ランディングページ(LP)とは?メリット・デメリット、外注の相場も徹底解説【2024年最新版】

ランディングページ(LP)とは?メリット・デメリット、外注する場合の相場も徹底解説

この記事でわかること ・LPとホームページの違い
・LPを作るメリット、デメリット
・LPを作るための費用や作り方

「新規事業を立ち上げるため、購入・問い合わせに誘導するページを作りたい」
「対面での集客以外に、Webでの集客も行って売上につなげたい」
「特定の商品の売上を伸ばしたいが、ランディングページを作るべき?」

本記事では初めてLP(ランディングページ)を作ろうと考えている方のために、ランディングページの意味や、メリット・デメリットを解説し、作り方も紹介します。最後まで読めば、自社の課題がランディングページで解決できるのか?自社の人員・予算で作れそうか?などの判断ができるようになります。

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目次
  1. 1. ランディングページ(LP)とは?
    1. 1-1. 広義のランディングページ:ユーザーがサイト内にアクセスした最初のページ
    2. 1-2. 狭義のランディングページ:特定の商品やサービスを売り込むためのページ
    3. 1-3. ランディングページ(LP)の構成
    4. 1-4. ホームページとランディングページ(LP)の違い
  2. 2. ランディングページ(LP)のメリット
    1. 2-1. ホームページより低価格で作れる
    2. 2-2. デザインの自由度が高い
    3. 2-3. SEOを気にしなくて良い
    4. 2-4. ユーザーの離脱が少ない
    5. 2-5. ユーザーが求める情報を理想的な順番で伝えられる
  3. 3. ランディングページ(LP)のデメリット
    1. 3-1. 集客が必要
    2. 3-2. 改善の積み重ねが必要
    3. 3-3. サイトの回遊にはつながりにくい
    4. 3-4. SEO対策が効きにくい
  4. 4. ランディングページの(LP)作り方
    1. 4-1. 1. LPのゴールを決める
    2. 4-2. 2.誰に訴求するか決める
    3. 4-3. 3.コンテンツを作る
    4. 4-4. 4.デザインを整える
    5. 4-5. 5.開発・コーディングをする
    6. 4-6. 6.公開・運用・効果測定をする
  5. 5. ランディングページ(LP)制作を外注する費用相場
    1. 5-1. LP制作を外注する相場は10~60万円以上
    2. 5-2. 10~30万円のLP
    3. 5-3. 30~60万円のLP
    4. 5-4. 60万円以上のLP
  6. 6. ランディングページ(LP)の効果的な運用方法
    1. 6-1. カスタマージャーニーを研究する
    2. 6-2. ユーザーの動きや傾向を把握してPDCAを回す
    3. 6-3. アクセス流入数の増加を図る
    4. 6-4. 企業ホームページの集客力を利用する
  7. 7. LP(ランディングページ)作成ツール
    1. 7-1. ペライチ
    2. 7-2. STUDIO(スタジオ)
    3. 7-3. MOSH
    4. 7-4. Make LP
  8. 8. 【まとめ】ランディングページ(LP)とは
    1. 8-1. LP制作をプロに任せたい方へ

ランディングページ(LP)とは?

広義のランディングページ:ユーザーがサイト内にアクセスした最初のページ

ランディングページ(LP)には、広義の意味と狭義の意味があります。

広義のランディングページは、自社のサイト内で、ユーザーが最初にアクセスしたページのことを指します。サイト内のどのページであっても、ユーザーが最初に着地したコンテンツが広義のランディングページです。

狭義のランディングページ:特定の商品やサービスを売り込むためのページ

ランディングページ

LPとはランディングページの略。LP(ランディングページ)とは、さまざまな経路から訪れた人が最初に着地するページを指します。ランディングとは「着陸する」という意味です。ただし、一般的にLPは広告などをクリックしたときに着地する「特定の商品やサービスを売ることに特化したページ」を指します。上の画像は当サイトWeb幹事が作成したLP(ランディングページ)のファーストビューです。

ランディングページ(LP)の構成

ランディングページ(LP)の構成

商品やサービース、訴求の仕方によって異なりますが、LPは主に4つで構成されます。

  1. 結(インパクトのある画像、刺さるキャッチコピー)
  2. 起(共感、悩み訴求:ダイエットに困ってませんか?など)
  3. 承(商品、サービスの説明、メリットなど)
  4. 転(使用者の声、導入実績、よくある質問など)

LPは商品・サービスを購入・申込してもらうことが目的。じっくり説明すると途中で離脱されるリスクがあり、起承転結ではなく結論ファーストで作ることが他のホームページとの違いです。それぞれ、どんなことを意識すればいいのかは下記の記事で詳しく説明しています。

関連記事:売れるLPの構成の鉄板7ステップを解説!

ホームページとランディングページ(LP)の違い

HPとLPの違い

LPは1枚のチラシ、ホームページは何ページもあるパンフレットのようなものです。

  LP(ランディングページ) ホームページ(Webサイト)
ページ数 1ページ 1〜複数ページ
主な目的

商品・サービスの魅力を訴求し

購入・申し込みをしてもらう


企業の情報を届け理解してもらう

ターゲット 顧客 顧客、従業員、採用候補者など多数

ホームページは「求職者に採用情報を届ける」「顧客に商品情報を届ける」「株主にIR情報を届ける」など目的が複数あります。複数の目的を満たせるように、情報を網羅的に載せるのがホームページです。LPに比べてホームページは情報量が多くなります。

情報量が多い場合、1ページに全て載せようとすると見にくくなることもあります。そのため、ホームページでは、目次の役割を持たせるトップページと、詳しい情報を載せる下層ページに分けることが多いです。トップページには各ページのリンクを載せ、詳しい情報は別のページに移動して見てもらうのです。

ホームページ訪問者⇨ホームページ⇨詳しいページ⇨CV(問い合わせ、申し込み)
LP(ランディングページ)訪問者⇨LP⇨CV(問い合わせ、申し込み)

ランディングページを作る目的

LPは、商品の購入や資料ダウンロードなど、具体的な成果につなげることに目的を絞ります。購入や資料ダウンロードまでつなげることを想定して作ります。そのため、1ページで完結した構造で、他のページへのリンクは基本的に載せません。LPの目的はユーザーに行動を起こしてもらうことで、以下が具体例です。

・サービスや商品の購入をしてもらう
・見学会、相談会などのイベントの予約をしてもらう
・試供品プレゼント、初回割引サービスなどの申し込みをしてもらう

ここまで読んで、ホームページとLPのどちらを作るべきか迷っている方は下記の記事も参考にしてください。

関連記事ランディングページ(LP)とホームページの違いは?作るべき企業やメリットを解説

ランディングページ(LP)のメリット

ランディングページを作るべきか判断するためには、メリット・デメリットを理解することが大事です。主要なメリットを2つ紹介します。

ホームページより低価格で作れる

ホームページ種類

小規模

中規模

大規模

ランディングページ

~30万円

30~60万円

60万円~

企業サイト

~50万円

50~300万円

300万円~

ECサイト

~100万円

100~500万円

500万円~

オウンドメディア

~100万円

100~300万円

300万円~

採用サイト

~50万円

50~150万円

150万円~

上の表は、ホームページの種類ごとの作成費用の相場です(制作会社に外注した場合)。手の込んだページにすると高額になりますが、ランディングページは、1枚もののチラシなので企業サイトECサイト(ネットショップ)と比べて、低価格で制作できます。他のホームページに比べると安く済み、かつ早く作ってリリースすることができます。

関連記事プロが教えるホームページ制作・作成費用の料金相場

デザインの自由度が高い

LPは他のWebサイトと比べてデザインの自由度が高いです。SEO(検索エンジンで上位表示する)の観点や、ページごとの強弱などを気にせず、売りたい商品・サービスだけを強調できます

ランディングページ以外のWebサイト

さくらの森

※画像引用:さくらの森

企業サイトやECサイトでは、商品情報や企業情報など様々な情報を網羅的に載せるため、ユーザーが目的の情報を選びやすいデザインにする必要があります。もし特定の商品の情報だけ極端に強調するデザインだと、他の商品の情報などを探しにくくなってしまいます。

美容商品などを販売する「さくらの森」のECサイトでは、目的の商品を選択しやすいように、複数の商品画像が同じ大きさで並べられています。

ランディングページ

さくらの森

※画像引用:さくらの森

一方でランディングページは、特定の商品・サービスを売ることに特化したもの。そのため、売りたい商品・サービスの訴求力を高めるためだけに、自由にデザインできます。

上画像は、先ほどの「さくらの森」の商品のランディングページです。売り込みたいシャンプーだけを強調したデザインになっています。

SEOを気にしなくて良い

ランディングページは、一般的に広告を中心に集客を行うため、SEO対策を重点的に施す必要はありません。(検索エンジン流入を狙う場合はSEO対策必要です)

一般的にホームページでは、ユーザーがGoogleなど検索エンジンで調べた時に検索結果に表示されるように、SEO(検索結果で上位に表示されるように対策すること)を意識するケースが多いです。

そのためホームページでは、検索エンジンが内容を認識しやすいように、ユーザが必要とする情報を盛り込んだり、分かりやすい表や画像を使って丁寧に解説したり、競合サイトとの情報格差を無くすなど、ページの構成やデザインに一定の制限があります。

しかし、ランディングページでは、サイトへの集客方法として大抵の場合、SNS広告やリスティング広告などのWeb広告を活用するため、SEOを気にする必要はなく、訪問者が目的の行動をとりたくなるコンテンツに注力できます。ユーザーの購入意欲を高めることを最優先にして自由にデザインできる点はランディングページの大きなメリットです。

SEOを気にしなくていいLPのデザイン

株式会社マルタイ

画像引用:株式会社マルタイ

上記のLP(ランディングページ)では、イラストや画像を多めに盛り込み、テキストは「野菜の量は、愛の量」の短いキャッチコピーで訴求しています。

また、ランディングページへの集客手段として使われるWeb広告では、年齢や地域、性別などで広告を配信する相手を絞ることが可能。たとえば「40代の首都圏に住む女性」に絞って配信できます。そのため、ランディングページは特定のターゲットに向けて作り込むことができます

ターゲットを絞ったLPの事例

さくらの森

※画像引用:さくらの森

「さくらの森」のランディングページでは、ターゲットが40代の女性のため、お客様の声も40代女性だけ載せています。

ユーザーの離脱が少ない

通常のページは、他の関連ページに移動しやすい作りになっているため、最低でも30%程度のユーザーが離脱するといわれています。一方ランディングページは、ページ内外へのリンクを設けず、1ページのみで商品やサービスの紹介を完結させます。そのため、無駄なページ移動が起こらず離脱しにくいのがメリットです。

離脱が少ない分、お問い合わせや申し込みなどのユーザーアクションに結びつきやすいといえます。

ユーザーが求める情報を理想的な順番で伝えられる

ユーザーが求める情報を、興味を惹く理想的な順番で伝えられるのも、ランディングページのメリットです。通常のページは、どのページから流入して移動するかはユーザー次第となるため、こちらが意図した順番で情報を見てもらうことは難しいです。

ランディングページであれば、縦長の1ページをスクロールして見られるため、上から理想的な順番で情報を伝えられます。

営業マンのセールストークのように、ユーザーの関心を高める適切な順番で情報を伝えられるため、高いコンバージョン率が期待できます。

ランディングページ(LP)のデメリット

一方で、ランディングページを作る際に注意すべきデメリットもあります。上の2点は特にLPを作る際に注意すべき2点です。

集客が必要

LPは公開して終わりではありません。何もしないでユーザーがランディングページに訪れることはほぼないため、集客する必要があります。

LPに集客する手段としてはリスティング広告やYouTube広告、SNS広告などのWeb広告が一般的です。ただし、広告で効果的に集客を行うためにはノウハウが必要です。どの広告に出したら効果が高いか、広告を表示させる相手をどう絞ったらいいかなどを、ノウハウがない状態で適切に選択するのは困難です。

LPを作るときは広告のことも考える

Offers公式ツイッターアカウント

※画像引用:Offers公式ツイッターアカウント

さらに、現在のランディングページと広告は、両方合わせて考える必要があります。上画像のようなSNS広告やディスプレイ広告では、ユーザーは広告を見た段階で購入・申込みするか意思決定しています。「買う気はないけどクリックしてみよう」というユーザーは稀です。

そのため、ランディングページを作り込むだけでは不十分で、広告に表示させるバナー画像やキャッチコピーも魅力的なものにする必要があります。LPの良し悪しだけではなく、ランディングページを届けるための広告のクオリティにもこだわる必要があるのです。

改善の積み重ねが必要

ABテスト

LPは、一発で高い効果が出ることは稀です。どんなキャッチコピー、どんな画像が最もターゲットの心を掴むかなどは、実際にランディングページを運用してみないとわからないことが多いです。改善を積み重ねて、ようやく高い効果を得ることができます。

改善する際は、ABテストという手法を使います。詳しくは後ほど説明します。

※ここまで読んで、LP制作や広告に強い会社に依頼したいという方はWeb幹事にご相談ください!予算や目的を踏まえてアドバイスします。相談料は無料です。

サイトの回遊にはつながりにくい

ランディングページは、コンバージョン獲得に特化たページのため、一般的に他のページリンクは設置しません。従って、サイトの回遊は期待できません。ランディングページに様々なリンクを貼ると、購入意欲が高い人が離脱しやすくなるため注意しましょう。

SEO対策が効きにくい

ランディングページは、訴求力や興味を惹くデザイン性を重視したページで、テキストによる情報量は少ないです。そのため、検索エンジンの評価ではコンテンツの質が低いと見なされやすく、検索上位に表示されることは少ないです。

ランディングページはSEO対策が効きにくいため、集客はWeb広告や企業ホームページなどで行いましょう。

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ランディングページの(LP)作り方

ランディングページ専門の制作会社に取材した鉄板の作り方を紹介します。

1. LPのゴールを決める

最初のステップは、ゴールを明確にすることです。何をゴールとして設定するかによって、盛り込む情報やデザインが変わるためです。ゴールとして以下のような例があります。

商品を購入してもらう
・資料請求してもらう
・無料相談に申し込む など

ゴールを決める時は、ユーザーにとってハードルが高すぎないように意識しましょう。商品の購入や有料の会員登録などをゴールに設定すると、ハードルが高いため成果に結びつかないこともあります。

場合によっては、資料請求や無料相談の予約など、まずはハードルが低いものをゴールとして設定した方が良いこともあります。特に不動産など単価の高い商材の場合は、いきなり購入するユーザーは少ないため、ハードルを低くすると成果につながりやすいです。LPのゴールとして何が適切かをよく吟味しましょう。

2.誰に訴求するか決める

目的が決まったら、誰に訴求するかを具体化します。ターゲットが誰かによって、ランディングページで何を訴求するかが変わるため重要な部分です。例えば、日焼け止め化粧品でも、花王の「ビオレUV」とカネボウの「ALLIE」ではターゲットが異なるため、デザインのテイストなど訴求ポイントが異なります。

日焼け止めでもターゲットが異なる

左がビオレUV、右がALLIEのランディングページの一部です。ビオレUVのターゲットは「キレイに仕上がる日焼け止めを買いたい人」のため「透明感アップ」「白浮きしない!」など、仕上がりのキレイさをアピールしています。また若い女性がターゲットのため、インフルエンサーとのタイアップも強調しています。

一方で、ALLIEのターゲットは「地球環境に配慮した日焼け止めを買いたい人」のため、自然を想起させる落ち着いた色味でまとめ、「ビーチフレンドリー処方」など自然環境に配慮していることをアピールしています。

ターゲットの具体化では、「なぜそのターゲットなのか」について根拠に自信を持てるまで時間をかけるとよいです。根拠が十分そろえば、何を訴求すべきかが自然と決まるため、制作にかかる時間が短くなります。根拠のある戦略を立てるために、次の2点を考えると良いです。

1.商品・サービスの強みは何か?
2.それを欲しがる人は誰で、どこにいるか?

上記の2点を考えるために、3C分析(顧客、自社、競合)やSTP分析(市場細分化、狙う市場の決定、自社の立ち位置の明確化)などの手法がよく用いられますが、商材によっても最適解が変わるのでかなり難しい部分です。もし自社だけで分析するのが難しい場合は、プロに依頼することをおすすめします。

関連記事:プロが教える「リスティング広告に使える3C分析」とは?

3.コンテンツを作る

いよいよ実際にLPを作ります。ランディングページの構成は大きく3つのパートに分かれます。

①ユーザーの興味を引く

ユーザーの興味を喚起する部分です。続きを読んでもらえるように、魅力的なキャッチコピーと画像を入れます。ここで重要なのは、結論がすぐにわかるようにすること。「ユーザーにとってどのようなメリットがあるか」一目でわかるようにすると良いでしょう。

やりがちな失敗が、商品やサービスの特徴ばかり並べて、メリットを伝えないことです。例えば当サービスWeb幹事の場合は、「ホームページ制作会社を発注者に紹介する」が特徴にあたります。それによるユーザーにとってのメリットは「自分で探す手間がいらない」「外注先選びに失敗しない」という点です。具体的なメリットまで伝えると、ユーザーが興味を持ちやすいといえます

②ユーザーの信頼を得る

具体的にどんなサービスなのか」や、「本当に価値のあるものか」と疑問に思うユーザーに信頼してもらうためのパートです。商品・サービスの内容をわかりやすく説明するほか、根拠を示して説得力を高めます。このパートでは、「権威ある第三者の評判」と「ユーザーの口コミ」を載せましょう。

「権威ある第三者の評判」とは、専門家の評価や有名人による推薦などを指します。権威のある人からも高く評価されていることを明示して、説得力を高めることができます。

「ユーザーの口コミ」は画像のような、お客様からいただいた口コミです。テレビショッピングでよく見るお客様インタビューと同じ。ユーザーは、自分に近い悩みを持った人が実際に悩みを解決できたストーリーを見ると、自分も解決できるだろうと感じて購入意欲が高まります。

③ユーザーを購入・申し込みに導く

興味を持ってくれたユーザーを、購入・申し込みに後押しする部分です。どこから購入・申し込みができるかをわかりやすく示します。また、ユーザーの購入・申し込みの意欲を高めるために以下のような工夫が行われます。

期間限定の要素をつける
・「30秒で申し込み完了」など速さ・簡単さを訴求する
・「初回無料」「Web限定特典」など特典をつける

ランディングページの構成の作り方について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

関連記事:売れるLPの構成の鉄板7ステップを解説!

4.デザインを整える

コンテンツができたら、デザインを考えます。デザインで軸にするべきは、3つ目のステップで決めた「誰に訴求するか」です。ターゲットが続きを読みたくなるデザインにする必要があるからです。

ランディングページのデザインのポイントには以下のようなものがあります。

・写真などを活用し、ビジュアルイメージを伝える
・フォントサイズを変えて、メリハリをつける
・強調する文章は色や太さを変える

参考になるデザイン事例を集めた記事もありますので、下記もご覧ください。

関連記事:【完全版】ランディングページのデザイン事例を厳選!

5.開発・コーディングをする

コンピューター言語を入力することで、ランディングページを作る段階ですHTMLやCSSの言語の知識が必要な部分です。

下記のような点を、事前に準備しておくと良いでしょう。

・どのサーバーにランディングページをアップロードするか決める
・ランディングページのURLを決めておく
・ランディングページから問い合わせ後にお客様に送るメール文を準備する

社内で行う場合もスムーズに作業を進められ、制作会社に依頼する場合もコミュニケーションが円滑になります。

6.公開・運用・効果測定をする

最後は公開後の効果測定・運用です。前述したように、ランディングページは公開後すぐに成果が出るようなものではありません。公開後に出る結果を見ながら、改善を重ねて効果を高めていく必要があります。

改善はABテストを行う

改善する際は、複数のパターンを同時に試して、どれが最も効果が高いかを調べるABテストという手法を使います。弊社のランディングページで実際に行ったABテストでは、下の2つのパターンを試しました。

Aパターン

Bパターン

Aパターンの方がランディングページを訪問した人のうち、申込みまでつながった人の割合が高かったためテスト後にAパターンの画像でランディングページを配信しました。

この事例ではメイン画像のABテストを行いましたが、他にも以下のような要素で1つ1つABテストを行います。

キャッチコピーの文言の改善
・お申込みフォームの改善
・コンテンツの内容・順序の改善

ランディングページの詳しい改善方法やABテストの詳しい知識については、以下の記事をご覧ください。

関連記事:ABテストとは?おすすめツール、機能と料金を比較!

ランディングページを自社だけでは作れそうにない、プロに任せたいという場合はWeb幹事にご相談ください!予算や目的を踏まえて最適な会社をご紹介します。相談料も会社紹介料も無料です。

ランディングページ(LP)制作を外注する費用相場

LP制作を外注する相場は10~60万円以上

  10〜30万円 30〜60万円 60万円以上
制作期間 2週間〜1.5ヶ月 1〜2ヶ月 1.5ヶ月〜3ヶ月
デザイン テンプレート オーダーメイド オーダーメイド
戦略設計 ×
デザインのみ

構成・コンテンツ

CV設計・競合調査など
コンテンツ
(文章や画像)
発注側が用意 制作会社が作成

制作会社が作成

LP制作を外注する場合の相場は10~60万円以上と幅があります。3つの価格帯にわけて、それぞれの価格帯でできることを説明します。

10~30万円のLP

LPの費用、価格、相場

10~30万円は、なるべく費用を抑えてランディングページを作る場合の価格帯です。この価格帯で依頼できるのは、デザインとコーディングの部分のみ。構成やコンテンツは発注側で用意する必要があります。デザインはテンプレートを活用して作ることが多く、デザイン修正回数が制限されることもあるので注意が必要です。

10~30万円のLP事例

株式会社リロケーション・インターナショナル

画像引用:株式会社リロケーション・インターナショナル

この価格帯で作られたのが、株式会社リロケーション・インターナショナルの事例です。サービスのメリットがシンプルにまとまっています。

30~60万円のLP

LPの費用、価格、相場

30~60万円はLPの構成から考えてほしい場合の相場です。文章を文字に起こすところまで依頼すると50~60万円程度かかります。デザインはオリジナルで作れることが多いです。

30~60万円のLP事例

株式会社アイネット証券

画像引用:株式会社アイネット証券

この価格帯で作られたのが株式会社アイネット証券のランディングページです。画像やイラストに加えてグラフもあり、わかりやすいデザインです。

60万円以上のLP

LPの費用、価格、相場

60万円以上はユーザーニーズや競合情報の調査など、戦略設計から本格的にお願いしたい場合の相場です。一から全て支援してほしい場合は、このくらいの予算があると安心です。

60万円以上のLP事例

株式会社 平泉洋行

画像引用:株式会社 平泉洋行

この価格帯で作られたのが株式会社平泉洋行の「シービン」という商品のLPです。動画が用いられている他、アニメーションも多く使われていて、凝ったデザインです。

ランディングページ制作の詳しい相場については、以下の記事をご覧ください。

関連記事LP制作の費用と料金相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】

ランディングページ(LP)の効果的な運用方法

ランディングページ(LP)は、作って終わりではありません。売上アップや認知度拡大など、目的を果たすためには、効果的な運用を行う必要があります。

カスタマージャーニーを研究する

ランディングページを効果的に運用するには、カスタマージャーニーの研究は必須です。カスタマージャーニーとは、ユーザーのサービスとの出会いから購入に至るまでの道筋のことです。ユーザーが抱える課題や、どのようにサイトにたどり着き購入まで至ったのかを深く理解することで、訴求内容を最適化できます。

ユーザーの動きや傾向を把握してPDCAを回す

ランディングページの運用を効果的に行うには、PDCA(計画・実行・検証・改善)を回すことが欠かせません。流入経路や離脱率などを把握し、ユーザーの動きや傾向に合わせて改善していくとより効果的に成果を出すことができます。

アクセス流入数の増加を図る

ランディングページで早く成果を上げるには、アクセス流入数の増加を図ることも効果的です。例えば、Web広告の活用やSNSでのPRなどを行うと、直接的にアクセス流入数を増加させることができます。

企業ホームページの集客力を利用する

コストを抑えて成果を出すには、企業ホームページとランディングページを連携させるのも1つの方法です。企業ホームページのSEOによる集客力を活用すると、より効果的にランディングページの成果を出すことができます。

企業ホームぺージから、ランディングページへとユーザーを誘導するリンクを設置することで、全体のコンバージョン率アップが期待できます。

ランディングページの改善(LPO)については以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

関連記事:プロが実践するランディングページ(LP)の改善方法13選【2024年最新版】

LP(ランディングページ)作成ツール

自分でLPを作成する場合は、ランディングページ(LP)作成ツールを使うと便利です。

すでに用意されたテンプレートに沿ってテキストや画像を挿入するだけで、簡単にランディングページが作成できます

ツールを使うメリットの1つに、低コストでランディングページが作成できることが挙げられます。ツールには、無料ものから月額1〜3万円ほどで利用できるものがほとんどです。

ペライチ

ペライチ

ペライチのおすすめポイント 直観的な操作で簡単に作成できる
デザイン選択、内容作成、公開の3ステップで作成できる
使い方動画やオンラインセミナーなどサポートが充実

ペライチは、株式会社ペライチが運営する日本のサービスで、1ページの縦に長いホームページ(ランディングページ)におすすめです。

操作は簡単で、選択したテンプレートを元に、ブロックの追加・削除をしながら文章や写真を入力していくだけでホームページ作成を進められます。テンプレートは無料のものだけで40種類以上

テンプレートを選ぶ際には、結婚式、ホテル、レストランなどの施設や、キャンペーン、ビジネス、採用など用途でも絞り込むことできます。

また、充実したサポート体制を用意していることもペライチの特徴。マンツーマンの相談やコンサルティング、セミナーやワークショップ、制作代行などを通じて、ペライチを使ったホームページ作成をサポートする「人」を認定する「47都道府県サポーター制度」を展開。使い方動画やオンラインセミナー、解説記事などサポートも充実しており、LP作成初心者にもおすすめです。

無料の「スタートプラン」で公開できるページ数は1ページ。有料プランでは3ページ、5ページ、20ページとプランによって上限数が変わります。また、Web予約やオンライン決済などの機能を付けたい場合は、有料プランにする必要があります。

ペライチで作られたLP(ランディングページ)事例

上田防水布店

 画像引用:上田防水布店

福井県のテント・シート専門店「上田防水布店」のLPはペライチで作成されました。写真が多く、動画も挿入し、最低限の情報を満たしています。

ペライチの概要

プラン名

無料プラン

ライトプラン

レギュラー

プラン

ビジネスプラン

ビジネス+

プラン

月額料金

0円

1,628円

3,278円

4,378円

7,678円

公開ページ数

1ページ

3ページ

5ページ

20ページ

20ページ

SNS連携

×

オンライン決済

×

×

アクセス解析

×

×

メルマガ配信

×

×

×

Web予約機能

×

×

×

セミナー参加

×

×

×

予約プラス

(複数予約機能)

×

×

×

×

カスタマーケア

(日本語)

24時間対応

24時間対応

24時間対応

24時間対応

24時間対応

STUDIO(スタジオ)

STUDIO

STUDIOのおすすめポイント ノーコードでLPが作れる
ゼロから自由自在にデザイン設計ができる
複数人で共同編集が可能

STUDIOは、2018年に公開された日本産のクラウドWebサイト・ホームページ作成サービス。ホームページ制作時の設計から、デザイン、コーティングまでの作業がエンジニアスキルがなくても制作・公開可能です

STUDIOは、デザイン機能や1,000アイテムまでのCMS、フォームといった基本的な機能を装備した制作プランを永久に0円で提供している点が大きな強み。独自ドメイン接続やCMSのページ数など、求める機能に応じて月額料金が加算されていくシステムとなっています。

ドラッグ&ドロップした内容を瞬時にコード化、積み木を積んでいくような感覚でゼロから自由自在にホームページのデザインを作成できます。

また、複数人で作業していても、リアルタイムに更新される共同編集を実現しています。複数人でホームページを作成・更新する際に重宝するでしょう。

STUDIO(スタジオ)で作られたLP(ランディングページ)事例

E-class

画像引用:STUDIO

家賃15万円の賃貸を紹介する「E-classi」はSTUDIO(スタジオ)でLPを作成しています。

見やすい写真の配置とデザインで、おそらくプロの制作会社が作っていると思われます。LPの構成やデザインの参考になる事例です。

STUDIOの概要

プラン名

Free

Starter

CMS

Business

月額料金

0円

980円

1,980円

4,980円

独自ドメイン

×

広告非表示

×

外部Apps連携

×

サポート

・使い方ガイド

・動画講座

・チャット

・使い方ガイド

・動画講座

・チャット

・使い方ガイド

・動画講座

・チャット

・使い方ガイド

・動画講座

・チャット

MOSH

MOSH

画像引用:MOSH

MOSHのおすすめポイント ・スマホで完結できるLP作成ツール
・予約や決済が必要なサービスを提供する方におすすめ
・手数料のみで無料でLPが制作できる

MOSH(モッシュ)は、ヨガや音楽教室、セミナーなど、小規模サービスを提供する方におすすめのLP作成ツールです。予約機能、オンライン決済、月額サブスク会員に向けたサービスの発信、予約管理、ZOOM連携など、さまざまな機能を無料で利用できます。

チャットでのサポートも受けられるため、初めてサイト作成する人も安心。また、ページの作成はスマホですべて完結できます。

MOSH②

画像引用:MOSH

初期費用や月額費用は不要で、プランは無料のみ。有料プランは無く、決済手数料として8%を支払うのみです。MOSHは公式サイトでホームページの事例を紹介しているので、そちらを参考にしてください。

MOSHで作れられたLPの事例を見る

MOSHの概要

サービスの特徴

スマホで完結できるLP作成ツール

提供会社

MOSH株式会社

機能

主な機能

・サブスク機能
・顧客管理

アクセス解析

予約機能

決済機能

スマホアプリの有無

無し(サイトからスマホで作成が可能)

連携する外部システム

・Zoom連携
・SNS連携

導入実績

40,000以上の個人やチームがMOSHを活用

無料トライアル

なし

利用料金

決済手数料8%

サポート体制

・チャットサポート

テンプレートの種類

-

Make LP

Make LP

画像引用:Make LP

Make LPのおすすめポイント ・自社のサーバーにLP作成データをアップロードできる
・サーバーレスで読み込み速度が速い
・LP作成初心者向けに作られたツール

Make LPは、2021年8月28日にリリースされた比較的新しいLP作成ツールです。テンプレートデザインは2週間ごとにアップデートされて新たなデザインが増える予定のため、今後も充実していくことが期待できます。

他のLP作成ツールにはない特徴が、ボタンひとつでデータをサーバーにアップロードできること。この機能により、ツールで作成したLPデータを発注者のWebサイト内に反映したり、zipファイルで出力したデータをそのまま納品したりできます。

Make LP②

LP作成の経験が浅い方に向けて、機能数をあえて制限しています。HTMLやCSSの編集機能、決済機能などはありません。そのためシンプルで分かりやすく、LP作成初心者におすすめです。また、サーバーレスなので、読み込み速度が速いことも特徴。サポートはPDF資料の用意があります。

サービスの特徴

自社のサーバーにLP作成データをアップロードできる

提供会社

有限会社スズキプリンティングサービス

機能

主な機能

・メールフォーム作成

・データ書き出し

アクセス解析

予約機能

決済機能

スマホアプリの有無

無し

連携する外部システム

・Googleアナリティクス

・Google タグマネージャー

導入実績

-

無料トライアル

あり(7日間)

利用料金

2,970円/月

サポート体制

・PDFマニュアル

・フォーム問い合わせ

テンプレートの種

2週間ごとにアップデート(追加)される

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【まとめ】ランディングページ(LP)とは

ランディングページの意味や目的、メリット・デメリットを紹介しました。ランディングページは、ユーザーに購入・申し込みなどの行動を起こしてもらうためのものです。ランディングページの主なメリットは以下の2つです。

・低価格で作れる
・早くリリースできる
・デザインの自由度が高い

またランディングページは、作った後に改善を重ねることが重要です。地道な改善によって徐々に高い効果を得られるようになります。今回紹介した内容を、自社でランディングページを作るかの判断に役立ててください。

関連記事プロが実践するランディングページの改善(LPO)13選!

LP制作をプロに任せたい方へ

ランディングページを自社だけでは作れそうにない、プロに任せたい!という方は、ぜひWeb幹事にご相談ください。

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コンサルタントのご紹介 Web幹事 コンサルタント 岩田真 代表取締役
岩田 真
2015年にWeb制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

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ランディングページ(LP)制作に役立つ記事もご覧ください ランディングページ(LP)に強い制作会社をプロが厳選!目的別におすすめします

Q. ランディングページ(LP)とは何ですか?

LPとは、さまざまな経路から訪れた人が最初に着地するページのことです。「ランディング=着陸する」という意味ですが、一般的にLPは、広告をクリックしたときに表示される「特定の商品やサービスを売ることに特化したページ」を指しています。

Q. ランディングページ(LP)のメリットは?

ランディングページ(LP)のメリットは「ホームページより低価格で作れる」「デザインの自由度が高い」などです。詳細は記事内で紹介していますので、ぜひご覧ください。