【初心者向け】ネットショップ作成サービスまとめ|開設までの流れも紹介【2024年最新版】

「ネットショップの需要が一層高まっているので立ち上げたい」
「社内でもネットショップを立ち上げるべきという意見が増えた」
「実際にネットショップを立ち上げるときにおすすめの方法があるなら知りたい」

スマホの普及や時流の変化などから、ネットショップで買い物をする人の割合は右肩上がりです。総務省が公表した「家計消費状況調査(2023年)」では、2023年のネットショッピング利用世帯の割合は年平均で53.5%で過去最高と発表されました。
※参考:2023年 家計消費状況調査 結果の概況

この状況から、早急にECサイト作成を検討したいと考えている方もいるのではないでしょうか。しかし、ネットショップの種類や開設方法などわからないことも多いでしょう。

本記事では初心者向けのネットショップ構築サービスを解説します。これからネットショップを立ち上げたいとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

※ネットショップを構築する前に、ECサイトの機能を確認しておきたい方はこちらもあわせてご活用ください。

80個のECサイトの機能を徹底調査しました! D2Cサイトの調査レポート&ECサイト運用の心得のサムネイル D2Cサイトの調査レポート&ECサイト運用の心得 製造から販売まで、仲介業者を挟まずに自社でおこなう「D2C(Direct to consumer)」モデル。日本でもD2Cモデルを採用したブランドが登場し、EC業界に新たな市場をつくりはじめています。 そんな中 ・ECサイトをつくりたいけど、どこまでの機能を付ければ良い... 無料でダウンロードする

【無料】ネットショップ構築が得意な制作会社を紹介してもらう

目次
  1. 1. ネットショップは自分で作成できる?必要なスキルとは
  2. 2. ネットショップ作成サービスは5種類ある
    1. 2-1. ASPカート4選
    2. 2-2. オープンソースソフト3選
    3. 2-3. ECパッケージ2選
    4. 2-4. ショッピングモール3選
    5. 2-5. ホームページ型ネットショップ
  3. 3. ネットショップ開設前に知っておくべきこと
    1. 3-1. インボイス制度の知識を習得する
    2. 3-2. ネットショップで活用できる補助金がないか調べる
  4. 4. ネットショップ開設までの流れ
    1. 4-1. 販売商品やお店のコンセプトなど事業計画を立てる
    2. 4-2. 法的な販売可否を確認する
    3. 4-3. 必要な届出を確認する
    4. 4-4. 利用するネットショップ作成サービスを決める
    5. 4-5. デザイン・決済方法を決定する
    6. 4-6. 集客方法を検討する
  5. 5. ネットショップを開業するときの注意点と対策
    1. 5-1. 複数の手数料がかかる
    2. 5-2. 開業しただけでは集客につながらない
    3. 5-3. 個人情報を管理するためセキュリティ対策を強化する必要がある
    4. 5-4. 禁止商材の販売やサービスの規約に反すると開設がストップされる
  6. 6. 【まとめ】ネットショップの作成方法を紹介しました

ネットショップは自分で作成できる?必要なスキルとは

一般的にネットショップを作成する際は、以下のスキルが必要だといわれています。

  • プログラミングに関するスキル・知識
  • デザインに関するスキル・知識
  • 画像や文章を制作するスキル・知識

しかし後述するネットショップ作成サービスを使えば、プログラミングスキルを保有していなくても、簡単に作成可能です。自社でネットショップを作成を検討している方は、後述する内容をご確認ください。

ネットショップ作成サービスは5種類ある

ネットショップ作成サービスは5種類あります。それぞれの特徴を表にまとめました。

ネットショップ

作成サービス

特徴

目安の料金

おすすめの企業

ASPカート

初期費用・

固定費が安い

0〜数千円

BASE

Shopify

カラーミーショップ

低コストで

ECサイトを構築したい

小規模企業・個人事業主

オープンソース

ブランドイメージ

に合うサイトが

作成可能

数百万円

EC-CUBE

コマース21

WordPress

(WellCart)

サイトを自由に

カスタマイズしたい

中規模以上の企業

ECパッケージ

ライセンス料

が発生する

100〜500万円

EC-ORANGE

ebisumart

独自性の高い

ECサイトを

短期間で構築したい

ショッピング

モール

集客力が高い

数十万円〜

楽天市場

yahoo!ショッピング

Amazon

自社での集客戦略に
自信・リソースがない

ホームページ型

ネットショップ

ホームページ

作成機能

がメイン 

ペライチ
ジンドゥー
Wix
Ameba Ownd
グーペ

ホームページと

ECサイトを制作したい

※2024年10月現在の情報です。詳細は運営企業にお問い合わせください

ネットショップ作成サービスの中には無料・有料プランがあります。無料・有料プランの違いは以下のとおりです。

  • 容量制限
  • デザインの自由度
  • 集客力
  • 独自ドメインが使用できるか

いずれも有料プランの方が自由度は高めです。またサービスによってはサポートがついている場合もあります。これらを踏まえたうえで、どのネットショップ作成サービスを利用するか、検討してみてください。

ASPカート4選

ASPカートとは、ECサイトを構築するために必要な機能が備わったオンラインサービスです。自社でインフラ整備をしなくても、インターネットを介してシステム運用するクラウド型のサービスが多いのが特徴です。ECサイトの基礎となるプラットフォームをレンタルする形で利用できます。

導入コストが安く、セキュリティ対策やシステムアップデートなどもASP提供者が対応。専門知識がなくともECサイトが構築可能で、サイト管理の手間が省けます。その中でも特に有名なサービスを4つを紹介します。

カート名

特徴

料金

おすすめの企業

STORES

無料のデザインテンプレートが豊富

対応している支払い方法が豊富

【フリープラン】

初期費用:無料
月額費用:無料〜
決済手数料:5.5%〜
【ベーシックプラン】
月額費用:2,980円

決算手数料:3.6%

決済方法に代金引換を導入したい

実店舗でのキャッシュレス決済や
ネット予約など幅広いサービスが欲しい

BASE

売れるまで費用がかからない

拡張機能が豊富

【スタンダードプラン】
初期費用:無料
月額費用:無料
決済手数料:3.6%

+サービス利用料3%
【グロースプラン】
初期費用:無料
月額費用:16,580円
決済手数料:2.9%

個人事業主

小規模企業

Shopify

越境ECにも対応

多言語、多通貨も対応可能

多彩なデザインテンプレート

カスタマイズ性が高い

【Basic】

月額費用:4,850円
決済手数料:3.55%〜

【Shopify】
月額費用:13,500円
決済手数料:3.4%など

海外展開を考えている

カラーミーショップ

集客・販売促進に役立つ機能が標準装備

売上に適した複数のプランを用意

【レギュラー】

月額費用:4,950円
【ラージ】
月額費用:9,595円

月商数十万〜数百万規模

を目指したい

STORES

STORES

画像引用:STORES

STORESのおすすめポイント ・無料のデザインテンプレートが豊富
・対応している支払い方法が豊富
・商品登録数は無制限に可能

STORESは毎月約1万もの新たなショップが開設されているASPカートです。48種類の豊富なデザインテンプレートが追加料金なしで利用可能。初めてネットショップを開設する方でも、おしゃれなサイトが簡単に作れます。

フリープランとベーシックプランの2種類があり、提供されている「基本機能」に大きな違いはありません。ただし、決済手数料や売上金が翌日に振り込まれる「スピードキャッシュサービス」の手数料に違いがあります。

毎月の売上が15万円を超えるショップは、決済手数料と月額費用を合わせた運用コストがフリープランの運用コストより安くなります。そのため、ベーシックプランにした方がお得です。ベーシックプランでは、独自ドメインやアクセス解析機能など、ECサイト運営で便利な機能も提供されています。

導入ショップ例

導入ショップ例

画像引用:こきん

かな料紙専門店の「こきん」はかなを書くための用紙の専門店。全て手作業で用紙を製作し、オーダーメイドの注文も受け付けています。1店舗のみの小さいお店のため、なるべくコストがかからない方法を調べ、STORESに登録してみたところ簡単で使いやすかったのでそのまま決めたそうです。

ネットショップを開設したことで、全国のお客様から注文が増え、コロナ禍に入ってからは実店舗の売上の半分、多いときはそれ以上がネットショップからの注文になりました。またオプションのSTORESレジも導入したことで、ネットショップと実店舗の在庫管理が連動でき、確実な在庫管理ができるようになったこと、いつどの商品をどの顧客が購入したのかを調べられる点を重宝しているようです。

引用:昔ながらの製法を守りつつ、お店はより便利にデジタル化 - STORES Magazine

【STORESの概要】

初期費用/月額費用

【フリープラン】

初期費用:無料

月額費用:無料〜

【ベーシックプラン】

初期費用:無料

月額費用:2,980円

販売手数料

なし

決済手数料

フリープラン:5%

スタンダードプラン:3.6% 

決済方法

各種クレジットカード

PayPal

楽天ペイ

キャリア決済

銀行振り込み

コンビニ決済

Paidy(翌月後払い)


※スタンダードプランは上記に加えて

代引き

Amazon Pay

商品登録数

無制限

外部連携機能

Instagram、WEAR

デザインテンプレート数

48種類

サポート体制

メールでの対応有

(緊急時などは電話も有)

クーポン機能の有無

レビュー機能の有無

在庫不足アラート機能の有無

再入荷リクエストならあり

おすすめの店舗

決済方法に代金引換を導入したい

実店舗でのキャッシュレス決済や

ネット予約など幅広いサービスが欲しい

STORESの詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:STORES(ストアーズ)とは?おすすめの人、メリット、手数料、事例を紹介

BASE

BASE

画像引用:BASE

BASEのおすすめポイント ・ネットショップ開設実績7年連続No.1
・売れるまで費用がかからない
・拡張機能が豊富なため、欲しい機能を追加できる

BASEは2024年10月時点で210万以上の導入実績を持つASPカートです。スタンダードプラン、グロースプランの2種類があります。スタンダードプランでは、購入された場合の手数料のみ、初期費用・月額費用無料でネットショップを開設可能

クレジットカード決済やコンビニ払い以外にも7種類の決済機能が用意されています。Instagram販売や予約販売対応など、80種類以上の拡張機能が充実しているのも特徴です

また、BASEには16種類の無料デザインテンプレートがあります。有料テンプレートも50種類以上あるため、自社ブランドや商品に合ったネットショップが作成可能です。

導入ショップ例

導入ショップ例

画像引用:mama-noオンラインショップ

忙しいママのためにすぐ食べられる宅配型健康手料理を手掛けるmama-no(ままあの)。「マタニティ」「ダイエット食品」「アレルギー食品」「離乳食」など分かりやすいカテゴリ分けがしてあります。またユーザーが買い物しやすい仕様、親しみのあるデザインに仕上がった安心感のあるネットショップです。

ネットショップの開設を迷っていたショップオーナーの不安な点は運用面やコスト面でした。そんな中、初心者でも使いやすく、初期費用も月額費用もかからないBASEはぴったりなサービスでした。制作期間は1ヶ月で、デザインは無料テンプレートを使用しています。

お店ではBASEの定期便アプリ(無料)を活用しています。リピーターの増加と販売オペレーションの簡略化を実現している事例です。

引用:BASEのおすすめショップ事例11選!食品・アパレル ・雑貨の外注制作の成功例を紹介

BASEのショップ事例の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:BASEのおすすめショップ事例11選!食品・アパレル ・雑貨の外注制作の成功例を紹介

【BASEの概要】

初期費用/月額費用

スタンダードプラン:無料

グロースプラン:無料/16,580円

販売手数料

スタンダードプラン:3%

グロースプラン:0% 

決済手数料

スタンダードプラン:3.6%+40円

グロースプラン:2.9%

決済方法

コンビニ(Pay-easy)決済

銀行振込決済

クレジットカード決済

後払い決済

キャリア決済

PayPal(ペイパル)決済

Amazon Pay

商品登録数

無制限

外部連携機能

Instagram

note

テンプレート数

無料テーマ22種類、

有料テンプレート80種類以上

サポート体制

メール、チャットでサポート有

クーポン機能の有無

〇(拡張機能から無料で追加可)

レビュー機能の有無

〇(拡張機能から無料で追加可)

在庫不足アラート機能の有無

※公式サイトに記載なし

おすすめの店舗

個人事業主、小規模企業

Shopify

shopify

画像引用:Shopify

Shopifyのおすすめポイント ・越境ECにも対応している
・多言語、多通貨に対応している
・テンプレートが多く、カスタマイズ性が高い

Shopifyは世界中で利用されているカナダ発のASPカートです。175カ国で数百万のビジネスに使用され、流通総額は2,000億米ドルを超えます。最大の特徴は、越境ECに対応している点です。言語・通貨の種類も豊富に対応可能なため、海外展開を考えている事業者はShopifyがおすすめ。アプリからダウンロードする形のテンプレートの数も多く、カスタマイズ性が高いことも特徴です。

ShopifyではBasic、Shopify、Advanced、Plusのプランを用意。契約するプランによって、取引手数料や管理者アカウントの人数決済手数料が異なります。利用料金をまとめて支払うと25%安くなります。

ネットショップの売上情報や在庫状況は自動集計で、実店舗とのデータを連携させて一元管理可能。そのため、ECサイトと実店舗の両方をもつビジネスに適しています。

導入ショップ例

導入ショップ例

画像引用:Takaokaya

高岡屋は職人が仕立てた座布団や布団などを販売する京都のお店です。座布団や寝具を通じて日本の「くつろぎの精神」を海外へ紹介しています。

日本語版と海外版のホームページはスマートなイメージでテイストをあわせています。、海外版はより和を意識した写真を使い、日本らしさをアピール。色や柄などを細かくオーダーできる商品もあり、一つひとつ手作りで受注生産する特徴を、活かして海外向けにも販売しています。

【Shopifyの概要】

初期費用/月額費用

Basic:無料/4,850円
Shopify:無料/13,500円
Advanced:無料/58,500円

販売手数料

なし

決済手数料

Basic:3.55%
Shopify:3.4%
Advanced:3.25%

決済方法

クレジットカード

Apple Pay

Google Pay

Shop Pay

PayPal

Amazon Pay

KOMOJU

携帯キャリア決済

Paidy

GMOイプシロン

SBペイメントサービス

2Checkout

CyberSource

BitPay

商品登録数

無制限

外部連携機能

ロジクラ、Amazonなど

テンプレート数

公式で100種類前後

非公式を合わせると2,200種類以上

※Shopifyアプリストアからダウンロードする形

(有料、無料、非公式あり)

サポート体制

24時間体制のサポートあり

クーポン機能の有無

レビュー機能の有無

〇(別途公式アプリで実装可)

在庫不足アラート機能の有無

〇(別途公式アプリで実装可)

おすすめの店舗

海外展開を考えている

Shopifyの詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:Shopifyとは?導入すべき人、機能、料金、評判、成功事例を紹介!

また、Shopify・BASE・STORESを比較した記事は下記をご参照ください。
関連記事:Shopify・BASE・STORESを徹底比較!料金・手数料・海外対応の表あり

カラーミーショップ

カラーミーショップ

画像引用:カラーミーショップ

カラーミーショップのおすすめポイント ・集客、販売促進に役立つ機能が標準装備されている
・売上によって適したプランを選べる
・30日間無料で試せる

カラーミーショップはGMOペパボ株式会社が提供しているネットショップ作成サービスです。
カラーミーショップには「フリープラン」「レギュラープラン」「ラージプラン」があります。売上や商品点数によって最適なプランを選択可能。月商数十万円〜数百万円規模を目指したい企業に幅広く対応しています。

レギュラープランとラージプランのサービス内容はほとんど変わりません。ただ、画像ファイル、メール容量、テンプレートに使われるディスク容量は5GBと20GBと差があります。

ディスク容量内で商品を登録しなければならないため、商品数や商品の写真を増やしたい場合はラージプランがおすすめ。導入・運用のコストの低さと機能性・カスタマイズ性のバランスが良いサービスです。

導入ショップ例

導入ショップ例

画像引用:SOU・SOU

SOU・SOUは京都で実店舗を持つ、日本の伝統柄や和を洋服に取り入れたアパレルのネットショップです。豊富なテンプレートを活かしてブランドの世界観が表現されたページ制作が特徴。実店舗への誘導も分かりやすく、視線が行くところに地図情報が配置されています。多言語化、海外発送にも対応しており、世界に向けて商品の発想を検討している方は参考になるでしょう。

贈り物の需要が高い商品を揃えたショップなので、特にカラーミーショップのギフト設定やショップ独自のポイント制度と相性が良いです。ネットショップ集客の手段として、毎日のブログ更新やInstagram、YouTubeでライブ配信も行われています。ネットショップと実店舗を組み合わせた事例として参考になる点がたくさんあるサイトです。

【カラーミーショップの概要】

初期費用/月額費用

レギュラープラン:3,300円/4,950円

ラージプラン:3,300円/9,595円

プレミアム:22,000円/39,600円

販売手数料

なし

決済手数料

支払い方法によって異なる

決済方法

商品代引

銀行振込

ゆうちょ振替

イプシロン

クロネコwebコレクト

SGシステム

ZEUS

GMO ペイメントゲートウェイ

PayPal

商品登録数

無制限

外部連携機能

Instagramショッピング(有料)

Amazonなど

テンプレート数

無料・有料テンプレートあわせて100種類以上

サポート体制

メール、電話サポート

有料で開店サポートサービス

クーポン機能の有無

〇(有料プランのみ)

レビュー機能の有無

〇(有料プランのみ)

在庫不足アラート機能の有無

有料アプリで設定可能

おすすめの店舗

月商数十万円~数百万円規模を目指したい

短時間でネットショップを始めたい

カラーミーショップの詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:カラーミーショップとは?手数料・事例・おすすめ業者を徹底紹介!

他にもASPカートはたくさんあります。ASPカートの比較をしている記事がありますので、詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:【2022年】ECサイト構築のASPカート13選を徹底比較

【無料】ネットショップ構築が得意な制作会社を紹介してもらう

オープンソースソフト3選

オープンソースは、無償かつ商用利用が可能なソフトを使用して、ECサイトを作成する方法。ソースコードも開示されています。そのため、モール型ECサイトやクラウドサービス型ECサイトに比べて専門知識があればカスタマイズの幅も大きく広がります。無償ソフトのため、永久にライセンス費用がかかりません。

ただし、求めている内容を形にするには専門知識が必要。社内に技術者がいない場合は、別途で外注費用が発生します。セキュリティ面も自社内で対応が必要なため、システム更新の度にコストが発生します。

ソフト名

特徴

料金

おすすめの企業

EC-CUBE

日本国内で開発されているため、

日本語でのサポートが充実している

初期費用:無料

月額費用:無料

決済手数料:4.0%〜

さまざまな販売形態を

実現したい

コマース21

 長い運用実績を持っている

大容量データの取り扱いが得意

初期費用・月額費用:要問い合わせ

決済手数料:契約による

大規模サイトを運用したい

WordPress
(WelCart)

WordPressの拡張機能のため、

WordPressを利用している方は便利

初期費用・月額費用:無料

決済手数料:3.25%

WordPressでホームページや

ブログ運営をしている

EC-CUBE

EC-CUBE

画像引用:EC-CUBE

EC-CUBEのおすすめポイント ・日本国内で最大級のECソフトウェア
・国内企業のため、関連サポートが充実している
・さまざまな販売形態に対応可能

EC-CUBEは、日本企業の株式会社イーシーキューブが提供しているECサイト構築パッケージです。日本国内で最大級のECソフトウェアといわれ、特に月商1,000万円以上のネットショップに多く利用されています。

ECサイト構築に関する識がなくても導入可能です。開発コミュニティ、サポートサイト、開発者向けの勉強会も存在しているため、効率的に問題解決できます。また定期購入やBtoBサイト、オンライン予約などさまざまな販売形態に対応。ECサイトの規模の大小に関係なく使用でき、かつ無料でスタートできる点も大きな魅力です。

導入ショップ事例

導入ショップ事例

画像引用:ドトール オンライン

ドトール初のオンラインショップはEC-CUBEで作成されています。開発期間は6ヶ月でPCスマホ両方に対応。定期購入や継続回数に応じてプレゼントを同封して送付する機能を追加し、リピーターの増加を狙うサイト作成をしています。

【EC-CUBEの概要】

初期費用/月額費用

無料/無料

販売手数料

※要問い合わせ

決済手数料

※要問い合わせ

決済方法

※要問い合わせ

商品登録数

※要問い合わせ

外部連携機能

それぞれカスタマイズによってFacebook、

LINE、Instagramなどと連携可能(有料もあり)

テンプレート数

無料テンプレート、有料テンプレートあり
オリジナルテンプレートも作成可能

サポート体制

EC-CUBEパートナー制度あり

クーポン機能の有無

カスタマイズで可能

レビュー機能の有無

カスタマイズで可能

在庫不足アラート機能の有無

有料で追加可能

おすすめの店舗

定期購入や法人向けなど、

さまざまな販売形態を実現したい

EC-CUBEの詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:EC-CUBEとは?機能・拡張性や知っておきたい導入メリット・デメリットを解説!

コマース21

コマース21

画像引用:コマース21

コマース21のおすすめポイント ・長い運用実績を持っている
・大容量データの取り扱いが得意
・国内EC売上TOP100社のうち1割以上が利用

コマース21は1999年にサービス開始したECサイト構築サービスです。国内EC売上TOP100社のうち1割以上がコマース21でサイトを作っている実績があります。国内のパッケージサービスの中でも長い運用実績と高い技術を持ち、既存のユーザーから信頼が厚い会社です。2016年からYahoo!の子会社となりました。

大容量のデータを扱う技術力があり、事業規模の大きいサイト構築にも対応可能。また、知識があれば自社でセキュリティシステムを構築でき、独自のセキュリティ対策を講じられます。

導入ショップ事例

導入ショップ事例

画像引用:トイザらス

トイザらスのサイトは子どもの目を引く、明るく楽しいデザインで作成されています。年代や性別、商品ジャンルで検索可能など、機能性の高さも特徴です。

トイザらスはおもちゃ、おむつやミルク、子ども向けおやつなどを取り扱っているサイトです。幅広い商品を取り扱っているため管理方法も、高い技術力が必要とされます。またイベント時はアクセスが集中することも。大容量データを取り扱えるコマース21を利用することで、お客様が快適に買い物ができるよう工夫されています。

【コマース21の概要】

初期費用/月額費用

※要問い合わせ

販売手数料

※要問い合わせ

決済手数料

※要問い合わせ

決済方法

後払いドットコム

NP後払い

PayPal

PGマルチペイメントサービス

GMO後払い

イプシロン決済サービス

宅急便コレクト

クロネコWebコレクト

AmazonPAY

※その他コンビニ払い、

クレジット払いなど主要決済可能な提携先あり

商品登録数

※要問い合わせ

外部連携機能

ソーシャルPLUS

ヤマト運輸受取ソリューション

KARTE

※その他多数

テンプレート数

※要問い合わせ

サポート体制

専門のサポートチームが対応

クーポン機能の有無

カスタマイズによる

レビュー機能の有無

在庫不足アラート機能の有無

カスタマイズによる

おすすめの店舗

大規模サイトを構築したい

WordPress(WelCart)

WordPress(WelCart)

画像引用:Welcart

WordPress(WelCart)のおすすめポイント ・WordPressを利用している場合は集客に繋げられる
・デザイン性の高いテーマが豊富

WelCartは、無料でサイトやブログの作成ができる「WordPress」のプラグインです。このプラグインを追加すると、WordPressでECサイトが構築できます。すでにWordPressでサイトやブログを運営している場合、そのサイトの中でECサイトに繋げます。そのため、既存の集客方法(ブログ集客等)をそのまま活用できることが大きなメリットです。

もともとWordPressはデザイン性の高いものが多いですが、Welcartもまた多くのテーマが存在します。例えば「Welcart Basic」「BELDAD」など。、なかでも「BELDAD」はインテリア雑貨やコスメ商品のECサイト作りに適しています。

BELDAD

画像引用:BELDAD

そのため、自社のイメージ通りのテーマでショップをデザインできるでしょう。

導入ショップ事例

導入ショップ事例

画像引用:いせや

三重県伊賀市の和菓子屋さん「いせや」。WordPressの機能を活かし、Web知識が少ない担当者でも簡単に情報発信できるサイトづくりを目指しました。お店のブログとSNSを連動・拡散する仕組みにしており、集客にも役立つサイト設計に。 サイトに掲載されている写真はプロカメラマンによる撮影で、写真でユーザーの目を引く工夫を行っています。

【WelCartの概要】


初期費用/月額費用

無料/無料

販売手数料

無料

決済手数料

利用するテーマによって異なる

決済方法

各種クレジットカード

コンビニ決済

銀行ATM

オンラインバンキング

モバイルSuica

楽天Edy

商品登録数

サーバーのデータ容量による

外部連携機能

Instagramショッピング

Googleショッピング

NEXT ENGINE

その他、拡張機能として多数あり

テンプレート数

無料、有料など多数あり

サポート体制

メールサポート(有償)

クーポン機能の有無

レビュー機能の有無

購入するテーマによってはあり

在庫不足アラート機能の有無

拡張機能として追加する必要あり

おすすめの店舗

WordPressでホームページやブログがある

【無料】ネットショップ構築が得意な制作会社を紹介してもらう

ECパッケージ2選

ECパッケージとは、ECショップの構築に必要な機能がパッケージされているソフトウェアのことです。自社のサーバーにダウンロードして作成します。サイト作成のカスタマイズの自由度は高く、ブランドイメージにあったサイトが実現できます

ただし、サイト制作の知識がある程度必要であり、セキュリティ対策や機能追加などの更新作業などの維持費用がかかります。そのため、中規模以上の企業やショップに向いている方法です。おすすめのECパッケージを4つお伝えします。

ECパッケージ名

特徴

料金

おすすめの企業

EC-ORANGE

複数ブランドを展開するテナント対応

多言語に対応

初期費用:1,000万円~

実店舗とシステムを

連携させたい

ebisumart

サポートが充実している

セキュリティ対策と安定したインフラ

初期費用:300万円~

月額費用:30万円~

※カスタマイズ内容による

ECコンシェルジュによる

サポートを受けたい

EC-ORANGE

EC-ORANGE

画像引用:EC-ORANGE

EC-ORANGEのおすすめポイント ・複数ブランドを展開するマルチテナント型ECサイトに最適
・ECサイトと実店舗を連携できる
・フロント画面・管理画面共に多言語に対応

EC-ORANGEは、株式会社エスキュービズムが開発および提供するECパッケージです。EC-ORANGEは企業のブランドごとにホームページが作成でき、決済方法・会員ランクなどもブランド別に管理が可能です。一方で、複数サイトの商品情報や在庫情報を一括管理したり、各ブランドの顧客情報を集約できたりします。

EC-ORANGEには、ECサイトと実店舗を連携できる機能があります。在庫から商品情報・発送情報を一元管理して、実店舗とサイトとで同じ情報をシェアできます。ECサイトで注文した商品を実店舗で受け取れるようにすれば、ユーザーの利便性が大幅にアップするでしょう。

EC-ORANGEはフロント画面・管理画面ともに多言語に対応しています。また、サイトでは豊富な決済手段の中から選べ、IPアドレスで閲覧している国を識別してその国の通貨で料金表示できます。

導入ショップ事例

導入ショップ事例

画像引用:株式会社スノーピーク

アウトドアライフをサポートする直営店を全国に30店舗以上、キャンプ場を6か所以上運営している株式会社スノーピーク。アウトドアグッズの販売も手がけています。

ECサイトとPOSを連携し、会員ポイントや購買データ、顧客情報などのデータを連携させました。これにより、会計後に別端末で再度商品を読み込んでポイント付与する手間が省け、スマートな会計対応を実現できました。

【EC-ORANGEの概要】

運営会社

株式会社エスキュービズム

初期費用

1,000万円~

月額費用

※要問合せ

決済サービス連携

カード決済

コンビニ決済

ネットバンキング決済

Apple Pay

Google Google Pay

楽天Pay

キャリア決済

銀行振込

口座振替

CMS連携

HeartCore

WordPress

おすすめの企業

実店舗とシステムを連携させたい

ebisumart

ebisumart

画像引用:ebisumart

ebisumartのおすすめポイント ・ASP型とパッケージ型のメリットを合わせ持つ機能を搭載
・WAFとISMSの導入によるセキュリティ対策と安定したインフラ
・ebisumartのECコンシェルジュによるサポート提携

ebisumartは、システムが古くならないASP型と、他システム連携ができるパッケージ型の両者のメリットを兼ね揃えたサービス。自動アップデート機能を搭載しているため、システムが古くなるデメリットを解消できます。また在庫管理サービスや受発注管理サービス、POSシステムなどECサイトに必要な機能と連携可能です。

ebisumartでは、以下の機能が備わっています。

  • セキュリティ対策WAF(Web Application Firewall)
  • 情報セキュリティ管理ISMS(Information Security Management System)

情報の改ざんや漏えい、システムダウンを防ぎ、不正な攻撃からサイトを守れます。また、高負荷に耐えられるインフラのスペックも標準装備されているのも魅力です。

  • 1分間あたりの最大受注件数が1,900件
  • 1分間あたりの最大アクセス数は50,000アクセス

サイト構築から導入後も手厚いサポートを提供しているのが特徴です。ECコンシェルジュが、サイト運用時に起きたトラブルの解決法などをアドバイスしてくれます。また、運営者向けワークショップ「ebisumart Academy」を定期的に実施。そのため運営方法に不明点があっても解決できるでしょう。

導入ショップ事例

導入ショップ事例

画像引用:青山フラワーマーケット オンラインショップ

青山フラワーマーケット オンラインショップは、株式会社パーク・コーポレーションが運営する生花のオンラインショップです。オンラインショップでは、ギフトフラワーや手軽に生花が届く花の定期便の発送に対応。ユーザーが誕生日や記念日を登録すると、数日前にメールでリマインドする機能もあります。また、生花を新鮮な状態でユーザーへ届けるために出荷関連、在庫関連機能を利用しています。

【ebisumartの概要】


運営会社

株式会社インターファクトリー

初期費用

従量課金プラン:300万円~

固定料金プラン:300万円~

レベニューシェアプラン:1,000万円〜

※どちらもカスタマイズ内容により変動

月額費用

カスタマイズ内容により変動

決済サービス連携

カード決済

コンビニ決済

ネットバンキング決済

Amazon Pay

PayPay

楽天Pay

キャリア決済

ポイント決済

後払い決済

在庫管理・商品管理サービス連携

zaiko Robot

ネクストエンジン

eシェルパモール2.0

おすすめの企業

ECコンシェルジュによる

ポートを受けたい

ebisumartの料金の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:ebisumartの料金・おすすめの企業|受注数が2倍になった事例も紹介

ECパッケージの詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:【EC担当者必読】ECパッケージとは?ASPとの違い・おすすめ6選を比較紹介!

【無料】ネットショップ構築が得意な制作会社を紹介してもらう

ショッピングモール3選

ショッピングモールは、複数のショップが集まってできているサイトのことをいい、基本的にサイト使用料や販売手数料を支払って出店します。ネットショップを作るための土台ができているため、初心者でも簡単にショップを出店可能です。

モール自体に集客力があり、ECモールのCVRは5%前後(ECサイトのCV率は1〜2%)といわれるため、購入につながりやすいです。また、広告出稿やコンサルティング、物流倉庫などの支援サービスを提供。専門知識がなくても出店後のマーケティング展開や受注後の発送などの作業がしやすくなります。

ただし以下の点に注意が必要です。

  • 出店費用がかかるため、それを上回る売上が必要
  • カスタマイズの自由度が低い
  • 出店店舗数が多いため出店後に広告施策が必要になる可能性あり

ショッピングモール名

特徴

料金

おすすめの企業

楽天市場

45,000店舗以上が集まる

日本最大級のショッピングモール

サポート体制がしっかりしている

【がんばれ!プラン】

25,000円

【スタンダードプラン】

65,000円

【メガショッププラン】

130,000円

初期費用:60,000円

初めてネットショップを開く

Yahoo!ショッピング

初期、月額費用など

諸費用がほぼ無料

PayPayが使える

初期費用・月額費用:無料

決済手数料:決算方法によって異なる

コストをかけずに

ネットショップを始めたい

Amazon

1商品から販売可能

初期費用:無料
月額費用:プランによる
決済手数料:プランによって異なる
販売手数料:5〜15%
振込手数料:無料

手間をかけずに

商品販売したい

楽天市場

楽天市場

画像引用:楽天市場

楽天市場のおすすめポイント ・利用者数が日本トップクラス
・ネットショップについて学ぶ場、サポート体制が整っている
・年齢層が高い商品を取り扱っている場合は相性が良い

楽天市場は、45,000店舗以上が出店している日本最大級のショッピングモールです。ユーザー数はAmazonとトップを争っており、楽天はユーザーの年齢層が比較的高いとの調査結果があります。
引用:ニールセン

調査結果を見る限り、自社ターゲットの年齢層が高い場合は、楽天市場が有効かもしれません。

楽天は他のモールと比較して出店にかかる費用も高く、審査も厳しいです。しかし、出店者ごとに専任のECコンサルタントがつくことと、ECショップの知識が習得できるなどサポート体制が整っています。

導入ショップ事例

導入ショップ事例

画像引用:もつ鍋・水炊き博多若杉

博多焼き鳥・もつ鍋若杉は、客足が落ち込んで売上が落ちたときの打開策としてネットショップに出店を決めました。ほとんどパソコンを触ったことがなかったオーナー。楽天市場では専任コンサルタントがつくこと、楽天大学で学びながら店舗運営できることを知り、出店を決意しました。

モール出店のメリットは、お客様がグルメジャンルで商品を探しているときに「試しに買ってみよう」と思うことです。多くの人の目に触れる機会が増えたことで、、今までもつ鍋を食べたことがないお客様が購入するように。

現在も、サポートも活用しながら今では月商1,000万円を超える結果を出しています。

【楽天市場の概要】

初期費用/月額費用

初期費用:それぞれ月額費用を

1年分一括、もしくは2回払い


【がんばれ!プラン】

25,000円

【スタンダードプラン】

65,000円

【メガショッププラン】

130,000円

販売手数料

プランによって異なる

決済手数料

プランによって異なる

決済方法

クレジットカード

Apple Pay

金融機関利用決済

後払い決済

コンビニ決済

PayPal決済

Alipay決済

楽天ポイント

楽天キャッシュ

代金引換

ショッピングクレジットローン

オートローン

リース

法人向け請求書払

商品登録数

がんばれ!プラン:10,000商品
スタンダードプラン:50,000商品
メガショッププラン:無制限

外部連携機能

LINE公式アカウント、Instagram、

Facebook、ROOMなどの複数のSNSと連携可能

テンプレート数

楽天市場専用で展開している外部ツールあり

(有料、無料ともにあり)

サポート体制

〇(専任ECコンサルタント、楽天大学の提供)

クーポン機能の有無

レビュー機能の有無

在庫不足アラート機能の有無

再入荷通知あり

おすすめの店舗

初めてネットショップを開設する

楽天市場の出店にかかる料金の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:楽天市場の出店にかかる料金!料金シミュレーションや類似サービスと比較

Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピング

画像引用:Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピングのおすすめポイント ・低コストでECモールに出店したい(または、試しにはじめてみたい)
・外部サイト・販売チャネルと連携して運用したい
・豊富な販売促進の広告・企画を活用したい

Yahoo!ショッピングは、試しに出店して市場の反応をみたい、初期コストを抑えたいという会社におすすめのモールです。他のECモールと比較して初期費用や月額費用、売上ロイヤリティが無料なのが魅力です。商品が売れなければ手数料がかからないため、低コストで店舗を出店しやすくなっています。

Yahoo!ショッピングのストアページは、設置できる外部リンクの制限がありません。そのため、自社サイト・実店舗サイト・自社ECサイト・SNSなど、さまざまなリンクを設置して送客することが可能です。例えば、エステサロンを運営している場合は、オリジナル商品をYahoo!ショッピングで販売。その商品に興味を持ったユーザーをサロンに集客できます。

Yahoo!ショッピングでは「5のつく日キャンペーン」など、ユーザーにお得な販促企画を行っています。ユーザーを集めやすく、商品ページの閲覧数の増加を期待できるでしょう。

導入ショップ事例

導入ショップ事例

画像引用:道の駅 阿蘇 ネットショップ

道の駅阿蘇 ネットショップは、阿蘇の特産品を揃えている道の駅の商品を購入できるショップ。熊本のお米、乳製品やジュース、果物から肉加工品や漬物まで名産品を販売しています。町おこしが目的なので、商品を購入してくれた顧客には年4回阿蘇の情報誌を同封。広報活動にも一役買っているそうです。

Yahoo!ショッピングは無料で始められると聞いて、ずっと悩んでいたECショップを立ち上げることを決意。ユーザーの購買意欲を高めるための販促企画もモールならではでしょう。自社でやると広告費がかかるため「ウルトラ10DAYS」に参加しているそうです。

(Yahoo!ショッピングでは、全ストア対象の「5のつく日キャンペーン」や、参加条件を確認して申込、参加するストア限定キャンペーンの「倍!倍!ストア」などがあります。)

【Yahoo!ショッピングの概要】

初期費用/月額費用

無料/無料

売上ロイヤリティ

無料(成約ごとにロイヤリティ有)

決済手数料

決済方法により変動

決済方法

PayPay残高払い

クレジットカード決済

PayPayあと払い

ゆっくり払い

モバイル支払い

コンビニ決済

銀行振込(ペイジー)

現金書留

商品代引き

商品登録数

20万商品(初期設定時)

外部連携機能

サーバー・LOGILESS

(受注情報、在庫情報の連携)

テンプレート数

※要問合わせ

サポート体制

電話、メールサポート有、

開店準備サポート用のヘルプデスク有

クーポン機能の有無

レビュー機能の有無

在庫不足アラート機能の有無

おすすめの店舗

初期費用をかけずに

ネットショップを立ち上げたい

Amazon

Amazon

画像引用:Amazon公式サイト

Amazonのおすすめポイント ・電化製品やゲーム、日用品の販売に向いている
・1商品からでも販売可能

Amazonは、楽天市場と並んでトップクラスの来訪者数のECショッピングモールです。Amazonには、Amazonプライム会員制度があります。プライム会員はさまざまな特典が受け取れるので、Amazonを優先的に使う傾向にあるため、安定した集客力が魅力です。

またAmazonは、1商品からでも出品が可能で、出品アカウントの審査も簡単です。
ショップイメージに合わせた自由なページ作りはできません。しかしサイトを作成する手間が省けるため、他の2社と比べて気軽に出品できます。

Amazonは楽天やYahoo!の「出店型」と違い、「出品型」のショッピングモール。出店型は各企業が1企業1ショップを運営する形式です。出品型は一つのジャンル内で商品を集め、各企業が出品する形でページのフォーマットが決まっています。そのため、独自性を出したオリジナル商品よりも、JANコードが表示されているような日用品などの販売に向いています

【Amazonの概要】

初期費用/月額費用

無料/大口出品プラン…月額4,900円、

小口出品プラン…無料(成約1商品ごとに100円)

販売手数料

8〜15%(商品によって異なる)

【参考】料金プラン、配送手数料、

料金シミュレーター | Amazon出品サービスの料金

決済手数料

決済方法によって異なる

決済方法

コンビニ支払い

ネットバンキング

ATM

電子マネー

代金引換

クレジットカード

Amazon Pay

商品登録数

初めての出品時は1000商品

(のち条件次第で制限解除可能)

外部連携機能

SOLOEL

楽楽精算

freee会計

その他多数あり

テンプレート数

×

サポート体制

電話、メールサポート有

クーポン機能の有無

〇(手数料あり)

レビュー機能の有無

在庫不足アラート機能の有無

おすすめの店舗

日用品、電化製品、ゲームなどを取り扱う

手間をかけずに出品したい

ECモールを比較した記事は下記記事をご参照ください。
関連記事:ECモールを徹底比較!人気のモールや料金も解説

※ネットショップを自社で内製化するのが難しい場合、Web幹事にお問い合わせください。予算や目的などをヒアリングしたうえで、貴社に最適なアドバイスをします。相談料・紹介料はいっさいかかりません。

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ホームページ型ネットショップ

ホームページ型ネットショップとは、サイト作成がメインのツールの中にネットショップ作成機能も備わっているものを指します。例えば、ペライチ、ジンドゥー、Wix、Ameba Ownd、グーペが該当します。

ホームページ型ネットショップは以下のような方におすすめです。

  • サイト作成と同時にネットショップ運営したい方
  • 既存サイトからECサイトに送客したい方

各サービスの特徴を以下の表にまとめたので、参考にしてください。

ホームページ型

ネットショップ名

特徴

料金

おすすめの企業

ペライチ

数百種類のテンプレートあり
決済、予約システムなど機能が充実

【フリープラン】
月額費用:0円
決済手数料:6%+40円
【ライトプラン】
月額費用:1,465円
決済手数料:6%+40円

すぐにECサイトを

作成したい

ジンドゥー

AIビルダー、クリエイターと作り方が2種類ある
クリエイタープランのみ、ブログも作成可能

【フリー】
月額費用:0円
【スタート】
月額費用:990円
【グロー】
月額費用1,590円
※AIビルダー

ネットショップだけでなく

ブログやサイトも作成したい
すぐにサイトを作成したい

WIX

テンプレートは500種類上

EC、サービス予約、

イベント集客、ブログ機能あり

【パーソナル】
月額費用:1,200円
【スモールビジネス】
月額費用:2,100円

24時間サポートを受けたい
サイトやブログなども作成したい

Ameba Ownd

無料でアクセス解析、

SEO対策機能が使用できる
各種SNSと連携可能
テンプレート多数

初期費用・月額費用が無料

低価格でネットショップを

作成したい

グーペ

テンプレートページ、

運用管理機能が豊富

【ライト】
初期費用:3,000円
月額費用:1,100円
【スタンダード】
初期費用:3,300円
月額費用:3,300円

サポート体制が整っている

サービスを利用したい

ペライチ

ペライチ

画像引用:ペライチ

ペライチのおすすめポイント ・テンプレート数が豊富
・契約プランの種類が多数
・無料セミナー・個別サポートあり

ペライチは、プログラミングスキルがなくてもリーズナブルでクオリティの高いサイトが簡単に作れるサービスです。数百種類以上のテンプレートの中から、自社にあったデザインが選択可能。料金プランは5種類あります。

  • フリープラン
  • ライトプラン
  • レギュラープラン
  • ビジネスプラン
  • プロフェッショナルプラン

プランの違いは、作成可能なページ数や決済手数料、メルマガ機能の有無です。まずはフリープランで操作性を試してから、有料プランに切り替えた方が良いでしょう。

パソコン操作が苦手な人でも、無料セミナーや個別サポートに参加できるので、安心して制作できます。

導入ショップ例

ペライチ

画像引用:Jeweli Sweets

Jeweli Sweetsは、日本で最高級なチーズケーキを販売している企業です。商品企画からページ作成、集客までを自社で対応し、PR戦略は専門家の意見を聞きながら販売開始。商品を販売してから数日で数十万円以上の売上を達成しました。

そんな同社がペライチを選んだ理由は3つありました。

  • テンプレートが多かったから
  • 自由にカスタマイズできるから
  • 手数料も低かったから

実際にペライチを利用してみて、ネットショップ作成経験がない人でも簡単に作れて驚いたとのことでした。

ジンドゥー

ジンドゥー

画像引用:ジンドゥー

ジンドゥーのおすすめポイント ・2種類の作り方から選択可能
・最短数分でサイトの土台が作成できる
・累計3,200万サイト以上の実績あり

ジンドゥーはドイツで誕生したホームページ作成サービスです。世界中で利用されており、累計3,200万サイト以上がジンドゥーを活用して作成しました。

ジンドゥーの特徴として「ジンドゥーAIビルダー」「クリエイター」の2種類から作り方を選べることです。HTMLやCSSがわからない方はAIナビに従うだけで、サイトを作ってくれるジンドゥーAIビルダーがおすすめ。

HTML、CSSを用いて独自にカスタマイズしたい方は「クリエイター」が向いているでしょう。料金プランはAIビルダー、クリエイターによって異なります。

AIビルダーの場合、フリー、スタート、グローの3プラン。クリエイターの場合はフリー、プロ、ビジネス、SEOプラス、プラチナと5プランがあります。どちらの作り方を検討するとしても、まずはフリープランから始めましょう。

導入ショップ例

ライスピア

画像引用:ライスピア 米蔵

ライスピア米蔵はお米ともち麦の専門店です。スーパーでは販売していない珍しいお米をメインに販売しています。もともと制作会社に依頼してサイトを作成していました。デザインは綺麗だったものの、情報を更新するたびに追加料金が発生することから気軽に更新できなかったそう。

サイトの更新頻度が低かったからか、アクセスも思うように伸びませんでした。そのため、せっかくお金をかけるなら、自分で更新できるサービスに切り替えたいと思いジンドゥーを発見。定期的にお客様が求めている情報を提供でき、ブログとホームページが一緒に使えることから利用を決定しました。

ネットショップを開設後、徐々に売上が上がっていき、最高月250万円稼いだとのことでした。すぐにネットショップを作成でき、手数料もかからないサービスを検討しているなら、ジンドゥーがおすすめといえます。

WIX

wix

画像引用:WIX

WIXのおすすめポイント ・500種類以上のテンプレートあり
・必要なのは月額費用のみ
・売上アップ機能などが多数

WIXは、ネットショップやサービス予約などの機能が備わっているサービスです。世界中で2億5,000万人以上がWIXを用いてサイトを作成しています。

500種類以上のテンプレートが用意されているので、プログラミングスキルがなくてもおしゃれなサイトを作れます。料金プランはパーソナル、スモールビジネス、ビジネス、ビジネスプライムの4種類。どのプランを選んでも販売手数料は無料です。

また以下のように販促・集客に必要な機能も完備。

  • 売上アップ
  • 買い物客の行動分析
  • SEO対策
  • 他言語機能

もし操作方法がわからない場合は、電話・チャット・メールで質問できるので安心です。

導入ショップ例

イチバのハコ

画像引用:イチバのハコ

イチバのハコは金沢の名産品の販売や「近江町市場」の魅力を発信しているサイトです。WIXでネットショップを開設するきっかけとなったのは2020年のコロナ禍。観光体験事業が壊滅的な打撃を受けたため、食品通販市場に参入することとなりました。

実際にWIXを使用してみて豊富にテンプレートがあり、カスタマイズも自由にできる部分が良いとのことでした。競合他社と差別化するためにも、細部のデザインまでこだわりたかった同社。より高度なWeb作成とWIXエディタの機能拡張が可能な「Velo by Wix」を導入しました。

それによりデザイン性が高いサイトが完成。サイト集客はWIXのマーケティング機能を活用し、順調に売上が出ているとのことでした。

Ameba Ownd

Ameba Ownd

画像引用:Ameba Ownd

Ameba Owndのおすすめポイント ・初期費用・月額利用無料
・無料で高性能機能が使用できる
・デザインテーマや商品登録機能がすぐに使える

Ameba Owndは初期費用・月額費用無料で作成できるサービスです。ベーシックとプレミアムプランがあります。独自ドメインや広告を非表示したい、3ページ以上作成したい場合は有料プランがおすすめです。

月額費用は960円とリーズナブル。無料プランの場合、ページ数・画像ストレージに制限がかかります。しかしプレミアムプランにすれば、どちらも無制限で使用可能です。
以下の機能が無料で使えるのも特徴。

  • かんたん商品登録
  • 注文管理
  • 目的のページに商品を掲載
  • 決済機能

3ページ未満のネットショップで良い場合は、無料プランでも十分といえます。

導入ショップ例

GARDEN New York

画像引用:GARDEN New York

GARDEN New Yorkは、ヘアサロンなどを運営している企業です。主にニューヨーカー向けのサービスを提供しており、基本的に英語表記のサイトが多いです。今回は日本に住む人にも情報発信すべく、日本語表記にしているとのことでした。

同社がAmeba Owndを選んだ理由は2つあります。

  • デザイン性が高いテンプレートが多かったから
  • 企業ブランディングに最適なカスタマイズが可能だったから

実際にサイトを制作してみて、簡単に操作できることがわかったそうです。おしゃれなサイトを簡単に作成したい方は利用を検討してみてください。

グーペ

Goope

画像引用:Goope

グーペのおすすめポイント 充実したサポート体制あり
・15日無料お試し可能
・常時SSL化対応

グーペは簡単にサイトが作成できるサービスです。豊富なテンプレートデザイン、ページが用意されているので、最短1日で作成できます。例えばネットショップや販促機能だけでも8種類備わっています。

  • ショッピングカート
  • 予約
  • クーポン
  • メールマガジン
  • お問い合わせ
  • かんたんSEO設定
  • アクセス解析
  • お知らせ

SNSなどの外部サービスとの連携も可能なので、お知らせを更新したらSNSの同時投稿もできます。またセキュリティ面も万全です。ホームページを作成した段階で、常時SSL化されるので、安心してECショップを運営できます。

導入ショップ例

ゴーイングベルボ

画像引用:ゴーイングベルボ

レトロファッション古着、昭和レトロ雑貨などを扱っているゴーイングベルボ。福岡で店舗も運営しています。2011年からグーペを使っており、こまめにトップページ・新着情報を更新しているそうです。

長く運営しているからか、特定のキーワードで上位表示になることもあるとのこと。「ホームページがあればお店っぽい」というイメージから、サイト作成サービスを検討しました。グーぺに決定した理由は、年間契約にすると月1,000円程度で安いと思ったから。またテンプレートがあるので、簡単にサイトを作れる部分も良いとのことでした。

サイトからアクセス方法を知ってお店に来てくれるお客様も増えたとのこと。実店舗も運営している方は参考になるかもしれません。

ネットショップ開設前に知っておくべきこと

ネットショップ開設前に知っておくべきことをまとめました。

インボイス制度の知識を習得する

インボイスとは、販売先に税率と税額を正確に伝えるために、従来の区分記載請求書に必要事項を追記した請求書のこと。それにより消費税の仕入税額控除の適用条件が変更になります。

仕入税額控除とは仕入れ時に支払った消費税額を、消費者から受け取った税額(売上で)から差し引ける仕組みのことです。

うまく活用することで、より多く利益が残る可能性があります。インボイス制度の仕組みについて知りたい方は国税庁の「インボイス制度について」をご確認ください。

ネットショップで活用できる補助金がないか調べる

状況によっては、ネットショップ構築や運営時に補助金を利用できるかもしれません。例えば「ものづくり補助金(正式名称:ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)」「小規模事業者持続化補助金」が該当する可能性があります。

「ものづくり補助金」とは中小企業の生産性向上を目的に、革新的サービス開発などに必要な設備投資を支援する補助金です。

ものづくり補助金総合サイトの成果事例で「ECサイト」と検索すると50件以上出てきます。ぜひ確認してみてください。

「小規模事業者持続化補助金」とは、小規模事業者の販路開拓を補助する制度です。販路開拓に必要な広告費用や機械装置の導入で補助を受けられます。ECサイト構築の際には、ウェブサイト関連費が該当。

ウェブサイトやECサイト等の開発、構築、更新、改修、運用に係る経費が活用事例として掲載されています。最大50万円が上限です。

ただし、ウェブサイト関連費のみの申請はできないので気をつけてください。

引用:「小規模事業者持続化補助金<一般型>ガイドブック

ネットショップ開設までの流れ

ネットショップ開設までの流れ

ネットショップを開設するまでにはいくつかのステップがあります。どのシステムを使ってネットショップを開設するかを決める前に、以下の流れを押さえておきましょう。

販売商品やお店のコンセプトなど事業計画を立てる

  • どんな商品をどのターゲットに向けて販売するか
  • どのようなコンセプトでショップを作るか
  • 売上目標はどのくらいか

など、方針を最初に固めておくことは重要です。

事業計画はショップ運営はもちろん、どのネットショップ構築サービスを使うかを決める時にも重要な役割を果たします。例えば受注生産のオリジナル商品を販売したい場合、以下のことを検討しなければいけません。

  • BASEなどのASPサービスが向いているか商品は自社で作るのか仕入れるのか
  • 在庫を持たずに受注生産にするのか
  • 商品展開は何種類くらいにするのか

それによって、自社がどの構築サービスを使うかも異なるので、事業計画を立てるようにしましょう。

法的な販売可否を確認する

「法的に販売が制限されている商品」とは、日本の法律で販売に許可や届出が必要なもののこと。例えば酒類や薬品類、古物品などがそれにあたります。

その他、使用するショッピングモールの規約で販売が禁止されている商材もあります。成年向け商品や偽ブランド品などモラルに反するものは禁止されているところがほとんどです。

許可申請や資格を取得せずにネットショップを運営し問題が起きた場合、懲役や罰金、訴訟に発展することも。それにより、事業継続が困難になることもあります。資格、許可などについては必ず確認しましょう。

参考記事:はじめてのネットショップ開業手続き~届け出から許可申請まで~

必要な届出を確認する

すでにお店を経営している方や、法人登録されている方は必要ありません。しかし、個人でネットショップを立ち上げる場合、個人事業主として開業届を提出する必要があります。開業届は税務署に提出します。

また、前述した許可や届出の必要な商材を販売する場合は、それぞれ管轄の役所に必要な書類を提出しなければいけません。許可申請は忘れずに提出しておきましょう。

事業計画を立て必要な届出が完了したら、どの構築サービスを使うか決め、ネットショップ開設を進めていきます。

利用するネットショップ作成サービスを決める

法的な販売可否を確認したら、利用するネットショップ作成サービスを決めましょう。本記事では、ネットショップ作成サービスを5種類紹介しています。

例えば、初期費用や月額費用を安くしたいなら、ASPカートがおすすめです。具体的にはSTORESやShopifyなどが挙げられます。

もし、Wordpressでサイトを構築しているのなら、WelCartを導入すると良いかもしれません。各サービスの特徴などをまとめているので、参考にしてください。

デザイン・決済方法を決定する

利用するネットショップ作成サービスを決めたら、デザインや決済方法を決定しましょう。どのサービスを利用するかによって異なりますが、無料プラン・無料テンプレートが用意されているところもあります。

もしECサイト構築が自社で対応できなければ、ECサイトの方でECサイト作成を代行してくれる場合もあります。もしくはECサイト構築が得意な企業に相談する方法も。

Web幹事ではECサイト構築が得意な企業が紹介可能です。詳しく知りたい方はお問い合わせください。


集客方法を検討する

Amazonや楽天市場など、ブランドの知名度が高い場合は集客に力を入れなくても、お客様が見つけてくれる可能性が高いです。しかし、それ以外のECサイト作成サービスの場合、自社で集客しなければいけないことも。

例えば、Goole、SNS、YouTubeへの出稿や、オウンドメディアを立ち上げるなど検討してみてください。

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ネットショップを開業するときの注意点と対策

ネットショップを開業するときの注意点と対策

実際にネットショップを開業する場合、どんなことが失敗のもとや落とし穴になりやすいのか、事前に知っておくことで成功する可能性を高められるでしょう。

複数の手数料がかかる

ネットショップは実店舗に比べて運用コストが低いとはいえ、ゼロではありません。初期費用やランニングコスト、材料の仕入れ、販売手数料や決済手数料などを差し引いたものが利益となります。複数の手数料がかかることを踏まえて、販売価格や送料の設定をしましょう。

対策:初期費用やランニングコスト、販売手数料を把握する

初期費用やランニングコスト、販売手数料などがどのくらいかかるかを把握しておきましょう。実店舗ですでに販売している方は、材料費などに加えて、ネットショップを運営するために必要なランニングコストや販売手数料などを計算して、利益を算出する必要があります。

開業しただけでは集客につながらない

ただネットショップを開設しただけで、勝手に顧客が集まりどんどん売れることはありません。開設後、どのように集客や宣伝をしていくかも考えておく必要があります。集客の方法として無料で行えるものは、ブログやSNSの利用、有料の場合はインターネット広告やSNS広告を出稿する方法があります。

対策:コンテンツマーケティングやSNSを活用する

顧客に商品を購入してもらうためには、商品説明や実際の利用しているシーンの動画などのコンテンツを充実させ、認知や理解促進を強化するコンテンツマーケティングが有効です。

コンテンツマーケティングとは、ユーザーに対して興味がある情報を発信することで商品のファンを増やしていく方法です。最近ではSNSを活用したマーケティングも主流になっています。商品を売り込むというよりは、ファンを作る意識で集客をしていきましょう。

個人情報を管理するためセキュリティ対策を強化する必要がある

ネットショップはユーザーのクレジットカードや商品の購入履歴、住所など重要な個人情報をたくさん取り扱っています。これらの情報が流出し、不正利用されてしまった場合、自社の社会的信用が失われてしまう可能性が高いです。

対策:セキュリティ対策が万全なサービスを選ぶorセキュリティ対策機能を追加する

自社のエンジニアにセキュリティの設定やトラブル対応を任せられる場合はオープンソース型が、セキュリティ対策を含めてサービス提供側に任せたい場合はパッケージ型・クラウド型がおすすめとなります。加えて、2段階認証を設定したりパスワードをこまめに変更するなど、自社でも対策しましょう。また、ウイルス対策ソフトを導入するなど、セキュリティ対策機能を強化しましょう。

禁止商材の販売やサービスの規約に反すると開設がストップされる

ASPやモールの場合などは、法的に禁止されている商材やサービスの規約に反している場合、開設がストップされます。商品券や切手、偽ブランド品やアダルト商品などがこれにあたります。また麻薬などの禁止薬物、薬事法でネットでの販売が禁止されている薬品など法律で販売が許可されていないものも該当します。開業前にサービスの規約やネット販売の禁止事項をよく調べてからネットショップをスタートさせましょう。

対策:禁止商材やサービスの規約を把握する

サービスの規約は不定期に更新されるので、通知が来たらすぐに確認しましょう。また「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」にオンライン契約やインターネット通販における返品などについての決まりや違法事項が詳しく書かれているので、できれば確認しましょう。

参考:電子商取引及び情報財取引等に 関する準則

ネットショップの開業をするために必要なもの・手続きは下記記事をご参照ください。
関連記事:はじめてのネットショップ開業手続き~届け出から許可申請まで~

【無料】ネットショップ構築が得意な制作会社について相談する

【まとめ】ネットショップの作成方法を紹介しました

それではここまでお伝えしてきた内容をまとめます。

  • ネットショップ作成サービスは5種類ある
  • ネットショップを開業するときの注意点と対策
  • ネットショップ開設までの流れを確認しよう

ネットショップ作成サービスには以下の種類があります。

  • ASPカート
  • オープンソース
  • ECパッケージ
  • ショッピングモール

ホームページ型ネットショップ例えばASPカートは初期費用や月額のランニングコストを抑えながらネットショップに必要な土台部分を揃えられます。そのため、個人で開業する方や中小企業で初めてネットショップを立ち上げる方に向いています。

ECパッケージは1からショップページを作成でき、自由なカスタマイズが可能です。ただセキュリティ対策や更新作業など定期的なメンテナンスが必要なため、中規模以上の企業に向いています。ショッピングモールは集客力が高い点が魅力です。出店数も多いため、埋もれてしまわない工夫が必要になります。

また、ネットショップは簡単に開業できるので、開設前に法律や各サービスの規約を自分で確認しておきましょう。開業後に上手に運用するためにも、自社の目的や商品にあったECサイト作成サービスを選んでください。

※「ネットショップの具体的な方法や戦略を相談したい」「自社にあったネットショップ構築サービスを知りたい」という方は、Web幹事にお問い合わせください。予算や目的などをヒアリングしたうえで、貴社に最適なアドバイスをします。相談料・紹介料はいっさいかかりません。

コンサルタントのご紹介 Web幹事 コンサルタント 岩田真 代表取締役
岩田 真
2015年にWeb制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

ホームページ制作のオンライン相談窓口「Web幹事」は、35,000件を超える豊富な相談実績と幅広い知識で、お客様のあらゆるニーズにお応えします。

Web制作業界のプロが丁寧にヒアリングしますので、
初心者の方でも安心してご相談ください!

【無料】ネットショップ構築が得意な制作会社を紹介してもらう

Q. 初心者におすすめのネットショップ構築サービスは?

初心者向けのネットショップ構築サービスとして「STORES」「BASE」等が挙げられます。それぞれの詳しい特徴は記事内で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

Q. ネットショップを開業する際の注意点は?

ネットショップを開業する際の注意点として「個人情報を管理するため、セキュリティを強化する必要がある」「規約に違反すると営業停止される場合もある」等が挙げられます。詳しい選び方については記事をご覧ください。