- 更新日 2026.02.03
- カテゴリー ホームページ制作の見積もり・発注
ホームページ制作のメリットとは?|SNS時代に自社サイトが必要な理由と効果的な活用術
SNSや無料ツールが普及した現代において、「わざわざコストをかけてまでWebサイトを作る必要があるのか」という議論は避けて通れません。
しかし結論から言えば、ビジネスの成長においてホームページの重要性はかつてないほど高まっています。 SNSが「情報の拡散(フロー)」に優れているのに対し、ホームページは「信頼性の担保」と「資産の蓄積(ストック)」という、他では代替不可能な役割を担っているからです。
本記事では、ホームページ制作のメリット・デメリットを最新の視点で解説します。制作方法やコストとの兼ね合いも含め、自社に最適なWeb戦略を判断するためのガイドとしてご活用ください。
※ホームページを外注するか自作するか迷っている、おすすめの制作会社を知りたい方はWeb幹事にご相談ください。ホームページを作るかどうかのご相談だけでも無料でお答えします。予算や目的から最適な制作会社をご紹介も可能です。
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ホームページ制作に役立つ記事もご覧ください ホームページとは?種類ごとの目的や無料ツール・初心者でもできる作り方も紹介
ホームページ制作のメリット
当サイト「Web幹事」では、ホームページ制作についての相談を日々たくさんいただいています。その中で「とりあえず作ろうと思う」「競合他社も作っているから自社も必要と感じた」という方が多いのですが、まず考えるべきはホームページを作る目的です。
前提として、ホームページが必要かどうかは事業の状況やホームページで実現したい目的によって変わります。現代におけるホームページは、単なる会社紹介のツールではなく、課題を解決するための「ビジネス上の解決策」として提示されるべきものです。
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目的 |
Webサイトの種類 |
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会社の情報を伝えたい |
コーポレートサイト |
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広告を使い短期的な集客に取り組みたい |
ランディングページ(LP) キャンペーンサイト |
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SEO対策を施し長期的な集客に取り組みたい |
オウンドメディア |
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採用を強化したい |
採用サイト |
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自社商品を販売したい |
ECサイト |
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商品やサービスの情報を詳細に掲載し お問い合わせや資料請求を取りたい |
サービスサイト |
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特定のターゲットにしぼって 商品やサービスの集客を行いたい |
ランディングページ(LP) サービスサイト |
上の表を参考に「自社でホームページを作る目的は何か」「作るならどの種類のサイトが適切なのか」を考えてみてください。どのサイトを作るべきか判断できないという方は、Web幹事にご相談いただくのも大歓迎です。
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ここからはホームページを持つメリットを説明します。ホームページを作る必要性を判断するための指標になりますのでぜひ参考にしてください。
なお、本記事で扱うホームページ=コーポレートサイト(サービスサイトやブランドサイトも含む)で解説します。その他の種類の制作を検討している方は下記の記事を参考にしてください。
関連記事:ランディングページ(LP)とは?メリット・デメリット、外注の相場も徹底解説
関連記事:採用サイトで得られる5つの効果と作り方をデータをもとに解説
関連記事:ECサイトのメリットとデメリット。ECの定義から構築方法まで徹底解説
関連記事:オウンドメディアのメリット・デメリットをプロが徹底解説します
「名刺・パンフレット」機能による信頼獲得
【こんなシーンで役立つ】
・新規営業で「こんな会社です」とホームページのURLを共有
・広告媒体にホームページのURLを掲載
・会社名で検索してきた人に対して会社情報を伝えられる
ホームページはいわば会社の「顔」であり、信頼性の基盤です。現代では「検索して出てこない会社=存在しない(怪しい)」と判断されるリスクが非常に高く、ホームページがないだけで商談の土台に乗れないことすらあります。
いわば「24時間365日休まず働く営業マン」として、自社が寝ている間も世界中に会社情報を発信し続けてくれます。新規営業時にURLを共有するだけで深い理解を得られたり、第三者が検索した際に正しい情報を伝えられたりと、自社を信頼してもらうための強力な手段となります。
顧客行動データの取得・分析が可能
【こんなシーンで役立つ】
・ホームページ訪問者の属性を知って商品やサービス開発に役立てたい
・どこを経由して訪れたのかを調べて顧客の行動を分析したい
・ホームページ内のどこが読まれているか分析して顧客のニーズを探りたい
SNSでも簡易的な数値は見られますが、ホームページではより詳細なユーザー行動データを取得できるのが大きな価値です。 Googleアナリティクスなどのツールを活用すれば、「ユーザーがどのページを何秒見たか」「どのボタンをクリックしたか」まで可視化できます。これらのデータを分析することで、施策のPDCAサイクルを回し、問い合わせ増加や売上アップといった実利に直結させることが可能です。
業務効率化・人件費削減が見込める
【こんなシーンで役立つ】
・会社情報を伝えるためにホームページのURLを送る
・商品やサービスを知ってもらうためにホームページを見てもらう
・FAQページを設けてよくある疑問はそこから解消してもらう
ホームページに詳細な情報を掲載しておくことは、問い合わせ対応工数の削減に直結します。
例えば、よくある質問(FAQ)を設置すれば、電話やメールでの重複した問い合わせを減らせます。
また、資料ダウンロード機能を設けることで、営業担当者が都度資料を送付する手間を省き、見込み度の高い顧客リストを自動で収集するといった営業効率化も具体的に見込めます。
コンテンツの二次利用(広告・SNS・営業資料)が可能
【こんなシーンで役立つ】
・商品・サービスの紹介ページを広告に使用する
・ホームページの内容を要約してSNS発信に役立てる
・他社媒体にホームページのコンテンツを利用する
ホームページはあらゆる情報発信の「ハブ(拠点)」となります。 特にリスティング広告やSNS広告を運用する際、その着地先(LP)としての役割は極めて重要です。ホームページにある質の高いコンテンツを、SNS投稿のネタとして要約したり、営業資料へ転用したりすることで、一つの素材を多角的に活用できるようになります。
求人募集・採用につながる
画像引用:株式会社ユーティル
【こんなシーンで役立つ】
・他の求人媒体にリンクを貼る
・「会社名 採用」などで調べてきた求人者に会社の情報を知らせる
・社員紹介や職場環境などの情報を知らせて求人者の意向を上げる
求職者が応募の意思決定をする際、最後(あるいは最初)に必ずチェックするのが「自社の採用ページ」です。
求人媒体だけでは伝えきれない、社員の雰囲気やビジョンを詳しく発信することで、志望度を高めるだけでなく「採用ミスマッチ」を防止する効果があります。結果として、早期離職の防止や採用コストの削減に大きく貢献します。
ステークホルダーへの情報開示・コミュニケーション
株主、取引先、地域社会、そして行政機関といったステークホルダーに対し、公式な情報を開示する場(IR/CSR)としての役割を担います。 お問い合わせフォームなどを通じて直接的なコミュニケーションを取るだけではありません。透明性の高い情報発信を続けることで、企業の社会的信頼を中長期的に高め、ファンを形成することが可能になります。
従業員エンゲージメントの向上・理念浸透
ホームページは外部だけでなく、自社の従業員に向けたメッセージの発信源にもなります。 社内報や直接の訓示とは異なり、あえて「外部へ公開されている公式な場」で経営方針や成功事例を発信することで、客観的な視点から自社の強みを再認識させられます。帰属意識の向上や理念の浸透を図ることも可能です。
オンライン営業資料としての活用
商談や打ち合わせの現場において、タブレットやPCでホームページを提示しながら説明することで、常に最新かつ共通の営業資料として活用できます。紙のパンフレットとは異なり、動画を埋め込んだり、最新の実績をその場で共有したりできるため、より説得力のある提案が可能になります。
MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)による競合差別化
自社の経営理念(MVV:ミッション・ビジョン・バリュー)や将来的な目標を明示することで、事業に対する姿勢を強く訴求できます。 スペックや価格競争になりがちな市場において、自社独自の「想い」や「こだわり」を丁寧に言語化して伝えることは、競合他社との決定的な差別化要因になります。
ホームページ運用はSNSとの併用が不可欠
近年、SNSの普及により「ホームページは不要なのでは?」という声も聞かれますが、ビジネスにおいては両者を併用することが不可欠です。
その最大の理由は、情報の性質の違いにあります。SNSは最新情報を拡散させるのに適した「フロー型(流れる情報)」であるのに対し、ホームページは情報が蓄積され、いつでも検索可能な「ストック型(溜まる情報)」です。
また、SNSにはアカウント凍結やプラットフォーム側の仕様変更といったリスクが常に付きまといます。自社でコントロール可能な「所有メディア(オウンドメディア)」であるホームページを持つことは、プラットフォーム依存を脱却し、ビジネスの継続性を守るための重要なリスクヘッジとなります。
ホームページ制作のデメリットと対策
ホームページを制作するのはメリットだけではありません。コストや手間という懸念に対し、どのように解消すべきかという解決策とセットで検討しましょう。
初期費用・運用コストがかかる
ホームページ制作は基本的に初期費用や運用コストがかかります。
ホームページの料金を決めるのは、ページ数やデザイン性、システムなどの構築で異なり、自社で制作を行っても数万円〜はかかります。
制作を外注する場合の料金は以下の表を参照ください。
|
ホームページ種類 |
小規模 |
中規模 |
大規模 |
|
企業サイト |
~50万円 |
50~300万円 |
300万円~ |
|
ランディングページ |
~30万円 |
30~60万円 |
60万円~ |
|
採用サイト |
~50万円 |
50~150万円 |
150万円~ |
|
ECサイト |
~100万円 |
100~500万円 |
500万円~ |
|
オウンドメディア |
~100万円 |
100~300万円 |
300万円~ |
|
ポータルサイト |
50~150万円 |
150~500万円 |
500万円~ |
コストをかけるほど競合他社とは異なる魅力的なホームページの制作ができるため、商品やサービスのアピールが可能になりますが、コストの負担も増加します。
現代においては「Notion」や「STUDIO」などのツールを使用すれば、無料でホームぺージ制作は可能です。しかし、デザインや機能に制限がかけられているため、ユーザーが不自由を感じることもあるでしょう。
集客に時間がかかる
ホームページを制作したからといって、すぐに集客ができるわけではありません。 ホームページはあくまで着地してもらう場所で、たとえるなら「お店」そのものです。どんなに立派なお店を建てても、存在を知られなければ客足は伸びません。
「作っただけで満足」してしまうのが最も危険なパターンです。ホームページを公開した後は、SEO(検索エンジン最適化)やWEB広告の運用をセットで考える必要があります。特に検索結果の上位に表示されるまでには時間がかかるため、中長期的な視点での運用計画が不可欠です。
定期的な管理・セキュリティ対策が必要になる
ホームページ公開後は定期的にホームページの情報を更新し、最新の状態を維持する必要があります。 情報の鮮度は企業の「信頼性」に直結します。掲載情報が数年前のまま止まっていると、訪問ユーザーに「この会社は今も活動しているのか?」とネガティブな印象を与えてしまいかねません。
また、サイバー攻撃のリスクへの対策も重要です。セキュリティを軽視すると、顧客情報の漏洩やサイトの改ざんといった甚大な被害を招く恐れがあります。自社に管理者がいない場合は、外部の保守サービスを利用するなど、安心・安全な運用体制を確保することが重要です。
ホームページの制作方法と最適な選び方
ここからは、ホームページの制作方法について解説します。 従来はWebに関する知識やスキルがないと制作が難しいホームページでしたが、現在では初心者でも簡単に制作できるツールが登場しています。
予算・リソース・目的に合わせて、以下に挙げる3つのルートから最適解を選びましょう。
ホームページ作成ツール(CMS)の活用
ホームページ作成ツールを使用すれば、初期費用を抑えて魅力的なホームページを作成可能です。現在リリースされているツールの中には、専門知識がなくても直感的な操作で制作できるものが多くあります。
画像の追加、アイコンや文字の装飾、お問い合わせフォームの設置、カレンダー機能など、必要な機能をカスタマイズできる自由度が広がっているのも特徴です。
-
無料ツール・プラン: テンプレートや機能に制限が多く、オリジナリティを出すのは難しい傾向にあります。シンプルな構成には向いていますが、他社とデザインが類似しやすく、ユーザーの印象に残りづらい側面があります。
-
有料ツール・プラン: 機能が充実しており、デザインのカスタマイズ性も向上します。
ブランドの魅力を最大限に発揮したい場合に適しています。
ただし、自作することになるため、最低限のWeb制作知識やITリテラシーなどの学習コストが必要になる点は留意しておきましょう。
関連記事:ホームページ作成ができるおすすめ無料ツール11選を比較!選び方から事例付きで解説
制作会社への外注(プロへの依頼)
プロの制作会社に外注する最大のメリットは、単なる制作にとどまらない「戦略立案」を受けられる点にあります。
▼外注するメリット
- クオリティの高さが期待できる
- 制作の時間と手間を省ける
- プロの第三者目線からの提案を受けられる
- 集客も視野に入れたアドバイスも受けられる
▼外注するデメリット
- 自社で制作するよりコストがかかる
- 外注先が廃業した場合は他社を探す必要がある
- 自社に適した制作会社を探すのは意外に難しい
費用はかかりますが、プロの技術で「利益を生む資産」としてのホームページを構築できるため、投資対効果は非常に高いといえます。自社に専門知識がなく、確実に成果を出したい場合は制作会社への相談がおすすめです。
ただ、自社にマッチする優良な会社を探し出すのは難しいため、迷われた際はWeb幹事へお気軽にご相談ください。
ホームページ制作会社の選び方については以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
関連記事:ホームページ制作会社の選び方|チェック項目・注意点までプロが徹底解説
社内エンジニアによる自社開発(コーディング)
社内のエンジニアリソースを活用し、HTMLやCSSを用いて1からコードを書いて制作する方法です。
最大の利点は、カスタマイズが完全に自由で、オリジナリティ溢れるサイトを構築できることです。また、自社内で完結するため、修正や更新をいつでも・すぐに・追加費用なしで行えるスピード感も魅力です。
ただし、この選択肢は「専門知識を有する人材が社内にいること」が絶対条件です。エンジニアがいない場合は新たに採用する必要があり、また特定の担当者にしか分からない「属人化」のリスクも併記しておかなければなりません。
ホームページ制作会社を比較する際のチェック項目
ここまで読んで「ホームページを制作したいが、外注したい」と思った方向けに、制作会社・担当者を比較するときにチェックすると良い評価シートを紹介します。
先述した通り、自社に最適な会社を探すのは意外に難しいもの。評価シートを活用し、多角的な視点から選定しましょう。
制作会社の評価シート
|
カテゴリ |
質問(評価ポイント) |
会社A |
会社B |
|
企画設計 |
企画から一緒に行ってくれる制作会社か |
◯ |
△ |
|
要件定義書は丁寧で詳細まで書かれているか |
◯ |
△ |
|
|
デザイン |
デザインのテイスト・得意分野は 自社のイメージに合っているか |
◯ |
× |
|
過去の制作実績の中に イメージに近いデザインはあるか |
◯ |
△ |
|
|
マーケティング |
集客まで考えてくれるか 制作体制にマーケターはいるか |
× |
◯ |
|
過去に自社と同じ業界で集客の実績はあるか |
× |
◯ |
|
|
開発 |
要望通りの機能は実装してくれるか |
△ |
× |
|
過去に同じような機能を実装したか |
◯ |
× |
|
|
運用 |
ホームページ公開後の運用も対応しているか |
◯ |
◯ |
|
電話対応・訪問対応など公開後の |
◯ |
◯ |
過去の実績や提案などを通して、「何が得意な制作会社か」を判断しましょう。自社がホームページ制作を依頼する際に重要視している項目が得意な会社ほど、イメージに近いホームページができます。
担当者の評価シート
|
カテゴリ |
質問(評価ポイント) |
担当者A |
担当者B |
|
相性 |
担当者の話は分かりやすいか 専門用語を丁寧に説明してくれるか |
◯ |
△ |
|
メールや返信など担当者のレスポンスは良いか |
◯ |
△ |
|
|
自社の要望をしっかりヒアリングしてくれるか |
△ |
◯ |
|
|
熱意 |
担当者の提案の数は多いか |
◯ |
× |
|
良いホームページにするために 自分の意見をはっきりいってくれるか |
◯ |
△ |
いくら有名で実績のある会社でも、担当者との相性が悪いと成果の出るプロジェクトになりません。担当者の動きもしっかり見ておくようにしましょう。
ホームページの必要性と制作するメリットまとめ
ホームページ制作を検討している担当者の方へ、ホームページを作るメリット・デメリットやホームページ制作方法について解説しました。
本記事の要点は以下の通りです。
- ホームページを作る目的を考えることで必要性が見えてくる
- 制作するメリットは自社の理解・信頼を得られること
- 制作するデメリットはコストや管理の手間がかかること
最後まで読んでいただくとわかるように、ホームページの制作をする際には「どんな種類のサイトが目的に合っているのか」「外注するか自作するか」など悩みが尽きないもの。まずは「何のために作るのか」という目的の明確化から始めましょう。
ホームページ制作に関する悩みはWeb幹事にご相談ください。予算や目的から最適な制作会社をご紹介も可能です。
Q. ホームページ制作のメリットは?
ホームページ制作のメリットとして、主に「売上アップにつながる」「新規顧客獲得につながる」「企業の信頼や安心感の向上」「営業ツールとして利用できる」「求人募集への活用や社内教育にも利用できる」等が挙げられます。
Q. ホームページ制作を外注するデメリットは?
ホームページ制作を外注するデメリットとして「自社制作より費用が高くなる」「外注先が廃業した場合は他社を探す必要がある」等が挙げられます。詳しくは記事をご覧ください。
Q. 制作会社を選ぶ際に注意すべきポイントはありますか?
制作会社の実績や提案力、担当者との相性などをチェックすることが重要です。制作会社の過去の実績や得意分野を確認し、自社のイメージに合った制作会社を見つけましょう。また担当者との相性を見極めるために、分かりやすい説明やレスポンスの良さなどもチェックするのもポイントです。
この記事を書いた人
七瀬 ユウ
専門分野: Webライティング
新卒で大手Slerに入社し、基幹システムの開発・プロジェクトマネジメント業務に従事。転職後、WEB広告企業でセールスライターの経験を経て、現在はフリーランスWEBライターとして活動中。「読者目線で分かりやすい記事を届ける」をモットーに執筆します。
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