築について相談する

ポータルサイトの意味、種類まとめ

種類

代表例

概要

専門型ポータルサイト

SUUMO

弁護士ドットコム

グルメ、美容など専門ジャンルに特化した情報を掲載

地域型ポータルサイト

箱根全山

枚方つーしん

観光や自治体など特定の地域に限定した情報を掲載

口コミ型ポータルサイト

食べログ

価格.com

ユーザーが投稿した口コミ情報を中心に掲載

社内ポータルサイト

日清食品

株式会社東横イン

社内向け、会員向けなどに限定して会社内の情報を掲載

総合型ポータルサイト

Yahoo!

Google

ニュース、ショッピング、検索エンジンなど、様々なコンテンツを掲載

以上、ポータルサイトの概要や種類などの基礎知識を解説してきました。ポイントを整理すると、ポータルサイトの意味は「さまざまな情報の入り口となるWebサイト」コンテンツの種類や量が多いため、構築料金が高額になることが特徴です。

制作費や制作期間もかかるため、構築する場合は失敗が許されません。外注する際は適切な会社に依頼する必要がありますので、ぜひWeb幹事にご相談ください。

ポータルサイトの構築を検討されている方へ

ポータルサイトの構築を依頼したいけど、制作会社を探す時間がない・制作会社の違いが分からないという方はWeb幹事にご相談ください

Web幹事は、あなたに最適なホームページ制作会社を「人力で」マッチングするサービス。
実際にWeb制作を経験したプロのコンサルタントが対応するため、業者選びの手間なく、質の高いマッチングを受けることが可能です!

コンサルタントのご紹介 Web幹事 コンサルタント 岩田真 代表取締役
岩田 真
2015年にWeb制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

ホームページ制作のオンライン相談窓口「Web幹事」は、35,000件を超える豊富な相談実績と幅広い知識で、お客様のあらゆるニーズにお応えします。

あなたの目的や予算にに合わせて最適な制作会社をご紹介させていただきます。
ご相談はもちろん無料。また紹介された制作会社に必ず発注する必要はありません。

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Q. ポータルサイトとは何ですか?

「さまざまな情報・コンテンツの入り口となるWebサイト」を指します。ポータル(Portal)は「入口」「玄関」という意味です。分かりやすい例として『Yahoo! JAPAN』が挙げられます。