- 更新日 2026.02.12
- カテゴリー ホームページの作り方
【プロが警告】ホームページでやってはいけない40のチェックリスト!成果を逃すNG例を徹底解説
「ホームページを作ったのに反響がない…」とお悩みではありませんか?
本記事では、Web制作のプロが「ホームページで絶対にやってはいけないこと」をデザイン・構成・運用の観点から徹底解説。検索エンジンに嫌われるNG設定や、ユーザーが離脱する原因を網羅したチェックリスト付きです。
失敗を回避し、成果が出るサイトへ改善する秘訣をご紹介します。
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- 1. ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:設計編
- 2. ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:構築編
- 3. 貴社のホームページ制作の費用がいくらかかるか60秒で診断してみませんか?
- 4. ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:デザイン編
- 5. ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:コンテンツ編
- 6. ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:SEO編
- 7. ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:運用編
- 8. ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:制作会社選定編
- 9. ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:無料ホームページ作成ツール編
- 10. ホームページ制作・作成でやってはいけないこと まとめ
ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:設計編
ホームページ制作の成否は、実は制作に入る前の「設計」で8割が決まると言っても過言ではありません。多くの方が「とりあえず作ればなんとかなる」と考えがちですが、この「なんとなく作る」ことこそが、成果の出ない最大の原因です。
土台となる設計が疎かなまま進めてしまうと、いくらデザインを磨いても、誰にも響かない「自己満足のサイト」になってしまうリスクがあります。まずは設計段階で避けるべき3つの地雷を確認しましょう。
やってはいけない設計編
・作成する目的がはっきりしていない
・ターゲットが決まっていない
・目標数値を決めない
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作成する目的がはっきりしていない
ホームページ制作において最もやってはいけないことは、「ホームページの目的」を決めないことです。
「お金をかけて作成するのだから、目的を決めるなんて当たり前でしょ!」と思われるかもしれません。しかし、実際の制作現場において最も多い失敗の1つが、この「目的の不在」です。実際に筆者が制作相談を受けた案件の20〜30%は、目的が不明確な状態でした。
ここで注意したいのは、以下の要素は「目的」ではないということです。
- デザインをかっこよくしたい
- 魅力の伝わるサイトを作成したい
これらはあくまで「手段」に過ぎません。「ホームページ経由の予約数を増やしたい」「資料請求を月30件集めたい」など、ホームページを通してユーザーに「どんな行動をしてもらいたいか」を具体的に定めることが重要です。目的がブレると、最終的なデザインや機能の軸もブレてしまい、投資対効果の低いサイトになってしまいます。
ターゲットが決まっていない
目的を決めただけでは不十分です。その目的を達成するために「誰に情報を届けるのか」を明確にしなければ、十分な成果を得ることは難しくなります。
ターゲット設定が抜けてしまうと、誰の心にも刺さらない中途半端なサイトになってしまいます。例えば「スマホケースを販売するサイト」を作る場合でも、ターゲットによって構成は180度変わります。
- 10代の女子高生向け: トレンド感があり、直感的に「可愛い」と思わせるビジュアル重視のデザイン
- 30代の男性ビジネスマン向け: 機能性や耐久性を強調し、シックで落ち着いた信頼感のあるデザイン
「デザインがターゲットに合っていない」「写真や文章が不自然」と感じるサイトの多くは、このターゲット選定を疎かにしています。マーケティング戦略の核として、ターゲットを絞り込むことが成功への近道です。
目標数値を決めない
最後に、必ず「目標数値(KPI)」を決めるようにしましょう。数値目標がないと、公開した後に「良かったのか悪かったのか」の判断ができず、具体的な改善施策が打てなくなります。
結果として「作って放置」という状態に陥るケースを、私は数多く見てきました。目標数値としては、一般的に以下の指標を用います。
- お問い合わせ数・資料請求数・予約数: サイトの最終的な成果
- UU数(ユニークユーザー): サイトに訪れた個人の数
- PV数(ページビュー): 閲覧されたページの総数
- 滞在時間: ユーザーがサイト内で情報を読み込んでいる時間の目安
いきなり「問い合わせを現在の10倍にする」といった高すぎる目標ではなく、「まずは月間の訪問者数を500人増やす」といったように、段階に応じた目標設定を行うことが、着実な改善サイクルを回すためのポイントです。
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ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:構築編
ホームページの開発・構築プロセスにも、多くの「やってはいけないこと」が潜んでいます。これらに共通して言えるのは、Googleなどの検索結果で上位表示を狙う「SEO対策」に致命的な悪影響を及ぼすということです。
検索結果に表示されないサイトは、ユーザーに見つけてもらえないため、ビジネスにおいて大きな損失となります。少し技術的な内容も含まれますが、制作会社から納品された際や開発中のチェックリストとして必ず活用してください。
やってはいけない構築編
・無料のレンタルサーバーを使う
・URLを正規化していない
・SSL対応をしない
・パンくずリストを設置しない
・ページ表示速度を考慮しない ・モバイル(レスポンシブ)対応しない
・ドメインを適当に選ぶ
・WordPressを使う場合、セキュリティ関連のプラグインを入れない
無料のレンタルサーバーを使う
初期費用を抑えるために無料サーバーを選びたくなりますが、ビジネス利用においてはリスクが大きすぎます。
- 容量が著しく小さい
- WordPressなどのCMSが利用できない場合がある
- 独自ドメインの利用制限がある
- サポートが一切ない
特にサポートがない点は致命的です。万が一、サイトが表示されなくなった際もすべて自力で解決しなければなりません。信頼できる制作会社が無料サーバーを勧めることはまずありませんので、もし提案された場合は注意が必要です。
URLを正規化していない
URLの正規化とは、内容が同じページに対して複数のURLが存在する場合に、検索エンジンが評価するURLを一つに統合することを指します。
例えば、以下のURLがすべて同じトップページを表示する場合があります。
https://web-kanji.com/
https://www.web-kanji.com/
https://web-kanji.com/index.html
これらが放置されていると、検索エンジンからの評価が分散してしまい、本来得られるはずのSEO効果を逃してしまいます。
ある1つのコンテンツに対して、張られるリンクのURLがユーザーによって異なると、そのコンテンツに対する評価がURLごとに分かれてしまう恐れがあります。これを防ぐために、サイト内でページをリンクするときには、常に特定のURLを使用するようにしましょう。
特定のURLに評価を集中させるよう、制作会社に依頼しましょう。
詳しくわからない方は、制作会社や開発者に「URLはちゃんと正規化されていますか?」と聞いてみましょう。
SSL対応をしない
SSLとは、通信データを暗号化して送受信する仕組みです。これに対応していないサイトは、ブラウザ上で「保護されていない通信」という警告が表示され、ユーザーに強い不信感を与えて離脱を招きます。
また、GoogleはSSL化を検索順位の判断基準に含めると明言しています。お問い合わせフォームだけでなく、サイト内の全ページを暗号化する「常時SSL」化は、現代のホームページ制作において必須の工程です。
パンくずリストを設置しない
パンくずリストは、ユーザーが今サイト内のどこにいるのかを示す「現在地」のナビゲーションです。(童話「ヘンゼルとグレーテル」で、主人公が森で迷子にならないように通り道にパンくずを置いていった、というエピソードに由来します。)
ユーザーが迷子になるのを防ぐだけでなく、検索エンジンの巡回(クローリング)を助ける役割も持っています。SEOの知識がある制作者であれば必ず設置する項目です。納品時にはデザインだけでなく、このパンくずリストが正しく機能しているかチェックしましょう。
参考:パンくずリスト(BreadcrumbList)の構造化データ
ページ表示速度を考慮しない
ページの読み込みが遅いと、ユーザーはストレスを感じてすぐにサイトを離れてしまいます。Googleの統計データによれば、読み込み速度の低下は直帰率に以下のような影響を与えます。
・表示速度が1秒から3秒に落ちると、直帰率は32%上昇
・表示速度が1秒から5秒に落ちると、直帰率は90%上昇
・表示速度が1秒から6秒に落ちると、直帰率は106%上昇
・表示速度が1秒から7秒に落ちると、直帰率は113%上昇
・表示速度が1秒から10秒に落ちると、直帰率は123%上昇
引用元:モバイルコンバージョン率の統計 - Think with Google
理想は「3秒以内」の表示です。特に高画質な画像をそのまま使っていると速度低下の原因になります。Googleの公式スピードチェックツール「PageSpeed Insights」などのツールで自社サイトの速度を確認してみることをお勧めします。
※HPで使用する画像のサイズを工夫することで解決できることが多いです。
詳細は後述の「サイズが大きすぎる画像を使用している」を参考にしてください。
モバイル(レスポンシブ)対応しない
「ターゲットが法人(BtoB)だからPCだけでいい」という考えは今や通用しません。 BtoB特化の当サイト「Web幹事」でも、デバイス比率を見るとスマホユーザーは約36%にのぼります。
モバイル対応がなされていないと、スマホで見た際に「文字が小さすぎて読めない」「ページが画面からはみ出す」といった現象が起き、ユーザー体験を著しく損ないます。
また、Googleはモバイルサイトを基準に評価を決める「モバイルファーストインデックス」を採用しているため、対応しないことはSEOを放棄することと同義です。
参考:モバイルサイトとモバイルファースト インデックスに関するおすすめの方法
ドメインを適当に選ぶ
ドメイン(URLの末尾部分)はサイトの「表札」であり、一度取得すると変更は困難です。
- 関連性の欠如: ビジネス名と無関係な英数字の羅列
- 入力ミスしやすさ: o(小文字)とO(大文字)、0(ゼロ)が混在している
- 怪しいトップレベルドメイン: .ruや.cnなど、スパムサイトで多用されるドメイン
これらはサイトの信頼性を損なう原因になります。.jpや.comなど、一般的で信頼感のあるドメインを選びましょう。
WordPressを使う場合、セキュリティ関連のプラグインを入れない
世界で最も利用されているWordPressは、そのシェアの高さゆえにサイバー攻撃の標的になりやすいという側面があります。
「自分たちは狙われないだろう」という油断は禁物です。サイト改ざんやウイルス埋め込みを防ぐために、「SiteGuard」などのセキュリティプラグインを導入し、ログインURLの変更や不正アクセスのブロックといった最低限の対策を必ず講じてください。
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まずは最初の質問です
ホームページ制作は初めてですか?
はい
いいえ
ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:デザイン編
ホームページにおけるデザインは、単に「見た目を美しくする」ためのものではありません。Webサイトにおけるデザインの真の役割は、ユーザーを目的の行動へ導く「使い勝手」や、信頼感を生む「成果」に直結するものです。
「見た目がきれいだから」という主観だけで進めてしまうと、肝心の情報が伝わらないサイトになってしまいます。ここでは、デザイン面で避けるべき「やってはいけないこと」を解説します。
やってはいけないデザイン編
・トンマナが統一されていない
・アニメーションを多用している
・Flashを使用している
・文字が小さすぎて視認性が低い
・ターゲットとの親和性が低い
・細かいデザインにこだわりすぎる
関連記事:誰でも実践できる!見やすいホームページを作るためのポイント
トンマナが統一されていない
トンマナ(トーン&マナー)とは、デザインの一貫性のことです。自社でホームページを作成したり、公開後に場当たり的にページを追加したりすると、このトンマナが崩れがちです。
- ページごとに文字の大きさやレイアウトがバラバラ
- 特定のページだけ急に色の雰囲気が変わる
- ターゲットにそぐわないフォントや画像を使っている
デザインに一貫性がないと、ユーザーは混乱し、サイトや企業に対して不信感を抱いてしまいます。ブランドイメージを正しく伝え、ユーザーに安心して回遊してもらうために、ルールに基づいたデザインを徹底しましょう。
アニメーションを多用している
要素がふわっと現れたり、スライドしたりするアニメーションは、上手く使えば視線を誘導する効果的な手法です。しかし、過度な演出は逆効果になります。
画面のあちこちで動きすぎると、ユーザーの目線が散漫になり、本当に見てほしい情報(お問い合わせボタンや重要なメッセージ)への到達を妨げてしまいます。「何を見せたいのか」という目的を優先し、アニメーションはアクセントとして控えめに活用しましょう。
Flashを使用している
かつてWebの動的表現に欠かせなかったAdobe Flashですが、現在は「やってはいけない」の筆頭です。Flashは2020年12月31日をもってサポートが完全に終了しています。
参考:Adobe Flash Playerサポート終了情報ページ
現在では以下の4つの大きなリスクがあります。
- モバイル表示不可: スマホやタブレットではそもそも閲覧できません
- セキュリティリスク: サポート終了により脆弱性が放置されています
- SEOに不利: 検索エンジンが内容を正しく評価できません
- 閲覧不可: 多くのブラウザで再生がブロックされます
これからサイトを作る、あるいはリニューアルする場合は、必ずHTML5などの現代的な技術を使用してください
文字が小さすぎて視認性が低い
余白を活かしたおしゃれなデザインを意識するあまり、文字が小さくなりすぎているサイトを見かけます。
どれだけデザインが格好良くても、読めなければ意味がありません。特にスマホ閲覧時のアクセシビリティを考慮し、最低でも12px(ピクセル)以上を維持して作成しましょう。制作中には必ず実機(スマートフォン)で、ストレスなく読めるかを確認することが重要です。
ターゲットとの親和性が低い
デザインを決めるとき、自社の「好み」を優先していませんか?デザインで最も重要なのは、
ターゲットに安心感と信頼感を与えるトーン設定です。
例えば、高級化粧品を求めている層に対して、安売りスーパーのような賑やかすぎるデザインを提示しても響きません。逆に、子供向けのサービスなのに重厚すぎるデザインでは、ターゲットは違和感を覚えて離脱してしまいます。デザインの主観を排除し、ターゲットが「自分のためのサイトだ」と感じる親和性を追求しましょう。
細かいデザインにこだわりすぎる
デザインの細部にこだわる姿勢は大切ですが、行き過ぎると機会損失を招きます。
「1ピクセルのズレ」や、訪問者のほとんどが気づかないような微細な修正に時間をかけすぎて公開を数ヶ月遅らせることは、その期間に得られたはずの顧客を逃すことと同義です。
デザインは「公開して終わり」ではありません。まずは8割の完成度で公開し、実際のユーザーの動きを見ながら改善していく「運用型」のアプローチを推奨します。
ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:コンテンツ編
昨今、検索ユーザーに価値を届ける「コンテンツ」の重要性はますます高まっています。
GoogleはE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を重視しており、テキストや画像の作り方一つでサイトの評価は大きく変わります。ここでは、中身の作り方において避けるべき「地雷」を確認しましょう。
やってはいけないコンテンツ編
・トンマナが統一されていない
・アニメーションを多用している
・Flashを使用している
・文字が小さすぎて視認性が低い
・ターゲットとの親和性が低い
・細かいデザインにこだわりすぎる
著作権フリーでない画像を使用する
作者の許可なく、イラストや画像を無断で掲載すると著作権の侵害となるおそれがあります。
「バレないだろう」と考えるのは非常に危険です。現在はGoogleの「画像検索」機能により、無断で掲載しているサイトは簡単に見つけることが可能です。悪質な掲載の仕方の場合は、作者がSNSなどで拡散し、炎上してしまうリスクや、法的な賠償リスクを負う可能性もあります。
どうしても使用したい画像がある場合は、個別に許可を取るか、正しく権利を購入した素材を使用しましょう。
他サイトの文章をコピペする
画像やイラストだけでなく、文章・テキストも無断で掲載してはいけません。
外部のホームページの文章をそのまま掲載することは、重複コンテンツとしてSEO対策(検索順位)に不利になるだけでなく、企業としての信頼性を失墜させるダブルパンチとなります。
文章を引用したい場合は、あくまでオリジナルの文章を補強する範囲に留め、引用元をしっかりと明示するようにしましょう。
サイズが大きすぎる画像を使用する
掲載する写真の画質やクオリティにこだわりすぎて、意図せず容量の非常に重い画像を使っている場合があります。
容量の重い画像を多用すると、ページの表示速度が著しく低下してしまいます。前述の通り、表示速度の遅延は検索順位の低下を招く危険性があるため、注意が必要です。
見た目のクオリティと軽量化のバランスを考えつつ、画像のリサイズツールなどを使用して、適切なサイズに調整してから掲載することを推奨します。目安としては、画像1枚につき100KB程度が理想です。
ただ文章を羅列する
ユーザーは想像以上に飽きっぽく、Web上の文章を「隅々まで読まない」ことを前提に工夫する必要があります。代表挨拶や会社理念などでよく見かける「書きたいことをつらつらと書いているだけ」のページは、十中八九読まれていません。
読んでもらうために、以下の工夫でリズムを作りましょう。
- 見出しに装飾をつけて、メリハリを持たせる
- イラストや画像を使って視覚的にわかりやすくする
- 箇条書きを活用して情報を整理する
ユーザーが「読まずに眺める」だけでも内容が理解できる工夫が重要です。
ソースや真偽が不明な情報を記載する
インターネット上には膨大な情報が溢れていますが、その中には真偽が不明なものも含まれます。不正確な情報を発信することは、ユーザーに損失を与えるだけでなく、サイトの評価を大きく下げます。
本記事で信頼性の高い情報を引用しているように、公的機関やGoogle公式ガイドラインをソースにする習慣をつけましょう。
品質の高いコンテンツ作成は「コンテンツSEO」と呼ばれます。以下の記事を参考に、高品質なコンテンツに必要な項目を理解しておいてください。
参考:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成
関連記事:コンテンツSEOで検索上位を狙う手法・メリットを詳しく解説【初心者向け】
ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:SEO編
検索結果への上位表示を狙う「SEO対策」。検索エンジンのアルゴリズムは日々進化しており、かつては効果的だった手法が、現在では逆効果(ペナルティ対象)になるケースが多々あります。
古い知識に基づいた「ブラックハットSEO」は、現代では通用しないどころか、サイトの評価を地に落とす「毒」になります。ここでは、今の時代に絶対にやってはいけないSEOの地雷を整理します。
やってはいけないSEO編
・外部リンクを購入する
・対策キーワードを隠しテキストで入れる
・キーワードを詰め込みすぎた不自然な文章を作成する
・meta keywordsに対策キーワードを詰め込む
・ホームページの構造を複雑にする
・重複コンテンツ(カニバリゼーション)を作ってしまう
関連記事:【初心者向け】ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの違いとは?
外部リンクを購入する
かつては「被リンクの数」さえあれば順位が上がる時代もありましたが、現在は通用しません。特に、以下のような行為は非常に危険です。
- 有料リンクの購入
- 関連性の低いサイトからの大量の被リンク
- 自動生成されたリンク集サイトからの被リンク
Googleのガイドラインでは、ランキング操作を目的としたリンクの売買を明確に禁止しています。
PageRank を転送するリンクの売買は、検索結果の品質を低下させる要因の 1 つです。リンク プログラムへの参加は Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に対する違反となり、検索結果におけるサイトの掲載順位に悪影響を及ぼすおそれがあります。
質の低い被リンクは無意味であるばかりか、ペナルティを受けて検索結果から除外されるリスクがあることを肝に銘じておきましょう。
関連記事:SEO外部対策とは?実践ガイドと被リンクチェックのツールまとめ
対策キーワードを隠しテキストで入れる
「白背景に白文字でキーワードを埋め込む」「フォントサイズを0にする」といった手法は、古典的な不正行為です。
Google の検索結果でのランキングを操作するためにコンテンツに隠しテキストや隠しリンクを含めることは、偽装行為と見なされることがあり、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反にあたります。
引用元:Search Consoleヘルプ「隠しテキストと隠しリンク」
現代の高度なAIアルゴリズムは、こうした「人間には見えないが検索エンジンには見せようとするテキスト」を即座に検出します。発覚すればサイト全体の信頼性が損なわれます。
キーワードを詰め込みすぎた不自然な文章を作成する
上位表示させたいキーワードを、下記のように文脈を無視して大量に詰め込むのも逆効果です。
無制限のアプリストア クレジット。アプリストア クレジットを無償で提供すると主張するサイトは数多く存在しますが、すべて偽物であり、無制限のアプリストア クレジットを探しているユーザーをいつも混乱させています。この Web サイトでは、無制限のアプリストア クレジットを取得できます。 アプリストア クレジットが無制限の当社のページに今すぐアクセスし、クレジットを入手しましょう。
引用元:Search Consoleヘルプ「キーワードの乱用」
このような文章はユーザーにとって極めて読みにくく、離脱率を高めるだけでなく、Googleからも「ユーザーの利便性を損なうスパム」と判定されます。自然な文章の中で、読者が求める情報を提供することが最優先です。
meta keywordsに対策キーワードを詰め込む
HTMLのタグ内にある「meta keywords」は、現在Googleの検索順位には一切影響しません。
参考:Googleでサポートされているタグ一覧
参考:Google はウェブ ランキングにキーワード メタタグを使用しません
そのため「meta keywordsを記入してもしなくても、検索結果の順位には影響しない。」ということが言えます。
ここにキーワードを詰め込んでもSEO効果がないどころか、競合他社に「自社がどのキーワードを狙っているか」を手の内として晒してしまうデメリットしかありません。
ホームページの構造を複雑にする
情報が整理されておらず、目的のページに辿り着きにくい複雑な階層構造は、SEOにおいてマイナス評価となります。
理想は、「TOPページから3クリック以内」で目的のコンテンツに到達できるシンプルなディレクトリ構成です。構造がシンプルであれば、検索エンジンのクローラーがサイト内を巡回しやすくなり、新しいページも正しくインデックスされるようになります。
※ ホームページ制作によくあるトラブルについて詳しく知りたい方は「ホームページ制作のよくあるトラブルとその対策【事例別に紹介】」を参考にしてください。
重複コンテンツ(カニバリゼーション)を作ってしまう
サイト内で似たような内容の記事を複数作ってしまうと、Googleからの評価が分散してしまう「カニバリゼーション(共食い)」が発生します。
例えば「初心者向けパスタの作り方」と「誰でもできる簡単パスタレシピ」が、内容的にほぼ同じであれば、どちらか片方(あるいは両方)の順位が上がらなくなります。多くのキーワードで欲張って記事を作るのではなく、必要に応じて記事を統合し、一つの高品質なページとして評価を高める戦略が必要です。
ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:運用編
ホームページは「作って終わり」ではありません。公開後も新しいコンテンツの追加や最新情報へのアップデートなど、継続的なメンテナンスが成果を左右します。ここでは、運用フェーズで陥りがちな「やってはいけない」ポイントを解説します。
やってはいけない運用編
・運用・保守の担当を決めていない
・運用・保守の予算を見積もっていない
・セキュリティ対策を怠る
運用・保守の担当を決めていない
ホームページの運用と保守には、以下のような多岐にわたる作業が発生します。
|
作業内容 |
運用 |
保守 |
|
情報の更新 |
〇 |
|
|
セキュリティの監視 |
〇 |
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|
データバックアップ |
〇 |
|
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障害の原因究明・復旧 |
〇 |
|
|
ホームページの改善提案・実施 |
〇 |
Web幹事に相談いただくお客様に「運用・保守はどうされますか?」と訊くと「考えてないです」という回答が多く見られます。しかし、担当者が不在では情報の陳腐化が進むだけでなく、万が一の障害時に復旧が遅れ、ビジネスチャンスを逃すことになります。社内で体制を整えるか、ノウハウがなければ外注を検討しましょう。
運用・保守の予算を見積もっていない
ホームページに運用や保守があることは知っていても、予算に組み込んでいない方も多いです。
ホームページの運用・保守の費用は月額で数千円~5万円程度が一般的な相場です。Webサイトの規模が大きい場合や10万円を超える場合もあります。月5万円の場合、1年で60万円かかることになります。
運用・保守を考慮に入れず、予算ギリギリでホームページを作ってしまうと、公開後のメンテナンスに手が回らなくなってしまいます。せっかくの投資を無駄にしないためにも、必ず運用・保守費用を予算に含めた計画を立てましょう。
関連記事:【かんたん解説】ホームページ管理費・保守費用の内訳と相場
セキュリティ対策を怠る
「うちは小規模だから狙われないだろう」という油断は禁物です。世界中からアクセス可能なホームページは、常にサイバー攻撃のリスクにさらされています。
セキュリティ対策を怠ると、以下のような甚大なダメージを受ける可能性があります。
- 個人情報の漏洩: 顧客名簿や会員情報の流出
- サイト情報の改ざん: 意図しない情報の掲載やウイルス配布元への悪用
- 企業の社会的信用の失墜: 信頼回復には多大な時間とコストが必要
問題が発生してから対策をとるのでは遅すぎます。個人情報保護や企業の社会的責任の観点からも、被害を未然に防ぐためのセキュリティ投資を惜しまないようにしましょう。
ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:制作会社選定編
社内にホームページを作成できるメンバーがいない場合は、制作会社に発注することになります。しかし、専門的な領域だからこそ、知識の差を利用した悪質な業者が存在するのも事実です。選定時点で「やってはいけない」ポイントを整理し、信頼できるパートナーを見極めましょう。
やってはいけない制作会社選定編
・途中解約不可の業者と契約する
・適切な制作会社を選んでいない
・高額すぎる見積もり金額で契約してしまう
・安い見積もり金額につられて安易に契約してしまう
・制約の多いCMSを選ぶ
途中解約不可の業者と契約する
ホームページ作成において最も注意すべきなのが「契約条件」です。初期費用を安く見せかけて、月々の運用管理費で利益を出すビジネスモデル自体は一般的ですが、最悪なのは「途中解約ができない」契約です。
特に「ホームページリース」には強く警戒してください。中小企業庁も、ホームページソフトの悪質なリース契約について以下のように注意喚起を行っています。
・事業者間(個人事業主を含む)の取引にはクーリングオフ制度が適用されません。
・リース契約後の中途解約もできません。
・リース契約をなさる場合、リース契約の内容、月額及び総額のリース料、リース期間などを、しっかりチェックしてから契約をしましょう!
・更新を依頼しても、そのような契約はしていないと返答する業者もいます。
引用元:中小企業庁
月2万円の運用費でも、5年間のリース契約であれば総額120万円になります。解約したくてもできないという「地雷」を踏まないよう、契約書の内容は必ず細部まで確認しましょう。
※悪徳制作会社の手口についても解説しております。参考にしてください。
格安ホームページ制作の裏側暴露! 制作会社がこっそり教えます。
適切な制作会社を選んでいない
制作会社にはそれぞれ「得意分野」があります。集客、デザイン、システム開発など、自社の目的と会社の強みが合致していなければ、期待した成果は得られません。
例えば、リニューアルして集客力を高めたいのに、デザインの美しさだけを売りにしている会社を選んでしまうと、見た目は良くても誰も来ないサイトになってしまいます。「何を作りたいか」だけでなく「何のために作るか」を基準に、実績や提案内容を吟味することが重要です。
ホームページ制作会社の選び方がわからない方は、本サイト「Web幹事」にご相談ください。Web幹事はあなたに最適な制作会社を、プロが「人力で」マッチング・ご紹介するサービス。
あなたの予算や目的を丁寧にヒアリングした上で、最適な業者をご提案いたします。
高額すぎる見積もり金額で契約してしまう
ホームページ制作の相場は非常に分かりにくく、数万円から数百万円まで幅があります。もし見積もりが「高い」と感じたら、盲目的に契約してはいけません。
- その金額の理由や作業の内訳を聞いてみる
- Webに詳しい第三者に意見をもらう
- 別の会社に相見積もりを取ってみる
といったアクションが必要です。企業サイト(コーポレートサイト)の場合、中心的な価格帯は50万円〜100万円程度になることが多いですが、提案内容がその金額に見合っているかを冷静に判断しましょう。
安い見積もり金額につられて安易に契約してしまう
逆に「安さ」だけで選ぶのも「やってはいけない」ことの一つです。格安で制作できるのには必ず理由があります。
- 修正回数に厳しい制限がある
- テンプレートの流用で独自性がない
- 担当者と連絡がつきにくく、スケジュールが遅れる
安かろう悪かろうの状態でトラブルに見舞われ、結局別の会社に作り直しを依頼することになれば、時間もお金も無駄になります。なぜその安さを実現できているのか、裏側を確認する術を持ちましょう。
※ホームページの種類や目的に応じて価格は大きく変動します。
ホームページ制作の相場・料金【相場早見表・料金表つき】から、相場を事前にチェックしておくようにしましょう。
制約の多いCMSを選ぶ
更新を楽にするためのCMS(コンテンツマネジメントシステム)ですが、独自ドメインが使えなかったり、デザインや構造の変更に制限が多かったりするツールもあります。
将来的に集客を強化したい、機能を拡張したいと思ったときに、ツールの制約が足かせになってしまうリスクがあります。本格的なビジネス利用であれば、WordPressやMovable Typeなど、拡張性と自由度の高いCMSを選ぶのが得策です。
ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:無料ホームページ作成ツール編
最近では、プログラミングの知識がなくても直感的な操作でサイトを作れる「無料ホームページ作成ツール」が人気です。手軽に始められる一方で、ビジネスとして活用する場合には、無料ゆえの限界や注意点も多く存在します。安易な利用で後悔しないためのポイントを解説します。
やってはいけない作成ツール編
・目的に沿ったホームページ作成ツールを選ばない
・独自ドメインを取得しない
・広告を非表示にしない
・毎月の利用料・手数料を予算に含めていない
関連記事:無料でホームページが作成できるツール7つを徹底比較!【比較一覧表付き】
目的に沿ったホームページ作成ツールを選ばない
「無料だから」という理由だけでツールを選んでしまうのは、最も避けるべき失敗です。自社が達成したい目的に合わせて、必要な機能が備わっているかを確認しなければなりません。
- ECサイト(商品販売): 商品登録、決済システム、メルマガ、クーポン発行機能が必要
- オウンドメディア(集客): 記事の更新性、動画やSNSの埋め込みやすさが重要
目的に合わないツールを選んでしまうと、後から「必要な機能が追加できない」といった事態に陥り、結局別のツールで作り直すことになります。これでは、節約したはずの時間も費用も無駄になってしまいます。
独自ドメインを取得しない
独自ドメインとは、当サイトの「web-kanji.com」のように、自由にカスタマイズできる世界に一つだけのURLです。無料ツールの多くは「〇〇.wixsite.com」のような、ツール運営会社の名前が入ったサブドメインを提供しています。
ビジネス利用において、独自ドメインを取得しないことには以下のようなリスクがあります。
- 信頼性の欠如: 他社の名前が入った長いURLは、ユーザーに「簡易的なサイト」という印象を与え、不信感を招く原因になります。
- 将来の引っ越しリスク: ツールを乗り換える際、サブドメインだとURLが変わってしまい、それまで蓄積したSEO評価をすべて失うことになります。
長期的にビジネスを成長させるなら、最初からシンプルで信頼性の高い独自ドメインを取得することを強くおすすめします。
広告を非表示にしない
無料プランの多くは、サイト上にツール提供側の広告が自動的に表示されます。個人の日記ならまだしも、ビジネスサイトで広告が表示されたままにするのは避けるべきです。
ビジネスサイトの目的は、自社商品へのお問い合わせや購入といった「成果(CV)」にあります。サイト内に他社の広告があることは、せっかく訪れてくれたユーザーを外部サイトへ逃がす導線を作っているのと同じです。 ユーザー体験を損なわず、信頼感を醸成するためにも、有料プランへのアップグレード等で広告を非表示にするのが鉄則です。
毎月の利用料・手数料を予算に含めていない
「初期費用が無料」であっても、ランニングコストがゼロとは限りません。特にEC機能を備えたツールの場合は注意が必要です。
- 月額システム利用料
- 決済手数料
- 売上ロイヤリティ
これらの手数料を試算せず運用を始めると、売上が上がっても利益が圧迫されることになりかねません。自社のビジネスの売上予測や利益率と照らし合わせ、トータルのコストが予算内に収まるか、事前にしっかりとシミュレーションしておきましょう。
ホームページ制作・作成でやってはいけないこと まとめ
ホームページ制作の現場でよく起こる、基本的な「やってはいけないこと」を網羅してご紹介しました。
設計、構築、デザイン、コンテンツ、SEO、運用、そして制作会社選定。すべての項目を完璧にクリアしているホームページは、実はそれほど多くありません。しかし、だからこそ本記事で紹介した「地雷」を一つずつ丁寧につぶしていくことで、競合サイトに差をつけ、ホームページの品質を確実に向上させることができます。
品質の高いホームページをまず作るのが重要
昨今、検索エンジンやSNSの普及により「コンテンツの質」の重要性がますます高まっています。しかし、どんなに素晴らしいコンテンツを作成しても、その土台となるホームページ自体の品質が低ければ、本来得られるはずの恩恵は半減してしまいます。
例えば、表示に10秒以上かかるほど重いサイトや、スマホでまともに読めないサイトにどれだけ有益な情報を掲載しても、ユーザーは中身を読む前に離脱してしまいます。
「良いコンテンツは、良いホームページ作り」から始まります。
まずは本記事で解説した「やってはいけないこと」をチェックリストとして活用し、成果の出やすい健全な土台(サイト)を整えましょう。その上で、ユーザーにとって真に価値のある中身(コンテンツ)を積み上げていくことが、ホームページ成功への最短ルートです。
ユーザーにとって見やすいホームページを作るコツは下記の記事を参考にしてください!
Q. ホームページを作る際に注意することは何ですか?
ホームページ作成で注意するポイントとして、主に「目標数値を設定する」「ターゲット・目的を明確にする」「URLを正規化する」「無料のレンタルサーバーは利用しない」「パンくずリストを設置する」「ページ表示速度を考慮する」「レスポンシブ対応する」等が挙げられます。
Q. ホームページのリニューアルを考えていますが、何から始めればいいですか?
ホームページリニューアルをする際は、まず目的とターゲットを明確にしましょう。次に、現在のホームページの問題点や改善点を洗い出し、どのようなデザインやコンテンツが必要かを考えます。最後に、制作会社やデザイナーと相談しながら具体的なリニューアルプランを立てましょう。
この記事を書いた人
岩田 真
専門分野: ホームページ制作,ディレクション,Webマーケティング
株式会社ユーティル代表取締役。2015年にWeb制作会社として株式会社ユーティルを設立。Webディレクター・営業担当として、3年で上場企業を含む50社以上のホームページ制作に従事。経験・スキルがゼロの状態からホームページ制作事業を始めたので初心者の方に分かりやすく、業界の知識をお伝えできます!
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