- 更新日 2024.11.15
- カテゴリー ホームページの作り方
ホームページ制作・作成でやってはいけないこと40個を全て解説【2024年最新版】
「ホームページ制作はもう一般的。誰が作ってもそんなに変わらないでしょ?」
とお考えのあなた。
ホームページ制作には、たくさんの「やってはいけないこと」があるのをご存知ですか?
そしてこの「やってはいけないこと」は、意外と守られていないことをご存知ですか?
しっかりポイントを抑えておかないと
- 集客が全くできない
- 炎上するリスクがある
- 悪徳制作会社にだまされる
といったホームページを作成するうえでのリスクがあるため要注意です!
本記事では3年間で上場企業を含む50社以上のホームページ制作を行ってきた制作のプロが、初心者の方向けに「ホームページ作成でやってはいけないこと」を1から10まで全て解説。
安くない金額を割いて作るホームページだからこそ、しっかり成果は出したいもの。
ホームページ制作における「やってはいけない」チェックリストとしてお役立てください。
ホームページのリニューアルで失敗したくない方へ
失敗しないサイトリニューアルを行うための、基本手順を解説しています!ぜひ参考にしてみて下さい。
サイトリニューアルの基本手順と進め方をプロが解説します【専門知識不要】
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サイト制作前に確認したいことについては、以下にまとめております。ぜひご活用ください。
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ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:設計編
まずはホームページの設計時点でのやってはいけないポイントをご紹介します。
ホームページ作成において設計は最も重要であり、最も失敗が多い部分です。
しっかり注意を払うようにしましょう。
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作成する目的がはっきりしていない
ホームページ制作において最もやってはいけないことは「ホームページの目的」を決めないこと。
「お金をかけて作成するのだから、目的を決めるなんて当たり前でしょ!」
と思われる方も多いかもしれません。
しかし、ホームページ制作の現場において最も多い失敗の1つがこの「目的の不在」です。
実際に筆者が制作の相談をうけた20〜30%は目的が不在の案件でした。
- デザインをかっこよくしたい
- 魅力の伝わるサイトを作成したい
というものは目的ではありません。
より具体的に、「ホームページ経由の予約の数を増やしたい」「ホームページから資料請求を集めたい」など、ホームページを通してユーザーに「どんな行動」をしてもらいたいかをしっかり決めましょう。
ターゲットが決まっていない
目的を決めただけでは、まだまだ不十分です。
目的を達成するために「誰に情報を届けるのか」ということを決めなければ、十分な成果を得ることは難しくなります。
例えば「スマホケースを販売するホームページ」を作成する場合でも、ターゲットによってデザインや情報の届け方は大きく変わります。
- 10代の女子高生向けに可愛いスマホケースを販売する
- 30代の男性ビジネスマン向けに、シックな落ち着いたスマホケースを販売する
ターゲットが明確に決まっていないがために「デザインがターゲット向きではない」「記事や写真などのコンテンツが不自然」というホームページをよく見かけます。
マーケティング全体の戦略にも関わる部分のため、集客したいターゲットをしっかり決めることが重要です。
目標数値を決めない
最後に、必ず目標数値を決めるようにしましょう。
目標数値がないと、具体的な施策に落とし込めません。
結果、「ホームページを作成した後は放置することになってしまった・・・」という状態になりがちで、そのような失敗を多数見てきました。
ホームページを作成する場合、目標数値の具体例として以下の指標が一般的に用いられます。
- お問い合わせ数や資料請求・予約数(サイトの目的の達成数)
- UU数(ユニークユーザー:サイトを閲覧した人の数)
- PV数(ページビュー:閲覧されたページの数)
- 滞在時間(ユーザーがサイトにいた時間)
いきなり、今まで月に数件だったお問い合わせの数が数十件になるということは、ほとんどありません。
「まずは、ホームページに来てくれる人の数を増やそう」など段階に応じて目標数値を変えることも重要です。
サイト設計に関する知識がない場合
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やってはいけない設計編
・作成する目的がはっきりしていない
・ターゲットが決まっていない
・目標数値を決めない
ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:構築編
ホームページの開発そのものにも、「やってはいけないこと」が存在します。
それらに共通して言えるのは、対応しないと「Google検索で検索結果の上位表示(SEO対策)に悪影響がある」ということ。
検索結果に表示されないと、ユーザーがホームページを見つけることができないため致命的です。
少し技術寄りな内容になりますので、制作会社や開発者からの成果物に対するチェックリストとしてご活用ください。
無料のレンタルサーバーを使う
一見サーバーを無料で利用できるのは魅力的に見えますが、様々なデメリットが存在します。
- 容量が著しく小さい
- WordPressなど一部のCMSが利用できない
- 利用できるドメイン数に制限がある
- サポートがない
特にサポートが受けられないのは致命的で、ホームページが表示されなくなったなどの際に自分で対応しなければなりません。
※そもそも、しっかりした制作会社が無料のレンタルサーバーを勧めてくることは珍しいです。
無料のレンタルサーバーを制作会社に勧められたら注意するようにしましょう。
URLを正規化していない
少し専門的な内容になってしまいますが、同じページを表示するのに複数のURLが存在する場合があります。
https://web-kanji.com/
https://www.web-kanji.com/
https://web-kanji.com/index.html
例えば上記のURLが全て同じページを指す場合があります。
その場合、検索エンジンの評価が分散されてしまいSEOに不利な状態になってしまいます。
ある1つのコンテンツに対して、張られるリンクのURLがユーザーによって異なると、そのコンテンツに対する評価がURLごとに分かれてしまう恐れがあります。これを防ぐために、サイト内でページをリンクするときには、常に特定のURLを使用するようにしましょう。
引用:検索エンジン最適化 スターターガイド
詳しくわからない方は、制作会社や開発者に「URLはちゃんと正規化されていますか?」と聞いてみましょう。
SSL対応をしない
SSLとは、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みのことです。
ハッカーなど第三者による改ざんやデータの盗み見を防ぐためのものです。
SSLが導入されていないと「ホームページの安全性が担保されない」という直接的なデメリットのほか、SEO的に不利になります。
お問い合わせフォームなどの特定のページだけでなく、全てのページをSSL化する「常時SSL」を制作会社や開発者に依頼してホームページ作成を進めましょう。
パンくずリストを設置しない
パンくずリストとは、今ユーザーが閲覧しているページが、ホームページのどの位置にあるのかを示してくれる、地図の中の「現在地」を表すものです。
(童話「ヘンゼルとグレーテル」で、主人公が森で迷子にならないように通り道にパンくずを置いていった、というエピソードに由来します。)
一見見落としがちな「パンくず」ですが、SEO対策やユーザービリティの観点では非常に重要。
「パンくず」は、SEOの知識があり、しっかりとホームページを作成している会社や開発者なら必ずつけてくれるものです。
ホームページの作成時に提出された納品物で必ずチェックするようにしましょう。
ページ表示速度を考慮しない
せっかく見たいホームページがあっても、なかなか表示されずイライラした経験はありませんか?
ユーザーは知らず知らずのうちのページの表示速度を気にしていて、表示速度が遅くなればなるほど、飛躍的にそのページから離脱する割合が増えていきます。
可能であれば3秒以内にページが表示されることが理想です。
・表示速度が1秒から3秒に落ちると、直帰率は32%上昇
・表示速度が1秒から5秒に落ちると、直帰率は90%上昇
・表示速度が1秒から6秒に落ちると、直帰率は106%上昇
・表示速度が1秒から7秒に落ちると、直帰率は113%上昇
・表示速度が1秒から10秒に落ちると、直帰率は123%上昇
ページの表示速度が遅くなるのには、様々な要因があります。
Googleの公式スピードチェックツール「PageSpeed Insights」などを利用し、ページ速度をチェックしておきましょう。
※HPで使用する画像のサイズを工夫することで解決できることが多いです。
詳細は後述の「サイズが大きすぎる画像を使用している」を参考にしてください。
モバイル(レスポンシブ)対応しない
「うちはBtoBの商材だから、スマホ対応は不要」
と考えていませんか?
BtoCやBtoBに関係なく、モバイル(スマホ)対応は必須になっています。
例えば、典型的なBtoBの当サイト「Web幹事」のデバイス比率は以下の通り。
スマホで閲覧しているユーザーが36%と無視できない比率になっています。
モバイル対応されていないとスマホで閲覧した時に、以下のような状態だとユーザーへの見やすさを大きく損ねてしまいます。
- 文字が小さすぎて読めない
- ページが途中で切れている
またスマホ対応していないホームページはSEOにも圧倒的に不利です。
制作会社にモバイル対応を依頼する場合、会社によって別料金が発生する可能性もあるのでホームページの作成前に確認しておきましょう。
ドメインを適当に選ばない
ドメインとは「◯◯.com」「◯◯.jp」などホームページの表札のことです。たとえば当サイトWeb幹事のドメインは「web-kanji.com」の部分になります。
ドメインはサイトにアクセスするために必要になるため、一度取得すると簡単に変えるわけにはいきません。よくある失敗としては以下があります。
-
ドメイン名と自分のビジネスの名称が関連性がない状態
ビジネス名:Web幹事
ドメイン名:abcdefg.com -
ドメイン名が分かりにくい/間違えやすい状態
aabbbbbbccc:何個文字を打てばいいのかわかりにくい
oooOOO000.com:「o(小文字)」「O(大文字)」「0(ゼロ)」など間違えやすい文字を使う -
怪しいドメインの状態
〇〇〇〇.ru/〇〇〇〇.cn/〇〇〇〇.ru:スパムでよく使われるドメイン
「.cn」「.ru」「.ci」のように怪しいドメインにしてしまうと詐欺サイトや迷惑サイトと思われかねません。サイトの信用性に関わるので、きちんと選ぶようにしましょう。
WordPressを使う場合、セキュリティ関連のプラグインを入れない
WordPressは世界No.1を誇るCMSです。
WordPressを活用したホームページ作成の事例は増えており、日本でも認知度が非常に高くなっています。
しかし、そのシェアの高さゆえに、ハッカーから狙われやすいのも事実。
知らない間に乗っ取られて、ウィルスを埋め込まれたということもあるので注意が必要です。
セキュリティ用のプラグイン「SiteGuard」などを導入し対策をしておきましょう。
以上、この章で紹介した内容はSEO対策の中で内部対策と呼ばれる種類に該当します。内部対策で注意すべき対策は15項目ありますので、以下の記事を参考にしてください。
やってはいけない構築編
・無料のレンタルサーバーを使う
・URLを正規化していない
・SSL対応をしない
・パンくずリストを設置しない
・ページ表示速度を考慮しない
・モバイル(レスポンシブ)対応しない
・ドメインを適当に選ばない
・WordPressを使う場合、セキュリティ関連のプラグインを入れない
ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:デザイン編
続いてデザイン編です。
こちらも少し専門的な内容になりますので、制作会社やデザイナーからの成果物に対するチェックリストとしてご活用ください。
関連記事:誰でも実践できる!見やすいホームページを作るためのポイント
トンマナが統一されていない
トンマナとは「トーン&マナー」の略でデザインの一貫性のことを言います。
制作会社に依頼せず、自社でホームページを作成した際にこの「トンマナが統一されていない」状態が散見されます。
- そもそもターゲットに即したデザインになっていない
- ページごとに文字の大きさやレイアウトが違う
- 特定ページだけ、急にデザインが変わる
ホームページ全体でトンマナが統一されていないとユーザーは混乱します。
ホームページの作成・公開後に順次ページを追加していく時にも起こりやすい問題です。
アニメーションを多用している
アニメーションは「ユーザーを飽きさせない」「目線を誘導する」など上手く使えば非常に効果的な手法です。
文章が、ふわっと現れたり、画面の横からスライドインしてくるホームページを見たことある方も多いのではないでしょうか。
しかし、過度にアニメーションを使ってしまうと、ユーザーの目線が分散してしまうことになり逆効果です。
ユーザーにどこを見てほしいのかという目的を持ってホームページを作成することをオススメします。
Flashを使用している
かつてAdobe FlashはWebやブラウザゲームなどで一般的な技術でした。
今でもFlashを用いて作成されたホームページは多く存在します。
しかし、Flashは2020年12月31日をもってサポートが終了しています。
参考:Adobe Flash Playerサポート終了情報ページ
すでにスマホやタブレットなどのモバイル端末では表示できないため「そもそも見ることができない」ほか、セキュリティの脆弱性やSEO対策で不利など、デメリットが多いです。
これからホームページを作成する場合は、Flashの使用を避けましょう。
文字が小さすぎて視認性が低い
最近は文字や写真を小さめに表示し、余白を上手く使うことで、オシャレですっきりとした印象に見せるデザインが増えて来ています。
確かにかっこいいのですが「文字が小さすぎて読みにくい」レベルになっているホームページをたまに見かけます。
最低でも、12px(ピクセル:文字サイズの単位)は維持してホームページを作成しましょう。
また上手く設定がされていないと、スマホで閲覧した際に極端に文字が小さくなっていた。ということも起こります。ホームページ作成中の段階で必ず様々なデバイスでチェックするようにしてください。
ターゲットとの親和性が低い
デザインは見た目の良さより、ターゲットと合っているかが重要です。あえてギャップを狙う場合を除き、ターゲットとの親和性が低いと失敗します。
例えばキッズ向けのオモチャのホームページなのに、OLが使う化粧品のような高級感のあるデザインのホームページだと良いでしょうか?見た目はオシャレかもしれませんが、ターゲットとなる子供は違和感を覚える可能性が高いです。
逆に、化粧品でも女性高校生をターゲットにするのか、OLをターゲットにするのかではデザインが変わってきます。前者は親しみあるデザインにするケースが多く、後者はオシャレ感を出す場合が多いでしょう。デザインを考えるときはターゲットから逆算するようにしましょう。
細かいデザインにこだわりすぎる
デザインにこだわることは大切ですが、こだわりすぎると逆効果の場合があります。訪問者が気づかないほど細かい部分や、ほとんどの人が見たとき「どちらでもいい」と感じるような部分まで何度も修正すると、制作が遅れるリスクがある上に効果は薄いです。
特にデザインは感覚による部分が大きいため、議論をしても平行線をたどることが多いです。細かい部分はホームページを作ったあとのリニューアルでもできます。一定の訪問者が来るようになってからでいいかもしれません。また、制作途中では違和感があるデザインでも、完成してみると良いと感じる場合もあります。
やってはいけないデザイン編
・トンマナが統一されていない
・アニメーションを多用している
・Flashを使用している
・文字が小さすぎて視認性が低い
・ターゲットとの親和性が低い
・細かいデザインにこだわりすぎる
ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:コンテンツ編
昨今、重要性がますます増している「コンテンツ」。
ホームページではテキストや画像が中心ですが、その際にやってはいけないことをご紹介します。
著作権フリーでない画像を使用する
作者の許可なく、イラストや画像を無断で掲載すると著作権の侵害となるおそれがあります。
今では「画像検索」という機能がGoogleにあり、無断で掲載しているサイトは簡単に見つけることが可能です。
悪質な掲載の仕方の場合、作者が拡散し炎上してしまうリスクも・・・
どうしても使用したい場合は、個別に許可をとりましょう。
他サイトの文章をコピペする
画像やイラストだけでなく、文章・テキストも無断で掲載してはいけません。
ただし「引用」の範囲内であれば可能です。下記がポイントです。
- あくまでもオリジナルの文章を補強・補完する意味合いで使用すること
- 引用元をしっかりと明示すること
外部のホームページの文章をそのまま掲載することは、SEO対策としても不利になります。
しっかりオリジナルのコンテンツを作成するのが良いでしょう。
サイズが大きすぎる画像を使用する
掲載する写真の画質やクオリティにこだわりすぎて、意図せず容量の非常に重い画像を使っている場合があります。
見た目があまり変わらないので気づきにくいのが難点です。
容量の重い画像を多用するとページの表示速度が著しく低下してしまいます。
構築編で触れましたが、ページの表示速度が遅いと検索結果の順位にも影響してしまうので注意が必要です。
サイト内で画像や写真は不可欠なものです。
使用を避けるのではなく、小さいサイズ(容量)で画像を作成しホームページに掲載しましょう。
※画像1枚につき100KB程度が目安
画像のリサイズツールなどを使用して作成・調整すると便利です。
ただ文章を羅列する
ユーザーは想像以上に飽きっぽいです。
そのため、記事ページのようなテキストが中心のページでも「読んでもらうための工夫」が必要になります。
コーポレートサイト作成の現場でよく見かけるのが、「書きたいことを、つらつらと書いてるだけ」のページです。
代表挨拶や会社理念のページなどによく見られる現象です。
十中八九読まれていません。
- 見出しに装飾をつけて、メリハリを持たせる
- イラストや画像を使ってわかりやすく
- 箇条書きなどをを活用してリズムをつける
上記のような工夫をして、ユーザーが読みやすいコンテンツを作成していくことが重要です。
ソースや真偽が不明な情報を記載する
インターネットには、非常に価値の高い情報から偽物の情報まで膨大な量の情報が溢れています。
外部のサイトの情報を転載・引用などをする場合、ニセモノの情報を記載することはユーザーにとって大きな損失です。必ず避けるべきです。
例えば、本記事での情報は下記のような信頼性の高い情報を引用しています。
- リース契約に関する注意喚起:中小企業庁
- SEOに関する情報:Googleの公式ガイドライン
不用意に品質の低いサイトにリンクをしてしまうと、SEO的に悪影響がある場合もあります。
外部の情報を引用する場合は「信頼できる機関の情報か」「ユーザーにとって『ためになる』情報か」をしっかり考えて記載するようにしましょう。
品質の高いコンテンツ作成は「コンテンツSEO」と呼ばれます。以下の記事を参考に、高品質なコンテンツに必要な項目を理解しておいてください。
関連記事:コンテンツSEOで検索上位を狙う手法・メリットを詳しく解説【初心者向け】
やってはいけないコンテンツ編
・トンマナが統一されていない
・アニメーションを多用している
・Flashを使用している
・文字が小さすぎて視認性が低い
・ターゲットとの親和性が低い
・細かいデザインにこだわりすぎる
ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:SEO編
検索結果への上位表示を狙う「SEO対策」。
検索エンジンの性能向上により、昔は効果のあった対策も、今では「やってはいけない」になっているものも多いです。
ここでは「昔は施策として効果があったが、今は逆効果」というものを中心にご紹介します。
関連記事:サイトリニューアルのSEOで注意すべき点とWeb制作会社依頼の手引き
外部リンクを購入する
かつて「被リンクの数」がSEO対策の施策として効果があった時代がありました。
しかし、検索エンジンも日々進化しており、下記のような施策は全く効果がなくなりました。
- 有料リンクの購入
- 関連性の低いサイトからの被リンク
- リンク集サイトからの被リンク
特に有料リンクの購入は危険です。
PageRank を転送するリンクの売買は、検索結果の品質を低下させる要因の 1 つです。リンク プログラムへの参加は Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に対する違反となり、検索結果におけるサイトの掲載順位に悪影響を及ぼすおそれがあります。
被リンクやその他の外部対策の注意点やポイントは以下の記事を参考にしてください。
関連記事:SEO外部対策とは?実践ガイドと被リンクチェックのツールまとめ
対策キーワードを隠しテキストで入れる
ひと昔前に、対策キーワードをユーザーが閲覧した時には表示されない部分にテキストを埋め込み、SEO対策を行うという手法がありました。
例えば「白地の背景の部分に白文字を記載する」「フォントを小さくする」といった手法です。
現在では意味がないどころかペナルティの対象となっています。
Google の検索結果でのランキングを操作するためにコンテンツに隠しテキストや隠しリンクを含めることは、偽装行為と見なされることがあり、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反にあたります。
引用元:Search Consoleヘルプ「隠しテキストと隠しリンク」
キーワードを詰め込みすぎた不自然な文章を作成する
対策キーワードで上位表示を狙いたいあまり、キーワードを詰め込みすぎるのは逆効果です。
当店では、カスタムメイド葉巻ケースを販売しています。当店のカスタムメイド葉巻ケースは手作りです。
カスタムメイド葉巻ケースの購入をお考えでしたら、当店のカスタムメイド葉巻ケース スペシャリストまで custom.cigar.humidors@example.com 宛てにお問い合わせください。
引用元:Search Consoleヘルプ「キーワードの乱用」
このように不自然なほど、「カスタムメイド葉巻ケース」を乱用するのはペナルティの対象となり危険です。
また「地域名」の検索ワードで上位表示させたいがために、フッター付近に
・対応地域
北海道・青森県・岩手県・・・・・・
と全都道府県を羅列して作成されたサイトをたまに見かけます。
全く意味のない手法ですので行わないようにしてください。
これらの不正行為はブラックハットSEOと呼ばれます。ペナルティを受けないよう、以下の記事も読んでおいてください。
関連記事:【初心者向け】ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの違いとは?
meta keywordsに対策キーワードを詰め込む
Googleなどの検索エンジンが今のように優秀でなかった時代はmeta keywordsをコンテンツの内容を理解する手助けとして利用されていました。
しかし、現在ではGoogleにサポートされているメタタグに入っていません。
Googleでサポートされているタグ一覧
そのため「meta keywordsを記入してもしなくても、検索結果の順位には影響しない。」ということが言えます。
不用意にメタキーワードを入れたコンテンツを作成すると、競合に「どのキーワード」で対策しているかもバレてしまいます。
SEO対策として、meta keywordsに対策キーワードを詰め込んで記事を作成するのは避けましょう。
ホームページの構造を複雑にする
ページ数が多く必要な情報が見つかりにくいホームページはSEOにおいてマイナスに働いてしまいます。
TOPページ ⇒大カテゴリ ⇒小カテゴリ ⇒目的のコンテンツ
のように、ホームページ全体のコンテンツを整理しておくことで、ユーザーが利用しやすくなり、効果的なSEO対策となります。
イメージとしては、TOPページから3クリック以内で目的のコンテンツに到達できるように整理しておくのがおすすめです。
訪れたユーザーが目的の情報を簡単に見つけられるよう、使いやすいホームページ作成が重要となります。
※ ホームページ制作によくあるトラブルについて詳しく知りたい方は「ホームページ制作のよくあるトラブルとその対策【事例別に紹介】」を参考にしてください。
重複コンテンツ(カニバリゼーション)を作ってしまう
似たような内容のコンテンツを作ると、Googleから重複コンテンツと認定され、評価が分散してしまう可能性があります。例えば「学生が簡単に作れるパスタ」と「主婦におすすめ時短パスタ」のレシピが完全に同じ場合。仮にタイトルや細かい文章を変えても重複コンテンツと認定される可能性が高いです。
SEOでは「カニバリゼーションを起こす」と言います。カニバリゼーションは大規模サイトで起こりやすく、多くの検索キーワードで上位表示を狙いすぎるとミスしてしまう場合が多いです。
カニバリゼーションを起こすと片方の記事が検索結果に表示されなくなったり、最悪2つとも圏外に落とされたりする場合があるので注意しましょう。
やってはいけないSEO編
・外部リンクを購入する
・対策キーワードを隠しテキストで入れる
・キーワードを詰め込みすぎた不自然な文章を作成する
・meta keywordsに対策キーワードを詰め込む
・ホームページの構造を複雑にする
・重複コンテンツ(カニバリゼーション)を作ってしまう
ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:運用編
ホームページは公開後、新しいコンテンツの追加や、最新情報へのアップデートなど継続的な運用・保守があります。ホームページ制作では運用・保守も考える必要があります。
運用・保守の担当を決めていない
作業内容 |
運用 |
保守 |
情報の更新 |
〇 |
|
セキュリティの監視 |
〇 |
|
データバックアップ |
〇 |
|
障害の原因究明・復旧 |
〇 |
|
ホームページの改善提案・実施 |
〇 |
ホームページの運用と保守は主に上の表のような作業です。Web幹事に相談いただくお客様に「運用・保守はどうされますか?」と訊くと「考えてないです」という回答が多いです。
しっかり運用と保守をしなければ、せっかくホームページを作っても訪問者も来ない上に、徐々に減っていきます。ホームページに不具合が生じたときに復旧もできなくなります。自社に運用・保守のノウハウがなければ外注を考えましょう。
運用・保守の予算を決めていない
ホームページに運用や保守があることは知っていても、予算に組み込んでいない方も多いです。ホームページの運用・保守の費用は月額で数千円~5万円程度が一般的な相場です。Webサイトの規模が大きい場合や10万円を超える場合もあります。
月5万円の場合、1年で60万円かかることになります。運用・保守を考慮に入れず、予算ギリギリでホームページを作ってしまうと、運用・保守に手が回らなくなってしまいます。必ず、運用・保守の費用も予算に組んでホームページを作るようにしましょう。
関連記事:【かんたん解説】ホームページ管理費・保守費用の内訳と相場
セキュリティ対策を怠る
ホームページの初心者が怠りがちなのがセキュリティ対策。自分には関係ないと思って何もしない人が多く、問題が発生してから対策をとる場合がほとんど。しかし、世界中からアクセスできるホームページは想像以上にサイバー攻撃を受けるリスクが高いのが現実です。
例えば会員サイトの場合、IDとパスワードを入力してログインする際に、そのデータがサーバーに送信されるので、その隙に他の個人情報を抜き取られるケースがあります。
万が一ウイルス感染すると「個人情報の抜き取り」「機密情報の流出」「サイト情報の改竄」などのリスクがあるので注意してください。
やってはいけない運用編
・運用・保守の担当を決めていない
・運用・保守の予算を決めていない
・セキュリティ対策を怠る
ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:制作会社選定編
社内にホームページを作成できるメンバーがいない場合は、制作会社に発注することになります。
専門的な領域だからこそ、それを利用した業者がいるのも事実・・・
選定時点でやってはいけないことをご紹介します。
途中解約不可の業者と契約する
ホームページの作成は「作って終わり」ではなく、月次で制作会社に運用管理を依頼する場合がほとんどです。
その場合、制作会社に運用管理費を支払うことになります。
運用の契約をしているのに全くサポートをしてくれない制作会社もあるので注意が必要ですが、最悪のケースは「途中解約ができない」ことです。
月々2万円の運用費を5年間払い続けると120万円にのぼります。
ホームページ作成の初期費用が安いから契約したのに、結局支払い総額は100万円を超えてしまうということも。。。
なお途中解約できない契約の代表例として「リース契約」があります。
リース契約を要求してくる制作会社は要注意です。
中小企業庁もホームページソフトの悪質なリース契約について注意喚起を行っています。
・事業者間(個人事業主を含む)の取引にはクーリングオフ制度が適用されません。
・リース契約後の中途解約もできません。
・リース契約をなさる場合、リース契約の内容、月額及び総額のリース料、リース期間などを、しっかりチェックしてから契約をしましょう!
・更新を依頼しても、そのような契約はしていないと返答する業者もいます。
引用元:中小企業庁
契約前には、必ず確認するようにしましょう。
※悪徳制作会社の手口についても解説しております。参考にしてください。
格安ホームページ制作の裏側暴露! 制作会社がこっそり教えます。
適切な制作会社を選んでいない
ホームページ作成は、目的や予算に応じて依頼すべき会社が全く異なります。
ホームページを新しく作成あるいはリニューアルして集客力を高めたいのに、デザインに強い会社を選んでしまっては思うような成果は出ません。
しっかりと目的に合わせた制作会社に依頼するのが重要です。
ホームページ制作会社の選び方がわからない方は、本サイト「Web幹事」にご相談ください。
Web幹事はあなたに最適な制作会社を、プロが「人力で」マッチング・ご紹介するサービス。
あなたの予算や目的を丁寧にヒアリングした上で、最適な業者をご提案いたします。
【無料】ホームページ制作についてWeb幹事に相談する。
見積もり金額が高額すぎると感じても契約してしまう
「制作会社に見積もりを取ったが、高い気がする。ちょっと見てもらえないか」
という相談をよく受けます。
ホームページ作成の相場は非常に分かりにくく、数万円で提供しているものから、数百万円かかるものまで大きく金額に隔たりがあります。
見積もり金額が予想より高すぎる場合は
- その金額の理由を聞いてみる
- 具体的な作業の内容を聞いてみる
- HPに詳しい人に意見をもらう
- 他の制作会社に見積もりを取ってみる
ようにしましょう。
初期費用だけでなく、ホームページを作成した後の運用費用に関しても同じです。
目的によって異なりますが、企業サイト(コーポレートサイト)の場合
これまでの筆者の経験上、50万円〜100万円が最も多い価格帯になります。
見積もり金額が低いと言って安易に契約してしまう
「製作会社から出てきた見積が格安だったからこの会社と契約してホームページを作成してもらおう!」
と、見積金額が安いからといって安易に契約するのはおすすめできません。というのも、
- ホームページ作成の修正が思いのほか多い
- こちらの思うスケジュールで作業を進めてくれない
- 急いで修正したいが担当者となかなか連絡が取れない
など、「安かろう悪かろう」の状態でトラブルに見舞われてしまい、結局お金も時間もかかってしまった…と後悔するケースもありうるためです。
格安でホームページを作成できるのには相応の理由があります。
同予算で作成されたホームページの実績をいくつか見せてもらったり、相見積もりをとっていた場合、なぜ他の制作会社よりも安いのか理由もあわせて確認しておきましょう。
※ホームページの種類や目的に応じて価格は大きく変動します。
ホームページ制作の相場・料金【相場早見表・料金表つき】
から、相場を事前にチェックしておくようにしましょう。
制約の多いCMSを選ぶ
制作会社や開発者によって、ホームページを作成する際にCMS(コンテンツマネジメントシステム)を採用する場合があります。
知識がなくてもWord感覚で簡単にコンテンツが更新でき、メリットも多いのですが、
- デザインを変更しにくい
- 独自ドメインを使用できない
- サイトの構造を変更しにくい
などの制約の多いCMSも存在します。
本格的にホームページで集客を行なっていく場合は、カスタマイズが必要になるため制約の多いCMSは選ばない方が得策です。
CMSを導入する場合はWordPressやMovable Typeを活用してホームページを作成するのがオススメです。
やってはいけない制作会社選定編
・途中解約不可の業者と契約する
・適切な制作会社を選んでいない
・見積もり金額が高額すぎると感じても契約してしまう
・見積もり金額が低いと言って安易に契約してしまう
・制約の多いCMSを選ぶ
ホームページ制作・作成でやってはいけないこと:無料ホームページ作成ツール編
最近では直感的な操作で簡単にホームページを作ることができる「無料ホームページ作成ツール」も人気で、多くの個人やビジネスが活用しています。
一方で、無料ホームページ作成ツールを利用する際、特にビジネス活用する際に気を付けるべき点もありますので、紹介していきましょう。
関連記事:無料でホームページが作成できるツール7つを徹底比較!【比較一覧表付き】
目的に沿ったホームページ作成ツールを選ばない
自社が達成したい目的にあわせて適切なホームページ作成ツールを選ぶ必要があります。
たとえば、自社商品を販売したいのであれば、商品登録、決済、メルマガ配信、クーポン配信などの機能が標準搭載されているECサイト構築に強いホームページ作成ツールを選ぶべきです。
オウンドメディアで集客したいのであれば、コンテンツの作成や更新、さらに動画やSNSの埋め込み等も簡単にできるホームページ作成ツールを選ぶのがよいでしょう。
「無料だからこのツールにする」という安易な選択をすると、無駄な費用と時間がかかってしまいますのでホームページ作成ツールの特徴をよく理解した上で選択しましょう。
独自ドメインを取得しない
独自ドメインとは「https://〇〇〇〇.jp」のようなURLの「〇〇〇〇」の部分を自由にカスタマイズした世界に一つのドメインのことです。
ホームページ作成ツールで提供されている無料のドメイン(サブドメイン)を利用した場合、その作成ツールの企業ドメイン名が含まれてしまうため、ホームページのURLが他社名の含まれた長いURLになってしまいます。
例)ホームページ作成ツール名が「Utill Homepage」、自社名が「Web幹事」だった場合
ホームページ作成ツールのURL
https://utill-homepage.com
理想の自社ホームページのURL(独自ドメインの場合)
https://web-kanji.com
無料で用意されたドメイン例(サブドメイン)
https://web-kanji.utill-homepage.jp
特に、ビジネスとしてホームページを作成する場合は、会社名やブランド名称を使ったシンプルなURLの方がわかりやすいため、独自ドメインの取得を強くおすすめします。
広告を非表示にしない
無料のホームページ作成ツールを活用する場合、無料である一方で、機能が制限されていたり、広告が表示されてしまうことが多くあります。
広告が表示されてしまうと、ホームページを訪れてくれたユーザーが広告をクリックして外部サイトへ離脱してしまう可能性が高まります。
ビジネスとしてホームページを活用するなら、見込み客からのお問い合わせや商品販売などを目的としていますので、なるべく外部サイトへ離脱する導線をなくすことがセオリーです。
ホームページ作成ツールを有料プランに切り替えるなど費用が発生してしまいますが、費用を上回る成果(売上)を目指すなら広告は非表示にしておきましょう。
毎月の利用料・手数料を予算に含めていない
ホームページ作成ツールは初期費用をある程度おさえてホームページを作成できます。
一方で、毎月の運用費用が別途かかってきますので、毎月の利用料金や手数料を必ず確認して予算を組みましょう。
たとえばECサイトを作成できるプラットフォームであれば、月額利用料、システム利用料、決済手数料、売上ロイヤリティなど複数の手数料が発生するため、積み上げると毎月少なくない額のコストを支払うことになります。
手数料が大きくなればその分利益は圧迫されますから、自社ビジネスの売上や利益率によって適切なホームページ作成ツールを選ばなければなりません。
各ホームページ作成ツールの料金体系、自社の予算、そして自社の目的の実現性とあわせて判断していきましょう。
やってはいけない作成ツール編
・目的に沿ったホームページ作成ツールを選ばない
・独自ドメインを取得しない
・広告を非表示にしない
・毎月の利用料・手数料を予算に含めていない
ホームページ制作・作成でやってはいけないこと まとめ
いかがでしたでしょうか?
ホームページ作成の現場では、基本的な項目をご紹介しました。
しかし、全ての項目をクリアしているホームページは意外と少ないです。
しっかりとチェックして1つ1つの「やってはいけない」を潰していけばホームページの品質は確実に向上していきます。
品質の高いホームページをまず作るのが重要
昨今「コンテンツの質」の重要性が増してきています。
しかし、せっかく品質の高いコンテンツを作成しても、品質の低いホームページに掲載してしまっては受けられる恩恵は少ないです。
(当たり前ですが、表示に10秒以上かかるホームページにどれだけ良い情報を掲載しても、誰も見てくれません)
良いコンテンツは良いホームページ作りから。
まずは基本的な「やってはいけない」を抑えて「効果の出やすい」ホームページを作りましょう。
ユーザーにとって見やすいホームページを作るコツは下記の記事を参考にしてください!
誰でも実践できる見やすいホームページを作るための11のポイント【2024年最新版】 | Web幹事
ホームページを見やすい、わかりやすい状態にするための具体的な確認ポイントと改善方法をご紹介。「なんとなく」見にくい、わかりにくいという状態から抜け出し、ユーザー...
Q. ホームページを作る際に注意することは何ですか?
ホームページ作成で注意するポイントとして、主に「目標数値を設定する」「ターゲット・目的を明確にする」「URLを正規化する」「無料のレンタルサーバーは利用しない」「パンくずリストを設置する」「ページ表示速度を考慮する」「レスポンシブ対応する」等が挙げられます。
Q. ホームページのリニューアルを考えていますが、何から始めればいいですか?
ホームページリニューアルをする際は、まず目的とターゲットを明確にしましょう。次に、現在のホームページの問題点や改善点を洗い出し、どのようなデザインやコンテンツが必要かを考えます。最後に、制作会社やデザイナーと相談しながら具体的なリニューアルプランを立てましょう。
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この記事を書いた人
岩田 真
専門分野: ホームページ制作,ディレクション,Webマーケティング
株式会社ユーティル代表取締役。2015年にWeb制作会社として株式会社ユーティルを設立。Webディレクター・営業担当として、3年で上場企業を含む50社以上のホームページ制作に従事。経験・スキルがゼロの状態からホームページ制作事業を始めたので初心者の方に分かりやすく、業界の知識をお伝えできます!
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